JP3602494B2 - 電動車両用バッテリ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動車両に搭載するバッテリ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動車両としては、例えば、特開平3−243484号公報に記載された鞍乗り型車両に適用されたものが知られる。この電動車両は、バッテリを前後輪の車軸中心を結ぶ線よりも下方に配置して車両全体としての低重心化を図り、また、電動モータに冷却風を導く空冷ダクトを設けて電動モータを冷却するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の電動車両にあっては、実際に実用に適するものとするためには箱型のバッテリを車両の下方位置に配置しなければならず、車体中心線に対するバッテリの幅寸法が大きくなり、リーンウイズ等の乗車姿勢を採る際のバンク角が制限されるという不都合があった。
また、この従来の電動車両は、バッテリが充放電時に発熱するが、バッテリがボックス内に収納されるため、その実用化にあたってはバッテリをより効果的に冷却することが望まれる。
【0004】
又上述した従来の電動車両は、空冷ダクトにより導入した冷却風中に混在する塵埃、特に、鉄粉等の磁性の塵埃を除去するためにフィルタを設けなければならず、このフィルタが抵抗となり、さらなる冷却性能向上に対し不都合であった。
【0005】
本発明は、電動車両、特にスクータ型電動車両の適するバッテリ構造を提供すべくなされたもので、その目的とする処は、電池に接続を並列接続と直列接続を併用することで、バッテリユニットの形状選択の自由度を大きくし、バッテリユニット搭載部の設計の自由度を向上させ、バッテリユニットをステップフロア下に配置、搭載した場合におけるステップフロア部分の外形の小型化、幅方向の寸法を小さくし、スクータ型車両の全高、全幅を小さくし、又単電池容量のバラ付きをなくして過充電、過放電を防止することでバッテリの寿命を向上させ得るスクータ型電動車両用バッテリ構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、ヘッドパイプと、該ヘッドパイプから車体後方に向かって下方に折り曲げられた中間フレームと、前記中間フレームに連結され、車体の後方に向かって上方に延び、シート等を支持する左右の部材で形成した後部フレームと、複数の円筒型電池を接続して構成され、電動モータに電力を供給するためのバッテリを収容するバッテリボックスを備え、バッテリボックスは、その長手方向が車体の前後方向を指向し、その幅は前記左右の後部フレームの幅内に収まるように配置し、且つバッテリボックスは上面視で前記した左右の後部フレームの幅内にラップするように配置し、バッテリを収容したバッテリボックスを車体側に配置する領域を設け、バッテリボックスは、その長手方向が前記中間フレームまたは後部フレームの何れかに沿うように配置され、前記領域を、前記バッテリボックスを載置するための少なくとも前後のプレートで形成し、前記前後のプレートは、前記中間フレームと後部フレームとの連結部の近傍かつ前記連結部を挟んで設けられ、バッテリボックスは、前記前後のプレートにより前後で車体側に格納されたことを特徴とする。
【0007】
請求項1では、バッテリユニットをステップフロア下に配置、搭載した場合におけるステップフロア部分の外形の小型化、幅方向の寸法を小さくし、スクータ型車両の全高、全幅を小さくすることができる。
又単電池容量のバラ付きをなくして過充電、過放電を防止することでバッテリの寿命を向上させ得る電動車両用バッテリ構造を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1から図24はこの本発明を実施した一例としてのスクータ型電動車両を示し、図1から図4が鞍乗り型電動車両である電動スクータの全体を、図5から図9が同電動スクータの車体フレームを、図10から図24がそれぞれ他の主要部分を表す。
【0009】
図において、11は車体フレームであり、車体フレーム11は前部フレームであるヘッドパイプ12と後部フレーム13とを中間フレーム14で連結して構成される。
周知のように、ヘッドパイプ12には、フロントフォーク15により前輪16Fが操向ハンドル17による操向可能に支持される。
【0010】
なお、55はフロントカバー、54はセンタカバー、27はリアカバーであり、センタカバー54は上面に乗員足載用のステップフロア98(図11参照)が形成され、このステップフロア98の下にバッテリユニット00は搭載されている。これについては後述する。
バッテリボックスは、図2で明らかなように、平面視で左右の部材から成る後部フレームを構成するリヤチューブ21の幅内にラップするように配置されている。
リアカバー27は上部にシート28が、後部にテールランプ22およびナンバプレート取付部23等が設けられる。ただし、図面中では、各カバー27,54,55は境界を示さず一体に表している。
【0011】
