JPH05330465A - 電動車両および電動車両用バッテリユニット - Google Patents

電動車両および電動車両用バッテリユニット

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JPH05330465A
JPH05330465A JP4282518A JP28251892A JPH05330465A JP H05330465 A JPH05330465 A JP H05330465A JP 4282518 A JP4282518 A JP 4282518A JP 28251892 A JP28251892 A JP 28251892A JP H05330465 A JPH05330465 A JP H05330465A
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JP
Japan
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battery
battery unit
electric vehicle
electric
vehicle
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Application number
JP4282518A
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English (en)
Inventor
Masao Ogawa
雅雄 小川
Hiroyuki Sako
裕之 迫
Hidetoshi Takamatsu
英俊 高松
Kenji Tamaki
健二 玉木
Masayuki Toriyama
正雪 鳥山
Yoshihiro Nakazawa
祥浩 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 搭載するバッテリの幅方向寸法の決定の自由
度が高く、鞍乗り型電動車両に適用した場合にバンク角
を大きくできる電動車両用バッテリユニットを提供す
る。 【構成】 車体11にバッテリユニット99を搭載し、
このバッテリユニット99から電動モータ35に給電し
て電動モータ35の動力で走行する電動車両において、
バッテリユニット99の外形を長尺形状に形成し、この
長尺形状のバッテリユニット99を長手方向を車体11
の前後方向を一致させて車体11の下部に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動車両および電動車
両用バッテリユニットにかかり、特に、電動スクータ等
の鞍乗り型電動車両に適したバッテリユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電動車両としては、例えば、特開
平3−243484号公報に記載された鞍乗り型車両に
適用されたものが知られる。この電動車両は、バッテリ
を前後輪の車軸中心を結ぶ線よりも下方に配置して車両
全体としての低重心化を図り、また、電動モータに冷却
風を導く空冷ダクトを設けて電動モータを冷却するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電動車両にあっては、実際に実用に適するもの
とするためには箱型のバッテリを車両の下方位置に配置
しなければならず、車体中心線に対するバッテリの幅寸
法が大きくなり、リーンウイズ等の乗車姿勢を採る際の
バンク角が制限されるという不都合があった。また、こ
の従来の電動車両は、バッテリが充放電時に発熱する
が、バッテリがボックス内に収納されるため、その実用
化にあたってはバッテリをより効果的に冷却することが
望まれる。
【0004】さらに、上述した従来の電動車両は、空冷
ダクトにより導入した冷却風中に混在する塵埃、特に、
鉄粉等の磁性の塵埃を除去するためにフィルタを設けな
ければならず、このフィルタが抵抗となり、さらなる冷
却性能向上に対し不都合であった。この発明は、上記各
事情を鑑みてなされたもので、実用に適する電動車両を
得るため、バッテリの下部幅寸法を小さくできる電動車
両、バッテリを効果的に冷却できる電動車両、フィルタ
を用いることなく電動モータの冷却風から磁性の塵埃を
除去できる電動車両を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、車体にバッテリユニット
を搭載し、このバッテリユニットから電動モータに給電
して電動モータの動力で走行する電動車両において、前
記バッテリユニットの外形を長尺形状に成形し、この長
尺形状のバッテリユニットを長手方向を前記車体の前後
方向と一致させて前記車体の下部に配置した。
【0006】そして、この請求項1に記載の発明にかか
る電動車両は、バッテリユニットを長尺形状の複数のバ
ッテリを束ねたバッテリ組付体から構成する態様に、バ
ッテリユニットは車幅方向外側下縁を切り欠いて下部幅
寸法が上部幅寸法より小さな形状に成形する態様に構成
でき、さらに、車体が前輪を支持する前部車体と後輪を
支持する後部車体とを中間車体で連結して構成される鞍
乗り型車両を基礎として、中間車体の下部に前記バッテ
リユニットを懸架し、前記中間車体の上部を乗員の足載
部とする態様に構成できる。
【0007】また、請求項5に記載の発明は、長尺形状
の複数のバッテリを長手方向を車両前後方向に一致させ
て隣接するバッテリ間に間隙を隔て束ねバッテリ組付体
を構成し、このバッテリ組付体をバッテリボックス内に
収容して構成される電動車両用バッテリユニットであっ
て、前記バッテリボックスの前部に前記間隙と対応した
位置で冷却風導入用の通孔を形成するとともに、前記バ
ッテリボックスの側部あるいは後部の少なくとも一方に
排風用の開口を形成した。
【0008】そして、この請求項5に記載の発明にかか
る電動車両用バッテリユニットは、鞍乗り型電動車両に
適用した場合に中空のパイプ状車体フレームを利用し、
前記排風用の開口をパイプ状車体フレームに連絡しパイ
プ状車体フレームを介して排風する態様に、また、排風
用の開口に前記バッテリボックスの内部から強制排気す
る排風機を設ける態様に構成でき、これら態様は、フレ
ームをカウルで覆う鞍乗り型電動車両を基礎として、排
風機の排風口をカウルに覆われた空間内に開口させてカ
ウル内に排風するように構成できる。
【0009】また、請求項5に記載の発明にかかる電動
車両用バッテリユニットは、2つのバッテリ組付体を有
し、これら2つのバッテリ組付体の電極を1つの板状導
電部材に接続し、この板状導電部材を折り曲げて前記2
