JP2011120017A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆フーリエ変換処理にかかる負荷を低減することができる無線通信装置及び無線通信方法を提供すること。
【解決手段】入力されるデータをサブキャリアにマッピングするサブキャリアマッピングし、データがマッピングされた使用サブキャリアの数が閾値以上である場合に、使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行い、使用サブキャリア数が閾値よりも小さい場合に、使用サブキャリアのサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点のサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶部から取得し、使用サブキャリアにマッピングされているデータと、かかるデータに対応する回転因子とを乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することにより逆フーリエ変換処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
従来、携帯端末装置や基地局等の無線通信装置を用いた移動体通信が利用されている。現在では、移動体通信方式として、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が用いられる場合がある。
OFDM方式に準拠した無線通信装置は、送信データのOFDMシンボルを生成する場合に、変調信号等に対して逆フーリエ変換(IFT:Inverse Fourier Transform)処理を行う。このとき、無線通信装置は、一般に、高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)によって逆フーリエ変換処理を行う。これは、IFFTは、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)よりも演算量が小さいからである。具体的には、無線通信装置は、IDFTを用いる場合には、IDFTサイズをNとすると「Nの2乗」回の複素乗算を行うことになる。一方、無線通信装置は、IFFTを用いる場合には、「NlogN」回の複素乗算により逆フーリエ変換処理を行うことができる。
特開2008−52504号公報
しかしながら、上記の従来技術には、無線通信装置による逆フーリエ変換処理にかかる負荷が高いという問題があった。例えば、次世代移動通信方式であるLTE(Long Term Evolution)では、IFFTサイズが「2048」であるため、LTEに準拠した無線通信装置は、2048×log(2048)=22528回の複素乗算を行うことになる。かかる例のように、無線通信装置による逆フーリエ変換処理の演算量は大きいので、無線通信装置にかかる送信処理の負荷は高かった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、逆フーリエ変換処理にかかる負荷を低減することができる無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線通信装置は、一つの態様において、入力されるデータをサブキャリアにマッピングするサブキャリアマッピング部と、前記サブキャリアを識別するサブキャリア番号と、逆フーリエ変換処理時に算出対象となる各サンプル点を識別するサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶する回転因子記憶部と、前記サブキャリアマッピング部によってデータがマッピングされた使用サブキャリアの数が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する判定部と、前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行う逆フーリエ変換部と、前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点のサンプル番号との組合せに対応する回転因子を該使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算する加算式逆フーリエ変換部とを備える。
本願の開示する無線通信装置の一つの態様によれば、逆フーリエ変換処理にかかる負荷を低減することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、実施例2に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、実施例2における送信処理部の構成例を示すブロック図である。 図4は、IFFT部による処理量及び加算式逆フーリエ変換部による処理量を示す図である。 図5は、実施例2における送信処理部による送信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施例2における制御部による切替処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施例2における制御部による切替処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施例3における送信処理部の構成例を示すブロック図である。
以下に、本願の開示する無線通信装置及び無線通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する無線通信装置及び無線通信方法が限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施例1に係る無線通信装置の構成について説明する。図1は、実施例1に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。なお、図1には、無線通信装置10による送信処理の一部を担う部位を示している。図1に示すように、実施例1に係る無線通信装置10は、サブキャリアマッピング部11と、回転因子記憶部12と、判定部13と、逆フーリエ変換部14と、加算式逆フーリエ変換部15とを有する。
サブキャリアマッピング部11は、入力されるデータをサブキャリアにマッピングする。なお、図1では図示することを省略するが、サブキャリアマッピング部11は、例えば、誤り訂正符号が付与されたデータ等が入力される。
回転因子記憶部12は、サブキャリアを識別するサブキャリア番号と、逆フーリエ変換処理において算出対象となる各サンプル点を識別するサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶する。例えば、回転因子記憶部12は、後述する逆フーリエ変換部14のIFFTサイズ「N」によって「2π」を除算した値に、サブキャリア番号及びサンプル番号を乗算した値である位相毎に回転因子を記憶する。
判定部13は、サブキャリアマッピング部11によってデータがマッピングされたサブキャリア(以下、「使用サブキャリア」と言う)の数が、所定の閾値である第1閾値よりも小さいか否かを判定する。
逆フーリエ変換部14は、判定部13によって使用サブキャリア数が第1閾値以上であると判定された場合に、使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行う。具体的には、逆フーリエ変換部14は、サブキャリアマッピング部11によってサブキャリアにマッピングされたデータと、回転因子記憶部12に記憶されている回転因子とを用いて、例えば、IFFTサイズが「N」である高速逆フーリエ変換処理を行う。
