JP2002527417A - 化学的方法 - Google Patents

化学的方法

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JP2002527417A
JP2002527417A JP2000575831A JP2000575831A JP2002527417A JP 2002527417 A JP2002527417 A JP 2002527417A JP 2000575831 A JP2000575831 A JP 2000575831A JP 2000575831 A JP2000575831 A JP 2000575831A JP 2002527417 A JP2002527417 A JP 2002527417A
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cyanide
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カサド,ミシエル
ラトン,パトリツク
ステフアン,ドミニク
ビオビ,アニエス
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アベンティス・クロップサイエンス・エス・アー
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/14Preparation of carboxylic acid nitriles by reaction of cyanides with halogen-containing compounds with replacement of halogen atoms by cyano groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I): 【化1】 (式中、R及びRは明細書に定義した通りである)を有する化合物の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、農薬の製造において有用な中間体、特に4−シアノ−3−ニトロベ
ンゾトリフロリドを製造するための新規な方法に関する。
【0002】 農薬活性の4−ベンゾイルイソオキサゾール、特に5−シクロプロピルイソオ
キサゾール除草剤及びその合成における中間体は、例えば欧州特許出願公開第0
418175号明細書、同第0487353号明細書、同第0527036号明
細書、同第0560482号明細書、同第0609798号明細書、同第068
2659号明細書のような文献に記載されている。
【0003】 上記化合物の各種製造方法が公知である。本発明は、農薬及び該農薬の製造に
おいて有用な中間体化合物を製造するための改良方法を求める。
【0004】 従って、本発明の目的は、o−ニトロベンゾニトリル化合物を製造するための
新規でより経済的な方法を提供することである。
【0005】 本発明の更なる目的は、高収率及び/または高選択率で進行するo−ニトロベ
ンゾニトリル化合物の製造方法を提供することである。
【0006】 本発明の更なる目的は、触媒として低量の銅化合物しか必要としないo−ニト
ロベンゾニトリル化合物の製造方法を提供することである。
【0007】 本発明の更なる目的は、触媒を使用する必要なくシアン化第一銅を使用して進
行するo−ニトロベンゾニトリル化合物の製造方法を提供することである。
【0008】 本発明の更なる目的は、公知の方法よりも低温で進行し、よって実施が容易な
o−ニトロベンゾニトリルの製造方法を提供することである。
【0009】 本発明により、上記目的の一部もしくは全部が達成される。
【0010】 (発明の要旨) 従って、本発明は、式(I):
【0011】
【化3】 [式中、RはC1−4ハロアルキル(好ましくは、トリフルオロメチル)、フ
ッ素、塩素または臭素を表し、Rは水素またはC1−4アルコキシを表す] を有するo−ニトロベンゾニトリルの製造方法を提供し、、その方法は、式(I
I):
【0012】
【化4】 (式中、R及びRは上記と同義であり、Xはフッ素、塩素または臭素原子を
表す) の対応o−ニトロハロベンゼンを、 Xがフッ素原子を表すときには、 (a)任意に触媒の存在下で、非水性媒体においてシアン化アルカリ金属と反応
させる; Xが塩素原子を表すときには、 (b)任意に臭化アルカリ金属または臭化アルカリ土類金属の存在下で、シアン
化第一銅及び臭化水素、臭素及び臭化テトラアルキルアンモニウムから選択され
る臭素源と反応させる;または (c)臭化第一銅及び相転移触媒の存在下でシアン化アルカリ金属またはシアン
化テトラアルキルアンモニウムと反応させる;または (d)シアン化第一銅及びヨウ化リチウムと反応させる; Xが臭素原子を表すときには、 (e)任意に臭化アルカリ金属及び臭化アルカリ土類金属から選択される触媒の
存在下で、シアン化第一銅と反応させる;または (f)触媒量のシアン化第一銅及び相転移触媒の存在下でシアン化アルカリ金属
と反応させる ことを含む。
【0013】 式(I)を有する化合物の一部は公知であり、その製造及び除草性4−ベンゾ
イルイソオキサゾール誘導体への変換のための多くの方法が上掲した欧州特許明
細書に記載されている。
【0014】 式(II)を有する化合物は公知であるか、または公知の方法により製造され
得る。
