JPH0532349Y2 - - Google Patents

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JPH0532349Y2
JPH0532349Y2 JP1987164052U JP16405287U JPH0532349Y2 JP H0532349 Y2 JPH0532349 Y2 JP H0532349Y2 JP 1987164052 U JP1987164052 U JP 1987164052U JP 16405287 U JP16405287 U JP 16405287U JP H0532349 Y2 JPH0532349 Y2 JP H0532349Y2
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headrest
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JP1987164052U
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JPH0167145U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、リヤパーセルの上面に形成された
凹部内に収納可能な車両用ヘツドレスト装置に関
する。
《従来の技術》 追突時における乗員の頭部を保護するために、
車両用シートにはヘツドレストの装着が義務付け
られている。しかしながら、リヤシートのヘツド
レストは、運転者のバツクミラーによる後方視界
の妨げとなりやすいので、ヘツドレストを使用し
ないときに、これを前に倒したりまたは後に倒し
たりできるようにしたヘツドレストが開発されて
いる。
《考案が解決しようとする問題点》 ヘツドレストを後に倒してリヤパーセルの上面
に形成された凹部内に収容するタイプのヘツドレ
ストとして、例えば特開昭60−71342号公報に記
載されたものが知られている。これは、ヘツドレ
ストステーの基端部をリヤパーセルのヘツドレス
ト収納凹部の縁部に回動可能に取り付けたもの
で、リヤパーセルは固定構造になつている。
しかしながら、リヤパーセルが取り外し可能な
車両もあるので、このような車両の場合、ヘツド
レストをリヤパーセルに取り付けると、リヤパー
セルを取り外しかつヘツドレストを使用したい場
合には対応できなくなる。また取り外し可能なリ
ヤパーセルにヘツドレストを取り付けると、強度
的な問題もある。
そこでこの考案の目的は、取り外し可能なリヤ
パーセルの上面に形成された凹部に収納可能でか
つ強度的にも優れた車両用ヘツドレスト装置を提
供することにある。
《問題点を解決するための手段》 この考案による車両用ヘツドレスト装置は、リ
ヤシートのバツクフレームの上部に固定されたス
テー支持ブラケツトにロツク機構を介して回動可
能に取り付けられたステーと、リヤパーセルのヘ
ツドレスト収納凹部に連通するスリツトを通して
延出するステーの先端部に着脱可能に取り付けら
れたヘツドレスト本体とを備えている。
《作用》 ヘツドレスト本体がステーの先端部に着脱可能
になつているので、ヘツドレスト本体をステーか
ら取り外すことによりリヤパーセルを取り外すこ
とができる。またヘツドレスト本体をステーに取
り付けたままリヤパーセルを取り外すことができ
る。さらにヘツドレストステーがリヤシートのバ
ツクフレームに固定されているので強度的にも確
実なものとなる。
《実施例》 第1図および第2図には、この考案の一実施例
が示されている。シートバツク1は、バツクフレ
ーム2とパツド3とからなり、その上に図示され
ない表皮が被せられている。リヤパーセル4は、
自動車の後部荷室の上部を覆うように車体に取り
外し可能に設けられている。
ヘツドレスト5は、シートバツク1のバツクフ
レーム2に固着された一対のステー支持ブラケツ
ト6と、これらステー支持ブラケツト6の間にロ
ツク機構7を介して回動可能に取り付けられた連
結板8と、連結板8に固着された一対のステー9
と、ステー9の先端部にロツク機構10を介して
着脱可能に取り付けられたヘツドレスト本体11
とからなる。
リヤパーセル4の上面には、ヘツドレスト本体
4を収納するための凹部12が形成されていて、
その前壁12aには、ステー9を挿通してステー
9の移動を許容するための一対のスリツト13が
縦方向に向けて形成されている。したがつて、リ
ヤパーセル4の取り外しは、ステー9からヘツド
レスト本体11を取り外した状態で行なわれる。
ヘツドレスト本体11は、その内部のフレーム
14に筒状の一対のステーホルダーブラケツト1
5が固着されており、その回りをパツド16が覆
つた後、図示されない表皮で被覆される。
ヘツドレスト本体11は、第2図に実線で示す
使用位置と、鎖線で示す約90度回転してリヤパー
セル4の凹部12に収容された格納位置とを取
