JPH05337746A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工装置

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JPH05337746A
JPH05337746A JP15023192A JP15023192A JPH05337746A JP H05337746 A JPH05337746 A JP H05337746A JP 15023192 A JP15023192 A JP 15023192A JP 15023192 A JP15023192 A JP 15023192A JP H05337746 A JPH05337746 A JP H05337746A
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JP
Japan
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power supply
wire
wire electrode
case
cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP15023192A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tanaka
田中  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工による消耗で使用不能になった給電ダイ
スの交換が容易でかつ、給電ダイス交換時に加工精度の
低下が無く、さらに、給電ダイスの有効使用が可能で、
ランニングコストが低く、また加工速度の低下のないワ
イヤ放電加工装置を得る。 【構成】 ワイヤ電極1を被加工物2の上下の少なくと
も一方で摺動自在に支持するワイヤガイド手段10と、
前記ワイヤ電極1に放電電力を供給する給電手段を有す
るワイヤ放電加工装置において、前記給電手段を、ワイ
ヤ電極1と接触し、このワイヤ電極1に放電電力を供給
する給電子14と、給電子14を収納すると共に、この
給電子14を着脱するための開放部がワイヤ通路の側方
に設けられたケース30と、ケース30の開放部を覆
い、且つ給電子14を、ワイヤ電極1に押圧するととも
にケース30に固定するカバー32とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤ電極を工具
に、導電性を有する被加工物間との放電エネルギによ
り、被加工物を所望の形状に切断加工するワイヤ放電加
工装置に係り、特にワイヤ電極に放電電力を供給する給
電手段の交換性の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のワイヤ放電加工装置のワイ
ヤガイドユニットの断面詳細図であり、1はワイヤ電極
であり、図示しないワイヤボビンから巻き出される。2
は被加工物であり、ワイヤ電極1と微少間隙を持って対
向しており、図示しないテーブルによりワイヤ電極1に
対して相対移動可能に構成されている。3は加工液噴出
ノズル、5はノズル3内部に設けられた整流リングであ
り、図示しない加工液供給ポンプに接続された加工液配
管7、加工液プール8を経由して供給される加工液を整
流し、ワイヤ電極1と被加工物2の微少間隙に効率良く
供給可能な様に構成されている。10はワイヤガイドで
あり、ワイヤ電極1を摺動自在にガイドし、被加工物2
の所定の位置に支持する。12はダイスホルダであり、
先端部にワイヤガイド10が設置されている。14は給
電子であり、ダイスホルダ12の内部にダイスホルダ低
部から挿入されており、ワイヤ電極1と接触しつつ電源
15からの放電電力を供給する。16は止めダイスであ
り、ダイスホルダ12のネジ部にねじ込むことにより、
給電子14をダイスホルダ12の内部に押さえ固定して
いる。18は押さえネジであり、ハウジング20のネジ
部にねじ込むことにより、ダイスホルダ12をハウジン
グ20の内部に押さえ固定している。22、23はワイ
ヤ電極1と被加工物2との間に放電電力を供給するため
の配線であり、電源15とハウジング20、および電源
15と被加工物取付け定盤25とを接続している。
【0003】次に動作について説明する。被加工物2を
ワイヤ放電加工する場合、ワイヤ電極1は、被加工物の
上方、下方の両方またはどちらか一方においてワイヤガ
イド10により摺動自在に保持され、被加工物2の所定
の位置に連続的に供給されている。さらにワイヤ電極1
は給電子14と接触している。加工が実施されるとき、
加工電源15からパルス状の放電エネルギが配線22、
23および定盤25を経由して被加工物2とハウジング
20間に供給される。ハウジング20まで供給された電
力は、ダイスホルダ12を経由して給電子14に送ら
れ、ワイヤ電極1に至る。これと同時に図示しない加工
液供給ポンプを駆動し、加工液配管7、加工液プール
8、整流リング5を経由して、ワイヤ電極1と被加工物
2の微少間隙に効率良く供給する。この加工液を介し
て、ワイヤ電極1と被加工物2の間で放電を発生させ
る。これらを連続的に発生させながら、被加工物2をワ
イヤ電極1に対して任意の軌跡で移動させることにより
切断加工が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイヤ放電加工
