JPH05329008A - バックルの雌体とその製造方法 - Google Patents

バックルの雌体とその製造方法

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JPH05329008A
JPH05329008A JP17028892A JP17028892A JPH05329008A JP H05329008 A JPH05329008 A JP H05329008A JP 17028892 A JP17028892 A JP 17028892A JP 17028892 A JP17028892 A JP 17028892A JP H05329008 A JPH05329008 A JP H05329008A
Authority
JP
Japan
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piece
locking piece
buckle
female body
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP17028892A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Satsuki
津外武 札木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
Application filed by YKK Corp, Yoshida Kogyo KK filed Critical YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雌雄体よりなるバックルの雌体に設けた雄体
と係合する係止片が、外部からの力が直接加わらないよ
うになし、その耐久性を向上することにある。 【構成】 外郭壁12に板状をなす上下片13,14を
平行に突設し、上片13に透孔17が明けてあり、上下
両片13,14間の空間部15に下片14の先端部側よ
り一体に突出し基部側へ延長されその先端が自由端をな
す係止片18を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雌雄両体からなるバッ
クルのうち雌体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バックルにはその雌雄体を互いに回転自
在に係合するものがあり、例えば意匠登録第79490
5号の意匠公報によって知られており、その雌体は上下
両片間に空間部を備え、上片に円形の孔を明けたもので
あり、一方雄体は雌体の空間部に挿入する突片に前記円
形の孔に嵌まる円形をなす係止片をその一端を自由端と
して突設したもので、突片を雌体の空間部内に挿入する
ことによって、係止片が円形の孔に嵌まり且つその周縁
に係合するもので、円形の係止片を中心として雌雄体を
互いに半回転以上に回転できるものである。しかし、前
記係止片は軸と係合関係を兼ね備えるものであり、係止
片と孔の周縁との接触面積が大きく、摩擦抵抗が大きく
がたつきを早めるという問題点があり、これを解消する
手段として図7に示すものが提案された。その雌体1は
同様に上下各片3,4で形成してあり、上片3に円形の
透孔5を設け、下片4に、その下片4より刳り起こした
状態で先端を自由端に形成した係止片6を空間部内に突
設し、雄体2の突片7に円形の透孔5内に嵌まる円形の
押しボタン8をその先端を自由端となし弾発的に上下す
るように設け、突片7の裏面に雌体1の係止片6の自由
端が係合する段部9を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の係止片を有する
雌体であると、その係止片を成形するために下片に完全
な抜き孔ではないがそこに孔10が生じるものであり、
使用中にその孔より布端が挟まり込んだり、係止片に強
い圧迫力や突き押される力を受けやすく、そのような力
を受けた状態のままで雄体を外す時には、その力以上の
力で押しボタンを押して引き抜く必要があり、殊に係止
片は弾発力を保有するものであるから、前述のような不
要な外力によって耐久性を損ねるという欠点があった。
【0004】本発明は以上の欠点を解消し、不要な外力
が与えられないように構成し、雌雄体の係合力が常に一
定となり、耐久性を向上することを目的とするバックル
の雌体とその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、外郭壁に板状をなす上片と下片を平行に突設し、上
片に透孔が明けてあり、上下両片間の空間部に下片の先
端部側より一体に突出し基部側へ延長されその先端が自
由端をなす係止片を設けたことを特徴とする。
【0006】また、上記雌体を製造する方法は、雌体の
外郭壁、上下両片を成形する本体成形キャビティ内に、
その基端側より第2中子を挿入して係止片を成形する係
止片成形キャビティを形成し、外郭壁に連続する上下両
片と、下片に連続する係止片を成形することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】雌体の下片には孔の無い板面で形成されるてい
るから、その内部に設けた係止片に外部からの不要な力
が加えられず、下片で保護するものである。
【0008】
【実施例】本発明を具体的に説明すると、バックルは図
4に示しているように、雌体11と雄体2とを係脱及び
回転自在に係合したものである。
【0009】その雌体11は図1と図2に示しているよ
うに、外郭壁12に板状をなす上片13と下片14を平
行に突設し、上下両片13,14間に先端及び両側を開
放した空間部15を備え、しかも外郭壁12の中央部分
に空間部15内に通じる抜き孔16を備えており、上片
13に円形の透孔17を有し、下片14にはその先端部
より空間部15内に向かって一体に突出し、基部側に下
片14と平行に延長して自由端をなす舌状の係止片18
を設けたものである。更に外郭壁12の両側部にバンド
