JPH05338970A - エレベータ戸の制御装置 - Google Patents
エレベータ戸の制御装置Info
- Publication number
- JPH05338970A JPH05338970A JP14959092A JP14959092A JPH05338970A JP H05338970 A JPH05338970 A JP H05338970A JP 14959092 A JP14959092 A JP 14959092A JP 14959092 A JP14959092 A JP 14959092A JP H05338970 A JPH05338970 A JP H05338970A
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- JP
- Japan
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- door
- door opening
- data
- time limit
- elevator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 運航状態に対応する最適の戸開時限でエレベ
ータ戸の開閉を制御するエレベータ戸の制御装置を提供
する。 【構成】 エレベータ戸の戸開動作の終了後所定の戸開
時限で、戸閉動作を開始するエレベータ戸の制御装置
に、エレベータの状態変数に対応する戸開時限データが
検索されるデータテーブルを備えたＲＡＭ２０と、デー
タテーブルから戸開動作時の状態変数に基づいて戸開時
限データを検索する検索手段、当該戸開動作での実際の
戸開時限を測定する測定手段、測定手段で測定された戸
開時限データの平均値を演算する修正手段及びデータテ
ーブルの対応する状態変数の戸開時限データを、修正手
段で演算された平均値に書き換える書換手段を有するＣ
ＰＵ１９とを設ける。 【効果】 エレベータの運転に伴って精度が向上する適
確な戸開時限でエレベータ戸の開閉制御が行われ、エレ
ベータの運転効率が向上する。
ータ戸の開閉を制御するエレベータ戸の制御装置を提供
する。 【構成】 エレベータ戸の戸開動作の終了後所定の戸開
時限で、戸閉動作を開始するエレベータ戸の制御装置
に、エレベータの状態変数に対応する戸開時限データが
検索されるデータテーブルを備えたＲＡＭ２０と、デー
タテーブルから戸開動作時の状態変数に基づいて戸開時
限データを検索する検索手段、当該戸開動作での実際の
戸開時限を測定する測定手段、測定手段で測定された戸
開時限データの平均値を演算する修正手段及びデータテ
ーブルの対応する状態変数の戸開時限データを、修正手
段で演算された平均値に書き換える書換手段を有するＣ
ＰＵ１９とを設ける。 【効果】 エレベータの運転に伴って精度が向上する適
確な戸開時限でエレベータ戸の開閉制御が行われ、エレ
ベータの運転効率が向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ戸の開閉動
作を運転状態で設定されるエレベータの状態変数に応じ
て制御するエレベータ戸の制御装置に関する。
作を運転状態で設定されるエレベータの状態変数に応じ
て制御するエレベータ戸の制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベータではエレベータ戸の戸開動作
の終了から所定の戸開時限が経過すると、エレベータ戸
の制御装置によって戸閉動作が開始されるが、この戸開
時限はエレベータの乗客の輸送能率に直接影響するの
で、適切に設定しなくてはならない。これに対して、乗
りかご内の乗客数を検出し、検出された乗客数に比例し
て戸開時限を延長するエレベータ戸の制御装置が提案さ
れている。
の終了から所定の戸開時限が経過すると、エレベータ戸
の制御装置によって戸閉動作が開始されるが、この戸開
時限はエレベータの乗客の輸送能率に直接影響するの
で、適切に設定しなくてはならない。これに対して、乗
りかご内の乗客数を検出し、検出された乗客数に比例し
て戸開時限を延長するエレベータ戸の制御装置が提案さ
れている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述の提案に係るエレ
ベータ戸の制御装置では、乗客がよく利用する階床があ
り、その階のかご呼釦だけが押されることが多いと、そ
の階床では乗客は余裕をもって乗り降りができて大変都
合がよい。しかし、乗客が多くても利用階に集中性がな
く、複数のかご呼釦が押されるようなエレベータの運転
状態では、それぞれの階床での戸開時限が長くなり、か
