JPH0727530Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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JPH0727530Y2
JPH0727530Y2 JP1989117958U JP11795889U JPH0727530Y2 JP H0727530 Y2 JPH0727530 Y2 JP H0727530Y2 JP 1989117958 U JP1989117958 U JP 1989117958U JP 11795889 U JP11795889 U JP 11795889U JP H0727530 Y2 JPH0727530 Y2 JP H0727530Y2
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Japan
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locking
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grommet
tube
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朗 碇
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として自動車の電気配線において、パネル
の孔部を通る電線を保護すると共に防音、防湿、防塵等
の目的に供されるグロメットに関するものである。
〔従来の技術〕
第21図及び第22図において、軟質のグロメット本体Aは
中空円板状の基部1の内周縁に円筒状のチューブ2が設
けられ、チューブ2の内部にはパネルPの孔を貫通しグ
ロメットに支持されるワイヤハーネスWが挿入される。
そして、ワイヤハーネスWとチューブ2とにテープ3が
巻き付けられ、両者の間は確実にシールされる。
基部1の外周縁にはチューブ2と反対方向に円筒状の周
壁4が連設され、周壁4の端部には内側に向って環状の
支持部5が設けられて周壁4の内部に環状凹部6が形成
されると共に、支持部5の外表面にはパネルPに接触す
るリップ7及び8が設けられる。
一方、硬質の樹脂製ロック部材Bは、中央に孔を有する
底壁9の周縁部を湾曲して立設された環状壁10の上縁に
中央に孔を有する基板11が設けられ、環状壁10の複数個
所に外方に切り起こして係止片12が設けられ、係止片12
の先端の外壁面に係止段部12aが形成される。
係止片12は可撓性を有し、内側に撓みを生じた状態で係
止段部12aがパネルPの孔に係合される。
グロメット本体Aの基部1の内周縁の上記チューブ2と
反対側に筒状壁13を設け、該筒状壁13の外周に設けた鍔
部14がロック部材Bの基板11の内周縁と係合して、グロ
メット本体Aとロック部材Bの結合を補強している。
パネルPの孔に嵌着される樹脂製ロック部材Bの基板11
にグロメット本体Aの環状凹部6が嵌着され、リップ7
及び8がパネルPの壁面に密着してパネルPをシールす
る。
かくして、パネルPとワイヤハーネスWとの隙間はシー
ルされて雨水等が侵入することはなく、しかも、ワイヤ
ハーネスWはチューブ2によって損傷することなく支持
される。
しかし、ワイヤハーネスWに外力Fが作用した場合に
は、ワイヤハーネスWと共にチューブ2が外力F方向に
変位すると共に、基部1、周壁4及び筒状壁13が同方向
に引っ張られて変形を伴って変位し、リップ7及び8が
浮き上がってパネルPのシール能力が低下し、更に引っ
張られると環状凹部6と共に筒状壁13の鍔部14が基板11
より外れるという問題を生ずる(第23図a,b)。
第24図は他の従来例を示し、前記グロメット本体Aの基
部1の内周線におけるチューブ2と反対側部分におい
て、結合補強部材として膨出頭部15aを有する係止片15
を設け、該係止片15とロック部材Bの基板11の係止孔16
に係合させたものであるが、この場合には両者の係合操
作が面倒であると共に前記従来例における筒状壁13の場
合と同様に係合状態が外部から確認できないという問題
がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記した従来技術の欠点に着目して成されたも
のであり、グロメット本体とロック部材の結合を外部か
ら容易に確認し得る結合補強部材を設けるものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案においては、中央に
孔を有する底壁に設けた環状壁の上縁に環状の係止板部
を設けると共に該パネルに対する係止片を設けてなる硬
質樹脂製のロック部材と、基部の外周縁に該係止板部と
嵌着される環状凹部と基部の内周縁に電線挿入用のチュ
ーブとを有する軟質のグロメット本体との組み合わせか
ら成り、軟質グロメット本体の基部に該チューブと反対
方向に延長する連結帯を設け、該連結帯はロック部材の
挿通部より底壁の外方へ突出すると共に該ロック部材と
結合されて成る構成を採用した。
〔実施例〕
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、従来例と
同一構造部分は同一符号をもって示されている。
軟質のグロメット本体A1は基部1の内周縁におけるチュ
ーブ2と反対側部分において、ロック部材B1方向に向け
て連結帯17が複数個連設され、該連結帯17はロック部材
