JP2013037594A - 離散フーリエ演算装置、無線通信装置及び離散フーリエ演算方法 - Google Patents

離散フーリエ演算装置、無線通信装置及び離散フーリエ演算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】入力信号の振幅が一定ではない場合でも、離散フーリエ演算回路規模の増大を抑制する。
【解決手段】回転因子テーブル格納部は、複素平面上の単位円周上に配置された回転因子を位相に対応付けて格納する。補正値特定部は、入力信号の振幅に応じて、入力信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する。補正位相生成部は、特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて入力信号の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する。加算部は、生成された第一の位相及び第二の位相それぞれに対して、回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する任意位相を加算する。回転演算部は、任意位相を加算した第一の位相および第二の位相に対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を回転因子テーブルから取得し、取得した第一の回転因子及び第二の回転因子を積算することにより、入力信号に対する回転演算の結果を取得する。
【選択図】図7

Description

本発明は、離散フーリエ演算装置、無線通信装置及び離散フーリエ演算方法に関する。
近年、3GPP(Third Generation Partnership Project)において、高速なデータ通信仕様の一つであるLTE(Long Term Evolution)の普及が進められている。LTEを採用した携帯端末装置等の無線通信装置は、データを送信する場合に、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理を行う。具体的には、無線通信装置は、DFT処理を行う場合には、入力信号である時間領域信号に回転因子を乗算し、その乗算結果を積算することにより、時間領域信号を周波数領域信号に変換する。
ただし、LTEを採用した無線通信装置では、DFT処理のDFTサイズが増大するほどDFT処理に伴う演算量が増大する。すなわち、DFT処理を行う際に実行される乗算が複素乗算であり、1回の複素乗算には4回の実数乗算が含まれる。このため、DFT処理のDFTサイズが増大するほど、複素乗算を実行する回数が増大し、さらに、実数乗算を実行する回数は、複素乗算を実行する回数の4倍に増大する。
そこで、DFT処理に伴う演算量を削減するために、複素乗算を省略した手法が提案されている。すなわち、この手法では、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を回転因子の位相に対応づけて回転因子テーブルに予め格納する。そして、この手法では、入力信号の位相に対して、回転因子テーブルに格納された任意の回転因子の位相を加算し、加算後の位相に対応する回転因子を回転因子テーブルから取得して積算する。これにより、回転因子の積算のみでDFT処理の演算結果が得られるため、複素除算を省略することができ、DFT処理の伴う演算量を削減することが可能となる。
特開2006−60433号公報
ところで、上記した従来の手法では、入力信号の振幅が一定ではない場合に、無線通信装置の回路規模が増大するという問題がある。
具体的には、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)で変調された信号のように振幅が1(一定値)である信号が入力信号である場合には、無線通信装置は、振幅が1である回転因子を格納した1個の回転因子テーブルを保持すれば良い。ただし、例えば16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)で変調された信号のように3種類の振幅を含む信号が入力信号である場合には、無線通信装置は、各振幅に応じた回転因子を格納した3個の回転因子テーブルを保持することとなる。このように、無線通信装置は、入力信号の振幅が一定ではない場合に、各振幅に応じた回転因子を格納した複数の回転因子テーブルを保持することになるので、回路規模が増大してしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、入力信号の振幅が一定ではない場合でも、回路規模の増大を抑制することができる離散フーリエ演算装置、無線通信装置及び離散フーリエ演算方法を提供することを目的とする。
本願の開示する離散フーリエ演算装置は、回転因子テーブル格納部と、補正値特定部と、生成部と、加算部と、回転演算部とを備える。回転因子テーブル格納部は、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付ける回転因子テーブルを格納する。補正値特定部は、入力信号の振幅に応じて、前記入力信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する。生成部は、前記特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて前記入力信号の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する。加算部は、前記生成された第一の位相及び第二の位相それぞれに対して、前記回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算する。回転演算部は、前記任意位相を加算した前記第一の位相および前記第二の位相に対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を前記回転因子テーブルから取得する。そして、回転演算部は、取得した第一の回転因子及び第二の回転因子を積算することにより、前記入力信号に対する回転演算の結果を取得する。
本願の開示する離散フーリエ演算装置の一つの態様によれば、入力信号の振幅が一定ではない場合でも、回路規模の増大を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1の無線通信装置による離散フーリエ演算方法について説明するための図である。 図2は、実施例1に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施例1における送信処理部の構成例を示すブロック図である。 図4は、QPSK変調を示す図である。 図5は、16QAM変調を示す図である。 図6は、64QAM変調を示す図である。 図7は、実施例1におけるDFT部の構成の詳細を示す図である。 図8は、回転因子テーブルの一例を示す図である。 図9は、補正位相テーブルの一例を示す図である。 図10は、補正位相テーブルの一例を示す図である。 図11−1は、補正位相テーブルの他の例を示す図である。 図11−2は、補正位相テーブルの他の例を示す図である。 図12は、実施例1におけるDFT部による離散フーリエ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。 図13は、実施例2の無線通信装置による離散フーリエ演算方法について説明するための図である。 図14は、実施例2におけるDFT部の構成の詳細を示す図である。 図15は、I側補正値特定部及びQ側補正値特定部による処理を説明するための図である。 図16は、補正位相テーブルの一例を示す図である。 図17は、実施例2におけるDFT部による離散フーリエ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する離散フーリエ演算装置、無線通信装置及び離散フーリエ演算方法の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例では、本願の開示する離散フーリエ演算装置を、LTEを採用した無線通信装置に適用する場合について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて、本実施例の無線通信装置による離散フーリエ演算方法について説明する。図1は、実施例1の無線通信装置による離散フーリエ演算方法について説明するための図である。なお、図1において、入力信号は、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)で変調された信号であり、3種類の振幅を含むものとする。また、入力信号のデータD11は、振幅3/√5、位相π/4のデータであるものとし、入力信号のデータD21は、振幅1/√5、位相π/4のデータであるものとする。
