JPH05327010A - 半導体発光素子の製造方法 - Google Patents
半導体発光素子の製造方法Info
- Publication number
- JPH05327010A JPH05327010A JP12335292A JP12335292A JPH05327010A JP H05327010 A JPH05327010 A JP H05327010A JP 12335292 A JP12335292 A JP 12335292A JP 12335292 A JP12335292 A JP 12335292A JP H05327010 A JPH05327010 A JP H05327010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- substrate
- growth
- active layer
- alas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Led Devices (AREA)
Abstract
ヘテロGaAlAs半導体発光素子を得る。 【構成】 偏析現象により成長方向に対してAlAs混
晶比が低くなる第1クラッド層2をGaAs基板1上に
成長させ、このウエハーを一度取り出し、GaAs基板
1を除去した後、GaAs基板を除去した後の面(第1
クラッド層2の成長開始面)上に、活性層3及び第2ク
ラッド層4を順次成長させ、第1,第2それぞれのクラ
ッド層2,4表面のAlAs混晶比が低く、活性層2と
の界面でAlAs混晶比の高い素子を形成する。
Description
する基板除去型ダブルヘテロGaAlAs半導体発光素
子の製造方法に関するものである。
導体発光素子を形成する場合、図2(a)に示す様にG
aAs基板1上に第1クラッド層2,活性層3,第2ク
ラッド層4と順次連続的に液相エピタキシャル成長を行
うダブルヘテロ構造を用いる。この構造は、活性層3領
域内で禁止帯巾の差を利用して有効なキャリア閉じ込め
を行う事により、所望の波長光をより効率的に得る事が
できる。そして、図2(b)に示す様に更に、成長が終
わった後のウエハーのGaAs基板1を除去する事によ
り、素子の裏面(すなわち第1クラッド層2の成長開始
面)からも光を取り出すことができる。
aAs基板除去型ダブルヘテロGaAlAs半導体発光
素子を作成する場合、活性層3領域でのキャリアの十分
な閉じ込め効果を得る為には、活性層両界面A,Bでの
AlAs混晶比を高くした、ある一定以上の禁止帯巾を
有するクラッド層2,4を形成する必要がある。しか
し、あまりAlAs混晶比を高くすると、Al酸化が助
長され、耐湿性に不利な条件となる。
用接着剤,モールド樹脂により保護されるものの、屋外
等の環境変化の激しい使用条件下、ダイボンド用接着
剤,モールド樹脂の種類によっては、若干の吸湿が起こ
る。
メルト内原料仕込量,エピタキシャル温度等の成長条件
によっては、固相として、取り込まれるAlAs混晶比
が成長方向に向って低くなる偏析現象が生じる。図2に
示す様に、第1クラッド層2のAlAs混晶比がGaA
s基板1−第1クラッド層2の界面A′では高く、第1
クラッド層2−活性層3の界面Aでは低くなる為、Ga
As基板1を除去した後、ダイボンド用接着剤との接触
面となる第1クラッド層2の成長開始面A′のAlAs
混晶比に制限がある時には、第1クラッド層2の成長終
了面である活性層3との界面AでのAlAs混晶比が低
くなり、十分なキャリア閉じ込め効果が得られない場合
がある。
り成長方向に対してAlAs混晶比が低くなる第1クラ
ッド層をGaAs基板上に成長させた後のウエハーを一
度取り出し、GaAs基板を除去した後、GaAs基板
を除去した後の面(第1クラッド層成長開始面)上に、
活性層及び第2クラッド層を順次成長させることを特徴
とする。
AlAsエピタキシャル層を成長させたウエハーにおい
て、GaAs基板を除去し、その除去した方のGaAl
Asエピタキシャル面上に次のエピタキシャル層を、順
次成長させる 従って、いずれのクラッド層も偏析現象
を利用し、成長方向に向かってAlAs混晶比が低くな
り、クラッド層のAlAs混晶比の低い方の面を電極形
成面,高い方の面を活性層との界面にする事により、キ
ャリア閉じ込め効果が高く、表面での耐候性に優れた素
子が実現できる。
ャル成長例を示す図である。
1クラッド層2を成長させた後、成長装置から、ウエハ
ーを取り出す(図1(a))。次に表面酸化を防ぐ為、
数μmの厚みを残しGaAs基板1をエッチング等の手
法により取り去り(図1(b))、再び成長装置にGa
As基板側に成長を行なえる様セットする(図1
(c))。そして、不活性ガス雰囲気中のエピタキシャ
ル炉内でメルトバック等の手法を用い、数μm残してあ
ったGaAs基板1を全て取り去る(図1(d))。こ
の後、第1クラッド層2上に活性層3,第2クラッド層
4を順次成長させる(図1(e))。
製造された素子は、第1クラッド層2及び第2クラッド
層4共に活性層3を中心にして表面に行くに従ってAl
As混晶比が低くなり、高い方の面を活性層3との界面
とする事によりキャリア閉じ込め効果を高くできる。ま
た、低い方の面には電極を形成して耐候性に優れたもの
とすることができる。
の表裏両面にAlAs混晶比の制約がある場合、必然的
に活性層界面AlAs混晶比が偏析現象によりほぼ定ま
ってしまうが、本手法を用いる事により素子設計の範囲
が拡がる。
物においても生じる現象である為、同様の考え方によ
