JPH0532841Y2 - - Google Patents

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JPH0532841Y2
JPH0532841Y2 JP13824687U JP13824687U JPH0532841Y2 JP H0532841 Y2 JPH0532841 Y2 JP H0532841Y2 JP 13824687 U JP13824687 U JP 13824687U JP 13824687 U JP13824687 U JP 13824687U JP H0532841 Y2 JPH0532841 Y2 JP H0532841Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 本考案は、ストロボ内蔵カメラに関し、より詳
細には、ばねにより蓄勢された状態でカメラの格
納位置に保持されたストロボ発光部を、電磁駆動
装置で上記保持の解除をすることによつて、同ス
トロボ発光部をストロボ撮影位置にポツプアツプ
させることのできるストロボ装置を内蔵したカメ
ラに関するものである。
(b) 従来技術 一般に、ストロボ撮影は、カメラ本体に外付け
されるストロボ装置を用いて行われていたが、カ
メラのコンパクト化と多機能化と高集約化が近年
特に要求されているために、カメラ本体にストロ
ボ装置を内蔵させたコンパクトカメラが出現して
きている。
この場合、カメラ本体に内蔵されたストロボ装
置を発光させることによつて行われるストロボ人
物撮影は、撮影レンズの光軸とストロボ装置の発
光光軸が極めて接近しているので人物眼球内にス
トロボ光が入射され、網膜によつてそのストロボ
光が反射されるいわゆる赤眼現像が生じるため、
人物の眼球が不自然に撮影されてしまう。このた
めに、撮影レンズの光軸とストロボ装置の発光光
軸をなるべく離すことが望ましいものの、カメラ
のコンパクト化の要求が強いので両光軸を離して
設けることに限度がある。
このために、ストロボ装置をストロボ撮影時
に、何らかの手段で撮影レンズの光軸から離すよ
うに移動させ、いわゆるポツプアツプ動作を行わ
せ、ストロボ撮影をしないときには、コンパクト
に格納するようにしている。
このようなポツプアツプ動作を行わせるための
具体的な機構としては、従来、ストロボ発光部を
格納位置に保持する際に、ばね力を蓄勢した状態
でロツク部材で保持し、ストロボ撮影をするとき
に、そのロツク部材によるストロボ発光部のロツ
クを解除レバー等の解除部材を用いて解除してス
トロボ発光部を撮影位置、言い換えれば、ストロ
ボ発光光軸が撮影レンズ光軸と離れた状態になる
ように位置に移動せしめている。そして、この解
除部材における解除力量は、ストロボ発光部を格
納位置に駆動する際の力の一部を用いてチヤージ
している。
このために、格納位置にあるストロボ発光部の
保持を解除するためのチヤージ機構が必要となり
構成の複雑化と、部品点数の増大を招いている。
また、カメラの測光回路からの制御に基づいて
解除部材の駆動がなされるので、特殊な撮影意図
を有するためにストロボ撮影をしたくないときに
は、ストロボ発光部をポツプアツプさせないよう
に手で押えていても、すでに解除力量が蓄勢され
ている解除部材が駆動されてしまい、ストロボ発
光部を格納位置に保持することができず、一旦ポ
ツプアツプさせた後に再び格納動作を行い解除部
材に解除力量の蓄勢を与える必要があり、操作性
に問題がある。
一方、このような解除部材を用いる代りにスト
ロボ発光部に蓄勢される大きな駆動力量をモータ
やソレノイド等の電磁駆動装置で解除することも
考えられるものの、電磁駆動装置のパワーをかな
り大きなものとしなければならず、カメラに内蔵
の電源電池の容量等を考えると現実的な解決策と
はいえない。
また、他の構成として、ストロボ発光部を格納
位置に保持する際に、ばね力を蓄勢した状態でロ
ツク部材で保持し、ストロボ撮影をするときに、
そのロツク部材によるストロボ発光部のロツクを
解除レバー等の解除部材を用いて解除してストロ
ボ発光部を撮影位置に位置せしめるものもある。
しかしながら、このような形式のポツプアツプ
形のストロボ装置においては、カメラ運搬時等に
衝撃がカメラ本体に与えられる際の衝撃力で上記