後部フレーム13はパイプを略U字状に屈曲したリアチューブ21を有し、図2、図5および図6に示すように、リアチューブ21はU字状の屈曲部を斜め後上方に向けて延出し前部左右両端が中間フレーム14に溶接等で固着される。このリアチューブ21は、中間部分に後述するパワースイングユニットとの間でクッションユニット24が設けられ、リアカバー27によって上部および側方が覆われる。
【0012】
また、図9に詳示されるように、リアチューブ21には、前部に後述するセンタチューブ18の後端と略一致する位置で左右両側部分からそれぞれ取付パイプ25L,25R(必要に応じ添字の無い番号で代表する)が垂設される。
取付パイプ25L,25Rは、上端がそれぞれ溶接等でリアチューブ21に固着され、下端部間にクロスパイプ29が架設される。
これら取付パイプ25には、また、上側部分間にクロスプレート30が溶接等で架設され、このクロスプレート30の下側にリアプレート31が架設され、このリアプレート31の後側にそれぞれピボット軸26がカラー32L,32Rによって架設される。
【0013】
クロスプレート30は、上下両縁が後方へ略直角に折り曲げられた側断面視略コ字状を成し、両側端が取付パイプ25に溶接で固着される。このクロスプレート30には、後述するセンタチューブ18の後端が貫通して後方へ突出し、また、後面にリアダクト45が固定される。このリアダクト45は、内部にセンタチューブの後端が開口し、上部に排風機46が設けられる。
排風機46は、リアカバー27内に配置され、排風口がリアカバー27内で上方に向かって開口する。この排風機46は、後述するコントローラと接続したファン駆動用モータを有し、このモータの動力でファンを駆動して強制排気(後述する空冷)する。
【0014】
リアプレート31は、左右両側縁が取付パイプ25に溶接で、上縁がクロスプレート30の下縁に溶接で固着され、クロスプレート30とともに取付パイプ25間を閉塞する。このリアプレート31は下縁が前方に向かって略直角に折り曲げられ、後述するように、この折り曲げられた下縁にフロントプレートの下縁との間でアンダプレートが取り付けられる。
ピボット軸26にはパワースイングユニット33が揺動自在に支持され、このパワースイングユニット33の後端に後輪16Rが支持される。
【0015】
パワースイングユニット33は、図10に示すように、電動モータ35を有し、この電動モータ35をベルト式無段変速機96等とともにユニットケース34内に収容して構成される。このユニットケース34は、前部に電動モータ35に向かって開口する導風口34aが、後部に図示しない排風口が形成され、導風口34aにダクト36の一端が接続する。ダクト36は、他端が略上方に向かい延出して開口し、端部に屈曲自在なダクトチューブ38(図1参照)が接続する。内壁面に磁石37が貼設される。ダクトチューブ38は、リアカバー27内を上方に向かって延設され、上端が係止具により固定されてリアカバー27内で開口する。このダクトチューブ38は、その開口位置が上述した排風機46の排風口の開口位置よりも上方に位置するように設置される。
【0016】
また、ダクト36は側部が開口し、この側部開口が磁石37を貼設された閉塞板94で閉止される。磁石37はダクト36内に露呈して風路の隔壁として機能し、閉塞板94はビス等で着脱可能に取り付けられる。この磁石37はダクト36内を流れる空気中に浮遊する鉄粉等の磁性塵埃を吸着し、この磁石37に付着した塵埃は閉塞板94を取外すことで清掃される。
なお、スイングユニット33の構成は上述した公報等に詳細に記載されているためその説明は省略した。
【0017】
中間フレーム14は前端が斜め上方へ湾曲する中空パイプ状のセンタチューブ18を有し、前述のように、このセンタチューブ18の前端がヘッドパイプ12に溶接等で固着される。
このセンタチューブ18は、前端の固着部分がガセット19により補強され、図6に詳示するように、後部に上述した後部フレーム13のリアチューブ21の両前端が溶接等で連結する。このセンタチューブ18は、前後方向略中央位置に通孔18a(図12参照)が形成され、この通孔18aを覆うようにブラケット44が溶接で固着され、後端がクロスプレート30を貫通してリアダクト45に連通する。
【0018】
ブラケット44は、図5、図8および図12に示すように、左右両側に向かってそれぞれ2つ合計4つの排気穴44aが前後に所定間隔離間して形成され、また、左右両側にステム部44bが形成される。このブラケット44には、排気穴44aにそれぞれ中空筒状の吸盤部材47が嵌着され、各ステム部44bに後述する固定バンド締着用のボルトが螺合する。吸盤部材47は、図13に示すように、ゴム等の弾性材料から成り、円錐状に拡径する吸盤部47aを外方に向けてブラケット44に取り付けられる。この吸盤部材47は、後述するように、吸盤部47aがバッテリボックスの排気口周縁に密着し、バッテリボックスの排気口をセンタチューブ18の内部、すなわち排風機46に気密性を保って連通する。
【0019】
