JPH05337187A - カテーテルの製造方法 - Google Patents
カテーテルの製造方法Info
- Publication number
- JPH05337187A JPH05337187A JP4144158A JP14415892A JPH05337187A JP H05337187 A JPH05337187 A JP H05337187A JP 4144158 A JP4144158 A JP 4144158A JP 14415892 A JP14415892 A JP 14415892A JP H05337187 A JPH05337187 A JP H05337187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- catheter
- heat
- metal member
- core rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】カテーテル本体部のチューブと先端部のチュー
ブとの熱融着による接合を確実に行って接合強度を十分
にし且つ内外面とも平滑に仕上げるための製造方法を提
供しようとするものである。 【構成】芯棒３に外径が一致するように設けられた金属
部材６上でカテーテル本体部のチューブ１と先端部のチ
ューブ２との端面同志を突き合わせ、その端面突き合わ
せ部上にチューブの外径と一致する内径の金属リング７
を嵌合し、かかる芯棒付帯の金属部材と金属リングとを
電気的誘導により発熱させてチューブの端面突き合わせ
部を内外から加熱して整形しつつ熱融着して接合する。
金属部材と金属リングは、例えば鉄製である。
ブとの熱融着による接合を確実に行って接合強度を十分
にし且つ内外面とも平滑に仕上げるための製造方法を提
供しようとするものである。 【構成】芯棒３に外径が一致するように設けられた金属
部材６上でカテーテル本体部のチューブ１と先端部のチ
ューブ２との端面同志を突き合わせ、その端面突き合わ
せ部上にチューブの外径と一致する内径の金属リング７
を嵌合し、かかる芯棒付帯の金属部材と金属リングとを
電気的誘導により発熱させてチューブの端面突き合わせ
部を内外から加熱して整形しつつ熱融着して接合する。
金属部材と金属リングは、例えば鉄製である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテルの製造方法
に関し、より具体的には、カテーテル本体となるチュー
ブと先端部となるチューブとを熱融着により接合する方
法に関する。
に関し、より具体的には、カテーテル本体となるチュー
ブと先端部となるチューブとを熱融着により接合する方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】血管内等に挿入するカテーテルは、トル
ク伝達のため金属編組等で補強されたチューブを本体部
とし、その先端側に比較的軟質のチューブを接合して延
長することにより、血管壁を傷めないように工夫されて
いる。
ク伝達のため金属編組等で補強されたチューブを本体部
とし、その先端側に比較的軟質のチューブを接合して延
長することにより、血管壁を傷めないように工夫されて
いる。
【０００３】しかして、上記のような硬軟異質のチュー
ブを接合するための従来の方法は、図３に示したよう
に、カテーテル本体部用の補強部材入りチューブ１と先
端部用の軟質なチューブ２とを芯棒３に通し、軟質なチ
ューブの後端部分２をラッパ状に拡げて補強部材入りチ
ューブ１の末端上に被せ、その外側から熱収縮性のチュ
ーブ４を被せ、その熱収縮性のチューブ４をアルコール
ランプやヒートガン等で加熱収縮することにより、軟質
チューブ２のラッパ状部分を補強部材入りチューブの末
端とを加熱溶融し外形を整形しつつ熱融着して接合して
いた。
ブを接合するための従来の方法は、図３に示したよう
に、カテーテル本体部用の補強部材入りチューブ１と先
端部用の軟質なチューブ２とを芯棒３に通し、軟質なチ
ューブの後端部分２をラッパ状に拡げて補強部材入りチ
ューブ１の末端上に被せ、その外側から熱収縮性のチュ
ーブ４を被せ、その熱収縮性のチューブ４をアルコール
ランプやヒートガン等で加熱収縮することにより、軟質
チューブ２のラッパ状部分を補強部材入りチューブの末
端とを加熱溶融し外形を整形しつつ熱融着して接合して
いた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の方法で
は、熱収縮性のチューブを通じて本体部、先端部双方の
チューブの重ね合わせ部を加熱するため、加熱条件等の
設定が難しく、接合の強度にバラツキが生じ易くなり、
図４のように、本体部チューブ１と先端部チューブ２と
の接合部５の面積が小さくなって、トルクが加わった時
にかかる接合部分で破壊する割合が高くなっていた。
は、熱収縮性のチューブを通じて本体部、先端部双方の
チューブの重ね合わせ部を加熱するため、加熱条件等の
設定が難しく、接合の強度にバラツキが生じ易くなり、
図４のように、本体部チューブ１と先端部チューブ２と
の接合部５の面積が小さくなって、トルクが加わった時
にかかる接合部分で破壊する割合が高くなっていた。
【０００５】また、熱収縮性のチューブによる押えが不
十分となって、外面にコブヤフクレが発生していた。
十分となって、外面にコブヤフクレが発生していた。
【０００６】本発明は、前述した従来技術の問題点を解
消するため、カテーテル本体部のチューブと先端部のチ
ューブとの熱融着による接合を確実に行って接合強度を
十分にし且つ内外面とも平滑に仕上げられるこの種のカ
テーテルの製造方法を提供しようとするものである。
消するため、カテーテル本体部のチューブと先端部のチ
ューブとの熱融着による接合を確実に行って接合強度を
