JP2606617B2 - 時間軸の伸長回路 - Google Patents

時間軸の伸長回路

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JP2606617B2 JP7182709A JP18270995A JP2606617B2 JP 2606617 B2 JP2606617 B2 JP 2606617B2 JP 7182709 A JP7182709 A JP 7182709A JP 18270995 A JP18270995 A JP 18270995A JP 2606617 B2 JP2606617 B2 JP 2606617B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、電子ス
チルカメラやその再生装置において、オーディオ信号の
時間軸を圧縮する場合、時間的な位置のずらし処理を行
うことにより、1つのメモリでその時間軸の伸長を行う
と共に、その際の情報信号の欠落を防止することができ
るようにした時間軸の伸長回路に関するものである。
【0001】
【従来の技術】電子スチルカメラにおいては、1フィー
ルドのビデオ信号が1本の環状の磁気トラックとしてビ
デオフロッピーに記録される。そして、このようなカメ
ラにおいて、さらに、録音スイッチを押すと、オーディ
オ信号がビデオ信号とは別のトラックに記録されるよう
にしたものが考えられている。
【0002】この場合、そのオーディオ信号は時間軸長
が例えば1/640倍に圧縮されて記録されるととも
に、トラックは1/4単位で使用される。すなわち、1
つのトラックが4つのセクタに分割され、1つのセクタ
に約2.5秒分のオーディオ信号が時間軸圧縮されて記
録されるとともに、必要な数だけのセクタが使用され
る。例えば、15秒の音声を記録する場合には、15秒
/2.5秒=6なので、6セクタ(1.5トラック)が
使用される。
【0003】図5はそのような電子スチルカメラの一例
を示すもので、この図5に示す電子カメラは、撮像レン
ズ2、シャッタ3、ビデオ信号系10、オーディオ信号
系20を有する。この例においては、シャッタ3は電磁
シャッタとされ、ビデオ信号系10の撮像素子11は色
分解フィルタを有するCCDとされている。
【0004】また、ビデオフロッピー4に内蔵された磁
気シートは回転軸5を通じてモータ6によりフィールド
周波数で回転させられるとともに、その磁気シートには
ビデオ信号用の磁気ヘッド17と、オーディオ信号用の
磁気ヘッド29とが対接させられる。そして、これらヘ
ッド17,29にはモータ31,32がそれぞれ機械的
に結合されるとともに、モータ31, 32にコントロー
ル33から所定のドライブ電圧が供給されてヘッド1
7,29のトラック位置を任意に変更できるようにされ
ている。
【0005】さらに、このカメラの全体の動作を制御す
るシステムコントローラ40は、マイクロコンピュータ
により構成されているもので、このシステムコントロー
ラ40には、撮影用のシャッタスイッチ41と、音声の
録音スイッチ42とが接続される。
【0006】また、例えば回転軸5にパルス発生手段7
が設けられてフロッピー4の磁気シートが1回転するご
とに1つのパルスPgが、その回転位相を示す信号とし
て取り出され、このパルスPgが整形アンプ8を通じて
システムコントローラ40に供給されシステムコントロ
ーラ40からは、スイッチ41,42の操作に対応して
所定のタイミングで各種の制御信号が取り出される。
【0007】さらに、90はクロック形成回路を示し、
これにはパルスPgおよびシステムコントローラ40か
らの制御信号が供給されて所定のタイミングで各種のク
ロックが形成され、それぞれの回路に供給される。
【0008】そして、図6に示すように、任意の時点t
1 にシャッタスイッチ41を押すと、システムコントロ
ーラ40からシャッタ3に制御信号が供給され、同図B
に示すように、期間t1 〜t2 にわたってシャッタ3が
開いて被写体1の像がCCD11に投影され、CCD1
1に電荷像が蓄積される。
【0009】続いて、同図C,Dに示すように、時点t
2 後の最初のパルスPgの時点t3になると、この時点
3 から次のパルスPgの時点t4 までの1フィールド
期間にわたって、形成回路44からCCD11に読み出
しクロックRDCKが供給されてCCD11からは同図
Eに示すように1フィールド分のカラービデオ信号Sc
が取り出される。
【0010】そして、この信号Scが、プリアンプ12
を通じて映像処理回路13に供給されて信号Scから輝
度信号および色信号が取り出され、これら信号が記録回
路14に供給されて電子スチルカメラおよびビデオフロ
ッピーにおけるフォーマットの記録信号(輝度信号によ
り変調されたFM信号と赤および青の色差信号により変
調された線順次のFM信号との加算信号)Svとされ
る。そして、この信号Svがスイッチ回路15に供給さ
れるとともに、システムコントローラ40からスイッチ
回路15に制御信号が供給されて同図Fに示すように、
期間t3 〜t4 に信号Svが取り出され、この信号Sv
が記録アンプ16を通じて記録ヘッド17に供給されて
フロッピー4に1本の環状のトラックとして記録され
る。
【0011】また、任意の期間に録音スイッチ42をオ
ンにすると、そのオン期間のオーディオ信号の記録が行
われる。すなわち、内蔵マイクロホン21からのオーデ
ィオ信号Saが、プリアンプ22を通じてローパスフィ
ルタ23に供給されて例えば5kHz以下の信号Saに
帯域制限されて取り出され、この信号Saが記録用のノ
イズリダクション回路24を通じて時間軸圧縮回路25
に供給される。この圧縮回路25は、信号Saを、2.