【0015】 式(I)、式(II)及び下記する式において、Rは好ましくはトリフルオ
ロメチル、フッ素または臭素を表し、Rは好ましくは水素またはメトキシを表
す。
【0016】 本発明の特に好ましい実施態様において、Rはトリフルオロメチルを表し、
は水素を表す。
【0017】 本発明において、テトラアルキルアンモニウム塩の一部をなす用語「アルキル
」は1〜6個の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキル基を表す。
【0018】 (発明の詳細な説明) 式(II)(式中、Xはフッ素原子を表す)の化合物から式(I)の化合物を
製造する上記方法(a)は、シアン化アルカリ金属(例えば、シアン化ナトリウ
ムまたはシアン化カリウム)を使用して実施される。シアン化ナトリウムが好ま
しい。シアン化物の使用量は通常1〜2モル当量、好ましくは1〜1.1モル当
量である。
【0019】 多数の非水性溶媒、例えばニトリル類(例えば、アセトニトリルまたはベンゾ
ニトリル)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフランまたはジグリム(ジエチ
レングリコールジメチルエーテル))、アミド類(N,N−ジメチルホルムアミ
ドまたはN−メチルピロリドン)、ケトン類(例えば、メチルイソブチルケトン
)、エステル類(例えば、安息香酸メチルまたは酢酸n−ブチル)、ジメチルス
ルホキシド及びスルホランが適当である。好ましい溶媒はベンゾニトリル、アセ
トニトリル、テトラヒドロフランまたはN,N−ジメチルホルムアミドから選択
される。
【0020】 反応は通常、約1容量%未満、好ましくは約0.5容量%未満、より好ましく
は約0.1容量%未満、典型的には約0.005〜約0.05容量%の水を含む
溶媒中で実施される。しかしながら、場合により、使用する溶媒の種類、反応温
度、製造しようとする式(I)の化合物及び他の反応条件に応じて僅かに多いも
しくは少ない容量の水も許容され得る。
【0021】 好ましくは、アンモニウム塩(例えば、アルキル基が1〜6個の炭素原子を含
む直鎖または分枝鎖アルキルであるテトラアルキルアンモニウムまたはトリアル
キルベンジルアンモニウムの塩化物、臭化物または硫酸水素塩、例えば臭化テト
ラメチルアンモニウム)、または好ましくはグアニジウム塩(例えば、塩化ヘキ
サブチルグアニジウムまたは塩化ヘキサメチルグアニジウム)から選択され得る
触媒を使用する。使用する場合、触媒の量は通常0.01〜0.3モル当量、好
ましくは0.05〜0.25モル当量である。
【0022】 反応温度は通常20℃〜溶媒の沸点、好ましくは30〜180℃、より好まし
くは60〜100℃である。
【0023】 式(II)(式中、Xは塩素原子を表す)の化合物から式(I)の化合物を製
造する上記方法(b)は、任意に臭化アルカリ金属または臭化アルカリ土類金属
(好ましくは、臭化リチウム)の存在下でシアン化第一銅及び臭化水素、臭素及
び臭化テトラアルキルアンモニウムから選択される臭素源を使用して実施される
。この方法において、シアン化第一銅の使用量は通常0.5〜2モル当量、好ま
しくは0.8〜1.2モル当量である。
【0024】 臭素源の使用量は通常0.05〜1モル当量である。
【0025】 反応混合物中に臭化アルカリ金属または臭化アルカリ土類金属をも存在させる
ときには、触媒量、通常0.01〜0.5モル当量、好ましくは0.02〜0.
05モル当量使用する。
【0026】 溶媒は、ニトリル類(例えば、アセトニトリルまたはベンゾニトリル)、ケト
ン類(例えば、メチルイソブチルケトン)、エーテル類(例えば、テトラヒドロ
フランまたはジグリム(ジエチレングリコールジメチルエーテル))、エステル
類(例えば、安息香酸メチルまたは酢酸n−ブチル)、ジメチルスルホキシド及
びスルホランから選択され得る。好ましい溶媒はアセトニトリル、ベンゾニトリ
ルまたはジグリムである。
【0027】 使用する式(II)の化合物の反応溶媒中の濃度は通常0.1ml/mmol
〜2ml/mmol、好ましくは0.2ml/mmol〜1ml/mmolであ
る。
【0028】 反応温度は通常100〜200℃、好ましくは130〜180℃である。
【0029】 式(II)(式中、Xは塩素原子を表す)の化合物から式(I)の化合物を製
造する上記方法(c)は、臭化第一銅及び相転移触媒の存在下でシアン化アルカ
リ金属(例えば、シアン化ナトリウムまたはシアン化カリウム)またはシアン化
テトラアルキルアンモニウムを使用して実施される。
【0030】 好ましいシアン化アルカリ金属はシアン化カリウムである。シアン化アルカリ
金属またはシアン化テトラアルキルアンモニウムの使用量は通常1〜1.5モル
当量、好ましくは1〜1.1モル当量である。臭化第一銅の使用量は通常0.0
1〜2モル当量、好ましくは1モル当量である。反応を固体/液体相転移触媒を
用いて実施する。相転移触媒は、テトラアルキルアンモニウム塩またはトリアル
キルベンジルアンモニウム塩(例えば、臭化テトラメチルアンモニウムまたは臭
化ベンジルトリメチルアンモニウム)、ホスホニウム塩(例えば、臭化トリブチ
ルヘキサデシルホスホニウム)、グアニジウム塩(例えば、臭化ヘキサブチルグ
アニジウムまたは臭化ヘキサメチルグアニジウム)、及びクラウンエーテル(例
えば、18−クラウン−6)から選択され得る。相転移触媒の使用量は通常0.