本実施例の無線通信装置は、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付ける回転因子テーブルを保持している。
まず、無線通信装置は、入力信号の振幅に応じて、入力信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する。図1の例では、無線通信装置は、合成後の大きさが入力信号のデータD11の振幅となる2つの単位ベクトルと、データD11のベクトルとの成す角度β及び−βをそれぞれ第一の補正値及び第二の補正値として特定する。また、無線通信装置は、合成後の大きさが入力信号のデータD21の振幅となる2つの単位ベクトルと、データD21のベクトルとの成す角度β及び−βをそれぞれ第一の補正値及び第二の補正値として特定する。
そして、無線通信装置は、特定した第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて入力信号の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する。図1の例では、無線通信装置は、第一の補正値「β」及び第二の補正値「−β」それぞれを用いて入力信号のデータD11の位相π/4を補正して第一の位相(π/4−β)及び第二の位相(π/4+β)を生成する。また、無線通信装置は、第一の補正値「β」及び第二の補正値「−β」それぞれを用いて入力信号のデータD12の位相π/4を補正して第一の位相(π/4−β)及び第二の位相(π/4+β)を生成する。
そして、無線通信装置は、生成した第一の位相及び第二の位相それぞれに対して、自身の保持する回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算する。図1の例では、無線通信装置は、第一の位相(π/4−β)に対して、回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子E11に対応する位相αを加算する。また、無線通信装置は、第二の位相(π/4+β)に対して、位相αを加算する。
そして、無線通信装置は、任意の位相を加算した第一の位相及び第二の位相に対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を回転因子テーブルから取得する。図1の例では、無線通信装置は、位相αを加算した第一の位相{(π/4−β)+α}に対応する第一の回転因子E12及びE14を回転因子テーブルから取得する。また、無線通信装置は、位相αを加算した第二の位相{(π/4+β)+α}に対応する第二の回転因子E13及びE15を回転因子テーブルから取得する。
そして、無線通信装置は、取得した第一の回転因子及び第二の回転因子を積算することにより、入力信号に対する回転演算の結果を取得する。図1の例では、無線通信装置は、第一の回転因子E12と第二の回転因子E13を積算することにより、入力信号のデータD11に対する回転演算の結果D12を取得する。また、無線通信装置は、第一の回転因子E14と第二の回転因子E15を積算することにより、入力信号のデータD21に対する回転演算の結果D22を取得する。
このように、本実施例の無線通信装置は、入力信号の振幅に応じて入力信号の位相を補正した第一の位相及び第二の位相に任意位相を加算する。そして、無線通信装置は、任意位相の加算後の位相に対応する2つの回転因子を1つの回転因子テーブルから取得して積算することにより、DFT処理の演算結果を取得する。このため、本実施例では、入力信号の振幅が一定でない場合でも、1つの回転因子テーブルを保持するだけでフーリエ変換処理を行うことができるので、回路規模の増大を抑制することができる。
次に、図2を用いて、本実施例の無線通信装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。図2に示した無線通信装置10は、例えば、LTEを採用した携帯電話機等の携帯端末装置であり、基地局1との間で無線通信を行う。図2に示すように、無線通信装置10は、受信アンテナ11、送信アンテナ12、無線部13、上位レイヤ14およびベースバンド処理部15を有する。
受信アンテナ11は、外部から信号を受信するアンテナである。例えば、受信アンテナ11は、基地局1から送信される信号を受信する。送信アンテナ12は、外部へ信号を送信するアンテナである。例えば、送信アンテナ12は、基地局1へ信号を送信する。なお、無線通信装置10は、受信用アンテナと送信用アンテナとを共用した送受信アンテナを有してもよい。
無線部13は、受信アンテナ11や送信アンテナ12を介して、無線信号の送受を行う。例えば、無線部13は、受信アンテナ11から受信した信号に対してA/D(Analog/Digital)変換等の無線処理を行う。また、例えば、無線部13は、後述する送信処理部100から入力された信号に対して、D/A(Digital/Analog)変換等の無線処理を行い、無線処理後の信号を送信アンテナ12を介して基地局1へ送信する。
上位レイヤ14は、後述する復号部17から復号化された受信データを入力された場合に、かかる受信データに基づいて各種処理を行う。例えば、上位レイヤ14は、受信データがメールデータである場合には、かかる受信データを所定の記憶領域に格納する。
また、上位レイヤ14は、基地局1等の外部へデータを送信する場合には、送信データを生成し、生成した送信データを符号化部18へ出力する。例えば、無線通信装置10が、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)や、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)等の物理チャネルを用いてデータを送信するものとする。かかる場合には、上位レイヤ14は、例えば、利用者の操作等に基づいて送信データを生成する。また、例えば、無線通信装置10が、SRS(Sounding Reference Signal)や、DRS(Demodulation Reference Signal)等のリファレンス信号を送信するものとする。かかる場合には、上位レイヤ14は、例えば、Zadoff−Chu系列番号を送信処理部100へ出力する。
ベースバンド処理部15は、送信データや受信データに対してベースバンド処理を行う。図2に示すように、ベースバンド処理部15は、受信処理部16と、復号部17と、符号化部18と、送信処理部100とを有する。
受信処理部16は、無線部13から入力された受信データに対して、各種受信処理を行う。例えば、受信処理部16は、無線部13から入力された受信データに対してCP(Cyclic Prefix)削除処理や、復調処理等を行う。復号部17は、受信処理部16から入力された受信データを復号化する。
符号化部18は、上位レイヤ14から入力される送信データに誤り訂正符号を付与する。送信処理部100は、符号化部18によって誤り訂正符号が付与された送信データに対して、各種送信処理を行う。送信処理部100による処理については、図3を用いて具体的に説明する。
次に、図3を用いて、実施例1における送信処理部100の構成について説明する。図3は、実施例1における送信処理部100の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、実施例1における送信処理部100は、送信データ生成部110、DFT部120、サブキャリアマッピング部130、IDFT部140、CP(Cyclic Prefix)挿入部150及びサブキャリアシフト部160を有する。
送信データ生成部110は、符号化部18からデータを入力された場合に、かかるデータを変調して、送信データを生成する。具体的には、送信データ生成部110は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM及び64QAMなどの変調方式により変調処理を行う。
例えば、送信データ生成部110は、PUSCHにおいて送信されるデータをQPSKで変調する場合には、データビット列を、図4に例示するように、IQ平面上における半径「1」の円周上の4個の信号点にマッピングする。また、例えば、送信データ生成部110は、PUSCHにおいて送信されるデータを16QAMで変調する場合には、データビット列を、図5に例示するように、IQ平面上において振幅及び位相の異なる16個の信号点にマッピングする。
また、例えば、送信データ生成部110は、PUSCHにおいて送信されるデータを64QAMで変調する場合には、データビット列を、図6に例示するように、IQ平面上において振幅及び位相の異なる64個の信号点にマッピングする。すなわち、QPSKで変調されたデータの振幅は「1」であり一定であり、一方、16QAMや64QAMで変調されたデータの振幅は一定ではない。なお、図4は、QPSK変調を示す図であり、図5は、16QAM変調を示す図であり、図6は、64QAM変調を示す図である。
