JPH05325116A - テープレコーダ - Google Patents
テープレコーダInfo
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- JPH05325116A JPH05325116A JP4158979A JP15897992A JPH05325116A JP H05325116 A JPH05325116 A JP H05325116A JP 4158979 A JP4158979 A JP 4158979A JP 15897992 A JP15897992 A JP 15897992A JP H05325116 A JPH05325116 A JP H05325116A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- tape
- head
- time
- reproducing
- Prior art date
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Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 3ヘッドのテープレコーダにおいて録音ヘッ
ドと再生ヘッドの離間距離によるタイミングずれのない
追いかけ録音を可能とする。 【構成】 テープ走行制御を実行する制御手段は、再生
中に録音指示がなされた際に (F101→F102→F103→F10
4) 、再生用ヘッドと録音用ヘッドの離間距離から生じ
るテープ上における録音目標地点のずれ量を補正するた
めに、一時的にテープ走行速度を減速する(F104,F105,F
106,F107〜F108,F109,F110) 。
ドと再生ヘッドの離間距離によるタイミングずれのない
追いかけ録音を可能とする。 【構成】 テープ走行制御を実行する制御手段は、再生
中に録音指示がなされた際に (F101→F102→F103→F10
4) 、再生用ヘッドと録音用ヘッドの離間距離から生じ
るテープ上における録音目標地点のずれ量を補正するた
めに、一時的にテープ走行速度を減速する(F104,F105,F
106,F107〜F108,F109,F110) 。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再生用ヘッドと録音用ヘ
ッドが別々に設けられたテープレコーダに関するもので
ある。
ッドが別々に設けられたテープレコーダに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えばコンパクトカセットテープに対す
る録音及び再生が可能とされたテープレコーダでは、録
音/再生兼用ヘッドと消去ヘッドを備えた2ヘッドタイ
プのものと、録音専用ヘッド、再生専用ヘッド、及び消
去ヘッドを備えた3ヘッドタイプのものが知られてい
る。
る録音及び再生が可能とされたテープレコーダでは、録
音/再生兼用ヘッドと消去ヘッドを備えた2ヘッドタイ
プのものと、録音専用ヘッド、再生専用ヘッド、及び消
去ヘッドを備えた3ヘッドタイプのものが知られてい
る。
【0003】2ヘッドタイプはヘッド装置部の構成の簡
略化や低コストという利点を有し、一方3ヘッドタイプ
は2ヘッドタイプにくらべて一般に音質を向上させるこ
とができるという利点を有している。
略化や低コストという利点を有し、一方3ヘッドタイプ
は2ヘッドタイプにくらべて一般に音質を向上させるこ
とができるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テープレコ
ーダーでは磁気テープを再生しながらユーザーがタイミ
ングを見計らって録音に切り換え、磁気テープ上にほぼ
連続的に所要の音声を記録していく、いわゆる追いかけ
録音(又はつなぎ録音)といわれる録音を行なうことが
あり、このような録音操作は例えば録音した朗読音声、
会話音声等の部分的な修正や追加、楽器演奏音の修正や
追加などの際に実行される。2ヘッドタイプの場合は、
このような追いかけ録音について特に不都合は生じない