十分にし且つ内外面とも平滑に仕上げられるこの種のカ
テーテルの製造方法を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するカ
テーテルの製造方法は、芯棒に外径が一致するように設
けられた金属部材上でカテーテル本体部のチューブと先
端部のチューブとの端面同志を突き合わせ、その端面突
き合わせ部上にチューブの外径と一致する内径の金属リ
ングを嵌合し、かかる芯棒付帯の金属部材と金属リング
とを電気的誘導により発熱させてチューブの端面突き合
わせ部を内外から加熱して整形しつつ熱融着して接合す
ることを特徴とする。
テーテルの製造方法は、芯棒に外径が一致するように設
けられた金属部材上でカテーテル本体部のチューブと先
端部のチューブとの端面同志を突き合わせ、その端面突
き合わせ部上にチューブの外径と一致する内径の金属リ
ングを嵌合し、かかる芯棒付帯の金属部材と金属リング
とを電気的誘導により発熱させてチューブの端面突き合
わせ部を内外から加熱して整形しつつ熱融着して接合す
ることを特徴とする。
【０００８】
【実施例】図１は、本発明の一実施例でカテーテルの製
造過程を示したものである。
造過程を示したものである。
【０００９】カテーテル本体部のチューブ１は、ポリエ
チレン等の樹脂からなるチューブ本体にステンレス等の
金属線による編組を埋め込んで補強されている。一方の
先端部のチューブ２は、ポリエチレン等の樹脂で無垢の
チューブとして、補強されたチューブ１よりも軟質とさ
れている。
チレン等の樹脂からなるチューブ本体にステンレス等の
金属線による編組を埋め込んで補強されている。一方の
先端部のチューブ２は、ポリエチレン等の樹脂で無垢の
チューブとして、補強されたチューブ１よりも軟質とさ
れている。
【００１０】しかして、補強されたチューブ１と軟質の
チューブ２は、銅線等の芯棒３に通される。その芯棒３
には、鉄の如く電気的誘導により発熱する材料で製作さ
れたリング状の金属部材６が芯棒３の外径に一致するよ
うに圧縮して嵌め込まれている。
チューブ２は、銅線等の芯棒３に通される。その芯棒３
には、鉄の如く電気的誘導により発熱する材料で製作さ
れたリング状の金属部材６が芯棒３の外径に一致するよ
うに圧縮して嵌め込まれている。
【００１１】上記のような芯棒３に通された両チューブ
１，２は、金属部材６の中央上で端面同志を突き合わ
せ、その突き合わせ部の上に金属リング７が嵌合され
る。その金属リング７は、やはり鉄の如く電気的誘導に
より発熱する材料で製作され、内径がチューブ１，２の
外径に合致するようにしてある。
１，２は、金属部材６の中央上で端面同志を突き合わ
せ、その突き合わせ部の上に金属リング７が嵌合され
る。その金属リング７は、やはり鉄の如く電気的誘導に
より発熱する材料で製作され、内径がチューブ１，２の
外径に合致するようにしてある。
【００１２】上記のようにして所定の段取りが完了した
時点で心棒側の金属部材６と外側の金属リング７とを電
気的誘導により発熱させ、両チューブの端面突き合わせ
部を内外から加熱する。そうして加熱されるチューブの
端面突き合わせ部を金属部材６と金属リング７で内外面
を押えつつ溶融することにより、内外面を整形しつつ熱
融着して接合するのである。
時点で心棒側の金属部材６と外側の金属リング７とを電
気的誘導により発熱させ、両チューブの端面突き合わせ
部を内外から加熱する。そうして加熱されるチューブの
端面突き合わせ部を金属部材６と金属リング７で内外面
を押えつつ溶融することにより、内外面を整形しつつ熱
融着して接合するのである。
【００１３】図２は、上記のようにして接合されたカテ
ーテルチューブを示し、本体部のチューブ１と先端部の
チューブ２との端面接合部８が溝やクビレを生ぜずに内
外面が平滑に整形されて熱融着している。これは、端面
突き合わせ部の内外からの押え加熱により、層の内外で
均一に加熱されてフクレ等を起こさないで溶融されるた
めである。
ーテルチューブを示し、本体部のチューブ１と先端部の
チューブ２との端面接合部８が溝やクビレを生ぜずに内
外面が平滑に整形されて熱融着している。これは、端面
突き合わせ部の内外からの押え加熱により、層の内外で
均一に加熱されてフクレ等を起こさないで溶融されるた
めである。
【００１４】
【発明の作用・効果】以上説明したような本発明にかか
るカテーテルの製造方法によれば、カテーテル本体部と
なるチューブと先端部となるチューブとを芯棒上で突き
合わせられる端面同志を、芯棒に設けられた金属部材と
外側から嵌合した金属リングとで内外から押えつつそれ
ら金属部材の電気的な誘導発熱により加熱するので、端
面突き合わせ部の内外から均一に加熱されてフクレを起
こすことなく溶融され、十分な接合面積で熱融着一体化
させることができ、従って、カテーテル本体部のチュー
ブと先端部のチューブとの接合を確実に行って接合強度
を十分にし且つ内外面とも平滑に仕上げられるカテーテ
ルが得られる。かくの如く内外面が平滑になると、挿入
時の抵抗が少なくなるとともに、薬液注入時の抵抗も少
なくなり、高信頼性のカテーテルを提供することができ
る。
るカテーテルの製造方法によれば、カテーテル本体部と
なるチューブと先端部となるチューブとを芯棒上で突き
合わせられる端面同志を、芯棒に設けられた金属部材と
外側から嵌合した金属リングとで内外から押えつつそれ
ら金属部材の電気的な誘導発熱により加熱するので、端
面突き合わせ部の内外から均一に加熱されてフクレを起
こすことなく溶融され、十分な接合面積で熱融着一体化
させることができ、従って、カテーテル本体部のチュー
ブと先端部のチューブとの接合を確実に行って接合強度
を十分にし且つ内外面とも平滑に仕上げられるカテーテ
ルが得られる。かくの如く内外面が平滑になると、挿入
時の抵抗が少なくなるとともに、薬液注入時の抵抗も少