送信データ生成部110は、生成した送信データをDFT部120又はサブキャリアマッピング部130のいずれかへ出力する。例えば、送信データ生成部110は、送信データがPUCCHやSRS、DRSにおいて送信されるデータである場合には、かかる送信データをサブキャリアマッピング部130へ出力する。また、例えば、送信データ生成部110は、送信データがPRACH、PUSCHにおいて送信されるデータである場合には、かかる送信データをDFT部120へ出力する。
DFT部120は、送信データ生成部110から入力された送信データに対して離散フーリエ変換処理を行うことにより、時間領域のデータを周波数領域のデータに変換し、変換したデータをサブキャリアマッピング部130へ出力する。DFT部120により行われる離散フーリエ変換処理は、以下の式(1)により表される演算である。
Figure 2013037594
上記式(1)のうち、X(k)は、フーリエ変換後の周波数領域のデータを示す。また、x(n)は、フーリエ変換前の時間領域のデータを示す。また、NDFTは、DFTサイズを示す。また、kは、周波数領域信号のサンプル点を識別する周波数領域サンプル番号を示す。また、nは、時間領域信号のサンプル点を識別する時間領域サンプル番号を示す。なお、k及びnは、「0」〜「NDFT−1」の値を取る。
なお、DFT部120による処理の具体的な内容については、図7を用いて後に説明する。
サブキャリアマッピング部130は、送信データ生成部110から入力された送信データや、DFT部120から入力された周波数領域のデータをサブキャリアにマッピングする。IDFT部140は、サブキャリアマッピング部130によりサブキャリアにマッピングされた周波数領域のデータを時間領域のデータに変換し、変換したデータをCP挿入部150へ出力する。
CP挿入部150は、IDFT部140から入力される時間領域のデータの末尾の一定時間分をCPとし、かかるCPを時間領域のデータの先頭に挿入する。サブキャリアシフト部160は、CP挿入部150によってCPが挿入されたデータに回転因子を乗算することにより、各サブキャリアの帯域幅の「1/2」分だけ周波数シフトを行う。そして、サブキャリアシフト部160は、サブキャリアシフト処理を行った時間領域のデータを無線部13へ出力する。
次に、図3に示したDFT部120の構成の詳細について説明する。図7は、実施例1におけるDFT部120の構成の詳細を示す図である。図7に示すように、DFT部120は、回転因子格納部121、DFT制御部122、データ格納メモリ123、振幅判定部124、補正値特定部125、補正位相格納部126、補正位相生成部127、加算部128及び回転演算部129を有する。
回転因子格納部121は、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子をその回転因子の位相と対応付ける回転因子テーブル121aを格納する。回転因子テーブル121aは、DFTサイズであるN個の回転因子を記憶する。本実施例では、DFTサイズは「1200」であるものとする。したがって、本実施例における回転因子テーブル121aは、2πを1200分割した1200個の回転因子を記憶する。回転因子テーブル121aの一例を図8に示す。
図8に示すように、回転因子テーブル121aは、アドレス、I値、Q値といった項目を対応付けて記憶する。このうち、アドレスは、複素平面上の単位円の円周上に配置された各回転因子の位相を表す。なお、回転因子の個数は1200個であるので、回転因子の位相(アドレス)は0〜1999の値を採る。I値は、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子のI軸上の値を表す。Q値は、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子のQ軸上の値を表す。
DFT制御部122は、DFT部120全体の処理を制御する。具体的には、DFT制御部122は、データ格納メモリ123に対してライトアドレスを提供し、提供したライトアドレスを用いて送信データ生成部110からのデータを記憶するようデータ格納メモリ123に指示する。
また、DFT制御部122は、回転因子テーブル121aに記憶された任意の回転因子に対する位相を表す任意位相(以下「任意アドレス」とも言う)を生成する。具体的には、DFT制御部122は、以下の式(2)で表される演算を行うことにより、任意アドレスを生成する。そして、DFT制御部122は、生成した任意アドレスを加算部128へ出力する。
Figure 2013037594
上記式(2)のうち、kは、周波数領域信号のサンプル点を識別する周波数領域サンプル番号を示す。また、nは、時間領域信号のサンプル点を識別する時間領域サンプル番号を示す。また、Nは、DFTサイズを示し、本実施例では「1200」である。
データ格納メモリ123は、DFT制御部122からの指示を受け付ける。データ格納メモリ123は、DFT制御部122からの指示に応じて、送信データ生成部110から入力される時間領域のデータx(n)を、DFT制御部122から提供されるライトアドレスnに対応付けて記憶する。
振幅判定部124は、送信データ生成部110から入力される時間領域のデータの振幅が一定であるか否かを判定する。具体的には、振幅判定部124は、データ格納メモリ123から時間領域のデータx(n)を読み出す。振幅判定部124は、読み出したデータx(n)の振幅を取得し、データx(n)の振幅が一定であるか否かを判定する。振幅判定部124は、データx(n)の振幅が一定ではない場合には、データx(n)が16QAMや64QAMで変調されたデータであることを表すため、データx(n)の振幅を補正値特定部125に通知する。一方、振幅判定部124は、データx(n)の振幅が一定である場合には、データx(n)がQPSKで変調されたデータであることを表すため、データx(n)の位相を補正位相生成部127に通知する。
補正値特定部125は、送信データ生成部110から入力される時間領域信号のデータの振幅に応じて、時間領域信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する。具体的には、補正値特定部125は、振幅判定部124から時間領域信号のデータx(n)の振幅を受け取る。補正値特定部125は、合成後の大きさが時間領域信号のデータx(n)の振幅となる2つの単位ベクトルと、時間領域信号のデータx(n)のベクトルとの成す角度β及び−βをそれぞれ第一の補正値及び第二の補正値として特定する。すなわち、補正値特定部125は、時間領域信号のデータx(n)の振幅を2で除した値の逆余弦値を第一の補正値βとして特定し、該逆余弦値の符号を逆転した値を第二の補正値−βとして特定する。そして、補正値特定部125は、特定した第一の補正値及び第二の補正値を補正位相生成部127へ出力する。
補正位相格納部126は、補正位相テーブル126aと、補正位相テーブル126bとを格納する。補正位相テーブル126aは、時間領域信号のデータx(n)の振幅が一定である場合にデータx(n)の位相を回転因子テーブル121aにおけるアドレスに相当する第三の位相に変換するためのテーブルである。補正位相テーブル126aの一例を図9に示す。
図9に示すように、補正位相テーブル126aは、信号点、振幅、位相、アドレスオフセットといった項目を対応付けて記憶する。このうち、信号点は、QPSKで変調されたデータx(n)がマッピングされた4個の信号点の識別番号を表す。振幅は、信号点にマッピングされたデータx(n)の振幅を表す。位相は、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を表す。アドレスオフセットは、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を回転因子テーブル121aにおけるアドレスに相当する第三の位相に変換した値(以下「第三補正アドレス」という)を表す。
補正位相テーブル126bは、時間領域信号のデータx(n)の振幅が一定ではない場合に第一の補正値及び第二の補正値を回転因子テーブル121aにおけるアドレスに相当する第一の位相及び第二の位相に変換するためのテーブルである。補正位相テーブル126bの一例を図10に示す。
図10に示すように、補正位相テーブル126bは、信号点、振幅、位相、加算位相、アドレスオフセットといった項目を対応付けて記憶する。このうち、信号点は、16QAMで変調されたデータx(n)がマッピングされた16個の信号点の識別番号を表す。振幅は、信号点にマッピングされたデータx(n)の振幅を表す。位相は、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を表す。加算位相は、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を表し、符号が正の値が第一の補正値であり、符号が負の値が第二の補正値である。アドレスオフセットは、第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を補正することで得られる第一の位相および第二の位相を表す。なお、本実施例のアドレスオフセットは、第一の位相および第二の位相を、回転因子テーブル121aにおけるアドレスに変換した値(以下それぞれ「第一補正アドレス」及び「第二補正アドレス」という)を表す。