が、3ヘッドタイプの場合では追いかけ録音をする際に
再生ヘッドと録音ヘッドの位置的なずれにより、ユーザ
ーが見計らったタイミングどおりの磁気テープ上の位置
に音声が録音されないという問題がある。
ーダーでは磁気テープを再生しながらユーザーがタイミ
ングを見計らって録音に切り換え、磁気テープ上にほぼ
連続的に所要の音声を記録していく、いわゆる追いかけ
録音(又はつなぎ録音)といわれる録音を行なうことが
あり、このような録音操作は例えば録音した朗読音声、
会話音声等の部分的な修正や追加、楽器演奏音の修正や
追加などの際に実行される。2ヘッドタイプの場合は、
このような追いかけ録音について特に不都合は生じない
が、3ヘッドタイプの場合では追いかけ録音をする際に
再生ヘッドと録音ヘッドの位置的なずれにより、ユーザ
ーが見計らったタイミングどおりの磁気テープ上の位置
に音声が録音されないという問題がある。
【0005】これを図6,図7で説明する。図6は2ヘ
ッドタイプの場合で、磁気テープ1が矢印P方向に走行
することにより、ヘッド装置部に固定されている録再ヘ
ッド2は相対的にテープ上の位置が矢印Q方向に変位し
ていく。2tはC地点通過時点よりT時間後の位置状態
の録再ヘッドを示す。説明上、例えば磁気テープ1上の
A地点,B地点,C地点に或るリズム音が録音されてい
ると仮定する。A地点〜B地点及びB地点〜C地点の磁
気テープ1上の距離はT0 であり、つまり、C地点まで
或る定速度のリズム音が録音されている。
ッドタイプの場合で、磁気テープ1が矢印P方向に走行
することにより、ヘッド装置部に固定されている録再ヘ
ッド2は相対的にテープ上の位置が矢印Q方向に変位し
ていく。2tはC地点通過時点よりT時間後の位置状態
の録再ヘッドを示す。説明上、例えば磁気テープ1上の
A地点,B地点,C地点に或るリズム音が録音されてい
ると仮定する。A地点〜B地点及びB地点〜C地点の磁
気テープ1上の距離はT0 であり、つまり、C地点まで
或る定速度のリズム音が録音されている。
【0006】このとき、続いて同タイミングで(つまり
D地点に)リズム音を記録しようとするときには、ユー
ザーはC地点より或る程度テープを巻き戻して再生動作
を行なって、A,B,C各地点のリズム音を聞いてタイ
ミングをはかるとともに、録再ヘッド2がC地点通過し
た直後に録音操作を行なってテープレコーダを録音モー
ドとし、録再ヘッド2の位置がD地点(録再ヘッド2
t)となったと見計らったタイミングでリズム音を入力
する。これにより、一定のリズム音が追いかけ録音され
る。
D地点に)リズム音を記録しようとするときには、ユー
ザーはC地点より或る程度テープを巻き戻して再生動作
を行なって、A,B,C各地点のリズム音を聞いてタイ
ミングをはかるとともに、録再ヘッド2がC地点通過し
た直後に録音操作を行なってテープレコーダを録音モー
ドとし、録再ヘッド2の位置がD地点(録再ヘッド2
t)となったと見計らったタイミングでリズム音を入力
する。これにより、一定のリズム音が追いかけ録音され
る。
【0007】ところが、同様の追いかけ録音を3ヘッド
タイプのテープレコーダで実行しようとすると見計らっ
たタイミングどおりに追いかけ録音をすることができな
い。つまり図7のように、再生ヘッド3によってA〜C
地点を再生し、再生されたリズム音によりタイミングを
はかり、その直後に録音モードに切り換えてD地点に録
音しようとすると、実際にユーザーが見計らって音声を
入力するタイミングは再生ヘッド3がD地点に到達して
いるタイミング(再生ヘッド3t)となり、このとき録
音ヘッド4はDx地点にまで進んでいる(録音ヘッド4
t)。従ってD地点より距離WtだけずれたDx地点に
リズム音が録音されてしまい、これを再生した際には、
ユーザーはタイミングのずれを感じることになる。
タイプのテープレコーダで実行しようとすると見計らっ
たタイミングどおりに追いかけ録音をすることができな
い。つまり図7のように、再生ヘッド3によってA〜C
地点を再生し、再生されたリズム音によりタイミングを
はかり、その直後に録音モードに切り換えてD地点に録
音しようとすると、実際にユーザーが見計らって音声を
