JPH05324697A - 高速フーリエ変換演算用回転因子生成回路 - Google Patents

高速フーリエ変換演算用回転因子生成回路

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JPH05324697A
JPH05324697A JP4132245A JP13224592A JPH05324697A JP H05324697 A JPH05324697 A JP H05324697A JP 4132245 A JP4132245 A JP 4132245A JP 13224592 A JP13224592 A JP 13224592A JP H05324697 A JPH05324697 A JP H05324697A
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JP
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circuit
memory
twiddle factor
value
sign
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JP4132245A
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Takashi Yoshikawa
隆 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FFTで必要とされる回転因子を重複せずメ
モリに記憶させ、メモリ量を低減させ得るようにするこ
と。 【構成】 回転因子に関してcos関数とsin関数との位相
のずれ、及び、これらの正負の対称性に着目し、回転因
子を重複せずに三角関数の正の値のみをメモリ2に記憶
させておき、回転因子のインデックスkの値に基づきア
ドレス発生回路3でメモリ2中のアドレスmを求める一
方、このアドレスmに従いメモリ2から得られたデータ
を符号反転回路4により選択的に符号反転させる構成と
し、制御回路7によって、得ようとする回転因子が実数
部か虚数部かを指定する選択信号とインデックスkの最
上位ビットの値とを入力してアドレス発生回路3と符号
反転回路4との動作を制御することにより、負の値は対
応する正の値を符号反転させることにより得るようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速フーリエ変換(以
下、適宜“FFT”と略す)における回転因子を記憶し
たメモリをアクセスするためのアドレス発生回路を主体
とした高速フーリエ変換演算用回転因子生成回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、FFT演算は、データ列をビッ
ト逆順の並べ換えと称される方法に従い並べ換えを行
い、並べ換えられたデータ列をバタフライ演算と称され
る2点フーリエ変換を繰返すことにより、2のp乗で示
されるデータ列にフーリエ変換を行うものである。この
ようなFFT演算は、デジタル信号処理全般、ファクシ
ミリのモデム、音声信号処理等の分野において、周波数
特性を調べる場合や、送還演算を高速に計算する場合な
どに広く利用される。
【0003】この場合、FFT演算のための回転因子を
テーブルから得ることになるが、特開平2−10157
5号公報に示されるように、バタフライ演算の回転因子
としてπ/2だけ位相をずらしたcos 関数の対を回転因
子テーブルとしてメモリに格納することで、メモリ量の
削減とアクセスの高速化とを図ったものがある。
【0004】図5にその構成例として、FFT演算の回
転因子を記憶するメモリ1におけるデータの並びを示
す。即ち、FFTのサンプル数をNとして、 A=cos2π(i/N) B=cos2π〔{(N/4)−i}/N〕 なる値を対(ペア)として、メモリ1に格納するように
したものである。例えば、N=16のFFTを演算する
場合、8個の回転因子が必要となるが、各回転因子は、
各々次の(1)〜(8)式のように変形できる。
【0005】
【数1】
【0006】ここで、上から順に、4つのペア、即ち、
(1)(2)式、(3)(4)式、(5)(6)式及び(7)(8)式
は、各々2つずつの“cos” の値を持っている。従っ
て、図5に示すメモリ1中から2つずつ値を読出し、そ
れをA,Bとおき、A−jB,B−jA,−A−jB,
−B−jAの組合せにより、上記(1)〜(8)式を求める
ことにより、記憶すべきデータ量を低減させたものであ
る。つまり、実数部と虚数部との入換え及び符号反転を
行うことにより、記憶すべきデータ量を削減したもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方式の
場合、図5からも分かるように、対でデータを格納して
いるため、データが重複し、結果的に、例えば8個の回
転因子のために8個のアドレス空間を使用してしまう冗
長性を持つといった欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【外5】 を(N/4+1)ワードからなるテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/