5秒ごとに1/640倍に時間軸圧縮するもので、した
がって、圧縮回路25からは、2.5秒ごとに、その
2.5秒の信号Saがほぼ1/4フィールド期間に時間
軸圧縮された信号Stが取り出される。なお、時間軸圧
縮前の信号Saの帯域は5kHzであるから時間軸圧縮
後の信号Stの帯域は640倍の3.2MHzとなり、
フロッピー4に記録されるビデオ信号とほぼ同じ帯域で
ある。
【0012】そして、この信号StがFM変調回路26
に供給されてFM信号Sfに変換され、この信号Sfが
スイッチ回路27に供給されるとともに、システムコン
トローラ40からスイッチ回路27に制御信号が供給さ
れて信号Stの期間に信号Sfが取り出され、この信号
Sfが記録アンプ28を通じて記録ヘッド29に供給さ
れてフロッピー4の別のトラックに1つの信号Stが1
つのセクタとして順次記録される。
【0013】したがって、このようなカメラによれば、
撮影しているときに、その周囲の音やコメントなどを同
時に録音できるので、便利に使用できる。
【0014】なお、フロッピー5に記録した画面および
音声は、上述とは逆の信号処理により再生できる。(文
献:特開昭58−218004号公報など)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、時間軸圧縮
回路25において、オーディオ信号Saの時間軸を1/
640倍に圧縮して信号Stとするには、図7のように
すればよい。すなわち、もとの信号SaがA/Dコンバ
ータ251に供給されて順次デジタル信号Sdに変換さ
れ、図8に示すように、この信号Sdのうち、1/4フ
ィールド期間Ts(これは、ヘッド29が1つのセクタ
を走査する期間である)の信号Sdがサブメモリ254
に順次書き込まれるとともに、続く(2.5秒−1/4
フィールド期間)Tmの信号Sdがスイッチ回路252
を通じてメインメモリ253に書き込まれる。そして、
このとき、期間Tsに、メインメモリ253の信号Sd
が書き込み時の640倍の速度で読み出されるととも
に、期間Tsの終了時点にサブメモリ254の信号Sd
がスイッチ回路252を通じてメインメモリ253に瞬
時に転送される。したがって、メインメモリ253から
は期間(Ts+Tm)ごとに期間Ts分ずつ1/640
倍に時間軸圧縮されたデジタル信号Suが取り出される
ことになる。
【0016】そして、この信号SuがD/Aコンバータ
255に供給されて1/640倍に時間軸圧縮されたア
ナログ信号Stが期間Tsごとに取り出され、この信号
Stがローパスフィルタ256を通じて変調回路26に
供給される。
【0017】こうして、この時間軸圧縮回路25によれ
ば、2.5秒ごとに1/640倍に時間軸圧縮された信
号Stを得ることができる。
【0018】このように時間軸圧縮された信号Stを信
号Saに時間軸伸長するには、信号の流れを図7とは逆
にするとともに、書き込みと読み出しとを逆にすればよ
い。
【0019】ところが、この圧縮回路25においては、
サブメモリ254が必要になると共にその容量も大きく
なる。以下、サブメモリ254の容量について求める。 信号Suの周波数:2×3.58MHz(色副搬送波周
波数の2倍) 信号Sdのビット数:8ビット/1サンプル(従って、
1サンプル1バイトである)とすると、信号Sdの周波
数、即ち、A/Dコンバータ251におけるサンプリン
グ周波数は、信号Suの周波数を640で割れば次に示
すように求めることができる。
【0020】 2×3.58MHz/640≒11.19kHz 従って、1/4フィールド期間Tsにおける信号Sdの
サンプル数xは、1秒間のサンプル数が11.19kH
z×1000個であるから、2.5:2.5×1119
0=1/4フィールドの時間:xで求めることができ
る。
【0021】即ち、xは、27975×(1/60)×
(1/4)÷2.5x≒46.6個となり、サブメモリ
254として47バイトのものが必要となる。
【0022】そして、このサブメモリ254は、信号S
dのアクセスの関係上、メインメモリ253の空きアド
レスを使用することはできず、メインメモリ253とは
別個に設けなければならない。
【0023】しかも、図8に示すように、メインメモリ
253及びサブメモリ254に対する書き込みおよび読
み出しのタイミングや周波数の関係が複雑になるので、