入力するタイミングは再生ヘッド3がD地点に到達して
いるタイミング(再生ヘッド3t)となり、このとき録
音ヘッド4はDx地点にまで進んでいる(録音ヘッド4
t)。従ってD地点より距離WtだけずれたDx地点に
リズム音が録音されてしまい、これを再生した際には、
ユーザーはタイミングのずれを感じることになる。
【0008】なお、人間の感覚上、ずれ時間量が±30
m秒以内であればタイミングのずれを感じることはほと
んどないが、実際にコンパクトカセットテープ用の3ヘ
ッドタイプのテープレコーダとしては録音ヘッドと再生
ヘッドの離間距離は約4mm程度で、この離間距離によ
って生じる上記タイミングずれの時間量は約90m秒で
あるため、上記追いかけ録音の際のタイミングのずれは
かなりはっきり認識される。
m秒以内であればタイミングのずれを感じることはほと
んどないが、実際にコンパクトカセットテープ用の3ヘ
ッドタイプのテープレコーダとしては録音ヘッドと再生
ヘッドの離間距離は約4mm程度で、この離間距離によ
って生じる上記タイミングずれの時間量は約90m秒で
あるため、上記追いかけ録音の際のタイミングのずれは
かなりはっきり認識される。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、3ヘッドタイプのテー
プレコーダにおいて、追いかけ録音の際に生ずる録音タ
イミングのずれを解消することを目的とし、テープ状記
録媒体の走行制御を実行する制御手段は、再生中に録音
指示がなされた際に、再生用ヘッドと録音用ヘッドの離
間距離から生じるテープ状記録媒体上における録音目標
地点のずれ量を補正するために、一時的にテープ走行速
度を減速又は加速又は停止させるように制御を行なうよ
うにするものである。
点にかんがみてなされたもので、3ヘッドタイプのテー
プレコーダにおいて、追いかけ録音の際に生ずる録音タ
イミングのずれを解消することを目的とし、テープ状記
録媒体の走行制御を実行する制御手段は、再生中に録音
指示がなされた際に、再生用ヘッドと録音用ヘッドの離
間距離から生じるテープ状記録媒体上における録音目標
地点のずれ量を補正するために、一時的にテープ走行速
度を減速又は加速又は停止させるように制御を行なうよ
うにするものである。
【0010】
【作用】再生モードから録音モードに切り換えられた直
後においてテープ走行速度を変化させることにより、録
音ヘッドと再生ヘッドの離間距離に伴う録音タイミング
のずれを補正できる。例えば、前記図7の場合に対し
て、再生ヘッド3のC地点通過直後の録音モードへの切
り換えの際に一時的にテープ走行速度を減速させてテー
プ走行量を少なくすることにより、図4のように、走行
速度が一定であれば再生ヘッド3がD地点に到達するタ
イミングで録音ヘッド4がD地点に到達する(録音ヘッ
ド4t)ように調整することができる。
後においてテープ走行速度を変化させることにより、録
音ヘッドと再生ヘッドの離間距離に伴う録音タイミング
のずれを補正できる。例えば、前記図7の場合に対し
て、再生ヘッド3のC地点通過直後の録音モードへの切
り換えの際に一時的にテープ走行速度を減速させてテー
プ走行量を少なくすることにより、図4のように、走行
速度が一定であれば再生ヘッド3がD地点に到達するタ
イミングで録音ヘッド4がD地点に到達する(録音ヘッ
ド4t)ように調整することができる。
【0011】
【実施例】図1〜図4で本発明の一実施例を説明する。
コンパクトカセットテープを記録媒体とする実施例のテ
ープレコーダの要部の構成は図2に示され、10はマイ
クロコンピュータによって成るシステムコントローラで
ある。システムコントローラ10は各種操作キー及びキ
ー入力情報のエンコード部から成りユーザーの操作入力
手段とされる操作部11からの操作情報や、テープエン
ド/トップ検出信号、カセット有無の検出信号、記録不
可、キャプスタンFG等の検出信号等に基づいてテープ
レコーダの動作全体を制御する。
コンパクトカセットテープを記録媒体とする実施例のテ
ープレコーダの要部の構成は図2に示され、10はマイ
