JPH05335278A - 真空処理装置 - Google Patents
真空処理装置Info
- Publication number
- JPH05335278A JPH05335278A JP13716192A JP13716192A JPH05335278A JP H05335278 A JPH05335278 A JP H05335278A JP 13716192 A JP13716192 A JP 13716192A JP 13716192 A JP13716192 A JP 13716192A JP H05335278 A JPH05335278 A JP H05335278A
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- lock chamber
- chamber
- vacuum
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来に較べて被処理基板に対する塵埃の付着
可能性を低減し、歩留まりの向上を図ることのできる真
空処理装置を提供する。 【構成】 搬入用ロードロック室4および搬出用ロード
ロック室5には、一方の側壁には気体供給配管7が接続
されており、この側壁と対向する側の側壁には排気配管
8が接続されている。この気体供給配管7から供給され
た気体を整流板9で拡散させ、フィルタ10で清浄化し
て壁面ほぼ全面から送出し、対向する側壁から整流板1
1を介して排気を行うことにより、搬入用ロードロック
室4および搬出用ロードロック室5内に、半導体ウエハ
2面とほぼ水平な清浄化気体の層流を形成することがで
きるよう構成されている。
可能性を低減し、歩留まりの向上を図ることのできる真
空処理装置を提供する。 【構成】 搬入用ロードロック室4および搬出用ロード
ロック室5には、一方の側壁には気体供給配管7が接続
されており、この側壁と対向する側の側壁には排気配管
8が接続されている。この気体供給配管7から供給され
た気体を整流板9で拡散させ、フィルタ10で清浄化し
て壁面ほぼ全面から送出し、対向する側壁から整流板1
1を介して排気を行うことにより、搬入用ロードロック
室4および搬出用ロードロック室5内に、半導体ウエハ
2面とほぼ水平な清浄化気体の層流を形成することがで
きるよう構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空処理装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、所定の真空雰囲気で被処理基
板、例えば、半導体ウエハや液晶表示器用のガラス基板
(LCD用ガラス基板)に所定の処理を施す真空処理装
置として、例えば、エッチング装置、アッシング装置、
イオン注入装置、スパッタ装置、減圧CVD装置等が知
られている。
板、例えば、半導体ウエハや液晶表示器用のガラス基板
(LCD用ガラス基板)に所定の処理を施す真空処理装
置として、例えば、エッチング装置、アッシング装置、
イオン注入装置、スパッタ装置、減圧CVD装置等が知
られている。
【0003】このような真空処理装置では、被処理基板
を処理を行う真空チャンバ(真空処理室)に搬入および
搬出する度に、この真空処理室を常圧に戻して大気解放
すると、再び内部を所定の真空度に排気して次の処理が
できるようにするまで時間がかかる。このため、真空処
理室に隣接して搬入・搬出用の真空チャンバ、いわゆる
ロードロック室を設け、このロードロック室を介して被
処理基板を真空処理室内に搬入・搬出するようにして、
スループットの向上を図っている。
を処理を行う真空チャンバ(真空処理室)に搬入および
搬出する度に、この真空処理室を常圧に戻して大気解放
すると、再び内部を所定の真空度に排気して次の処理が
できるようにするまで時間がかかる。このため、真空処
理室に隣接して搬入・搬出用の真空チャンバ、いわゆる
ロードロック室を設け、このロードロック室を介して被
処理基板を真空処理室内に搬入・搬出するようにして、
スループットの向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の真空処理装置では、ロードロック室等の大気解
放される真空チャンバにおいて、搬送機構の駆動等に伴
って塵埃が発生し、この塵埃が真空排気や大気解放時の
気流によって舞い上がり、被処理基板に付着したり、搬
入・搬出動作に伴って被処理基板に付着することがあ
る。ところが、半導体デバイスの製造工程や液晶表示器
の製造工程においては、塵埃の付着が不良発生の原因と
なるため、上述したような塵埃の付着が歩留まりの低下
を招くという問題があった。
た従来の真空処理装置では、ロードロック室等の大気解
放される真空チャンバにおいて、搬送機構の駆動等に伴
って塵埃が発生し、この塵埃が真空排気や大気解放時の
気流によって舞い上がり、被処理基板に付着したり、搬
入・搬出動作に伴って被処理基板に付着することがあ
る。ところが、半導体デバイスの製造工程や液晶表示器
の製造工程においては、塵埃の付着が不良発生の原因と
なるため、上述したような塵埃の付着が歩留まりの低下
を招くという問題があった。
【0005】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、従来に較べて被処理基板に対する塵埃の
付着可能性を低減し、歩留まりの向上を図ることのでき
る真空処理装置を提供しようとするものである。