メインメモリ253及びサブメモリ254のコントロー
ル回路が複雑になってしまう。
【0024】そうかといって、メインメモリ253だけ
では、図9に示すように、信号Sdの書き込みと、信号
Suの読み出しとが、2.5秒ごとに1/4フィールド
期間ずつ時間的に重なることになり、そのような処理を
メインメモリ253に対して行なうことはできない。
【0025】従って、時間軸の伸長回路においても同様
の問題が生じる。本発明は、以上の点について考慮した
時間軸の伸長回路を提案しようとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報信号nサ
ンプル分に等しい第m番目の単位期間内の第1の周波数
の1/nの第2の周波数の圧縮情報信号を、上記第1の
周波数の情報信号の周波数のn倍(n>1)の周波数の
第1のアドレス信号により上記記憶手段に記憶し、該記
憶手段に記憶した情報信号を、第m+1番目の単位期間
において、上記第1の周波数の情報信号の1サンプルの
期間に等しい第2のアドレス信号で読み出して上記情報
信号の時間軸の伸長を行う時間軸の伸長回路であって、
上記第1の周波数の情報信号の周波数のn倍(n>1)
の周波数の第1のアドレス信号を生成する第1のアドレ
ス信号生成手段と、第1の周波数の情報信号の1サンプ
ルの期間に等しい情報信号の1サンプルの期間に等しい
第2のアドレス信号を生成する第1のアドレス信号生成
手段と、上記第1の周波数の1/nの第2の周波数の圧
縮情報信号を記憶するための記憶手段と、上記情報信号
の1サンプルの期間内の所定の1/nサイクル期間で定
義されるn−1サイクル期間においては上記第1のアド
レス信号生成手段からの第1のアドレス信号を選択し、
この第1のアドレス信号を上記記憶手段に上記情報信号
の書き込み用として供給し、上記情報信号の1サンプル
期間内の残りの1サイクル期間においては、上記第2の
アドレス信号生成手段からの第2のアドレス信号を選択
し、この第2のアドレス信号を上記記憶手段に上記圧縮
情報信号の読み出し用として供給する制御手段と、上記
メモリに対する上記圧縮情報信号の書き込みの際に、上
記所定の1サイクル期間に対応する期間に、上記所定の
1サイクル期間の前若しくは後ろのサイクル期間に対応
する情報信号を、該情報信号の時間的位置をずらすこと
によって出力する時間的位置ずらし手段とを備えたもの
である。すなわち、データの書き込みと読み出しとが時
間的に重なったときには、書き込みと読み出しとのう
ち、速度の遅い方の処理を早い方の処理のタイミングで
行い、早い方についてはそれを実行しないで時間的な位
置のずらし処理により代行する。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔実施例の前提となる技術〕図1及び図2を参照して、
本発明時間軸の伸長回路について説明する前に、図3及
び図4を参照して、前提となる時間軸の圧縮回路につい
て説明する。
【0028】図3において、ノイズリダクション回路2
4からのオーディオ信号Saが、A/Dコンバータ51
に供給されるとともに、形成回路44からA/Dコンバ
ータ51に例えば上述した周波数11.19kHzのク
ロックが供給されて信号Saは図4Aに示すようにデジ
タル信号Sdに変換される。なお、この信号Sdは、1
サンプルにつき例えば8ビットの並列信号であり、ま
た、図4Aにおいて、(d+i),(d+(i+
1)),‥‥は信号Sdのサンプル(データ)の番号を
示す。
【0029】そして、この信号Sdがメモリ52のデー
タ入力端子DIに供給される。このメモリ52は、信号
Sdの2.5秒分の容量(アドレス)を有し、かつ、8
ビット/1番地のものである。
【0030】さらに、形成回路44からクロックがアド
レスカウンタ61,62にカウント入力として供給され
てカウンタ61からは図4Bに示すように信号Sdに同
期して番地が変化する書き込みアドレス信号SLADが
取り出されるとともに、カウンタ62からは同図Cに示
すように信号SLADに対して640倍の速度で番地が
変化する読み出しアドレス信号FSADが取り出され
る。ただし、この場合、信号SLAD,FSADにおい
て、(m+1),(m+2),‥‥および(n+0),
(n+1),‥‥は信号SLAD,FSADの番地を示
