JPH05323504A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
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- JPH05323504A JPH05323504A JP12745692A JP12745692A JPH05323504A JP H05323504 A JPH05323504 A JP H05323504A JP 12745692 A JP12745692 A JP 12745692A JP 12745692 A JP12745692 A JP 12745692A JP H05323504 A JPH05323504 A JP H05323504A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 すぐれた帯電防止性を有し、かつ膜物性の劣
化がなく、耐傷性にもすぐれたハロゲン化銀感光材料を
提供する。 【構成】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳
剤層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層を有する面とは反対
側の面上に帯電防止層を有し、その上に少なくとも1層
の親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料
において、該親水性コロイド層の少なくとも1層にホウ
素を含む水溶性のポリマーを含有することを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料により達成。尚、本発明の好
ましい態様としては、ホウ素を含む水溶性のポリマーが
下記一般式〔I〕で表される有機ホウ素化合物であり、
帯電防止層が水溶性導電性ポリマー、疎水性ポリマー粒
子、硬化剤の反応物からなる層又は金属酸化物を含有す
る層であり、帯電防止層上に塗設される親水性コロイド
層の総ゼラチン量が2.7g/m2以下であることである。 一般式〔I〕 例
化がなく、耐傷性にもすぐれたハロゲン化銀感光材料を
提供する。 【構成】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳
剤層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層を有する面とは反対
側の面上に帯電防止層を有し、その上に少なくとも1層
の親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料
において、該親水性コロイド層の少なくとも1層にホウ
素を含む水溶性のポリマーを含有することを特徴とする
ハロゲン化銀写真感光材料により達成。尚、本発明の好
ましい態様としては、ホウ素を含む水溶性のポリマーが
下記一般式〔I〕で表される有機ホウ素化合物であり、
帯電防止層が水溶性導電性ポリマー、疎水性ポリマー粒
子、硬化剤の反応物からなる層又は金属酸化物を含有す
る層であり、帯電防止層上に塗設される親水性コロイド
層の総ゼラチン量が2.7g/m2以下であることである。 一般式〔I〕 例
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた帯電防止能を有
し、しかも耐傷性に優れたハロゲン化銀写真感光材料に
関する。
し、しかも耐傷性に優れたハロゲン化銀写真感光材料に
関する。
【0002】
【発明の背景】一般にプラスチックフィルムは帯電性が
強く、これが使用上多くの制約を与えている例は多い。
例えばハロゲン化銀写真感光材料においては、ポリエチ
レンテレフタレートのような支持体が一般に使用される
が、特に冬季のような低湿度において帯電し易い。最近
のように高感度写真乳剤を高速度で塗布したり、高感度
の感光材料を自動プリンターを通して露光処理する場
合、特に帯電防止対策が重要である。
強く、これが使用上多くの制約を与えている例は多い。
例えばハロゲン化銀写真感光材料においては、ポリエチ
レンテレフタレートのような支持体が一般に使用される
が、特に冬季のような低湿度において帯電し易い。最近
のように高感度写真乳剤を高速度で塗布したり、高感度
の感光材料を自動プリンターを通して露光処理する場
合、特に帯電防止対策が重要である。
【0003】感光材料が帯電すると、その放電によりス
タチックマークがでたり、またはゴミ等の異物を付着
し、これによりピンホールを発生したりして著しく品質
を劣化し、その修正のため非常に作業性をおとしてしま
う。このため、帯電防止層が設けられるが、乳剤面と反
対側に設けられるのが一般的である。この場合、普通、
帯電防止層の上にさらにハレーション防止層またはカー
リング調整のためのバッキング層が設けられる。しかし
ながらこのようなバッキング層のために帯電防止能が充
分でないという問題を生ずる。この改良策として特開昭
61-174543号ではバッキング層中に導電性ポリマーを含
有する技術が開示されている。
タチックマークがでたり、またはゴミ等の異物を付着
し、これによりピンホールを発生したりして著しく品質
を劣化し、その修正のため非常に作業性をおとしてしま
う。このため、帯電防止層が設けられるが、乳剤面と反
対側に設けられるのが一般的である。この場合、普通、
帯電防止層の上にさらにハレーション防止層またはカー