解除レバーに過度の加速度が与えられてもストロ
ボ発光部のロツクが解除されないように同解除レ
バーのロツク用のばねの力を強くする必要があ
り、各部材の強度を高くするに伴つて各部材の形
状が大型化してしまう。また、解除レバーのロツ
ク用のばねの力を強くすることによつてその解除
作動力を大きくする必要があるのでその解除部材
を駆動するために大きな作動力を要してしまう。
(c) 目的 本考案は、上記の諸問題に鑑みなされたもので
その目的は、簡素な構成で、ストロボ装置を格納
位置に確実に保持することができ、しかも格納位
置にストロボ発光部を小さな駆動力でその係合を
解除し得るストロボ内蔵カメラを提供することに
ある。
(d) 構成 本考案は、上記の目的を達成させるため、ばね
により蓄勢された状態でカメラの格納位置に保持
されたストロボ発光部を、電磁駆動装置で該保持
を解除することによつて、ストロボ撮影位置にポ
ツプアツプさせることのできるストロボ装置を内
蔵したストロボ内蔵カメラにおいて、ストロボ発
光部を格納位置からストロボ撮影位置に移動する
向きに付勢するポツプアツプ用ばねと、被係合部
が形成されたストロボ発光部と、このストロボ発
光部の被係合部に係合し該ストロボ発光部を格納
位置に保持する係合爪を有し、該被係合部と係合
状態にあるとき上記ストロボ発光部から解除方向
の分力を受けるような形状に形成されたフツクレ
バーと、上記分力に抗し得ない程度の弱いばね力
を有し、このフツクレバーを上記被係合部に係合
する向きに付勢する係合用ばねと、上記フツクレ
バーを上記被係合部に係合した状態にロツクする
ロツクレバーと、このロツクレバーのロツク状態
を解除する電磁駆動装置と、上記ストロボ発光部
の格納位置からストロボ撮影位置への移動に伴つ
て上記フツクレバーを上記被係合部との係合が解
除される位置に駆動するスイツチレバーとをもつ
てストロボ装置を構成したことを特徴とするもの
である。
以下、本考案の実施例を添付図面を用いて詳細
に説明する。
第1図は、本考案に係るポツプアツプ形のスト
ロボ装置の一実施例の構成を示す斜視図であり、
第2図は、本考案に係るストロボ内蔵カメラの外
観構成を示す斜視図である。
第2図において、カメラ本体100の前面に
は、撮影レンズバリア1が、その内方に配設され
た撮影レンズを覆う位置と露呈した位置との間
を、図において左右方向に摺動自在に取り付けら
れている。また、カメラ本体100の上面には、
シヤツタレリーズ釦2が配設され、右方の上部に
は、ストロボ発光部3がポツプアツプ可能なるよ
うにして配設されている。上記シヤツタレリーズ
釦2の押動に連動しレリーズスイツチ4が作動さ
れるようになつている。
第1図において、上述のストロボ発光部3は、
略直方体に形成され、その長辺がカメラ本体10
0の上面に平行した格納位置と、これに直角にポ
ツプアツプしたストロボ撮影位置に移動(回動)
できるようになつている。即ち、ストロボ発光部
3の後方には支軸3aが突出して設けられ、この
支軸3aにポツプアツプ用ばねとしての蓄勢用ば
ね5が巻き付けられ、この蓄勢用ばね5の一端が
ストロボ発光部3に固定され、他端が不動部材
(カメラ本体100)に固定されたストツパーピ
ン6に支持され、蓄勢用ばね5の蓄勢力がストロ
ボ発光部3を右回転する方向、すなわち格納位置
からストロボ撮影位置に移動する向きに与えられ
ている。また、ストロボ発光部3の隅部(図にお
いて左側面下方)には、被係合部としてのロツク
凹部3bが形成されている。
一方、不動部材(カメラ本体100)に対して
回動自在なフツクレバー7が設けられ、このフツ
クレバー7は、第1ないし第3の3つの腕部で形
成され、第1の腕部の先端には、上述のロツク凹
部3bをロツク(係合)するための係合爪として
のフツク爪7aが形成され、第2の腕部には、後
述するスイツチレバー14の係合部14aに当接
する係合部7bが形成され、第3の腕部には、後
述するロツクレバー9の係合部9aに係合する係
止部7cが形成されている。さらに、この第3の
腕部の先端には係合用ばねとしてのフツクばね8
がかけられているため、フツクレバー7には時計
回り方向の回動習性が与えられている。
ロツクレバー9は、第1および第2の腕部を有