つのバッテリ組付体を前記バッテリボックス内に長手方
向に離隔して配置するとともに、前記折り曲げた板状導
電部材の対向する面間にスペーサを介設する態様に構成
できる。
【0010】さらに、請求項10に記載の発明にかかる
電動車両は、電動モータの動力で走行する電動車両にお
いて、前記電動モータに冷却風を導く空冷ダクトを設
け、この空冷ダクトの内壁面に磁石を設けた。
【0011】請求項11にかかる電動車両用バッテリユ
ニットは、複数のバッテリの収納位置を規制するととも
に各バッテリの周囲に冷却風を通すための間隙を確保し
た仕切部材を備え、この間隙に対応させてバッテリボッ
クスの前部に冷却風導入用の通孔を形成し、バッテリボ
ックスの側部または後部の一方に排風用の開口を形成し
た。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明にかかる電動車両は、バ
ッテリユニットを長手方向が車両前後方向に一致する長
尺状に成形するため、バッテリユニットの幅方向の造
形、すなわちバッテリユニットの幅方向寸法の設定に大
きな自由度が得られ、鞍乗り型電動車両に適用すること
で車体の大型化を招くことなく大きなバンク角を得られ
る。
【0013】そして、請求項2に記載の発明にかかる電
動車両は、バッテリユニットを長尺状の複数のバッテリ
を束ねたバッテリ組付体から構成することで形状の決定
により大きな自由度が得られる。また、請求項3に記載
の発明にかかる電動車両は、バッテリユニットの車幅方
向外側下縁を切り欠くことで鞍乗り型電動車両に適用し
た場合により大きなバンク角を得られ、さらに、前部車
体と後部車体とを連結する中間車体の下部にバッテリユ
ニットを懸架する構成を採用することで、バッテリのレ
イアウトに大きな自由度が得られ、車体の前後方向重量
バランスを適正に設定することも容易である。
【0014】また、請求項5に記載の発明にかかる電動
車両用バッテリユニットは、バッテリ間に間隙を隔てバ
ッテリ組付体を構成し、このバッテリ組付体を前部に間
隙と一致する位置で通孔が形成されたバッテリボックス
内に収容するため、バッテリを走行風等で効果的に冷却
できる。
【0015】そして、この請求項5に記載の発明にかか
る電動車両用バッテリユニットは、鞍乗り型電動車両の
パイプ状車体フレームに支持し、このパイプ状車体フレ
ーム内を介し排風する態様に構成することで、車体フレ
ームを有効に利用して全体としての小形化を図れる。ま
た、この請求項5に記載の発明にかかる電動車両用バッ
テリユニットは、強制排気用の排風機を設けることでよ
り効果的にバッテリを冷却でき、さらに、自動二輪車に
適用した場合はカウルにより覆われる空間内に向けて排
風することで特別なカバーを要することなく雨水等の侵
入を防止できる。
【0016】またさらに、この請求項5に記載の発明に
かかる電動車両用バッテリユニットは、2つのバッテリ
組付体を板状電極で接続し、この板状電極を折り曲げて
バッテリ組付体間に介在させるため、複数のバッテリ組
付体の近接配置が容易で組立を容易に行なえ、この折り
曲げた板状電極でバッテリボックスおよびバッテリ組付
体等の寸法誤差を吸収することもできる。
【0017】また、請求項10に記載の電動車両は、電
動モータを冷却する冷却風中に浮遊する鉄粉等の磁性の
塵埃を磁石により吸着できるため、フィルタを簡素化し
て冷却風の流れの抵抗を小さくでき、充分な風量の冷却
風を電動モータに送ることができる。
【0018】請求項11にかかる電動車両用バッテリユ
ニットは、バッテリの収納位置を規制するとともに冷却
風を通すための間隙を確保した仕切部材を備えたので、
各収納位置にバッテリを装着するだけで所定の位置に冷
却風通路が確保され、また、各バッテリを保持すること
ができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図24はこの発明を鞍乗り型電動車両
に適用した一実施例を示し、図1から図4が鞍乗り型電
動車両である電動スクータの全体を、図5から図9が同
電動スクータの車体フレームを、図10から図24がそ
れぞれ他の主要部分を表す。
【0020】図において、11は車体フレームであり、
車体フレーム11は前部フレームであるヘッドパイプ1
2と後部フレーム13とを中間フレーム14で連結して
構成される。周知のように、ヘッドパイプ12にはフロ
ントフォーク15により前輪16Fが操向ハンドル17
による操向可能に支持される。なお、55はフロントカ
バー、54はセンタカバー、27はリアカバーであり、
センタカバー54は上面に乗員足載用のステップフロア
98(図11参照)が形成され、リアカバー27は上部
にシート28が、後部にテールランプ22およびナンバ
プレート取付部23等が設けられる。ただし、図面中で
は、各カバー27,54,55は境界を示さず一体に表
している。
【0021】後部フレーム13はパイプを略U字状に屈
曲したリアチューブ21を有し、図2、図5および図6
に示すように、リアチューブ21はU字状の屈曲部を斜
め後上方に向けて延出し前部左右両端が中間フレーム1
4に溶接等で固着される。このリアチューブ21は、中
間部分に後述するパワースイングユニットとの間でクッ
ションユニット24が設けられ、リアカバー27によっ
て上部および側方が覆われる。
【0022】また、図9に詳示されるように、リアチュ
ーブ21には、前部に後述するセンタチューブ18の後
端と略一致する位置で左右両側部分からそれぞれ取付パ
イプ25L,25R(必要に応じ添字の無い番号で代表
する)が垂設される。取付パイプ25L,25Rは、上
端がそれぞれ溶接等でリアチューブ21に固着され、下
端部間にクロスパイプ29が架設される。これら取付パ
イプ25には、また、上側部分間にクロスプレート30
が溶接等で架設され、このクロスプレート30の下側に
リアプレート31が架設され、このリアプレート31の
後側にそれぞれピボット軸26がカラー32L,32R
によって架設される。
【0023】クロスプレート30は、上下両縁が後方へ
略直角に折り曲げられた側断面視略コ字状を成し、両側
端が取付パイプ25に溶接で固着される。このクロスプ
レート30には、後述するセンタチューブ18の後端が
貫通して後方へ突出し、また、後面にリアダクト45が
固定される。このリアダクト45は、内部にセンタチュ
ーブの後端が開口し、上部に排風機46が設けられる。
排風機46は、リアカバー27内に配置され、排風口が
リアカバー27内で上方に向かって開口する。この排風
機46は、後述するコントローラと接続したファン駆動