リング調整のためのバッキング層が設けられる。しかし
ながらこのようなバッキング層のために帯電防止能が充
分でないという問題を生ずる。この改良策として特開昭
61-174543号ではバッキング層中に導電性ポリマーを含
有する技術が開示されている。
【0004】しかし、このような帯電防止を行った場合
にバッキング層の膜物性が劣化し、耐傷性が劣化すると
いう問題があった。
にバッキング層の膜物性が劣化し、耐傷性が劣化すると
いう問題があった。
【0005】
【発明の目的】上記のような問題に対し、本発明の目的
は、優れた帯電防止性を有し、かつ膜物性の劣化がな
く、耐傷性にも優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供
することにある。
は、優れた帯電防止性を有し、かつ膜物性の劣化がな
く、耐傷性にも優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供
することにある。
【0006】
【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なく
とも1層のハロゲン化銀乳剤層を有し、該ハロゲン化銀
乳剤層を有する面とは反対側の面上に帯電防止層を有
し、その上に少なくとも1層の親水性コロイド層を有す
るハロゲン化銀写真感光材料において、該親水性コロイ
ド層の少なくとも1層にホウ素を含む水溶性のポリマー
を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
により達成される。
とも1層のハロゲン化銀乳剤層を有し、該ハロゲン化銀
乳剤層を有する面とは反対側の面上に帯電防止層を有
し、その上に少なくとも1層の親水性コロイド層を有す
るハロゲン化銀写真感光材料において、該親水性コロイ
ド層の少なくとも1層にホウ素を含む水溶性のポリマー
を含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料
により達成される。
【0007】尚、本発明の好ましい態様としては、ホウ
素を含む水溶性のポリマーが上記一般式〔I〕(化1)
で表される有機ホウ素化合物であり、帯電防止層が水溶
性導電性ポリマー、疎水性ポリマー粒子、硬化剤の反応
物からなる層又は金属酸化物を含有する層であり、帯電
防止層上に塗設される親水性コロイド層の総ゼラチン量
が2.7g/m2以下であることである。
素を含む水溶性のポリマーが上記一般式〔I〕(化1)
で表される有機ホウ素化合物であり、帯電防止層が水溶
性導電性ポリマー、疎水性ポリマー粒子、硬化剤の反応
物からなる層又は金属酸化物を含有する層であり、帯電
防止層上に塗設される親水性コロイド層の総ゼラチン量
が2.7g/m2以下であることである。
【0008】以下、本発明について具体的に説明する。
【0009】一般式〔I〕の具体的化合物としては下記
のものが挙げられるが本発明はこれに限定されない。
のものが挙げられるが本発明はこれに限定されない。
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】
【化5】
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】本発明のホウ素化合物含有ポリマーの合成
方法は特開平1-259052号、同1-259051号、同1-266153号
のそれぞれ第4頁、特開平1-230653号の第3頁記載の方
法で合成することができる。また上記化合物はボロンイ
ンターナショナル社より市販されている。該ポリマーの
添加方法としては水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノールなどのアルコール類に溶かして添加すること
ができる。
方法は特開平1-259052号、同1-259051号、同1-266153号
のそれぞれ第4頁、特開平1-230653号の第3頁記載の方
法で合成することができる。また上記化合物はボロンイ
ンターナショナル社より市販されている。該ポリマーの
添加方法としては水、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノールなどのアルコール類に溶かして添加すること
ができる。
【0018】該ポリマーの添加位置は帯電防止層上の少
なくとも1層の親水性コロイド層に添加すればよいが、
塗設された全層に添加した方がより好ましい結果が得ら
れる。該ポリマーの添加量は、付量としては、0.01〜5
g/m2、ゼラチンに対しては帯電防止層上の総ゼラチン量
に対して0.5〜200重量%が好ましく、さらに好ましくは
0.1〜2g/m2、ゼラチンに対しては3〜100重量%であ
る。
なくとも1層の親水性コロイド層に添加すればよいが、
塗設された全層に添加した方がより好ましい結果が得ら
れる。該ポリマーの添加量は、付量としては、0.01〜5
g/m2、ゼラチンに対しては帯電防止層上の総ゼラチン量
に対して0.5〜200重量%が好ましく、さらに好ましくは
0.1〜2g/m2、ゼラチンに対しては3〜100重量%であ
る。
【0019】本発明においては、感光材料としての帯電
防止のために、支持体に対しバッキング側に帯電防止層
を設ける。
防止のために、支持体に対しバッキング側に帯電防止層
を設ける。
【0020】上記帯電防止層は、水溶性導電性ポリマ
ー、疎水性ポリマー粒子及び硬化剤の反応物を含有する