するベルクランク状に形成され、第1の腕部の先
端には、上述フツクレバー7の係止部7cに係合
する係合部9aが形成され、第2の腕部は、駆動
部9bとなつていて、この駆動部9bの中間部は
ロツク位置にあるとき不動部材に固定されたスト
ツパーピン10に当接され、第2の腕部の先端部
には、ロツクばね11の一端がかけられ、その他
端は不動部材に支持されている。このためにロツ
クレバー9に時計回り方向、すなわちロツク方向
の回動習性が与えられるようになつている。ま
た、駆動部9bの先端には、不動部材に支持され
た電磁駆動装置としてのマグネツト12によつて
吸着される吸着片13が支持されている。
また、スイツチレバー14が2本のガイドピン
15によつて上下方向に摺動自在に支持され、平
常時には引張りばね17の力で上方に付勢され、
その側方には、上述の係合部7bをスイツチレバ
ー14によつて係合解除方向に回動させるための
係合部14aが形成され、また、スイツチレバー
14の上方には、ストロボ発光部3の下面部で押
圧される衝合部14bが形成されている。さら
に、スイツチレバー14の下部には、不動部材に
固定された接点板16の接点パターンに接触摺動
する摺動接点14cが固定されている。この接点
板16は、ストロボ発光部3における発光を行わ
せるための充電回路(図示せず)等の回路部への
電源供給をオン、オフ制御する等のために設けら
れているものである。
ストロボ発光部3の格納時においては、第3図
に示すようにストロボ発光部3のロツク凹部3b
にフツクレバー7のフツク爪7aが係合されてい
る。
このとき、ロツク凹部3bとフツク爪7aとの
形状についての適正な形状を考えると、フツク爪
7aのロツク凹部3bと当接する斜面に直交する
作用力をFとしフツクレバー7の回転方向と作用
力とのなす角度(圧力角)をθとした時、フツク
爪7aの面には作用力Fに対する摩擦抵抗力μF
が働く。その合成力をQとするとQとFとのなす
角度は、摩擦角であり、これをρとすると、 ρ=tan-1μ で表わせる。
そして、フツクレバー7は、この合成力Qによ
り、Qcos(θ+ρ)の回転力とQsin(θ+ρ)の
半径方向の力を受ける。
今、フツクレバー7の支軸7dの直径が小さい
ものとして軸摩擦を省略してフツクレバー7の作
用点における反力をPとすると、Qcos(θ+ρ)
>Pなる関係にすることによつて、ロツクレバー
9は{Qcos(θ+ρ)}−Pの回転力を係止すれば
よいことになる。このときの圧力角θを適宜に選
定することによつてこの回転力を微小なものにす
るとが可能になる。
このようにして係止されているストロボ発光部
3の下面でスイツチレバー14の衝合部14bが
押されているために、スイツチレバー14がガイ
ドピン15を案内にして引張りばね17の引張り
力に抗して下方に移動されているために摺動接点
14cは、接点板16の下方の接点パターンと接
触し、その結果、ストロボの格納状態(ストロボ
非使用状態)であることが判別され、この電気信
号が図示しないストロボ制御回路等に送出され
る。
今、撮影を行うためにシヤツタレリーズ釦2が
押され、レリーズスイツチ4が作動し図示しない
制御回路にそのスイツチ情報が送出されると、被
写体が明るくストロボ撮影をする必要がないと判
断された時にはマグネツト12への通電がなされ
ないのでストロボを用いない撮影が行われる。
一方、被写体が暗くストロボ撮影をすべきと判
断された時には、マグネツト12への通電がなさ
れ、吸着片13が吸引され、ロツクばね11の引
張り力に抗してロツクレバー9が反時計回り方向
に回動される。このときのマグネツト12の吸引
力は、上述のようにロツクレバー9の回転に伴う
摩擦力とロツクばね11の合成力より大きければ
よいことになる。
そして、ロツクレバー9の係合部9aがフツク
レバー7の係止部7cより退避するとフツクレバ
ー7が、第4図に示すように、フツク爪7aとロ
ツク凹部3bの摩擦による保持力よりも、ストロ
ボ発光部3の蓄勢用ばね5と引張りばね17とに
よる解除方向の分力{Qcos(θ+ρ)}が大きく
なることによつて、同フツクレバー7が上述のよ
うに、反時計回り方向に回転するし、ストロボ発
光部3の格納位置のロツクが解除されることにな
る。
従つて、ストロボ発光部3がポツプアツプ状態