05〜0.3モル当量である。
【0031】 反応のために好適な溶媒には、ニトリル類(例えば、アセトニトリルまたはベ
ンゾニトリル)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフランまたはジグリム(ジ
エチレングリコールジメチルエーテル))、ケトン類(例えば、メチルイソブチ
ルケトン)、エステル類(例えば、安息香酸メチル)が含まれる。好ましい溶媒
はアセトニトリルである。
【0032】 使用する式(II)の化合物の反応溶媒中の濃度は通常0.1ml/mmol
〜2ml/mmol、好ましくは0.2ml/mmol〜1ml/mmolであ
る。
【0033】 反応温度は通常100〜200℃、好ましくは130〜180℃である。
【0034】 式(II)(式中、Xは塩素原子を表す)の化合物から式(I)の化合物を製
造する上記方法(d)は、シアン化第一銅及びヨウ化リチウムを使用して実施さ
れる。反応には、通常0.5〜2モル当量、好ましくは0.8〜1.2モル当量
のシアン化第一銅を使用する。ヨウ化リチウムの使用量は通常0.05〜2モル
当量、好ましくは0.2〜0.5モル当量である。
【0035】 反応のために好適な溶媒には、ニトリル類(例えば、ベンゾニトリルまたはア
セトニトリル)、エーテル類(例えば、ジグリム(ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル))、ケトン類(例えば、メチルイソブチルケトン)、エステル類(
例えば、安息香酸メチル)が含まれる。
【0036】 反応温度は通常100〜200℃、好ましくは130〜180℃である。
【0037】 式(II)(式中、Xは臭素原子を表す)の化合物から式(I)の化合物を製
造する上記方法(e)は、任意に臭化アルカリ金属及び臭化アルカリ土類金属か
ら選択される触媒(好ましくは、臭化リチウム)の存在下でシアン化第一銅を使
用して実施される。反応には、通常0.5〜2モル当量、好ましくは1〜1.1
モル当量のシアン化第一銅を使用する。触媒(存在させる場合)の使用量は通常
0.05〜2モル当量である。
【0038】 反応のために好適な溶媒には、ニトリル類(例えば、アセトニトリルまたはベ
ンゾニトリル)、エーテル類(例えば、テトラヒドロフランまたはジグリム(ジ
エチレングリコールジメチルエーテル))、ケトン類(例えば、メチルイソブチ
ルケトン)、エステル類(例えば、安息香酸メチルまたは酢酸n−ブチル)、ア
ミド類(例えば、N,N−ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドン)
、ジメチルスルホキシドまたはスルホランが含まれる。好ましい溶媒はアセトニ
トリル、ベンゾニトリルまたはテトラヒドロフランである。
【0039】 反応温度は通常100〜200℃、好ましくは110〜160℃、より好まし
くは120〜140℃である。
【0040】 上記反応に使用する式(II)の化合物に、臭素原子が塩素原子で置換されて
いる対応化合物が少量(通常20%まで)含まれていてもよい。このことが反応
に対して不利でないことが判明した。従って、式(II)の純粋な化合物を使用
するよりも式(I)のニトリル化合物を精製、単離する方がより便利または直接
的であり得る。この分離は当業界で公知の方法、例えば蒸留により実施され得る
【0041】 式(II)(式中、Xは臭素原子を表す)の化合物から式(I)の化合物を製
造する上記方法(f)は、触媒量のシアン化第一銅及び相転移触媒の存在下でシ
アン化アルカリ金属を用いて実施される。シアン化カリウムが好ましいシアン化
アルカリ金属である。シアン化第一銅の使用量は通常0.05〜0.2モル当量
である。シアン化アルカリ金属の使用量は通常0.5〜2モル当量、好ましくは
0.6〜1.3モル当量、より好ましくは0.7〜1モル当量である。相転移触
媒は、臭化アルカリ金属または臭化アルカリ土類金属(好ましくは、臭化リチウ
ム)、アルキル基が1〜6個の炭素原子を含む直鎖もしくは分枝鎖アルキルであ
る臭化テトラアルキルアンモニウムまたは臭化トリアルキルベンジルアンモニウ
ム(例えば、臭化テトラメチルアンモニウムまたは臭化ベンジルトリメチルアン
モニウム)、ホスホニウム塩(例えば、臭化トリブチルヘキサデシルホスホニウ
ム)、グアニジウム塩(例えば、臭化ヘキサブチルグアニジウムまたは臭化ヘキ
サメチルグアニジウム)、及びクラウンエーテル(例えば、18−クラウン−6
)から選択され得る。相転位触媒の使用量は通常0.05〜0.5モル当量、好
ましくは0.05〜0.3モル当量である。
【0042】 反応のために好適な溶媒には、ニトリル類(例えば、アセトニトリルまたはベ
ンゾニトリル)、アルコール類(例えば、n−ブタノール)、アミド類(例えば
、N,N−ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドン)、ケトン類(例
えば、メチルイソブチルケトン)、エステル類(例えば、安息香酸メチル)、エ
ーテル類(例えば、テトラヒドロフランまたはジグリム(ジエチレングリコール
ジメチルエーテル))、ジメチルスルホキシドまたはスルホランが含まれる。