帯電防止層あるいは金属酸化物を含有する帯電防止層等
が好ましい。
ー、疎水性ポリマー粒子及び硬化剤の反応物を含有する
帯電防止層あるいは金属酸化物を含有する帯電防止層等
が好ましい。
【0021】上記水溶性導電性ポリマーとしては、スル
ホン酸基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、3級
アンモニウム塩、カルボキシル基ポリエチレンオキシド
基から選ばれる少なくとも1つの導電性基を有するポリ
マーが挙げられる。これらの基のうちスルホン酸基、硫
酸エステル基、4級アンモニウム塩基が好ましい。導電
性基は水溶性導電性ポリマー1分子当たり5重量%以上
を必要とする。また水溶性の導電性ポリマー中にカルボ
キシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、アジ
リジン基、活性メチレン基、スルフィン酸基、アルデヒ
ド基、ビニルスルホン基等が含まれるが、これらのカル
ボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、ア
ジリジン基、アルデヒド基が含まれていることが好まし
い。これらの基はポリマー1分子当たり5重量%以上含
まれていることが必要である。水溶性導電性ポリマーの
数平均分子量は、3000〜100000であり、好ましくは、35
00〜50000である。
ホン酸基、硫酸エステル基、4級アンモニウム塩、3級
アンモニウム塩、カルボキシル基ポリエチレンオキシド
基から選ばれる少なくとも1つの導電性基を有するポリ
マーが挙げられる。これらの基のうちスルホン酸基、硫
酸エステル基、4級アンモニウム塩基が好ましい。導電
性基は水溶性導電性ポリマー1分子当たり5重量%以上
を必要とする。また水溶性の導電性ポリマー中にカルボ
キシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、アジ
リジン基、活性メチレン基、スルフィン酸基、アルデヒ
ド基、ビニルスルホン基等が含まれるが、これらのカル
ボキシル基、ヒドロキシ基、アミノ基、エポキシ基、ア
ジリジン基、アルデヒド基が含まれていることが好まし
い。これらの基はポリマー1分子当たり5重量%以上含
まれていることが必要である。水溶性導電性ポリマーの
数平均分子量は、3000〜100000であり、好ましくは、35
00〜50000である。
【0022】水溶性導電性ポリマーの化合物としては、
特願平2-146629号第6頁〜第11頁記載のA-1〜A-21が挙
げられ、以下にその代表例を挙げるがこれに限定される
ものではない。
特願平2-146629号第6頁〜第11頁記載のA-1〜A-21が挙
げられ、以下にその代表例を挙げるがこれに限定される
ものではない。
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】尚、上記P−1〜P−10において、Mnは平
均分子量(本明細書中、平均分子量とは数平均分子量を
示す。)を表し、ポリエチレングリコール換算で表した
GPCによる測定値によるものである。
均分子量(本明細書中、平均分子量とは数平均分子量を
示す。)を表し、ポリエチレングリコール換算で表した
GPCによる測定値によるものである。
【0027】また、帯電防止層中に含有させる疎水性ポ
リマー粒子は、実質的に水に溶解しない所謂ラテックス
で構成されている。この疎水性ポリマーは、スチレン、
スチレン誘導体、アルキルアクリレート、アルキルメタ
クリレート、オレフィン誘導体、ハロゲン化エチレン誘
導体、ビニルエステル誘導体、アクリルニトリル等の中
から任意の組み合わせで選ばれるモノマーを重合して得
られる。特にスチレン誘導体、アルキルアクリレート、
アルキルメタクリレートが少なくとも30モル%含有され
ているのが好ましい。特に50モル%以上が好ましい。
リマー粒子は、実質的に水に溶解しない所謂ラテックス
で構成されている。この疎水性ポリマーは、スチレン、
スチレン誘導体、アルキルアクリレート、アルキルメタ
クリレート、オレフィン誘導体、ハロゲン化エチレン誘
導体、ビニルエステル誘導体、アクリルニトリル等の中
から任意の組み合わせで選ばれるモノマーを重合して得
られる。特にスチレン誘導体、アルキルアクリレート、
アルキルメタクリレートが少なくとも30モル%含有され
ているのが好ましい。特に50モル%以上が好ましい。
【0028】これらの疎水性ポリマーの具体例としては
特願平2-146629号第13頁〜第19頁記載のL−1〜L−26
が挙げられるが、以下にこの代表例を挙げる。
特願平2-146629号第13頁〜第19頁記載のL−1〜L−26
が挙げられるが、以下にこの代表例を挙げる。
【0029】
【化12】
【0030】
【化13】
【0031】
【化14】
【0032】次に硬化剤としては特に制限はないが、エ
ポキシ系、アルデヒド系、ビニルスルホン系、アジリジ
ン系等が用いられ、特にエポキシ系硬化剤を使用するこ
とが好ましい。また上記複数の硬化剤を併用することも
できる。
ポキシ系、アルデヒド系、ビニルスルホン系、アジリジ
ン系等が用いられ、特にエポキシ系硬化剤を使用するこ
とが好ましい。また上記複数の硬化剤を併用することも
できる。
【0033】次にエポキシ系硬化剤はエポキシ基である
化合物であれば特に制限はないが、好ましいエポキシ化
合物としては、ヒドロキシ基又はエーテル縮合を含有す