4) より得るようにしたFFT演算用回転因子生成回路にお
いて、前記テーブルを記憶するメモリと、前記回転因子
のインデックスkの値に基づき前記メモリ中のアドレス
mを求めるアドレス発生回路と、前記メモリから得られ
たデータを符号反転する符号反転回路と、得ようとする
回転因子が実数部か虚数部かを指定する選択信号と前記
インデックスkの最上位ビットの値とを入力して前記ア
ドレス発生回路と前記符号反転回路との動作を制御する
制御回路とを設けた。
【0009】
【外6】 を(N/4)ワードからなるテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/4
−1) と、0データ設定回路とより得るようにしたFFT演算
用回転因子生成回路において、前記テーブルを記憶する
メモリと、前記回転因子のインデックスkの値に基づき
前記メモリ中のアドレスmを求めるアドレス発生回路
と、前記メモリから得られたデータを符号反転する符号
反転回路と、得ようとする回転因子が実数部か虚数部か
を指定する選択信号と前記インデックスkの最上位ビッ
トの値とを入力して前記0データ設定回路と前記アドレ
ス発生回路と前記符号反転回路との動作を制御する制御
回路とを設けた。
【0010】
【外7】 と、窓関数であるサンプル数Nのハニング窓 {1−cos(2πk/N)}/2(ただし、k=0,
1,…,N−1) とを、(N/4+1)ワードからなる同一のテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/4
−1) より得るようにしたFFT演算用回転因子生成回路にお
いて、前記テーブルを記憶するメモリと、前記回転因子
又は前記ハニング窓のインデックスkの値に基づき前記
メモリ中のアドレスmを求めるアドレス発生回路と、前
記メモリから得られたデータを符号反転する符号反転回
路と、この符号反転回路より得られたデータに1を加算
して2で除算する加算・除算回路と、得ようとするデー
タが回転因子かハニング窓かを指定する選択信号と得よ
うとする回転因子が実数部か虚数部かを指定する選択信
号と前記インデックスkの最上位ビットの値及びその1
桁下位ビットの値とを入力して前記アドレス発生回路と
前記符号反転回路と加算・除算回路との動作を制御する
制御回路とを設けた。
【0011】
【外8】 と、窓関数であるサンプル数Nのハニング窓 {1−cos(2πk/N)}/2(ただし、k=0,
1,…,N−1) とを、(N/4)ワードからなる同一のテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/
4) と、0データ設定回路とより得るようにしたFFT演算
用回転因子生成回路において、前記テーブルを記憶する
メモリと、前記回転因子又は前記ハニング窓のインデッ
クスkの値に基づき前記メモリ中のアドレスmを求める
アドレス発生回路と、前記メモリから得られたデータを
符号反転する符号反転回路と、この符号反転回路より得
られたデータに1を加算して2で除算する加算・除算回
路と、得ようとするデータが回転因子かハニング窓かを
指定する選択信号と得ようとする回転因子が実数部か虚
数部かを指定する選択信号と前記インデックスkの最上
位ビットの値及びその1桁下位ビットの値とを入力して
前記0データ設定回路と前記アドレス発生回路と前記符
号反転回路と加算・除算回路との動作を制御する制御回
路とを設けた。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、回転因子に関し
てcos関数とsin関数との位相のずれ、及び、これらの正
負の対称性に着目し、回転因子を重複せずに三角関数の
正の値のみをメモリに記憶させ、負の値は対応する正の
値を符号反転させることにより得るようにしたので、メ
モリ量が大幅に低減される。
【0013】請求項2記載の発明による場合も同様であ
るが、加えて、0データ設定回路を含むため、0の値は
メモリに記憶させる必要がなく、データ数が2のべき乗
となり、メモリ使用効率が一層向上する。
【0014】さらに、請求項3,4記載の発明によれ
ば、回転因子のためのメモリを用いて窓関数の値も求め
ることが可能となり、両者のメモリの共用化が図れる。
【0015】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1に基づ
いて説明する。まず、FFT演算では回転因子として、 実数部 cos(2πk/N) 虚数部 −sin(2πk/N) (ただし、k=0,1,…,N/2−1)が必要とされ
るが、本実施例では、任意のインデックスkに対する回
転因子の実数部と虚数部との値を、(N/4+1)ワー
ドのテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=1,2,…,N/
4) を記憶したメモリから読込み、必要に応じてその値を負
に符号変換して得ることを基本とする。
【0016】例えば、N=16(P=4)サンプルのF
FT演算を行う場合のインデックスk(3ビット)に対
するメモリアドレスm(3ビット)の値と符号反転の有
無との関係を示すと表1のようになる。
【0017】
【表1】
【0018】しかして、本実施例では図1に示すように