されたもので、従来に較べて被処理基板に対する塵埃の
付着可能性を低減し、歩留まりの向上を図ることのでき
る真空処理装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の本発明の真空処理装置は、所定の真空雰囲気で被処理
基板に所定の処理を施す真空処理装置であって、前記被
処理基板の搬入、搬出のために常圧に解放される真空チ
ャンバを有する真空処理装置において、前記真空チャン
バの一方の壁面からフィルタを介して清浄化された気体
を送出し、対向する側面から排気することによって、前
記真空チャンバ内に、前記被処理基板の面にほぼ水平な
清浄化気体の層流を形成する機構を設けたことを特徴と
する。
の本発明の真空処理装置は、所定の真空雰囲気で被処理
基板に所定の処理を施す真空処理装置であって、前記被
処理基板の搬入、搬出のために常圧に解放される真空チ
ャンバを有する真空処理装置において、前記真空チャン
バの一方の壁面からフィルタを介して清浄化された気体
を送出し、対向する側面から排気することによって、前
記真空チャンバ内に、前記被処理基板の面にほぼ水平な
清浄化気体の層流を形成する機構を設けたことを特徴と
する。
【0007】また、請求項2記載の本発明の真空処理装
置は、所定の真空雰囲気で被処理基板に所定の処理を施
す真空処理装置であって、前記被処理基板の搬入、搬出
のために常圧に解放されるロードロック室を有する真空
処理装置において、前記ロードロック室の一方の壁面か
らフィルタを介して清浄化された気体を送出し、対向す
る側面から排気することによって、前記ロードロック室
内に、前記被処理基板の面にほぼ水平な清浄化気体の層
流を形成する機構を設けたことを特徴とする。
置は、所定の真空雰囲気で被処理基板に所定の処理を施
す真空処理装置であって、前記被処理基板の搬入、搬出
のために常圧に解放されるロードロック室を有する真空
処理装置において、前記ロードロック室の一方の壁面か
らフィルタを介して清浄化された気体を送出し、対向す
る側面から排気することによって、前記ロードロック室
内に、前記被処理基板の面にほぼ水平な清浄化気体の層
流を形成する機構を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の本発明の真空処理装置では、ロード
ロック室等の常圧解放される真空チャンバに、一方の壁
面からフィルタを介して清浄化された気体を送出し、対
向する側面から排気することによって、被処理基板面に
ほぼ水平な清浄化気体の層流を形成する機構が設けられ
ている。
ロック室等の常圧解放される真空チャンバに、一方の壁
面からフィルタを介して清浄化された気体を送出し、対
向する側面から排気することによって、被処理基板面に
ほぼ水平な清浄化気体の層流を形成する機構が設けられ
ている。
【0009】したがって、ロードロック室等の常圧解放
される真空チャンバ内を清浄雰囲気に保つことができ、
被処理基板に対する塵埃の付着可能性を低減することが
できる。
される真空チャンバ内を清浄雰囲気に保つことができ、
被処理基板に対する塵埃の付着可能性を低減することが
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を、半導体ウエハにエッチング
処理を施すエッチング装置に適用した一実施例を図面を
参照して説明する。
処理を施すエッチング装置に適用した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0011】図1に示すように、本実施例のエッチング
装置1には、その中央に内部で半導体ウエハ2にエッチ
ング処理を施す真空チャンバである真空処理室3が設け
られており、この真空処理室3の両側に、搬入用の真空
チャンバである搬入用ロードロック室4と、搬出用の真
空チャンバである搬出用ロードロック室5が設けられて
いる。
装置1には、その中央に内部で半導体ウエハ2にエッチ
ング処理を施す真空チャンバである真空処理室3が設け
られており、この真空処理室3の両側に、搬入用の真空
チャンバである搬入用ロードロック室4と、搬出用の真
空チャンバである搬出用ロードロック室5が設けられて
いる。
【0012】また、搬入用ロードロック室4および搬出
用ロードロック室5と外部とを連通する開口部、搬入用
ロードロック室4および搬出用ロードロック室5と真空
処理室3とを連通する開口部には、これらの開口部を気
密に閉塞可能に構成されたゲートバルブ6がそれぞれ設
けられている。
用ロードロック室5と外部とを連通する開口部、搬入用
ロードロック室4および搬出用ロードロック室5と真空
処理室3とを連通する開口部には、これらの開口部を気
密に閉塞可能に構成されたゲートバルブ6がそれぞれ設
けられている。
【0013】上記搬入用ロードロック室4および搬出用
ロードロック室5には、一方の側壁(図中上側)に気体
供給配管7が接続されており、この側壁と対向する側壁
(図中下側)には排気配管8が接続されている。また、
気体供給配管7が接続された側の側壁部分には、整流板
9とフィルタ10が設けられている。この整流板9は、
例えば金属板に多数の透孔を設けたパンチングメタル等
から構成されており、気体供給配管7から供給された気
体をほぼ壁面全面に均等に拡散させるよう構成されてい
る。また、フィルタ10は、例えば板状に形成された金
属(例えば、SUS316L、ハステロイ、インコネル
等)製の焼結フィルタから構成されており、例えば0.