クロコンピュータによって成るシステムコントローラで
ある。システムコントローラ10は各種操作キー及びキ
ー入力情報のエンコード部から成りユーザーの操作入力
手段とされる操作部11からの操作情報や、テープエン
ド/トップ検出信号、カセット有無の検出信号、記録不
可、キャプスタンFG等の検出信号等に基づいてテープ
レコーダの動作全体を制御する。
【0012】12はプランジャ駆動回路、13はリール
モータ駆動回路、14はキャプスタンモータ駆動回路を
示し、それぞれシステムコントローラ10からの制御信
号に基づいてブレーキプランジャ15、リールモータ1
6、キャプスタンモータ17に対して駆動電圧を出力す
る。キャプスタンモータ17による回転駆動力はフライ
ホイール18を介してキャプスタン19に伝達され、ピ
ンチローラ20によってキャプスタン19に圧接されて
いる磁気テープ1を定速走行させる。
モータ駆動回路、14はキャプスタンモータ駆動回路を
示し、それぞれシステムコントローラ10からの制御信
号に基づいてブレーキプランジャ15、リールモータ1
6、キャプスタンモータ17に対して駆動電圧を出力す
る。キャプスタンモータ17による回転駆動力はフライ
ホイール18を介してキャプスタン19に伝達され、ピ
ンチローラ20によってキャプスタン19に圧接されて
いる磁気テープ1を定速走行させる。
【0013】21は録音信号処理回路であり、端子22
から入力される音声信号に対して増幅、イコライジン
グ、ノイズリダクション等の処理を施して録音ヘッド4
に供給する。23は再生信号処理回路であり、再生ヘッ
ド3によって磁気テープ1から読み出された音声信号に
対して増幅、イコライジング等の処理を施した後、端子
24から例えばスピーカ等による音声出力部に供給す
る。
から入力される音声信号に対して増幅、イコライジン
グ、ノイズリダクション等の処理を施して録音ヘッド4
に供給する。23は再生信号処理回路であり、再生ヘッ
ド3によって磁気テープ1から読み出された音声信号に
対して増幅、イコライジング等の処理を施した後、端子
24から例えばスピーカ等による音声出力部に供給す
る。
【0014】図1はこのようなテープレコーダにおける
システムコントローラ10が追いかけ録音に対応して実
行する制御動作を示すフローチャートである。この処理
を図3,図4を参照して説明する。図4では前記図6,
図7と同様にA、B、C各地点にリズム音が記録された
状態から、D地点にリズム音を追いかけ録音しようとす
る場合を示しており、ユーザーはC地点まで再生をして
タイミングをはかった直後に操作部11の操作によりテ
ープレコーダを録音動作に切り換え、ヘッド位置がD地
点となるタイミングをはかって音声を入力しようとする
場合を例示している。
システムコントローラ10が追いかけ録音に対応して実
行する制御動作を示すフローチャートである。この処理
を図3,図4を参照して説明する。図4では前記図6,
図7と同様にA、B、C各地点にリズム音が記録された
状態から、D地点にリズム音を追いかけ録音しようとす
る場合を示しており、ユーザーはC地点まで再生をして
タイミングをはかった直後に操作部11の操作によりテ
ープレコーダを録音動作に切り換え、ヘッド位置がD地
点となるタイミングをはかって音声を入力しようとする
場合を例示している。
【0015】このような追いかけ録音は、システムコン
トローラ10においては、定速走行中で、しかも再生動
作中であった際に、録音指示がなされた場合として把握
される (F101→F102→F103→F104) 。
トローラ10においては、定速走行中で、しかも再生動
作中であった際に、録音指示がなされた場合として把握
される (F101→F102→F103→F104) 。
【0016】図3におけるt0 時点に図4のように再生
ヘッド3が磁気テープ1上でC地点に到達し、追いかけ
録音としてユーザーがt1 時点に再生動作から録音動作
に切り換える操作をしたとする。すると、システムコン
トローラ10は追いかけ録音開始時の処理を行なう(F10
4)。まず、再生モードから録音モードに切り換える際の
メカニック及び電気回路上の動作の影響により発生する