なくなり、高信頼性のカテーテルを提供することができ
る。
【図１】本発明の実施例でカテーテルを製造する過程を
示す部分断面説明図。
示す部分断面説明図。
【図２】同上の製造過程を経て得られたカテーテルを示
す部分断面説明図。
す部分断面説明図。
【図３】従来のカテーテルの製造方法を示す部分断面説
明図。
明図。
【図４】同上の製造過程を経て得られたカテーテルを示
す部分断面説明図。
す部分断面説明図。
１ 本体部のチューブ ２ 先端部のチューブ ３ 芯棒 ６ 金属部材 ７ 金属リング ８ 端面接合部
Claims (1)
- 【請求項１】芯棒に外径が一致するように設けられた金
属部材上でカテーテル本体部のチューブと先端部のチュ
ーブとの端面同志を突き合わせ、その端面突き合わせ部
上にチューブの外径と一致する内径の金属リングを嵌合
し、かかる芯棒付帯の金属部材と金属リングとを電気的
誘導により発熱させてチューブの端面突き合わせ部を内
外から加熱して整形しつつ熱融着して接合することを特
徴とするカテーテルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4144158A JPH05337187A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | カテーテルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4144158A JPH05337187A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | カテーテルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337187A true JPH05337187A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15355553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4144158A Pending JPH05337187A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | カテーテルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05337187A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5894658B1 (ja) * | 2014-12-04 | 2016-03-30 | オーナンバ株式会社 | 医療用カテーテルチューブの製造方法 |
| JP2020039807A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | オリンパス株式会社 | カテーテルの製造方法 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4144158A patent/JPH05337187A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5894658B1 (ja) * | 2014-12-04 | 2016-03-30 | オーナンバ株式会社 | 医療用カテーテルチューブの製造方法 |
| JP2020039807A (ja) * | 2018-09-13 | 2020-03-19 | オリンパス株式会社 | カテーテルの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05337187A (ja) | カテーテルの製造方法 | |
| JP2721448B2 (ja) | 電気融着式管継手及びその製法 | |
| JPS6128507B2 (ja) | ||
| CN210566916U (zh) | Rtp管电熔热熔不变尺寸连接结构 | |
| JPH0261381B2 (ja) | ||
| JPH05329214A (ja) | カテーテルの製造方法 | |
| JPH10246382A (ja) | 合成樹脂管用電気融着継手 | |
| JPH08247371A (ja) | チューブ接合方法 | |
| JPS6140543B2 (ja) | ||
| CN106168316B (zh) | 复合管与管接头的热熔连接方法 | |
| JPS62148243A (ja) | 熱可塑性樹脂管体の接合方法 | |
| JP2679709B2 (ja) | 管継手および管の接続方法 | |
| JPH08224784A (ja) | 熱可塑性樹脂製品の溶融着用発熱体 | |
| JP2767842B2 (ja) | ポリオレフィン管の接合方法 | |
| JPH05187588A (ja) | 熱可塑性樹脂管用継手 | |
| JP2585292B2 (ja) | 管の接続方法 | |
| JP2728292B2 (ja) | エレクトロフュージョン継手 | |
| JPH1194177A (ja) | 電気融着継手と電気融着部材及びその製造方法 | |
| JP3045824B2 (ja) | 電気融着継手の製造方法 | |
| JPH10160081A (ja) | 合成樹脂管用継手 | |
| JP2570652Y2 (ja) | 電気融着継手 | |
| JPH06147386A (ja) | 二層管の接続構造 | |
| JPS59126195A (ja) | チユ−ブ管の接合法 | |
| JPH07317984A (ja) | 管と継手の接合方法、及び配管用管 | |
| JP2699222B2 (ja) | プラスチック管の融着方法 |