補正位相テーブル126bの他の例を図11−1及び図11−2に示す。図11−1及び図11−2に示すように、補正位相テーブル126bは、信号点、振幅、位相、加算位相、アドレスオフセットといった項目を対応付けて記憶する。このうち、信号点は、64QAMで変調されたデータx(n)がマッピングされた64個の信号点の識別番号を表す。振幅は、信号点にマッピングされたデータx(n)の振幅を表す。位相は、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を表す。加算位相は、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を表し、符号が正の値が第一の補正値であり、符号が負の値が第二の補正値である。アドレスオフセットは、第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて、信号点にマッピングされたデータx(n)の位相を補正することで得られる第一の位相および第二の位相を表す。なお、本実施例のアドレスオフセットは、第一の位相および第二の位相を、回転因子テーブル121aにおけるアドレスに変換した値を表す。
補正位相生成部127は、補正値特定部125により特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて時間領域信号x(n)の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する。具体的には、補正位相生成部127は、時間領域信号のデータx(n)の振幅が一定ではない場合に補正値特定部125から第一の補正値及び第二の補正値の入力を受ける。そして、補正位相生成部127は、補正位相格納部126の補正位相テーブル126bを参照して、第一の補正値及び第二の補正値に対応する第一補正アドレス及び第二補正アドレスを取得することにより、第一補正アドレス及び第二補正アドレスを生成する。そして、補正位相生成部127は、生成した第一補正アドレス及び第二補正アドレスを加算部128へ出力する。
また、補正位相生成部127は、時間領域のデータx(n)の位相が一定である場合には、データx(n)の位相を用いて第三の位相を生成する。具体的には、補正位相生成部127は、時間領域のデータx(n)の位相が一定である場合にデータx(n)の位相の入力を振幅判定部124から受け付ける。そして、補正位相生成部127は、補正位相格納部126の補正位相テーブル126aを参照して、第三の位相に対応する第三補正アドレスを取得することにより、第三補正アドレスを生成する。そして、補正位相生成部127は、生成した第三補正アドレスを加算部128へ出力する。
加算部128は、第一補正アドレス及び第二補正アドレスの入力を補正位相生成部127から受け付ける。加算部128は、任意アドレスの入力をDFT制御部122から受け付ける。そして、加算部128は、第一補正アドレス及び第二補正アドレスそれぞれに対して任意アドレスを加算する。そして、加算部128は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスを回転演算部129へ出力する。
また、加算部128は、第三補正アドレスの入力を補正位相生成部127から受け付ける。そして、加算部128は、第三補正アドレスに対して任意アドレスを加算する。加算部128は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレスを回転演算部129へ出力する。
回転演算部129は、回転因子取得部191及び積算部192を有する。回転因子取得部191は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスの入力を加算部128から受け付ける。そして、回転因子取得部191は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスに対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する。そして、回転因子取得部191は、第一の回転因子及び第二の回転因子のI値を積算部192の後述する加算器192aへ出力し、第一の回転因子及び第二の回転因子のQ値を積算部192の後述する加算器192cへ出力する。
また、回転因子取得部191は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレスの入力を加算部128から受け付ける。そして、回転因子取得部191は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレスに対応する第三の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する。そして、回転因子取得部191は、第三の回転因子のI値を積算部192の加算器192aへ出力し、第三の回転因子のQ値を積算部192の加算器192cへ出力する。
積算部192は、回転因子取得部191により取得された第一の回転因子及び第二の回転因子又は第三の回転因子を積算することにより、送信データ生成部110から入力される時間領域信号に対する回転演算の結果X(k)を取得する。具体的には、積算部192は、加算器192a、フリップフロップ回路192b、加算器192c及びフリップフロップ回路192dを有する。
加算器192aは、第一の回転因子及び第二の回転因子又は第三の回転因子における時刻tのI値の入力を回転因子取得部191から受け付ける。加算器192aは、時刻t−1のI値の入力をフリップフロップ回路192bから受け付ける。ここで、時刻tのI値とは任意の時刻のI値を指し、時刻t−1のI値とは時系列的に時刻tの一つ前のI値を指す。そして、加算器192aは、時刻tのI値に時刻t−1のI値を加算してフリップフロップ回路192bへ出力する。フリップフロップ回路192bは、加算器192aから入力される時刻t−1のI値を、加算器192aが時刻tのI値の入力を受け付けるまで保持する。加算器192aが時刻tのI値の入力を受け付けると、フリップフロップ回路192bは、時刻t−1のI値をサブキャリアマッピング部130へ出力する。
加算器192cは、第一の回転因子及び第二の回転因子又は第三の回転因子における時刻tのQ値の入力を回転因子取得部191から受け付ける。加算器192cは、時刻t−1のQ値の入力をフリップフロップ回路192dから受け付ける。ここで、時刻tのQ値とは任意の時刻のQ値を指し、時刻t−1のQ値とは時系列的に時刻tの一つ前のQ値を指す。そして、加算器192cは、時刻tのI値に時刻t−1のI値を加算してフリップフロップ回路192dへ出力する。フリップフロップ回路192dは、加算器192cから入力される時刻t−1のQ値を、加算器192aが時刻tのQ値の入力を受け付けるまで保持する。加算器192cが時刻tのQ値の入力を受け付けると、フリップフロップ回路192dは、時刻t−1のQ値をサブキャリアマッピング部130へ出力する。
次に、図12を用いて、本実施例におけるDFT部120による離散フーリエ演算処理の処理手順について説明する。図12は、実施例1におけるDFT部120による離散フーリエ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。
図12に示すように、DFT制御部122は、データ格納メモリ123にライトアドレスを提供し、データ格納メモリ123は、送信データ生成部110から入力される時間領域のデータx(n)をライトアドレスnに対応付けて格納する(ステップS101)。続いて、DFT制御部122は、周波数領域信号のサンプル点を示す周波数領域サンプル番号kを0に初期化する(ステップS102)。続いて、DFT制御部122は、時間領域信号のサンプル点を示す時間領域サンプル番号nを0に初期化する(ステップS103)。
続いて、DFT制御部122は、回転因子テーブル121aに記憶された任意の回転因子に対する位相を表す任意アドレスを生成する(ステップS104)。すなわち、DFT制御部122は、上記の式(2)で表される演算を行うことにより、任意アドレスを生成する。そして、DFT制御部122は、生成した任意アドレスを加算部128へ出力する。
続いて、振幅判定部124は、データ格納メモリ123から時間領域のデータx(n)を読み出す(ステップS105)。そして、振幅判定部124は、読み出したデータx(n)の振幅を取得し(ステップS106)、データx(n)の振幅が一定であるか否かを判定する(ステップS107)。