加算式逆フーリエ変換部15は、判定部13によって使用サブキャリア数が第1閾値よりも小さいと判定された場合に、使用サブキャリアにマッピングされたデータを用いて、逆フーリエ変換処理を行う。具体的には、加算式逆フーリエ変換部15は、使用サブキャリアを示すサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点を示すサンプル番号との組合せに対応する回転因子を回転因子記憶部12から取得する。そして、加算式逆フーリエ変換部15は、取得した回転因子を使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算する。そして、加算式逆フーリエ変換部15は、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することにより、算出対象のサンプル点における値を算出する。加算式逆フーリエ変換部15は、上記の加算処理を各サンプル点について行う。
ここで、逆フーリエ変換部14による逆フーリエ変換の処理量、及び、加算式逆フーリエ変換部15による逆フーリエ変換の処理量について説明する。まず、逆フーリエ変換部14による逆フーリエ変換処理の処理量について説明する。逆フーリエ変換は、以下の式(1)によって表される。
Figure 2011120017
上記式(1)のうち、x(n)は、逆フーリエ変換後の時間領域のデータを示す。また、X(k)は、逆フーリエ変換前の周波数領域のデータを示す。また、Nは、IDFTサイズを示す。また、nは、時間領域信号のサンプル番号に対応し、「0」〜「N−1」の値を取る。また、kは、サブキャリア番号に対応し、「0」〜「N−1」の値を取る。
逆フーリエ変換部14は、高速逆フーリエ変換を行うので、逆フーリエ変換処理を行う場合に、「NlogN」回の複素乗算を行う。1回の複素乗算は、4回の実数乗算と、2回の加算に相当する。また、1個のサブキャリアに割り当てられるビット数を「b」とすると、1回の実数乗算は、「b−1」回の加算に換算することができる。例えば、ビット数が「8」である場合には、1回の実数乗算は、「8ビット×8ビット」になるので、7回の加算に換算することができる。したがって、1回の複素乗算は、「(b−1)×4+2」回の加算に換算することができる。また、逆フーリエ変換部14は、複素数のデータを「NlogN」回だけ積算する。I成分の加算回数と、Q成分の加算回数を考慮すると、逆フーリエ変換部14は、「2×NlogN」回だけ積算する。したがって、逆フーリエ変換部14による処理量は、加算回数に換算した場合には、以下の式(2)によって表される。
Figure 2011120017
すなわち、逆フーリエ変換部14は、逆フーリエ変換処理を行う場合に、以下の式(3)によって表される回数分の加算を行う。
Figure 2011120017
続いて、加算式逆フーリエ変換部15による逆フーリエ変換処理の処理量について説明する。上記式(1)を展開すると、以下の式(4)によって表される。
Figure 2011120017
上記式(4)のうち、X(0)、X(1)、・・・、X(N−1)は、サブキャリアマッピング部11によってサブキャリアにマッピングされたデータに該当する。例えば、サブキャリアマッピング部11によって、0番目からM番目のサブキャリアにデータがマッピングされたものとする。かかる場合には、(M+1)番目から(N−1)番目のサブキャリアには、「0」が格納される。すなわち、かかる例の場合には、上記式(4)のうち、第(M+1)項から第(N−1)項の値は「0」になるので第(M+1)項から第(N−1)項については、演算を行わなくてもよい。このようなことから、加算式逆フーリエ変換部15は、上記式(1)に示した演算を行う場合に、X(k)が使用サブキャリアに対応する項についてのみ演算を行う。
ここで、使用サブキャリア数をScとすると、加算式逆フーリエ変換部15は、上記式(4)において、1個のサンプル点の値を算出する場合に、Sc回の複素乗算と、「Sc−1」回の加算を行う。上述したように、1回の複素乗算は、「(b−1)×4+2」回の加算回数に換算することができる。したがって、加算式逆フーリエ変換部15は、1個のサンプル点の値を算出する場合に、「Sc×(4b−2)+(Sc−1)」回の加算を行うことになる。また、複素数のI成分とQ成分とを考慮すると、加算式逆フーリエ変換部15は、1個のサンプル点の値を算出する場合に、「2{Sc×(4b−2)+(Sc−1)}」回の加算を行うことになる。そして、加算式逆フーリエ変換部15は、各サンプル点の値を算出するので、n=0〜N−1について、上記式(4)の演算を行う。したがって、加算式逆フーリエ変換部15による加算式逆フーリエ変換にかかる処理量は、加算回数に換算した場合に、以下の式(5)によって表される。
Figure 2011120017
実施例1に係る無線通信装置10は、上記式(3)よりも上記式(5)の方が大きい値になる場合には、逆フーリエ変換部14によって逆フーリエ変換処理を行わせる。一方、無線通信装置10は、上記式(5)よりも上記式(3)の方が大きい値になる場合には、加算式逆フーリエ変換部15によって逆フーリエ変換処理を行わせる。なお、IDFTサイズ「N」や、ビット数「b」は、システムによって予め決められている値である。したがって、無線通信装置10は、使用サブキャリア数Scに基づいて、逆フーリエ変換部14又は加算式逆フーリエ変換部15のいずれに逆フーリエ変換処理を行わせるかを決定する。
上述してきたように、実施例1に係る無線通信装置10は、逆フーリエ変換部14と加算式逆フーリエ変換部15とを有する。そして、無線通信装置10は、使用サブキャリア数に基づいて、逆フーリエ変換処理を行う処理部を、逆フーリエ変換部14又は加算式逆フーリエ変換部15のいずれかに切り替える。具体的には、無線通信装置10は、使用サブキャリア数が第1閾値T1よりも小さい場合には、加算式逆フーリエ変換部15によって逆フーリエ変換処理を行う。これは、使用サブキャリア数が第1閾値T1よりも小さい場合には、逆フーリエ変換部14よりも加算式逆フーリエ変換部15の方が逆フーリエ変換にかかる処理量が小さいからである。また、無線通信装置10は、使用サブキャリア数が第1閾値T1以上である場合には、逆フーリエ変換部14によって逆フーリエ変換処理を行う。これは、使用サブキャリア数が第1閾値T1以上である場合には、加算式逆フーリエ変換部15よりも逆フーリエ変換部14の方が逆フーリエ変換にかかる処理量が小さいからである。
このように、実施例1に係る無線通信装置10は、高速逆フーリエ変換よりも小さい処理量で逆フーリエ変換を行うことができる場合には、加算式逆フーリエ変換部15によって逆フーリエ変換を行う。したがって、実施例1に係る無線通信装置10は、逆フーリエ変換にかかる負荷を低減することができる。
次に、上記実施例1において説明した無線通信装置について具体例を用いて説明する。実施例2では、上記実施例1において説明した無線通信装置を、通信規格がLTEである移動通信システムに適用する例について説明する。
[実施例2に係る無線通信装置の構成]
まず、図2を用いて、実施例2に係る無線通信装置の構成について説明する。図2は、実施例2に係る無線通信装置の構成例を示すブロック図である。図2に示した無線通信装置20は、例えば、LTE規格に準拠した携帯端末装置等であり、基地局1との間で無線通信を行う。図2に示すように、無線通信装置20は、受信アンテナ21と、送信アンテナ22と、無線部23と、上位レイヤ24と、ベースバンド処理部25とを有する。
受信アンテナ21は、外部から信号を受信するアンテナである。例えば、受信アンテナ21は、基地局1から送信される信号を受信する。送信アンテナ22は、外部へ信号を送信するアンテナである。例えば、送信アンテナ22は、基地局1へ信号を送信する。なお、無線通信装置20は、受信用アンテナと送信用アンテナとを共用した送受信アンテナを有してもよい。
無線部23は、受信アンテナ21や送信アンテナ22を介して、無線信号の送受を行う。例えば、無線部23は、受信アンテナ21から受信した信号に対してA/D(Analog/Digital)変換等の無線処理を行う。また、例えば、無線部23は、後述する送信処理部200から入力された信号に対して、D/A(Digital/Analog)変換等の無線処理を行い、無線処理後の信号を送信アンテナ22を介して基地局1へ送信する。