ノイズが録音されないように録音処理回路部21に対し
てミューティング制御を行なってから、録音モードに切
り換える。
ヘッド3が磁気テープ1上でC地点に到達し、追いかけ
録音としてユーザーがt1 時点に再生動作から録音動作
に切り換える操作をしたとする。すると、システムコン
トローラ10は追いかけ録音開始時の処理を行なう(F10
4)。まず、再生モードから録音モードに切り換える際の
メカニック及び電気回路上の動作の影響により発生する
ノイズが録音されないように録音処理回路部21に対し
てミューティング制御を行なってから、録音モードに切
り換える。
【0017】同時にキャプスタンモータ駆動回路14に
対してキャプスタン停止信号を出力する。さらに図3
(a)のように停止フラグをセットするとともに、停止
フラグのクリアのタイミングを得るためにタイマをセッ
トし、カウントを開始する。なお、タイマのタイムカウ
ントは、例えば所定周期毎に発生する割り込み処理ルー
チンにおいて、1回の割り込み処理毎にセット値をデク
リメントしていき、カウント値=0となったらタイムア
ップとすればよい。
対してキャプスタン停止信号を出力する。さらに図3
(a)のように停止フラグをセットするとともに、停止
フラグのクリアのタイミングを得るためにタイマをセッ
トし、カウントを開始する。なお、タイマのタイムカウ
ントは、例えば所定周期毎に発生する割り込み処理ルー
チンにおいて、1回の割り込み処理毎にセット値をデク
リメントしていき、カウント値=0となったらタイムア
ップとすればよい。
【0018】システムコントローラ10からキャプスタ
ン停止信号が供給されたキャプスタンモータ駆動回路1
4は、これに伴いキャプスタンモータへの駆動電圧の供
給を停止する。ただし、フライホイール18等の慣性に
より、実際にはキャプスタン19の回転はすぐには停止
せず、従ってテープ速度は図3(d)のようにt1 時点
から徐々に減速していくことになる。
ン停止信号が供給されたキャプスタンモータ駆動回路1
4は、これに伴いキャプスタンモータへの駆動電圧の供
給を停止する。ただし、フライホイール18等の慣性に
より、実際にはキャプスタン19の回転はすぐには停止
せず、従ってテープ速度は図3(d)のようにt1 時点
から徐々に減速していくことになる。
【0019】ステップF104を通過した後は、システムは
録音モードであるため処理はステップF102からF105に進
み、停止フラグのオン/オフが判別される。このとき、
停止フラグがオンであるため、続いてタイマのカウント
値が判別される(F106)。この動作がタイムアップまで継
続され、例えば図3のt2 時点がタイマのタイムアップ
時点だとすると、システムコントローラ10はこのt2
時点で停止フラグをオフとし、キャプスタン起動信号を
キャプスタンモータ駆動回路14に供給する。また、図
4(b)のように起動フラグをセットし、起動フラグの
クリアのタイミングを得るためにタイマをセットし、カ
ウントを開始する(F107)。
録音モードであるため処理はステップF102からF105に進
み、停止フラグのオン/オフが判別される。このとき、
停止フラグがオンであるため、続いてタイマのカウント
値が判別される(F106)。この動作がタイムアップまで継
続され、例えば図3のt2 時点がタイマのタイムアップ
時点だとすると、システムコントローラ10はこのt2
時点で停止フラグをオフとし、キャプスタン起動信号を
キャプスタンモータ駆動回路14に供給する。また、図
4(b)のように起動フラグをセットし、起動フラグの
クリアのタイミングを得るためにタイマをセットし、カ
ウントを開始する(F107)。
【0020】システムコントローラ10からキャプスタ
ン起動信号が供給されたキャプスタンモータ駆動回路1
4は、これに伴いキャプスタンモータへの駆動電圧の供
給を開始する。従ってテープ速度は図3(d)のように
t2 時点から徐々に加速されていき、所定時点で定速
(4.76 cm/sec) に復帰することになる。
ン起動信号が供給されたキャプスタンモータ駆動回路1
4は、これに伴いキャプスタンモータへの駆動電圧の供
