JP2832886B2 - 自動車の後部シート - Google Patents
自動車の後部シートInfo
- Publication number
- JP2832886B2 JP2832886B2 JP63198968A JP19896888A JP2832886B2 JP 2832886 B2 JP2832886 B2 JP 2832886B2 JP 63198968 A JP63198968 A JP 63198968A JP 19896888 A JP19896888 A JP 19896888A JP 2832886 B2 JP2832886 B2 JP 2832886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- backrest
- inclined surface
- rear seat
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車体後部を貨客兼用にできるように後部
シートを折畳むようにしたもので、一層使い勝手がよく
て便利なように改善した自動車の後部シートに関する。
シートを折畳むようにしたもので、一層使い勝手がよく
て便利なように改善した自動車の後部シートに関する。
自動車では、後部シートを折畳むことができて、車体
後部を貨客兼用に使用できるようにしたものがある。一
般的には、後部シートの座部を前方に回動させて起し、
後部シートの背当てを前方に回動させて倒し、背当ての
後側を平らにして荷物を置けるようにしている。例えば
実開昭60−110132号公報参照。この構造では、後部シー
トの座部を起してあるとき、前部シートの背当てを後方
に倒してリクライニングにしようとしても、起した後部
シートの座部に当ってリクライニングにできない不都合
がある。
後部を貨客兼用に使用できるようにしたものがある。一
般的には、後部シートの座部を前方に回動させて起し、
後部シートの背当てを前方に回動させて倒し、背当ての
後側を平らにして荷物を置けるようにしている。例えば
実開昭60−110132号公報参照。この構造では、後部シー
トの座部を起してあるとき、前部シートの背当てを後方
に倒してリクライニングにしようとしても、起した後部
シートの座部に当ってリクライニングにできない不都合
がある。
この発明は、後部シートの座部を使用する状況に応じ
て二通りに折畳むことができて、使い勝手がよくて便利
になる自動車の後部シートを得ることを目的とする。
て二通りに折畳むことができて、使い勝手がよくて便利
になる自動車の後部シートを得ることを目的とする。
以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。
車体のフロア部分は、後部の荷台1の部分が高くして
あり、前フロア2を低い位置にしてあって、その間に段
部3が設けてある。後部シートの背当て4は、下端を荷
台1の前端下側にヒンジ5で回動自在に軸着する。後部
シートの座部6は、前下端を、段部3の前部に、リンク
7を用いて、回動自在に軸着する。後部シートの座部6
の後下端には、フック8が突設してあって、段部3の後
斜面部9に設けたロック金具10に掛止まるようにしてあ
り、レバー11で、ロック金具10を開くことによって、フ
ック8が外れるようにしてある。又、座部6の下面に
は、ストッパー12がバネ13に抗して回動できるように設
けてあり、段部3の前側には、ストッパー12を掛止める
ホルダー14が設けてある。後部シートの背当て4の上端
には、締着バンド15が設けてある。
あり、前フロア2を低い位置にしてあって、その間に段
部3が設けてある。後部シートの背当て4は、下端を荷
台1の前端下側にヒンジ5で回動自在に軸着する。後部
シートの座部6は、前下端を、段部3の前部に、リンク
7を用いて、回動自在に軸着する。後部シートの座部6
の後下端には、フック8が突設してあって、段部3の後
斜面部9に設けたロック金具10に掛止まるようにしてあ
り、レバー11で、ロック金具10を開くことによって、フ
ック8が外れるようにしてある。又、座部6の下面に
は、ストッパー12がバネ13に抗して回動できるように設
けてあり、段部3の前側には、ストッパー12を掛止める
ホルダー14が設けてある。後部シートの背当て4の上端
には、締着バンド15が設けてある。
後部シートをシートとして使用する場合には、第1図
に示すように、背当て4を上向きに立て、座部6のスト
ッパー12をホルダー14に掛止めて、リンク7を立てて固
定し、後端のフック8をロック金具10に止めると、座部
6が固定できて、着座姿勢になる。後部シートを折畳む
ときは、第2図に示すように、フック8をロック金具10
から外し、ストッパ12をホルダー14から外して、後方に
回動させると、リンク7を前方に回動させることができ
て、座部6を低い位置にすることができ、背当て4を前
方に倒して、その上に荷物を置くことができる。このよ
うにすると、前部シートの背当てを自由にリクライニン