上位レイヤ24は、後述する復号部27から復号化された受信データを入力された場合に、かかる受信データに基づいて各種処理を行う。例えば、上位レイヤ24は、受信データがメールデータである場合には、かかる受信データを所定の記憶領域に格納する。
また、上位レイヤ24は、基地局1等の外部へデータを送信する場合には、送信データを生成し、生成した送信データを符号化部28へ出力する。例えば、無線通信装置20が、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)や、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)等の物理チャネルを用いてデータを送信するものとする。かかる場合には、上位レイヤ24は、例えば、利用者の操作等に基づいて送信データを生成する。また、例えば、無線通信装置20が、SRS(Sounding Reference Signal)や、DRS(Demodulation Reference Signal)、PRACH(Physical Random Access Channel)等の物理チャネルを用いてデータを送信するものとする。かかる場合には、上位レイヤ24は、例えば、Zadoff−Chu系列番号を送信処理部200へ出力する。
ベースバンド処理部25は、送信データや受信データに対してベースバンド処理を行う。図2に示すように、ベースバンド処理部25は、受信処理部26と、復号部27と、符号化部28と、送信処理部200とを有する。
受信処理部26は、無線部23から入力された受信データに対して、各種受信処理を行う。例えば、受信処理部26は、無線部23から入力された受信データに対してCP(Cyclic Prefix)削除処理や、復調処理等を行う。復号部27は、受信処理部26から入力された受信データを復号化する。
符号化部28は、上位レイヤ24から入力される送信データに誤り訂正符号を付与する。送信処理部200は、符号化部28によって誤り訂正符号が付与された送信データに対して、各種送信処理を行う。送信処理部200による処理については、図3を用いて具体的に説明する。
[実施例2における送信処理部の構成]
次に、図3を用いて、実施例2における送信処理部200の構成について説明する。図3は、実施例2における送信処理部200の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、実施例2における送信処理部200は、送信データ生成部210と、DFT(Discrete Fourier Transform)部220と、サブキャリアマッピング部230と、セレクタ241と、セレクタ242と、回転因子記憶部250と、IFFT部261と、加算式逆フーリエ変換部262と、CP挿入部270と、サブキャリアシフト部280と、制御部290とを有する。
送信データ生成部210は、符号化部28からデータビット列を入力された場合に、かかるデータビット列を変調して、送信データを生成する。例えば、送信データ生成部210は、BPSK(Binary Phase Shift Keying)や、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)などの変調方式により、データビット列を変調する。また、送信データ生成部210は、上位レイヤ24からZadoff−Chu系列番号を指定された場合には、かかるZadoff−Chu系列番号に基づいて、Zadoff−Chu系列を生成する。
なお、送信データ生成部210は、PUCCHにおいて送信されるデータを変調する場合には、符号化部28から入力されたデータビット列を、IQ平面上における半径「1」の円周上の点にマッピングする。また送信データ生成部210は、SRSやDRSにおいて送信されるデータを生成する場合にも、IQ平面上における半径「1」の円周上の点に対応するデータを生成する。すなわち、PUCCHやSRS、DRSにおいて送信されるデータの振幅は、「1」であり一定である。
そして、送信データ生成部210は、変調又は生成した送信データをDFT部220又はサブキャリアマッピング部230のいずれかへ出力する。例えば、送信データ生成部210は、送信データがPUCCHやSRS、DRSにおいて送信されるデータである場合には、かかる送信データをサブキャリアマッピング部230へ出力する。また、例えば、送信データ生成部210は、送信データがPRACH、PUSCHにおいて送信されるデータである場合には、かかる送信データをDFT部220へ出力する。
DFT部220は、送信データ生成部210から入力された送信データに対してフーリエ変換処理を行うことにより、時間領域のデータを周波数領域のデータに変換する。そして、DFT部220は、周波数領域のデータをサブキャリアマッピング部230へ出力する。サブキャリアマッピング部230は、送信データ生成部210から入力された送信データや、DFT部220から入力された周波数領域のデータをサブキャリアにマッピングする。
セレクタ241は、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データをIFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262のいずれかに出力する。なお、セレクタ241は、後述する切替制御部291から入力される選択信号に応じて、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262のいずれに送信データを出力するかを決定する。
回転因子記憶部250は、IDFTサイズであるN個の回転因子を記憶する。例えば、IDFTサイズが「2048」である場合には、回転因子記憶部250は、2πを2048分割した2048個の回転因子を記憶する。
IFFT部261は、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データと、回転因子記憶部250に記憶されている回転因子とを用いて、IFFTサイズ「N」である高速逆フーリエ変換処理を行う。これにより、IFFT部261は、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データを時間領域のデータに変換する。
加算式逆フーリエ変換部262は、上記式(1)のうち、X(k)が使用サブキャリアに対応する項についてのみ演算を行う。具体的には、加算式逆フーリエ変換部262は、使用サブキャリアを示すサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点を示すサンプル番号との組合せに対応する回転因子を回転因子記憶部250から取得する。そして、加算式逆フーリエ変換部262は、使用サブキャリアにマッピングされているデータと、かかる使用サブキャリアに対応する回転因子とを乗算する。そして、加算式逆フーリエ変換部262は、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することにより、算出対象のサンプル点における値を算出する。加算式逆フーリエ変換部262は、上記の加算処理を各サンプル点について行う。
例えば、0番目から11番目までのサブキャリアにデータがマッピングされているものとする。また、IFFTサイズが「2048」であるものとする。かかる場合に、加算式逆フーリエ変換部262は、k=0〜11、n=0〜2047について上記式(1)に示した演算を行う。
セレクタ242は、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262から入力された逆フーリエ変換後の時間領域の送信データをCP挿入部270へ出力する。なお、セレクタ242は、切替制御部291から入力される選択信号に応じて、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262のいずれから入力された送信データをCP挿入部270へ出力するかを決定する。