そして、振幅判定部124は、データx(n)の振幅が一定ではない場合に(ステップS107否定)、データx(n)が16QAMや64QAMで変調されたデータであることを表すため、データx(n)の振幅を補正値特定部125に通知する。
データx(n)の振幅を受け取った補正値特定部125は、データx(n)の振幅に応じて、時間領域信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する(ステップS108)。そして、補正値特定部125は、特定した第一の補正値及び第二の補正値を補正位相生成部127へ出力する。第一の補正値及び第二の補正値を受け取った補正位相生成部127は、補正位相テーブル126bを参照する。そして、補正位相生成部127は、第一の補正値及び第二の補正値に対応する第一補正アドレス及び第二補正アドレスを補正位相テーブル126bから取得することにより、第一補正アドレス及び第二補正アドレスを生成する(ステップS109)。そして、補正位相生成部127は、生成した第一補正アドレス及び第二補正アドレスを加算部128へ出力する。
第一補正アドレス及び第二補正アドレスと任意アドレスとを受け取った加算部128は、第一補正アドレス及び第二補正アドレスに対して任意アドレスを加算する(ステップS110)。そして、加算部128は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスを回転演算部129へ出力する。
そして、回転演算部129の回転因子取得部191は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスに対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する(ステップS111)。そして、回転因子取得部191は、第一の回転因子及び第二の回転因子のI値を積算部192の加算器192aへ出力し、第一の回転因子及び第二の回転因子のQ値を積算部192の加算器192cへ出力する。
また、振幅判定部124は、データx(n)の振幅が一定である場合に(ステップS107肯定)、データx(n)がQPSKで変調されたデータであることを表すため、データx(n)の位相を補正位相生成部127へ出力する。
データx(n)の位相を受け取った補正位相生成部127は、補正位相テーブル126aを参照して、第三の位相に対応する第三補正アドレスを取得することにより、第三補正アドレスを生成する(ステップS112)。そして、補正位相生成部127は、生成した第三補正アドレスを加算部128へ出力する。
第三補正アドレスと任意アドレスとを受け取った加算部128は、第三補正アドレスに対して任意アドレスを加算する(ステップS113)。そして、加算部128は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレスを回転演算部129へ出力する。
そして、回転演算部129の回転因子取得部191は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレスに対応する第三の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する(ステップS114)。そして、回転因子取得部191は、第三の回転因子のI値を積算部192の加算器192aへ出力し、第三の回転因子のQ値を積算部192の加算器192cへ出力する。
続いて、積算部192は、回転因子取得部191により取得された第一の回転因子及び第二の回転因子又は第三の回転因子を積算する(ステップS115)。これにより、送信データ生成部110から入力される時間領域信号に対する回転演算の結果X(k)が得られる。
続いて、DFT制御部122は、時間領域サンプル番号nをインクリメントする(ステップS116)。DFT制御部122は、nがDFTサイズよりも小さい場合には(ステップS117肯定)、ステップS104〜S116における処理手順を繰り返し行う。
一方、DFT制御部122は、nがDFTサイズ以上である場合には(ステップS117否定)、処理手順をステップS118へ進める。そして、積算部192は、回転演算の結果X(k)をサブキャリアマッピング部130へ出力し(ステップS118)、フリップフロップ回路192b、192dをクリアする(ステップS119)。
続いて、DFT制御部122は、周波数領域サンプル番号kをインクリメントする(ステップS120)。そして、DFT制御部122は、kがDFTサイズよりも小さい場合には(ステップS121肯定)、ステップS103〜S120における処理手順を繰り返し行う。一方、DFT制御部122は、kがDFTサイズ以上である場合には(ステップS121否定)、処理を終了する。
上述してきたように、実施例1に係る無線通信装置10は、入力信号の振幅に応じて入力信号の位相を補正した第一の位相及び第二の位相に任意位相を加算する。そして、無線通信装置10は、任意位相の加算後の位相に対応する2つの回転因子を1つの回転因子テーブル121aから取得して積算することにより、DFT処理の演算結果を取得する。このため、実施例1に係る無線通信装置10は、入力信号の振幅が一定でない場合でも、1つの回転因子テーブル121aを保持するだけでフーリエ変換処理を行うことができるので、回路規模の増大を抑制することができる。
また、実施例1に係る無線通信装置10は、入力信号の振幅が一定である場合に、入力信号の位相を用いて第三の位相を生成し、生成した第三の位相に任意位相を加算する。そして、無線通信装置10は、任意位相の加算後の位相に対応する1つの回転因子を1つの回転因子テーブル121aから取得して積算することにより、DFT処理の演算結果を取得する。このため、実施例1に係る無線通信装置10は、入力信号の振幅が一定である場合にも、1つの回転因子テーブル121aを保持するだけでフーリエ変換処理を行うことができるので、回路規模の増大を一層抑制することができる。
実施例2は、入力信号に含まれるI値及びQ値それぞれの位相を補正した4つの位相に任意位相を加算し、任意位相の加算後の4つの位相に対する4つの回転因子を一つの回転因子テーブルから取得して積算することが実施例1と異なるものである。
まず、図13を用いて、本実施例の無線通信装置による離散フーリエ演算方法について説明する。図13は、実施例2の無線通信装置による離散フーリエ演算方法について説明するための図である。なお、図13において、入力信号のデータD31は、振幅A及び位相θが未知であるデータであるものとする。
本実施例の無線通信装置は、複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付ける回転因子テーブルを保持している。
まず、無線通信装置は、複素平面の実数軸上の値であるI値と虚数軸上の値であるQ値とを含む入力信号のうち、I値の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する。図13の例では、無線通信装置は、合成後の大きさが入力信号のデータD31のI値D31iの振幅Aiとなる2つの単位ベクトルと、I値D31iのベクトルとのなす角度βi及び−βiをそれぞれ第一の補正値及び第二の補正値として特定する。
そして、無線通信装置は、特定した第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いてI値の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する。図1の例では、無線通信装置は、第一の補正値βi及び第二の補正値−βiそれぞれを用いてI値D31iの位相0を補正して第一の位相(0−βi)及び第二の位相(0+βi)を生成する。
また、無線通信装置は、入力信号のうち、Q値の位相を補正する第三の補正値及び第四の補正値を特定する。図13の例では、無線通信装置は、合成後の大きさが入力信号のデータD31のQ値D31qの振幅Aqとなる2つの単位ベクトルと、Q値D31qのベクトルとのなす角度βq及び−βqをそれぞれ第三の補正値及び第四の補正値として特定する。
そして、無線通信装置は、特定した第三の補正値及び第四の補正値それぞれを用いてQ値の位相を補正して第三の位相及び第四の位相を生成する。図13の例では、無線通信装置は、第三の補正値βq及び第四の補正値−βqそれぞれを用いてQ値D31qの位相π/2を補正して第三の位相(π/2−βq)及び第四の位相(π/2+βq)を生成する。
そして、無線通信装置は、生成した第一〜第四の位相それぞれに対して、自身の保持する回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算する。図13の例では、無線通信装置は、第一の位相(0−βi)に対して、回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子E21に対応する位相αを加算する。また、無線通信装置は、第二の位相(0+βi)に対して位相αを加算する。また、無線通信装置は、第三の位相(π/2−βq)に対して位相αを加算する。また、無線通信装置は、第四の位相(π/2+βq)に対して位相αを加算する。