えって乗客の輸送能率が低下する。
ベータ戸の制御装置では、乗客がよく利用する階床があ
り、その階のかご呼釦だけが押されることが多いと、そ
の階床では乗客は余裕をもって乗り降りができて大変都
合がよい。しかし、乗客が多くても利用階に集中性がな
く、複数のかご呼釦が押されるようなエレベータの運転
状態では、それぞれの階床での戸開時限が長くなり、か
えって乗客の輸送能率が低下する。
【０００４】本発明は、前述のようなエレベータ戸の開
閉制御の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、エレベータの運転状態に対応する最適の戸開時限で
エレベータ戸の開閉を制御するエレベータ戸の制御装置
を提供することにある。
閉制御の現状に鑑みてなされたものであり、その目的
は、エレベータの運転状態に対応する最適の戸開時限で
エレベータ戸の開閉を制御するエレベータ戸の制御装置
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的は、エレベータ
戸の戸開動作の終了から所定の戸開時限が経過すると、
戸閉動作を開始するエレベータ戸の制御装置において、
運転状態で設定されるエレベータの状態変数に対応する
戸開時限データが検索されるデータテーブルと、前記戸
開動作時に、その時のエレベータの状態変数に基づいて
戸開時限データを前記データテーブルから検索する検索
手段と、当該戸開動作で実際に実行された戸開時限を測
定する測定手段と、この測定手段で測定された戸開時限
データをデータ数に応じて修正演算する修正手段と、前
記データテーブルの対応する状態変数の戸開時限データ
を、前記修正手段で修正演算された戸開時限データに書
き換える書換手段とを設けることにより達成される。
戸の戸開動作の終了から所定の戸開時限が経過すると、
戸閉動作を開始するエレベータ戸の制御装置において、
運転状態で設定されるエレベータの状態変数に対応する
戸開時限データが検索されるデータテーブルと、前記戸
開動作時に、その時のエレベータの状態変数に基づいて
戸開時限データを前記データテーブルから検索する検索
手段と、当該戸開動作で実際に実行された戸開時限を測
定する測定手段と、この測定手段で測定された戸開時限
データをデータ数に応じて修正演算する修正手段と、前
記データテーブルの対応する状態変数の戸開時限データ
を、前記修正手段で修正演算された戸開時限データに書
き換える書換手段とを設けることにより達成される。
【０００６】
【作用】このような構成なので、運転状態で設定される
エレベータの状態変数に対応して戸開時限データを検索
するデータテーブルが設けてあり、戸開動作に際して
は、検索手段が、その時のエレベータの状態変数に対応
する戸開時限データを、前記データテーブルから検索
し、検索した戸開時限に基づいてエレベータ戸が閉じら
れる。また、測定手段によって当該戸開動作で実際に実
行された戸開時限が測定され、修正手段によって測定手
段で測定された戸開時限データが、データ数に応じて修
正演算される。そして、書換手段によってデータテーブ
ルの対応する状態変数の戸開時限データが、修正手段で
修正演算された戸開時限データに書き換えられる。この
ようにして、データテーブルの対応する状態変数の戸開
時限データは、常に実際に実施された戸開時限データに
より学習的に書き換えられるので、エレベータの運転に
伴って戸開時限の精度が向上し、適確な戸開時限が設定
されてエレベータの運転効率が向上する。
エレベータの状態変数に対応して戸開時限データを検索
するデータテーブルが設けてあり、戸開動作に際して
は、検索手段が、その時のエレベータの状態変数に対応
する戸開時限データを、前記データテーブルから検索
し、検索した戸開時限に基づいてエレベータ戸が閉じら
れる。また、測定手段によって当該戸開動作で実際に実
行された戸開時限が測定され、修正手段によって測定手
段で測定された戸開時限データが、データ数に応じて修
正演算される。そして、書換手段によってデータテーブ
ルの対応する状態変数の戸開時限データが、修正手段で
修正演算された戸開時限データに書き換えられる。この
ようにして、データテーブルの対応する状態変数の戸開
時限データは、常に実際に実施された戸開時限データに
より学習的に書き換えられるので、エレベータの運転に
伴って戸開時限の精度が向上し、適確な戸開時限が設定
されてエレベータの運転効率が向上する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１ないし図４を
参照して説明する。ここで、図１は実施例の構成を示す