になり、上記スイツチレバー14の摺動接点14
cは、上方移動に伴つて接点板16の上方の接点
パターンに接触するのでストロボ充電が開始され
る。
このような解除のときに、フツクレバー7がフ
ツクばね8によつて時計回り方向に戻されないよ
うに、スイツチレバー14の係合部14aによつ
て係合部7bの回動が制限されている。ただし、
このようにするためには、引張りばね17のばね
力をフツクばね8のばね力より大きく設定する必
要がある。
このようにしてストロボ発光部3がポツプアツ
プした状態でストロボ撮影をすることができる。
そして、所望のストロボ撮影が完了し、ストロ
ボ発光部3を格納状態にするために、ストロボ発
光部3を蓄勢用ばね5のばね力に抗して手動によ
り押し込むとスイツチレバー14の衝合部14b
がストロボ発光部3の下面によつて押し下げら
れ、スイツチレバー14が下方に移動され、これ
に伴つて係合部14aによるフツクレバー7の回
動位置規制が解除されフツクばね8のばね力によ
つてフツクレバー7が時計方向に回転する。
このフツクレバー7の時計方向への回転は、そ
の係止部7cが、ロツクばね11によつて時計回
り方向に回転偏位しているロツクレバー9の係合
部9aに係止されて拘束されるまで接続するが、
このフツクレバー7の係止部7cがロツクレバー
9の係合部9aに係止される直前に、ストロボ発
光部3のロツク凹部3bにフツクレバー7のフツ
ク爪7aが嵌入し、その後、フツクレバー7の係
止部7cがロツクレバー9の係合部9aによつて
係止されてフツクレバー7の解除方向への回転が
完全に阻止され、これによつてストロボ発光部3
の格納位置への保持がなされる。
この格納動作に伴つて、スイツチレバー14が
引張りばね17のばね付勢力に抗して下方に移動
されると、接点板16の摺動接点14cの接触位
置が変り、接点板16からストロボ発光部3が格
納終了した旨の電気信号が制御回路に送出され、
ストロボ回路の動作が停止されて不要な電力消費
が極力低減されるようになる。
一方、制御回路から被写体の光量が少なくスト
ロボ撮影をすべき旨の信号が送出された場合であ
つても特殊な撮影意図があつてストロボ撮影をし
たくない場合には、ストロボ発光部3を手指で押
えていれば、制御回路からの指令でマグネツト1
2に通電がなされ、ロツクレバー9が回転し係合
部9aがフツクレバー7のフツク爪7aの拘束を
解除しても、フツクレバー7に解除方向の力は何
ら作用しないので、マグネツト12への通電が断
たれると、ロツクレバー9が原位置に復帰し、係
合部9aで係止部7cを再び拘束するので、ロツ
ク凹部3bとフツク爪7aの拘束状態が保たれ
る。従つて、ストロボ発光部3は、蓄勢用ばね5
によるポツプアツプ用のばね力が蓄勢された状態
のままであるので次回のストロボ撮影を行う際
に、従来のように改めてポツプアツプ用の蓄勢を
行う必要がなく、操作性がよい。
尚、本考案は、上述し且つ図示した実施例に何
ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形して実施することができる。
例えば、上述した実施例においては、フツクレ
バー7全体を薄い板状のレバーとしており、その
板面に沿う方向には、変形しないものとしてある
が、以下に説明する理由から、望ましくは少なく
ともフツク爪7aを有する第1の腕部を、板面に
沿う方向に弾性的に変形し得るようにした方がよ
い。
すなわち、ストロボ発光部3がストロボ撮影位
置(ポツプアツプ状態)にあるとき、故意または
うつかりスイツチレバー14を押し込んでしまう
と、つまり異常操作をすると、ストロボ発光部3
が格納位置にないのに、フツクレバー7がロツク
レバー9によつて係止されてしまう。このままス
トロボ発光部3を格納位置に向けて押し込んでい
くと、ストロボ発光部3の回動域にフツクレバー
7のフツク爪7aが臨んでいるため、フツクレバ
ー7の剛性が大なる場合には、ロツク凹部3bに
フツク爪7aを係合させることができなくなる。
そこで、第5図に示すように、フツクレバー7の
第1の腕部が板面に沿う方向に変形し得るように
可撓性をもたせておけば、上述のような事態が生
じても、フツクレバー7によつて支障なく、スト
ロボ発光部3を格納位置に回動させ、且つその位