給を開始する。従ってテープ速度は図3(d)のように
t2 時点から徐々に加速されていき、所定時点で定速
(4.76 cm/sec) に復帰することになる。
【0021】ステップF107を通過した後は、システムは
録音モードであるため処理はステップF102からF105に進
み、さらに停止フラグはオフであるため、F108に進んで
起動フラグのオン/オフが判別される。このとき起動フ
ラグはオンであるため、続いてタイマのカウント値が判
別される(F109)。この起動フラグ用のタイマのカウント
アップ値は、キャプスタン19が定速回転速度に復帰す
るまでに十分な時間に設定されており、例えば図3のt
3 時点でタイムアップとされる。
録音モードであるため処理はステップF102からF105に進
み、さらに停止フラグはオフであるため、F108に進んで
起動フラグのオン/オフが判別される。このとき起動フ
ラグはオンであるため、続いてタイマのカウント値が判
別される(F109)。この起動フラグ用のタイマのカウント
アップ値は、キャプスタン19が定速回転速度に復帰す
るまでに十分な時間に設定されており、例えば図3のt
3 時点でタイムアップとされる。
【0022】システムコントローラ10はステップF109
でタイムアップとされたt3 時点において、処理をステ
ップF110に進め、起動フラグをオフとし、同時に録音信
号処理回路21に対してミューティング処理をオフとす
るように制御信号を出力する。従って、t3 時点以降
は、端子22に音声を入力することにより、その音声信
号が録音信号処理回路21を介して録音ヘッド4に供給
され、実際に磁気テープ1に音声信号が記録されていく
ことになる。
でタイムアップとされたt3 時点において、処理をステ
ップF110に進め、起動フラグをオフとし、同時に録音信
号処理回路21に対してミューティング処理をオフとす
るように制御信号を出力する。従って、t3 時点以降
は、端子22に音声を入力することにより、その音声信
号が録音信号処理回路21を介して録音ヘッド4に供給
され、実際に磁気テープ1に音声信号が記録されていく
ことになる。
【0023】ここで、図4におけるテープ上のC地点か
らD地点までの距離T0 に相当する時間が、図3におけ
る時点t0 〜t4 であるとすると、t3 時点以前にテー
プ走行速度が一時的に減速されていることにより、テー
プ走行量は少なくなる。このため、再生ヘッド3及び録
音ヘッド4は磁気テープ1上において図4の3t,4t
の位置までしか到達していない。
らD地点までの距離T0 に相当する時間が、図3におけ
る時点t0 〜t4 であるとすると、t3 時点以前にテー
プ走行速度が一時的に減速されていることにより、テー
プ走行量は少なくなる。このため、再生ヘッド3及び録
音ヘッド4は磁気テープ1上において図4の3t,4t
の位置までしか到達していない。
【0024】つまり、この一時的な減速処理により、前
記図7の場合に比べて約90m秒分だけテープ走行量を
少なくすることにより、ユーザーがD地点と見計らった
タイミングでは、再生ヘッド3ではなく録音ヘッド4が
D地点に到達しているタイミングとなる。従って、追い
かけ録音の際のリズム音はほぼ良好なタイミング位置と
なるD地点に録音され、録音ヘッド4と再生ヘッド3の
離間距離によって生ずる録音タイミングのずれは解消さ
れることになる。
記図7の場合に比べて約90m秒分だけテープ走行量を
少なくすることにより、ユーザーがD地点と見計らった
タイミングでは、再生ヘッド3ではなく録音ヘッド4が
D地点に到達しているタイミングとなる。従って、追い
かけ録音の際のリズム音はほぼ良好なタイミング位置と
なるD地点に録音され、録音ヘッド4と再生ヘッド3の
離間距離によって生ずる録音タイミングのずれは解消さ
れることになる。
【0025】なお、減速期間及び録音開始となる時点t
2 及び時点t3 のタイミングを決めるための停止フラグ
用タイマ及び起動フラグ用タイマの設定時間により、テ
ープ走行量の減少分が設定されることになるため、これ
らはフライホイール19のサイズによるキャプスタンの