CP挿入部270は、セレクタ242から入力された送信データの末尾の一定時間分をCPとし、かかるCPを送信データの先頭に挿入する。サブキャリアシフト部280は、CP挿入部270によってCPが挿入された送信データに回転因子を乗算して、各サブキャリアの帯域幅の「1/2」分だけ周波数シフトを行う。なお、以下では、各サブキャリアの帯域幅の「1/2」分だけ周波数シフトを行う処理を「1/2サブキャリアシフト処理」と表記する場合がある。
制御部290は、セレクタ241及び242と、IFFT部261と、加算式逆フーリエ変換部262とを制御する。具体的には、図3に示すように、制御部290は、切替制御部291と、クロック制御部292とを有する。
切替制御部291は、サブキャリアにマッピングされている各送信データの振幅と、使用サブキャリア数とに基づいて、逆フーリエ変換処理を行う処理部をIFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262のいずれかに切り替える。そして、切替制御部291は、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262のいずれの処理部が逆フーリエ変換処理を行うかを示す選択信号をセレクタ241及び242へ出力する。
切替制御部291による切替処理について具体的に説明する。切替制御部291は、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定であるか否かを判定する。例えば、PUCCHやSRS、DRSにおいて送信されるデータの振幅は、一定値「1」である。したがって、切替制御部291は、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データが、例えば、PUCCHやSRS、DRSにおいて送信されるデータである場合には、振幅が一定であると判定する。
そして、切替制御部291は、サブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定でないと判定した場合には、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。一方、切替制御部291は、サブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定であると判定した場合には、使用サブキャリア数が所定の閾値である第2閾値T2よりも小さいか否かを判定する。そして、切替制御部291は、使用サブキャリア数が第2閾値T2以上であると判定した場合には、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。一方、切替制御部291は、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さい場合には、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。
例えば、切替制御部291は、選択信号として「0」又は「1」をセレクタ241及び242へ出力することにより、逆フーリエ変換処理を行う処理部を制御する。なお、ここでは、選択信号が「0」である場合には、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理を行うことを示し、選択信号が「1」である場合には、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理を行うことを示すものとする。かかる場合には、セレクタ241は、切替制御部291から選択信号「0」を入力された場合には、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データをIFFT部261に出力する。また、セレクタ241は、切替制御部291から選択信号「1」を入力された場合には、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データを加算式逆フーリエ変換部262に出力する。また、セレクタ242は、切替制御部291から選択信号「0」を入力された場合には、IFFT部261から入力された送信データをCP挿入部270へ出力する。また、セレクタ242は、切替制御部291から選択信号「1」を入力された場合には、加算式逆フーリエ変換部262から入力された送信データをCP挿入部270へ出力する。
クロック制御部292は、切替制御部291によって逆フーリエ変換処理を行うように制御された処理部のクロックを起動し、逆フーリエ変換処理を行わないように制御された処理部のクロックを停止する。例えば、切替制御部291が、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御したものとする。かかる場合には、クロック制御部292は、IFFT部261の動作クロックを起動するとともに、加算式逆フーリエ変換部262の動作クロックを停止する。また、例えば、切替制御部291が、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御したものとする。かかる場合には、クロック制御部292は、加算式逆フーリエ変換部262の動作クロックを起動するとともに、IFFT部261の動作クロックを停止する。
このように、クロック制御部292は、逆フーリエ変換処理を行わない処理部のクロックを停止することにより、消費電力が増大することを防止することができる。例えば、クロック制御部292は、加算式逆フーリエ変換部262が逆フーリエ変換処理を行う場合には、IFFT部261を停止するので、IFFT部261によって消費される電力を削減することができる。
なお、上述した送信データ生成部210、DFT部220、サブキャリアマッピング部230、IFFT部261、加算式逆フーリエ変換部262、CP挿入部270、サブキャリアシフト部280、制御部290は、例えば、電子回路である。電子回路の例としては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等である。また、上述した回転因子記憶部250は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
[IFFT部及び加算式逆フーリエ変換部の処理量]
次に、IFFT部261による逆フーリエ変換の処理量、及び、加算式逆フーリエ変換部262による逆フーリエ変換の処理量について説明する。前述したように、IFFT部261は、逆高速フーリエ変換を行うので、「NlogN」回の複素乗算を行う。そして、IFFT部261による加算回数は、上記式(3)によって表される。
実施例2における加算式逆フーリエ変換部262は、サブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定であり、かつ、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さい場合に、加算式逆フーリエ変換処理を行う。言い換えれば、加算式逆フーリエ変換部262は、振幅が一定であるデータを用いて加算式フーリエ変換処理を行う。したがって、加算式逆フーリエ変換部262が加算式フーリエ変換処理を行う場合には、上記式(1)のX(k)は、以下の式(6)によって表される。
Figure 2011120017
上記式(6)のうち、α(k)は、サブキャリア毎の位相を示す。上記式(1)に上記式(6)を代入することにより、上記式(1)は、以下の式(7)によって表される。
Figure 2011120017
ここで、使用サブキャリア数をScとし、サブキャリアマッピング部230によって送信データがマッピングされたサブキャリアの先頭位置をkmapとすると、上記式(7)は、以下の式(8)によって表される。
Figure 2011120017
そして、実施例2における加算式逆フーリエ変換部262は、「n=0〜N−1」である場合について、上記式(8)に示した演算を行う。具体的には、加算式逆フーリエ変換部262は、上記式(8)のうち、以下の式(9)によって表される回転因子を回転因子記憶部250から読み出して加算する。
