JPH05331083A - ブロモフルオロアルケンの製造方法 - Google Patents
ブロモフルオロアルケンの製造方法Info
- Publication number
- JPH05331083A JPH05331083A JP4164296A JP16429692A JPH05331083A JP H05331083 A JPH05331083 A JP H05331083A JP 4164296 A JP4164296 A JP 4164296A JP 16429692 A JP16429692 A JP 16429692A JP H05331083 A JPH05331083 A JP H05331083A
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- JP
- Japan
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- bromofluoroalkene
- general formula
- bromine
- monofluoroalkane
- formula
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/093—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
- C07C17/10—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/23—Preparation of halogenated hydrocarbons by dehalogenation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】モノフルオロアルカンと臭素とを 500〜700 ℃
で反応させて1,1−ブロモフルオロアルケンを合成す
る方法。 【効果】モノフルオロアルカンのフッ素置換炭素上に選
択的にジブロモ化が生じ、続いて脱HBr 化が進行し、目
的とする1,1−ブロモフルオロアルケンを選択的に生
成することができる。また、ブロム化反応及び脱HBr 反
応は、気相反応であるので、反応管を用いて流通式で行
なうことができ、熱的に脱HBr を伴って、目的とする
1,1−ブロモフルオロアルケンを容易に得ることがで
きる。
で反応させて1,1−ブロモフルオロアルケンを合成す
る方法。 【効果】モノフルオロアルカンのフッ素置換炭素上に選
択的にジブロモ化が生じ、続いて脱HBr 化が進行し、目
的とする1,1−ブロモフルオロアルケンを選択的に生
成することができる。また、ブロム化反応及び脱HBr 反
応は、気相反応であるので、反応管を用いて流通式で行
なうことができ、熱的に脱HBr を伴って、目的とする
1,1−ブロモフルオロアルケンを容易に得ることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロモフルオロアルケ
ン、特に1,1−ブロモフルオロエチレンの製造方法に
関するものである。
ン、特に1,1−ブロモフルオロエチレンの製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,1−ブロモフルオロアルケンの製造
方法としては、唯一、次式で示されるように1,2−ジ
ブロモ−1−フルオロアルカン(1) の脱臭化水素化によ
る合成法が知られている〔「日本化学会誌」(1978),
No.8,1173〜1175ページ〕。
方法としては、唯一、次式で示されるように1,2−ジ
ブロモ−1−フルオロアルカン(1) の脱臭化水素化によ
る合成法が知られている〔「日本化学会誌」(1978),
No.8,1173〜1175ページ〕。
【0003】
【0004】上記の合成法によれば、脱HBr の様式が2
通りあるために、得られるブロモフルオロアルケンは2
種類の位置異性体 (2)と(3) として生成されてしまう。
これらの位置異性体は分離が困難であり、目的とする例
えば (2)の化合物を選択的に得ることは容易ではない。
上記文献によれば、化合物(2) の収率は26%以下、化合
物生成比( (2)/(3) )は34%以下と述べられ、塩基等
の条件によってばらつきも大きくなる。
通りあるために、得られるブロモフルオロアルケンは2
種類の位置異性体 (2)と(3) として生成されてしまう。
これらの位置異性体は分離が困難であり、目的とする例
えば (2)の化合物を選択的に得ることは容易ではない。
上記文献によれば、化合物(2) の収率は26%以下、化合
物生成比( (2)/(3) )は34%以下と述べられ、塩基等
の条件によってばらつきも大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
1,1−ブロモフルオロアルケンを選択的かつ容易に得
ることのできる合成方法を提供することにある。
1,1−ブロモフルオロアルケンを選択的かつ容易に得
ることのできる合成方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本出願の第1の発
明は、一般式(I):
明は、一般式(I):
【化6】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、互いに同一で
あっても或いは異なっていてもよい。)で表わされるモ