り、それぞれの位置は、ステー支持ブラケツト6
と連結板8との間に設けられたロツク機構7によ
り維持される。
ロツク機構7は、第3図に示すように、連結板
8の側壁8a外側に回動可能に設けられたラチエ
ツト爪17と、ラチエツト爪17の外側に突設さ
れたピン18および連結板側壁8a外側に突設さ
れたピン19の間に掛け渡された引張コイルばね
20と、連結板側壁8a外側に突設されたストツ
パピン21と、ステー支持ブラケツト6の側壁6
aの内側に固着されたラチエツトホイール22お
よびその回りの内側に突設された上部反転ピン2
3および下部反転ピン24とを備え、ステー支持
ブラケツト6と連結板8とは、ボルト25および
ナツト26により回動可能に連結されている。こ
のような構造は反対側のステー支持ブラケツト6
にも設けられている。
このロツク機構7の動作を第4図を参照して説
明すると、まずヘツドレスト本体11が第2図で
示す使用位置に位置するときは、第4図Aに示す
ようにラチエツト爪17の先端部17aがラチエ
ツトホイール22の歯に噛み合つてヘツドレスト
本体11の時計回り方向の回動を阻止している。
したがつて、ヘツドレスト本体11は、着座者の
頭部の後方への圧力を支持できるようになつてい
る。そしてヘツドレスト本体11を格納位置へ移
動させたいときは、第4図Bのようにヘツドレス
ト本体11を反時計回方向に僅かに移動させる
と、ラチエツト爪17の後端部17bが上部反転
ピン23に当つてラチエツト爪17が反時計回り
に反転し、引張コイルばね20が死点を越えてラ
チエツト爪17を反時計回りに回動に付勢すると
ともに、ストツパピン21がこの回動を阻止して
その状態を保持する。そしてこの状態ではラチエ
ツト爪17の先端部17aおよび後端部17bと
もラチエツトホイール22の歯に当たらないの
で、そのままヘツドレスト本体11を時計回り方
向に回動させてリヤパーセル4の凹部12内に格
納することができる。そしてこの格納位置に至る
と同時に第4図Cに示すようにラチエツト爪17
の先端部17aが下部反転ピン24に当つて反転
し、引張コイルばね20が死点を越えてラチエツ
ト爪17を時計回り方向に回動付勢して、その先
端部17aをラチエツトホイール22の歯に噛み
合わせる。そして再びヘツドレスト本体11を使
用位置へ移動させたいときは、ヘツドレスト本体
11を反時計回り方向へ回動させれば、ラチエツ
ト爪17の先端部17aがラチエツトホイール2
2の歯の上を滑つて移動し、第4図Aの使用位置
に至る。この使用位置に至るまでは、ラチエツト
爪17をラチエツトホイール22の任意の歯に噛
み合せることにより、ヘツドレスト本体11を任
意の位置で固定することができ、ヘツドレスト本
体11の角度調整を行なうことができる。
ヘツドレスト本体11をステー9に着脱可能に
取り付けるためのロツク機構は、第5図に示すよ
うに、ヘツドレスト本体11内のフレーム14に
固着された筒状のステーホルダーブラケツト15
と、このブラケツト15内に装着されるステーホ
ルダー27と、このステーホルダー27の下部に
一体に設けられたロツク部28とからなる。ステ
ーホルダー27は、ステー9が挿入可能に円筒状
をなし、その上部には摺り割り29を備えた膨出
部30を有し、この膨出部30を内側に撓めてブ
ラケツト15内に下側から挿入してブラケツト1
5の上端部から突出させるとともに、ホルダー2
7の位置決め突起31とブラケツト15の溝32
とを嵌合させてロツク部28の位置決めを行な
う。
ロツク部28は、ケース33内の軸34により
回動可能に支持された枠状のロツクプレート35
と、ロツクプレート35を上方に押圧付勢する圧
縮コイルばね36と、ロツクプレート35のケー
ス33外側に伸びた端部に取り付けられた操作ボ
タン37とからなる。一方、ステー9には、ロツ
クプレート35の内側縁35aに係合可能な溝3
8が形成されている。したがつて、ブラケツト1
5に固定されたステーホルダー27内にステー9
を挿入して、溝38がロツクプレート35の内側
縁35aに至ると両者が係合して、ステー9に対
するホルダー27の固定が行なわれる。ホルダー
27すなわちヘツドレスト本体11をステー9か
ら外したい場合は、操作ボタン37を上方に押す
ことにより、ロツクプレート35の内側縁35a
が下方に移動しながら半径方向外側に遠ざかるの
で、内側縁35aと溝38との係合が外れ、ヘツ
ドレスト本体11を上方に引き抜くことができ
る。
このように、ヘツドレスト本体11をステー9
から取り外すことができるので、リヤパーセル4
も取り外すことができ、自動車後部の荷室の拡大
を図ることができる。そしてこの状態でのヘツド
レスト5の使用も可能になる。
さらに第6図に示すように、リヤパーセル4に
設けたスリツト13をリヤパーセル4の前端縁ま
で延長して開放すれば、シートバツク1が前倒し
可能な場合に、ヘツドレスト本体11をステー9
から取り外すことなくシートバツク1の前倒しが
