JPH05336493A - 長時間記録装置及び長時間再生装置 - Google Patents

長時間記録装置及び長時間再生装置

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JPH05336493A
JPH05336493A JP4163432A JP16343292A JPH05336493A JP H05336493 A JPH05336493 A JP H05336493A JP 4163432 A JP4163432 A JP 4163432A JP 16343292 A JP16343292 A JP 16343292A JP H05336493 A JPH05336493 A JP H05336493A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 録画時間を短縮することなく、間欠録画の映
像及び音声の長時間の録画,再生を実現する。 【構成】 長時間記録装置に、記録映像信号を垂直方向
又は水平方向に時間圧縮しフィ−ルド又はラインに空き
領域を設けた圧縮映像信号を形成する映像圧縮部11
と、記録音声信号を時間圧縮して空き領域に挿入される
圧縮音声信号を形成する音声圧縮部12と、圧縮映像信
号と圧縮音声信号とを合成して間欠録画用の記録信号を
形成する信号合成部9とを備える。また、長時間再生装
置に、間欠録画の再生信号から圧縮映像信号を抜取って
垂直方向又は水平方向に時間伸長し,時間圧縮前の映像
信号を再構成する映像伸長部21と、前記再生信号から
圧縮音声信号を抜取って時間伸長し,時間圧縮前の音声
信号を再構成する音声伸長部22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視カメラ等の映像信
号を間欠録画して長時間録画を行う長時間録画装置及び
その再生に用いる長時間再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、監視装置の分野においては、監視
映像の長時間の録画,再生を行うため、映像信号を数フ
ィ−ルドないし数秒の間隔で間欠録画する長時間記録装
置及びその再生装置(長時間再生装置)からなるVTR
(タイムプラスVTR)が考案されている。
【0003】さらに、このVTRにより映像とともに音
声を記録,再生するため、特開昭63−164683号
公報(H04N 5/92)には、ビデオテ−プの各ヘ
リカルスキャントラックをビデオトラックとオ−ディオ
トラックに交互に設定し、映像信号の録画毎に映像信号
と音声信号をビデオテ−プの並列2トラック,すなわち
隣接するビデオトラックとオ−ディオトラックそれぞれ
に同時記録し、再生時は、各ビデオトラックの再生信号
により映像を間欠再生し、各オ−ディオトラックの再生
信号を時間伸長して連続音声を再生することが記載され
ている。この場合、間欠録画であるにもかかわらず、音
声は途切れることなく連続情報として記録,再生され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のVT
Rの場合、ビデオテ−プの本来はビデオトラックとなる
部分をオ−ディオトラックにして音声を記録,再生する
ため、記録時間を削って音声を記録,再生することにな
り、録画時間が音声を記録,再生しない場合より短くな
る問題点がある。本発明は、録画時間を短縮することな
く、映像及び音声の長時間の記録,再生が行えるように
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の長時間記録装置においては、記録映像信
号を垂直方向又は水平方向に時間圧縮しフィ−ルド又は
ラインに空き領域を設けた圧縮映像信号を形成する映像
圧縮部と、記録音声信号を時間圧縮して前記空き領域に
挿入される圧縮音声信号を形成する音声圧縮部と、圧縮
映像信号と圧縮音声信号とを合成して間欠録画用の記録
信号を形成する信号合成部とを備える。
【0006】また、本発明の長時間再生装置において
は、映像信号を時間圧縮してフィ−ルド又はラインの一
部に設けた空き領域に時間圧縮した音声信号を挿入した
間欠録画の再生信号から圧縮映像信号を抜取って垂直方
向又は水平方向に時間伸長し,時間圧縮前の映像信号を
再構成する映像伸長部と、前記再生信号から圧縮音声信
号を抜取って時間伸長し,時間圧縮前の音声信号を再構
成する音声伸長部とを備える。
