JPH05331183A - エラグ酸配糖体及びその製造法 - Google Patents

エラグ酸配糖体及びその製造法

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JPH05331183A
JPH05331183A JP16190492A JP16190492A JPH05331183A JP H05331183 A JPH05331183 A JP H05331183A JP 16190492 A JP16190492 A JP 16190492A JP 16190492 A JP16190492 A JP 16190492A JP H05331183 A JPH05331183 A JP H05331183A
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acid glycoside
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗酸化作用等の優れた生理活性を有し、しか
も水に対する溶解度が高いエラグ酸配糖体を提供する。 【構成】 エラグ酸にサイクロデキストリン等の糖供与
体の存在下、サイクロデキストリン合成酵素を作用させ
て、下記式

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なエラグ酸配糖
体、特にエラグ酸の優れた生理活性を有し、しかも水に
対する溶解度が非常に高い新規なエラグ酸配糖体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エラグ酸は、食用油脂類に対する抗酸
化作用、微生物に対する抗突然変異作用及びマウ
ス、ラット等の小動物に対する抗腫瘍作用等、優れた生
理活性を有し、食品及び医薬産業上有用な化合物であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにエラグ酸
は、上記食品や医薬産業において、その利用が期待され
ているにも拘らず、水に対する溶解度が非常に低いため
利用しにくいという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等はこの
ような問題点を解決するため、種々検討を重ねた結果、
エラグ酸に糖供与体の存在下、サイクロデキストリン合
成酵素を作用させるときは、エラグ酸の優れた生理活性
を殆ど損うことなく、水に対する溶解度が非常に高いエ
ラグ酸配糖体が得られることを知り、この知見に基いて
本発明を完成した。
【0005】即ち本発明は、式
【化2】 (式中nは、1〜6の整数を表す)で表わされるエラグ
酸配糖体であり、また本発明はエラグ酸に糖供与体の存
在下、サイクロデキストリン合成酵素を作用させること
を特徴とするエラグ酸配糖体の製造法である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられるエラグ酸としては、エラグ酸またはその含有
物が挙げられる。これらは、公知の方法例えば、ガロタ
ンニンより製造する方法(特開平2−255686参
照)、没食子酸、メチルガレートまたはエチルガレート
を酸化重合して製造する方法(リービッヒス・アンナー
レン・ケミーエ LiebigsAnn. Chem.
929頁(1984)参照)、エラジタンニンを酸に
より加水分解して製造する方法(ジャード・ジャーナル
・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティ J.A
m.Chem.Soc.78巻、3445頁、(195
6)参照)等により得ることができる。
【0007】このエラグ酸は、水に対する溶解度が非常
に低い(0.1〜1.0mg/l)ので、アルギニン、
トリエチルアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の存在下で水に溶解(1〜6mg/ml)し、できる
だけエラグ酸の濃度を高くして使用することが効率良く
エラグ酸配糖体を取得する上で好ましい。
【0008】糖供与体としては、グルコシル残基の少な
くとも1分子がエラグ酸分子に転移され得るもの、例え
