JPH05331495A - 粒状石けんの製法 - Google Patents
粒状石けんの製法Info
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- JPH05331495A JPH05331495A JP13851192A JP13851192A JPH05331495A JP H05331495 A JPH05331495 A JP H05331495A JP 13851192 A JP13851192 A JP 13851192A JP 13851192 A JP13851192 A JP 13851192A JP H05331495 A JPH05331495 A JP H05331495A
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Abstract
に対して易溶性で粉塵の立ち難い粒状石けんを得るこ
と。 【構成】 石けん組成物を含水量15重量%以下、温度
55℃以下で棒状または針状に押出し、これを回転刃を
取付けた高速回転破砕造粒機により粒状化することを特
徴とする粒状石けんの製法。
Description
関する。
霧乾燥等により顆粒状にした粒状石けん製造技術が広く
採用されてきた。しかしながらこの顆粒状石けんは易溶
性である一方で嵩高く搬送や保管に場所をとり不便であ
る等の問題があった。最近では特に搬送や保管費用の問
題で粒状石けんの高密度化は避け得ない問題となり、そ
の解決が望まれている。この問題解決の一手段として撹
拌造粒法等の手段が採用されているが得られた石けんの
溶解性が悪くなると言う問題がある。
法、例えば熱風乾燥法、煮き込み法、ドラム乾燥法、減
圧乾燥法、噴射乾燥法等で得られた固体状石けんを粉砕
する方法等が知られている。しかしながらこれらのいず
れの方法でも粒状石けんを高密度化することは困難であ
り、しかも微粉末の発生による作業環境の悪化、あるい
は使用時粉末飛散による不快感等の問題があった。加え
て従来の多くの乾燥造粒化法では、得られた粒状石けん
の水に対する溶解性が低下すると言う問題があった。
も水に易溶性の石けん粒子を、実質上微粉末の副生なし
に製造するための技術を提供することを目的とする。
含水量15重量%以下になるように、温度55℃以下で
押出し、これを破砕し、造粒することにより粒状化する
ことを特徴とする粒状石けんの製法に関する。本発明に
おいて石けん組成物とは、純石けんまたは純石けんに炭
酸塩、けい酸塩、りん酸塩、再付着防止剤等のキレート
剤等の添加剤等を添加したものいずれでもよいが純石け
んを用いるのが所定含水量および温度で石けん組成物を
棒状または針状に押出す上で特に好ましい。
油脂を分解して得られる脂肪酸で例えば牛脂、豚脂、ヤ
シ油、パーム油等から得られる炭素数8〜22の飽和、
不飽和脂肪酸、およびヒドロキシ脂肪酸、アビエチン酸
等が例示される。これらの脂肪酸は洗濯用石けんとして
の洗浄力、起泡力、すすぎやすさ等その要求される性能
によって配合される。製造工程管理上または保存安定性
の上で粉・粒体形成に必要な限度に於いて溶解性を高め
る不飽和脂肪酸を配合することは本発明の効果を上げる
がこれは本発明の必須用件ではない。
下、好ましくは10重量%以下、温度を55℃以下、好
ましくは45℃以下押出す。押出形状としては棒状、針
状、塊状、粒状等であるが、好ましくは棒状または針状
である。
が難しくなり、処理温度が55℃より高いと得られる粒
状石けんの水への溶解性が低下する。
に限定的ではない。好ましくは水分約30重量%の通常
の石けん(いわゆるニートソープ)を熱交換器により1
00℃以上に加熱し、これを150mmHg以下の減圧
乾燥機内に噴射し、混練押出し、水分が15%以下とな
るようコントロールする。その際同時に押出物の温度が
55℃以下になるようコントロールし、これを連続して
破砕造粒機にかけるのが操作を効率的に行なう上で好ま
しい。
従来のスクリュー押出型のニーダー先端部に所望の孔径
を有するパンチングメタルのディスクを有するペレタイ
ザーを用いるとよい。この様なペレタイザーとしては例
えば佐藤鉄工株式会社からバキューム・プロッダーの商
品名で販売されているものがある。ニートソープは水分
を石けん分に対し約30重量%程度含んでいるので、こ
れを減圧乾燥機中で水分20重量%以下に乾燥する。混
練押し出しの際、網の目は直径1.0mmから5.0mmの範
囲が好ましく、1.0mm以下では押出量がかく連続工程
に支障が生じ、生産能力が低かする。5.0mm以上では
充分な圧力が得られず、いずれの場合も温度条件、水分
の条件の制御が難しい。後の破砕造粒の工程のためには
1.5mm〜2.5mmが最適である。
石けんに他の添加物、特に炭酸塩、けい酸塩、りん酸塩
を加えたものでもよいが、これらの添加はしばしば押出
を困難にするため、純石けんまたは純石けんに押出可能
な範囲の量の添加剤を配合して得られた押出乾燥物に、
さらに所要量の添加物を加えながら破砕造粒機にかける
のが好ましい。
高速で回転しながら押出乾燥物を切断し、粒状化するタ
イプのものが好ましい。この方式の造粒機は押出乾燥物
をすりつぶし、微粉化する危険が小さいため、塵状の微
粉が形成されず、かつまた摩擦による局部的な加熱が生
じ難く水への溶解性を損なわない。好適な造粒機として
は、例えば大和化工機株式会社製のクイック・ミル破砕
造粒整粒機や昭和技研株式会社製P−15型パワーミル
等が例示される。
用いられるが1.2〜1.5mmが好ましい。1.0mmより
小さい場合には微粉が発生し、能力も出ない。2mmより
大きい場合は粒子が粗く溶解性が悪くなる。破砕造粒機
の回転速度は1000回転以上が好ましい。
1.0g/cm3の粒径のものを得ることができるため保管
や搬送に場所をとらない。
施例は本発明を制限するものでは無い。 実施例1 次に示す脂肪酸組成の水分32.3重量%のニートソー
プを用いた。 (飽和酸) (不飽和酸) カプリン酸 0.8 パルミトレイン酸 2.0 ラウリン酸 6.0 オレイン酸 34.6 ミリスチン酸 4.9 リノール酸 28.4 パルミチン酸 16.1 リノレイン酸 1.0 ステアリン酸 6.2
用いて得られた針状石けんは水分9%(温度43℃)で
あり、電磁フィーダーを用いて重質炭酸ソーダが石けん