【0007】そして、重要な情報の欠落を防止して映像
信号を時間圧縮するため、長時間記録装置の映像圧縮部
に、水平方向に時間圧縮する記録映像信号の斜め高域成
分を除去してサブサンプリングを施すサブサンプル処理
回路を設けることが好ましい。
【0008】さらに、サブサンプリングを施して映像信
号を時間圧縮するときは、その再生を容易にするため、
長時間記録装置は、映像圧縮部にサブサンプル処理回路
を設けるとともに、間欠録画用の記録信号の水平ブラン
キング期間にサブサンプリングのパタ−ン識別用のリフ
ァレンス信号を付加するリファレンス信号付加部を備え
ることが望ましい。
【0009】
【作用】前記のように構成された本発明の長時間記録装
置の場合、記録映像信号を時間圧縮して生じたフィ−ル
ド又はラインの一部の空き領域に時間圧縮した記録音声
信号を挿入して間欠録画用の記録信号を形成するため、
この信号を例えばビデオテ−プに記録する場合、前記公
報に記載のオ−ディオトラックを形成することなくビデ
オトラックのみで映像と音声の記録が行え、録画時間が
音声の記録で短縮されない。
【0010】また、本発明の長時間再生装置の場合、再
生信号に含まれた圧縮映像信号が映像伸長部により圧縮
前の元の映像信号に再構成され、圧縮音声信号が音声伸
長部により圧縮前の元の音声信号に再構成され、圧縮記
録された映像及び音声が正しく再生される。
【0011】さらに、長時間記録装置の映像圧縮部にサ
ブサンプル処理回路を設けると、サブサンプリングによ
り垂直方向及び水平方向の重要な情報の欠落を防止して
記録映像信号の水平方向の時間圧縮が行え、画質劣化が
極めて少なくなる。
【0012】また、長時間記録装置にリファレンス信号
付加部を備えると、間欠記録用の記録信号にリファレン
ス信号が付加され、再生時にリファレンス信号からサブ
サンプリングのパタ−ンを識別して容易に時間伸長処理
が行える。
【0013】
【実施例】実施例について、図1ないし図10を参照し
て説明する。 (第1の実施例)まず、映像信号を垂直方向に時間圧縮
して記録,再生する場合につき、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0014】図1のa,bはヘリカルスキャン方式のタ
イムプラスVTRを形成する長時間記録装置,長時間再
生装置を示し、同図のaにおいて、1は記録映像信号の
入力端子、2は記録音声信号の入力端子、3,4は記録
用のA/D変換器、5は折返防止用の垂直ロ−パスフィ
ルタ、6は映像圧縮用のメモリ、7は音声圧縮用のメモ
リ、8は記録用のタイミングコントロ−ラであり、メモ
リ6,7の書込みの制御信号Wa,Wb,読出しの制御
信号Ra,Rb及びスイッチ構成の信号合成部9の切換
信号SWaを形成する。10はスイッチ9の出力側に設
けられた記録出力用のD/A変換器である。
【0015】11はA/D変換器3,フィルタ5及びメ
モリ6が形成する映像圧縮部、12はA/D変換器4,
メモリ7が形成する音声圧縮部である。また、図1のb
において、13は間欠録画の再生信号の入力端子、14
は再生用のA/D変換器、15は映像伸長用のメモリ、
16は音声伸長用のメモリ、17は再生用のタイミング
コントロ−ラであり、メモリ15,16の書込みの制御
信号Wc,Wd及び読出しの制御信号Rc,Rdを形成
する。
【0016】18は同図のaのフィルタ5に対応する折
返防止用の垂直ロ−パスフィルタ、19,20は映像,
音声の再生出力用のD/A変換器である。21はメモリ
15,フィルタ18,D/A変換器19が形成する映像
伸長部、22はメモリ16,D/A変換器20が形成す
る音声伸長部である。
【0017】そして、記録時は図1のaにおいて、監視
カメラ等からの記録映像信号(輝度信号)が入力端子1
を介してA/D変換器3に供給され、この変換器3によ
りデジタル信号に変換された後、フィルタ5を介してメ
モリ6に供給される。
【0018】そして、メモリ6はコントロ−ラ8の制御
信号Waにより間欠録画周期で1又は数フィ−ルドのデ
ジタル信号が書込まれるとともに、制御信号Raにより
圧縮率に応じた割合いで走査線を間引きながら書込まれ
たデジタル信号がスイッチ9に読出される。
【0019】このとき、図2のaに示す入力端子1の記
録映像信号は垂直方向に時間圧縮されて圧縮映像信号に
なり、メモリ6から読出される信号は同図bに示すよう
に毎フィ−ルドの垂直表示期間(垂直有効期間)Taの
一部に映像情報のない空き領域Tαが生じる。なお、図
