JPH05326799A - 半導体装置用リードフレーム及びこれを用いた半導体チップの樹脂封止方法 - Google Patents

半導体装置用リードフレーム及びこれを用いた半導体チップの樹脂封止方法

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JPH05326799A
JPH05326799A JP13234092A JP13234092A JPH05326799A JP H05326799 A JPH05326799 A JP H05326799A JP 13234092 A JP13234092 A JP 13234092A JP 13234092 A JP13234092 A JP 13234092A JP H05326799 A JPH05326799 A JP H05326799A
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JP
Japan
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lead frame
semiconductor device
resin
air vent
cavity
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Application number
JP13234092A
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English (en)
Inventor
Satoru Sakamoto
悟 坂本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】リードフレームの構造に工夫を凝らすことでボ
イドの発生を抑制することを目的とする。 【構成】複数のインナーリード3と、それらのインナー
リード3と対応し、タイバー6Aを介して配列されたア
ウターリード4などからなるリードフレーム1Aの、前
記タイバー6Aの一部にエアーベントを形成し、前記リ
ードフレーム1Aに搭載した半導体チップを樹脂封止す
る際、成形金型のキャビティ12、22内の空気を前記
エアーベントから排気するようにしている。 【効果】成形金型にエアーベントの加工を施す必要がな
く、また成形金型に樹脂バリが付着することもないの
で、半導体装置の製造コストを低減でき、また高品質の
半導体装置を得ることがでる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹脂封止型半導体装
置に用いて好適な半導体装置用リードフレームに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図7を用いて、従来技術の半導
体装置用リードフレームを説明する。図5は従来技術の
半導体装置用リードフレーム(以下、単に「リードフレ
ーム」と記す)を樹脂封止用成形金型の上下金型に装着
した状態を示す一部平面図であり、図6は図5のAーA
線上における拡大断面図であり、図7は図5のBーB線
上における拡大断面図である。
【0003】先ず、図5を用いて従来技術のリードフレ
ームを説明する。この図には、四方向から複数のインナ
ーリード及びアウターリードが導出されたリードフレー
ムの一部分を示した。通常、リードフレーム1は、中央
部に四辺形の形状をしたダイパッド2と、そのダイパッ
ド2から所定の間隔をあけて、その各辺に沿って所定の
間隔で内端部が配列された複数のインナーリード3と、
これらのインナーリード3に対応して配列されたアウタ
ーリード4と、前記ダイパッド2の四隅をフレーム7に
連結する吊りリード5と、前記インナーリード3と前記
アウターリード4とを連結するタイバー6などから構成
されていて、このような構成のリードフレーム1は、通
常、一枚の、例えば、厚さ0.1〜0.3mmの42%
Ni−Fe合金を打ち抜き、或いはエッチングして製作
される。
【0004】このような構成のリードフレーム1のダイ
パッド2の全面に銀ペーストなどを打点して、その上に
半導体チップ(図示していない)を接着、固定し、その
半導体チップの各電極とそれぞれに対応する前記インナ
ーリード3の各内端部とをワイヤボンディングする。
【0005】このワイヤボンディングした半製品の半導
体装置を樹脂封止用成形金型(以下、単に「成形金型」
と記す)10に装着し、トランスファーモールド法によ
り前記半導体チップなどを封止樹脂で封止している。
【0006】前記成形金型10は、図6及び図7に一部
を示したように、上金型11と下金型21とから構成さ
れていて、上金型11のキャビティ面にはキャビティ1
2と、その周辺部コーナーの内面13において、前記キ
ャビティ12から上金型11の周縁部に通じる凹状溝1
4などが形成されており、一方、下金型21のキャビテ
ィ面には、前記キャビティ12と対になるキャビティ2
2と、その周辺部コーナーの内面23において、前記キ
ャビティ22から下金型21の周縁部に通じ、前記凹状