ブロック図、図２は実施例の要部の回路図、図３は実施
例の戸開時限データを指定表示するデータテーブルの説
明図、図４は実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
参照して説明する。ここで、図１は実施例の構成を示す
ブロック図、図２は実施例の要部の回路図、図３は実施
例の戸開時限データを指定表示するデータテーブルの説
明図、図４は実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【０００８】図１で１０は乗りかごで、この乗りかご１
０の床には重量により乗客数を検出する乗客検出器１１
が設けてあり、乗りかご１０の壁には呼釦１３を備えた
運転盤１２が取り付けてある。また、各階の乗場戸１４
の側部の壁面には、乗場釦１５が設けてある。また、実
施例ではマイコンで構成される制御回路１７が設けてあ
り、この制御回路１７はインターフェース１８，２２，
ＲＯＭ２１，ＣＰＵ１９及びＲＡＭ２０を具備し、ＣＰ
Ｕ１９にインターフェース１８，２２，ＲＯＭ２１及び
ＲＡＭ２０が接続してある。そして、運転盤１２、乗客
検出器１１、乗場釦１５及び時計装置１６がインターフ
ェース１８に接続してあり、インターフェース２２には
戸開時限タイマ１Ｔとタイムカウンタ２Ｔとが接続して
あり、戸開時限タイマ１Ｔにリレー１０１が接続してあ
り、リレー１０１とタイムカウンタ２Ｔとがドア開閉装
置２３に接続してある。このような構成で、運転盤１２
からはかご呼び件数データ及び停止階データが、乗客検
出器１１からはかご内人数データが、乗場釦１５からは
乗場呼びデータ及び停止階データが、時計装置１６から
は時間データが、それぞれインターフェース１８に入力
するようにしてある。また、実施例では、ＲＡＭ２０に
後述するデータテーブルＴが設けてあり、ＣＰＵ１９に
は、検索手段、測定手段、修正手段及び書換手段が設け
てある。ここで、検索手段は、戸開動作時にその時のエ
レベータの状態変数に基づいて、戸開時限データをデー
タテータブルから検索する機能を有し、測定手段は、戸
開動作で実際に実行された戸開時限を測定する機能を有
し、修正手段は、測定手段で測定された戸開時限データ
を平均値を演算して修正する機能を有し、書換手段は、
データテーブルＴの対応する状態変数の戸開時限データ
を修正演算された戸開時限データに書き換える機能を有
している。
０の床には重量により乗客数を検出する乗客検出器１１
が設けてあり、乗りかご１０の壁には呼釦１３を備えた
運転盤１２が取り付けてある。また、各階の乗場戸１４
の側部の壁面には、乗場釦１５が設けてある。また、実
施例ではマイコンで構成される制御回路１７が設けてあ
り、この制御回路１７はインターフェース１８，２２，
ＲＯＭ２１，ＣＰＵ１９及びＲＡＭ２０を具備し、ＣＰ
Ｕ１９にインターフェース１８，２２，ＲＯＭ２１及び
ＲＡＭ２０が接続してある。そして、運転盤１２、乗客
検出器１１、乗場釦１５及び時計装置１６がインターフ
ェース１８に接続してあり、インターフェース２２には
戸開時限タイマ１Ｔとタイムカウンタ２Ｔとが接続して
あり、戸開時限タイマ１Ｔにリレー１０１が接続してあ
り、リレー１０１とタイムカウンタ２Ｔとがドア開閉装
置２３に接続してある。このような構成で、運転盤１２
からはかご呼び件数データ及び停止階データが、乗客検
出器１１からはかご内人数データが、乗場釦１５からは
乗場呼びデータ及び停止階データが、時計装置１６から
は時間データが、それぞれインターフェース１８に入力
するようにしてある。また、実施例では、ＲＡＭ２０に
後述するデータテーブルＴが設けてあり、ＣＰＵ１９に
は、検索手段、測定手段、修正手段及び書換手段が設け
てある。ここで、検索手段は、戸開動作時にその時のエ
レベータの状態変数に基づいて、戸開時限データをデー
タテータブルから検索する機能を有し、測定手段は、戸
開動作で実際に実行された戸開時限を測定する機能を有
し、修正手段は、測定手段で測定された戸開時限データ
を平均値を演算して修正する機能を有し、書換手段は、
データテーブルＴの対応する状態変数の戸開時限データ
を修正演算された戸開時限データに書き換える機能を有
している。
【０００９】図２に示すように、直流電流端子Ｐ，Ｎ間
に、常開接点１Ｔａ、常閉接点１０２ａ、戸開用釦Ｏ
Ｂ、戸閉動作の終点を検出するスイッチの常閉接点ＣＬ
Ｓ及び戸閉リレー１０１が互いに直列に接続してあり、
常開接点１Ｔａに戸閉用釦ＣＢが並列に接続してある。
ここで、戸閉用釦ＣＢは押し込み操作でＯＮとなり、戸
開用釦ＯＢは押し込み操作でＯＦＦとなる構造にしてあ
