JPH0532996Y2 - - Google Patents

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JPH0532996Y2
JPH0532996Y2 JP1985159660U JP15966085U JPH0532996Y2 JP H0532996 Y2 JPH0532996 Y2 JP H0532996Y2 JP 1985159660 U JP1985159660 U JP 1985159660U JP 15966085 U JP15966085 U JP 15966085U JP H0532996 Y2 JPH0532996 Y2 JP H0532996Y2
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ceramic capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主としてノイズをバイパスさせる
回路に使用される三端子型円筒貫通磁器コンデン
サに関する。
〔従来の技術〕
半導体集積回路装置が組み込まれた電子機器等
の配線基板において、ノイズ成分をバイパスする
ため、ラインとアース間に三端子型円筒貫通磁器
コンデンサが使用される。
この種の三端子型円筒磁器コンデンサとして
は、古くは例えば実公昭28−7336号公報に示され
たような三端子磁器コンデンサが知られている。
この磁器コンデンサは、円筒形の誘電体磁器の内
外周面に導電層を形成し、さらに誘電体磁器の両
端に端子金具を差込み、これを内周側導体層の端
部付近に接続している。この端子金具の接続に当
たつては、円筒面を有するフランジキヤツプ状の
金具を円筒形磁器の両端部分に嵌合し、これを内
周側導電層に固定し、このキヤツプ状の金具に端
子金具を固定している。
しかしながら、現在におけるこの種の三端子型
コンデンサは、誘電体の磁器素体が相当小型化さ
れており、前述のような端子構造を採用すること
はできない。すなわち、前記の端子構造の場合、
内周側導電層を流れる電流は、その殆どの部分で
薄い内周側導体層のみを通つて流れるようになつ
ている。このため、磁器素体が小型化されて、そ
の内径が小さくなり、内部導体の円周長が短くな
つた場合に、大電流を通すことができなくなり、
電気的な耐久性が極端に悪くなる。また、端子金
具をキヤツプ状の金具を用いて内側導電層に接続
する構造のため、磁器素体の内径が極端に小さい
ものでは、製造が事実上不可能である。これは、
内径が小さい小形の磁器素体では、焼結体のため
内形を概ね一定の径にしたり、真の円筒形にする
ことができないため、嵌合できないようなキヤツ
プや、嵌合できても正常に内部電極に接触しない
ようなキヤツプが多く発生するからである。
そこで、円筒形の磁器素体が小型化されるに伴
い、第3図に示すように、磁器素体の内周孔側に
リード線を貫通し、内部電極に半田付けする構造
が採用されるようになつた。すなわち、この磁器
コンデンサでは、中心軸に沿つた貫通孔を有する
円筒形の磁器素体1の内外周面に、内部電極2と
外部電極3がそれぞれ設けられている。このう
ち、内部電極2は、磁器素体1の内周面のほゞ全
面にわたつて設けられているのが、外部電極3
は、外周面の中央部のみに設けられている。磁器
素体1の貫通孔には、リード線4が貫通され、こ
れが半田5によつて内部電極2と接続され、かつ
固定されている。
この従来の三端子型円筒貫通磁器コンデンサで
は、リード線4が磁器素体1の貫通孔に貫通し、
このリード線4の貫通孔に挿入されたほぼ全長に
わたる部分が内部電極2に半田5で接続されてい
るため、磁器素体1の内周側では、薄い内部電極
2のみではなく、リード線4を通して電流が流れ
る。従つて、小形でも電気的に耐久性の高い磁器
コンデンサが得られる。また、キヤツプ状の金具
等を用いず、リード線2を磁器素体1の貫通孔に
貫通し、半田で接続するだけなので、磁器素体1
の内径が相当小さい場合でも比較的容易に製造で
きる。
この磁器コンデンサは、通常、自動挿入機を使
用して配線基板aに取り付けられる。即ち、まず
上記リード線4が磁器素体1の両側でほゞ直角に
曲げられ、かつ余分な部分がカツトされる。続い
て、配線基板aに設けられた通孔b,bにこれら
リード線4が差し込まれると共に、外部電極3が
配線基板aの上の配線パターンcに接触させられ
る。この状態で、リード線4の両端がクリンチさ
れ、上記通孔b,bの口端に印刷された配線パタ
ーンd,dに、また、外部電極3が上記配線パタ
ーンcにそれぞれ半田e,fで接続、固定され
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記配線基板aに開けられる通孔b,bの間隔
は、自動挿入機や配線基板の規格等によつて、予
め定められており、リード線4の両端も、この間
隔に合わせて、折り曲げる必要がある。従つて、
この間にある磁器素体1の寸法については、自ず
と制約を受ける。
例えば、直径0.6mmのリード線4が使用された
磁器コンデンサを、間隔5mmの通孔b,bに差し
込んで装着する場合、折曲加工に伴う応力による
磁器素体1の破損等を防止するため、磁器素体1
の端と両側のリード線4までの間に、少なくとも
d1=0.5mmの余裕をとる必要がある。このため、
とり得る磁器素体1の長さ(軸方向の寸法をい
う、以下同じ)は、最大で3.4mmとなる。
さらに、外部電極3とリード線4との絶縁状態
の確保等のため、磁器素体1の端から外部電極3
の端までの間に、少なくともd2=1mmの余裕をと
る必要がある。このため、とり得る外部電極3の
長さ(軸方向の寸法をいう、以下同じ)は、最大
で1.4mmとなる。
こうした制約のもとでは、取得し得る静電容量
に限度があり、より大きな静電容量を取得するこ
とができる形式の貫通型三端子磁器コンデンサが
要請されている。
この考案は、従来の三端子型円筒貫通磁器コン
デンサにおける上記の問題を解決するためなされ
たもので、簡易な構造の改良により、より大きな
静電容量が取得できる三端子型円筒貫通磁器コン