また、図5および図7に示すように、センタチューブ18には前部にガセット19の下方位置に下方に向かって垂下するブラケット20が溶接等で固着され、このブラケット20にフロントプレート39がスポット溶接等で固着される。フロントプレート39は、下方に向かって拡開する略三角形状を成し、下縁が後方に向かって折り曲げられる。
このフロントプレート39の折り曲げられた下縁には、上述したリアプレート31の折り曲げられた下縁との間でアンダプレート40が架設される。
【0020】
アンダプレート40は、波型状の鉄板、いわゆる波型鋼板等から成り、左右両側縁に前後に離隔してそれぞれ3つの固定バンド49F,49C,49Rと2つのリッド48F,48R(必要に応じ添字の無い番号で代表する)とが開閉自在に支持される。このアンダプレート40には、幅方向中央部分にセンタチューブ18から前後方向に離隔して2つの仕切プレート42F,42R(必要に応じ添字の無い番号で代表する)が、前後方向中央部分にセンタチューブ18からセンタプレート43(図8参照)が垂設される。
【0021】
図14から図17に示すように、固定バンド49はそれぞれ、下端部がアンダプレート40の外側縁にヒンジによって揺動自在に取り付けられ、上端に取付孔49aが形成される。
これら固定バンド49は、図3および図11に明らかなように、正面視で幅方向内側が開口した略コ字状をなし、下側角部に所定角度で斜め上方に傾斜する傾斜部49bが面取り状に形成されている。
【0022】
後述するバッテリボックス50の搭載時等において、前側の固定バンド49Fは取付孔49aを貫通するボルト52がセンタチューブ18に固着された係止片51に螺着することで固定され、同様に、中央の固定バンド49Cは取付孔49aを貫通したボルト52がブラケット44のステム部44bに螺着することで、後側の固定バンド49Rはステイ92を介してセンタチューブ18に固定され、これら固定バンド49によってアンダプレート40上に載置されたバッテリボックスを固定する。
ステイ92は、一端がボルト52でセンタチューブ18に固定され、他端に固定バンド49Rの端部がボルト52によって固定される。
なお、61は固定バンド49の内面に固着されたラバーであり、このラバー61はバッテリボックス50の接触を緩和する。
【0023】
リッド48は、それぞれ、上述の固定バンド49よりも車幅方向外方に位置し、下縁部がアンダプレート40にヒンジによって揺動自在に支持され、それぞれ隣接側縁部に上下に離隔して取付孔48bが形成される。これらリッド48も、図3および図11に示すように、正断面視で幅方向内側が開口した略コ字状をなし、下側角部に傾斜部48aが形成されている。
また、これらリッド48も、図14から図17に示すように、バッテリボックス50の搭載時等において、取付孔48bを貫通するビス53が中央の固定バンド49に螺着することで固定される。
【0024】
仕切プレート42は、それぞれ、前後方向鉛直面と平行に延在し、上端がセンタチューブ18に溶接で、下端がアンダプレート40表面に溶接等で固着される。センタプレート43は、車幅方向鉛直面と平行に延在し、上端がセンタチューブ18に溶接で、下端がアンダプレート40上面に溶接で固定される。これら仕切プレート42およびセンタプレート43はアンダプレート40上において、センタープレート43,前後のフロントプレート39、リアプレート31からなる仕切部材で前後に仕切られ、また前後の仕切プレート42F,42Rからなる左右の仕切部材で左右に仕切られ、前後左右の4つの領域を区画し、これら領域にそれぞれバッテリボックス50が載置されてバッテリユニット00を構成する。なお、56は仕切プレート42に貼設されたラバー、91はアンダプレート40上に4つの領域に敷設されたラバーであり、これらラバー56,91はバッテリボックス50との間に介在して衝撃を緩和する。
【0025】
バッテリボックス50は、図18および図19に詳示するように、正面視略三角形状の内側半体57aと外側半体57bとを鉛直線に対し傾斜する分割面で分離可能に組み付けて構成され、内部に2つのバッテリ組付体58を前後に配置して収容する。これらバッテリボックス50は、外側半体57bの角部に上述の固定バンド49の傾斜部49bおよびリッド48の傾斜部48aに対応した傾斜部50aが、内側半体57aの上部に排風口50cが形成され、また、各半体57a,57bの前後面に複数の通孔50bが形成される。
【0026】
排風口50cは、前述した吸盤部材47と対応した位置に形成され、アンダプレート40上に載置された状態で周縁が吸盤部材47と密着してセンタチューブ18内に連通する。通孔50bは、後述するように、バッテリ組付体58を構成するバッテリの間隙97に対応した位置に形成され、これら間隙97に冷却風を導く。
【0027】
また、各バッテリボックス50にはそれぞれ、車幅方向外側の面に各バッテリ組付体58に接続したコネクタ59と、ヒューズ60とが取り付けられる。ヒューズ60はバッテリ組付体58とコネクタ59との間に電気的に直列に結線され、コネクタ59は各バッテリボックス50のバッテリ組付体58を駆動回路に接続される。後述するように、各バッテリボックス50のバッテリ組付体58は直列に接続される(図24参照)。
【0028】