回路構成される。即ち、回転因子用のテーブルを記憶す
るメモリ2と、このメモリ2に接続されたアドレス発生
回路3と、前記メモリ2出力を選択的に符号反転する符
号反転回路4とが設けられ、さらに、排他的ORゲート
5、ORゲート6等を備えてこれらのアドレス発生回路
3や符号反転回路4の動作を制御する制御回路7が設け
られている。前記排他的ORゲート5及びORゲート6
の一方の入力端子には、得ようとする回転因子が実数部
(0)であるか虚数部(1)であるかを指定するための選択
信号が入力され、他方の入力端子にはインデックスk中
の最上位ビット(MSB)の値が入力されている。前記
アドレス発生回路3は2の補数器8と最上位ビットに対
して設けた排他的ORゲート9とにより構成されてお
り、前記排他的ORゲート5の出力により前記2の補数
器8は2の補数をとるかとらないか動作が制御される。
また、前記ORゲート6の出力により前記符号反転回路
4は反転するかしないか動作が制御される。
【0019】これにより、基本的には、FFTアルゴリ
ズムが必要とする回転因子のインデックスk(P−1ビ
ット)及び得ようとする回転因子が実数部であるか虚数
部であるかを指定する選択信号を入力することにより、
所望の回転因子のデータが出力される。
【0020】より詳細には、回転因子のインデックスk
(P−1ビット)をアドレス発生回路3の2の補数器8
に入力し、メモリ2のアドレスm(P−1ビット)を得
る。ここに、表1に示したインデックスkとアドレスm
との関係により、アドレスmはインデックスkに対して
2の補数をとる/とらない、インデックスkの最上位ビ
ットの値を反転させる/反転させないを制御することに
より得られる。即ち、インデックスkの最上位ビットの
値と選択信号(実数部/虚数部)とによりこれらの動作
を制御する。2の補数器8は排他的ORゲート5からの
制御信号が1(Hレベル)の時には入力値の2の補数を
とった値をメモリ2側に出力し、制御信号が0(Lレベ
ル)の時には入力値をそのままメモリ2側に出力する。
また、インデックスkの最上位ビットに対しては排他的
ORゲート9により反転の有無を制御する。
【0021】ついで、メモリ2からこのアドレスmのデ
ータを読出して符号反転回路4に出力し、必要に応じて
負の値に符号変換する。符号変換の有無は、インデック
スkの最上位ビットの値と選択信号(実数部/虚数部)
とにより決まるため、ORゲート6を通して制御され
る。このORゲート6からの制御信号が1(Hレベル)
の時には負に変換する反転処理を行って出力し、制御信
号が0(Lレベル)の時らはメモリ2からの入力値を符
号反転せずそのまま出力する。
【0022】つづいて、請求項2記載の発明の一実施例
を図2により説明する。前記実施例で示した部分と同一
部分は同一符号を用いて示す(以下の実施例ても同様と
する)。本実施例は、FFT演算で必要な回転因子 実数部 cos(2πk/N) 虚数部 −sin(2πk/N) (ただし、k=0,1,…,N/2−1)を、(N/
4)ワードのテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=1,2,…,N/4
−1) を記憶したメモリ又は0データ設定回路から得て、必要
に応じてその値を負に符号変換して得ることを基本とす
る。
【0023】図2にそのための回路構成を示す。図1と
の対比では、メモリ2・符号反転回路4間に0データ設
定回路10が付加されているとともに、アドレス発生回
路3からメモリ2に対するアドレスmはP−2ビット分
とされ、最上位ビットはカットされている。このため、
排他的ORゲート9に代えてインバータ11が設けら
れ、このインバータ11を含む2の補数器8からの出力
がNORゲート12を通して前記0データ設定回路10
に対する制御信号とされている。つまり、本実施例の制
御回路13はアドレス発生回路3、符号反転回路4及び
0データ設定回路10の動作を制御するものとして構成
されている。
【0024】これにより、基本的には、FFTアルゴリ
ズムが必要とする回転因子のインデックスk(P−1ビ
ット)及び得ようとする回転因子が実数部であるか虚数
部であるかを指定する選択信号を入力することにより、
所望の回転因子のデータが出力される。
【0025】より詳細には、図1で説明した前記実施例
方式を基本とするが、メモリ2のアドレスmはP−2ビ
ットとし、2の補数器8の出力がN/4、つまり、最上
位ビットの値が1で、残りのビットの値が0となる場合
には、NORゲート12から出力される制御信号を1と
して0データ設定回路10を動作させ、0データの設定
を行わせる。NORゲート12からの制御信号が0とな
る場合は、前記実施例と同様の動作となる。
【0026】よって、本実施例によれば、前記実施例の
効果に加え、0データ設定回路10を有効利用すること
により、0の値はメモリ2中に記憶させなくてもよくな
るので、データ数が2のべき乗となり、メモリ使用効率
のよいものとなる。
【0027】つづいて、請求項3記載の発明の一実施例
を図3により説明する。本実施例は、基本的には、FF
Tの回転因子用のテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=1,2,…,N/