溝14と対になる凹状溝24と、この凹状溝24の対角
になるコーナー(図示していない)の内面23に樹脂注
入口が形成されており、これら凹状溝14及び24とで
エアーベント30が構成されている。なお、図5におい
て、右方の2点鎖線Laは一単位の成形金型10の外周
縁であり、左方の2点鎖線Lbは一単位の成形金型10
のキャビティの外周縁、即ち、パッケージラインであ
る。
【0007】樹脂封止のために、半導体チップを搭載し
たリードフレーム1を前記樹脂封止用成形金型10に装
着するには、下金型21のキャビティ22の中心部分に
前記ダイパッド2が、その周辺部にインナーリード3の
先端部が位置するように、下金型21の凹状溝24に前
記吊りリード5が位置するように、そしてキャビティ2
2の周辺部の内面23に前記タイバー6、アウターリー
ド4、フレーム7などが位置するように載置し、その上
に対称的に上金型11を被せてクランプし、樹脂注入口
からより熱硬化性の封止樹脂を注入すると、ダイパッド
2に固定されている半導体チップ、ボンディングワイ
ヤ、インナーリード3の先端部などが樹脂封止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この成形時、前記タイ
バー6及びフレーム7は、図7に示したように、上金型
11の内面13と下金型21の内面23とに挟まれた状
態になるが、リードフレーム1の加工精度により極めて
微小な隙間が開いていて、封止樹脂の注入当初はキャビ
ティ内の空気が封止樹脂におされて前記隙間からも排気
されるが、その内に前記タイバー6は、注入された封止
樹脂が漏れるのを防ぐダムの役割をするために、注入さ
れた封止樹脂はこのダムにより外部に漏れることがな
い。従って、同時にキャビティ内の空気の逃げ道も無く
なるので、その空気により封止樹脂にボイドが発生する
ことになる。
【0009】その対策として、前記両凹状溝14、24
で構成されたエアーベント30が成形金型に設けられて
いるのであるが、 1.エアーベント30に樹脂バリが付着し、未充填不良
が発生する 2.成形条件、樹脂特性の変動よっては容易に空気が抜
けず、ボイド不良が発生する 3.ボイド不良にならないまでも、構造上、空気は完全
に抜けきらず、小さなボイドが発生するが、これまで無
視されてきた 4.両凹状溝14、24を形成しなければならないため
に、成形金型加工費が嵩む などの問題点がある。この発明はこのような問題点を解
決することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明で
は、前記のようなリードフレームにおいて、前記タイバ
ーの一部にエアーベントを形成して、前記課題を一挙に
解決した。
【0011】
【作用】従って、成形金型の上金型及び下金型に凹状溝
を形成する必要がなくなり、また樹脂バリが成形金型に
付着するのを防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例の第1の実施例を図
1乃至図3を用いて説明する。図1はこの発明の半導体
装置用リードフレームを樹脂封止用成形金型の上下金型
に装着した状態を示す一部平面図であり、図2は図1の
AーA線上における拡大断面図であり、そして図3は図
1のBーB線上における拡大断面図である。なお、図5
乃至図7に示した従来技術と同一の構成部分には同一の
符号を付し、それらの詳細な説明を省略する。
【0013】先ず、図1を用いて、この発明のリードフ
レーム1Aを説明する。この発明のリードフレーム1A
ではタイバー6Aの一部に窪み8を形成する。図3に示
したように、この窪み8の深さDは前記エアーベント3
0と同じ程度でよく、熱硬化性の封止樹脂のフィラーが
通過しない程度の20〜40μmにする。この窪み8
は、タイバー6Aの表面だけではなく、必要に応じて裏
面或いは表裏両面に設けてもよく、リードフレームの製
造時に、その部分のタイバー6Aに潰しを入れることで
比較的容易に形成することができる。
【0014】このようなリードフレーム1Aのダイパッ
ド2に半導体チップを搭載して、従来技術と同様に、内
面13A及び内面23Aにエアーベント30が形成され
ていない上金型11A及び下金型21Aのキャビティ1
2、22にダイパッド2などが位置するように、また図
2に示したように、上金型11及び下金型21の前記内
面13A及び23Aに窪み8が形成されたタイバー6A
などが位置するように装着し、樹脂注入口(図示してい
ない)から封止樹脂を注入すると、同図に示したよう
に、キャビティ12、22内の、封止樹脂の下流に存在
する空気が封止樹脂に押されながら、これらの窪み8を
通じ、そしてリードフレーム1Aの加工精度により生じ
ているフレーム7と内面13A及びまたは23Aとの間
の微小な隙間から外部に排出される。
【0015】図4にこの発明のリードフレームの第2の
実施例を示した。この実施例のリードフレーム1Bで
は、エアーベントとして、タイバー6Bの一部にスリッ
ト9を形成した。これらのスリット9の幅Wも20〜4
0μm程度とし、これらのスリット9の形成は、リード