バッテリ組付体58は、両端部に電極を有する複数(実施例では12本)の円筒状(長尺状)のバッテリ62を平行に束ね、これらバッテリ62を接着剤等で互いに固着して構成される。単電池を構成する複数個のバッテリ62…は、直列に接続されてバッテリ組立体を構成し、該バッテリ組立体を複数並列に接続してバテッリユニットを構成し、前記したようにステップフロア下に配置、搭載した。
このバッテリ組付体58には、バッテリ62間に断面略菱形状の間隙97(図21、図22、図23参照)がバッテリ62の長手方向にバッテリ62と平行に形成される。間隙97は、それぞれ、バッテリボックス50の前後の通孔50bに対応し、この通孔50bが開口し、また、排風口50cに連通する。
【0029】
上述のように、バッテリ組付体58は実施例では、例えば、2つを1組としてバッテリボックス50内に前後に離隔して収容され、これらバッテリボックス50内に収容された2つのバッテリ組付体58の対向する電極には図21に展開状態で示すような複数の導電板63が、前方に位置するバッテリ組付体58の前側電極には図22に示すような複数の導電板64が、後方に位置するバッテリ組付体58の後側電極には図23に示すような複数の導電板65が固設される。
【0030】
バッテリボックス58内の2つのバッテリ組付体58は、各導電板63,64,65によりバッテリ62が2本を一組として並列に接続されこの並列に接続された各組のバッテリ62が直列に接続される。
複数のバッテリ組付体58を並列接続してバッテリユニットを形成する。
【0031】
また、導電板63は、バッテリボックス50内の2つのバッテリ組付体58の組立時において、展開状態で各バッテリ組付体58の電極に固着され、この後、図20に示すように折り曲げられてバッテリ組付体58間に介装される。
この導電板63は、両側に端子63a,63bが形成され、折り曲げられた状態で間にスペーサ66が介設される。端子64a,65aはヒューズ60を直列に介してコネクタ59に接続される。
【0032】
コントローラ24は、図24に示すように、通常制御用マイクロコンピュータ67、充電制御用マイクロコンピュータ68、ダウンレギュレータ69および駆動回路70を有し、前述のように、各バッテリボックス50内の各バッテリ組付体58が直列に結線されてパワーリレー75を介して駆動回路70に接続する。パワーリレー75は、4接点2位置の常開のコンタクタ75aと、ソレノイド75bを有する。
このパワーリレー75は、コンタクタ75aが各バッテリ組付体58と電動モータ35との間およびダウンレギュレータ69と各バッテリ組付体58との間に介設され、ソレノイド75bが通常制御用マイクロコンピュータ67の出力に基づきコンタクタ75aを駆動する。
【0033】
ダウンレギュレータ69には、第1の出力端子に前述した排風機46のファン駆動用モータ、ヘッドライト77、テールライト78、メータライト79、スモールランプ80、左右のウィンカランプ81およびホーン82が接続し、また、定電圧出力用の第2の出力端子にコミニュケーションホーン83、パイロットランプ84、バッテリ充電警告ランプ85、バッテリ残量メータ86、キルセンサ87、インジケータランプ88および通常制御用マイクロコンピュータ67が接続する。このダウンレギュレータ69は、排風機46のファン駆動用モータ、通常制御用マイクロコンピュータ67およびランプ等に給電する。
【0034】
なお、排風機46のファン駆動用モータはパワーリレー75のコンタクタ75aが閉成した状態で常時給電され、コミニュケーションホーン83は走行時等ににおいて駆動されて歩行者等に車両の存在を知らしめ、キルセンサ87は車両の転倒時等において電源系を遮断するための指令信号を通常制御用マイクロコンピュータ67に出力し、インジケータランプ88は4つのランプの点灯の組合せで操向および停車時における正常、異常状態を報知する。
【0035】
駆動回路70は、FET等をブリッジ状に結線したメインドライバ70aと、ゲートドライブ回路等を有するプリドライバ70bとから構成され、メインドライバ70aが前述の電動モータ35に、プリドライバ70bが通常制御用マイクロコンピュータ67に接続する。この駆動回路70は、通常制御用マイクロコンピュータ67が出力するPWM信号に基づきバッテリ組付体58からデューティファクタに対応した電流を出力する。
【0036】
通常制御用マイクロコンピュータ67には、操向ハンドル17のアクセルグリップの回動角を検出するスロットルセンサ71、電動モータ35への通電電流を検出する電流センサ72、電動モータ35の回転角度を検出するアングルセンサ73および電動モータ35の温度を検出する温度センサ73等のセンサが、また、メインスイッチ76と上述のパワーリレー75のソレノイド75bとが、さらに、駆動回路70が接続する。この通常制御用マイクロコンピュータ67は、各センサの出力信号を基に駆動回路70にPWM信号を出力して電動モータ35を制御し、通常走行時の車速制御等を行い、また、制動時等において回生制動制御等を行ってバッテリ62を充電する。
【0037】