Figure 2011120017
例えば、加算式逆フーリエ変換部262は、「n=0」である場合について、「k=kmap〜kmap+Sc−1」のSc個の回転因子を読み出して、読み出したSc個の回転因子を加算する。同様に、加算式逆フーリエ変換部262は、「n=1〜N−1」である場合についても、「k=kmap〜kmap+Sc−1」のSc個の回転因子を読み出して、読み出したSc個の回転因子を加算する。すなわち、加算式逆フーリエ変換部262は、加算式フーリエ変換処理を行う場合に、「(Sc−1)・N」回の加算を行う。ただし、回転因子は複素数なので、加算式逆フーリエ変換部262は、1回の加算において、I成分の加算と、Q成分の加算とを行う。したがって、実施例2における加算式逆フーリエ変換部262による加算式逆フーリエ変換にかかる処理量は、加算回数に換算した場合に、以下の式(10)によって表される。
Figure 2011120017
このように、実施例2における加算式逆フーリエ変換部262は、加算式フーリエ変換処理を行う場合に、サブキャリアにマッピングされているデータと、回転因子との複素乗算を行わずに、回転因子の加算のみを行う。したがって、実施例2における加算式逆フーリエ変換部262による加算式フーリエ変換処理の処理量は、実施例1に示した加算式逆フーリエ変換部15の処理量よりも小さい。
切替制御部291は、上記式(3)よりも上記式(10)の方が大きい値になる場合には、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。一方、切替制御部291は、上記式(10)よりも上記式(3)の方が大きい値になる場合には、加算式逆フーリエ変換部262によって加算式逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。
ここで、図4に、IFFT部261による逆フーリエ変換にかかる処理量、及び、加算式逆フーリエ変換部262による逆フーリエ変換にかかる処理量を示す。なお、図4では、IFFT部261及び加算式逆フーリエ変換部262の処理量を加算回数に換算して示している。図4の直線Aに示すように、IFFT部261によって高速逆フーリエ変換が行われる場合における加算回数は、上記式(3)によって表されるので一定値になる。具体的には、ビット数bと、IDFTサイズNは、システムによって予め決められている値であるので、上記式(3)は一定値になる。一方、図4の直線Bに示すように、加算式逆フーリエ変換部262によって高速逆フーリエ変換が行われる場合における加算回数は、上記式(10)によって表されるので、使用サブキャリア数Scに比例する。
上述した使用サブキャリア数Scの第2閾値T2は、図4に示した直線Aと直線Bとの交点になる。直線Aと直線Bとの交点における第2閾値T2は、上記式(3)及び(10)により、以下の式(11)によって表される。
Figure 2011120017
例えば、ビット数bが「8」であり、IDFTサイズNが2048であるものとする。かかる場合には、上記式(11)により、第2閾値T2は、「177」となる。したがって、上記例の場合には、切替制御部291は、使用サブキャリア数が「177」以上である場合には、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。一方、切替制御部291は、使用サブキャリア数が「177」よりも小さい場合には、加算式逆フーリエ変換部262によって加算式逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。
[実施例2における送信処理部による送信処理手順]
次に、図5を用いて、実施例2における送信処理部200による送信処理の手順について説明する。図5は、実施例2における送信処理部200による送信処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、無線通信装置20によってデータ送信が行われる場合に(ステップS101肯定)、送信データ生成部210は、変調処理を行ったり、Zadoff−Chu系列を生成することにより、送信データを生成する(ステップS102)。
そして、送信データ生成部210は、DFT処理対象の送信データを生成した場合には(ステップS103肯定)、生成した送信データをDFT部220へ出力する。一方、送信データ生成部210は、DFT処理対象外の送信データを生成した場合には(ステップS103否定)、生成した送信データをサブキャリアマッピング部230へ出力する。DFT部220は、送信データ生成部210から送信データを入力された場合に、かかる送信データを用いてフーリエ変換処理を行う(ステップS104)。
続いて、サブキャリアマッピング部230は、送信データ生成部210から入力された送信データや、DFT部220から入力された周波数領域のデータをサブキャリアにマッピングする(ステップS105)。
続いて、制御部290は、サブキャリアマッピング部230によって各サブキャリアにマッピングされた送信データの振幅と、使用サブキャリア数とに基づいて、逆フーリエ変換処理を行う処理部を切り替える切替処理を行う(ステップS106)。なお、制御部290による切替処理については、図6を用いて後述する。
制御部290によって逆フーリエ変換処理を行う処理部が加算式逆フーリエ変換部262に切り替えられた場合には(ステップS107肯定)、加算式逆フーリエ変換部262は、加算式逆フーリエ変換処理を行う(ステップS108)。一方、制御部290によって逆フーリエ変換処理を行う処理部がIFFT部261に切り替えられた場合には(ステップS107否定)、IFFT部261は、高速逆フーリエ変換処理を行う(ステップS109)。
続いて、CP挿入部270は、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262から入力された時間領域のデータにCPを挿入する(ステップS110)。そして、サブキャリアシフト部280は、CP挿入部270によってCPが挿入された時間領域のデータに対して、1/2サブキャリアシフト処理を行う(ステップS111)。
[実施例2における制御部による切替処理手順(1)]
次に、図6を用いて、実施例2における制御部290による切替処理の手順について説明する。図6は、実施例2における制御部290による切替処理手順の一例を示すフローチャートである。
図6に示すように、制御部290の切替制御部291は、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定であるか否かを判定する(ステップS201)。そして、切替制御部291は、各送信データの振幅が一定である場合に(ステップS201肯定)、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さいか否かを判定する(ステップS202)。
そして、制御部290は、切替制御部291によって、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さいと判定された場合には(ステップS202肯定)、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。
具体的には、制御部290のクロック制御部292は、加算式逆フーリエ変換部262の動作クロックを起動するとともに(ステップS203)、IFFT部261の動作クロックを停止する(ステップS204)。そして、切替制御部291は、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われることを示す選択信号を、セレクタ241及びセレクタ242へ出力する(ステップS205)。
一方、制御部290は、切替制御部291によって、各送信データの振幅が一定でないと判定された場合には(ステップS201否定)、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。または、制御部290は、切替制御部291によって、使用サブキャリア数が第2閾値T2以上であると判定された場合には(ステップS202否定)、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。