1μm以上の塵埃を除去することができるよう構成され
ている。一方、排気配管8が接続された側の側壁部分に
は、上記整流板9と同様に構成された整流板11が設け
られている。
ロードロック室5には、一方の側壁(図中上側)に気体
供給配管7が接続されており、この側壁と対向する側壁
(図中下側)には排気配管8が接続されている。また、
気体供給配管7が接続された側の側壁部分には、整流板
9とフィルタ10が設けられている。この整流板9は、
例えば金属板に多数の透孔を設けたパンチングメタル等
から構成されており、気体供給配管7から供給された気
体をほぼ壁面全面に均等に拡散させるよう構成されてい
る。また、フィルタ10は、例えば板状に形成された金
属(例えば、SUS316L、ハステロイ、インコネル
等)製の焼結フィルタから構成されており、例えば0.
1μm以上の塵埃を除去することができるよう構成され
ている。一方、排気配管8が接続された側の側壁部分に
は、上記整流板9と同様に構成された整流板11が設け
られている。
【0014】そして、図2にも示すように、気体供給配
管7から供給された気体(例えば窒素)を整流板9で拡
散させ、フィルタ10で清浄化して、壁面ほぼ全面から
送出し、対向する壁面から整流板11を介して排気を行
うことにより、搬入用ロードロック室4および搬出用ロ
ードロック室5内に、内部に設けられた半導体ウエハ2
の面とほぼ水平な清浄化気体の層流を形成することがで
きるよう構成されている。
管7から供給された気体(例えば窒素)を整流板9で拡
散させ、フィルタ10で清浄化して、壁面ほぼ全面から
送出し、対向する壁面から整流板11を介して排気を行
うことにより、搬入用ロードロック室4および搬出用ロ
ードロック室5内に、内部に設けられた半導体ウエハ2
の面とほぼ水平な清浄化気体の層流を形成することがで
きるよう構成されている。
【0015】また、上記搬入用ロードロック室4および
搬出用ロードロック室5内には、それぞれ半導体ウエハ
2を搬入、搬出するための多関節の搬送アーム12が設
けられている。
搬出用ロードロック室5内には、それぞれ半導体ウエハ
2を搬入、搬出するための多関節の搬送アーム12が設
けられている。
【0016】また、図3に示すように、真空処理室3内
には、その上面に半導体ウエハ2が載置される円板状の
下部電極13が設けられており、この下部電極13に対
向する如くその上部に上部電極14が設けられている。
この上部電極14には多数の透孔15が設けられてお
り、処理ガス供給配管16から供給された所定の処理ガ
ス(エッチングガスおよびキャリアガス)を、これらの
透孔15から下部電極13上に載置された半導体ウエハ
2に向けて均一に供給するよう構成されている。一方、
下部電極13の周囲には、排気配管17が接続されてお
り、透孔15から噴出した処理ガスが、下部電極13の
周囲から外部に排気されるように構成されている。
には、その上面に半導体ウエハ2が載置される円板状の
下部電極13が設けられており、この下部電極13に対
向する如くその上部に上部電極14が設けられている。
この上部電極14には多数の透孔15が設けられてお
り、処理ガス供給配管16から供給された所定の処理ガ
ス(エッチングガスおよびキャリアガス)を、これらの
透孔15から下部電極13上に載置された半導体ウエハ
2に向けて均一に供給するよう構成されている。一方、
下部電極13の周囲には、排気配管17が接続されてお
り、透孔15から噴出した処理ガスが、下部電極13の
周囲から外部に排気されるように構成されている。
【0017】さらに、これらの下部電極13および上部
電極14は、図示しない駆動機構により相対的に上下動
自在に構成されており、例えば、半導体ウエハ2の搬
入、搬出時およびエッチング処理時等によって、下部電
極13と上部電極14との間隔を変更することができる
よう構成されている。これらの下部電極13および上部
電極14には、図示しない電源装置が接続されており、
これらの間に所定周波数の所定電圧を印加することがで
きるよう構成されている。
電極14は、図示しない駆動機構により相対的に上下動
自在に構成されており、例えば、半導体ウエハ2の搬
入、搬出時およびエッチング処理時等によって、下部電
極13と上部電極14との間隔を変更することができる
よう構成されている。これらの下部電極13および上部
電極14には、図示しない電源装置が接続されており、
これらの間に所定周波数の所定電圧を印加することがで
きるよう構成されている。
【0018】上記構成の本実施例のエッチング装置で半
導体ウエハ2にエッチング処理を施す場合、まず、搬入
用ロードロック室4の大気側のゲートバルブ6を開け、
搬送アーム12によって図示しないウエハカセット等か
ら半導体ウエハ2を取り出し、搬入用ロードロック室4
内に搬入する。
導体ウエハ2にエッチング処理を施す場合、まず、搬入
用ロードロック室4の大気側のゲートバルブ6を開け、
搬送アーム12によって図示しないウエハカセット等か
ら半導体ウエハ2を取り出し、搬入用ロードロック室4
内に搬入する。
【0019】この時、真空処理室3側のゲートバルブ6
は閉じられており、搬入用ロードロック室4内には、気
体供給配管7からの空気供給と排気配管8による排気に
よって、半導体ウエハ2面とほぼ水平な清浄化空気の層
流が形成されている。
は閉じられており、搬入用ロードロック室4内には、気
体供給配管7からの空気供給と排気配管8による排気に
よって、半導体ウエハ2面とほぼ水平な清浄化空気の層
流が形成されている。
【0020】この後、搬入用ロードロック室4の大気側
のゲートバルブ6を閉じ、気体供給配管7からの空気供
給を停止して、排気配管8による排気を行い、搬入用ロ
ードロック室4内を所定の真空度とする。
のゲートバルブ6を閉じ、気体供給配管7からの空気供
給を停止して、排気配管8による排気を行い、搬入用ロ
ードロック室4内を所定の真空度とする。
【0021】次に、搬入用ロードロック室4の真空処理
室3側のゲートバルブ6を開け、搬送アーム12によっ
て、予め所定の真空度に設定されている真空処理室3内
に、半導体ウエハ2を搬入し、下部電極13上に載置す
る。この時、半導体ウエハ2の搬入に備えて、予め下部
電極13と上部電極14との間隔は広く設定されてい
る。
室3側のゲートバルブ6を開け、搬送アーム12によっ
て、予め所定の真空度に設定されている真空処理室3内
に、半導体ウエハ2を搬入し、下部電極13上に載置す
る。この時、半導体ウエハ2の搬入に備えて、予め下部
電極13と上部電極14との間隔は広く設定されてい
る。
【0022】しかる後、搬送アーム12を搬入用ロード
ロック室4内に戻し、搬入用ロードロック室4と真空処
理室3との間のゲートバルブ6を閉じ、下部電極13と
上部電極14との間隔を処理時の間隔(例えば0.5c
m程度)に設定して、下部電極13と上部電極14との
間に所定の電圧を印加する。これとともに、処理ガス供
給配管16から所定の処理ガスを供給し、上部電極14
の多数の透孔15から下部電極13上に載置された半導
体ウエハ2に向けて噴出させることによって、半導体ウ
エハ2にエッチング処理を施す。
ロック室4内に戻し、搬入用ロードロック室4と真空処
理室3との間のゲートバルブ6を閉じ、下部電極13と
上部電極14との間隔を処理時の間隔(例えば0.5c
m程度)に設定して、下部電極13と上部電極14との
間に所定の電圧を印加する。これとともに、処理ガス供
給配管16から所定の処理ガスを供給し、上部電極14
の多数の透孔15から下部電極13上に載置された半導
体ウエハ2に向けて噴出させることによって、半導体ウ
エハ2にエッチング処理を施す。
【0023】このようにして、所定時間半導体ウエハ2
にエッチング処理を施し、エッチング処理が終了する
と、次に真空処理室3と搬出用ロードロック室5との間
のゲートバルブ6を開け、搬送アーム12によって、エ
ッチング処理の終了した半導体ウエハ2を、予め所定の
真空度に排気されている搬出用ロードロック室5内に取
り出す。
にエッチング処理を施し、エッチング処理が終了する
と、次に真空処理室3と搬出用ロードロック室5との間
のゲートバルブ6を開け、搬送アーム12によって、エ
ッチング処理の終了した半導体ウエハ2を、予め所定の
真空度に排気されている搬出用ロードロック室5内に取
り出す。
【0024】この後、真空処理室3と搬出用ロードロッ
ク室5との間のゲートバルブ6を閉じ、気体供給配管7
から空気を供給することによって、真空処理室3内を常
圧に戻すとともに、排気配管8による排気を開始し、搬
出用ロードロック室5内に、半導体ウエハ2面とほぼ水
平な清浄化空気の層流を形成する。そして、この状態で
搬出用ロードロック室5の大気側のゲートバルブ6を開
け、搬送アーム12によって、エッチング処理の終了し
た半導体ウエハ2を大気中に搬出し、図示しないウエハ
カセット等に収容する。
ク室5との間のゲートバルブ6を閉じ、気体供給配管7
から空気を供給することによって、真空処理室3内を常
圧に戻すとともに、排気配管8による排気を開始し、搬
出用ロードロック室5内に、半導体ウエハ2面とほぼ水
平な清浄化空気の層流を形成する。そして、この状態で
搬出用ロードロック室5の大気側のゲートバルブ6を開
け、搬送アーム12によって、エッチング処理の終了し