2において、Tbは垂直ブランキング期間、Tsync
は垂直同期信号の期間、Tβは垂直表示期間Taの圧縮
映像信号の領域(圧縮映像領域)である。
【0020】また、フィルタ6は走査線を間引くことに
よる高域垂直成分の低域への折返しを防止するために設
けられている。一方、マイクロホン等からの記録音声信
号が入力端子2を介してA/D変換器4に供給され、こ
の変換器4によりデジタル信号に変換されてメモリ7に
供給される。
【0021】そして、メモリ7はコントロ−ラ8の制御
信号Wbによりデジタル信号が欠落なく書込まれるとと
もに、音声の連続性を保つため、制御信号Rbにより間
欠録画周期と空き領域Tαの長さとから決まる圧縮率で
高速にスイッチ9に読出される。さらに、切換信号SW
aによりスイッチ9が各フィ−ルドの空き領域Tαの間
のみメモリ6側の接点9aからメモリ7側の接点9bに
切換わり、メモリ6から読出された各フィ−ルドの信号
の空き領域Tαにメモリ7から読出された圧縮音声信号
が挿入されて合成される。
【0022】そして、スイッチ9の出力信号がD/A変
換器10によりアナログ信号に変換され、図2のcに示
すように時間圧縮された映像と音声を毎フィ−ルドに時
分割多重した間欠録画用の記録信号が形成され、この信
号が記録映像信号の代わりに輝度信号記録処理回路(図
示せず)を介してビデオヘッドに供給される。この供給
によりビデオテ−プの各ビデオトラックに各1フィ−ル
ドの間欠録画用の記録信号が記録され、このとき、ビデ
オトラックを削って音声の記録に割当てたりしないた
め、録画時間を短縮することなく映像及び音声の長時間
記録が行える。
【0023】つぎに、再生時は図1のbにおいて、図2
のcの記録信号に等しいビデオヘッドの間欠再生の信号
が間欠録画の再生信号として入力端子13に供給され、
この入力端子13の信号がA/D変換器14によりデジ
タル信号に変換されてメモリ15,16に供給される。
そして、コントロ−ラ17の制御信号Wc,Wdによ
り、図2のcの領域Tβの間はメモリ15が書込みにな
り、領域Tαの間はメモリ16が書込みになる。
【0024】そのため、各フィ−ルドの領域Tβの信号
(圧縮映像信号)はメモリ15に書込まれて取込まれ、
領域Tαの信号(圧縮音声信号)はメモリ16に書込ま
れて取込まれる。さらに、制御信号Rcによりメモリ1
5は領域Tβを1フィ−ルドに伸長する速度で読出さ
れ、制御信号Rdによりメモリ16は領域Tαを間欠録
画間隔に伸長する速度で読出される。
【0025】この読出しにより、各1フィ−ルドの圧縮
映像信号,圧縮音声信号は時間圧縮前の元の映像信号,
音声信号それぞれに戻される。そして、メモリ15から
読出された信号はフィルタ18を介してD/A変換器1
9に供給され、アナログの映像信号に変換して映像の再
生出力回路(図示せず)に供給され、CRT等に間欠録
画された画像が再生表示される。
【0026】また、メモリ16から読出された信号はD
/A変換器20に供給され、アナログの音声信号に戻し
て音声の出力回路(図示せず)に供給され、スピ−カ等
から途切れることなく音声が再生出力される。
【0027】(第2の実施例)つぎに、映像信号を水平
方向に時間圧縮して記録,再生する場合につき、図3及
び図4を参照して説明する。図3のa,bは図1のa,
bの記録装置,再生装置に相当する長時間記録装置,長
時間再生装置を示し、図1のa,bと同一符号は同一も
しくは相当するものを示す。
【0028】そして、記録装置が図1のaと異なる点
は、フィルタ5が省かれ、コントロ−ラ8の書込み,読
出しの制御信号及び切換信号が水平方向の時間圧縮に対
応する制御信号We,Wf,Re,Rf及び切換信号S
Wbに変わった点である。
【0029】また、再生装置が図1のbと異なる点は、
フィルタ18が省かれ、コントロ−ラ17の書込み,読
出しの制御信号が水平方向の時間伸長に対応する制御信
号Wg,Wh,Rg,Rhに変わった点である。
【0030】そして、記録時は図3のaにおいて、監視
カメラ等からの記録映像信号(輝度信号)が変換器3に
よりデジタル信号に変換された後、フィルタ5を介して
メモリ6に供給される。
【0031】そして、メモリ6はコントロ−ラ8の制御
信号Weにより間欠録画周期でデジタル信号が書込まれ
るとともに、制御信号Reにより各ライン(水平走査
線)の水平ブランキング後の信号が圧縮率に応じた一定
時間遅れて高速に読出される。
【0032】このとき、図4のaに示す入力端子1の記