4) を用いて、回転因子だけでなく、窓関数であるハニング
窓 {1−cos(2πk/N)}/2(ただし、k=0,
1,…,N−1) も得られるように構成したものである。
【0028】例えば、N=16(P=4)サンプルのF
FT演算を行う場合、及び、ハニング窓を得ようとする
場合のインデックスk(4ビット)に対するメモリアド
レスm(3ビット)の値と符号反転の有無との関係を示
すと表2のようになる。
【0029】
【表2】
【0030】しかして、本実施例では図3に示すように
回路構成される。即ち、図1に示した構成に加え、符号
反転回路4の出力側にはその出力データに1を加算して
2で除算する加算・除算回路14が付加されている。ま
た、制御回路15は前述したアドレス発生回路3、符号
反転回路4だけでなく、この加算・除算回路14の動作
をも制御するように構成されている。特に、実数部/虚
数部の選択信号だけでなく、得ようとするデータが窓関
数(0)であるか回転因子(1)であるかの選択信号も制御
に用いられ、両選択信号に応じて各々の排他的ORゲー
ト5,9、ORゲート6に対する制御信号を切換えるA
NDゲート16〜18が設けられている。また、前記加
算・除算回路14は選択信号(窓関数/回転因子)をイ
ンバータ19で反転させた制御信号で制御される。な
お、本実施例ではインデックスkはPビットとされ、そ
の最上位ビットの値及び1桁下位ビットの値は前記AN
Dゲート17,18に対する制御信号を生成するための
ORゲート20、排他的ORゲート21に入力されてい
る。
【0031】このような構成において、まず、選択信号
(窓関数/回転因子)が1(回転因子を選択)を指定し
ている時には、図1に示した回路構成と同様になるた
め、アドレス発生回路3(2の補数器8)や符号反転回
路4は同様に動作し、加算・除算回路14は動作しない
ため、図1で説明した場合と同様にして回転因子のデー
タが得られる。
【0032】一方、選択信号(窓関数/回転因子)とし
て0(窓関数を選択)を指定した時には、ANDゲート
16の出力は必ず0となるので、2の補数器8はインデ
ックスk(Pビット)の最上位ビットの1桁下位ビット
の値により制御されることになる。また、符号反転回路
4はインデックスk(Pビット)中の最上位ビットの値
とその1桁下位ビットの値とにより制御される。さら
に、加算・除算回路14は動作する状態となり、符号反
転回路4から得られるデータに対して1を加算して1/
2にする除算処理を行い、窓関数として出力する。
【0033】このようにして、本実施例によれば、回転
因子用のメモリ2を利用して窓関数の値も求めることが
でき、両者のメモリの共有化が図れる。
【0034】さらに、請求項4記載の発明の一実施例を
図4により説明する。本実施例は、基本的には、前述し
た図2,3方式を組合せたといえるもので、FFT演算
で必要な回転因子 実数部 cos(2πk/N) 虚数部 −sin(2πk/N) (ただし、k=0,1,…,N/2−1)及び窓関数で
あるハニング窓 {1−cos(2πk/N)}/2(ただし、k=0,
1,…,N−1) を、(N/4)ワードのテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=1,2,…,N/4
−1) を記憶したメモリ又は0データ設定回路から得て、必要
に応じてその値を負に符号変換して得るようにしたもの
である。
【0035】よって、図1との対比では、0データ設定
回路10や加算・除算回路14が付加され、かつ、制御
回路13,15を組合せたような制御回路22とされ、
アドレス発生回路3、符号反転回路4、0データ設定回
路10及び加算・除算回路14の動作を制御するように
構成されている。
【0036】このような構成において、基本的な動作は
図3の場合と同様であるが、ここでは、アドレス発生回
路3からメモリ2に入力されるアドレスmがP−2ビッ
トとされ、2の補数器8の出力がN/4、即ち、インデ
ックスk(Pビット)の最上位ビットの値が1で他のビ
ットが全て0となる場合には、0データ設定回路10に
対するNORゲート12からの制御信号は1となり、こ
の0データ設定回路10が動作して、0データが設定さ
れる。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上述したように、回転因子に
関してcos関数とsin関数との位相のずれ、及び、これら
の正負の対称性に着目し、回転因子を重複せずに三角関
数の正の値のみをメモリに記憶させ、負の値は対応する
正の値を符号反転させることにより得るように構成した
ので、メモリ量を大幅に低減することができ、特に、請
求項2記載の発明によれば、0データ設定回路を含み、
0の値はメモリに記憶させる必要がなくなるため、デー
タ数が2のべき乗となり、メモリ使用効率を一層向上さ
せることができ、さらに、請求項3,4記載の発明によ
れば、回転因子のためのメモリを用いて窓関数の値をも
適宜求めることが可能となり、両者のメモリの共用化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図2】請求項2記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図3】請求項3記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図4】請求項4記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図5】従来例を示すメモリにおけるデータ並びの説明