グさせることができる。又、荷物が軽くて、自動車のブ
レーキ時などに移動する可能性があるときは、後部シー
トの座部6を、リンク7の前端を中心にして、第2図に
二点鎖線で示すように立てることによって、荷物の移動
止めになる。さらに、締着バンド15をストッパー12の先
端部に巻き、ホックなどで止めることにより、背当て4
と座部6とを固定することができる。この場合は、前部
シートの背当てのリクライニングが、途中までしか使用
できない。
に示すように、背当て4を上向きに立て、座部6のスト
ッパー12をホルダー14に掛止めて、リンク7を立てて固
定し、後端のフック8をロック金具10に止めると、座部
6が固定できて、着座姿勢になる。後部シートを折畳む
ときは、第2図に示すように、フック8をロック金具10
から外し、ストッパ12をホルダー14から外して、後方に
回動させると、リンク7を前方に回動させることができ
て、座部6を低い位置にすることができ、背当て4を前
方に倒して、その上に荷物を置くことができる。このよ
うにすると、前部シートの背当てを自由にリクライニン
グさせることができる。又、荷物が軽くて、自動車のブ
レーキ時などに移動する可能性があるときは、後部シー
トの座部6を、リンク7の前端を中心にして、第2図に
二点鎖線で示すように立てることによって、荷物の移動
止めになる。さらに、締着バンド15をストッパー12の先
端部に巻き、ホックなどで止めることにより、背当て4
と座部6とを固定することができる。この場合は、前部
シートの背当てのリクライニングが、途中までしか使用
できない。
以上のように本発明によれば、前記フロア部分は、高
位に設けられた車体後部の荷台と、低位に設けられた前
フロアと、これら荷台と前フロアとの間に位置する段部
とを含み、この段部の前部を傾斜面に形成し、該段部の
後部を傾斜面部に形成するとともに、これら傾斜面と傾
斜面部との間を平坦面とし、前記後部シートを座部と背
当てとに分離して当該背当ての下端部を前記荷台の前端
部に回転可能に支持させ、前記傾斜面に該座部の前下端
部をリンクを介し支持させ、前記傾斜面部にロック金具
を取り付けて当該ロック金具には該座部の後下端部のフ
ックを着脱自在に掛け止めるようにし、該座部の下面に
ストッパーを回転可能に取り付けてこのストッパーを該
傾斜面のホルダに着脱自在に掛け止めるようにし、該座
部を着座位置に保持可能とし、前記フックと該ストッパ
ーとをそれぞれ外して該座部を低く位置させたり、前方
に立てたりすることができ、前記背当てを前方に倒すこ
とができるようにしたので、使用状況に応じて後部シー
トの座部を二通りに折畳むことができ、使用勝手がよ
く、実に便利になる。また、後部シートの座部を前部シ
ートのリクライニングの邪魔にならないように折畳んだ
り、荷物の前側移動止めにしたりすることができる。ま
た、後部シートの座部を前方に立てた場合には、後部シ
ートの背当てを倒した下側も物入れにすることができ
る。また、座部をフロントシートの座席とほぼ同じ高さ
にすることができるので、車全体としての乗員の居住性
を向上させることが可能になる。また、段部に座部を格
納することにより、座部を低い位置にすることができ、
その上に背当てを前方に倒せば、荷台と背当ての背面と
がほぼ同一の高さになり、荷台として広く使用すること
ができる。さらに、前部シートの背当てを自由にクライ
ニングさせることが可能になるという効果がある。
位に設けられた車体後部の荷台と、低位に設けられた前
フロアと、これら荷台と前フロアとの間に位置する段部
とを含み、この段部の前部を傾斜面に形成し、該段部の
後部を傾斜面部に形成するとともに、これら傾斜面と傾
斜面部との間を平坦面とし、前記後部シートを座部と背
当てとに分離して当該背当ての下端部を前記荷台の前端
部に回転可能に支持させ、前記傾斜面に該座部の前下端
部をリンクを介し支持させ、前記傾斜面部にロック金具
を取り付けて当該ロック金具には該座部の後下端部のフ
ックを着脱自在に掛け止めるようにし、該座部の下面に
ストッパーを回転可能に取り付けてこのストッパーを該
傾斜面のホルダに着脱自在に掛け止めるようにし、該座
部を着座位置に保持可能とし、前記フックと該ストッパ
ーとをそれぞれ外して該座部を低く位置させたり、前方
に立てたりすることができ、前記背当てを前方に倒すこ
とができるようにしたので、使用状況に応じて後部シー
トの座部を二通りに折畳むことができ、使用勝手がよ
く、実に便利になる。また、後部シートの座部を前部シ
ートのリクライニングの邪魔にならないように折畳んだ
り、荷物の前側移動止めにしたりすることができる。ま
た、後部シートの座部を前方に立てた場合には、後部シ
ートの背当てを倒した下側も物入れにすることができ
る。また、座部をフロントシートの座席とほぼ同じ高さ
にすることができるので、車全体としての乗員の居住性
を向上させることが可能になる。また、段部に座部を格
納することにより、座部を低い位置にすることができ、