具体的には、クロック制御部292は、IFFT部261の動作クロックを起動するとともに(ステップS206)、加算式逆フーリエ変換部262の動作クロックを停止する(ステップS207)。そして、切替制御部291は、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われることを示す選択信号をセレクタ241及びセレクタ242へ出力する(ステップS208)。
[実施例2における制御部による切替処理手順(2)]
なお、上記の制御部290は、実施例1に示した判定部13による判定処理をさらに行ってもよい。図7を用いて具体的に説明する。図7は、実施例2における制御部290による切替処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、制御部290は、まず、使用サブキャリア数が第1閾値T1よりも小さいか否かを判定する(ステップS301)。そして、制御部290は、使用サブキャリア数が第1閾値T1よりも小さい場合には、サブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定であるか否かに関わらず、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。具体的には、制御部290は、ステップS304〜S306における処理手順を行う。なお、ステップS304〜S306における処理手順は、図6に示したステップS203〜S205における処理手順と同様である。
一方、制御部290は、使用サブキャリア数が第1閾値T1以上である場合には(ステップS301否定)、サブキャリアマッピング部230によってサブキャリアにマッピングされた送信データの振幅が一定であるか否かを判定する(ステップS302)。そして、制御部290は、各送信データの振幅が一定である場合に(ステップS302肯定)、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さいか否かを判定する(ステップS303)。
そして、制御部290は、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さい場合には(ステップS303肯定)、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。具体的には、制御部290は、ステップS304〜S306における処理手順を行う。
一方、制御部290は、各送信データの振幅が一定でない場合には(ステップS302否定)、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。または、制御部290は、使用サブキャリア数が第2閾値T2以上である場合には(ステップS303否定)、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する。具体的には、制御部290は、ステップS307〜S309における処理手順を行う。なお、ステップS307〜S309における処理手順は、図6に示したステップS206〜S208における処理手順と同様である。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係る無線通信装置20は、IFFT部261と加算式逆フーリエ変換部262とを有する。そして、無線通信装置20の加算式逆フーリエ変換部262は、振幅が一定である送信データを用いて加算式逆フーリエ変換処理を行うので、複素乗算を行うことなく逆フーリエ変換処理を行うことができる。
また、実施例2に係る無線通信装置20は、サブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅と、使用サブキャリア数とに基づいて、逆フーリエ変換処理を行う処理部を、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部262のいずれかに切り替える。これにより、無線通信装置20は、サブキャリアにマッピングされた各送信データの振幅が一定であり、かつ、使用サブキャリア数が第2閾値T2よりも小さい場合に、高速逆フーリエ変換よりも小さい処理量で逆フーリエ変換を行うことができる。したがって、実施例2に係る無線通信装置20は、逆フーリエ変換にかかる負荷を低減することができる。
また、実施例2に係る無線通信装置20のクロック制御部292は、切替制御部291によって逆フーリエ変換処理を行うように制御された処理部のクロックを起動し、逆フーリエ変換処理を行わないように制御された処理部のクロックを停止する。これにより、無線通信装置20は、逆フーリエ変換処理を行わない処理部のクロックを停止するので、消費電力が増大することを防止することができる。
上記実施例2では、サブキャリアシフト部280が、CP挿入部270によってCPが挿入された送信データに対して1/2サブキャリアシフト処理を行う例を示した。しかし、CPを挿入する前に1/2サブキャリアシフト処理を行ってもよい。実施例3では、CPを挿入する前に1/2サブキャリアシフト処理を行う無線通信装置の例について説明する。
[実施例3に係る無線通信装置の構成]
まず、実施例3に係る無線通信装置(以下、「無線通信装置30」と表記する)の構成について説明する。実施例3に係る無線通信装置30の構成は、図2に示した無線通信装置20の構成と同様である。ただし、実施例3に係る無線通信装置30が有する送信処理部は、無線通信装置20が有する送信処理部200と異なる処理を行う。以下に、図8を用いて、実施例3に係る無線通信装置30が有する送信処理部について説明する。
図8は、実施例3における送信処理部の構成例を示すブロック図である。以下では、図3に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。図8に示すように、実施例3における送信処理部300は、送信データ生成部210と、DFT部220と、サブキャリアマッピング部230と、セレクタ241と、回転因子記憶部350と、IFFT部261と、加算式逆フーリエ変換部362と、CP挿入部371及び372と、サブキャリアシフト部280と、セレクタ342と、制御部390とを有する。
加算式逆フーリエ変換部362は、使用サブキャリアにマッピングされているデータを用いて加算式逆フーリエ変換を行う。このとき、実施例3における加算式逆フーリエ変換部362は、1/2サブキャリアシフト処理を行う。具体的には、加算式逆フーリエ変換部362は、以下の式(12)によって表される演算を行う。
Figure 2011120017
上記式(12)は、上記式(8)中の「2πnk」が「2πn(k+0.5)」に置き換えられた演算式である。加算式逆フーリエ変換部362は、上記式(12)に示した演算を行うことにより、各サブキャリアの帯域幅の「1/2」分だけ周波数シフトした演算結果を得ることができる。これにより、送信処理部300は、加算式逆フーリエ変換部362によって逆フーリエ変換処理が行われた時間領域のデータに対して、1/2サブキャリアシフト処理を行わなくてよい。また、上記式(12)に示すように、加算式逆フーリエ変換部362による処理量は、加算式逆フーリエ変換部262による処理量とほぼ等しい。したがって、送信処理部300は、加算式逆フーリエ変換部362によって逆フーリエ変換処理を行う場合には、1/2サブキャリアシフト処理にかかる処理量を削減することができる。
回転因子記憶部350は、IDFTサイズNに「2」を乗じた2N個の回転因子を記憶する。回転因子記憶部350が2N個の回転因子を記憶する理由は、上記式(12)に示すように、回転因子の一部が「2πn(k+0.5)」となっているからである。したがって、例えば、IDFTサイズが「2048」である場合には、回転因子記憶部350は、4096個の回転因子を記憶する。