【0043】 使用する式(II)の化合物の反応溶媒中の濃度は通常0.1ml/mmol
〜2ml/mmol、好ましくは0.2ml/mmol〜1ml/mmol、よ
り好ましくは0.2ml/mmol〜0.4ml/mmolである。
【0044】 反応温度は通常100〜200℃、好ましくは110〜160℃である。
【0045】 本発明の別の特徴によれば、式(II)(式中、R及びRは上記と同義で
あり、Xは臭素原子である)を有する化合物の製造方法が提供され、その方法は
式(II)(式中、Xは塩素原子)の対応化合物を臭素源と反応させることを含
む。
【0046】 好適な臭素源の例には、臭化アルカリ金属(例えば、臭化カリウムまたは臭化
リチウム)、臭化アルカリ土類金属(例えば、臭化マグネシウム)、臭化第一銅
、臭化第二銅、臭化亜鉛、臭化水素、臭素、及び臭化リチウムと臭化第一銅の混
合物が含まれる。好ましい臭素源は臭化リチウムと臭化第一銅の混合物、臭化マ
グネシウムまたは臭化第二銅である。臭素源の使用量は通常1〜5モル当量であ
る。臭化リチウムと臭化第一銅の混合物を使用するときには、0.1〜1モル当
量の臭化第一銅と1〜2モル当量の臭化リチウムが通常使用される。
【0047】 良好な結果を得るためには、溶媒が通常必要である。反応のために好適な溶媒
には、ニトリル類(例えば、アセトニトリルまたはベンゾニトリル)、エーテル
類(例えば、テトラヒドロフランまたはジグリム(ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル))、ケトン類(例えば、メチルイソブチルケトン)、エステル類(
例えば、安息香酸メチルまたは酢酸n−ブチル)、N−メチルピロリドン、アル
カン酸類(例えば、酢酸)、ジメチルスルホキシド及びスルホランが含まれる。
【0048】 反応温度は通常100〜200℃、好ましくは130〜180℃である。方法
を濃厚媒体中で実施したときな良好な結果が得られる。
【0049】 本発明の別の特徴によれば、式(II)(式中、Xは塩素原子である)の化合
物から式(I)の化合物を製造するために方法(e)または(f)を方法(g)
と組み合わせることができる。
【0050】 本発明の方法により得られる式(I)を有する化合物は、例えば下記反応スキ
ームに従って除草活性4−ベンゾイルイソオキサゾール誘導体の製造において使
用され得る。
【0051】
【化5】
【0052】 式(III)を有する4−ベンゾイルイソオキサゾールは、例えば欧州特許出
願公開第0418175号明細書、同第0527036号明細書及び同第056
0482号明細書に記載されている。
【0053】 本発明を下記する非限定的実施例により説明する。溶媒中の成分の濃度を示す
とき、式(II)の化合物の溶媒中の濃度(すなわち、溶媒のml/式(II)
の化合物のmmol)を指すと理解されたい。
【0054】 実施例1 シアン化アルカリ金属を用いる4−フルオロ−3−ニトロベンゾトリフロリドか
らの4−シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(方法(a)) 4−フルオロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1mmol)、シアン化ナト
リウムまたはシアン化カリウム(1mmol)、及びアセトニトリルまたはベン
ゾニトリル(1ml/mmol)の混合物を20℃で混合し、80℃で6時間加
熱して、標記生成物を得た。結果を表1に示す。この結果から、シアン化ナトリ
ウムを使用すると良好な選択率が得られることが分かる。
【0055】
【表1】
【0056】 実施例2 シアン化ナトリウムを用いる4−フルオロ−3−ニトロベンゾトリフロリドから
の4−シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造:溶媒、温度及び触媒の影
響(方法(a)) 4−フルオロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1mmol)、シアン化ナト
リウム(1mmol)、及びN,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、
テトラヒドロフランまたはベンゾニトリル(1ml/mmol)の混合物を20
℃で混合し、6時間加熱して、標記生成物を得た。結果を表2に示す。この結果
から、ベンゾニトリル(PhCN)が最高の選択率を与えたことが分かる。
【0057】
【表2】
【0058】 上記実験手順を80℃で、但し触媒(0.2当量)及びアセトニトリル、テト
ラヒドロフランまたはベンゾニトリル(1ml/mmol)の存在下で繰り返し
た。使用した触媒は塩化ヘキサブチルグアニジウムまたは臭化テトラブチルアン
モニウムであった。(表3に示す)結果は、触媒として塩化ヘキサブチルグアニ
ジウムを使用すると、特にテトラヒドロフランまたはベンゾニトリル中で非常に
良好な選択率が得られたことを示す。
【0059】
【表3】