B1の底壁9の係止孔9aを通ってロック部材B1の外方へ延
長しており、該連結帯17には該係止孔9aの外側縁に係合
する係止突起17aが形成されている。係止突起17aは外側
にテーパ部材17a1を有すると共に内側に係止段部17a2
有する。
上記構成において、グロメット本体A1の連結帯17はロッ
ク部材B1の底壁9より外方へ突出した状態でその係止突
起17aにより該底壁9に結合され、外力Fに抗してグロ
メット本体A1の変位を阻止する。
第4図乃至第8図の実施例においては、グロメット本体
A2の基部1の内周縁におけるチューブ2と反対側部分に
おいて連設された連結帯18は端部に係止頭部18aを有
し、ロック部材B2の底壁9における挿通孔9bを通した後
に折曲して該挿通孔9bに近接して設けられた係止枠9cに
開口9c1から挿入して係止する。
第9図乃至第12図の実施例においては、グロメット本体
A3の基部1に設ける連結帯19の自由端部には鋸歯状の係
止部19aが設けられ、ロック部材B3の底壁9における挿
通孔9dを通しながら該挿通孔9d内に設けられた可撓係止
片9eの鋸歯状係止部9e1に係合させる。
第13図乃至第15図の実施例においては、グロメット本体
A4の基部1に連設された連結帯20は自由端部に係止孔20
aを有し、ロック部材B4の底壁9における中心孔9′を
通すと共に環状壁10の内側に突設された係止頭部10a1
有する係止片10aに係止孔20aを係合させる。
第16図乃至第19図の実施例においては、グロメット本体
A5の基部1に連設された連結帯21は自由端部に係止孔21
aを有し、ロック部材B5環状壁10の内側に該係止孔21aに
対応した孔10b1を有する係止壁10bが設けられていて、
連結ピン22を係止孔21aから係止壁10bの孔10b1に挿入し
て嵌合頭部22aを該孔10b1に係合させて他端の押え板部2
2bより連結帯21を保持する。
第20図の実施例においては、ロック部材B6において連結
ピン22′は環状壁10の内側における内壁10cに対してヒ
ンジ23により一体に設けられている。
〔効果〕
本考案は上記した如くに、中央に孔を有する底壁に設け
た環状壁の上縁に環状の係止板部を設けると共に該パネ
ルに対する係止片を設けてなる硬質樹脂製のロック部材
と、基部の外周縁に該係止板部と嵌着される環状凹部と
基部の内周縁に電線挿入用のチューブとを有する軟質の
グロメット本体との組み合わせから成り、軟質グロメッ
ト本体の基部に該チューブと反対方向に延長する連結帯
を設け、該連結帯はロック部材の挿通部より底壁の外方
へ突出すると共に該ロック部材と結合されて成るもので
あるから、ワイヤハーネスと共に変位しようとするグロ
メット本体の動きを連結帯が阻止してグロメットにおけ
るシール性能の低下等を防止し、連結帯は正しい結合状
態においてはロック部材における底壁の外方へ突出して
いるので、グロメット本体とロック部材の結合の適否を
外部から容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のグロメットの一実施例についての全体
の縦断面図 第2図は同上におけるロック部材の斜視図 第3図は同じくグロメット本体の斜視図 第4図は他の実施例におけるロック部材の斜視図 第5図は同上におけるグロメット本体の斜視図 第6図は同上における連結帯と係止枠との関係を示す正
面図 第7図は同上における断面図 第8図は同上における係合状態の断面図 第9図は更に他の実施例についての全体の縦断面図 第10図は同上における要部の断面図 第11図は同上におけるロック部材の斜視図 第12図は同じくグロメット本体の斜視図 第13図は更に他の実施例についての全体の縦断面図 第14図は同上におけるロック部材の斜視図 第15図は同じくグロメット本体の斜視図 第16図は更に他の実施例についての全体の縦断面図 第17図は同上におけるロック部材の斜視図 第18図は同じくグロメット本体の斜視図 第19図は連結ピンの斜視図 第20図は更に他の実施例についてのロック部材の斜視図 第21図は従来例についての分離した状態の断面図 第22図は同上の使用状態における断面図 第23図(a)(b)は同上における要部の作動状態の断
面図 第24図は他の従来例を示す断面図である。 A1,A2,A3,A4,A5……グロメット本体、B1,B2,B3
B4,B5,B6……ロック部材、17,18,19,20,21……連結
帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に孔を有する底壁に設けた環状壁の上
    縁に環状の係止板部を設けると共に該パネルに対する係
    止片を設けてなる硬質樹脂製のロック部材と、基部の外
    周縁に該係止板部と嵌着される環状凹部と基部の内周縁
    に電線挿入用のチューブとを有する軟質のグロメット本
    体との組み合わせから成り、軟質グロメット本体の基部
    に該チューブと反対方向に延長する連結帯を設け、該連
    結帯はロック部材の挿通部より底壁の外方へ突出すると
    共に該ロック部材と結合されて成ることを特徴とするグ
    ロメット。
JP1989117958U 1989-10-09 1989-10-09 グロメット Expired - Fee Related JPH0727530Y2 (ja)

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