用モータを有し、このモータの動力でファンを駆動して
強制排気(後述する空冷)する。
【0024】リアプレート31は、左右両側縁が取付パ
イプ25に溶接で、上縁がクロスプレート30の下縁に
溶接で固着され、クロスプレート30とともに取付パイ
プ25間を閉塞する。このリアプレート31は下縁が前
方に向かって略直角に折り曲げられ、後述するように、
この折り曲げられた下縁にフロントプレートの下縁との
間でアンダプレートが取り付けられる。ピボット軸26
にはパワースイングユニット33が揺動自在に支持さ
れ、このパワースイングユニット33の後端に後輪16
Rが支持される。
【0025】パワースイングユニット33は、図10に
示すように、電動モータ35を有し、この電動モータ3
5をベルト式無段変速機96等とともにユニットケース
34内に収容して構成される。このユニットケース34
は、前部に電動モータ35に向かって開口する導風口3
4aが、後部に図示しない排風口が形成され、導風口3
4aにダクト36の一端が接続する。ダクト36は、他
端が略上方に向かい延出して開口し、端部に屈曲自在な
ダクトチューブ38(図1参照)が接続する。内壁面に
磁石37が貼設される。ダクトチューブ38は、リアカ
バー27内を上方に向かって延設され、上端が係止具に
より固定されてリアカバー27内で開口する。このダク
トチューブ38は、その開口位置が上述した排風機46
の排風口の開口位置よりも上方に位置するように設置さ
れる。
【0026】また、ダクト36は側部が開口し、この側
部開口が磁石37を貼設された閉塞板94で閉止され
る。磁石37はダクト36内に露呈して風路の隔壁とし
て機能し、閉塞板94はビス等で着脱可能に取り付けら
れる。この磁石37はダクト36内を流れる空気中に浮
遊する鉄粉等の磁性塵埃を吸着し、この磁石37に付着
した塵埃は閉塞板94を取外すことで清掃される。な
お、スイングユニット33の構成は上述した公報等に詳
細に記載されているためその説明は省略している。
【0027】中間フレーム14は前端が斜め上方へ湾曲
する中空パイプ状のセンタチューブ18を有し、前述の
ように、このセンタチューブ18の前端がヘッドパイプ
12に溶接等で固着される。このセンタチューブ18
は、前端の固着部分がガセット19により補強され、図
6に詳示するように、後部に上述した後部フレーム13
のリアチューブ21の両前端が溶接等で連結する。この
センタチューブ18は、前後方向略中央位置に通孔18
a(図12参照)が形成され、この通孔18aを覆うよ
うにブラケット44が溶接で固着され、後端がクロスプ
レート30を貫通してリアダクト45に連通する。
【0028】ブラケット44は、図5、図8および図1
2に示すように、左右両側に向かってそれぞれ2つ合計
4つの排気穴44aが前後に所定間隔離間して形成さ
れ、また、左右両側にステム部44bが形成される。こ
のブラケット44には、排気穴44aにそれぞれ中空筒
状の吸盤部材47が嵌着され、各ステム部44bに後述
する固定バンド締着用のボルトが螺合する。吸盤部材4
7は、図13に示すように、ゴム等の弾性材料から成
り、円錐状に拡径する吸盤部47aを外方に向けてブラ
ケット44に取り付けられる。この吸盤部材47は、後
述するように、吸盤部47aがバッテリボックスの排気
口周縁に密着し、バッテリボックスの排気口をセンタチ
ューブ18の内部、すなわち排風機46に気密性を保っ
て連通する。
【0029】また、図5および図7に示すように、セン
タチューブ18には前部にガセット19の下方位置に下
方に向かって垂下するブラケット20が溶接等で固着さ
れ、このブラケット20にフロントプレート39がスポ
ット溶接等で固着される。フロントプレート39は、下
方に向かって拡開する略三角形状を成し、下縁が後方に
向かって折り曲げられる。このフロントプレート39の
折り曲げられた下縁には、上述したリアプレート31の
折り曲げられた下縁との間でアンダプレート40が架設
される。
【0030】アンダプレート40は、波型状の鉄板、い
わゆる波型鋼板等から成り、左右両側縁に前後に離隔し
てそれぞれ3つの固定バンド49F,49C,49Rと
2つのリッド48F,48R(必要に応じ添字の無い番
号で代表する)とが開閉自在に支持される。このアンダ
プレート40には、幅方向中央部分にセンタチューブ1
8から前後方向に離隔して2つの仕切プレート42F,
42R(必要に応じ添字の無い番号で代表する)が、前
後方向中央部分にセンタチューブ18からセンタプレー
ト43(図8参照)が垂設される。
【0031】図14から図17に示すように、固定バン
ド49はそれぞれ、下端部がアンダプレート40の外側
縁にヒンジによって揺動自在に取り付けられ、上端に取
付孔49aが形成される。これら固定バンド49は、図
3および図11に明らかなように、正面視で幅方向内側
が開口した略コ字状をなし、下側角部に所定角度で斜め
上方に傾斜する傾斜部49bが面取り状に形成されてい
る。
【0032】後述するバッテリボックス50の搭載時等
において、前側の固定バンド49Fは取付孔49aを貫
通するボルト52がセンタチューブ18に固着された係
止片51に螺着することで固定され、同様に、中央の固
定バンド49Cは取付孔49aを貫通したボルト52が
ブラケット44のステム部44bに螺着することで、後
側の固定バンド49Rはステイ92を介してセンタチュ
ーブ18に固定され、これら固定バンド49によってア
ンダプレート40上に載置されたバッテリボックスを固
定する。ステイ92は、一端がボルト52でセンタチュ
ーブ18に固定され、他端に固定バンド49Rの端部が
ボルト52によって固定される。なお、61は固定バン
ド49の内面に固着されたラバーであり、このラバー6
1はバッテリボックス50の接触を緩和する。
【0033】リッド48は、それぞれ、上述の固定バン
ド49よりも車幅方向外方に位置し、下縁部がアンダプ
レート40にヒンジによって揺動自在に支持され、それ
ぞれ隣接側縁部に上下に離隔して取付孔48bが形成さ
れる。これらリッド48も、図3および図11に示すよ
うに、正断面視で幅方向内側が開口した略コ字状をな
し、下側角部に傾斜部48aが形成されている。また、
これらリッド48も、図14から図17に示すように、
バッテリボックス50の搭載時等において、取付孔48
bを貫通するビス53が中央の固定バンド49に螺着す
ることで固定される。
【0034】仕切プレート42は、それぞれ、前後方向
鉛直面と平行に延在し、上端がセンタチューブ18に溶
接で、下端がアンダプレート40表面に溶接等で固着さ
れる。センタプレート43は、車幅方向鉛直面と平行に