充電制御用マイクロコンピュータ68は、商用交流電源と接続可能なコネクタ68aを有し、この商用電源から供給される電力で作動する。この充電制御用マイクロコンピュータ68は、充電用の端子が各バッテリ組付体58に接続し、また、排風機46駆動用の端子がAC/DCコンバータ90に接続し、さらに、上述のメインスイッチ76、ダウンレギュレータ69の定電圧出力端子、バッテリ残量メータ68、バッテリ充電警告ランプ85、電流センサ72、バッテリ62の温度を検出するバッテリ温度センサ89等のセンサが接続する。AC/DCコンバータ90は、排風機46のファン駆動モータに接続し、交流電力を直流電力に変換して供給する。この充電制御用マイクロコンピュータ68は、メインスイッチ76が充電位置等の非走行位置に操作された状態でコネクタ68aが商用電源のコンセントと接続されると、電流センサ72等の各センサの出力信号を基にバッテリ組付体58への充電を制御する。
【0038】
次に、この実施例の作用を説明する。
この実施例の電動スクータにあっては、バッテリユニット00をセンタチューブ18の下方に懸架し、このバッテリユニット00の電力を電動モータ35に供給する。そして、通常走行時等には、通常制御用マイクロコンピュータ67で電動モータ35への給電を制御して走行および回生制動等の制御を行い、また、充電時には充電制御用マイクロコンピュータ68で制御して商用電源から各バッテリ組付体58のバッテリ62を充電する。
【0039】
ここで、この電動スクータにあっては、パワースイングユニット33にダクト36を連結し、走行時等において、このダクト36から電動モータ35に冷却風を導入して電動モータ35を冷却するが、ダクト36内面には磁石37が固設され、冷却風中に混在する鉄粉等を吸着する。このため、鉄粉等の磁性の塵埃が電動モータ35内に侵入することを防止でき、鉄粉等に起因して電動モータ35が性能低下を生じることが無い。
【0040】
また、この電動スクータにあっては、2組のバッテリ組付体58をバッテリボックス50内に収容し、4つのバッテリボックス50をセンタチューブ18に懸架されたアンダプレート40に載置してバッテリユニット00を構成するが、バッテリユニット00全体が長手方向を車両前後方向に一致させた長尺状に成形される。すなわち、バッテリユニット00を構成するバッテリ組付体58は全体として長尺状に形成され、このバッテリ組付体58を前後方向に配列する。このため、バッテリユニット00全体としての幅方向の造形の自由度が大きく、バッテリユニット00をセンタチューブ18の下方に懸架してもバッテリユニット00の幅方向寸法を小さくでき、バンク角を大きくできる。そして、バッテリユニット00は、ステップフロアの下方のデッドスペースを利用してセンタチューブ18に懸架するため、デッドスペースを有効利用でき、また、車両全体としての低重心化も図れる。
【0041】
特に、このバッテリユニット00は、長尺状のバッテリ62を束ねて長尺形状のバッテリ組付体58を構成し、このバッテリ組付体58の長手方向を車両の前後方向と一致させて配設する。このため、バッテリ組付体58の幅方向の造形の自由度が大きく、バッテリユニット00全体としての造形にもより大きな自由度を得ることができる。したがって、バッテリ組付体58はバッテリ62を外側部が欠けた正面視略台形状に束ねることができ、また、バッテリボックス50には外側下部に傾斜部50aを、リッド48には傾斜部48aを、固定バンド49に傾斜部49bを形成でき、バンク角をより大きくできる。
【0042】
そして、バッテリボックス50内に収容される2組のバッテリ組付体58は、展開状態の導電板63に各バッテリ組付体58のバッテリ62の電極を固定し、この導電板63を折り曲げて電極を対向させることで一体的に組み付けられる。このため、その組付を容易に行うことができ、組立工数を削減できる。
【0043】
さらに、バッテリ組付体58はバッテリボックス50内に収容するが、束ねられたバッテリ62間には間隙97が形成され、また、バッテリボックス50には通孔50bと排気口50cとが形成され、通孔50bが間隙97に対応して前後面から外部に開口し、排気口50cがセンタチューブ18を介して排風機46に連絡される。
そして、排風機46は通常走行時には通常制御用マイクロコンピュータ67により制御駆動されてバッテリ62を強制冷却し、また、充電時においても充電制御用マイクロコンピュータ68により駆動制御されてバッテリ62を冷却する。このため、バッテリ62の温度が上昇することを防止でき、バッテリ62の温度上昇に起因した不都合の発生を防止できる。
【0044】
ここで、この電動スクータは、センタチューブ18をダクトとして利用し、このセンタチューブ18を介してバッテリボックス50から排風する。このため、特別のダクトを設ける必要が無く、部品点数を削減して車両全体としての軽量化、小形化を図れる。また、排風機46は排風口がリアカバー27により覆われた空間に開口するため、排風機46またバッテリ62に水等の異物が侵入することが無く、雨水等の侵入防止を特別なカバーを必要とすること無く行え、部品点数の削減、軽量化を促進できる。
【0045】