装置は以上のように構成されているので、長時間の連続
加工において給電子14が消耗した場合、止めダイス1
6を外し、給電子14を交換することが必要となる。し
かしこの作業は、一般的に非常に手間の掛かる作業であ
ると共に、加工スラッジが多く付着しており、手の汚れ
る汚い作業になっていた。また、給電子14がスラッジ
などでダイスホルダ12から抜けない場合は押さえネジ
18を外し、ダイスホルダ12を一旦ハウジング20か
ら外すことも必要となる。この場合は先の作業上の問題
点の他に、ワイヤガイド10の位置がずれて加工精度が
劣化する問題点があった。さらに、前記不具合のため加
工中の給電子の交換ができず、早目早めの交換が必要と
なり、給電子の有効使用が不可能でランニングコストア
ップになる問題点があった。
【0005】さらに、電源15からのエネルギの供給が
ハウジング20、押えネジ18、ダイスホルダ12と複
数の部品を経由して給電子まで伝達されるため、接触抵
抗などの損失があり、電源15の能力を有効に活用でき
ず加工速度低下する問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、加工による消耗で使用不能にな
った給電子の交換が容易でかつ、給電子交換時に加工精
度の低下が無く、さらに、給電子の有効使用が可能で、
ランニングコストが低く、また加工速度の低下の少ない
ワイヤ放電加工装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明のワイヤ放電
加工装置は、ワイヤ電極を被加工物の上下の少なくとも
一方で摺動自在に支持するワイヤガイド手段と、前記ワ
イヤ電極に放電電力を供給する給電手段とを備え、前記
給電手段を、ワイヤ電極と接触しこのワイヤ電極に放電
電力を供給する給電子と、前記給電子を収納すると共
に、この給電子を着脱するための開放部がワイヤ通路の
側方に設けられたケースと、前記ケースの開放部を覆
い、且つ前記給電子を、ワイヤ電極に押圧するとともに
ケースに固定するカバーとから構成したものである。
【0008】また第2の発明は、前記ワイヤ放電加工装
置において、カバーを導電性材料で構成すると共に、放
電電力の供給配線を前記カバーに接続し、且つこのカバ
ーにて給電子を直接押圧するよう構成したものである。
【0009】更にまた第3の発明は、前記ワイヤ放電加
工装置において、カバーの給電子押圧部分を、給電子の
側面に略密接する形状としたものである。
【0010】
【作用】この第1の発明におけるケースは、給電子を着
脱が容易な状態で内部に保持し、またカバーは前記給電
子をケース内に固定する。
【0011】また第2の発明におけるカバーは、給電子
に直接接触し放電エネルギをロス少なくしてワイヤ電極
に供給する
【0012】更にまた第3の発明におけるカバーは、給
電子との接触面積を十分に確保し、接触抵抗を軽減す
る。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下この発明の第一の実施例を図1を用いて
説明する。図において、30は給電子14を収納するケ
ースであり、給電子14を着脱するための開放部がワイ
ヤ通路の側方に形成されている。32はカバーであり、
前記ケース30の開放部を覆うと共に、前記給電子14
を押さえ固定するように、パッキン34(図3に示すよ
うな環状を呈している)を介してネジ36によりケース
30に締め付けられている。36はダイスホルダであ
り、先端部にワイヤガイド10を備えると共にケース3
0にネジにより着脱自在に取り付けられている。また、
カバー32が導電性材料(銅、黄銅、ステンレス鋼材
等)より構成されているとともに、電源15からの配線
40が、ねじによりカバー32に直接電気的接続されて
いる。なお、この実施例にあっては給電子14、ケース
30及びカバー32にて給電手段を構成している。
【0014】次に動作について説明する。放電加工方法
については従来と同一のためここでは省略し、給電子1
4の交換動作と加工電力の供給動作について説明する。
給電子14が消耗し交換する場合、ネジ36を外しカバ
ー32をケース30から外す。次に給電子14をケース
30の解放部分より抜き取り、新しい給電子14を挿入
する。その後、カバー32を取付けネジ36で固定する
ことにより、給電子14はケース30内部の正規な位置
に固定され交換作業は終了する。従って、長時間の連続
加工において給電子14が消耗した場合の交換が容易
で、且つ交換時にダイスホルダ12を外す必要もなく、
ワイヤガイド10の位置がずれて加工精度が劣化する事
もない。また、加工中の給電子14の交換が可能であ
り、給電子14の有効使用が可能となってランニングコ
ストが低減できる。
【0015】また放電電力の供給経路については次のと
おりである。即ち、加工電源15より発生されたエネル
ギは配線40を経由してカバー32に供給される。その
後カバー32から給電子14に直接伝達され最後にワイ
ヤ電極1に送られる。この結果、加工電源15より発生
されたエネルギを、ロスを少なくしてワイヤ電極1に供
給することが可能となる。
【0016】実施例2.図2はこの発明の第2の実施例
を示し、カバー32の一辺をピン50にてケース30に
枢支したものである。このように構成すると、ネジ36
を外した後、カバー32をピン50を支点として図の矢