そして、無線通信装置は、任意の位相を加算した第一〜第四の位相に対応する第一〜第四の回転因子を回転因子テーブルから取得する。図13の例では、無線通信装置は、位相αを加算した第一の位相(α−βi)に対応する第一の回転因子E22を回転因子テーブルから取得する。また、無線通信装置は、位相αを加算した第二の位相(α+βi)に対応する第二の回転因子E23を回転因子テーブルから取得する。また、無線通信装置は、位相αを加算した第三の位相(α+π/2−βq)に対応する第三の回転因子E24を回転因子テーブルから取得する。また、無線通信装置は、位相αを加算した第四の位相(α+π/2+βq)に対応する第四の回転因子E25を回転因子テーブルから取得する。
そして、無線通信装置は、取得した第一〜第四の回転因子を積算することにより、入力信号に対する回転演算の結果を取得する。図13の例では、無線通信装置は、第一の回転因子E22と第二の回転因子E23を積算することにより、I値D31iに対する回転演算の結果D32iを取得する。また、無線通信装置は、第三の回転因子E24と第四の回転因子E25を積算することにより、Q値D31qに対する回転演算の結果D32qを取得する。そして、I値D31iに対する回転演算の結果D32iと、Q値D31qに対する回転演算の結果D32qとが積算されることにより、入力信号のデータD31に対する回転演算の結果D32が取得される。
このように、本実施例の無線通信装置は、入力信号に含まれるI値及びQ値それぞれの位相を補正した4つの位相に任意位相を加算する。そして、無線通信装置は、任意位相の加算後の4つの位相に対する4つの回転因子を一つの回転因子テーブルから取得して積算することにより、DFT処理の演算結果を取得する。このため、本実施例では、入力信号の振幅及び位相が未知である場合でも、1つの回転因子テーブルを保持するだけでフーリエ変換処理を行うことができるので、回路規模の増大を抑制することができる。
次に、図14を用いて、本実施例におけるDFT部220の構成を説明する。図14は、実施例2におけるDFT部220の構成の詳細を示す図である。なお、本実施例に係る無線通信装置のブロック図も図2で表される。また、本実施例における送信処理部のブロック図も図3で表される。以下では、実施例1で既に説明した構成部位と同様の部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
図14に示すように、DFT部220は、回転因子格納部121、DFT制御部122、データ格納メモリ123、I側補正値特定部221、Q側補正値特定部222及び補正位相格納部223を有する。また、DFT部220は、I側補正位相生成部224、Q側補正位相生成部225、加算部226及び回転演算部227を有する。
I側補正値特定部221は、送信データ生成部110から入力される時間領域信号のデータに含まれるI値の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する。具体的には、I側補正値特定部221は、図15に示すように、データ格納メモリ123から時間領域のデータx(n)に含まれるI値xiを読み出す。なお、図15は、I側補正値特定部221及びQ側補正値特定部222による処理を説明するための図である。I側補正値特定部221は、合成後の大きさがデータx(n)に含まれるI値xiの振幅Aiとなる2つの単位ベクトルv1及びv2と、I値xiのベクトルとのなす角度βi及び−βiをそれぞれ第一の補正値及び第二の補正値として特定する。すなわち、I側補正値特定部221は、I値xiが取り得る最大振幅値2でI値xiの振幅を除した値の逆余弦値βiを第一の補正値として特定し、この逆余弦値の符号を逆転した値−βiを第二の補正値として特定する。逆余弦値βiは、以下の式(3)によって表される。
Figure 2013037594
Q側補正値特定部222は、送信データ生成部110から入力される時間領域信号のデータに含まれるQ値の位相を補正する第三の補正値及び第四の補正値を特定する。具体的には、Q側補正値特定部222は、図15に示すように、データ格納メモリ123から時間領域のデータx(n)に含まれるQ値xqを読み出す。Q側補正値特定部222は、合成後の大きさがデータx(n)に含まれるQ値xqの振幅Aqとなる2つの単位ベクトルv3及びv4と、Q値xqのベクトルとのなす角度βq及び−βqをそれぞれ第三の補正値及び第四の補正値として特定する。すなわち、Q側補正値特定部222は、Q値xqが取り得る最大振幅値2でQ値xqの振幅を除した値の逆余弦値βqを第三の補正値として特定し、この逆余弦値の符号を逆転した値−βqを第四の補正値として特定する。逆余弦値βqは、以下の式(4)によって表される。
Figure 2013037594
補正位相格納部223は、補正位相テーブル223aを格納する。補正位相テーブル223aは、第一〜第四の補正値を回転因子テーブル121aにおけるアドレスに相当する第一〜第四の位相に変換するためのテーブルである。補正位相テーブル223aの一例を図16に示す。
図16に示すように、補正位相テーブル223aは、入力振幅、β、アドレスオフセットといった項目を対応付けて記憶する。このうち、入力振幅は、時間領域のデータx(n)に含まれるI値の振幅を2で除した値を表す。βは、時間領域のデータx(n)のI値又はQ値を補正する第一〜第四の補正値(±βi又は±βq)を表す。アドレスオフセットは、第一〜第四の補正値をそれぞれ用いて、時間領域のデータx(n)のI値又はQ値の位相を補正することで得られる第一〜第四の位相を表す。なお、本実施例のアドレスオフセットは、第一〜第四の位相を、回転因子テーブル121aにおけるアドレスに変換した値(以下それぞれ「第一補正アドレス」、「第二補正アドレス」、「第三補正アドレス」及び「第四補正アドレス」という)を表す。
I側補正位相生成部224は、I側補正値特定部221により特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて時間領域信号のデータx(n)に含まれるI値の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する。具体的には、I側補正位相生成部224は、I側補正値特定部221から第一の補正値及び第二の補正値の入力を受け付ける。そして、I側補正位相生成部224は、補正位相格納部223の補正位相テーブル223aを参照して、第一の補正値及び第二の補正値に対応する第一補正アドレス及び第二補正アドレスを生成する。そして、I側補正位相生成部224は、生成した第一補正アドレス及び第二補正アドレスを加算部226へ出力する。
Q側補正位相生成部225は、Q側補正値特定部222により特定された第三の補正値及び第四の補正値それぞれを用いて時間領域信号のデータx(n)に含まれるQ値の位相を補正して第三の位相及び第四の位相を生成する。具体的には、Q側補正位相生成部225は、Q側補正値特定部222から第三の補正値及び第四の補正値の入力を受け付ける。そして、Q側補正位相生成部225は、補正位相格納部223の補正位相テーブル223aを参照して、第三の補正値及び第四の補正値に対応する第三補正アドレス及び第四補正アドレスを生成する。そして、Q側補正位相生成部225は、生成した第三補正アドレス及び第四補正アドレスを加算部226へ出力する。
加算部226は、I側加算器226a及びQ側加算器226bを有する。I側加算器226aは、第一補正アドレス及び第二補正アドレスの入力をI側補正位相生成部224から受け付ける。I側加算器226aは、任意アドレスの入力をDFT制御部122から受け付ける。そして、I側加算器226aは、第一補正アドレス及び第二補正アドレスそれぞれに対して任意アドレスを加算する。そして、I側加算器226aは、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスを回転演算部227へ出力する。
Q側加算器226bは、第三補正アドレス及び第四補正アドレスの入力をQ側補正位相生成部225から受け付ける。Q側加算器226bは、任意アドレスの入力をDFT制御部122から受け付ける。そして、Q側加算器226bは、第三補正アドレス及び第四補正アドレスに対して任意アドレスを加算する。そして、Q側加算器226bは、任意アドレスの加算後の第三補正アドレス及び第四補正アドレスを回転演算部227へ出力する。
回転演算部227は、回転因子取得部291及び積算部292を有する。回転因子取得部291は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスの入力を加算部226のI側加算器226aから受け付ける。そして、回転因子取得部291は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスに対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する。そして、回転因子取得部291は、第一の回転因子及び第二の回転因子のI値を積算部292の後述する加算器292aへ出力し、第一の回転因子及び第二の回転因子のQ値を積算部292の後述する加算器292dへ出力する。