り、素子不純物濃度設計の一手法として取り入れること
ができる。
2それぞれのクラッド層表面のAlAs混晶比が低く、
活性層界面のAlAs混晶比の高い素子構造のものが得
られ、発光効率,耐候性に優れた発光素子が提供でき
る。
フローによる各構造例と各エピタキシャル層のAlAs
混晶比例を示す図である。
る各構造例と各エピタキシャル層のAlAs混晶比例を
示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 偏析現象により成長方向に対してAlA
s混晶比が低くなる第1クラッド層をGaAs基板上に
成長させ、該成長後の基板を一度取り出し前記GaAs
基板を除去した後、GaAs基板を除去した後の前記第
1クラッド層成長開始面上に、活性層及び第2クラッド
層を順次成長させてなることを特徴とする半導体発光素
子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12335292A JP3609840B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 半導体発光素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12335292A JP3609840B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 半導体発光素子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05327010A true JPH05327010A (ja) | 1993-12-10 |
JP3609840B2 JP3609840B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=14858451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12335292A Expired - Fee Related JP3609840B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 半導体発光素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3609840B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP12335292A patent/JP3609840B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3609840B2 (ja) | 2005-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0897468A (ja) | 半導体発光素子 | |
JPH09129974A (ja) | 半導体レーザ素子 | |
JPH02288288A (ja) | 埋め込みヘテロ構造レーザダイオードの製造方法 | |
US3998672A (en) | Method of producing infrared luminescent diodes | |
JPS5948976A (ja) | 半導体レ−ザ | |
JPH05327010A (ja) | 半導体発光素子の製造方法 | |
JPH07120838B2 (ja) | 半導体発光装置 | |
JPH0834338B2 (ja) | 半導体レーザ | |
US6245588B1 (en) | Semiconductor light-emitting device and method of manufacturing the same | |
JPH0897466A (ja) | 発光素子 | |
JP3151096B2 (ja) | 半導体発光素子 | |
JP3278035B2 (ja) | 電流狭窄構造を持った量子箱構造及びその作成法 | |
JPS6174386A (ja) | 半導体素子 | |
JP2005536896A (ja) | 電磁放射線を発する半導体チップの製造法及び電磁放射線を発する半導体チップ | |
JPS63269593A (ja) | 半導体レ−ザ装置とその製造方法 | |
JPH01120012A (ja) | 化合物半導体装置 | |
JPH08316571A (ja) | 半導体レーザ及びその製造方法 | |
JPS6324692A (ja) | 多機能半導体装置の製造方法 | |
JPH03161987A (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JP2883338B2 (ja) | 発光ダイオードの製造方法 | |
JP2002252406A (ja) | 埋め込みリボン半導体レーザと製造方法 | |
JPS621293A (ja) | 半導体発光素子 | |
JPS6021894A (ja) | 液相エピタキシヤル成長方法 | |
JPS62179790A (ja) | 半導体レ−ザ | |
JPS6244715B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040907 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041015 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |