JPH0533416Y2 - - Google Patents

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JPH0533416Y2
JPH0533416Y2 JP1509788U JP1509788U JPH0533416Y2 JP H0533416 Y2 JPH0533416 Y2 JP H0533416Y2 JP 1509788 U JP1509788 U JP 1509788U JP 1509788 U JP1509788 U JP 1509788U JP H0533416 Y2 JPH0533416 Y2 JP H0533416Y2
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JP
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engaging
hole
grommet
wall
peripheral wall
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JP1509788U
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JPH01122348U (ja
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車用ドアグロメツトに関し、更に
詳しくは自動車のボデイとドアの間に電線等を配
線する際の係止具として利用されるものである。
(従来の技術) 自動車のボデイとドアの間に電線を配線し、そ
の電線を外力から保護し、また防水するドアグロ
メツトは通常、屈曲可能なアウター部分とドアに
係止されるインナー部分から構成され、本考案は
インナー部分の構造に関するものである。
第3図〜第7図は従来の自動車用ドアグロメツ
トを示す図である。
第3図に示すように自動車用ドアグロメツトは
アウター部分Aとインナー部分Bから構成され、
インナー部分Bは第4図〜第5図に示す構造とな
つている。
第4図〜第5図において中央に電線を通すため
の貫通孔1aを有する上壁1の外周縁は楕円環状
に屈曲され、周壁2を形成している。この周壁2
はシヨルダー部にテーパー部7と下端に周縁外方
に拡がる鍔部3aを有し、鍔部3aは底壁3に一
体化されている。
周壁2の両長側辺部には、周壁2から切離され
て外方に拡がる一対の係合爪4が設けられ、係合
爪は傾斜面8を有し、この下方先端には係合段部
4aが形成されてる。
第6図はこのようなグロメツトをパネルの孔に
係合する状況を示す図である。
第6図イに示すように、パネル5の孔6にグロ
メツトを押圧して係合爪4を変形させ、更に押込
むことによりロで示すように係合段部4aをパネ
ル5面に係止させる。このとき、グロメツトが孔
6に対して、少しずれて押圧されても側壁のテー
パー部7がそのずれを補正し、更に係合爪4の傾
斜面8に誘導されてグロメツトは正常位置に嵌入
されるようになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような従来のグロメツト
は係合部が2個しかなく、比較的狭い幅の係合爪
であるため、嵌合後も外力が加わるとガタが生
じ、防水効果がなくなる問題があつた。
第7図は従来の嵌合グロメツトBに外力が加わ
つたときの様子を示す図であり、グロメツトBと
パネル5の間に〓間aが生じている。
このような不具合を防止するためには係合爪4
を大きくすること、あるいは係合爪4の数を増加
(たとえば4個)させること等が考えられるが、
係合に必要な挿入圧力は係合爪4の傾斜面8の総
幅に比例するため、これを広くしたり、数を増す
と嵌合のための挿入圧力を大きくする必要があ
り、作業性が低下する問題が生ずる。
また、係合爪4の数を増加させると、グロメツ
トが歪んで挿入されたとき、全部の係合爪4が嵌
合していない状態で、一見嵌合したように見え、
かえつて疑似ロツクによるトラブルを発生させる
恐れがある。
したがつて、現在、かかる自動車用ドアグロメ
ツトのガタつきをなくし、完全防水を得ることが
大きな課題となつている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案は中央に貫通
孔を有する上壁の外周縁を屈曲して楕円環状の周
壁を形成し、該周壁の下端に周縁が外方に拡がる
鍔部を有する底壁を設け、上記周壁の両長側辺部
に側辺の外方に拡がる一対の係合爪を設け、パネ
ルに穿設された孔に係止される自動車用ドアグロ
メツトにおいて、上記係合爪の幅を長側辺部の直
線部分の長さにほぼ等しくすると共に該係合爪の
中間部に抜き穴を形成したことを特徴とするもの
である。
(作用) 本考案においては係合爪の幅を楕円の長辺の直
線部分とほぼ同じ長さまで広くする。この幅広の
係合爪は係合段部において広い領域に亘つて係止
することになり、外力に対してガタつきを与え
る、いわゆるあそびの余裕を与えない。
係合爪の幅が広いとその分、大きなグロメツト
挿入圧力が必要となるが、本考案においては係合
爪の中間部に抜き穴を設けてあるので、この抜き
穴の幅の分だけ挿入圧力を小さくすることができ
ることになる。なお、この抜き穴の形状は四角が
好ましく、強度が保てる範囲内で大きい方が好ま
しい。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図及び第2図は本考案の実施例を示すもの
である。
第1図及び第2図において、中央に電線を通す
ための貫通孔1aを有する上壁1の外周縁は楕円
環状に屈曲され、シヨルダー部にテーパー部7を
形成して周壁2を形成している。この周壁2の下
端には底壁3と一体化して周縁外方に拡がる鍔部
3aが設けられている。
周壁2の両長側辺部には、その直線部分一杯の
長さに且つて周壁から切離されて、傾斜面8を有
して外方に拡がる一対の係合爪4が設けられ、そ
の下方先端には係合段部4aが形成されている。
更に、係合爪4には傾斜面8と上壁1の一部に
かけて四角の抜き穴9が形成されている。
このグロメツトをパネルの穴に挿入押圧して係
上する方法は、従来例の第6図イ,ロで説明した
ものと実質的に同じであるために省略するが、本
考案の実施例の場合は係合爪の幅が従来のものに
比べ、かなり広く形成されているため、係合した
ときのパネルと係合爪4の段部4aの接触長さを
長くすることができる。したがつて、係合後に外
力が加わつても、第7図に示す従来のもののよう
にガタつきが生じない。
また、係合爪4の幅が広くなると大きな押圧力
を必要とするが、本考案の場合、抜き穴9を設け
ているため、この抜き穴9の幅の分だけ、押圧力
が軽減され、従来品に比べ、それ程大きな押圧力
を必要としない。
[考案の効果] 本考案は上記構成をとるため、次の効果を奏す
る。
(イ) 係合爪の幅を楕円直線部分一杯に広げてある
ため、グロメツトのガタが発生せず、防水効果
を大幅に向上することができる。
(ロ) ロツクの挿入圧力は係合爪の厚み、材質、ト
ータル幅で決定されるが、本考案品は従来品と
厚み、材質を同等とし、幅を大きくした代りに
内部に抜き穴を設けて、その分挿入圧力を軽減
している。したがつて、従来の幅の狭いグロメ
ツトと同等の挿入圧力で嵌合作業を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の自動車用ドアグロ
メツトを示す図で第1図は斜視図、第2図は部分
断面図であり、第3図乃至第7図は従来のグロメ
ツトを示し、第3図は説明図、第4図は斜視図、
第5図は部分断面図、第6図イ,ロはパネルへの
嵌合状況を示す説明図、第7図は嵌合後のガタつ
きを示す説明図である。 1……上壁、2……周壁、3……底壁、4……
係合爪、5……パネル、6……穴、7……テーパ
ー部、8……傾斜面、9……抜き穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貫通孔を有する上壁の外周縁を屈曲して楕円環
    状の周壁を形成し、該周壁の下端に周縁が外方に
    拡がる鍔部を有する底壁を設け、上記周壁の両長
    側辺部に側辺の外方に拡がる一対の係合爪を設
    け、パネルに穿設された孔に係止される自動車用
    ドアグロメツトにおいて、上記係合爪の幅を長側
    辺部の直線部分の長さにほぼ等しくすると共に該
    係合爪の中間部に抜き穴を形成したことを特徴と
    する自動車用ドアグロメツト。
JP1509788U 1988-02-09 1988-02-09 Expired - Lifetime JPH0533416Y2 (ja)

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JP1509788U JPH0533416Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09

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JPH01122348U JPH01122348U (ja) 1989-08-18
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JP5619488B2 (ja) * 2010-06-24 2014-11-05 矢崎総業株式会社 グロメット

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