減速状態や起動時の定速までの立ち上がり時間等に基づ
いて、約90m秒分だけテープ走行量を少なくできるよ
うに算出されるべきものである。なお、実際にはテープ
走行量の減少分は約60〜120m秒程度の間に設定
し、ずれ量を例えば±25m秒程度にできれば、ユーザ
ーにはほぼ録音タイミングのずれは感じられないように
することができる。
2 及び時点t3 のタイミングを決めるための停止フラグ
用タイマ及び起動フラグ用タイマの設定時間により、テ
ープ走行量の減少分が設定されることになるため、これ
らはフライホイール19のサイズによるキャプスタンの
減速状態や起動時の定速までの立ち上がり時間等に基づ
いて、約90m秒分だけテープ走行量を少なくできるよ
うに算出されるべきものである。なお、実際にはテープ
走行量の減少分は約60〜120m秒程度の間に設定
し、ずれ量を例えば±25m秒程度にできれば、ユーザ
ーにはほぼ録音タイミングのずれは感じられないように
することができる。
【0026】また、録音開始となる時点t3 のタイミン
グは、録音操作レスポンスを悪化させないためにキャプ
スタン19が定速に回復した後のなるべく早い時点とな
るようにすることが好ましい。
グは、録音操作レスポンスを悪化させないためにキャプ
スタン19が定速に回復した後のなるべく早い時点とな
るようにすることが好ましい。
【0027】図5は他の実施例を示し、フライホイール
が比較的小さいものや、モータ性能によりキャプスタン
の定速立ち上げまでの時間が短時間ですむテープレコー
ダに適用できるものである。図3と同様に時点t1 で追
いかけ録音操作がなされると、キャプスタン停止制御を
行なって例えば図5(b)のように時点t3 まで減速を
継続させる。そして、ミューティングを解除し録音可能
とする時点t3 でキャプスタン起動制御を行なうように
する。この実施例では、上記例に比べて時点t2 のタイ
ミング制御が不要になるため、制御が容易となる。
が比較的小さいものや、モータ性能によりキャプスタン
の定速立ち上げまでの時間が短時間ですむテープレコー
ダに適用できるものである。図3と同様に時点t1 で追
いかけ録音操作がなされると、キャプスタン停止制御を
行なって例えば図5(b)のように時点t3 まで減速を
継続させる。そして、ミューティングを解除し録音可能
とする時点t3 でキャプスタン起動制御を行なうように
する。この実施例では、上記例に比べて時点t2 のタイ
ミング制御が不要になるため、制御が容易となる。
【0028】ところで、オープンリールテープに対応し
たテープレコーダのように、録音ヘッドと再生ヘッドの
離間距離が大きい場合や、テープ走行速度が異なる場
合、上記実施例のようにテープ走行速度の一時的な減速
でなく、ブレーキプランジャを用いて一時的にキャプス
タンを停止させ、直後に再起動するという処理も考えら
れる。
たテープレコーダのように、録音ヘッドと再生ヘッドの
離間距離が大きい場合や、テープ走行速度が異なる場
合、上記実施例のようにテープ走行速度の一時的な減速
でなく、ブレーキプランジャを用いて一時的にキャプス
タンを停止させ、直後に再起動するという処理も考えら
れる。
【0029】さらに、テープ走行方向に対して録音ヘッ
ドと再生ヘッドの位置関係が上記実施例と逆になり、追
いかけ録音の際に、録音音声がタイミングが早くなる方
向にずれる場合は、テープ走行速度を一時的に加速し、
走行量を多くするようにすればよい。
ドと再生ヘッドの位置関係が上記実施例と逆になり、追
いかけ録音の際に、録音音声がタイミングが早くなる方
向にずれる場合は、テープ走行速度を一時的に加速し、
走行量を多くするようにすればよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープレ
コーダは、追いかけ録音の際に一時的にテープ走行速度
を変化させ、テープ走行量を調整することにより、録音
ヘッドと再生ヘッドの離間距離に基づく録音タイミング
のずれは解消されるという効果があり、高音質の3ヘッ
ドタイプのテープレコーダを用いて、朗読、会話、演奏
音楽等の各種の追いかけ録音を良好に実行することがで
きる。