るものである。本発明においてエポキシ当量は下記一般
式により示される値である。 エポキシ当量=分子量/1分子内のエポキシ基数 この値は例えば新実験化学講座13(1)有機構造P58
(丸善発行)の方法によって比色定量も可能である。
化合物であれば特に制限はないが、好ましいエポキシ化
合物としては、ヒドロキシ基又はエーテル縮合を含有す
るものである。本発明においてエポキシ当量は下記一般
式により示される値である。 エポキシ当量=分子量/1分子内のエポキシ基数 この値は例えば新実験化学講座13(1)有機構造P58
(丸善発行)の方法によって比色定量も可能である。
【0034】エポキシ当量は50〜300が好ましく、更に
好ましくは80〜210である。300以上では硬化が弱く、量
を増やすと塗布性が劣化する。硬化が弱いとスリ傷が発
生し易い。エポキシ当量が50以下では硬化が強いがヘー
ズ及び残色が劣化し、量を減らしても良化しない。
好ましくは80〜210である。300以上では硬化が弱く、量
を増やすと塗布性が劣化する。硬化が弱いとスリ傷が発
生し易い。エポキシ当量が50以下では硬化が強いがヘー
ズ及び残色が劣化し、量を減らしても良化しない。
【0035】エポキシ化合物の具体例としては、特願平
2-146629号記載のE−1〜E−11を挙げることができる
が、以下にその代表例を挙げる。
2-146629号記載のE−1〜E−11を挙げることができる
が、以下にその代表例を挙げる。
【0036】尚( )内の数字はエポキシ当量を表す。
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】エポキシ硬化剤の添加量は5mg/m2〜1g/m
2が好ましい。
2が好ましい。
【0040】添加位置は帯電防止層以外にも、下引層及
び、乳剤層、バッキング層、保護層などの親水性コロイ
ド層のいずれにも使用できるが、好ましくは帯電防止層
と帯電防止層に隣接した親水性コロイド層である。
び、乳剤層、バッキング層、保護層などの親水性コロイ
ド層のいずれにも使用できるが、好ましくは帯電防止層
と帯電防止層に隣接した親水性コロイド層である。
【0041】次に帯電防止層が金属酸化物より成る場合
における金属酸化物は、酸化インジウム、酸化スズ或は
アンチモン原子をドープした金属酸化物のいづれか又は
これらの組み合わせを用いることができる。
における金属酸化物は、酸化インジウム、酸化スズ或は
アンチモン原子をドープした金属酸化物のいづれか又は
これらの組み合わせを用いることができる。
【0042】酸化インジウムとしては、酸化第1インジ
ウム、(In2O)と酸化第2インジウム(In2O3)とが知
られているが、本発明では、酸化第2インジウムを用い
るのが好ましい。
ウム、(In2O)と酸化第2インジウム(In2O3)とが知
られているが、本発明では、酸化第2インジウムを用い
るのが好ましい。
【0043】又、酸化スズとしては、酸化第1スズ(Sn
O)と酸化第2スズ(SnO2)が知られているが、本発明
で好ましく用いられるのは酸化第2スズである。
O)と酸化第2スズ(SnO2)が知られているが、本発明
で好ましく用いられるのは酸化第2スズである。
【0044】アンチモン原子をドープした金属酸化物と
しては具体的には、酸化スズ及び酸化イリジウムを挙げ
ることができる。前記金属酸化物にアンチモンをドーピ
ングするには、スズやインジウムのハロゲン化物、アル
コキシ化物あるいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲ
ン化物あるいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲン化
物、アルコキシ化物あるいは硝酸塩化物と混合して酸化
焼成して得ることができる。これらの金属化合物は、例
えば、日本イットリウム株式会社など金属化合物のメー
カーから容易に入手することができる。またアンチモン
をドープする際の好ましい含有率は、スズやインジウム
に対して0.5〜10%の重量%が好ましい。これらの金属
酸化物の平均粒径は0.01μ〜1μが好ましい。これらの
金属酸化物の添加方法は、ゼラチンなどの親水性コロイ
ドに分散、あるいはアクリル酸やマレイン酸などの高分
子化合物に分散して添加することが好ましい。バインダ
ー当たりの担持の割合は1〜100重量%が好ましい。
しては具体的には、酸化スズ及び酸化イリジウムを挙げ
ることができる。前記金属酸化物にアンチモンをドーピ
ングするには、スズやインジウムのハロゲン化物、アル
コキシ化物あるいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲ
ン化物あるいは硝酸塩化合物とアンチモンのハロゲン化
物、アルコキシ化物あるいは硝酸塩化物と混合して酸化
焼成して得ることができる。これらの金属化合物は、例
えば、日本イットリウム株式会社など金属化合物のメー
カーから容易に入手することができる。またアンチモン
をドープする際の好ましい含有率は、スズやインジウム
に対して0.5〜10%の重量%が好ましい。これらの金属
酸化物の平均粒径は0.01μ〜1μが好ましい。これらの
金属酸化物の添加方法は、ゼラチンなどの親水性コロイ
ドに分散、あるいはアクリル酸やマレイン酸などの高分
子化合物に分散して添加することが好ましい。バインダ
ー当たりの担持の割合は1〜100重量%が好ましい。
【0045】本発明の帯電防止層の膜面pHとしては、8.