録映像信号は水平方向に時間圧縮されて圧縮映像信号に
なり、メモリ6から読出される信号は同図のbに示すよ
うに各ラインの水平表示期間(水平有効期間)Tcの一
部に映像情報のない空き領域Tγが生じる。なお、図4
において、Tbは毎ラインの水平ブランキング期間、T
δは水平表示期間Tcの圧縮映像信号の領域(圧縮映像
領域)である。
【0033】一方、マイクロホン等からの記録音声信号
が変換器4によりデジタル信号に変換されてメモリ7に
供給される。そして、メモリ7はコントロ−ラ8の制御
信号Wf,Rfにより図1のaの場合と同様にして記録
音声信号をデジタル的に時間圧縮してスイッチ9に読出
す。
【0034】さらに、切換信号SWbのよりスイッチ9
が毎ラインの空き領域Tγの間のみメモリ6側の接点9
aからメモリ7側の接点9bに切換わり、メモリ6から
読出された毎ラインの信号の空き領域Tγにメモリ7か
ら読出された圧縮音声信号が挿入される。
【0035】そして、スイッチ9の出力信号がD/A変
換器10によりアナログ信号に変換され、図4のcに示
すように時間圧縮された映像と音声を毎ラインに時間割
多重した間欠録画用の記録信号が形成され、この信号が
ビデオテ−プの各ビデオトラックに1フィ−ルドずつ記
録される。この場合もビデオトラックを削って音声の記
録に割当てたりしないため、録画時間を短縮することな
く映像及び音声の長時間記録が行える。
【0036】つぎに、再生時は図3のbにおいて、図4
のcの記録信号に等しいビデオヘッドの間欠再生の信号
が間欠録画の再生信号として入力端子13に供給され、
この入力端子13の信号がA/D変換器14によりデジ
タル信号に変換されてメモリ15,16に供給される。
そして、コントロ−ラ17の制御信号Wg,Whによ
り、図4のcの領域Tδの間はメモリ15が書込みにな
り、領域Tγの間はメモリ16が書込みになる。
【0037】また、制御信号Rgによりメモリ15は領
域Tδを1ラインに伸長する速度で読出され、制御信号
Rhによりメモリ16は領域Tγを間欠録画間隔に伸長
する速度で読出される。
【0038】この読出しにより、毎ラインの圧縮映像信
号,圧縮音声信号は時間圧縮前の元の映像信号,音声信
号それぞれに戻される。そして、メモリ15,16から
読出された信号は、D/A変換器19,20によりアナ
ログの映像信号,音声信号に変換される。したがって、
この実施例の場合は記録映像信号を水平方向に時間圧縮
して記録,再生することにより、第1の実施例と同様の
効果が得られる。
【0039】(第3の実施例)つぎに、映像信号をサブ
サンプリングにより水平方向に時間圧縮するとともにリ
ファレンス信号を付加して記録,再生する場合につき、
図5ないし図10を参照して説明する。
【0040】図5のa,bは図3のa,bの記録装置,
再生装置に対応する長時間記録装置,再生装置を示し、
図3のa,bと同一符号は同一もしくは相当するものを
示す。そして、記録装置が図3のaと異なる点は、映像
圧縮部11のA/D変換器3とメモリ6との間に斜め成
分除去フィルタ23と画素間引回路24とからなるサブ
サンプル処理回路25を設け、切換スイッチ9とD/A
変換器10との間にリファレンス信号付加部26を設け
た点である。
【0041】また、再生装置が図3のbと異なる点は、
A/D変換器14の後段にリファレンス信号検出部27
を設け、映像伸長部21のメモリ15とD/A変換器1
9との間に画素補間回路28を設けた点である。そし
て、記録時は図5のaにおいて、A/D変換器3により
デジタル信号に変換された記録映像信号につき、処理回
路25により視覚上目立たない斜め方向の解像度のみが
時間圧縮で低下するようにサブサンプリングし、視覚上
重要な垂直方向や水平方向の解像度の劣化を防止して時
間圧縮を行う。
【0042】すなわち、D/A変換器3の出力信号は図
6のaに示すように水平間隔x0 垂直間隔y0 の格子状
の各サンプリング点pの信号とみなせ、その2次元周波
数は直交する周波数軸をμ,νとする同図のbの斜線部
で表現される。この周波数特性の信号を図7の斜線部の
2次元周波数特性に設定したフィルタ23を通して画素
間引回路24によりサンプリングし、図8のaに示すよ
うにライン毎に位相の異なる2通りのサンプルパタ−ン
A,Bに交互に変化するサブサンプリングされた信号を
形成する。
【0043】この信号は斜め高域成分が除去され、その
2次元周波数が図8のaの斜線部の特性になる。そし