印に示すように開放して給電子14の交換を実施するこ
とができるようになり、即ちカバー32をケース30よ
り取り外すことなく給電子14の交換を実施することが
できるようになり、給電子14の交換作業性が向上す
る。
【0017】実施例3.図3はこの発明の第3の実施例
を示し、ケース32の給電子押さえ面32Aが給電子1
4の側面14Aに密接するよう、ケース32の給電子押
さえ面32Aを、給電子14の側面14A形状である凸
弧状に合わせて凹弧状としたものである。このように構
成すると、ケース32と給電子14との接触面積を十分
に確保できるようになり、ケース32と給電子14との
間の接触抵抗が軽減する。
【0018】実施例4.なお、上記第1〜第3の実施例
を適宜組み合わせて給電手段を構成してもよいことはい
うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、給電手
段を、ワイヤ電極と接触し、このワイヤ電極に放電電力
を供給する給電子と、前記給電子を収納すると共に、こ
の給電子を着脱するための開放部がワイヤ通路の側方に
設けられたケースと、前記ケースの開放部を覆い、且つ
前記給電子を、ワイヤ電極に押圧するとともにケースに
固定するカバーとから構成としたので、長時間の連続加
工において給電子が消耗した場合の交換が容易で、かつ
交換時にダイスホルダを外す必要もなく、ワイヤガイド
の位置がずれて加工精度が劣化する事もない。また、加
工中の給電子の交換が可能であり、給電子の有効使用が
可能となってランニングコストが低減できる。
【0020】またこの発明によれば、電源から給電子ま
での介在部品が少なくなり、従って電源の能力を有効に
活用でき加工速度低下が少なくなる。
【0021】更にまたこの発明によれば、給電子とケー
スの接触面積が大きくなりその間の接触抵抗を少なくで
きるので、更に加工速度低下が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるワイヤ放電加工
装置のワイヤガイド部分を示す縦断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例によるワイヤ放電加工
装置のワイヤガイド部分を示す横断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例による給電子とカバー
を示す斜視図である。
【図4】従来のワイヤ放電加工装置のワイヤガイド部分
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極 2 被加工物 10 ワイヤガイド 14 給電子 30 ケース 32 カバー 40 配線 50 ピン 14A 給電子側面 32A 給電子押さえ面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極と被加工物との間に微小間隙
    を持って、その間に放電を発生させ被加工物を切断加工
    するワイヤ放電加工装置において、前記ワイヤ電極を被
    加工物の上下の少なくとも一方で摺動自在に支持するワ
    イヤガイド手段と、前記ワイヤ電極に放電電力を供給す
    る給電手段とを備え、前記給電手段を、ワイヤ電極と接
    触しこのワイヤ電極に放電電力を供給する給電子と、前
    記給電子を収納すると共に、この給電子を着脱するため
    の開放部がワイヤ通路の側方に設けられたケースと、前
    記ケースの開放部を覆い、且つ前記給電子を、ワイヤ電
    極に押圧するとともにケースに固定するカバーとを有す
    る構成としたことを特徴とするワイヤ放電加工装置。
  2. 【請求項2】 カバーを導電性材料で構成すると共に、
    放電電力の供給配線を前記カバーに接続し、且つこのカ
    バーにて給電子を直接押圧することを特徴とする請求項
    1に記載のワイヤ放電加工装置。
  3. 【請求項3】 カバーの給電子押圧部分を、給電子の側
    面に略密接する形状としたことを特徴とする請求項2に
    記載のワイヤ放電加工装置。
JP15023192A 1992-06-10 1992-06-10 ワイヤ放電加工装置 Pending JPH05337746A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15023192A JPH05337746A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 ワイヤ放電加工装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104014889A (zh) * 2014-05-14 2014-09-03 杨斌堂 精密电极进给装置及其工作方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH042417A (ja) * 1990-04-18 1992-01-07 Zedomu Kk ワイヤカット放電加工装置
JPH0441126A (ja) * 1990-06-01 1992-02-12 Mitsubishi Electric Corp ワイヤカット放電加工装置

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