デンサを提供することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この考案の構成を、第1図及び第2図の符号を
引用しながら説明すると、軸方向に貫通孔を有す
る円筒型の磁器素体11の内外周面に内部電極1
2と外部電極13がそれぞれ設けられている。そ
して、上記貫通孔の両口端から、直角に曲げら
れ、かつ同貫通孔よりやや径の小さなリード線1
4,14の端部がほぼ突き当たるまで差し込ま
れ、これらリード線14,14の貫通孔に挿入さ
れた端部のほぼ全長にわたる部分が内部電極12
に半田15で接続され、かつ固定されている。
〔作用〕
この考案による三端子型円筒貫通磁器コンデン
サでは、予め曲げられた一対のリード線14,1
4線を差し込み、これを半田15で固定する構造
のため、リード線14,14を磁器素体11に固
定した後に折り曲げる必要がない。従つて、リー
ド線14,14の折り曲げ時における磁器素体1
1の破損等を考慮する必要がなく、同磁器素体1
1の長さをほゞリード線14,14間の距離いつ
ぱいにとることができる。また、これに伴つて、
外部電極13の長さも、従来ものに比べて長くと
ることができる。
例えば、三端子型円筒貫通磁器コンデンサの直
径0.6mmのリード線14,14を、間隔0.5mmの通
孔b,bに差し込んで配線基板aに装着するとい
う上記従来例と同じ条件の場合、磁器素体11の
長さを上記従来例の3.4mmから、リード線14,
14間の内法寸法いつぱいの約4.4mmまでとるこ
とができる。また、これに伴つて、外部電極13
の長さも従来例の約1.4mmから、最大2.4mmまでと
ることができる。
これにより、内外部電極12,13の有効対向
面積を、上記従来例に比べて約71%広くとること
ができるようになる。
〔実施例〕
次に、この考案の実施例を、第1図及び第2図
を参照しながら説明する。
強誘電体磁器からなる円筒形の磁器素体11の
内外周面に銀焼付け金属層が施され、内部電極1
2と外部電極13が設けられている。このうち、
内部電極12は、磁器素体11の内周面の全面に
わたつて設けられ、他方、外部電極13は、磁器
素体11の端面から、少なくともd2の余裕をもつ
て、磁器素体11の中央部に設けられている。
L字形に曲げられた2本のリード線14,14
の一端側が、磁器素体11の両側から貫通孔の中
に差し込まれ、その端部が同貫通孔の中で突き合
わせられていると共に、これらリード線14,1
4によつて磁器素体11が両側から挟まれた格好
となつている。この状態で、貫通孔の中に半田1
5が充填され、リード線14,14が内部電極1
2に接続され、かつ固定されている。
リード線14,14としては、通常軟銅線が使
用される。これらリード線14,14の端部は、
磁器素体11の貫通孔の中で必ずしも接触してい
る必要はなく、その間に半田15が介在していて
も差支えない。なお、当然のことながら、リード
線14,14の間隔は、これを差し込む通孔b,
bの間隔に合わせる必要がある。
外部電極13には、接続用端子16が接続、固
定されている。この接続用端子16は、外部電極
13の形状に適合した矩形の金属片からなる基部
17と、これから直角に引き起こされたリード部
18とからなつている。上記基部17は、外部電
極13に当てられ、半田付けされ、この状態でリ
ード部18は、磁器素体11の両側から突出した
リード線14,14の間にあつて、これらと平行
に延びている。
さらに、第1図において二点鎖線で示されたよ
うに、リード線14,14とリード部18の先端
寄りの部分を除いて、磁器素体11の周囲が絶縁
被覆19で覆われている。
この三端子磁器コンデンサは、従来のものと同
様に、配線基板aの通孔b,bにリード線14,
14を差し込み、配線パターンd,dに半田eで
接続、固定する。さらに、この実施例の磁器コン
デンサでは、上記通孔b,bの間にもう1つの通
孔gを設け、接続用端子16のリード部18をこ
れに差し込み、このリード部18を通孔gの口端
の周囲に印刷された配線パターンcに半田fで接
続、固定する。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案によれば、磁器素
体11の長さをリード線14,14の間隔いつぱ
いにとることができ、これに応じて、内外部電極
12,13の有効対向面積を広くとることができ
る。従つて、より大きな静電容量が取得できる三
端子型円筒貫通磁器コンデンサを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す三端子型円
筒貫通磁器コンデンサの配線基板へ装着した状態
の縦断側面図、第2図は、同磁器コンデンサの一
部分解斜視図、第3図は、三端子型円筒貫通磁器
コンデンサの従来例を示す、配線基板へ装着状態
の縦断側面図である。 11……磁器素体、12……内部電極、13…
…外部電極、14……リード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に貫通孔を有する円筒型の磁器素体11
    の内外周面に内部電極12と外部電極13がそれ
    ぞれ設けられ、貫通孔にリード線14が貫通され
    て、内部電極12に接続された三端子型円筒貫通
    磁器コンデンサにおいて、前記磁器素体11の貫
    通孔よりやや径の小さな直角に曲がつた2本のリ
    ード線14,14の一端のそれぞれが、同貫通孔
    の各端から互いにほぼ突き当たるまで差し込ま
    れ、これらリード線14,14の前記磁器素体1
    1の貫通孔に挿入された端部のほぼ全長にわたる
    部分が内部電極12に半田15で接続され、固定
    されたことを特徴とする三端子型円筒貫通磁器コ
    ンデンサ。
JP1985159660U 1985-10-18 1985-10-18 Expired - Lifetime JPH0532996Y2 (ja)

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