なお、回転因子記憶部350は、回転因子記憶部250と同様に、IDFTサイズN個の回転因子を記憶してもよい。かかる場合には、加算式逆フーリエ変換部362は、回転因子記憶部350から回転因子を読み出す場合に、近似する値を読み出す。加算式逆フーリエ変換部362によって、近似する回転因子が読み出される場合であっても、信号の劣化は、EVM(Error Vector Magnitude)で0.1%未満であるため、無線通信に与える影響は小さい。
CP挿入部371は、IFFT部261から入力された送信データの末尾の一定時間分をCPとし、かかるCPを送信データの先頭に挿入する。CP挿入部372は、加算式逆フーリエ変換部362から入力された送信データの末尾の一定時間分をCPとし、かかるCPの符号を反転させた後に送信データの先頭に挿入する。
ここで、送信データの末尾を符号反転させたデータをCPとする理由について説明する。上記のように、実施例3に係る加算式逆フーリエ変換部362は、1/2サブキャリアシフト処理を行う。したがって、加算式逆フーリエ変換部362から出力される時間領域のデータは、既に1/2サブキャリアシフト処理が行われている。このため、加算式逆フーリエ変換部362から出力される送信データの末尾の一定時間分を先頭に挿入すると、時間領域信号である送信データの連続性が保てなくなる。CP挿入部372は、加算式逆フーリエ変換部362から出力される送信データの末尾を符号反転させたCPを、送信データの先頭に挿入することで、時間領域信号の連続性を保つことを実現している。
制御部390は、セレクタ241と、IFFT部261と、加算式逆フーリエ変換部362と、CP挿入部371及び372を制御する。具体的には、図8に示すように、制御部390は、切替制御部391と、クロック制御部392とを有する。
切替制御部391は、サブキャリアにマッピングされている各送信データの振幅と、使用サブキャリア数とに基づいて、逆フーリエ変換処理を行う処理部をIFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部362のいずれかに切り替える。そして、切替制御部391は、IFFT部261又は加算式逆フーリエ変換部362のいずれの処理部が逆フーリエ変換処理を行うかを示す選択信号をセレクタ241及び342へ出力する。
クロック制御部392は、IFFT部261によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御された場合に、IFFT部261の動作クロックを起動するとともに、加算式逆フーリエ変換部362の動作クロックを停止する。また、クロック制御部392は、加算式逆フーリエ変換部262によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御された場合に、加算式逆フーリエ変換部362の動作クロックを起動するとともに、IFFT部261の動作クロックを停止する。
セレクタ342は、サブキャリアシフト部280又はCP挿入部372から入力された時間領域のデータを無線部23へ出力する。なお、セレクタ342は、切替制御部391から入力される選択信号に基づいて、サブキャリアシフト部280又はCP挿入部372のいずれから入力された送信データを無線部23へ出力するかを決定する。
[実施例3の効果]
上述してきたように、実施例3に係る無線通信装置30は、加算式逆フーリエ変換部362によって1/2サブキャリアシフト処理を行う。これにより、無線通信装置30は、加算式逆フーリエ変換部362によって逆フーリエ変換処理を行った場合には、1/2サブキャリアシフト処理を削減することができる。
例えば、LTEにおけるアップリンクでは、送信データのOFDMシンボルは、2192個のサンプル点によって形成される。したがって、CP挿入後の送信データに対して、1/2サブキャリアシフト処理を行う場合には、2192回の複素乗算を行う。実施例3に係る無線通信装置30は、加算式逆フーリエ変換部362によって逆フーリエ変換処理を行った場合には、上記の2192回分の複素乗算を削減することができる。
本願の開示する無線通信装置等は、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例4では、本願の開示する無線通信装置等の他の実施例について説明する。
[IFFT部及び加算式逆フーリエ変換部の構成]
上記実施例1〜3では、無線通信装置が、IFFT部と、加算式逆フーリエ変換部とを有する例を示した。例えば、実施例2に係る無線通信装置20は、IFFT部261と、加算式逆フーリエ変換部262とを有する。しかし、無線通信装置20は、IFFT部261と、加算式逆フーリエ変換部262とを共用した逆フーリエ変換装置を有してもよい。具体的には、IFFT部261は、高速逆フーリエ変換処理を行う場合に、乗算と加算を行う。したがって、IFFT部261は、乗算器と加算器とを含む。また、加算式逆フーリエ変換部262は、加算式逆フーリエ変換処理を行う場合に、加算を行う。したがって、加算式逆フーリエ変換部262は、加算器を含む。ここで、無線通信装置20は、IFFT部261に含まれる加算器と、加算式逆フーリエ変換部262に含まれる加算器とを共用してもよい。例えば、無線通信装置20は、IFFT部261によって高速逆フーリエ変換処理を行う場合には、乗算器群Xと加算器群Yとを用い、加算式逆フーリエ変換部262によって加算式高速逆フーリエ変換処理を行う場合には、加算器群Yを用いるようにしてもよい。このように、IFFT部261によって用いられる演算器と、加算式逆フーリエ変換部262によって用いられる演算器とを共用することにより、回路規模が増大することを防止することができる。
[移動通信システム]
上記実施例2及び3では、通信規格がLTEである移動通信システムを例に挙げて説明したが、本願の開示する無線通信装置等は、LTE以外の通信規格を採用する移動通信システムにも適用できる。具体的には、本願の開示する無線通信装置等は、OFDM技術を用いて無線通信を行う移動通信システムに適用できる。例えば、本願の開示する無線通信装置等は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などの移動通信システムにも適用することができる。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)入力されるデータをサブキャリアにマッピングするサブキャリアマッピング部と、
前記サブキャリアを識別するサブキャリア番号と、逆フーリエ変換処理時に算出対象となる各サンプル点を識別するサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶する回転因子記憶部と、
前記サブキャリアマッピング部によってデータがマッピングされた使用サブキャリアの数が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行う逆フーリエ変換部と、
前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点のサンプル番号との組合せに対応する回転因子を該使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算する加算式逆フーリエ変換部と
を備えたことを特徴とする無線通信装置。
(付記2)前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御し、前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記加算式逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する切替制御部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記3)前記回転因子記憶部は、前記サブキャリア番号と前記サンプル番号との組合せによって特定される位相毎に回転因子を記憶し、
前記判定部は、前記使用サブキャリアにマッピングされた各データの振幅が一定であるか否かを判定し、