延在し、上端がセンタチューブ18に溶接で、下端がア
ンダプレート40上面に溶接で固定される。これら仕切
プレート42およびセンタプレート43はアンダプレー
ト40上に4つの領域を区画し、これら領域にそれぞれ
バッテリボックス50が載置されてバッテリユニット9
9を構成する。なお、56は仕切プレート42に貼設さ
れたラバー、91はアンダプレート40上に4つの領域
に敷設されたラバーであり、これらラバー56,91は
バッテリボックス50との間に介在して衝撃を緩和す
る。
【0035】バッテリボックス50は、図18および図
19に詳示するように、正面視略三角形状の内側半体5
7aと外側半体57bとを鉛直線に対し傾斜する分割面
で分離可能に組み付けて構成され、内部に2つのバッテ
リ組付体58を前後に配置して収容する。これらバッテ
リボックス50は、外側半体57bの角部に上述の固定
バンド49の傾斜部49bおよびリッド48の傾斜部4
8aに対応した傾斜部50aが、内側半体57aの上部
に排風口50cが形成され、また、各半体57a,57
bの前後面に複数の通孔50bが形成される。排風口5
0cは、前述した吸盤部材47と対応した位置に形成さ
れ、アンダプレート40上に載置された状態で周縁が吸
盤部材47と密着してセンタチューブ18内に連通す
る。通孔50bは、後述するように、バッテリ組付体5
8を構成するバッテリの間隙97に対応した位置に形成
され、これら間隙97に冷却風を導く。
【0036】また、各バッテリボックス50にはそれぞ
れ、車幅方向外側の面に各バッテリ組付体58に接続し
たコネクタ59と、ヒューズ60とが取り付けられる。
ヒューズ60はバッテリ組付体58とコネクタ59との
間に電気的に直列に結線され、コネクタ59は各バッテ
リボックス50のバッテリ組付体58を駆動回路に接続
される。後述するように、各バッテリボックス50のバ
ッテリ組付体58は直列に接続される(図24参照)。
【0037】バッテリ組付体58は、両端部に電極を有
する複数(実施例では12本)の円筒状(長尺状)のバ
ッテリ62を平行に束ね、これらバッテリ62を接着剤
等で互いに固着して構成される。このバッテリ組付体5
8には、バッテリ62間に断面略菱形状の間隙97(図
21、図22、図23参照)がバッテリ62の長手方向
にバッテリ62と平行に形成される。間隙97は、それ
ぞれ、バッテリボックス50の前後の通孔50bに対応
し、この通孔50bが開口し、また、排風口50cに連
通する。
【0038】上述のように、バッテリ組付体58は2つ
を1組としてバッテリボックス50内に前後に離隔して
収容され、これらバッテリボックス50内に収容された
2つのバッテリ組付体58の対向する電極には図21に
展開状態で示すような複数の導電板63が、前方に位置
するバッテリ組付体58の前側電極には図22に示すよ
うな複数の導電板64が、後方に位置するバッテリ組付
体58の後側電極には図23に示すような複数の導電板
65が固設される。バッテリボックス58内の2つのバ
ッテリ組付体58は、各導電板63,64,65により
バッテリ62が2本を一組として並列に接続されこの並
列に接続された各組のバッテリ62が直列に接続され
る。
【0039】また、導電板63は、バッテリボックス5
0内の2つのバッテリ組付体58の組立時において、展
開状態で各バッテリ組付体58の電極に固着され、この
後、図20に示すように折り曲げられてバッテリ組付体
58間に介装される。この導電板63は、両側に端子6
3a,63bが形成され、折り曲げられた状態で間にス
ペーサ66が介設される。端子64a,65aはヒュー
ズ60を直列に介してコネクタ59に接続される。
【0040】コントローラ24は、図24に示すよう
に、通常制御用マイクロコンピュータ67、充電制御用
マイクロコンピュータ68、ダウンレギュレータ69お
よび駆動回路70を有し、前述のように、各バッテリボ
ックス50内の各バッテリ組付体58が直列に結線され
てパワーリレー75を介して駆動回路70に接続する。
パワーリレー75は、4接点2位置の常開のコンタクタ
75aと、ソレノイド75bを有する。このパワーリレ
ー75は、コンタクタ75aが各バッテリ組付体58と
電動モータ35との間およびダウンレギュレータ69と
各バッテリ組付体58との間に介設され、ソレノイド7
5bが通常制御用マイクロコンピュータ67の出力に基
づきコンタクタ75aを駆動する。
【0041】ダウンレギュレータ69には、第1の出力
端子に前述した排風機46のファン駆動用モータ、ヘッ
ドライト77、テールライト78、メータライト79、
スモールランプ80、左右のウィンカランプ81および
ホーン82が接続し、また、定電圧出力用の第2の出力
端子にコミニュケーションホーン83、パイロットラン
プ84、バッテリ充電警告ランプ85、バッテリ残量メ
ータ86、キルセンサ87、インジケータランプ88お
よび通常制御用マイクロコンピュータ67が接続する。
このダウンレギュレータ69は、排風機46のファン駆
動用モータ、通常制御用マイクロコンピュータ67およ
びランプ等に給電する。
【0042】なお、排風機46のファン駆動用モータは
パワーリレー75のコンタクタ75aが閉成した状態で
常時給電され、コミニュケーションホーン83は走行時
等ににおいて駆動されて歩行者等に車両の存在を知らし
め、キルセンサ87は車両の転倒時等において電源系を
遮断するための指令信号を通常制御用マイクロコンピュ
ータ67に出力し、インジケータランプ88は4つのラ
ンプの点灯の組合せで操向および停車時における正常、
異常状態を報知する。
【0043】駆動回路70は、FET等をブリッジ状に
結線したメインドライバ70aと、ゲートドライブ回路
等を有するプリドライバ70bとから構成され、メイン
ドライバ70aが前述の電動モータ35に、プリドライ
バ70bが通常制御用マイクロコンピュータ67に接続
する。この駆動回路70は、通常制御用マイクロコンピ
ュータ67が出力するPWM信号に基づきバッテリ組付
体58からデューティファクタに対応した電流を出力す
る。
【0044】通常制御用マイクロコンピュータ67に
は、操向ハンドル17のアクセルグリップの回動角を検
出するスロットルセンサ71、電動モータ35への通電
電流を検出する電流センサ72、電動モータ35の回転
角度を検出するアングルセンサ73および電動モータ3
5の温度を検出する温度センサ73等のセンサが、ま
た、メインスイッチ76と上述のパワーリレー75のソ
レノイド75bとが、さらに、駆動回路70が接続す
る。この通常制御用マイクロコンピュータ67は、各セ