置に係止保持させることができるのである。
また、上述の実施例におけるストロボ発光部3
は、格納位置とストロボ撮影位置との間の移動を
回動によつて行うようにしているが、上下方向、
または左右方向の移動によつて行うように構成し
てもよい。
(e) 効果 以上詳しく説明したところから明らかなよう
に、本考案によれば、次のような効果を奏するス
トロボ内蔵カメラを提供することができる。
第1に、係合凹部を有するストロボ発光部のほ
か、フツクレバー、ロツクレバー、電磁駆動装
置、スイツチレバーおよびポツプアツプ用ばねの
少ない部材で構成でき、その構成も簡単で安価に
製造できる。
第2に、ストロボ発光部に付与されるストロボ
撮影位置側への付勢力の一部を、フツクレバーに
よるそのストロボ発光部の係合を解除するための
力量にあてているので、該解除を行う電磁駆動装
置を小容量化することができ、従つて、小形化お
よび消費電力の節減化を図ることができる。
第3に、ストロボ発光部の格納位置の保持が、
フツクレバーとロツクレバーとによつてなされて
いるので、外部の衝撃に対して解除力量を大きく
することなしに強くでき、衝撃で誤動作する虞れ
がなくなる。
第4に、特殊な撮影意図のために被写体が暗く
てもストロボ撮影を望まない場合には、ストロボ
発光部を動かないように押えることによつてポツ
プアツプ動作をしないようにでき、この場合、次
回のストロボ撮影を行う際に備えて改めてポツプ
アツプ用の蓄勢のやり直しをする必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るストロボ内蔵カメラの
ストロボ装置の一実施例の構成を示す斜視図、第
2図は、本考案に係るストロボ内蔵装置外観を示
す斜視図、第3図は、同実施例の要部であり、ス
トロボ発光部の格納状態を示す正面図、第4図
は、同じくストロボ発光部のポツプアツプ状態を
示す正面図、第5図は、異常操作が行われた後に
ストロボ発光部のポツプアツプ状態から格納状態
への移行途中の状態を示す正面図である。 2……シヤツタレリーズ釦、3……ストロボ発
光部、3a……支軸、3b……ロツク凹部、4…
…レリーズスイツチ、5……蓄勢用ばね、6……
ストツパーピン、7……フツクレバー、7a……
フツク爪、7b……係合部、7c……係止部、8
……フツクばね、9……ロツクレバー、9a……
係合部、9b……駆動部、10……ストツパーピ
ン、11……ロツクばね、12……マグネツト、
13……吸着片、14……スイツチレバー、14
a……係合部、14b……衝合部、14c……摺
動接点、15……ガイドピン、16……接点板、
17……引張りばね、100……カメラ本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ばねにより蓄勢された状態でカメラの格納位置
    に保持されたストロボ発光部を、電磁駆動装置で
    該保持を解除することによつて、ストロボ撮影位
    置にポツプアツプさせることのできるストロボ装
    置を内蔵したストロボ内蔵カメラにおいて、スト
    ロボ発光部を格納位置からストロボ撮影位置に移
    動する向きに付勢するポツプアツプ用ばねと、被
    係合部が形成されたストロボ発光部と、このスト
    ロボ発光部の被係合部に係合し該ストロボ発光部
    を格納位置に保持する係合爪を有し、該被係合部
    と係合状態にあるとき上記ストロボ発光部から解
    除方向の分力を受けるような形状に形成されたフ
    ツクレバーと、上記分力に抗し得ない程度の弱い
    ばね力を有し、このフツクレバーを上記被係合部
    に係合する向きに付勢する係合用ばねと、上記フ
    ツクレバーを上記被係合部に係合した状態にロツ
    クするロツクレバーと、このロツクレバーのロツ
    ク状態を解除する電磁駆動装置と、上記ストロボ
    発光部の格納位置からストロボ撮影位置への移動
    に伴つて上記フツクレバーを上記被係合部との係
    合が解除される位置に駆動するスイツチレバーと
    をもつてストロボ装置を構成したことを特徴とす
    るストロボ内蔵カメラ。
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