図である。
【符号の説明】
2 メモリ 3 アドレス発生回路 4 符号反転回路 7 制御回路 10 0データ設定回路 13 制御回路 14 加算・除算回路 15 制御回路 22 制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【外1】 を(N/4+1)ワードからなるテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/
    4) より得るようにした高速フーリエ変換演算用回転因子生
    成回路において、 前記テーブルを記憶するメモリと、前記回転因子のイン
    デックスkの値に基づき前記メモリ中のアドレスmを求
    めるアドレス発生回路と、前記メモリから得られたデー
    タを符号反転する符号反転回路と、得ようとする回転因
    子が実数部か虚数部かを指定する選択信号と前記インデ
    ックスkの最上位ビットの値とを入力して前記アドレス
    発生回路と前記符号反転回路との動作を制御する制御回
    路とを設けたことを特徴とする高速フーリエ変換演算用
    回転因子生成回路。
  2. 【請求項2】 【外2】 を(N/4)ワードからなるテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/4
    −1) と、0データ設定回路とより得るようにした高速フーリ
    エ変換演算用回転因子生成回路において、 前記テーブルを記憶するメモリと、前記回転因子のイン
    デックスkの値に基づき前記メモリ中のアドレスmを求
    めるアドレス発生回路と、前記メモリから得られたデー
    タを符号反転する符号反転回路と、得ようとする回転因
    子が実数部か虚数部かを指定する選択信号と前記インデ
    ックスkの最上位ビットの値とを入力して前記0データ
    設定回路と前記アドレス発生回路と前記符号反転回路と
    の動作を制御する制御回路とを設けたことを特徴とする
    高速フーリエ変換演算用回転因子生成回路。
  3. 【請求項3】 【外3】 と、窓関数であるサンプル数Nのハニング窓 {1−cos(2πk/N)}/2(ただし、k=0,
    1,…,N−1) とを、(N/4+1)ワードからなる同一のテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/4
    −1) より得るようにした高速フーリエ変換演算用回転因子生
    成回路において、 前記テーブルを記憶するメモリと、前記回転因子又は前
    記ハニング窓のインデックスkの値に基づき前記メモリ
    中のアドレスmを求めるアドレス発生回路と、前記メモ
    リから得られたデータを符号反転する符号反転回路と、
    この符号反転回路より得られたデータに1を加算して2
    で除算する加算・除算回路と、得ようとするデータが回
    転因子かハニング窓かを指定する選択信号と得ようとす
    る回転因子が実数部か虚数部かを指定する選択信号と前
    記インデックスkの最上位ビットの値及びその1桁下位
    ビットの値とを入力して前記アドレス発生回路と前記符
    号反転回路と加算・除算回路との動作を制御する制御回
    路とを設けたことを特徴とする高速フーリエ変換演算用
    回転因子生成回路。
  4. 【請求項4】 【外4】 と、窓関数であるサンプル数Nのハニング窓 {1−cos(2πk/N)}/2(ただし、k=0,
    1,…,N−1) とを、(N/4)ワードからなる同一のテーブル cos(2πm/N)(ただし、m=0,1,…,N/
    4) と、0データ設定回路とより得るようにした高速フーリ
    エ変換演算用回転因子生成回路において、 前記テーブルを記憶するメモリと、前記回転因子又は前
    記ハニング窓のインデックスkの値に基づき前記メモリ
    中のアドレスmを求めるアドレス発生回路と、前記メモ
    リから得られたデータを符号反転する符号反転回路と、
    この符号反転回路より得られたデータに1を加算して2
    で除算する加算・除算回路と、得ようとするデータが回
    転因子かハニング窓かを指定する選択信号と得ようとす
    る回転因子が実数部か虚数部かを指定する選択信号と前
    記インデックスkの最上位ビットの値及びその1桁下位
    ビットの値とを入力して前記0データ設定回路と前記ア
    ドレス発生回路と前記符号反転回路と加算・除算回路と
    の動作を制御する制御回路とを設けたことを特徴とする
    高速フーリエ変換演算用回転因子生成回路。
JP4132245A 1992-05-25 1992-05-25 高速フーリエ変換演算用回転因子生成回路 Pending JPH05324697A (ja)

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