フレーム1Bの製造時に、他のダイパッド2やインナー
リード3などと同時にエッチングなどで行うことができ
る。
【0016】この第2のリードフレーム1Bもリードフ
レーム1Aと同様に成形金型10Aに装着することによ
り、これらのスリット9を通じてキャビティ12、22
内の空気を同様に外部へ排気することができる。
【0017】エアーベントである前記窪み8やスリット
9は各リード毎に設けてもよく、リードの一本置きに設
けてもよく、必要に応じてタイバーの任意の数カ所に設
けることができる。そして、樹脂注入口から注入される
封止樹脂の流れの下流側に存在するタイバーに設けるこ
とが肝要である。
【0018】また、前記両実施例では、インナーリード
3などがダイパッド2の四辺にそれぞれ形成されたリー
ドフレームを採り挙げて説明したが、DIP型やSOP
型半導体装置に用いられるようなダイパッドの相対向す
る二辺に対してインナーリードなどが形成されるリード
フレームにも、この発明を適用することができることは
言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、成形金型の上金型及び下金型に凹状溝を形成する必
要がなくなるので、安価に製造することができ、また樹
脂バリが成形金型に付着するのを防止でき、従って、成
形金型の清掃が不要になるので半導体装置の生産性が上
がり、かつ高品質で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である半導体装置用リ
ードフレームを樹脂封止用成形金型の上下金型に装着し
た状態を示す一部平面図である。
【図2】図1のAーA線上における拡大断面図である。
【図3】図1のBーB線上における拡大断面図である。
【図4】この発明の第2の実施例である半導体装置用リ
ードフレームを樹脂封止用成形金型の上下金型に装着し
た状態を示す一部平面図である。
【図5】従来技術の半導体装置用リードフレームを樹脂
封止用成形金型の上下金型に装着した状態を示す一部平
面図である。
【図6】図5のAーA線上における拡大断面図である。
【図7】図5のBーB線上における拡大断面図である。
【符号の説明】
1A 第1の実施例のリードフレーム 1B 第2の実施例のリードフレーム 2 ダイパッド 3 インナーリード 4 アウターリード 5 吊りリード 6A 第1の実施例のタイバー 6B 第2の実施例のタイバー 7 フレーム 8 窪み 9 スリット 10A 成形金型 11A 上金型 12 キャビティ 13A 内面 21A 下金型 22 キャビティ 23A 内面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の間隔で配列された複数のインナーリ
    ードと、それらのインナーリードと対応し、タイバーで
    接続、配列されたアウターリードなどからなるリードフ
    レームにおいて、前記タイバーの一部にエアーベントを
    形成したことを特徴とする半導体装置用リードフレー
    ム。
  2. 【請求項2】前記エアーベントが窪みで形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用リード
    フレーム。
  3. 【請求項3】前記エアーベントがスリットで形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置用リ
    ードフレーム。
  4. 【請求項4】キャビティの周辺部の内面が平面に仕上げ
    られた上金型とキャビティの周辺部の内面に樹脂注入口
    のみが形成された下金型とを用い、半導体チップを搭載
    した前記請求項1に記載の半導体装置用リードフレーム
    に搭載した半導体チップが前記キャビティの中央部に、
    前記エアーベントが形成されたタイバーが前記両内面に
    位置するようにして前記上下金型を対称的に締結し、そ
    の後、前記樹脂注入口から封止樹脂を注入しながら、前
    記キャビティ内に存在する空気を前記エアーベントから
    排気し、その封止樹脂で前記半導体チップを封止するこ
    と特徴とする半導体チップの樹脂封止方法。
JP13234092A 1992-05-25 1992-05-25 半導体装置用リードフレーム及びこれを用いた半導体チップの樹脂封止方法 Pending JPH05326799A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6664647B2 (en) 2000-08-18 2003-12-16 Hitachi Ltd Semiconductor device and a method of manufacturing the same
JP2008068448A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Apic Yamada Corp 樹脂モールド金型

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