ノフルオロアルカンと、臭素とを反応させ、これによっ
て、一般式(II):
子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、互いに同一で
あっても或いは異なっていてもよい。)で表わされるモ
ノフルオロアルカンと、臭素とを反応させ、これによっ
て、一般式(II):
【化7】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 は前記したものと
同意義である。)で表わされる1,1−ブロモフルオロ
アルケンを得るブロモフルオロアルケンの製造方法に係
るものである。
同意義である。)で表わされる1,1−ブロモフルオロ
アルケンを得るブロモフルオロアルケンの製造方法に係
るものである。
【0007】また、本出願の第2の発明は、一般式
(I):
(I):
【化8】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、互いに同一で
あっても或いは異なっていてもよい。)で表わされるモ
ノフルオロアルカンと、臭素とを反応させ、これによっ
て、一般式 (III):
子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、互いに同一で
あっても或いは異なっていてもよい。)で表わされるモ
ノフルオロアルカンと、臭素とを反応させ、これによっ
て、一般式 (III):
【化9】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 は前記したものと
同意義である。)で表わされるジブロモフルオロアルカ
ンを得、このジブロモフルオロアルカンに塩基を作用さ
せ、これによって、一般式 (II) :
同意義である。)で表わされるジブロモフルオロアルカ
ンを得、このジブロモフルオロアルカンに塩基を作用さ
せ、これによって、一般式 (II) :
【化10】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 は前記したものと
同意義である。)で表わされる1,1−ブロモフルオロ
アルケンを得るブロモフルオロアルケンの製造方法に係
るものである。
同意義である。)で表わされる1,1−ブロモフルオロ
アルケンを得るブロモフルオロアルケンの製造方法に係
るものである。
【0008】本発明の製造方法においては、モノフルオ
ロアルカンと臭素とを 500〜700 ℃の温度で反応させる
こと、モノフルオロアルカンに対して2倍モル以上の臭
素を反応させることが望ましい。
ロアルカンと臭素とを 500〜700 ℃の温度で反応させる
こと、モノフルオロアルカンに対して2倍モル以上の臭
素を反応させることが望ましい。
【0009】本出願以前において、一級モノフルオロア
ルカン類を 300〜700 ℃の温度範囲で臭素化する場合、
反応条件によって、フッ素で置換された炭素が選択的に
モノブロム化されることは公知である(特開平2−67,
234 号公報)。そこで、本発明者は、フッ素で置換され
た炭素(即ち、臭素化される炭素)の隣りの炭素に水素
を有するフルオロアルカン類(I)を臭素化する場合、
次の式−1及び式−2に従ってモノフルオロアルカン
(I)を臭素化、脱臭化水素化して選択的に1,1−ブ
ロモフルオロアルケン(II) を製造できることを見い出
し、本発明に到達したものである。
ルカン類を 300〜700 ℃の温度範囲で臭素化する場合、
反応条件によって、フッ素で置換された炭素が選択的に
モノブロム化されることは公知である(特開平2−67,
234 号公報)。そこで、本発明者は、フッ素で置換され
た炭素(即ち、臭素化される炭素)の隣りの炭素に水素
を有するフルオロアルカン類(I)を臭素化する場合、
次の式−1及び式−2に従ってモノフルオロアルカン
(I)を臭素化、脱臭化水素化して選択的に1,1−ブ
ロモフルオロアルケン(II) を製造できることを見い出
し、本発明に到達したものである。
【0010】
【化11】
【0011】(式−1)では、選択的にフッ素置換炭素
上にジブロモ化、続いて脱HBr 化が進行し、1,1−ブ
ロモフルオロアルケン(II)が生成する。
上にジブロモ化、続いて脱HBr 化が進行し、1,1−ブ
ロモフルオロアルケン(II)が生成する。
【0012】(式−2)では、段階的に1,1,1−ジ
ブロモフルオロアルカン(III) で反応を止め、次に、塩
基条件で脱HBr を行ない、1,1−ブロモフルオロアル
ケン(II)に導くことができる。ここで使用可能な塩基
としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
セシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
ト、カリウムt ブチラート等のアルカリ金属類、及びト
リメチルアミン、トリエチルアミン、DBU(ジアザビ
シクロウンデセン)等の有機塩基類などから任意に選
び、用いることができる。
ブロモフルオロアルカン(III) で反応を止め、次に、塩
基条件で脱HBr を行ない、1,1−ブロモフルオロアル
ケン(II)に導くことができる。ここで使用可能な塩基
としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
セシウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
ト、カリウムt ブチラート等のアルカリ金属類、及びト
リメチルアミン、トリエチルアミン、DBU(ジアザビ
シクロウンデセン)等の有機塩基類などから任意に選
び、用いることができる。
【0013】この塩基は溶媒に溶解させ、1,1,1−
ジブロモフルオロアルカン(III) に作用させることがで
きる。ここで使用可能な溶媒としては、水、メチルアル
コール、エチルアルコール、エチレングリコール等のプ
ロトン性溶媒、テトラヒドロフランアセトン、ジオキサ
ン、ジグライム、アセトニトリル、塩化メチレン、N,
N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒から任
意に選ばれたもので、単独又は混合系で使用することが
できる。
ジブロモフルオロアルカン(III) に作用させることがで
きる。ここで使用可能な溶媒としては、水、メチルアル
コール、エチルアルコール、エチレングリコール等のプ
ロトン性溶媒、テトラヒドロフランアセトン、ジオキサ
ン、ジグライム、アセトニトリル、塩化メチレン、N,
N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性溶媒から任
意に選ばれたもので、単独又は混合系で使用することが
できる。
【0014】本発明による方法において、上記の(式−
1)で示すブロム化反応及び脱HBr反応は、気相反応で
あるので、反応管を用いて流通式で行なうことができ、
熱的に脱HBr を伴って、目的とする1,1−ブロモフル
オロアルケン(II)を得ることができる。
1)で示すブロム化反応及び脱HBr反応は、気相反応で
あるので、反応管を用いて流通式で行なうことができ、
熱的に脱HBr を伴って、目的とする1,1−ブロモフル
オロアルケン(II)を得ることができる。
【0015】また、(式−2)で示す反応で得られたジ
ブロモフルオロアルカン(III) は、塩基と反応させるこ
とで、1,1−ブロモフルオロアルケン(II)に導くこ
とができる。
ブロモフルオロアルカン(III) は、塩基と反応させるこ
とで、1,1−ブロモフルオロアルケン(II)に導くこ
とができる。
【0016】上記のブロム化に用いる反応管は、どの様
な材質のものも使用可能であるが、一般に、パイレック
スガラスや、石英管等の耐熱ガラス製反応管を用いるこ
とにより、副反応が抑制されて目的とする化合物(I
I)、(III) の収率が高くなる。
な材質のものも使用可能であるが、一般に、パイレック
スガラスや、石英管等の耐熱ガラス製反応管を用いるこ
とにより、副反応が抑制されて目的とする化合物(I
I)、(III) の収率が高くなる。
【0017】なお、本発明に使用する上記のモノフルオ
ロアルカン(I)は、一級アルコールと無水フッ酸とか
ら安価に合成することができる。そして、次式で示すよ
うに、このモノフルオロアルカン(I)の合成から、こ
れを出発原料とする1,1−ブロモフルオロアルケン
(II)を得る反応までの一連の反応は連続流通式で行な
うことができる。
ロアルカン(I)は、一級アルコールと無水フッ酸とか
ら安価に合成することができる。そして、次式で示すよ
うに、このモノフルオロアルカン(I)の合成から、こ
れを出発原料とする1,1−ブロモフルオロアルケン
(II)を得る反応までの一連の反応は連続流通式で行な
うことができる。
【0018】
【化12】
【0019】本発明による反応に用いるモノフルオロア
ルカンの上記一般式(I)において、R1 及びR2 とし
ては、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、te
rt−ブチル基をはじめ、n−ペンチル基、n−ヘキシル
基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、
n−デシル基、又はこれらの異性体が挙げられる。
ルカンの上記一般式(I)において、R1 及びR2 とし
ては、水素原子、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、te
rt−ブチル基をはじめ、n−ペンチル基、n−ヘキシル
基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、
n−デシル基、又はこれらの異性体が挙げられる。
【0020】本発明による反応で得られる1,1−ブロ
モフルオロアルケン(II)は、合成抗菌剤等の医薬品の
合成中間体、或いは含フッ素樹脂、ゴムのモノマーとし
て有用である。
モフルオロアルケン(II)は、合成抗菌剤等の医薬品の
合成中間体、或いは含フッ素樹脂、ゴムのモノマーとし
て有用である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例について更に詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ないことが理解されよう。
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ないことが理解されよう。
【0022】実施例1〜3 石英反応管(内径10mm、長さ70cm)の中央部分(長さ40
cm分)を下記の第一表に示す温度に加熱し、これに、1
−モノフルオロエタン(実施例1、2)または1−モノ
フルオロプロパン(実施例3)1モルと、2モルの臭素
とを流速 300ml/分で流した。生成物、その収率及び原
料の転化率を第一表に示す。これによれば、収率、転化
率ともに良好である。
cm分)を下記の第一表に示す温度に加熱し、これに、1
−モノフルオロエタン(実施例1、2)または1−モノ
フルオロプロパン(実施例3)1モルと、2モルの臭素
とを流速 300ml/分で流した。生成物、その収率及び原
料の転化率を第一表に示す。これによれば、収率、転化
率ともに良好である。
【0023】
【0024】実施例4〜5 塩基(水酸化ナトリウム)を溶媒に溶解し、60〜65℃に
加温して、攪拌しながら、実施例1で得られた1,1,
1−ジブロモフルオロエタン 100ml(211.4g、1.03mm
ol) を45分かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3〜
4時間反応を行ない、得られたガス(1,1−ブロモフ
ルオロエチレン)をドライアイスアセトンで捕集した。
結果を下記の第二表に示したが、収率及び転化率とも極
めて良好である。
加温して、攪拌しながら、実施例1で得られた1,1,
1−ジブロモフルオロエタン 100ml(211.4g、1.03mm
ol) を45分かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3〜
4時間反応を行ない、得られたガス(1,1−ブロモフ
ルオロエチレン)をドライアイスアセトンで捕集した。
結果を下記の第二表に示したが、収率及び転化率とも極
めて良好である。
【0025】
【0026】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、モノフルオ
ロアルカンと臭素とを反応させているので、モノフルオ
ロアルカンのフッ素置換炭素上に選択的にジブロモ化が
生じ、続いて脱HBr 化が進行し、目的とする1,1−ブ
ロモフルオロアルケンを選択的に生成することができ
る。
ロアルカンと臭素とを反応させているので、モノフルオ
ロアルカンのフッ素置換炭素上に選択的にジブロモ化が
生じ、続いて脱HBr 化が進行し、目的とする1,1−ブ
ロモフルオロアルケンを選択的に生成することができ
る。
【0027】また、上記ブロム化後に段階的に1,1,
1−ジブロモフルオロアルカンで反応を止め、次に、塩
基条件で脱HBr を行ない、目的とする1,1−ブロモフ
ルオロアルケンに選択的に導くことができる。
1−ジブロモフルオロアルカンで反応を止め、次に、塩
基条件で脱HBr を行ない、目的とする1,1−ブロモフ
ルオロアルケンに選択的に導くことができる。
【0028】そして、上記のブロム化反応及び脱HBr 反
応は、気相反応であるので、反応管を用いて流通式で行
なうことができ、熱的に脱HBr を伴って、目的とする
1,1−ブロモフルオロアルケンを容易に得ることがで
きる。
応は、気相反応であるので、反応管を用いて流通式で行
なうことができ、熱的に脱HBr を伴って、目的とする
1,1−ブロモフルオロアルケンを容易に得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 副井 種臣 大阪府摂津市西一津屋1の50 株式会社ダ イキンファインケミカル研究所内 (72)発明者 天野 俊彦 大阪府摂津市西一津屋1の50 株式会社ダ イキンファインケミカル研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(I): 【化1】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、互いに同一で
あっても或いは異なっていてもよい。)で表わされるモ
ノフルオロアルカンと、臭素とを反応させ、これによっ
て、一般式(II): 【化2】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 は前記したものと
同意義である。)で表わされる1,1−ブロモフルオロ
アルケンを得るブロモフルオロアルケンの製造方法。 - 【請求項2】一般式(I): 【化3】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜10のアルキル基であり、互いに同一で
あっても或いは異なっていてもよい。)で表わされるモ
ノフルオロアルカンと、臭素とを反応させ、これによっ
て、一般式 (III): 【化4】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 は前記したものと
同意義である。)で表わされるジブロモフルオロアルカ
ンを得、このジブロモフルオロアルカンに塩基を作用さ
せ、これによって、一般式(II): 【化5】 (但し、この一般式中、R1 及びR2 は前記したものと
同意義である。)で表わされる1,1−ブロモフルオロ
アルケンを得るブロモフルオロアルケンの製造方法。 - 【請求項3】モノフルオロアルカンと臭素とを 500〜70
0 ℃の温度で反応させる、請求項1又は2に記載した製
造方法。 - 【請求項4】モノフルオロアルカンに対して2倍モル以
上の臭素を反応させる、請求項1〜3のいずれかに記載