て、処理回路25によりサブサンプリングが施されて画
素数が減少した信号をメモリ6に供給し、制御信号W
e,Reに基づき、図3のaの場合と同様にメモリ6の
書込み,読出しを制御して水平方向の時間圧縮を施し、
図4のbと同様の空き領域を有する信号を形成する。
【0044】このとき、各ラインの領域Tδの圧縮映像
信号は図9に示すようにモ−ドA,Bによる画素配列の
差が生じなくなる。なお、図9においては水平方向の各
1列が1ラインに相当する。
【0045】一方、マイクロホン等からの記録音声信号
は音声圧縮部12により図3のaと同様に処理され、各
ラインの前記空き領域に挿入される圧縮音声信号に変換
される。そして、スイッチ9の切換えによりメモリ6か
ら読出された各ラインの信号にメモリ7から読出された
圧縮音声信号が挿入されて図4のcに相当する信号が形
成される。
【0046】さらに、この信号が付加部26に供給され
る。そして、圧縮映像信号の画素配列がモ−ドA,Bで
同じになり、再生時のモ−ドA,Bの判別が困難になる
ため、付加部26はコントロ−ラ8に付加したリファレ
ンス信号付加制御に基づき、ライン毎に信号極性が反転
するサブサンプリングのパタ−ン識別用のリファレンス
信号Rfを形成し、図10に示すように各ラインの水平
ブランキング期間Tdの所定位置にリファレンス信号R
fを付加する。
【0047】さらに、付加部26の出力信号がD/A変
換器10によりアナログ変換されて間欠録画用の記録信
号が形成され、この信号がビデオテ−プに記録される。
つぎに、再生時は、図5のbにおいて、ビデオテ−プの
間欠再生により入力端子13に供給された間欠録画の再
生信号がA/D変換器14によりデジタル信号に変換さ
れてメモリ15,16およびリファレンス検出部27に
供給される。そして、検出部27は各ラインのリファレ
ンス信号Rfの信号極性を検出し、モ−ドA,Bの識別
信号をコントロ−ラ17に供給される。
【0048】さらに、コントロ−ラ17は制御信号W
g,Wh,Rg,Rhによりメモリ15,16の書込
み,読出しを制御し、図3のbの場合と同様の時間伸長
を施す。このとき、検出部27の識別信号に基づき、コ
ントロ−ラ17はモ−ドA,Bによって制御信号Rgの
読出しの位相を変える。
【0049】そのため、メモリ15から補間回路28に
図8のaの画素配列に復元した映像信号が読出され、補
間回路28は欠落画素をフィ−ルド内の隣接画素から補
間して図6のaの時間圧縮前の映像信号を形成する。そ
して、補間回路28の出力信号はD/A変換器19によ
りアナログ信号に変換される。
【0050】また、メモリ16からは図5のbの場合と
同様にして時間伸長された音声信号が読出され、この信
号はD/A変換器20によりアナログ信号に変換され
る。そして、この実施例の場合、記録時のサブサンプリ
ングにより、垂直方向及び水平方向の解像度を落すこと
なく記録映像信号を時間圧縮したため、再生された画像
の視覚上の解像度劣化が極めて少なくなり、情報量の多
い高品質の長時間記録,再生が行える。
【0051】しかも、リファレンス信号Rfを付加する
ため、再生時に各ラインのサブサンプリングのモ−ド
A,Bを識別してモ−ドA,Bに応じた時間伸長が容易
に行える。ところで、前記各実施例において、再生時は
ビデオテ−プが間欠再生されて垂直同期信号の信頼性が
低くなり、この信号を基準にして音声信号がどのフィ−
ルド又はラインから多重されているかを判別することが
困難になる。
【0052】そのため、垂直ブランキング期間に例えば
前記リファレンス信号と同様の頭出し信号を選択的に付
加し、この信号の再生を基準にして音声信号の多重を判
別する機能を付加し、記録,再生の性能を一層向上する
ようにしてもよい。そして、各部の構成及び記録媒体等
は実施例に限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。まず、請求
項1の長時間記録装置の場合、映像圧縮部11,音声圧
縮部12及び信号合成部9を備え、記録映像信号を時間
圧縮して生じたフィ−ルド又はラインの一部の空き領域
に時間圧縮した記録音声信号を挿入して間欠録画用の記
録信号を形成したため、例えばこの記録信号をビデオテ
−プにヘリカルスキャン記録する際、音声信号の記録ト
ラックを別途設ける必要がなく、録画時間を短縮するこ
となく映像と音声の長時間記録が行える。
【0054】また、請求項2の長時間再生装置の場合、