た半導体ウエハ2を大気中に搬出し、図示しないウエハ
カセット等に収容する。
【0025】以上のように、本実施例のエッチング装置
では、搬入用ロードロック室4および搬出用ロードロッ
ク室5内に、一方の壁面ほぼ全面から対向する壁面に向
けて、内部に設けられる半導体ウエハ2面とほぼ水平な
清浄化空気の層流が形成されるので、搬入用ロードロッ
ク室4および搬出用ロードロック室5の内部を清浄な状
態に保つことができる。なお、本実施例では、フィルタ
10を搬入用ロードロック室4および搬出用ロードロッ
ク室5の側壁部分に設けてあるので、例えば気体供給配
管7内や整流板9等で発生した塵埃が、ロードロック室
4および搬出用ロードロック室5内に流入することも防
止することができる。
では、搬入用ロードロック室4および搬出用ロードロッ
ク室5内に、一方の壁面ほぼ全面から対向する壁面に向
けて、内部に設けられる半導体ウエハ2面とほぼ水平な
清浄化空気の層流が形成されるので、搬入用ロードロッ
ク室4および搬出用ロードロック室5の内部を清浄な状
態に保つことができる。なお、本実施例では、フィルタ
10を搬入用ロードロック室4および搬出用ロードロッ
ク室5の側壁部分に設けてあるので、例えば気体供給配
管7内や整流板9等で発生した塵埃が、ロードロック室
4および搬出用ロードロック室5内に流入することも防
止することができる。
【0026】したがって、例えば搬送アーム12等から
発生した塵埃が、排気時あるいは常圧復帰時の気体流等
によって半導体ウエハ2に付着する可能性を従来に較べ
て大幅に低減することができ、塵埃付着による歩留まり
の低下を抑制することができる。
発生した塵埃が、排気時あるいは常圧復帰時の気体流等
によって半導体ウエハ2に付着する可能性を従来に較べ
て大幅に低減することができ、塵埃付着による歩留まり
の低下を抑制することができる。
【0027】また、上記実施例においては、フィルタ1
0と整流板11を組み合わせて使用したが、フィルタ1
0のみであってもよいことは、いうまでもない。
0と整流板11を組み合わせて使用したが、フィルタ1
0のみであってもよいことは、いうまでもない。
【0028】なお、上記実施例では、本発明をエッチン
グ装置に適用した場合について説明したが、本発明はか
かる実施例に限定されるものではなく、減圧雰囲気下で
被処基板に所定の処理を施す真空処理装置、例えば、ア
ッシング装置、イオン注入装置、スパッタ装置、減圧C
VD装置等に利用することができる。
グ装置に適用した場合について説明したが、本発明はか
かる実施例に限定されるものではなく、減圧雰囲気下で
被処基板に所定の処理を施す真空処理装置、例えば、ア
ッシング装置、イオン注入装置、スパッタ装置、減圧C
VD装置等に利用することができる。
【0029】また、フィルタ10は、真空処理装置に限
らず、半導体製造用のクリーンルームのダウンフローシ
ステムや半導体製造装置のクリーンエア供給システムに
使用することができることは、いうまでもない。
らず、半導体製造用のクリーンルームのダウンフローシ
ステムや半導体製造装置のクリーンエア供給システムに
使用することができることは、いうまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空処理
装置によれば、従来に較べて被処理基板に対する塵埃の
付着可能性を低減し、歩留まりの向上を図ることができ
る。
装置によれば、従来に較べて被処理基板に対する塵埃の
付着可能性を低減し、歩留まりの向上を図ることができ
る。
【図1】本発明の一実施例のエッチング装置の構成を示
す図。
す図。
【図2】図1のエッチング装置のロードロック室の構成
を示す図。
を示す図。
【図3】図1のエッチング装置の真空処理室の構成を示
す図。
す図。
1 エッチング装置 2 半導体ウエハ 3 真空処理室 4 搬入用ロードロック室 5 搬出用ロードロック室 6 ゲートバルブ 7 気体供給配管 8 排気配管 9 整流板 10 フィルタ 11 整流板 12 搬送アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/265
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の真空雰囲気で被処理基板に所定の
処理を施す真空処理装置であって、前記被処理基板の搬
入、搬出のために常圧に解放される真空チャンバを有す
る真空処理装置において、 前記真空チャンバの一方の壁面からフィルタを介して清
浄化された気体を送出し、対向する側面から排気するこ
とによって、前記真空チャンバ内に、前記被処理基板の