その上に背当てを前方に倒せば、荷台と背当ての背面と
がほぼ同一の高さになり、荷台として広く使用すること
ができる。さらに、前部シートの背当てを自由にクライ
ニングさせることが可能になるという効果がある。
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は後部シートを着座位置にした側面図、 第2図は後部シートを折畳んだ状態の側面図、 第3図はストッパーの部分斜視図である。 1……荷台、2……前フロア、3……段部、 4……背当て、6……座部、7……リンク、8……フッ
ク、 9……後斜面部、10……ロック金具、 12……ストッパー、14……ホルダー。
ク、 9……後斜面部、10……ロック金具、 12……ストッパー、14……ホルダー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/36
Claims (1)
- 【請求項1】車体のフロア部分に後部シートを取り付け
た自動車の後部シートにおいて、 前記フロア部分は、高位に設けられた車体後部の荷台
と、低位に設けられた前フロアと、これら荷台と前フロ
アとの間に位置する段部とを含み、この段部の前部を傾
斜面に形成し、該段部の後部を傾斜面部に形成するとと
もに、これら傾斜面と傾斜面部との間を平坦面とし、 前記後部シートを座部と背当てとに分離して当該背当て
の下端部を前記荷台の前端部に回転可能に支持させ、前
記傾斜面に該座部の前下端部をリンクを介し支持させ、
前記傾斜面部にロック金具を取り付けて当該ロック金具
には該座部の後下端部のフックを着脱自在に掛け止める
ようにし、該座部の下面にストッパーを回転可能に取り
付けてこのストッパーを該傾斜面のホルダに着脱自在に
掛け止めるようにし、該座部を着座位置に保持可能と
し、前記フックと該ストッパーとをそれぞれ外して該座
部を低く位置させたり、前方に立てたりすることがで
き、前記背当てを前方に倒すことができるようにしたこ
とを特徴とする自動車の後部シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63198968A JP2832886B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 自動車の後部シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63198968A JP2832886B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 自動車の後部シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0248237A JPH0248237A (ja) | 1990-02-19 |
JP2832886B2 true JP2832886B2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=16399922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63198968A Expired - Lifetime JP2832886B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 自動車の後部シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2832886B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100494508B1 (ko) * | 2002-08-08 | 2005-06-10 | 현대자동차주식회사 | 차량용 리어시트쿠션의 폴딩장치 |
JP4513666B2 (ja) * | 2005-06-17 | 2010-07-28 | マツダ株式会社 | 車両用シート装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60244631A (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-04 | Mazda Motor Corp | 自動車のシ−ト装置 |
JPS61278443A (ja) * | 1985-06-03 | 1986-12-09 | Mazda Motor Corp | 自動車のシ−ト |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP63198968A patent/JP2832886B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0248237A (ja) | 1990-02-19 |
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