ばサイクロデキストリン、澱粉、澱粉液化物、澱粉糖化
物、アミロース、アミロペクチン等が挙げられる。これ
らは、必要により併用してもよい。
【0009】次に、本発明で用いられるサイクロデキス
トリン合成酵素は、エラグ酸に糖供与体の存在下で反応
させた場合エラグ酸配糖体を生成する、またはこの逆反
応を触媒する酵素で、公知の酵素である。
【0010】サイクロデキストリン合成酵素の起源とし
ては、例えばバチルス・マセランス(Bacillus
macerance)、バチルス・メガテリウム(B
acillus megaterium)、バチルス・
ステアロサーモフィルス(Bacillus stea
rothermophilus)、バチルス・ポリミキ
サ(Bacillus polymyxa)、バチルス
・サーキュランス(Bacillus circura
nce)、好アルカリ性バチルス属に属する微生物(A
lkalophilic Bacillus s
p.)、クレブシーラ・ニュウモニアエ(Klebsi
ella pneunoniae)等のものが知られて
いる〔澱粉科学 33巻 2号(1986年)142
頁、ほか参照〕。これらの微生物を栄養培地に接種培養
して、該酵素を生産蓄積せしめ、次いで常法により該酵
素を分離することにより得られるもので、粗酵素、この
精製酵素、市販酵素(例えば天野製薬社製、コンチザイ
ム(商品名))等、いずれを用いてもよい。
【0011】本発明を実施するには、先ずエラグ酸と糖
供与体とを水に溶解して、混合液を調製する。水に対す
る上記2つの成分の添加量は、全体として重量%濃度で
0.1〜10%、好ましくは0.3〜5.0%である。
【0012】そして、上記混合液に対するサイクロデキ
ストリン合成酵素の添加量は、エラグ酸と糖供与体の合
計重量1グラム当たり1単位以上、望ましくは50〜1
00単位である。なお、1単位とはティルデン−ハドソ
ン(Tilden−Hadson)らの方法に従って求
めたものである。
【0013】また、酵素反応のpHは6.5〜9.0、
好ましくは7.5〜8.5であり、また温度は30〜7
0℃、好ましくは40〜60℃であり、また時間は1〜
24時間、好ましくは8〜15時間である。
【0014】このようにして、グルコース重合度が1〜
6のエラグ酸配糖体の集合体を得ることができる。な
お、この反応終了液にグルコアミラーゼを添加し、この
温度でさらに1〜24時間、好ましくは8〜15時間反
応させると、グルコース重合度が1であるエラグ酸配糖
体が得られるので、これを得たい場合には、後述の操作
に入る前に予めこの操作をすることが好ましい。
【0015】このようにして得られた反応終了液から目
的とするエラグ酸配糖体の分離は、以下に述べる通常の
エラグ酸化合物の単離方法を採用すればよい。即ち、セ
ファデックスLH−20等のデキストラン誘導体を担体
とするクロマトグラフィー法[R.S.Tompson
等著、J.Chem.Soc.Perkin I,N
o.11,1387(1972)参照]、シリカゲルを
用いる液体クロマトグラフィー法[C.William
Glennie 等著、J.Agric.Food
Chem.,vol.29.965〜968(198
1)参照]、ポリスチレン系樹脂、例えばダイヤイオン
HP20、HP21、SP206、SP207、CHP
3C、CHP5C、CHP20P(以上何れも三菱化成
工業社製)、アンバーライトXAD−1、XAD−2、
XAD−4(以上何れもオルガノ社製)を用いたクロマ
トグラフィー法(特開昭63−162685参照)、あ
るいは限外濾過膜や逆浸透膜を用いて分画する方法(特
開昭63−267774参照)等の単離方法を採用する
ことが好ましい。これらは単独、または併用してもよ
い。
【0016】上記単離方法をより具体的に示すと以下の
通りである。例えば、反応終了液をロータリーエバポレ
ーターにより濃縮し、濾過樹脂(例えばファルマシア社
製、セファデックスLH−20)を充填したカラムに通
液し、ついで0.05N水酸化カリウム水を通液して未
反応の糖供与体、サイクロデキストリン合成酵素(蛋白
質)等を溶出し、次いで未反応のエラグ酸を溶出し、最
後に目的とするエラグ酸配糖体を溶出する。このように
して得られたエラグ酸配糖体を含む溶出液に、塩酸また