面にほぼ水平な清浄化気体の層流を形成する機構を設け
たことを特徴とする真空処理装置。 - 【請求項2】 所定の真空雰囲気で被処理基板に所定の
処理を施す真空処理装置であって、前記被処理基板の搬
入、搬出のために常圧に解放されるロードロック室を有
する真空処理装置において、 前記ロードロック室の一方の壁面からフィルタを介して
清浄化された気体を送出し、対向する側面から排気する
ことによって、前記ロードロック室内に、前記被処理基
板の面にほぼ水平な清浄化気体の層流を形成する機構を
設けたことを特徴とする真空処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13716192A JPH05335278A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 真空処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13716192A JPH05335278A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 真空処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05335278A true JPH05335278A (ja) | 1993-12-17 |
Family
ID=15192249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13716192A Pending JPH05335278A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 真空処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05335278A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109890538A (zh) * | 2016-11-11 | 2019-06-14 | Slm方案集团股份公司 | 用于生产三维工件的具有改进的气体流的设备 |
WO2024126096A1 (de) * | 2022-12-13 | 2024-06-20 | Dmg Mori Additive Gmbh | Filtervorrichtung zur einstellung einer atmosphäre innerhalb einer fertigungsanlage und fertigungsanlage für ein additives fertigungsverfahren |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP13716192A patent/JPH05335278A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109890538A (zh) * | 2016-11-11 | 2019-06-14 | Slm方案集团股份公司 | 用于生产三维工件的具有改进的气体流的设备 |
JP2019536907A (ja) * | 2016-11-11 | 2019-12-19 | エスエルエム ソルーションズ グループ アーゲー | 改良されたガス流で三次元工作物を製造するための装置 |
US11278965B2 (en) | 2016-11-11 | 2022-03-22 | SLM Solutions Group AG | Apparatus for producing a three-dimensional work piece with improved gas flow |
CN109890538B (zh) * | 2016-11-11 | 2022-05-17 | Slm方案集团股份公司 | 用于生产三维工件的具有改进的气体流的设备 |
WO2024126096A1 (de) * | 2022-12-13 | 2024-06-20 | Dmg Mori Additive Gmbh | Filtervorrichtung zur einstellung einer atmosphäre innerhalb einer fertigungsanlage und fertigungsanlage für ein additives fertigungsverfahren |
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