Bを締結する取付け部19,19を回転自在に軸支した
ものである。尚、図6に示す例では、バンドBを締結す
る取付け部19,19を外郭壁12に一体に設けたもの
である。
【0010】雄体2は図7に示す従来のものと同様であ
り、その説明を省略する。
【0011】従って、前記雌雄体11,2は図3と図4
に示す如く、押しボタン8が透孔17内に配され、係止
片18が突片7の段部9に係合するものである。また押
しボタン8を押さえ込むことによって、係止片18が押
されて段部9より外れ、そのまま雄体2を引き抜くこと
によって外されるものである。
【0012】上記雌体11を成形する方法は、図6に示
しているように、上下金型20,21と第1中子22で
本体成形キャビティ23を設け、更に本体成形キャビテ
ィ23内にその基部側(抜き孔16)より挿入した第2
中子24と前記第1中子22とで係止片成形キャビティ
25を本体成形キャビティ23に連続して設け、本体成
形キャビティ23の一部より溶湯を注入することによ
り、前記構造をもつ雌体11に成形することができるも
のである。なお、図示例では、何れも雄雌体を回転自在
に係合したバックルについてのみ説明したが、本発明
は、回転自在なものに限定されるものではなく、回転し
ないものにも適用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によるバックルの雌体であれば、
雌体を構成する下片は孔が明けてない板状をなし、その
下片の内面に係止片を一体に設けたもので、係止片が下
片で覆われ外部に露出されないものであるから、外部か
ら押し付けられたり圧迫力などの無理な力を受けること
がなくなり、係止片の雄体との係合状態を保持し、その
耐久性を向上することができる。
【0014】また本発明のバックルの雌体製造方法によ
れば、従来の成形金型に第2中子を加えることによって
成形されるものであり、その製造が容易になり、また、
第2中子を挿入して成形した結果、製品に抜き孔が生じ
ることになるが、雌体の基部に生じるものであり、使用
において、最も醜い部分に形成されるため、外観意匠性
が良好であり、さらに、その両脇にバンドを締結する取
付け部を設けた場合、殆ど抜き孔を覆い隠すこともで
き、体裁を損なわずして製造することができる。更に、
基部側に抜き孔を設けることにより、雌体の係止片を基
部より長く突出して形成できるため、弾性が良好で操作
しやすく、また基部側にて雄体の段部と係合できるた
め、雌体の空間部の口開きにおいても係合が外れにくい
ものを形成できる。従来において、係止片を長くするこ
とはできるが、この際、背面に形成される孔がかなり大
きなものとなり、上記問題点がより顕著なものとなるの
に対し、本発明は、抜き孔の大きさを殆んど変えず、長
尺の係止片に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバックルの雌体を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1のX−X線矢視の断面図である。
【図3】本雌体を用いたバックルの正面図である。
【図4】図3のY−Y線矢視の断面図である。
【図5】本発明による雌体の類例を示す正面図である。
【図6】本発明による雌体を成形する金型の断面図であ
る。
【図7】従来のバックルの一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 雌体 12 外郭壁 13 上片 14 下片 15 空間部 17 透孔 18 係止片 20 上金型 21 下金型 22 第1中子 23 本体成形キャビティ 24 第2中子 25 係止片成形キャビティ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭壁(12)に板状をなす上片(1
    3)と下片(14)を平行に突設し、上片(13)に透
    孔(17)が明けてあり、上下両片(13,14)間の
    空間部(15)に下片(14)の先端部側より一体に突
    出し基部側へ延長されその先端が自由端をなす係止片
    (18)を設けたことを特徴とするバックルの雌体。
  2. 【請求項2】 雌体(11)の外郭壁(12)、上下両
    片(13,14)を成形する本体成形キャビティ(2
    3)内に、その基端側より第2中子(24)を挿入して
    係止片成形キャビティ(25)を形成し、外郭壁(1
    2)に連続する上下両片(13,14)と、下片(1
    4)に連続する係止片(18)を成形することを特徴と
    するバックルの雌体製造方法。
JP17028892A 1992-06-03 1992-06-03 バックルの雌体とその製造方法 Pending JPH05329008A (ja)

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JP17028892A JPH05329008A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 バックルの雌体とその製造方法

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JPH05329008A true JPH05329008A (ja) 1993-12-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3101207B2 (ja) * 1996-07-31 2000-10-23 株式会社アマダ パンチ摩耗検出装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3101207B2 (ja) * 1996-07-31 2000-10-23 株式会社アマダ パンチ摩耗検出装置

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