【0060】 実施例3 シアン化第一銅及び臭素源を用いる4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド
からの4−シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(方法(b)) 4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1または1.3当量)、シアン
第一銅(1当量)、及び(任意に触媒量の臭化リチウムの存在下で)臭素または
臭化水素(47%水溶液)の混合物をベンゾニトリル(2当量)中20℃で混合
し、170℃で加熱して、標記生成物を得た。結果を表4に示す。この反応の選
択率は少なくとも90%であった。
【0061】
【表4】
【0062】 上記手順を繰り返し、アセトニトリル(1ml/mmol)中で4−クロロ−
3−ニトロベンゾトリフロリド(1当量)、シアン化第一銅(1当量)及び臭化
ベンジルトリメチルアンモニウム(1当量)を使用し、160℃で6時間加熱し
て、標記化合物を得た。4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリドの変換率は
94%であった。生成物の収率は62%、選択率は66%であった。
【0063】 上記実験を繰り返した。但し、ベンゾニトリル(2当量)中のシアン化第一銅
(1当量)及びtert−ブチルアミン臭化水素酸塩(1当量)を20℃で混合
後、150℃に加熱した。次いで、4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド
(1.2当量)を1時間かけて添加し、混合物をこの温度で7時間維持した。表
5に示す結果から、これらの条件を使用すると反応は良好な選択率で進行するこ
とが分かる。
【0064】
【表5】
【0065】 実施例4 シアン化アルカリ金属、臭化第一銅及び相転移触媒を用いる4−クロロ−3−ニ
トロベンゾトリフロリドからの4−シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製
造(方法(c)) 4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1当量)、シアン化カリウム(
1当量)、臭化第一銅(1当量)及び4級アンモニウム塩(0.2当量)の混合
物を20℃で混合後、アセトニトリル(1ml/mmol)と共に160℃で6
時間加熱して、標記生成物を得た。表6に示す結果から、これらの条件を使用す
ると良好な選択率が得られることが分かる。
【0066】
【表6】
【0067】 実施例5 シアン化第一銅及びヨウ化リチウムを用いる4−クロロ−3−ニトロベンゾトリ
フロリドからの4−シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(方法(d)
4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1当量)、シアン化第一銅(1
当量)及びヨウ化リチウム(0.2または0.5当量)の混合物をベンゾニトリ
ルまたはジグリム(ジエチレングリコールジメチルエーテル)(1ml/mmo
l)と共に160℃で6時間加熱して、標記化合物を得た。ヨウ化リチウムは有
機溶媒への溶解度から選択した。表7に示す結果から、0.5当量のヨウ化リチ
ウムを使用すると特に良好な選択率が得られることが分かる。
【0068】
【表7】
【0069】 実施例6 任意に臭化リチウムの存在下でシアン化第一銅を用いる4−ブロモ−3−ニトロ
ベンゾトリフロリドからの4−シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(
方法(e)) 任意に臭化リチウム(1当量)及びベンゾニトリルまたはテトラヒドロフラン
(1ml/mmol)の存在下で4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリド(
1当量)及びシアン化第一銅(1当量)の混合物を130℃で6時間加熱して、
標記生成物を得た。表8に示す結果から、これらの条件を用いると、触媒を使用
してもしなくても優れた収率及び選択率が得られることが分かる。
【0070】
【表8】
【0071】 上記実験を110℃でベンゾニトリルまたはアセトニトリル(1ml/mmo
l)を使用して繰り返した。臭化リチウムにより、有機溶媒中のシアン化第一銅
の溶解度が改善されるが、優れた結果は臭化リチウムを使用してもしなくても得
られた(表9)。
【0072】
【表9】
【0073】 実施例7 シアン化第一銅を用いる4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリド及び4−ク
ロロ−3−ニトロベンゾトリフロリドの混合物からの4−シアノ−3−ニトロベ
ンゾトリフロリドの製造(方法(e)) (12%の4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリドを含有する)4−ブロ
モ−3−ニトロベンゾトリフロリド(0.2当量,1.7mol)及びシアン化