る。また、直流電源端子Ｐ，Ｎ間に、戸開動作の終端を
検出するスイッチの常開接点ＯＬＳ及び戸開時限タイマ
１Ｔが、互いに直列に接続してあり、戸開時限タイマ１
Ｔにタイムカウンタ２Ｔが並列に接続してある。
に、常開接点１Ｔａ、常閉接点１０２ａ、戸開用釦Ｏ
Ｂ、戸閉動作の終点を検出するスイッチの常閉接点ＣＬ
Ｓ及び戸閉リレー１０１が互いに直列に接続してあり、
常開接点１Ｔａに戸閉用釦ＣＢが並列に接続してある。
ここで、戸閉用釦ＣＢは押し込み操作でＯＮとなり、戸
開用釦ＯＢは押し込み操作でＯＦＦとなる構造にしてあ
る。また、直流電源端子Ｐ，Ｎ間に、戸開動作の終端を
検出するスイッチの常開接点ＯＬＳ及び戸開時限タイマ
１Ｔが、互いに直列に接続してあり、戸開時限タイマ１
Ｔにタイムカウンタ２Ｔが並列に接続してある。
【００１０】図３に示すように、実施例のデータテーブ
ルＴは、データテーブル３１〜３４及びデータテーブル
４１〜４４からなり、がこ内人数、がご呼び件数、乗場
呼びの有無、停止階及び時間帯の６個の状態変数から、
当該状態変数に対応する戸開時限データを検索する構成
になっている。同図でデータテーブル３１〜３４は、時
間帯７時から８時における停止階１階から４階に対応す
るデータを格納し、データテーブル４１〜４４は、時間
帯８時から９時における停止階１階から停止階４階に対
応するデータを格納している。そして、これらのデータ
テーブルＴは、かご内人数、かご呼び件数及び乗場呼び
の有無を状態変数として戸開時限データが検索されるよ
うにしてあり、例えばかご内人数が４人、かご呼び件数
が２、乗場呼び件数が２、乗場呼びが０、停止階１階、
時間帯が７〜８時の場合には、データテーブル３１から
戸開時限は４秒と検索されるように構成してある。
ルＴは、データテーブル３１〜３４及びデータテーブル
４１〜４４からなり、がこ内人数、がご呼び件数、乗場
呼びの有無、停止階及び時間帯の６個の状態変数から、
当該状態変数に対応する戸開時限データを検索する構成
になっている。同図でデータテーブル３１〜３４は、時
間帯７時から８時における停止階１階から４階に対応す
るデータを格納し、データテーブル４１〜４４は、時間
帯８時から９時における停止階１階から停止階４階に対
応するデータを格納している。そして、これらのデータ
テーブルＴは、かご内人数、かご呼び件数及び乗場呼び
の有無を状態変数として戸開時限データが検索されるよ
うにしてあり、例えばかご内人数が４人、かご呼び件数
が２、乗場呼び件数が２、乗場呼びが０、停止階１階、
時間帯が７〜８時の場合には、データテーブル３１から
戸開時限は４秒と検索されるように構成してある。
【００１１】次に、実施例の動作を図４のフローチャー
トを参照して説明する。エレベータが呼びに応答して起
動し、所定階に停止する（ステップＳ５１，Ｓ５２）
と、かご呼び件数、乗客数データ、かご呼び件数デー
タ、停止階データ、乗場呼びデータ及び時間データの状
態変数を取り込んだＣＰＵ１９によって、データテーブ
ル３１〜４４から、当該状態変数に基づいて戸開時限デ
ータが検索される（ステップＳ５４）。そして、検索し
た戸開時限データが戸開時限タイマ１Ｔに設定されて戸
開動作が開始され（ステップＳ５５）、戸開時限タイマ
１Ｔがセットされた状態で戸が開くと乗客が乗り降りを
開始する（ステップＳ５６，Ｓ５７）。
トを参照して説明する。エレベータが呼びに応答して起
動し、所定階に停止する（ステップＳ５１，Ｓ５２）
と、かご呼び件数、乗客数データ、かご呼び件数デー
タ、停止階データ、乗場呼びデータ及び時間データの状
態変数を取り込んだＣＰＵ１９によって、データテーブ
ル３１〜４４から、当該状態変数に基づいて戸開時限デ
ータが検索される（ステップＳ５４）。そして、検索し
た戸開時限データが戸開時限タイマ１Ｔに設定されて戸
開動作が開始され（ステップＳ５５）、戸開時限タイマ
１Ｔがセットされた状態で戸が開くと乗客が乗り降りを
開始する（ステップＳ５６，Ｓ５７）。
【００１２】ここで、戸閉用釦ＣＢや戸開用釦ＯＢが操
作されず、戸開時限タイマ１Ｔが、予め設定された戸開
時限データを計数して戸閉じが行われる場合は、ステッ
プＳ５８，Ｓ５９の判定はＮＯで、ステップＳ６０で戸
開時限を計数した戸開時限タイマ１Ｔがカウントアップ
し常開接点１ＴａがＯＮとなり、ステップＳ６１で、直
流電源端子Ｐ、常開接点１Ｔａ、常閉接点１０２ａ、戸
開用釦ＯＢ、常閉接点ＣＬＳ、戸閉リレー１０１及び直
流電源端子Ｎで閉回路が形成され、戸閉リレー１０１が
付勢する。そして、戸閉リレー１０１の付勢によって、
エレベータ戸が閉じられる。