し、これは1番地ずつインクリメントされるが、2.5
秒に対応する番地までインクリメントされたときには、
0秒に対応する番地にリセットされ、再び1番地ずつイ
ンクリメントされるものであり、すなわち、メモリ52
の容量に対応して循環して変化する。
【0031】そして、これらアドレス信号SLAD,F
SADがマルチプレクサ63に供給され、フロッピー4
にオーディオ信号の書き込みが行われない(2.5秒−
(1/4)フィールド期間)Tmにはマルチプレクサ6
3の出力信号ADRSとして信号SLADが取り出さ
れ、この信号ADRS(=SLAD)がメモリ52のア
ドレス端子ADに供給されるとともに、形成回路44か
らメモリ52の書き込み端子WEに書き込み信号MWR
Tが供給される。したがって、期間Tmにはデジタル信
号Sdがメモリ52に順次書き込まれていく。
【0032】そして、フロッピー4にオーディオ信号の
書き込みが行われる1/4フィールド期間Tsには、マ
ルチプレクサ63からはその出力信号ADRSとして図
4Dに示すように、1サイクル(期間Tw)の書き込み
アドレス信号SLADと、連続した639サイクル(期
間Tr)の読み出しアドレス信号FSADとが、交互に
取り出される。即ち、図4Dに示すように、メモリ52
に供給されるアドレス信号ADRSは、1サンプルの最
初の1サイクル期間では図4Eに示す書き込み信号(ラ
イトイネーブル信号)MWRTがアクティブとなるの
で、書き込み用のアドレスとして用いられ残りの639
サイクルの期間では図4Fに示す読み出し信号(リード
イネーブル信号)MEMRがアクティブとなるので、読
み出し用のアドレスとして用いられる。
【0033】したがって、この信号ADRSにおいて
は、書き込みアドレス信号SLADが640サイクルご
との期間Twに1サイクルだけ存在するとともに、その
信号SLADの示す番地は(m+1),(m+2),‥
‥のように連続し、一方、読み出しアドレス信号FSA
Dは、640サイクルのうち、期間Trの639サイク
ルは番地が(n+1),(n+2),‥‥のように連続
しているが、残る期間Twの1サイクルは存在せず(こ
こには信号SLADが存在する)、この期間Twは1番
地とんでいる。
【0034】そして、この信号ADRSがメモリ52の
アドレス端子ADに供給されるとともに、形成回路44
からメモリ52の書き込み端子WEに図4Eに示すよう
に、期間Twに書き込み信号MWRTが供給される。し
たがって、期間Tsにおいても、期間Twに信号Sd
は、その1サンプルごとに正しくメモリ52に書き込ま
れていく。
【0035】さらに、このとき、形成回路44からメモ
リ52の読み出し端子OEに図4Fに示すように、期間
Trに、読み出し信号MEMRが供給される。したがっ
て、期間Tsには、図4Gに示すように、期間Trに、
信号Sdが1サンプルずつ順に639サンプル読み出さ
れることになり、メモリ52のデータ出力端子DOから
は書き込み時の640倍の速度で信号Suが得られるこ
とになる。ただし、この場合、この信号Suは、期間T
rごとに抜けがある。これは、図4Dに示すように、1
サンプルの期間の先頭の1サイクルの期間においては、
書き込みアドレスにより書き込みが行われるからであ
る。
【0036】この信号Suがラッチ53に供給されると
ともに、形成回路44からラッチ53に図4Hに示すよ
うに期間Twには立ち上がらないラッチクロックFCL
Kが供給される。したがって、ラッチ53からは図4I
に示すように、期間Twにはその1サイクル前のデータ
に等しいデータの信号Suが得られることになる。すな
わち、ラッチ53からは期間Twには前値ホールドの行
われた信号Suが得られる。
【0037】そして、この信号SuがD/Aコンバータ
54に供給されるとともに、形成回路44からクロック
が供給されて1/640倍に時間軸の圧縮されたアナロ
グ信号Stに変換され、この信号Stがローパスフィル
タ55に供給されて不要成分が除去されてから変調回路
26に供給される。
【0038】以下、図1及び図2を参照して本発明時間
軸の伸長回路について説明する。
【0039】図1は、フロッピー4からオーディオ信号
Saを再生する場合に、回路25を時間軸伸長回路とし
て動作させるときである。
【0040】すなわち、フロッピー4から再生された信