第一銅(1.1当量)の混合物を130℃で加熱後、残りの4−ブロモ−3−ニ
トロベンゾトリフロリド(0.8当量)を130℃で4時間かけて添加した。更
に130℃で2時間後、冷却した混合物をトルエンで抽出し、臭化ナトリウム水
溶液及び亜硫酸水素ナトリウムで順次洗浄し、蒸発させて、標記生成物を得た。
(4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリドの含有量に基づく)標記生成物の
変換率及び収率はいずれも100%であった。4−クロロ−3−ニトロベンゾト
リフロリドに変化はなかった。
【0074】 実施例8 相転移触媒の存在下でシアン化アルカリ金属及び触媒量のシアン化第一銅を用い
る4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリドからの4−シアノ−3−ニトロベ
ンゾトリフロリドの製造(方法(f)) 4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1当量)、シアン化カリウム(
0.9当量)、シアン化第一銅(0.1当量)及び相転移触媒(臭化テトラエチ
ルアンモニウムまたは臭化テトラブチルアンモニウム)の混合物をベンゾニトリ
ル、アセトニトリル、n−ブタノールまたはジメチルスルホキシドと共に110
℃で6時間加熱した。表10に示す結果は、0.2ml/mmolまたは0.4
ml/mmolの濃度でベンゾニトリル、アセトニトリルまたはn−ブタノール
を使用すると優れた選択率が得られ得ることを示す。アセトニトリル(0.4m
l/mmol)に加えて少量(6μl/mmol)の水を存在させると、選択率
は高レベルのままで標記生成物の収率が44%に増加した。
【0075】
【表10】
【0076】 実施例9 相転移触媒としての臭化リチウムの存在下でシアン化アルカリ金属及び触媒量の
シアン化第一銅を用いる4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリドからの4−
シアノ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(方法(f)) 4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1当量,0.02mol)、シ
アン化カリウム(1.2当量,0.024mol)、シアン化第一銅(0.1当
量,0.002mol)及び臭化リチウム(0.25当量,0.005mol)
の混合物をアセトニトリル(6ml)中110℃で18時間加熱した。この時点
で、出発物質の4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリドは消費された。冷却
した混合物をメチルt−ブチルエーテルで抽出し、水洗し、硫酸マグネシウムで
乾燥し、蒸発させて、標記生成物を得た。
【0077】 変換率は99%、生成物の収率は89.7%であり、生成物の純度は93.8
%であった。
【0078】 実施例10 各種臭素源を用いる4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリドからの4−ブロ
モ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(方法(f)) 4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(1当量)及び臭素源(臭化第一
銅、臭化第二銅、臭化リチウムまたは臭化マグネシウム)(1当量)、または臭
化第一銅(1当量)−臭化リチウム(1当量)混合物の混合物をベンゾニトリル
、ジグリム(ジエチレングリコールジメチルエーテル)、酢酸またはN−メチル
ピロリドン(1ml/mmol)と共に160℃で6時間加熱して、標記生成物
を得た。表11は、各種条件を用いて良好な選択率が得られ得ること及び臭化第
一銅−臭化リチウム混合物により特に良好な結果が得られることを示す。対照的
に、溶媒の非存在下では乏しい結果しか得られなかった。
【0079】
【表11】
【0080】 実施例11 臭化第一銅−臭化リチウム混合物を用いる4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフ
ロリドからの4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(方法(g))
上記した実施例10の手順を、異なる濃度(0.02、0.04、0.1、0 .5、1または2ml/mmol)のベンゾニトリルと共に臭化第一銅(1当量
)−臭化リチウム(1当量)混合物を用いて繰り返した。表12は、これらの条
件のすべてを用いると良好な選択率が得られること及び0.04ml/mmol
のベンゾニトリルを存在させるとき収率及び選択率が特に良好であったことを示
す。
【0081】
【表12】
【0082】 上記反応を、ベンゾニトリルの代わりに異なる濃度(0.01、0.02、0
.04、0.08、0.1、0.5、1または2ml/mmol)のジグリム(
ジエチレングリコールジメチルエーテル)を用いて繰り返した。表13は、0.