一方、この電動スクータにあっては、図14から図17に示すようにバッテリの搭載、取外しを行う。先ず、図14に示すように、リッド48および固定バンド49を開き、この状態でバッテリ組付体58をバッテリボックス50内に収容してアンダプレート40上に載置する。以下、同様に3つのバッテリボックス58を搭載し、合計4つのバッテリボックス58をアンダプレート40上に載置する。
【0046】
次に、図15に示すように、左右一方側において、中央の固定バンド49cの先端をボルト52でセンタチューブ18に固定し、また、固定具93の一端をボルト52でセンタチューブ18に固定し、他方も同様にして固定バンド49cと固定具93とを固定する。続いて、図16に示すように、後側のリッド48を閉めてビス53で固定し、他側も同様にリッド48を閉止する。
【0047】
この後は、図17に示すように、前側の固定バンド49の端部をボルトでセンタチューブ18に固定し、続いて前側のリッド48を閉止してビス53で2ヶ所を固定し、バッテリの搭載が完了する。そして、バッテリを取り出す場合は、上述した順序と逆に、すなわち、図17、図16、図15、図14に示す作業を順次行うことでバッテリを取り出せる。
【0048】
図25および図26にはこの発明の他の実施例を示し、図25がバッテリ組付体の一部拡大正面図、図26が同バッテリ組付体に用いられる部品の斜視図である。
なお、この実施例では、上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付して以下の説明を省略する。
【0049】
この実施例は、図25に示すように、バッテリ組付体58の端面にバッテリ62間の各間隙97に対応させてブッシュ95を設ける。このブッシュ95はそれぞれ、図26に示すように中空孔95aを有する中空形状をなし、外周面にフランジ部95bが形成される。このブッシュ95は、外周面およびフランジ部95bが接着剤等で各バッテリ62に固着されてバッテリ62を結合し、また、中空孔95aが間隙97に外気を導入可能に開口する。
【0050】
この実施例にあっては、ブッシュ95により各バッテリ62を強固に結合でき、バッテリ組付体58の強度を改善できる。そして、バッテリ62の冷却風はブッシュ95の中空孔95aを経て間隙97内に導入されるため、バッテリ62の冷却が損われることも無い。
【0051】
図27は本発明の他の実施例に係る電動車両用バッテリユニットの正面図、図28は同バッテリユニットの前方側の側面図、図29は後方側の側面図、図30は仕切部材の斜視図、図31は接続端子の構造図である。
図27に示すようにバッテリユニット100は、ケース本体101の両側に前方側の蓋体102ならびに後方側の蓋体103をねじ等で組み付けてなる。
【0052】
図30に示す仕切部材104をケース本体101内に挿入することで、図28および図29に示すように、ケース本体101内に複数のバッテリ収納室105を区画している。
この実施例では複数本(例えば12本)の円筒形状の2次バッテリ(例えばニッケル−カドミウム電池)を効率良く収納するとともに、各バッテリ62と仕切部材104との間に冷却風を通すための間隙106を複数箇所確保するため、仕切部材の形状をハニカム構造としている。
なお、仕切部材104は、ケース本体104と一体に形成してもよい。
【0053】
この仕切部材104は、絶縁性を有するプラスチック樹脂等を用いて形成している。なお、仕切部材104を導電性の材料で形成する場合は、仕切部材の各表面に絶縁性を有するガラスクロステープを貼着して、高湿度時等のリーク電流を減少させるようにしてもよい。
【0054】
なお、各板形状等の他の形状のバッテリを用いる場合、そのバッテリの形状に合せて仕切部材の構造を例えば格子状にする等適宜変形してもよい。
また、ケース本体101内に完全に区画された部屋を形成する構造以外に、各バッテリの配設位置を規制する係止部を相互に連結する骨組構造としてもよい。
【0055】
各バッテリ62は予め決められた向きに挿入される。隣接する2個のバッテリ62の正極端子62aならびに負極間62bを接続端子107で接続することで、複数(12本)のバッテリ62を電気的に直列接続している。
【0056】
図31(a)の平面図に示すように、接続端子107は長手方向にすり割り107a,107bを形成して、各溶接部107c,107d,107e,107fを双子構造にしている。
図31(b)の側面図に示すように、各溶接部107c〜107fと中央の接続部107gとの間に例えば1〜2ミリメートル程度の段差を有する屈曲部107h,107iを設けている。このような屈曲部107h,107iを設けることで、溶接後にバッテリ62の振動等に伴って発生するテンションをこの屈曲部107h,107iならびに中央の接続部107gでにがし、バッテリ62の電極と接続端子107との溶接部にストレスが加わるのを防止している。
【0057】
さらに、図31(c)の部分拡大図に示すように、溶接部107c〜107fには、溶接用の複数の小突起107kを形成し、バッテリ62の正または負電極62a,62bとの接触面積を均一にすることで、溶接時の溶接電流の均一化を図っている。
