JPH0380403A - 発話再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〉 本発明は磁気テープ上に記録された発話内容を、テープ
を逆送りさせながら聞き取ることができる機能を有する
発話再生装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、例えばＶＴＲデツキＧＣ３−５０（ＳＯＮＹ社製
）などには、磁気テープを逆送りしながら磁気テープ上
の映像信号や音声信号を再生する機能が実現されている
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述の従来装置では、磁気テープを逆送
りさせながら再生音声を聞いても、再生情報が時間的に
逆転しているため、特に記録されている音声が発話の場
合には、その発話内容を理解することは不可能であった
。

（課題を解決するための手段） 前述の課題を解決するために本発明の発話再生装置は、
発話内容が音声信号として記録された磁気テープから、
前記音声信号を再生し、音声として出力する発話再生装
置において、該音声再生装置から実時間で前記磁気テー
プの位置を読み取る位置読取装置と、前記磁気テープ上
において発話が記録されている位置を開始位置と終了位
置の組で指定する位置入力装置と、該位置入力装置が指
定するテープ位置の組を再生範囲として記録する再生範
囲記録装置と、該再生範囲記録装置が記録しているテー
プ位置を１組ずつ読み出し、前記位置読取装置が出力す
るテープの位置と比較する位置比較装置と、テープを逆
送りする際に前記位置比較装置で判定された前記再生範
囲に限り順方向に音声を再生させるべく前記音声再生装
置を制御する制御装置とを備える。

（作用） 本発明は上述の構成をとることにより、従来技術の問題
点を解決した。即ち、通常、発話内容を記録した磁気テ
ープ上には、発話が記録されてい１区間とそうでない区
間が交互に存在する。

そこで、あらかじめ、発話が記録されている区間をテー
プの再生位置として記録しておき、発話が記録されてい
る区間に限り１回だけ順方向にテープを再生することに
より、テープを逆送りしながら発話の内容の理解が可能
となる。

（実施例） 次に本発明について図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

磁気テープ１０は、例えばＶＴＲテープやカセットテー
プであり、発話内容が音声情報として記録されている。

音声再生装置１１は、磁気テープ１０に対応した再生装
置であり、例えばＶＴＲデツキやカセットテープレコー
ダーで構成される。

制御装置１２は、音声再生装置１１に対して、再生や逆
送りなどのテープ駆動の動作を指定する。

位置読取装置１３は、音声再生装置１１からテープ駆動
中におけるテープ位置を実時間で読み取る。

再生範囲記録装置１５は、位置入力装置１６から入力さ
れる磁気テープ１０上で発話内容が記録されている範囲
（以下発話範囲と称する〉を記録する。

磁気テープ１０を逆送りする動作において、位置比較装
置１４は、再生範囲記録装置１５に記録されている発話
範囲と位置読取装置１３が出力するテープ位置の大小を
比較する。

制御装置１２は、位置比較装置１４の出力を判定するこ
とにより、発話範囲に相当する区間だけテープを順方向
に再生するべく、音声再生装置１１を制御する。

以下、第２図の模式図を例に、本装置の動作を詳細に説
明する。

第２図において、区間２１は、発話が録音されている磁
気テープ１０の一部を示している。

音声再生装置１１は、順方向に駆動する場合には矢印２
２の向き、逆送りする場合には矢印２３の向きにテープ
を駆動するものとする。

以下、音声再生装置１１が順方向にテープを駆動すると
きには、磁気テープ１０に記録されている音声情報も再
生されているものとする。

いま、第２図の区間２１の磁気テープ上において、範囲
（ｔｌ、ｔ２）および（ｔ３．ｔ４）の２箇所に、それ
ぞれ「あしたは」　「はれでしょう」という発話が記録
されているとする（ただし、ｔｌ＜ｔ２＜ｔ３＜ｔ４と
する）。

位置入力装置１６を例えばキーボード等の数値入力装置
で構成すれば、あらかじめテープを再生しながら発話範
囲を判定し、そのテープ位置を入力することにより、再
生範囲記録装［１５に発話範囲として（ｔｌ、ｔ２）（
ｔ３．ｔ４）を記録しておくことができる。

いよ第２図において、テープ位置を一般にｔで表し、テ
ープを逆送りしているある時点においてｔ＝ｔ　５であ
ったとする。

再生範囲記録装置１５は、位置読取装置１３からテープ
の現在位置としてｔ５を読み取り、ｔ５より小さくかつ
最もｔ５に近い発話範囲（ｔ３ｔ４＞を出力する。

位置比較装置１４は、位置読取装置１３の出力ｔを実時
間で読み込み、ｔ３．ｔ４との大小を実時間で比較する
。

制御装置１２は、位置比較装置１４の出力を監視し、ｔ
がｔ３に等しくなった時点で、音声再生装置１１に対し
てテープを順方向に駆動させるべく制御する。この瞬間
テープの駆動方向は、矢印２３の向きから矢印２２の向
きに逆転する。

さらに、制御装置１２は、位置比較装置１４を通してテ
ープ位置を監視し、ｔがｔ４と等しくなった時点で音声
再生装置１１に対してテープを逆送りさせるべく制御す
る。この瞬間テープの駆動方向は第２図の矢印２２の向
きから矢印２３の向きに再逆転する。

この後、制御装置１４はｔがｔ３よりも小さくなるのを
待って、上記の動作を繰り返すべく他の装置を制御する
ことにより、テープを逆送りしながら発話範囲だけ順方
向で発話を再生することができる。

この結果、第２図の例では、テープを逆送りさせながら
「はれでしよう」　「あしたは」という発話を再生する
ことができるため、発話内容を判断することができる。

（発明の効果） 以上の説明で明らかなように、本発明では発話範囲に相
当する区間だけテープを順方向に再生させているので、
テープを逆送りさせながらも発話範囲を順方向で再生で
きるため、発話内容の理解が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明の動作原理を示す模式図である。 １０・・・磁気テープ、１１・・・音声再生装置、１２
・・・制御装置、１３・・・位置読取装置、１４・・・
位置比較装置、１５・・・再生範囲記録装置、１６・・
・位置入力装置。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発話内容が音声信号として記録された磁気テープから前
   記音声信号を再生し、音声として出力する発話再生装置
   において、該音声再生装置から実時間で前記磁気テープ
   の位置を読み取る位置読取装置と、前記磁気テープ上に
   おいて発話が記録されている位置を開始位置と終了位置
   の組で指定する位置入力装置と、該位置入力装置が指定
   するテープ位置の組を再生範囲として記録する再生範囲
   記録装置と、該再生範囲記録装置が記録しているテープ
   位置を１組ずつ読み出し、前記位置読取装置が出力する
   テープの位置と比較する位置比較装置と、テープを逆送
   りする際に前記位置比較装置で判定された前記再生範囲
   に限り順方向に音声を再生させるべく前記音声再生装置
   を制御する制御装置とを備えて成ることを特徴とする発
   話再生装置。