した製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4164296A JPH05331083A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ブロモフルオロアルケンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4164296A JPH05331083A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ブロモフルオロアルケンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05331083A true JPH05331083A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15790423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4164296A Pending JPH05331083A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | ブロモフルオロアルケンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05331083A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015033985A1 (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-12 | ダイキン工業株式会社 | 1,1-ジブロモ-1-フルオロエタンの製造方法 |
CN104710271A (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-17 | 浙江化工院科技有限公司 | 一种氟溴乙烯的制备方法 |
JP2016121122A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | ダイキン工業株式会社 | 1−ブロモ−1−フルオロエチレン化合物の製造方法 |
WO2023176434A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 株式会社レゾナック | フルオロアルケンの保管方法 |
WO2023176433A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 株式会社レゾナック | フルオロアルケンの保管方法 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4164296A patent/JPH05331083A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015033985A1 (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-12 | ダイキン工業株式会社 | 1,1-ジブロモ-1-フルオロエタンの製造方法 |
JP2015071592A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-04-16 | ダイキン工業株式会社 | 1,1−ジブロモ−1−フルオロエタンの製造方法 |
JP2015131854A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-07-23 | ダイキン工業株式会社 | 1,1−ジブロモ−1−フルオロエタンの製造方法 |
CN105517981A (zh) * | 2013-09-03 | 2016-04-20 | 大金工业株式会社 | 1,1-二溴-1-氟乙烷的制造方法 |
US9593058B2 (en) | 2013-09-03 | 2017-03-14 | Daikin Industries, Ltd. | Method for producing 1,1-dibromo-1-fluoroethane |
RU2670757C2 (ru) * | 2013-09-03 | 2018-10-25 | Дайкин Индастриз, Лтд. | Способ получения 1,1-дибром-1-фторэтана |
CN104710271A (zh) * | 2013-12-11 | 2015-06-17 | 浙江化工院科技有限公司 | 一种氟溴乙烯的制备方法 |
CN104710271B (zh) * | 2013-12-11 | 2016-12-07 | 浙江化工院科技有限公司 | 一种氟溴乙烯的制备方法 |
JP2016121122A (ja) * | 2014-12-24 | 2016-07-07 | ダイキン工業株式会社 | 1−ブロモ−1−フルオロエチレン化合物の製造方法 |
WO2023176434A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 株式会社レゾナック | フルオロアルケンの保管方法 |
WO2023176433A1 (ja) * | 2022-03-16 | 2023-09-21 | 株式会社レゾナック | フルオロアルケンの保管方法 |
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