ンサの出力信号を基に駆動回路70にPWM信号を出力
して電動モータ35を制御し、通常走行時の車速制御等
を行い、また、制動時等において回生制動制御等を行っ
てバッテリ62を充電する。
【0045】充電制御用マイクロコンピュータ68は、
商用交流電源と接続可能なコネクタ68aを有し、この
商用電源から供給される電力で作動する。この充電制御
用マイクロコンピュータ68は、充電用の端子が各バッ
テリ組付体58に接続し、また、排風機46駆動用の端
子がAC/DCコンバータ90に接続し、さらに、上述
のメインスイッチ76、ダウンレギュレータ69の定電
圧出力端子、バッテリ残量メータ68、バッテリ充電警
告ランプ85、電流センサ72、バッテリ62の温度を
検出するバッテリ温度センサ89等のセンサが接続す
る。AC/DCコンバータ90は、排風機46のファン
駆動モータに接続し、交流電力を直流電力に変換して供
給する。この充電制御用マイクロコンピュータ68は、
メインスイッチ76が充電位置等の非走行位置に操作さ
れた状態でコネクタ68aが商用電源のコンセントと接
続されると、電流センサ72等の各センサの出力信号を
基にバッテリ組付体58への充電を制御する。
【0046】次に、この実施例の作用を説明する。この
実施例の電動スクータにあっては、バッテリユニット9
9をセンタチューブ18の下方に懸架し、このバッテリ
ユニット99の電力を電動モータ35に供給する。そし
て、通常走行時等には、通常制御用マイクロコンピュー
タ67で電動モータ35への給電を制御して走行および
回生制動等の制御を行い、また、充電時には充電制御用
マイクロコンピュータ68で制御して商用電源から各バ
ッテリ組付体58のバッテリ62を充電する。
【0047】ここで、この電動スクータにあっては、パ
ワースイングユニット33にダクト36を連結し、走行
時等において、このダクト36から電動モータ35に冷
却風を導入して電動モータ35を冷却するが、ダクト3
6内面には磁石37が固設され、冷却風中に混在する鉄
粉等を吸着する。このため、鉄粉等の磁性の塵埃が電動
モータ35内に侵入することを防止でき、鉄粉等に起因
して電動モータ35が性能低下を生じることが無い。
【0048】また、この電動スクータにあっては、2組
のバッテリ組付体58をバッテリボックス50内に収容
し、4つのバッテリボックス50をセンタチューブ18
に懸架されたアンダプレート40に載置してバッテリユ
ニット99を構成するが、バッテリユニット99全体が
長手方向を車両前後方向に一致させた長尺状に成形され
る。すなわち、バッテリユニット99を構成するバッテ
リ組付体58は全体として長尺状に形成され、このバッ
テリ組付体58を前後方向に配列する。このため、バッ
テリユニット99全体としての幅方向の造形の自由度が
大きく、バッテリユニット99をセンタチューブ18の
下方に懸架してもバッテリユニット99の幅方向寸法を
小さくでき、バンク角を大きくできる。そして、バッテ
リユニット99は、ステップフロアの下方のデッドスペ
ースを利用してセンタチューブ18に懸架するため、デ
ッドスペースを有効利用でき、また、車両全体としての
低重心化も図れる。
【0049】特に、このバッテリユニット99は、長尺
状のバッテリ62を束ねて長尺形状のバッテリ組付体5
8を構成し、このバッテリ組付体58の長手方向を車両
の前後方向と一致させて配設する。このため、バッテリ
組付体58の幅方向の造形の自由度が大きく、バッテリ
ユニット99全体としての造形にもより大きな自由度を
得ることができる。したがって、バッテリ組付体58は
バッテリ62を外側部が欠けた正面視略台形状に束ねる
ことができ、また、バッテリボックス50には外側下部
に傾斜部50aを、リッド48には傾斜部48aを、固
定バンド49に傾斜部49bを形成でき、バンク角をよ
り大きくできる。
【0050】そして、バッテリボックス50内に収容さ
れる2組のバッテリ組付体58は、展開状態の導電板6
3に各バッテリ組付体58のバッテリ62の電極を固定
し、この導電板63を折り曲げて電極を対向させること
で一体的に組み付けられる。このため、その組付を容易
に行うことができ、組立工数を削減できる。
【0051】さらに、バッテリ組付体58はバッテリボ
ックス50内に収容するが、束ねられたバッテリ62間
には間隙97が形成され、また、バッテリボックス50
には通孔50bと排気口50cとが形成され、通孔50
bが間隙97に対応して前後面から外部に開口し、排気
口50cがセンタチューブ18を介して排風機46に連
絡される。そして、排風機46は通常走行時には通常制
御用マイクロコンピュータ67により制御駆動されてバ
ッテリ62を強制冷却し、また、充電時においても充電
制御用マイクロコンピュータ68により駆動制御されて
バッテリ62を冷却する。このため、バッテリ62の温
度が上昇することを防止でき、バッテリ62の温度上昇
に起因した不都合の発生を防止できる。
【0052】ここで、この電動スクータは、センタチュ
ーブ18をダクトとして利用し、このセンタチューブ1
8を介してバッテリボックス50から排風する。このた
め、特別のダクトを設ける必要が無く、部品点数を削減
して車両全体としての軽量化、小形化を図れる。また、
排風機46は排風口がリアカバー27により覆われた空
間に開口するため、排風機46またバッテリ62に水等
の異物が侵入することが無く、雨水等の侵入防止を特別
なカバーを必要とすること無く行え、部品点数の削減、
軽量化を促進できる。
【0053】一方、この電動スクータにあっては、図1
4から図17に示すようにバッテリの搭載、取外しを行
う。先ず、図14に示すように、リッド48および固定
バンド49を開き、この状態でバッテリ組付体58をバ
ッテリボックス50内に収容してアンダプレート40上
に載置する。以下、同様に3つのバッテリボックス58
を搭載し、合計4つのバッテリボックス58をアンダプ
レート40上に載置する。
【0054】次に、図15に示すように、左右一方側に
おいて、中央の固定バンド49cの先端をボルト52で
センタチューブ18に固定し、また、固定具93の一端
をボルト52でセンタチューブ18に固定し、他方も同
様にして固定バンド49cと固定具93とを固定する。
続いて、図16に示すように、後側のリッド48を閉め
てビス53で固定し、他側も同様にリッド48を閉止す
る。
【0055】この後は、図17に示すように、前側の固
定バンド49の端部をボルトでセンタチューブ18に固
定し、続いて前側のリッド48を閉止してビス53で2
ヶ所を固定し、バッテリの搭載が完了する。そして、バ