なお、図28および図29において、この溶接用の複数の小突起107kは本来点線で示されるべきものであるが、図示の都合上実線で表示している。
【0058】
そして、図29の部分断面部分に示すように、電気的に直列接続されたバッテリの正極端子62cに取り出し端子108aを溶接し、この取り出し端子108aに圧着もしくは圧接された電力取り出し線109aを介してケース本体101の側面に設けた端子盤110の正極側端子へ接続している。同様に、電気的に直列接続されたバッテリの負極端子62dに取り出し端子108bを溶接し、この取り出し端子108bに圧着もしくは圧接された電力取り出し線109bを介してケース本体101の側面に設けた端子盤110の負極側端子へ接続している。
【0059】
また、正極側の取り出し端子108aの近傍に絶縁チューブ等111で絶縁処理された抵抗器112を配設し、この抵抗器112の一端側を正極側の取り出し端子108aに接続するとともに、他端側に電圧検出線113を接続してケース本体101の上部に設けたチェック用端子盤114へ接続している。
【0060】
バッテリ電圧のチェック用端子114aへ、電流制限用の抵抗(例えば数キロオーム〜数10キロオーム程度の抵抗)を介して正極側電圧を供給する構成とすることで、バッテリ電圧チェック用端子114a等に工具が触れた場合でも、電流リークを押えることができる。
【0061】
チェック用端子盤114のバッテリ温度検出用端子114b,114cには、バッテリ温度を検出するための温度センサ115(図27参照)の1対の接続線116がそれぞれ接続される。この1対の接続線116は、ケース本体101の下部に形成した温度センサ挿入孔117を介して、図27に示すサーミスタ等を用いた温度センサ115へ接続している。なお、温度センサ115はバッテリ62に接するようケース本体101に収めている。
【0062】
図29で、電圧検出線113ならびに温度検出用の1対の接続線114に沿って複数箇所に設けられた1対の小突起118は、各線113,116の引き回し位置を指定するとともに各線112,114を押えるための線押さえである。なお、各小突起118は本来点線で示すものあるが、図29では図示の都合上実線で示している。
【0063】
図28に示すように、前方側の蓋体102には、冷却風導入用の通孔102aを複数設けている。これらの通孔102aは、仕切部材104と各バッテリ62との間に形成された複数の間隙106に対応する位置に設けている。
【0064】
図27の左上部の断面部分に示すように、各バッテリ62と前方側の蓋体102との間には、絶縁性を有する樹脂からなるスペーサ119と、シリコン等の絶縁性材料からなる中蓋120を設けて、各バッテリ62の長手方向の配設位置を規制している。
なお、これらのスペーサ119ならびに中蓋120には、前方側の蓋体102と同様に冷却風を導入するための通孔を形成している。
【0065】
後方側の蓋体103は、各バッテリ62の後方側位置を規制するための複数の押さえリブ(図示しない)を備えるとともに、各バッテリ62の端面と蓋面との間に冷却風が均一に流れるだけのチャンバー容積を確保するよう構成している。そして、図27に示すように、ケース本体101の上部に形成した排風口50cから冷却風をこのバッテリユニット100の外部へ排風するよう構成している。
【0066】
以上の構成であるから、ハニカム構造等の仕切部材104を備えたケース本体101内に、複数のバッテリ62を所定の極性の向きに挿入した後に、複数の接続端子107ならびに2個の取り出し端子108a,108bを各バッテリ62の電極にそれぞれ溶接し、複数の冷却風導入孔102aを備えた前方側の蓋体、ならびに、冷却風が均一に流れるだけのチャンバー容積を備えた後方側の蓋体103を取り付けることで、請求項11に係る電動車両用のバッテリユニット100を組み立てることができる。
【0067】
仕切部材104を設けたので、各バッテリ62を予め所定の間隔で束ねる必要はなくなり、組み立てが簡易になるとともに、所定の位置に冷却風通路となる間隙106を確保ししつ、各バッテリ62を確実に保持することができる。
また、屈曲部107h,107iを備えたすり割り構造の接続端子107を用いて各バッテリ62の電極端子62a,62bとの溶接を行なう構造としたので、各バッテリ62の動きを屈曲部107h,107iで吸収し、溶接部にかかるストレスを軽減させることができ、溶接部の信頼性を向上させることができる。
【0068】
なお、上述した各実施例では、電動車両として鞍乗り型車両である電動スクータを例示するが、この発明は、鞍乗り型車両に限らず4輪の電動車両等にも適用できるものである。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ヘッドパイプと、該ヘッドパイプから車体後方に向かって下方に折り曲げられた中間フレームと、前記中間フレームに連結され、車体の後方に向かって上方に延び、シート等を支持する左右の部材で形成した後部フレームと、複数の円筒型電池を接続して構成され、電動モータに電力を供給するためのバッテリを収容するバッテリボックスを備え、バッテリボックスは、その長手方向が車体の前後方向を指向し、その幅は前記左右の後部フレームの幅内に収まるように配置し、且つバッテリボックスは上面視で前記した左右の後部フレームの幅内にラップするように配置し、バッテリを収容したバッテリボックスを車体側に配置する領域を設け、バッテリボックスは、その長手方向が前記中間フレームまたは後部フレームの何れかに沿うように配置され、領域をバッテリボックスを載置するための少なくとも前後のプレートで形成し、前後のプレートは、前記中間フレームと後部フレームとの連結部の近傍かつ前記連結部を挟んで設けられ、バッテリボックスは、前記前後のプレートにより前後で車体側に格納するようにした。