前記加算式逆フーリエ変換部は、前記判定部によって使用サブキャリア数が所定の閾値よりも小さく、かつ、前記各データの振幅が一定であると判定された場合に、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と前記サンプル点のサンプル番号との組合せによって特定される位相と、前記使用サブキャリアの位相とを加算した位相に対応する回転因子を前記回転因子記憶部から取得し、取得した回転因子を前記使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することを特徴とする付記1に記載の無線通信装置。
(付記4)前記切替制御部によって、前記加算式逆フーリエ変換部が逆フーリエ変換処理を行うように制御された場合に、前記加算式逆フーリエ変換部のクロックを起動するとともに、前記逆フーリエ変換部のクロックを停止し、前記切替制御部によって、前記逆フーリエ変換部が逆フーリエ変換処理を行うように制御された場合に、前記逆フーリエ変換部のクロックを起動するとともに、前記加算式逆フーリエ変換部のクロックを停止するクロック制御部をさらに備えたことを特徴とする付記2に記載の無線通信装置。
(付記5)前記加算式逆フーリエ変換部は、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号に0.5を加算した値と、前記サンプル点のサンプル番号とに対応する回転因子を前記回転因子記憶部から取得し、取得した回転因子を前記使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の無線通信装置。
(付記6)前記加算式逆フーリエ変換部によって乗算結果が加算されたことにより得られた時間領域信号の末尾の一定時間分の信号を抽出し、抽出した信号を符号反転した後に前記時間領域信号の先頭部分に挿入する挿入部をさらに備えたことを特徴とする付記5に記載の無線通信装置。
(付記7)入力されるデータをサブキャリアにマッピングするサブキャリアマッピングステップと、
前記サブキャリアマッピングステップによってデータがマッピングされた使用サブキャリアの数が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行う逆フーリエ変換ステップと、
前記判定ステップによって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記サブキャリアを識別するサブキャリア番号と、逆フーリエ変換処理時に算出対象となる各サンプル点を識別するサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶する回転因子記憶部から、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点のサンプル番号との組合せに対応する回転因子を取得し、取得した回転因子を該使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算する加算式逆フーリエ変換ステップと
を含んだことを特徴とする無線通信方法。
1 基地局
10、20、30 無線通信装置
11 サブキャリアマッピング部
12、250、350 回転因子記憶部
13 判定部
14 逆フーリエ変換部
15 加算式逆フーリエ変換部
21 受信アンテナ
22 送信アンテナ
23 無線部
24 上位レイヤ
25 ベースバンド処理部
26 受信処理部
27 復号部
28 符号化部
200、300 送信処理部
210 送信データ生成部
220 DFT部
230 サブキャリアマッピング部
241、242、342 セレクタ
261 IFFT部
262、362 加算式逆フーリエ変換部
270、371、372 CP挿入部
280 サブキャリアシフト部
290、390 制御部
291、391 切替制御部
292、392 クロック制御部

Claims (5)

  1. 入力されるデータをサブキャリアにマッピングするサブキャリアマッピング部と、
    前記サブキャリアを識別するサブキャリア番号と、逆フーリエ変換処理時に算出対象となる各サンプル点を識別するサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶する回転因子記憶部と、
    前記サブキャリアマッピング部によってデータがマッピングされた使用サブキャリアの数が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行う逆フーリエ変換部と、
    前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点のサンプル番号との組合せに対応する回転因子を該使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算する加算式逆フーリエ変換部と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御し、前記判定部によって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記加算式逆フーリエ変換部によって逆フーリエ変換処理が行われるように制御する切替制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記回転因子記憶部は、前記サブキャリア番号と前記サンプル番号との組合せによって特定される位相毎に回転因子を記憶し、
    前記判定部は、前記使用サブキャリアにマッピングされた各データの振幅が一定であるか否かを判定し、
    前記加算式逆フーリエ変換部は、前記判定部によって使用サブキャリア数が所定の閾値よりも小さく、かつ、前記各データの振幅が一定であると判定された場合に、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と前記サンプル点のサンプル番号との組合せによって特定される位相と、前記使用サブキャリアの位相とを加算した位相に対応する回転因子を前記回転因子記憶部から取得し、取得した回転因子を前記使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記加算式逆フーリエ変換部は、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号に0.5を加算した値と、前記サンプル点のサンプル番号とに対応する回転因子を前記回転因子記憶部から取得し、取得した回転因子を前記使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の無線通信装置。
  5. 入力されるデータをサブキャリアにマッピングするサブキャリアマッピングステップと、
    前記サブキャリアマッピングステップによってデータがマッピングされた使用サブキャリアの数が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって使用サブキャリア数が閾値以上であると判定された場合に、前記使用サブキャリア数に関わらず処理量が一定である高速逆フーリエ変換処理を行う逆フーリエ変換ステップと、
    前記判定ステップによって使用サブキャリア数が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記サブキャリアを識別するサブキャリア番号と、逆フーリエ変換処理時に算出対象となる各サンプル点を識別するサンプル番号との組合せに対応する回転因子を記憶する回転因子記憶部から、前記使用サブキャリアのサブキャリア番号と、算出対象のサンプル点のサンプル番号との組合せに対応する回転因子を取得し、取得した回転因子を該使用サブキャリアにマッピングされているデータに乗算し、使用サブキャリア毎に得られた乗算結果を加算する加算式逆フーリエ変換ステップと
    を含んだことを特徴とする無線通信方法。
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