0以下が好ましいが、低すぎても膜の安定性から好まし
くない。特に好ましくは3.0〜7.5である。
0以下が好ましいが、低すぎても膜の安定性から好まし
くない。特に好ましくは3.0〜7.5である。
【0046】本発明では帯電防止層が透明支持体上に塗
設される。透明支持体は写真用のもの全てが使えるが好
ましくは、可視光を90%以上透過するように作られたポ
リエチレンテレフタレート又セルローストリアセテート
である。
設される。透明支持体は写真用のもの全てが使えるが好
ましくは、可視光を90%以上透過するように作られたポ
リエチレンテレフタレート又セルローストリアセテート
である。
【0047】これらの透明支持体は、当業者に良く知ら
れた方法で作成されるものであるが、場合によっては光
透過を実質的に阻害しないように染料を若干添加して青
味付けしたりしても良い。
れた方法で作成されるものであるが、場合によっては光
透過を実質的に阻害しないように染料を若干添加して青
味付けしたりしても良い。
【0048】本発明の支持体は、コロナ放電処理をした
後ラテックスポリマーを含有する下引層が塗設されてい
てもよい。コロナ放電処理は、エネルギー値として1mW
〜1KW/(m2・min)が特に好ましく適用される。又特に好
ましくは、ラテックス下引層塗布後帯電防止層を塗設す
る前にコロナ放電処理を再度行うとよい。
後ラテックスポリマーを含有する下引層が塗設されてい
てもよい。コロナ放電処理は、エネルギー値として1mW
〜1KW/(m2・min)が特に好ましく適用される。又特に好
ましくは、ラテックス下引層塗布後帯電防止層を塗設す
る前にコロナ放電処理を再度行うとよい。
【0049】本発明における親水性コロイド層とは、ゼ
ラチンを主たるバインダーとする層のことを意味する
が、帯電防止層、下引層はこれには含まれない。
ラチンを主たるバインダーとする層のことを意味する
が、帯電防止層、下引層はこれには含まれない。
【0050】ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか
酸処理ゼラチン、ビュレチン・オブ・ソサエティー・オ
ブ・ジャパン(Bull.Soc.Sci.Phot.Japan)No16,30頁
(1966)に記載されたような酸処理ゼラチンをもちいて
もよく、又ゼラチンの加水分解物や酵素分解物も用いる
ことができる。ゼラチン誘導体として、ゼラチンに例え
ば酸ハライド、酸無水物、イソシアナート類、プロモ酢
酸、アルカンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マ
レインイミド化合物類、ポリアルキレオンキシド類、エ
ポキシ化合物類等種々の化合物を反応させて得られるも
のが用いられる。その具体例は米国特許2,614,928号、
同3,131,945号、同3,186,846号、同3,312,553号、英国
特許861,414号、同1,033,189号、同1,055,784号、特公
昭42-26845号などに記載されている。
酸処理ゼラチン、ビュレチン・オブ・ソサエティー・オ
ブ・ジャパン(Bull.Soc.Sci.Phot.Japan)No16,30頁
(1966)に記載されたような酸処理ゼラチンをもちいて
もよく、又ゼラチンの加水分解物や酵素分解物も用いる
ことができる。ゼラチン誘導体として、ゼラチンに例え
ば酸ハライド、酸無水物、イソシアナート類、プロモ酢
酸、アルカンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マ
レインイミド化合物類、ポリアルキレオンキシド類、エ
ポキシ化合物類等種々の化合物を反応させて得られるも
のが用いられる。その具体例は米国特許2,614,928号、
同3,131,945号、同3,186,846号、同3,312,553号、英国
特許861,414号、同1,033,189号、同1,055,784号、特公
昭42-26845号などに記載されている。
【0051】支持体上に塗設される親水性コロイド層中
の総ゼラチン量は、帯電防止層上に設けられる全ての親
水性コロイド層に含まれるゼラチン量で4mg/m2以下で
あれば良いが、2.7g/m2以下の場合に特にその効果があ
らわれる。
の総ゼラチン量は、帯電防止層上に設けられる全ての親
水性コロイド層に含まれるゼラチン量で4mg/m2以下で
あれば良いが、2.7g/m2以下の場合に特にその効果があ
らわれる。
【0052】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
る。なお、当然のことではあるが、本発明は以下述べる
実施例に限定されるものではない。
る。なお、当然のことではあるが、本発明は以下述べる
実施例に限定されるものではない。
【0053】実施例1 (帯電防止層の塗布)10W/(m2・min)の強度でコロナ放電
した後、塩化ビニリデン下引処理したポリエチレンテレ
フタレート支持体上に再び10W/(m2・min)の強度でコロナ
放電した後、下記組成の帯電防止層を塗布した。
した後、塩化ビニリデン下引処理したポリエチレンテレ
フタレート支持体上に再び10W/(m2・min)の強度でコロナ
放電した後、下記組成の帯電防止層を塗布した。
【0054】 水溶性導電性ポリマー (P−3) 0.7g/m2 疎水性ポリマーラテックス(L−3) 0.2g/m2 硫酸アンモニウム 20mg/m2 硬化剤(E−1) 0.1g/m2 硬化剤(E−6) 0.1g/m2 ポリエチレングリコール(分子量600) 5mg/m2 塗布は、ロールフィットコーティングパン、およびエア
ーナイフを使用して塗布速度90m/minで塗布した。尚、
乾燥は90℃で総括熱伝達係数25Kcal/(m2・hr・℃)で30