号SfがFM復調回路71に供給されて時間軸圧縮され
ている信号Stが2.5秒ごとに1/4フィールド期間
ずつ取り出され、この信号StがA/Dコンバータ51
に供給されて第4図Aに示すように信号Suとされ、こ
の信号Suがメモリ52のデータ入力端子DIに供給さ
れる。
【0041】また、カウンタ61,62からのアドレス
信号FSAD,SLADがマルチプレクサ63に供給さ
れてアドレス信号ADRSが取り出され、メモリ52に
供給される。ただし、この場合、再生時には、信号FS
ADが書き込みアドレス信号、信号SLADが読み出し
アドレス信号となるものである。また、図2B,Cに示
すように、信号FSADの示す番地は、640サイクル
ごとに2サイクル期間だけ変化しないようにされる。
【0042】そして、マルチプレクサ63からのアドレ
ス信号ADRSは、図2Dに示すように、639サイク
ルの信号FSAD(期間Tw)と、1サイクルの信号S
LAD(期間Tr)とが交互に連続したものとされると
ともに、信号SLADは、信号FSADが2サイクル期
間あるときの後半の1サイクル期間Trに位置するよう
にされる。即ち、図2Dに示すように、メモリ52に供
給されるアドレス信号ADRSは、1サンプルの最初の
1サイクル期間では、図2Fに示す書き込み信号(ライ
トイネーブル信号)MWRTがアクティブとなるので、
読み出し用のアドレスとして用いられ、残りの639サ
イクルの期間では、図2Eに示す読み出し信号(リード
イネーブル信号)MEMRがアクティブとなるので、書
き込み用のアドレスとして用いられる。したがって、こ
の信号ADRSにおいては、信号FSAD,SLADは
それぞれにおいて番地が連続している。
【0043】また、形成回路44からメモリ52に、図
2Eに示すように、期間Twに書き込み信号MWRTが
供給されるとともに、同図Fに示すように、期間Trに
読み出し信号MEMRが供給される。したがって、A/
Dコンバータ51からの信号Suは、期間Twに、期間
Trのサンプル(データ)を除いて順にメモリ52に書
き込まれるとともに図2Gに示すように期間Trごと
に、すなわち、640倍に時間軸伸長された信号Sdと
して順にメモリ52から読み出される。
【0044】そして、この読み出された信号Sdがラッ
チ53に供給されるとともに、形成回路65からラッチ
53に図2Hに示すように期間Trごとに立ち上がるラ
ッチクロックSCLKが供給されてラッチ53からは同
図Iに示すように信号Sdが期間Twにも連続して取り
出される。そして、この信号SdがD/Aコンバータ5
4に供給されてもとの時間軸長のオーディオ信号Saが
取り出され、この信号Saがローパスフィルタ57を通
じて再生用のノイズリダクション回路72に供給されて
もとのオーディオ信号Saが取り出される。
【0045】なお、フロッピー4から信号Sfの再生が
行われていない(2.5秒−(1/4)フィールド期
間)は、信号Sdの読み出しだけが連続して行われる。
【0046】その際、図2Dに示すように、1サンプル
の期間の先頭の1サイクルの期間においては、図中、斜
線で示すように、読み出しが行われるため、信号Suは
メモリ52に書き込まれないが、図2Bに示すように、
1サンプルの期間の最後の1サイクルに対応する書き込
みアドレスの幅を2倍にしているので、図2Dに示すよ
うに、メモリ52に供給されるアドレス信号ADRSの
内、斜線で示す読み出しアドレスに夫々隣接する左右の
書き込みアドレスは、連続したアドレスとなる。従っ
て、メモリ52には、信号Suが連続して書き込まれる
ので、信号Suが読み出し期間に欠落はするものの、そ
の次の信号Suで補間されることになる。よって、再生
信号は連続した信号となる。
【0047】こうして、時間軸伸長が行われるが、この
場合にも、メモリ52に対する信号の書き込みと読み出
しとが時間的に重なったときには、期間Trに示すよう
に、速度の遅い信号Sdの読み出しを優先させ、この期
間Twにおける速度の早い信号Suの書き込みは続く後
のサンプル(信号Su)を1サンプル期間速めることに
より補間して信号Sdを得るようにしているので、メモ
リ52は2.5秒分のものが1個あればよく、簡単にな
る。
【0048】以上の説明から明らかなように、図3に示
した回路と図1に示した回路を共通とした場合、圧縮の