【0070】
請求項1の発明では、バッテリユニット搭載部の設計の自由度を向上させ、バッテリユニットをステップフロア下に配置、搭載した場合におけるステップフロア部分の外形の小型化、幅方向の寸法を小さくし、車両の全高、全幅を小さくすることができる。
又単電池容量のバラ付きをなくして過充電、過放電を防止することでバッテリの寿命を向上させ得る電動車両用バッテリ構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるスクータ型電動車両の側面図
【図2】同スクータ型電動車両の平断面図
【図3】同スクータ型電動車両の一部拡大正面図
【図4】同スクータ型電動車両の後面図
【図5】同スクータ型電動車両の車体フレームの側面図
【図6】同車体フレームの平面図
【図7】同車体フレームの一部拡大正面図
【図8】図5の8−8矢視断面図
【図9】図5の9矢視図
【図10】同スクータ型電動車両の電動モータ廻りの拡大断面図
【図11】同スクータ型電動車両のバッテリユニット廻りの断面図
【図12】同スクータ型電動車両の車体フレームの一部拡大断面図
【図13】同スクータ型電動車両に用いられた主要部品を表し、aが断面図、bが平面図
【図14】同スクータ型電動車両のバッテリユニットの装填時の分解斜視図
【図15】図14と異なる状態のバッテリユニットの分解斜視図
【図16】図14および図15と異なる状態のバッテリユニットの分解斜視図
【図17】図14、図15および図16と異なる状態のバッテリユニットの分解斜視図
【図18】同バッテリユニットを構成するバッテリボックスの側面図
【図19】同バッテリボックスの正面図
【図20】同バッテリボックスを構成するバッテリ組付体の側面図
【図21】同バッテリ組付体の組立状態を示す展開図
【図22】同バッテリ組付体の一方の電極の接続を示す図
【図23】同バッテリ組付体の他の電極の接続を示す図
【図24】同スクータ型電動車両の制御系の回路図
【図25】この発明の他の実施例にかかるバッテリ組付体の一部拡大正面図
【図26】同バッテリ組付体に用いられる部品の斜視図
【図27】他の実施例のスクータ型電動車両用バッテリユニットの正面図
【図28】同バッテリユニットの前方側の側面図
【図29】同バッテリユニットの後方側の側面図
【図30】仕切部材の斜視図
【図31】接続端子の構造図
【符号の説明】
11…車体フレーム、 12…ヘッドパイプ(前部車体)、 13…後部フレーム(後部車体)、 14…中間フレーム(中間車体)、 18…センタチューブ、 18a…排気穴、 27…リアカバー、 33…パワースイングユニット、35…電動モータ、 36…ダクト、 37…磁石、 45…リアダクト、 46…排風機、 50…バッテリボックス、 50c…排風口、 58…バッテリ組付体、 62…バッテリ、 66…スペーサ、 67…通電制御用マイクロコンピュータ、 68…充電制御用マイクロコンピュータ、 96…スペーサ、97…間隙、 00,100…電動車両用バッテリユニット、 102a…冷却風導入用の通孔、 104…仕切部材、 106…冷却風を通すための間隙。

Claims (1)

  1. ヘッドパイプと、該ヘッドパイプから車体後方に向かって下方に折り曲げられた中間フレームと、前記中間フレームに連結され、車体の後方に向かって上方に延び、シート等を支持する左右の部材で形成した後部フレームと、複数の円筒型電池を接続して構成され、電動モータに電力を供給するためのバッテリを収容するバッテリボックスを備え、
    前記バッテリボックスは、その長手方向が車体の前後方向を指向し、その幅は前記左右の後部フレームの幅内に収まるように配置し、且つバッテリボックスは上面視で前記した左右の後部フレームの幅内にラップするように配置し、
    バッテリを収容した前記バッテリボックスを車体側に配置する領域を設け、
    前記バッテリボックスは、その長手方向が前記中間フレームまたは後部フレームの何れかに沿うように配置され、
    前記領域を、前記バッテリボックスを載置するための少なくとも前後のプレートで形成し、
    前記前後のプレートは、前記中間フレームと後部フレームとの連結部の近傍かつ前記連結部を挟んで設けられ、
    前記バッテリボックスは、前記前後のプレートにより前後で車体側に格納された、
    ことを特徴とする電動車両用バッテリ構造。
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