秒間行い、続いて140℃90秒で行った。乾燥後のこの層
の膜厚は1μであった。
ーナイフを使用して塗布速度90m/minで塗布した。尚、
乾燥は90℃で総括熱伝達係数25Kcal/(m2・hr・℃)で30
秒間行い、続いて140℃90秒で行った。乾燥後のこの層
の膜厚は1μであった。
【0055】(ラテックスLaの合成)水40 lにゼラチ
ンを0.125Kgおよび過硫酸アンモニウム0.05Kgを加えた
液にドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ7.5gを加え、液
温を50℃で撹拌しつつ、窒素雰囲気下で下記に示すモノ
マー(ア)〜(エ)の混合液(35℃)をできあがりの平
均粒径が0.10μとなるような速度で添加し、その後3時
間撹拌後過硫酸アンモニウム0.05Kgを加えて1.5時間撹
拌、反応終了後更に1時間水蒸気蒸留して残留モノマー
を除去したのち、室温まで冷却してから、アンモニアを
用いてpHを6.0に調整した。得られたラテックス液は水
で75.0Kgに仕上げた。
ンを0.125Kgおよび過硫酸アンモニウム0.05Kgを加えた
液にドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ7.5gを加え、液
温を50℃で撹拌しつつ、窒素雰囲気下で下記に示すモノ
マー(ア)〜(エ)の混合液(35℃)をできあがりの平
均粒径が0.10μとなるような速度で添加し、その後3時
間撹拌後過硫酸アンモニウム0.05Kgを加えて1.5時間撹
拌、反応終了後更に1時間水蒸気蒸留して残留モノマー
を除去したのち、室温まで冷却してから、アンモニアを
用いてpHを6.0に調整した。得られたラテックス液は水
で75.0Kgに仕上げた。
【0056】 (ア)エチルアクリレート 5.0Kg (イ)スチレン 3.0Kg (ウ)メチルメタクリレート 1.4kg (エ)2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ソーダ 0.6kg (乳剤調製)硝酸銀溶液と、塩化ナトリウム及び臭化カ
リウム水溶液に6塩化ロジウム錯体を8×10-5mol/Agm
olとなるように加えた溶液を、ゼラチン溶液中に流量制
御しながら同時添加し、脱塩後、粒径0.13μ、臭化銀1
モル%を含む立方晶、単分散、塩臭化銀乳剤を得た。
リウム水溶液に6塩化ロジウム錯体を8×10-5mol/Agm
olとなるように加えた溶液を、ゼラチン溶液中に流量制
御しながら同時添加し、脱塩後、粒径0.13μ、臭化銀1
モル%を含む立方晶、単分散、塩臭化銀乳剤を得た。
【0057】この乳剤を通常の方法で硫黄増感して、安
定剤として6-メチル-4-ヒドロキシ-1,3,3a,7テトラザ
インデンを添加後、ゼラチンが1.2g/m2となるようにゼ
ラチンを添加後、下記の添加剤を加えて乳剤塗布液E−
0を調製し、ついで乳剤保護層塗布液P-0、バッキン
グ層塗布液B-0、バッキング保護層塗布液BP-0を下
記組成にて調製した。
定剤として6-メチル-4-ヒドロキシ-1,3,3a,7テトラザ
インデンを添加後、ゼラチンが1.2g/m2となるようにゼ
ラチンを添加後、下記の添加剤を加えて乳剤塗布液E−
0を調製し、ついで乳剤保護層塗布液P-0、バッキン
グ層塗布液B-0、バッキング保護層塗布液BP-0を下
記組成にて調製した。
【0058】 (乳剤塗布液E−0) 臭化カリウム 5mg/m2 化合物(a) 1mg/m2 NaOH(0.5N) pH5.6に調整 化合物(b) 40mg/m2 化合物(c) 30mg/m2 サポニン(20%) 0.5cc/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ 20mg/m2 5-メチルベンゾトリアゾール 10mg/m2 化合物(d) 2mg/m2 化合物(e) 10mg 化合物(f) 6mg/m2 ラテックスLa 1.0g/m2 スチレン-マレイン酸共重合ポリマー(増粘剤) 90mg/m2
【0059】
【化17】
【0060】
【化18】
【0061】 (乳剤保護層塗布液P−0) ゼラチン 1.1g/m2 化合物(g)(1%) 25cc/m2 化合物(h) 120mg/m2 化合物(Fa) 2mg/m2 球状単分散シリカ(8μm) 20mg/m2 〃 (3μm) 10mg/m2 化合物(i) 100mg/m2 クエン酸 pH6.0に調整 スチレン-マレイン酸共重合ポリマー(増粘剤) 100mg/m2 (バッキング層塗布液B-0) ゼラチン 1.9g/m2 化合物(j) 100mg/m2 化合物(k) 18mg/m2 化合物(l) 100mg/m2 サボニン(20%) 0.6cc/m2 ラテックス(m) 300mg/m2 5-ニトロインダゾール 20mg/m2 スチレン-マレイン酸共重合ポリマー(増粘剤) 45mg/m2 グリオキザール 4mg/m2 化合物(n)エポキシ硬化剤 10mg/m2 (バッキング保護層塗布液BP-0) ゼラチン 0.7g/m2 化合物(g)(1%) 2cc/m2 球状ポリメチルメタクリレート(4μ) 25mg/m2 塩化ナトリウム 70mg/m2 グリオキザール 22mg/m2 化合物(o) 100mg/m2
【0062】
【化19】
【0063】
【化20】
【0064】
【化21】
【0065】このベース上にまず乳剤面側として支持体
に近い側より乳剤層、乳剤保護層の順に、35℃に保ち
ながらスライドホッパー方式により硬膜剤液を加えなが
ら同時重層塗布し、冷風セットゾーン(5℃)を通過さ
せた後、支持体の帯電防止層を有する面にバッキング層
及びバッキング保護層をやはりスライドホッパーにて硬
膜剤を加えながら塗布し、冷風セット(5℃)した。各