は硫酸等の酸を加えて、pHを3.0以下に調整し、エ
ラグ酸配糖体を析出沈殿させ、以下常法により遠心分離
などの手段により分離し、少量の水で洗浄して、真空乾
燥等によりグルコース重合度の異なるエラグ酸配糖体の
集合体を得ることができる。そして上記エラグ酸配糖体
の溶出液に、未反応のエラグ酸が夾雑物として含まれる
場合や、上記エラグ酸配糖体の集合体からそれぞれグル
コース重合度の異なる配糖体を分離したい場合は、これ
に酸を加えて、エラグ酸配糖体を析出沈殿させ、この沈
殿物をメタノール、エタノール等の溶媒に溶解した後、
逆相系の分配吸着クロマトグラム(例えば、TOSOH
社製、TSK−gel ODS−80TM)にかけ、メ
タノールの濃度勾配によって目的とするエラグ酸配糖体
画分を分離、溶出し、エバポレータ等により濃縮し、蒸
発乾固して目的とするエラグ酸配糖体を得る。
【0017】
【本発明の効果】本発明によればエラグ酸に糖供与体の
存在下、サイクロデキストリン合成酵素を作用させると
いう極めて簡単な操作によって、反応液中にエラグ酸4
−O−α−D−グルコピラノシドを始めとするエラグ酸
配糖体を得ることができる。このエラグ酸配糖体は、エ
ラグ酸の優れた生理活性を有し、しかも水に対する溶解
度が非常に高い特徴を有している。
【0018】以下、実施例を示して本発明をより具体的
に説明する。
【実施例1】エラグ酸4gを2lの水に懸濁し、このエ
ラグ酸の溶解を促進するためアルギニン5g添加して該
エラグ酸を溶解し、これを希塩酸にてpHを7.5に調
整した。これに糖供与体としてα−サイクロデキストリ
ンを8g、サイクロデキストリン合成酵素として、コン
チザイム(商品名、天野製薬社製)を60,000単位
添加し、50℃で15時間反応させ、糖化合物生成反応
を行い、次いで、80℃、5分間加熱処理して酵素反応
を停止し酵素反応終了液を得た。この反応終了液のHP
LC分析の結果を図1に示す。図1の結果から、反応終
了液には、エラグ酸と共にグルコース重合度が1〜数個
であるエラグ酸配糖体が含まれていることが確認でき
る。
【0019】
【実施例2】上記酵素反応終了液に、グルコアミラー
ゼ、グルクザイムAF−6(商品名、天野製薬社製)1
2,000単位を添加し、50℃において15時間反応
させてグルコース重合度が複数のエラグ酸配糖体のグル
コース鎖を加水分解した。この加水分解反応液を以下に
示す高速液体クロマトグラムによりHPLC分析を行っ
た。その結果を図2に示す。図2の結果から、加水分解
反応液には未反応のエラグ酸以外に単一なエラグ酸配糖
体が著量含まれていることが確認できる。 [高速液体クロマトグラムによるHPLC分析の条件] カラム;Cica−MERCK,LiChrosorb
RP−18(5μm)内径、4.0mm、長さ、25
0mm、 流速;1ml/分 移動相;メタノール:5mM KH2PO4(pH2.
5)=45:55 検出波長;255nm
【0020】
【実施例3】次に、上記実施例2で得られた加水分解反
応液を分画分子量10,000の限外濾過膜(旭化成社
製)に透過処理して不溶物及びサイクロデキストリン合
成酵素等を除去し、得られた透過液をロータリーエバポ
レーターにて1/40容量となるまで濃縮した。つい
で、この濃縮液をセファデックスLH−20カラム(内
径5センチ、長さ100センチ)に通液し、次いで0.
05N水酸化カリウム水を通液して、最初未反応の糖供
与体,蛋白質(酵素)及び未反応のエラグ酸を溶出し、
そして最後に目的とするエラグ酸配糖体を溶出した。こ
のようにして得られたエラグ酸配糖体を含む溶液に、直
ちに濃塩酸を加えて、pHを1.5に調整し、エラグ酸
配糖体を析出沈殿させ、3,000rpm、5分間遠心
分離し、少量の水で洗浄して、再度遠心分離し、次いで
常法により真空乾燥して、目的とするエラグ酸配糖体と
思われる粉末約20mgを得た。上記粉末を以下の条件
で、高速液体クロマトグラフィーによりエラグ酸配糖体
の純度を測定したところ98%であった。 [高速液体クロマトグラフィーの条件] カラム;Cica−MERCK,LiChrosorb
RP−18(5μm)内径、4.0mm、長さ、25
0mm 流速;1ml/分 移動相;メタノール:5mM KH2PO4(pH2.