可能であり、またリヤパーセル4の取り外し可能
である。
さらにまた、シートバツクが前倒し可能な場
合、シートバツクを前倒しした際にその上部のヘ
ツドレストがフロントシートに当つて邪魔になる
ので、従来はこれを取り外さなくてはならなかつ
たが、この考案ではヘツドレスト本体11を格納
位置に保持しておくことにより、ヘツドレスト5
をシートバツク1に取り付けたままシートバツク
1を前倒しすることができる。
《考案の効果》 以上のように、この考案による車両用ヘツドレ
スト装置は、取り外し可能なリヤパーセルの上面
に形成された凹部内に収納可能な車両用ヘツドレ
スト装置であつて、リヤシートのバツクフレーム
の上部に固定されたステー支持ブラケツトと、前
記ステー支持ブラケツトにロツク機構を介して回
動可能に取り付けられたステーと、前記リヤパー
セルのヘツドレスト収納凹部に連通するスリツト
を通して延出する前記ステーの先端部に着脱可能
に取り付けられたヘツドレスト本体とを備えたこ
とから、ヘツドレストをリヤパーセル上面の凹部
内に格納でき、ヘツドレスト不使用時に運転者の
後方視界の妨げになることがない。またヘツドレ
スト本体は、ステーに対し着脱可能になつている
ことから、ヘツドレスト本体を取り外した状態で
は、ステーとは別体となつており、この結果、従
来のヘツドレストのようにステーごと取り外す場
合に比して、突起物がなくなり、ヘツドレスト
は、収納凹部に納めなくとも、シートクツシヨン
等どこでも簡単に載置しておくことができ、非常
に便利である。そして、ヘツドレスト本体をシー
トクツシヨン等に載置すれば、収納凹部は小物入
れとしての機能を果たし便利である。
また、この考案による車両用ヘツドレスト装置
は、ステーにヘツドレスト本体を着脱可能に取り
付けるものであり、このヘツドレスト本体をステ
ーから取り外せば、ステーがリヤパーセルのヘツ
ドレスト収納凹部に連通するスリツトを通して延
出しているので、ステーを装着したままでも、リ
ヤパーセルを取り外すことができ、この点からも
非常に便利である。
また、この考案のステーは、シートバツクフレ
ームに取り付けられているので、従来のリヤパー
セルに取り付けるものに比して、ヘツドレストの
取付強度または支持強度が増大することとなり、
安全面においても工夫されているものといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す部分分解
斜視図、第2図は、同実施例の概略断面図、第3
図は、同実施例におけるロツク機構の分解斜視
図、第4図A,B,Cは、同ロツク機構の作動説
明図、第5図は、同実施例における別のロツク機
構の分解斜視図、第6図は、この考案の別の実施
例を示す部分分解斜視図である。 1……シートバツク、2……バツクフレーム、
3……パツド、4……リヤパーセル、5……ヘツ
ドレスト、6……ステー支持ブラケツト、7……
ロツク機構、8……連結板、9……ステー、10
……ロツク機構、11……ヘツドレスト本体、1
2……ヘツドレスト収納凹部、13……スリツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取り外し可能なリヤパーセルの上面に形成され
    た凹部内に収納可能な車両用ヘツドレスト装置で
    あつて、リヤシートのバツクフレームの上部に固
    定されたステー支持ブラケツトと、前記ステー支
    持ブラケツトにロツク機構を介して回動可能に取
    り付けられたステーと、前記リヤパーセルのヘツ
    ドレスト収納凹部に連通するスリツトを通して延
    出する前記ステーの先端部に着脱可能に取り付け
    られたヘツドレスト本体とを備えた車両用ヘツド
    レスト装置。
JP1987164052U 1987-10-27 1987-10-27 Expired - Lifetime JPH0532349Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071343A (ja) * 1983-09-10 1985-04-23 ダイムラー‐ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト 自動車における複数の保持腕をもつ頭支え

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6071343A (ja) * 1983-09-10 1985-04-23 ダイムラー‐ベンツ・アクチエンゲゼルシヤフト 自動車における複数の保持腕をもつ頭支え

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JPH0167145U (ja) 1989-04-28

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