作されず、戸開時限タイマ１Ｔが、予め設定された戸開
時限データを計数して戸閉じが行われる場合は、ステッ
プＳ５８，Ｓ５９の判定はＮＯで、ステップＳ６０で戸
開時限を計数した戸開時限タイマ１Ｔがカウントアップ
し常開接点１ＴａがＯＮとなり、ステップＳ６１で、直
流電源端子Ｐ、常開接点１Ｔａ、常閉接点１０２ａ、戸
開用釦ＯＢ、常閉接点ＣＬＳ、戸閉リレー１０１及び直
流電源端子Ｎで閉回路が形成され、戸閉リレー１０１が
付勢する。そして、戸閉リレー１０１の付勢によって、
エレベータ戸が閉じられる。
【００１３】また乗客の乗り降りが速やかに済んで、ス
テップＳ５９で戸閉用釦ＣＢが押されると、直流電源端
子Ｐ、戸閉用釦ＣＢ、常閉接点１０２ａ、戸開用釦Ｏ
Ｂ、常閉接点ＣＬＳ、戸閉リレー１０１及び直流電源端
子Ｎで閉回路が形成され、戸閉リレー１０１が付勢して
戸開時限タイマ１Ｔの計数終了を待たずにステップＳ６
１に進んで戸閉動作が開始される。そして、この時の戸
開時限がタイムカウンタ２Ｔで計数され、ステップＳ６
２で状態変数ごとにタイムカウンタ２Ｔの計数値が集計
され、各状態変数ごとに集計されるタイムカウンタ２Ｔ
の計数値が４回に達すると、その平均値が演算され（ス
テップＳ６３）、データテーブルＴ内の当該状態変数に
対応するデータが書き換えられる。
テップＳ５９で戸閉用釦ＣＢが押されると、直流電源端
子Ｐ、戸閉用釦ＣＢ、常閉接点１０２ａ、戸開用釦Ｏ
Ｂ、常閉接点ＣＬＳ、戸閉リレー１０１及び直流電源端
子Ｎで閉回路が形成され、戸閉リレー１０１が付勢して
戸開時限タイマ１Ｔの計数終了を待たずにステップＳ６
１に進んで戸閉動作が開始される。そして、この時の戸
開時限がタイムカウンタ２Ｔで計数され、ステップＳ６
２で状態変数ごとにタイムカウンタ２Ｔの計数値が集計
され、各状態変数ごとに集計されるタイムカウンタ２Ｔ
の計数値が４回に達すると、その平均値が演算され（ス
テップＳ６３）、データテーブルＴ内の当該状態変数に
対応するデータが書き換えられる。
【００１４】このように実施例によると、エレベータ戸
の開閉時に実際に実行された戸開時限が、その時の状態
変数ごとに４回の計数で平均値が演算され、得られた演
算値でデータテーブルＴの対応する状態変数の戸開時限
データが書き換えられるので、エレベータのデータテー
ブルＴの戸開時限データは、当該エレベータの実際の精
度がエレベータの運転と共に向上する。従って、エレベ
ータの運転に伴ってエレベータ戸の開閉制御は無駄なく
行われ、エレベータの運転効率が向上する。
の開閉時に実際に実行された戸開時限が、その時の状態
変数ごとに４回の計数で平均値が演算され、得られた演
算値でデータテーブルＴの対応する状態変数の戸開時限
データが書き換えられるので、エレベータのデータテー
ブルＴの戸開時限データは、当該エレベータの実際の精
度がエレベータの運転と共に向上する。従って、エレベ
ータの運転に伴ってエレベータ戸の開閉制御は無駄なく
行われ、エレベータの運転効率が向上する。
【００１５】
【発明の効果】以上に説明したように本発明では、その
時のエレベータの状態変数に対応して、検索手段がデー
タテーブルから戸開時限データを検索し、検索した戸開
時限に基づいてエレベータ戸が閉じられ、測定手段によ
って実際の戸開時限が設定され、測定された戸開時限デ
ータが、修正手段によりデータ数に応じて修正演算さ
れ、データテーブルの対応する状態変数の戸開時限デー
タが、書換手段により修正演算された戸開時限データに
書き換えられるので、エレベータの運転に伴って戸開時
限の精度が向上し、適確な戸開時限でエレベータ戸の開
閉制御が行われ、エレベータの運転効率が向上する。
時のエレベータの状態変数に対応して、検索手段がデー
タテーブルから戸開時限データを検索し、検索した戸開
時限に基づいてエレベータ戸が閉じられ、測定手段によ
って実際の戸開時限が設定され、測定された戸開時限デ
ータが、修正手段によりデータ数に応じて修正演算さ
れ、データテーブルの対応する状態変数の戸開時限デー
タが、書換手段により修正演算された戸開時限データに
書き換えられるので、エレベータの運転に伴って戸開時
限の精度が向上し、適確な戸開時限でエレベータ戸の開
閉制御が行われ、エレベータの運転効率が向上する。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例の要部の回路図である。
【図３】本発明の一実施例のデータテーブルの説明図で
ある。
ある。
【図４】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
である。