02〜0.04ml/mmolの濃度で変換率、収率及び選択率が最適であった
ことを示す。
【0083】
【表13】
【0084】 上記反応を、ベンゾニトリルの代わりに異なる濃度(0.02、0.04、0
.1または1ml/mmol)の酢酸、アセトニトリルまたはテトラヒドロフラ
ンを用いて繰り返した。表14に示す結果から、最適濃度は溶媒に依存し、最良
の結果は高濃度で得られたことが分かる。
【0085】
【表14】
【0086】 実施例12 異なる比率の臭化第一銅−臭化リチウム混合物を用いる4−クロロ−3−ニトロ
ベンゾトリフロリドからの4−ブロモ−3−ニトロベンゾトリフロリドの製造(
方法(g)) ベンゾニトリル(4当量)中の4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリド(
1当量)、臭化第一銅(1当量)及び臭化リチウム(2当量)の混合物を180
℃で5時間加熱した。冷却した混合物をトルエンで抽出し、臭化ナトリウム水溶
液及び亜硫酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、蒸発させて、標記生成物を得た。
(4−クロロ−3−ニトロベンゾトリフロリドに基づく)変換率は84%、収率
は78%、選択率は93%であった。
【0087】 上記反応を臭化第一銅(0.1当量)及び臭化リチウム(2当量)を用いて繰
り返すと、変換率は83%、選択率は90%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 98420187.1 (32)優先日 平成10年10月13日(1998.10.13) (33)優先権主張国 欧州特許庁(EP) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN ,YU,ZA,ZW (72)発明者 ステフアン,ドミニク フランス国、エフ−69330・メイジユー、 リユ・モリエール、71 (72)発明者 ビオビ,アニエス フランス国、エフ−69700・サン・タンデ オル・ル・シヤトー、リユ・デ・ゼコル (番地なし) Fターム(参考) 4H006 AA02 AB84 AC54 BA03 BA37 BA51 BB15 BB20 BB21 BB49 BC31 BC34 BC35 BE01 BE53 BE61 BE90 QN14 4H039 CA70 CD20

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 (式中、RはC1−4ハロアルキル、フッ素、塩素または臭素を表し、R
    水素またはC1−4アルコキシを表す) を有する化合物の製造方法であって、式(II): 【化2】 (式中、R及びRは上記と同義であり、Xはフッ素、塩素または臭素原子を
    表す) の対応o−ニトロハロベンゼンを、 Xがフッ素原子を表すときには、 (a)任意に触媒の存在下で、非水性媒体においてシアン化アルカリ金属と反応
    させる; Xが塩素原子を表すときには、 (b)任意に臭化アルカリ金属または臭化アルカリ土類金属の存在下で、シアン
    化第一銅及び臭化水素、臭素及び臭化テトラアルキルアンモニウムから選択され
    る臭素源と反応させる;または (c)臭化第一銅及び相転移触媒の存在下でシアン化アルカリ金属またはシアン
    化テトラアルキルアンモニウムと反応させる;または (d)シアン化第一銅及びヨウ化リチウムと反応させる; Xが臭素原子を表すときには、 (e)任意に臭化アルカリ金属及び臭化アルカリ土類金属から選択される触媒の
    存在下でシアン化第一銅と反応させる;または (f)触媒量のシアン化第一銅及び相転移触媒の存在下でシアン化アルカリ金属
    と反応させる ことを含む前記方法。
  2. 【請求項2】 (a)において触媒をアンモニウム塩及びグアニジウム塩か
    ら選択する請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (a)においてシアン化アルカリ金属はシアン化ナトリウム
    である請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 (a)において1〜2モル当量のシアン化物を使用する請求
    の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 (a)において溶媒がベンゾニトリル、アセトニトリル、テ
    トラヒドロフランまたはN,N−ジメチルホルムアミドである請求の範囲第1項
    〜第4項のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 (a)において溶媒が1容量%未満の水を含む請求の範囲第
    1項〜第5項のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 (b)において0.5〜2モル当量のシアン化第一銅を使用
    する請求の範囲第1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 (b)において0.05〜1モル当量の臭素源を使用する請
    求の範囲第1項または第7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 (b)において0.01〜0.5モル当量の臭化アルカリ金
    属または臭化アルカリ土類金属を使用する請求の範囲第1項、第7項または第8