ッテリを取り出す場合は、上述した順序と逆に、すなわ
ち、図17、図16、図15、図14に示す作業を順次
行うことでバッテリを取り出せる。
【0056】図25および図26にはこの発明の他の実
施例を示し、図25がバッテリ組付体の一部拡大正面
図、図26が同バッテリ組付体に用いられる部品の斜視
図である。なお、この実施例では、上述した実施例と同
一の部分には同一の番号を付して以下の説明を省略す
る。
【0057】この実施例は、図25に示すように、バッ
テリ組付体58の端面にバッテリ62間の各間隙97に
対応させてブッシュ95を設ける。このブッシュ95は
それぞれ、図26に示すように中空孔95aを有する中
空形状をなし、外周面にフランジ部95bが形成され
る。このブッシュ95は、外周面およびフランジ部95
bが接着剤等で各バッテリ62に固着されてバッテリ6
2を結合し、また、中空孔95aが間隙97に外気を導
入可能に開口する。
【0058】この実施例にあっては、ブッシュ95によ
り各バッテリ62を強固に結合でき、バッテリ組付体5
8の強度を改善できる。そして、バッテリ62の冷却風
はブッシュ95の中空孔95aを経て間隙97内に導入
されるため、バッテリ62の冷却が損われることも無
い。
【0059】図27は請求項11に係る電動車両用バッ
テリユニットの正面図、図28は同バッテリユニットの
前方側の側面図、図29は後方側の側面図、図30は仕
切部材の斜視図、図31は接続端子の構造図である。図
27に示すように請求項11に係るバッテリユニット1
00は、ケース本体101の両側に前方側の蓋体102
ならびに後方側の蓋体103をねじ等で組み付けてな
る。
【0060】図30に示す仕切部材104をケース本体
101内に挿入することで、図28および図29に示す
ように、ケース本体101内に複数のバッテリ収納室1
05を区画している。この実施例では複数本(例えば1
2本)の円筒形状の2次バッテリ(例えばニッケル−カ
ドミウム電池)を効率良く収納するとともに、各バッテ
リ62と仕切部材104との間に冷却風を通すための間
隙106を複数箇所確保するため、仕切部材の形状をハ
ニカム構造としている。なお、仕切部材104は、ケー
ス本体104と一体に形成してもよい。
【0061】この仕切部材104は、絶縁性を有するプ
ラスチック樹脂等を用いて形成している。なお、仕切部
材104を導電性の材料で形成する場合は、仕切部材の
各表面に絶縁性を有するガラスクロステープを貼着し
て、高湿度時等のリーク電流を減少させるようにしても
よい。
【0062】なお、各板形状等の他の形状のバッテリを
用いる場合、そのバッテリの形状に合せて仕切部材の構
造を例えば格子状にする等適宜変形してもよい。また、
ケース本体101内に完全に区画された部屋を形成する
構造以外に、各バッテリの配設位置を規制する係止部を
相互に連結する骨組構造としてもよい。
【0063】各バッテリ62は予め決められた向きに挿
入される。隣接する2個のバッテリ62の正極端子62
aならびに負極間62bを接続端子107で接続するこ
とで、複数(12本)のバッテリ62を電気的に直列接
続している。
【0064】図31(a)の平面図に示すように、接続
端子107は長手方向にすり割り107a,107bを
形成して、各溶接部107c,107d,107e,1
07fを双子構造にしている。図31(b)の側面図に
示すように、各溶接部107c〜107fと中央の接続
部107gとの間に例えば1〜2ミリメートル程度の段
差を有する屈曲部107h,107iを設けている。こ
のような屈曲部107h,107iを設けることで、溶
接後にバッテリ62の振動等に伴って発生するテンショ
ンをこの屈曲部107h,107iならびに中央の接続
部107gでにがし、バッテリ62の電極と接続端子1
07との溶接部にストレスが加わるのを防止している。
【0065】さらに、図31(c)の部分拡大図に示す
ように、溶接部107c〜107fには、溶接用の複数
の小突起107kを形成し、バッテリ62の正または負
電極62a,62bとの接触面積を均一にすることで、
溶接時の溶接電流の均一化を図っている。なお、図28
および図29において、この溶接用の複数の小突起10
7kは本来点線で示されるべきものであるが、図示の都
合上実線で表示している。
【0066】そして、図29の部分断面部分に示すよう
に、電気的に直列接続されたバッテリの正極端子62c
に取り出し端子108aを溶接し、この取り出し端子1
08aに圧着もしくは圧接された電力取り出し線109
aを介してケース本体101の側面に設けた端子盤11
0の正極側端子へ接続している。同様に、電気的に直列
接続されたバッテリの負極端子62dに取り出し端子1
08bを溶接し、この取り出し端子108bに圧着もし
くは圧接された電力取り出し線109bを介してケース
本体101の側面に設けた端子盤110の負極側端子へ
接続している。
【0067】また、正極側の取り出し端子108aの近
傍に絶縁チューブ等111で絶縁処理された抵抗器11
2を配設し、この抵抗器112の一端側を正極側の取り
出し端子108aに接続するとともに、他端側に電圧検
出線113を接続してケース本体101の上部に設けた
チェック用端子盤114へ接続している。
【0068】バッテリ電圧のチェック用端子114a
へ、電流制限用の抵抗(例えば数キロオーム〜数10キ
ロオーム程度の抵抗)を介して正極側電圧を供給する構
成とすることで、バッテリ電圧チェック用端子114a
等に工具が触れた場合でも、電流リークを押えることが
できる。
【0069】チェック用端子盤114のバッテリ温度検
出用端子114b,114cには、バッテリ温度を検出
するための温度センサ115(図27参照)の1対の接
続線116がそれぞれ接続される。この1対の接続線1
16は、ケース本体101の下部に形成した温度センサ
挿入孔117を介して、図27に示すサーミスタ等を用
いた温度センサ115へ接続している。なお、温度セン
サ115はバッテリ62に接するようケース本体101
に収めている。
【0070】図29で、電圧検出線113ならびに温度
検出用の1対の接続線114に沿って複数箇所に設けら
れた1対の小突起118は、各線113,116の引き
回し位置を指定するとともに各線112,114を押え
るための線押さえである。なお、各小突起118は本来
点線で示すものあるが、図29では図示の都合上実線で
示している。
【0071】図28に示すように、前方側の蓋体102
には、冷却風導入用の通孔102aを複数設けている。
これらの通孔102aは、仕切部材104と各バッテリ
62との間に形成された複数の間隙106に対応する位