々のセットゾーンを通過した時点では、塗布液は、充分
なセット性を示した。引き続き乾燥ゾーンにて両面を同
時に下記乾燥条件にて乾燥した。尚、バッキング面側を
塗布した後は巻取りまではローラー、その他には一切無
接触の状態で搬送した。このとき塗布速度は、150m/mi
nであった。
に近い側より乳剤層、乳剤保護層の順に、35℃に保ち
ながらスライドホッパー方式により硬膜剤液を加えなが
ら同時重層塗布し、冷風セットゾーン(5℃)を通過さ
せた後、支持体の帯電防止層を有する面にバッキング層
及びバッキング保護層をやはりスライドホッパーにて硬
膜剤を加えながら塗布し、冷風セット(5℃)した。各
々のセットゾーンを通過した時点では、塗布液は、充分
なセット性を示した。引き続き乾燥ゾーンにて両面を同
時に下記乾燥条件にて乾燥した。尚、バッキング面側を
塗布した後は巻取りまではローラー、その他には一切無
接触の状態で搬送した。このとき塗布速度は、150m/mi
nであった。
【0066】(乾燥条件)セット後H2O/ゼラチンの重
量比が800%となるまで30℃の乾燥風で乾燥し、800〜20
0%を35℃(30%)の乾燥風で乾燥させ、そのまま風をあ
て、表面温度34℃となった時点(乾燥終了とみなす)よ
り30秒後に下表に示すような条件の空気で1分乾燥し
た。このとき、乾燥時間は乾燥開始〜H2O/Gel比800%
までが50秒、800%〜200%までが35秒、200%〜乾燥終
了までが5秒である。
量比が800%となるまで30℃の乾燥風で乾燥し、800〜20
0%を35℃(30%)の乾燥風で乾燥させ、そのまま風をあ
て、表面温度34℃となった時点(乾燥終了とみなす)よ
り30秒後に下表に示すような条件の空気で1分乾燥し
た。このとき、乾燥時間は乾燥開始〜H2O/Gel比800%
までが50秒、800%〜200%までが35秒、200%〜乾燥終
了までが5秒である。
【0067】この感光材料を23℃40%で巻取り、ついで
同環境下で断裁し、同環境下で3時間調湿したバリアー
袋に、(40℃10%で8時間調湿した後23℃40%に2時間
調湿してある)厚紙と共に密封した。
同環境下で断裁し、同環境下で3時間調湿したバリアー
袋に、(40℃10%で8時間調湿した後23℃40%に2時間
調湿してある)厚紙と共に密封した。
【0068】以上の様にして作製した感光材料において
塗布銀量は、3.5g/m2であった。
塗布銀量は、3.5g/m2であった。
【0069】さらにバッキング層B-0を分割し、具体
例の化合物(1)〜(5)を塗布液pHを5.4に調整した
後、100mg/m2になるように添加した。又、比較として特
開昭61-174543号の実施例3記載にあてはまる下記化合
物Pを同量添加した水準をつくった。
例の化合物(1)〜(5)を塗布液pHを5.4に調整した
後、100mg/m2になるように添加した。又、比較として特
開昭61-174543号の実施例3記載にあてはまる下記化合
物Pを同量添加した水準をつくった。
【0070】
【化22】
【0071】得られた試料No.1〜7について表面比抵
抗及び耐傷性を下記のように評価した。
抗及び耐傷性を下記のように評価した。
【0072】(表面比抵抗の評価)得られた各試料を23
℃、20%RHで2時間調湿し、同環境下において、帯電防
止層が設けてある側の表面比抵抗を川口電機[株]製の
超絶縁計R-503を用いて測定した。 (耐傷性評価)得られた各試料を下記組成の現像液に28
℃で30秒間浸漬後、新東科学[株]製のHEIDEN 18型連
続荷重式引掻試験器にて荷重0〜200gの範囲で0.25mmφ
のサフアイア針にて引っ掻いた後、水洗乾燥し、明らか
に傷が付き始める荷重を読み取った。従って数値は大き
い方がより大きな荷重に耐え得ることを示す。
℃、20%RHで2時間調湿し、同環境下において、帯電防
止層が設けてある側の表面比抵抗を川口電機[株]製の
超絶縁計R-503を用いて測定した。 (耐傷性評価)得られた各試料を下記組成の現像液に28
℃で30秒間浸漬後、新東科学[株]製のHEIDEN 18型連
続荷重式引掻試験器にて荷重0〜200gの範囲で0.25mmφ
のサフアイア針にて引っ掻いた後、水洗乾燥し、明らか
に傷が付き始める荷重を読み取った。従って数値は大き
い方がより大きな荷重に耐え得ることを示す。
【0073】 〔現像液処方〕 (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%W/V水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5-メチルベンゾトリアゾール 200mg 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.9にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50mg エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 5-ニトロインダゾール 110mg 1-フェニル-3-ピラゾリドン 500mg 現像液の使用時に水500ml中に上記組成物A、組成物B
の順に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。
の順に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。
【0074】結果を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】表1の結果から本発明の化合物を添加した
試料は添加しない試料、比較試料に比べ優れた帯電防止