5)=45:55 検出波長;255nm
【0021】次に、上記粉末のエラグ酸配糖体の構造を
以下の核磁気共鳴スペクトル及びマススペクトルにより
分析したところ、得られた化合物はエラグ酸 4−O−
α−D−グルコピラノシドであることが確認された。即
ち、上記粉末を常法に従って、重DMSOに溶解し、1
H−核磁気共鳴スペクトル及び13C−核磁気共鳴スペク
トルにより測定し、構造の解析をしたところそれぞれ図
3(1H−NMR(200MHZ))及び図4(13C−N
MR(50MHZ))が得られ、これらの図より構成成
分はグルコース1分子とエラグ酸1分子であり、グルコ
ースの1位とエラグ酸の4位がα結合していることが判
明した。
【0022】次に、本実施例で得られたエラグ酸配糖体
を常法に従って、マススペクトルにより分析を行ったと
ころ図5が得られ、この結果から本発明の方法で得られ
た化合物の分子量は464であることを確認した。
【0023】次に、本発明の方法で得られたエラグ酸配
糖体を常法に従ってUV及び、IRスペクトルを調べた
結果、それぞれ図6、図7が得られた。UVスペクトル
は検体をメタノールに溶解して測定し、そして、IRス
ペクトルはKBr法により測定した。この結果から、得
られた糖化合物はエラグ酸 4−O−α−D−グルコピ
ラノシドであることが確認された。
【0024】
【応用例1】 「エラグ酸 4−O−α−D−グルコピラノシドの水溶
解性試験」エラグ酸、及びエラグ酸 4−O−α−D−
グルコピラノシドをそれぞれ表1の各濃度となるように
純水に懸濁し、次いで濾過膜、ミリポア製マイレックス
GS(孔径0.22μm)を2回通過させて液中の不溶
性懸濁物を完全に除去し、濾液中に完全に溶解している
エラグ酸またはエラグ酸 4−O−α−D−グルコピラ
ノシドの量を高速液体クロマトグラムにより測定し、そ
の溶解度を求めた。その結果を表1に示す。
【0025】
【0026】表1の結果から、エラグ酸 4−O−α−
D−グルコピラノシドは、エラグ酸に比べて溶解度が重
量比で約150倍、モル比で約100倍増大し、実用に
際して著しく便利であることが判る。
【0027】
【応用例2】 「エラグ酸 4−O−α−D−グルコピラノシドの抗酸
化性試験」アグリカルチュラル・バイオロジカル・ケミ
ストリー(Agricultural Biologi
cal Chemistry)、第52巻、11号、2
717〜2722頁、(1988年)に記載の方法に従
い、抗酸化性試験を行なった。但し、0.125モル・
トリスバッファの代りに純水を使用した。反応液8ml
を、10mlプラスチック製スピッツ管に入れ、15ワ
ット昼白色蛍光燈直下20cm(2900 ルック
ス)、32℃に置いた。経時的に460nmの吸光度を
測定して、β−カロチンの残存率によって、抗酸化能の
比較を行なった。その結果を図8に示す。尚、図8にお
いて、記号×はエラグ酸を最終濃度10μM添加した場
合を示し、○はエラグ酸4−O−α−D−グルコピラノ
シドを最終濃度10μM添加した場合を示し、●はエラ
グ酸4−O−α−D−グルコピラノシドを最終濃度24
μg/ml添加した場合を示し、□はブランクを示し、
▲はカテキンを最終濃度10μM添加した場合を示し、
そして△はα−トコフェロールを最終濃度10μM添加
した場合を示している。
【0028】図8の結果からエラグ酸は、水溶解性が著
しく低いため高濃度で添加してもβ−カロチンの分解を
殆ど防止することができず、ブランクの場合と殆ど差が
ない。 これに対して、エラグ酸 4−O−α−D−グ
ルコピラノシドは、10μMという少量の添加で、β−
カロチンの分解を強力に防止し、6時間30分経過後も
40%以上β−カロチンが残存しており、また水に対す
る飽和濃度(24μg/ml)添加すれば6時間30分
経過後も50%以上β−カロチンが残存していることが
判る。また、その抗酸化力は従来公知のカテキン及びα
−トコフェロールと比べ勝るとも劣らない値を示し、優
れた抗酸化剤として利用できることが判る。この様なこ
とから、エラグ酸を配糖体化し水溶解性を高めることに
よって、抗酸化能を有効に発揮させることができること
が判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた、グルコース重合度の異な
る複数のエラグ酸配糖体を含む酵素反応終了液のHPL
C分析の結果を示す。
【図2】実施例1で得られた、グルコース重合度の異な
る複数のエラグ酸配糖体を含む酵素反応終了液に、グル
コアミラーゼを反応させて得られた、単一なエラグ酸配
糖体が増大して存在するHPLC分析の結果を示す。
【図3】エラグ酸 4−O−α−D−グルコピラノシド
1H−核磁気共鳴スペクトル(200MHZ)(重DM
SO)を示す。
【図4】同化合物の13C−核磁気共鳴スペクトル(50
MHZ)(重DMSO)を示す。
【図5】同化合物のマススペクトルを示す。
【図6】同化合物をメタノールに溶解したときのUVス
ペクトルを示す。
【図7】同化合物のKBr法によるIRスペクトルを示
す。
【図8】同化合物の抗酸化力を示す。
【化3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 (式中nは、1〜6の整数を表す)で示されるエラグ酸
    配糖体。
  2. 【請求項2】エラグ酸に糖供与体の存在下、サイクロデ
    キストリン合成酵素を作用させることを特徴とするエラ
    グ酸配糖体の製造法。
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