    項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 (c)においてシアン化カリウムを使用する請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 (c)において0.01〜2モル当量の臭化第一銅を使用
    する請求の範囲第1項または第10項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 (c)において相転移触媒をテトラアルキルアンモニウム
    塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、ホスホニウム塩、グアニジウム塩及
    びクラウンエーテルから選択される請求の範囲第1項、第10項または第11項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 (b)または(c)において使用する式(II)の化合物
    の反応溶媒中の濃度が0.1ml/mmol〜2ml/mmolである請求の範
    囲第1項及び請求の範囲第7項〜第12項のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 (d)において0.5〜2モル当量のシアン化第一銅を使
    用する請求の範囲第1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 (d)においてヨウ化リチウムの使用量が0.05〜2モ
    ル当量である請求の範囲第1項または第14項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 (e)において触媒が臭化リチウムである請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 (e)において0.5〜2モル当量のシアン化第一銅を使
    用する請求の範囲第1項または第16項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 (e)において触媒の量が0.05〜2モル当量である請
    求の範囲第1項、第16項または第17項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 (f)において0.05〜0.2モル当量のシアン化第一
    銅を使用する請求の範囲第1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 (f)においてシアン化カリウムを使用する請求の範囲第
    1項または第19項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 (f)において0.5〜2モル当量のシアン化アルカリ金
    属を使用する請求の範囲第1項、第19項または第20項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 (f)において相転移触媒を臭化アルカリ金属、臭化アル
    カリ土類金属、臭化テトラアルキルアンモニウム、臭化トリアルキルベンジルア
    ンモニウム、ホスホニウム塩、グアニジウム塩及びクラウンエーテルから選択さ
    れる請求の範囲第1項及び第19項〜第21項のいずれか1項に記載の方法。
  23. 【請求項23】 (f)において相転移触媒が臭化リチウムである請求の範
    囲第1項及び第19項〜第22項のいずれか1項に記載の方法。
  24. 【請求項24】 (e)または(f)において使用する式(II)の化合物
    の反応溶媒中の濃度が0.1ml/mmol〜2ml/mmolである請求の範
    囲第1項及び第16項〜第23項のいずれか1項に記載の方法。
  25. 【請求項25】 式(II)(式中、R及びRは請求の範囲第1項に定
    義した通りであり、Xは臭素原子である)を有する化合物の製造方法であって、
    式(II)(式中、Xは塩素原子)を有する対応化合物を臭素源と反応させるこ
    とを含む前記方法。
  26. 【請求項26】 臭素源を臭化アルカリ金属、臭化アルカリ土類金属、臭化
    第一銅、臭化第二銅、臭化亜鉛、臭化水素、臭素、及び臭化リチウムと臭化第一
    銅の混合物から選択される請求の範囲第25項に記載の方法。
  27. 【請求項27】 臭素源が臭化リチウムと臭化第一銅の混合物、臭化マグネ
    シウムまたは臭化第二銅である請求の範囲第25項または第26項に記載の方法
  28. 【請求項28】 臭素源の使用量が1〜5モル当量である請求の範囲第25
    項、第26項または第27項である方法。
  29. 【請求項29】 (e)または(f)において式(II)(式中、Xは臭素
    原子を表す)を有する化合物を請求の範囲第25項に記載の方法により製造する
    請求の範囲第1項に記載の式(I)を有する化合物の製造方法。
  30. 【請求項30】 Rがトリフルオロメチル、フッ素または臭素を表し、R が水素またはメトキシを表す請求の範囲第1項〜第29項のいずれかに1項に
    記載の方法。
  31. 【請求項31】 Rがトリフルオロメチルを表し、Rが水素を表す請求
    の範囲第1項〜第30項のいずれかに1項に記載の方法。
  32. 【請求項32】 実質的に明細書に記載されている請求の範囲第1項、第2
    5項または第29項に記載の方法。
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