【符号の説明】 １０ 乗りかご １１ 乗客検出器 １２ 運転盤 １３ かご呼び釦 １４ 乗場戸 １５ 乗場釦 １６ 時計装置 １７ 制御回路 １８，２２ インターフェース １９ ＣＰＵ ２０ ＲＡＭ ２１ ＲＯＭ ２３ ドア開閉装置 １０１ 戸閉リレー １Ｔ 戸開時限タイマ ２Ｔ タイムカウンタ
Claims (3)
- 【請求項１】 エレベータ戸の戸開動作の終了から所定
の戸開時限が経過すると、戸閉動作を開始するエレベー
タ戸の制御装置において、運転状態で設定されるエレベ
ータの状態変数に対応する戸開時限データが検索される
データテーブルと、前記戸開動作時に、その時のエレベ
ータの状態変数に基づいて戸開時限データを前記データ
テーブルから検索する検索手段と、当該戸開動作で実際
に実行された戸開時限を測定する測定手段と、この測定
手段で測定された戸開時限データをデータ数に応じて修
正演算する修正手段と、前記データテーブルの対応する
状態変数の戸開時限データを、前記修正手段で修正演算
された戸開時限データに書き換える書換手段とを有する
ことを特徴とするエレベータ戸の制御装置。 - 【請求項２】 前記状態変数が、乗りかご内の乗客数、
かご呼びの件数、乗場呼びの有無、乗りかごの停止階及
び時間帯の少なくとも一つであることを特徴とする請求
項１に記載のエレベータ戸の制御装置。 - 【請求項３】 前記修正手段が、測定手段で測定された
戸開時限及び前記データテーブルの対応する状態変数
を、複数個集計してその平均値を演算し、書換手段が、
前記データテーブルの対応する状態変数の戸開時限デー
タを、前記平均値に書き換える機能を有することを特徴
とする請求項１に記載のエレベータ戸の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14959092A JPH05338970A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | エレベータ戸の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14959092A JPH05338970A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | エレベータ戸の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338970A true JPH05338970A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15478532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14959092A Pending JPH05338970A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | エレベータ戸の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338970A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009215040A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Hitachi Ltd | エレベータのドア制御システムおよび方法 |
| EP2311769A3 (de) * | 2009-10-13 | 2011-07-06 | K-Solutions GmbH | Verfahren zur Steuerung eines Aufzugs und einer Aufzugsgruppe |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP14959092A patent/JPH05338970A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009215040A (ja) * | 2008-03-12 | 2009-09-24 | Hitachi Ltd | エレベータのドア制御システムおよび方法 |
| EP2311769A3 (de) * | 2009-10-13 | 2011-07-06 | K-Solutions GmbH | Verfahren zur Steuerung eines Aufzugs und einer Aufzugsgruppe |
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