性、耐傷性を兼ね備えていることが分かる。
試料は添加しない試料、比較試料に比べ優れた帯電防止
性、耐傷性を兼ね備えていることが分かる。
【0077】実施例2 実施例1における使用化合物(4)の添加量を変えてそ
の影響を調べた。結果を表2に示す。
の影響を調べた。結果を表2に示す。
【0078】
【表2】
【0079】この結果から添加量としては10mg/m2〜5g
/m2が良好な結果を示し、0.1〜2.0g/m2がさらに好まし
い結果が得られることが分かる。
/m2が良好な結果を示し、0.1〜2.0g/m2がさらに好まし
い結果が得られることが分かる。
【0080】実施例3 バッキング層及び/又はバッキング保護層に化合物
(5)を添加した場合、表3の結果を得た。
(5)を添加した場合、表3の結果を得た。
【0081】
【表3】
【0082】この結果から、本発明の化合物の添加はい
ずれの層でも効果があるが、バッキング層及びバッキン
グ保護層に添加した場合が最も効果的であることが分か
る。 実施例4 実施例3のNo.16において、ゼラチンの付量を変えてそ
の効果を調べた。
ずれの層でも効果があるが、バッキング層及びバッキン
グ保護層に添加した場合が最も効果的であることが分か
る。 実施例4 実施例3のNo.16において、ゼラチンの付量を変えてそ
の効果を調べた。
【0083】結果を表4に示す。
【0084】
【表4】
【0085】この結果からゼラチン付量としては2.7g/m
2以下がより好ましい結果が得られることが分かる。
2以下がより好ましい結果が得られることが分かる。
【0086】実施例5 帯電防止層を下記のものにする以外は実施例1と全く同
様にした結果、実施例1と同様の結果が得られた。
様にした結果、実施例1と同様の結果が得られた。
【0087】(金属酸化物帯電防止層)ポリマー帯電防
止層と同様にして下記組成の金属酸化物帯電防止層を塗
布した。
止層と同様にして下記組成の金属酸化物帯電防止層を塗
布した。
【0088】 ゼラチン 0.2g/m2 スチレン−マレイン酸共重合体 50mg/m2 ポリエチレングリコール 2.0mg/m2 金属酸化物(酸化スズ-アンチモンドープ) 0.1g/m2 硬化剤(E-2) 50mg/m2
【0089】
【発明の効果】本発明により、優れた帯電防止性を有
し、かつ膜物性の劣化がなく、耐傷性にも優れたハロゲ
ン化銀写真感光材料を提供することができた。
し、かつ膜物性の劣化がなく、耐傷性にも優れたハロゲ
ン化銀写真感光材料を提供することができた。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有し、該ハロゲン化銀乳剤層を有する面とは
反対側の面上に帯電防止層を有し、その上に少なくとも
1層の親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光
材料において、該親水性コロイド層の少なくとも1層に
ホウ素を含む水溶性のポリマーを含有することを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項2】 ホウ素を含む水溶性のポリマーが下記一
般式〔I〕で表される有機ホウ素化合物であることを特
徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 - 【請求項3】 帯電防止層が水溶性導電性ポリマー、疎
水性ポリマー粒子、硬化剤の反応物からなる層又は金属
酸化物を含有する層であることを特徴とする請求項1記
載のハロゲン化銀写真感光材料。 - 【請求項4】 帯電防止層上に塗設される親水性コロイ
ド層の総ゼラチン量が2.7g/m2以下であることを特徴と
する請求項1記載のハロゲン化銀写真感光材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12745692A JPH05323504A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12745692A JPH05323504A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05323504A true JPH05323504A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14960384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12745692A Pending JPH05323504A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05323504A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0927910A1 (en) * | 1997-12-31 | 1999-07-07 | Eastman Kodak Company | Hydrophilic colloid composition |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12745692A patent/JPH05323504A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0927910A1 (en) * | 1997-12-31 | 1999-07-07 | Eastman Kodak Company | Hydrophilic colloid composition |
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