コーダは、追いかけ録音の際に一時的にテープ走行速度
を変化させ、テープ走行量を調整することにより、録音
ヘッドと再生ヘッドの離間距離に基づく録音タイミング
のずれは解消されるという効果があり、高音質の3ヘッ
ドタイプのテープレコーダを用いて、朗読、会話、演奏
音楽等の各種の追いかけ録音を良好に実行することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例の制御動作を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
【図2】実施例の要部のブロック図である。
【図3】実施例の追いかけ録音の際の制御タイミングの
説明図である。
説明図である。
【図4】実施例の追いかけ録音の際のヘッド位置の説明
図である。
図である。
【図5】本発明の他の実施例の追いかけ録音の際の制御
タイミングの説明図である。
タイミングの説明図である。
【図6】2ヘッドタイプによる追いかけ録音の際のヘッ
ド位置の説明図である。
ド位置の説明図である。
【図7】3ヘッドタイプによる追いかけ録音の際のヘッ
ド位置の説明図である。
ド位置の説明図である。
1 磁気テープ 3 再生ヘッド 4 録音ヘッド 10 システムコントローラ 11 操作部 14 キャプスタンモータ駆動回路 19 キャプスタン 21 録音信号処理回路 23 再生信号処理回路
Claims (2)
- 【請求項1】 再生用ヘッドと録音用ヘッドが各々独立
して設けられ、テープ状録媒体に対して記録及び再生動
作をなすテープレコーダにおいて、 テープ状記録媒体の走行制御を実行する制御手段は、再
生中に録音指示がなされた際に、前記再生用ヘッドと録
音用ヘッドの離間距離から生じるテープ状記録媒体上に
おける録音目標地点のずれ量を補正するために、一時的
にテープ走行速度を減速又は加速することができるよう
になされたことを特徴とするテープレコーダ。 - 【請求項2】 再生用ヘッドと録音用ヘッドが各々独立
して設けられ、テープ状録媒体に対して記録及び再生動
作をなすテープレコーダにおいて、 テープ状記録媒体の走行制御を実行する制御手段は、再
生中に録音指示がなされた際に、前記再生用ヘッドと録
音用ヘッドの離間距離から生じるテープ状記録媒体上に
おける録音目標地点のずれ量を補正するために、一時的
にテープ走行を停止することができるようになされたこ
とを特徴とするテープレコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158979A JPH05325116A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | テープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4158979A JPH05325116A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | テープレコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325116A true JPH05325116A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15683563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4158979A Pending JPH05325116A (ja) | 1992-05-27 | 1992-05-27 | テープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05325116A (ja) |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4158979A patent/JPH05325116A/ja active Pending
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