置に設けている。
【0072】図27の左上部の断面部分に示すように、
各バッテリ62と前方側の蓋体102との間には、絶縁
性を有する樹脂からなるスペーサ119と、シリコン等
の絶縁性材料からなる中蓋120を設けて、各バッテリ
62の長手方向の配設位置を規制している。なお、これ
らのスペーサ119ならびに中蓋120には、前方側の
蓋体102と同様に冷却風を導入するための通孔を形成
している。
【0073】後方側の蓋体103は、各バッテリ62の
後方側位置を規制するための複数の押さえリブ(図示し
ない)を備えるとともに、各バッテリ62の端面と蓋面
との間に冷却風が均一に流れるだけのチャンバー容積を
確保するよう構成している。そして、図27に示すよう
に、ケース本体101の上部に形成した排風口50cか
ら冷却風をこのバッテリユニット100の外部へ排風す
るよう構成している。
【0074】以上の構成であるから、ハニカム構造等の
仕切部材104を備えたケース本体101内に、複数の
バッテリ62を所定の極性の向きに挿入した後に、複数
の接続端子107ならびに2個の取り出し端子108
a,108bを各バッテリ62の電極にそれぞれ溶接
し、複数の冷却風導入孔102aを備えた前方側の蓋
体、ならびに、冷却風が均一に流れるだけのチャンバー
容積を備えた後方側の蓋体103を取り付けることで、
請求項11に係る電動車両用のバッテリユニット100
を組み立てることができる。
【0075】仕切部材104を設けたので、各バッテリ
62を予め所定の間隔で束ねる必要はなくなり、組み立
てが簡易になるとともに、所定の位置に冷却風通路とな
る間隙106を確保ししつ、各バッテリ62を確実に保
持することができる。また、屈曲部107h,107i
を備えたすり割り構造の接続端子107を用いて各バッ
テリ62の電極端子62a,62bとの溶接を行なう構
造としたので、各バッテリ62の動きを屈曲部107
h,107iで吸収し、溶接部にかかるストレスを軽減
させることができ、溶接部の信頼性を向上させることが
できる。
【0076】なお、上述した各実施例では、電動車両と
して鞍乗り型車両である電動スクータを例示するが、こ
の発明は、鞍乗り型車両に限らず4輪の電動車両等にも
適用できるものである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、バッテリユニットを長尺形状に成形し、
長手方向を車両前後方向と一致させて搭載するようにし
たため、バッテリの幅方向の形状選択に大きな自由度を
得られ、幅方向寸法を小さくでき、鞍乗り型電動車両に
適用することで大きなバンク角を得られる。
【0078】そして、請求項2に記載の発明によれば、
請求項1に記載の構成に加えて、バッテリユニットを長
尺形状のバッテリを束ねて構成するようにしたため、そ
の形状選択により大きな自由を得ることができる。
【0079】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1または請求項2に記載の発明を前提に、バッテリ
ユニットの下部外側縁を切り欠いて下部の幅寸法を小さ
くしたため、鞍乗り型車両に適用することでより大きな
バンク角を得られるようになる。
【0080】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加えて、
前部車体と後部車体とを連結する中間車体の下方にバッ
テリユニットを懸架し、このバッテリユニットの上方位
置で中間車体にステップフロアを形成する構成を採用す
るため、車両全体としての低重心化が図れ、また、デッ
ドスペースを有効利用して小形化も図れる。
【0081】またさらに、請求項5に記載の発明によれ
ば、長尺形状のバッテリを間隙を隔て束ねてバッテリ組
付体を構成し、このバッテリ組付体を通風可能なバッテ
リケース内に収容するように構成したため、バッテリを
冷却してバッテリの温度上昇を防止できる。
【0082】そして、請求項6に記載の発明によれば、
請求項5に記載の発明の構成に加えて、強制排気用の排
風機を設け、この排風機で強制冷却するように構成した
ため、より効果的にバッテリを冷却できる。
【0083】また、請求項7に記載の発明によれば、請
求項5または請求項6に記載の発明を基礎として鞍乗り
型車両に適用し、中空のフレーム部材を介して排風する
ように構成したため、専用のダクト等を設ける必要が無
くなり、部品点数の削減、小形化を達成できる。
【0084】さらに、請求項8に記載の発明によれば、
請求項6または請求項7に記載の発明の構成に加え、排
風機をボディカバーにより覆われる空間内に配置し、こ
の空間内に排風機の排風口を開口させるように構成した
ため、特別な部品等を必要とすることなく排風機等に雨
水等が侵入することを防止でき、部品点数の削減、小形
化を達成できる。
【0085】またさらに、請求項9に記載の発明によれ
ば、それぞれが複数のバッテリを組み付けてなる2つの
バッテリ組付体を平板状の導電板に固定し、この導電板
を折り曲げて2つのバッテリ組付体を長手方向に配列す
るため、その組立が容易であり、組立工数を削減でき
る。
【0086】また、請求項10に記載の発明によれば、
電動モータに冷却風を導くダクトの内面に磁石を設けた
ため、鉄粉等の導電性塵埃が電動モータに侵入すること
を防止でき、高い信頼性を得られる。
【0087】また、請求項11にかかる電動車両用バッ
テリユニットは、バッテリの収納位置を規制するととも
に冷却風を通すための間隙を確保した仕切部材を備えた
ので、各収納位置にバッテリを装着するだけで所定の位
置に冷却風通路を確保することができ、また、各バッテ
リを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される電動車両である電動スク
ータの側面図
【図2】同電動スクータの平断面図
【図3】同電動スクータの一部拡大正面図
【図4】同電動スクータの後面図
【図5】同電動スクータの車体フレームの側面図
【図6】同車体フレームの平面図
【図7】同車体フレームの一部拡大正面図
【図8】図5の8−8矢視断面図
【図9】図5の9矢視図
【図10】同電動スクータの電動モータ廻りの拡大断面
【図11】同電動スクータのバッテリユニット廻りの断
面図
【図12】同電動スクータの車体フレームの一部拡大断
面図
【図13】同電動スクータに用いられた主要部品を表
し、aが断面図、bが平面図
【図14】同電動スクータのバッテリユニットの装填時
の分解斜視図
【図15】図14と異なる状態のバッテリユニットの分
解斜視図
【図16】図14および図15と異なる状態のバッテリ
ユニットの分解斜視図
【図17】図14、図15および図16と異なる状態の
バッテリユニットの分解斜視図
【図18】同バッテリユニットを構成するバッテリボッ
クスの側面図
【図19】同バッテリボックスの正面図
【図20】同バッテリボックスを構成するバッテリ組付
体の側面図
【図21】同バッテリ組付体の組立状態を示す展開図
【図22】同バッテリ組付体の一方の電極の接続を示す
【図23】同バッテリ組付体の他の電極の接続を示す図
【図24】同電動スクータの制御系の回路図
【図25】この発明の他の実施例にかかるバッテリ組付
体の一部拡大正面図
【図26】同バッテリ組付体に用いられる部品の斜視図
【図27】請求項11に係る電動車両用バッテリユニッ
トの正面図
【図28】同バッテリユニットの前方側の側面図
【図29】同バッテリユニットの後方側の側面図
【図30】仕切部材の斜視図
【図31】接続端子の構造図
【符号の説明】
11 車体フレーム 12 ヘッドパイプ(前部車体) 13 後部フレーム(後部車体) 14 中間フレーム(中間車体) 18 センタチューブ 18a 排気穴 27 リアカバー 33 パワースイングユニット 35 電動モータ 36 ダクト 37 磁石 45 リアダクト 46 排風機 50 バッテリボックス 50c 排風口 58 バッテリ組付体 62 バッテリ 66 スペーサ 67 通電制御用マイクロコンピュータ 68 充電制御用マイクロコンピュータ 96 スペーサ 97 間隙 99,100 電動車両用バッテリユニット 102a 冷却風導入用の通孔 104 仕切部材 106 冷却風を通すための間隙
フロントページの続き (72)発明者 玉木 健二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鳥山 正雪 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中沢 祥浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体にバッテリユニットを搭載し、このバ
    ッテリユニットから電動モータに給電して電動モータの
    動力で走行する電動車両において、 前記バッテリユニットの外形を長尺形状に成形し、この
    長尺形状のバッテリユニットを長手方向を前記車体の前
    後方向と一致させて前記車体の下部に配置したことを特
    徴とする電動車両。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電動車両であって、前記
    バッテリユニットを長尺形状の複数のバッテリを束ねた
    バッテリ組付体から構成したことを特徴とする電動車
    両。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の電動車両
    であって、前記バッテリユニットは車幅方向外側下縁を
    切り欠いて下部幅寸法が上部幅寸法より小さな形状に成
    形したことを特徴とする電動車両。
  4. 【請求項4】請求項1、請求項2または請求項3に記載
    の電動車両であって、前記車体は前輪を支持する前部車
    体と後輪を支持する後部車体とを中間車体で連結して構
    成され、この中間車体の下部に前記バッテリユニットを
    懸架し、前記中間車体の上部を乗員の足載部に構成した
    ことを特徴とする電動車両。
  5. 【請求項5】長尺形状の複数のバッテリを長手方向を車
    両前後方向に一致させて隣接するバッテリ間に間隙を隔
    て束ねバッテリ組付体を構成し、このバッテリ組付体を
    バッテリボックス内に収容して構成される電動車両用バ
    ッテリユニットであって、前記バッテリボックスの前部
    に前記間隙と対応した位置で冷却風導入用の通孔を形成
    するとともに、前記ケースの側部あるいは後部の少なく
    とも一方に排風用の開口を形成したことを特徴とする電
    動車両用バッテリユニット。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の電動車両用バッテリユニ
    ットであって、前記排風用の開口に前記ケースの内部か
    ら強制排気する排風機を設けたことを特徴とする電動車
    両用バッテリユニット。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の電動車両用バッテリユニ
    ットであって、鞍乗り型電動車両の中空のパイプ状フレ
    ーム部材に支持され、このフレーム部材に開口を形成
    し、この開口を前記排風用の開口と連絡してフレーム部
    材を介し排風するように構成したことを特徴とする電動
    車両用バッテリユニット。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7に記載の電動車両
    用バッテリユニットであって、フレームをカウルで覆う
    鞍乗り型電動車両に搭載され、前記排風機の排風口をカ
    ウルに覆われた空間内に開口させてカウル内に排風する
    ように構成したことを特徴とする電動車両用バッテリユ
    ニット。
  9. 【請求項9】請求項5に記載の電動車両用バッテリユニ
    ットであって、2つのバッテリ組付体を有し、これら2
    つのバッテリ組付体の電極を1つの板状導電部材に接続
    し、この板状導電部材を折り曲げて前記2つのバッテリ
    組付体を前記バッテリボックス内に長手方向に離隔して
    配置するとともに、前記折り曲げた板状導電部材の対向
    する面間にスペーサを介設したことを特徴とする電動車
    両用バッテリユニット。
  10. 【請求項10】電動モータの動力で走行する電動車両に
    おいて、前記電動モータに冷却風を導く空冷ダクトを設
    け、この空冷ダクトの内壁面に磁石を設けたことを特徴
    とする電動車両。
  11. 【請求項11】前記バッテリボックスは前記各バッテリ
    の収納位置を規制するとともに前記各バッテリの周囲に
    冷却風を通すための間隙を確保した仕切部材を備え、前
    記バッテリボックスの前部に前記間隙に対応した位置で
    冷却風導入用の通孔を形成し、前記バッテリボックスの
    側部または後部の少なくとも一方に排風用の開口を形成
    したことを特徴とする電動車両用バッテリユニット。
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