また、回転因子取得部291は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレス及び第四補正アドレスの入力を加算部226のQ側加算器226bから受け付ける。そして、回転因子取得部291は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレス及び第四補正アドレスに対応する第三の回転因子及び第四の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する。そして、回転因子取得部291は、第三の回転因子及び第四の回転因子のI値を積算部292の加算器292aへ出力し、第三の回転因子及び第四の回転因子のQ値を積算部292の加算器292dへ出力する。
積算部292は、回転因子取得部291により取得された第一〜第四の回転因子を積算することにより、送信データ生成部110から入力される時間領域信号に対する回転因子X(k)を取得する。具体的には、積算部292は、加算器292a、加算器292b、フリップフロップ回路292c、加算器292d、加算器292e及びフリップフロップ回路292fを有する。
加算器292aは、第一の回転因子及び第二の回転因子のI値を回転因子取得部291から受け付ける。加算器292aは、第三の回転因子及び第四の回転因子のI値を回転因子取得部291から受け付ける。そして、加算器292aは、第一の回転因子及び第二の回転因子のI値と、第三の回転因子及び第四の回転因子のI値とを加算して加算器292bへ出力する。
加算器292bは、時刻tのI値の入力を加算器292aから受け付ける。加算器292bは、時刻t−1のI値の入力をフリップフロップ回路292cから受け付ける。そして、加算器292bは、時刻tのI値に時刻t−1のI値を加算してフリップフロップ回路292cへ出力する。フリップフロップ回路292cは、加算器292bから入力される時刻t−1のI値を、加算器292bが時刻tのI値の入力を受け付けるまで保持する。加算器292bが時刻tのI値の入力を受け付けると、フリップフロップ回路292cは、時刻t−1のI値をサブキャリアマッピング部130へ出力する。
加算器292dは、第一の回転因子及び第二の回転因子のQ値を回転因子取得部291から受け付ける。加算器292dは、第三の回転因子及び第四の回転因子のQ値を回転因子取得部291から受け付ける。そして、加算器292dは、第一の回転因子及び第二の回転因子のQ値と、第三の回転因子及び第四の回転因子のQ値とを加算して加算器292eへ出力する。
加算器292eは、時刻tのQ値の入力を加算器292dから受け付ける。加算器292eは、時刻t−1のQ値の入力をフリップフロップ回路292fから受け付ける。そして、加算器292eは、時刻tのQ値に時刻t−1のQ値を加算してフリップフロップ回路292fへ出力する。フリップフロップ回路292fは、加算器292eから入力される時刻t−1のQ値を、加算器292eが時刻tのQ値の入力を受け付けるまで保持する。加算器292eが時刻tのQ値の入力を受け付けると、フリップフロップ回路292fは、時刻t−1のQ値をサブキャリアマッピング部130へ出力する。
次に、図17を用いて、本実施例におけるDFT部220におる離散フーリエ演算処理の処理手順について説明する。図17は、実施例2におけるDFT部220による離散フーリエ演算処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、図17に示したステップS201〜S204の処理手順は、図12に示したステップS101〜S104と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図17に示すように、I側補正値特定部221は、データ格納メモリ123から時間領域のデータx(n)に含まれるI値を読み出す(ステップS205)。続いて、I側補正値特定部221は、I値が取り得る最大振幅値2でI値の振幅を除した値の逆余弦値を第一の補正値として特定し、この逆余弦値の符号を逆転した値を第二の補正値として特定する(ステップS206)。そして、I側補正値特定部221は、特定した第一の補正値及び第二の補正値をI側補正位相生成部224へ出力する。第一の補正値及び第二の補正値を受け取ったI側補正位相生成部224は、補正位相テーブル223aを参照する。そして、I側補正位相生成部224は、第一の補正値及び第二の補正値に対応する第一補正アドレス及び第二補正アドレスを補正位相テーブル223aから取得することにより、第一補正アドレス及び第二補正アドレスを生成する(ステップS207)。そして、I側補正位相生成部224は、生成した第一補正アドレス及び第二補正アドレスを加算部226へ出力する。
一方、Q側補正値特定部222は、データ格納メモリ123から時間領域のデータx(n)に含まれるQ値を読み出す(ステップS208)。続いて、Q側補正値特定部222は、Q値が取り得る最大振幅値2でQ値の振幅を除した値の逆余弦値を第三の補正値として特定し、この逆余弦値の符号を逆転した値を第四の補正値として特定する(ステップS209)。そして、Q側補正値特定部222は、特定した第三の補正値及び第四の補正値をQ側補正位相生成部225へ出力する。第三の補正値及び第四の補正値を受け取ったQ側補正位相生成部225は、補正位相テーブル223aを参照する。そして、Q側補正位相生成部225は、第三の補正値及び第四の補正値に対応する第三補正アドレス及び第四補正アドレスを補正位相テーブル223aから取得することにより、第三補正アドレス及び第四補正アドレスを生成する(ステップS210)。そして、Q側補正位相生成部225は、生成した第三補正アドレス及び第四補正アドレスを加算部226へ出力する。
第一〜第四補正アドレスと任意アドレスとを受け取った加算部226は、第一〜第四補正アドレスに対して任意アドレスを加算する(ステップS211)。そして、加算部226のI側加算器226aは、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスを回転演算部227へ出力する。そして、加算部226のQ側加算器226bは、任意アドレスの加算後の第三補正アドレス及び第四補正アドレスを回転演算部227へ出力する。
そして、回転演算部227の回転因子取得部291は、任意アドレスの加算後の第一補正アドレス及び第二補正アドレスに対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する。さらに、回転因子取得部291は、任意アドレスの加算後の第三補正アドレス及び第四補正アドレスに対応する第三の回転因子及び第四の回転因子を回転因子テーブル121aから取得する(ステップS212)。そして、回転因子取得部291は、第一の回転因子及び第二の回転因子のI値を積算部292の加算器292aへ出力し、第一の回転因子及び第二の回転因子のQ値を積算部292の加算器292dへ出力する。さらに、回転因子取得部291は、第三の回転因子及び第四の回転因子のI値を積算部292の加算器292aへ出力し、第三の回転因子及び第四の回転因子のQ値を積算部292の加算器292dへ出力する。
続いて、積算部292は、回転因子取得部291により取得された第一〜第四の回転因子を積算する(ステップS213)。これにより、送信データ生成部110から入力される時間領域信号に対する回転演算の結果X(k)が得られる。
続いて、DFT制御部122は、時間領域サンプル番号nをインクリメントする(ステップS214)。DFT制御部122は、nがDFTサイズよりも小さい場合には(ステップS215肯定)、ステップS204〜S214における処理手順を繰り返し行う。
一方、DFT制御部122は、nがDFTサイズ以上である場合には(ステップS215否定)、処理手順をステップS216へ進める。そして、積算部292は、回転演算の結果X(k)をサブキャリアマッピング部130へ出力し(ステップS216)、フリップフロップ回路292c、292fをクリアする(ステップS217)。
続いて、DFT制御部122は、周波数領域サンプル番号kをインクリメントする(ステップS218)。そして、DFT制御部122は、kがDFTサイズよりも小さい場合には(ステップS219肯定)、ステップS203〜S218における処理手順を繰り返し行う。一方、DFT制御部122は、kがDFTサイズ以上である場合には(ステップS219否定)、処理を終了する。