に対して30%になるように破砕造粒機に送り込んだ。
破砕造粒機の網の目直径1.5mmを用いて処理された混
合物をリボンミキサーにて混合撹拌し賦香された製品の
見掛け比重、平均粒径、溶解性を測定し、他の実施例及
び比較例と共に表1に示した。また実施例1で得られた
粒状石けんはX線回折により比較的β型結晶の石けんの
含量が高く、これが石けんの易溶化に寄与していると考
えられる
HARP BIO WASH 4.5 ES−V458
型)を用い標準使用量の石けんについて25℃に於い
て、50メッシュのステンレスネットにかからなくなる
までの時間を測定した。表1の通り溶解性に秀れ、目掛
け比重0.61g/cm3のものが得られた。
4Naを純石けん分に対して2%添加し、混練押出機の
網の目の直径を1.0mmのものを用いて水分8%(温度
40℃)に制御し、無水けい酸ソーダが石けんに対して
25%になる様に破砕造粒機に送り込んだ。破砕造粒機
の網の目を直径1.2mmとして処理した混合物をリボン
ミキサーで賦香、混合撹拌した。得られた粒状石けんの
見掛け比重、平均粒径、溶解性を測定した(第1表)。
混練押出機の網目の直径が狭くなっても通りがよく見掛
け比重も0.59g/cm3のものが得られ、微粉末も少な
かった。
メチルセルローズを1%添加し、混練押出機(網の目直
径5mm)にかけて、水分8.5%(温度40℃)棒状石け
んを得た。20%の重質炭酸ソーダをこの棒状石けんと
共に破砕造粒機に送り込み、破砕造粒機(網の目直径2.
0mm)を用いて処理した。得られた混合物をリボンミキ
サーで5%のアルミノけい酸ソーダと混合撹拌し製造し
たものの見掛け比重は0.58g/cm3であった。
上げ重質炭酸ソーダ30%を加え、ハイスピードミキサ
ーによって撹拌造粒した。得られた粒状石けんはX線回
折によりβ型結晶の石けん含量が少ないことがわかっ
た。
質炭酸ソーダを30重量%加え粉砕した。
が少なく塵が立ちにくく、水に易溶性で見掛け比重が高
いため保管や搬送に場所をとらない。
Claims (4)
- 【請求項1】 石けん組成物の含水量15重量%以下に
なるように、温度55℃以下で押出し、これを破砕し、
造粒することにより粒状化することを特徴とする粒状石
けんの製法。 - 【請求項2】 石けん組成物を棒状または針状に押出す
る請求項1記載の粒状石けんの製法。 - 【請求項3】 破砕および造粒を回転刃のついた回転破
砕造粒機により行なう請求項1記載の粒状石けんの製
法。 - 【請求項4】 押出しを添加物を加えて行なう請求項1
記載の粒状石けんの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4138511A JP2530800B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 粒状石けんの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4138511A JP2530800B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 粒状石けんの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05331495A true JPH05331495A (ja) | 1993-12-14 |
JP2530800B2 JP2530800B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=15223856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4138511A Expired - Lifetime JP2530800B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 粒状石けんの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530800B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53133686A (en) * | 1977-03-14 | 1978-11-21 | Unilever Nv | Enzyme containing marmes |
JPS6176597A (ja) * | 1984-09-21 | 1986-04-19 | ライオン株式会社 | 解砕造粒による粒状洗剤の製造方法 |
JPS63150392A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-23 | ライオン株式会社 | 高嵩密度洗剤組成物の製造方法 |
JPH01172500A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-07 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 高密度粒状石けんの製造方法 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4138511A patent/JP2530800B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53133686A (en) * | 1977-03-14 | 1978-11-21 | Unilever Nv | Enzyme containing marmes |
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JPH01172500A (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-07 | Miyoshi Oil & Fat Co Ltd | 高密度粒状石けんの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2530800B2 (ja) | 1996-09-04 |
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