場合と伸長の場合とで、スイッチ63を切り換えるだけ
で済むので、圧縮、伸長を行う場合においてもメモリを
1つで済ませることができると共に、回路構成を最も簡
単とすることができる。
【0049】なお、図1の例においても、図3の例と同
様にラッチクロックSCLK の処理により補間を行う
ことができ、また、図3の例においても図1の例と同様
に書き込みアドレス信号SLADの処理により補間を行
うことができる。また、信号の補間として平均値補間な
どを行うこともできる。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、時間軸伸長が行われ
るが、この場合、特にこの発明によれば、メモリ52は
2.5秒分の容量があればよく、かつ1個でよい。した
がって、構成が簡単であるとともに、その周辺回路も簡
単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す時間軸の伸長回路の構成図で
ある。
【図2】図1に示した時間軸の伸長回路の説明に供する
タイミングチャートである。
【図3】本発明の前提となる技術の説明に供する時間軸
の圧縮回路の構成図である。
【図4】図3に示した時間軸の圧縮回路の説明に供する
タイミングチャートである。
【図5】電子スチルカメラの構成例を示す構成図であ
る。
【図6】図5に示した電子スチルカメラの動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図7】従来の圧縮回路の一例を示す構成図である。
【図8】図7に示した圧縮回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図9】メインメモリのみを使用した場合における、図
7に示した圧縮回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
44 形成回路 51 A/Dコンバータ 52 メモリ 53 ラッチ 54 D/Aコンバータ 61,62 カウンタ 63 スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号nサンプル分に等しい第m番目
    の単位期間内の第1の周波数の1/nの第2の周波数の
    圧縮情報信号を、上記第1の周波数の情報信号の周波数
    のn倍(n>1)の周波数の第1のアドレス信号により
    上記記憶手段に記憶し、該記憶手段に記憶した情報信号
    を、第m+1番目の単位期間において、上記第1の周波
    数の情報信号の1サンプルの期間に等しい第2のアドレ
    ス信号で読み出して上記情報信号の時間軸の伸長を行う
    時間軸の伸長回路であって、 上記第1の周波数の情報信号の周波数のn倍(n>1)
    の周波数の第1のアドレス信号を生成する第1のアドレ
    ス信号生成手段と、 第1の周波数の情報信号の1サンプルの期間に等しい情
    報信号の1サンプルの期間に等しい第2のアドレス信号
    を生成する第1のアドレス信号生成手段と、 上記第1の周波数の1/nの第2の周波数の圧縮情報信
    号を記憶するための記憶手段と、 上記情報信号の1サンプルの期間内の所定の1/nサイ
    クル期間で定義されるn−1サイクル期間においては上
    記第1のアドレス信号生成手段からの第1のアドレス信
    号を選択し、この第1のアドレス信号を上記記憶手段に
    上記情報信号の書き込み用として供給し、上記情報信号
    の1サンプル期間内の残りの1サイクル期間において
    は、上記第2のアドレス信号生成手段からの第2のアド
    レス信号を選択し、この第2のアドレス信号を上記記憶
    手段に上記圧縮情報信号の読み出し用として供給する制
    御手段と、 上記メモリに対する上記圧縮情報信号の書き込みの際
    に、上記所定の1サイクル期間に対応する期間に、上記
    所定の1サイクル期間の前若しくは後ろのサイクル期間
    に対応する情報信号を、該情報信号の時間的位置をずら
    すことによって出力する時間的位置ずらし手段とを備え
    た時間軸の伸長回路。
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