上述してきたように、実施例2に係る無線通信装置は、入力信号に含まれるI値及びQ値それぞれの位相を補正した4つの位相に任意位相を加算する。そして、無線通信装置は、任意位相の加算後の4つの位相に対する4つの回転因子を一つの回転因子テーブル121aから取得して積算することにより、DFT処理の演算結果を取得する。このため、本実施例では、入力信号の振幅及び位相が未知である場合でも、1つの回転因子テーブルを保持するだけでフーリエ変換処理を行うことができるので、回路規模の増大を抑制することができる。
1 基地局
10 無線通信装置
11 受信アンテナ
12 送信アンテナ
13 無線部
14 上位レイヤ
15 ベースバンド処理部
16 受信処理部
17 復号部
18 符号化部
100 送信処理部
110 送信データ生成部
120、220 DFT部
121 回転因子格納部
121a 回転因子テーブル
122 DFT制御部
123 データ格納メモリ
124 振幅判定部
125 補正値特定部
126、223 補正位相格納部
126a、126b、223a 補正位相テーブル
127 補正位相生成部
128、226 加算部
129、227 回転演算部
130 サブキャリアマッピング部
140 IDFT部
150 CP挿入部
160 サブキャリアシフト部
191、291 回転因子取得部
192、292 積算部
192a 加算器
192b フリップフロップ回路
192c 加算器
192d フリップフロップ回路
221 I側補正値特定部
222 Q側補正値特定部
224 I側補正位相生成部
225 Q側補正位相生成部
226a I側加算器
226b Q側加算器
292a 加算器
292b 加算器
292c フリップフロップ回路
292d 加算器
292e 加算器
292f フリップフロップ回路

Claims (7)

  1. 離散フーリエ演算装置であって、
    複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付ける回転因子テーブルを格納する回転因子テーブル格納部と、
    入力信号の振幅に応じて、前記入力信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する補正値特定部と、
    前記特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて前記入力信号の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する生成部と、
    前記生成された第一の位相及び第二の位相それぞれに対して、前記回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算する加算部と、
    前記任意位相を加算した前記第一の位相及び前記第二の位相に対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を前記回転因子テーブルから取得し、取得した第一の回転因子及び第二の回転因子を積算することにより、前記入力信号に対する回転演算の結果を取得する回転演算部と
    を備えることを特徴とする離散フーリエ演算装置。
  2. 前記補正値特定部は、前記入力信号の振幅を2で除した値の逆余弦値を前記第一の補正値として特定し、該逆余弦値の符号を逆転した値を前記第二の補正値として特定することを特徴とする請求項1に記載の離散フーリエ演算装置。
  3. 前記入力信号の振幅が一定であるか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記生成部は、前記入力信号の振幅が一定である場合に、前記入力信号の位相を用いて第三の位相を生成し、
    前記加算部は、前記生成された第三の位相に対して、前記回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算し、
    前記回転演算部は、前記任意位相を加算した前記第三の位相に対応する第三の回転因子を前記回転因子テーブルから取得し、取得した第三の回転因子を積算することにより、前記入力信号に対する回転演算の結果を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の離散フーリエ演算装置。
  4. 離散フーリエ演算装置であって、
    複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付ける回転因子テーブルを格納する回転因子テーブル格納部と、
    複素平面の実数軸上の値であるI値と前記複素平面の虚数軸上の値であるQ値とを含む入力信号のうち、前記I値の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定するI側補正値特定部と、
    前記特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて前記I値の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成するI側補正位相生成部と、
    前記入力信号のうち、前記Q値の位相を補正する第三の補正値及び第四の補正値を特定するQ側補正値特定部と、
    前記特定された第三の補正値及び第四の補正値それぞれを用いて前記Q値の位相を補正して第三の位相及び第四の位相を生成するQ側補正位相生成部と、
    前記生成された第一乃至第四の位相それぞれに対して、前記回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算する加算部と、
    前記任意位相を加算した前記第一乃至第四の位相に対応する第一乃至第四の回転因子を前記回転因子テーブルから取得し、取得した第一乃至第四の回転因子を積算することにより、前記入力信号に対する回転演算の結果を取得する回転演算部と
    を備えることを特徴とする離散フーリエ演算装置。
  5. 前記I値側補正値特定部は、前記I値が取り得る最大振幅値で前記I値の振幅を除した値の逆余弦値を前記第一の補正値として特定し、当該逆余弦値の符号を逆転した値を前記第二の補正値として特定し、前記Q値側補正値特定部は、前記Q値が取り得る最大振幅値で前記Q値の絶対値を除した値の逆余弦値を前記第三の補正値として特定し、当該逆余弦値の符号を逆転した値を前記第四の補正値として特定することを特徴とする請求項4に記載の離散フーリエ演算装置。
  6. 離散フーリエ演算装置を含む無線通信装置であって、
    前記離散フーリエ演算装置は、
    複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付けて記憶する回転因子テーブルを格納する回転因子テーブル格納部と、
    入力信号の振幅に応じて、前記入力信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定する位相補正値特定部と、
    前記特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて前記入力信号の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成する生成部と、
    前記生成された第一の位相及び第二の位相に対して、前記回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算する加算部と、
    前記任意位相を加算した前記第一の位相および前記第二の位相に対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を前記回転因子テーブルから取得し、取得した第一の回転因子及び第二の回転因子を積算することにより、前記入力信号に対する回転演算の結果を取得する回転演算部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  7. 複素平面上の単位円の円周上に配置された回転因子を当該回転因子の位相に対応付けて記憶する回転因子テーブルを格納する回転因子テーブル格納部を備えた離散フーリエ演算装置により実行される離散フーリエ演算方法であって、
    入力信号の振幅に応じて、前記入力信号の位相を補正する第一の補正値及び第二の補正値を特定し、
    特定された第一の補正値及び第二の補正値それぞれを用いて前記入力信号の位相を補正して第一の位相及び第二の位相を生成し、
    生成された第一の位相及び第二の位相に対して、前記回転因子テーブルに記憶された任意の回転因子に対応する位相である任意位相を加算し、
    前記任意位相を加算した前記第一の位相および前記第二の位相に対応する第一の回転因子及び第二の回転因子を前記回転因子テーブルから取得し、
    取得した第一の回転因子及び第二の回転因子を積算することにより、前記入力信号に対する回転演算の結果を取得する
    ことを含むことを特徴とする離散フーリエ演算方法。
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