映像伸長部21,音声伸長部22を備えたため、請求項
1の記録装置により時間圧縮して記録された映像信号,
音声信号を圧縮前の映像信号,音声信号に戻して正しく
再生することができる。
【0055】さらに、請求項3の長時間記録装置の場
合、映像圧縮部11にサブサンプル処理回路25を設け
たため、サブサンプリング処理に基づき、映像信号の時
間圧縮を視覚上重要な垂直方向及び水平方向の解像度の
劣化を抑えて行うことができ、情報量の多い高品質の長
時間記録が行える。
【0056】また、請求項4の長時間記録装置の場合、
映像圧縮部11にサブサンプル処理回路25を設け、リ
ファレンス信号付加部26を備えたため、サブサンプリ
ング処理に基づき請求項3の場合と同様の効果が得ら
れ、しかも、レファレンス信号の付加に基づき再生時の
サブサンプリングのパタ−ン識別を容易かつ正確にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a,bは本発明の第1の実施例のブロック図で
ある。
【図2】a〜cは図1の動作説明用の波形図である。
【図3】a,bは本発明の第2の実施例のブロック図で
ある。
【図4】a〜cは図3の動作説明用の波形図である。
【図5】a,bは本発明の第3の実施例のブロック図で
ある。
【図6】a,bは図5のデジタル信号に変換された記録
映像信号の画素配列,周波数特性の説明図である。
【図7】図5の斜め高域除去フィルタの周波数特性図で
ある。
【図8】a,bは図5のサブサンプリングの説明図であ
る。
【図9】図5の圧縮映像信号の画素配列,周波数特性の
説明図である。
【図10】図5のリファレンス信号の付加説明用の波形
図である。
【符号の説明】
9 信号合成部 11 映像圧縮部 12 音声圧縮部 21 映像伸長部 22 音声伸長部 25 サブサンプル処理回路 26 リファレンス信号付加部 Tα,Tγ 空き領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を間欠録画して長時間記録を行
    う長時間記録装置において、 記録映像信号を垂直方向又は水平方向に時間圧縮しフィ
    −ルド又はラインに空き領域を設けた圧縮映像信号を形
    成する映像圧縮部と、 記録音声信号を時間圧縮して前記空き領域に挿入される
    圧縮音声信号を形成する音声圧縮部と、 前記圧縮映像信号と前記圧縮音声信号とを合成して間欠
    録画用の記録信号を形成する信号合成部とを備えたこと
    を特徴とする長時間記録装置。
  2. 【請求項2】 映像信号を時間圧縮してフィ−ルド又は
    ラインの一部に設けた空き領域に時間圧縮した音声信号
    を挿入した間欠録画の再生信号から圧縮映像信号を抜取
    って垂直方向又は水平方向に時間伸長し,時間圧縮前の
    映像信号を再構成する映像伸長部と、 前記再生信号から圧縮音声信号を抜取って時間伸長し,
    時間圧縮前の音声信号を再構成する音声伸長部とを備え
    たことを特徴とする長時間再生装置。
  3. 【請求項3】 映像圧縮部に、水平方向に時間圧縮する
    記録映像信号の斜め高域成分を除去してサブサンプリン
    グを施すサブサンプル処理回路を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の長時間記録装置。
  4. 【請求項4】 映像圧縮部に、水平方向に時間圧縮する
    記録映像信号の斜め高域成分を除去してサブサンプリン
    グを施すサブサンプル処理回路を設け、 間欠録画用の記録信号の水平ブランキング期間に前記サ
    ブサンプリングのパタ−ン識別用のリファレンス信号を
    付加するリファレンス信号付加部を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の長時間記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019016908A1 (ja) * 2017-07-20 2019-01-24 三菱電機株式会社 映像記録装置、映像記録方法
JP2019153886A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 清水建設株式会社 監視カメラ制御システム及び監視カメラ制御方法

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