JPH053215A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH053215A
JPH053215A JP15007891A JP15007891A JPH053215A JP H053215 A JPH053215 A JP H053215A JP 15007891 A JP15007891 A JP 15007891A JP 15007891 A JP15007891 A JP 15007891A JP H053215 A JPH053215 A JP H053215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
surface side
reactive ion
etching
side electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP15007891A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Asano
隆史 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP15007891A priority Critical patent/JPH053215A/ja
Publication of JPH053215A publication Critical patent/JPH053215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体基板の一方の主面に設けられた電極に
他方の主面から上記電極に達する貫通孔を設けるケミカ
ルドライエッチングを制御する。 【構成】 半導体基板の一方の主面の一部に表面電極
を、また、他の部位に反応性イオンエッチングに対し耐
蝕性を有するとともにガス化し部材表面を被覆する耐蝕
部材膜を被着したのちその露出表面を保護膜で被覆す
る。ついで半導体基板の他方の主面に反応性イオンエッ
チングにより前記表面電極および前記耐蝕部材膜に達す
る貫通孔を夫々穿設し、貫通孔の露出表面が耐蝕部材で
被覆されるまで続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、反応性イオンエッチ
ングを用いた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、GaAs電力FETや、GaAs
FETを能動素子とするモノリシック型マイクロ波集積
回路(MMIC)においては、接地用電極のパッケージ
等の接地面への接続方法の1つとして、ワイヤボンディ
ングによる接地が行われてきた。しかし、高周波化にと
もない、この方法にはボンディングワイヤのインダクタ
ンス成分により高周波特性が劣化するという欠点があ
る。
【0003】そこで、インダクタンス成分を低減する目
的で図3に示すバイアホール構造で接地する方法も用い
られている。これは、図3に示すように、接地用の表面
側電極102の部分にGaAs基板101を貫通する孔
104を形成し、貫通孔104及びGaAs基板裏面の
メタライズによって接地用電極102とGaAs基板裏
面の裏面側電極103を電気的に導通させた構造となっ
ている。この構造によると、パッケージ等の接地面への
マウントの際に直接接地する事ができ、インダクタンス
成分を低減する事が出来る。
【0004】図4(a)〜(b)は、この構造を実現す
る方法を説明するために工程毎の断面図を示す。
【0005】まず図4(a)に示すように、GaAs基
板上面に蒸着等により表面側電極102を形成する。次
に図4(b)に示すように、ラッピングによりGaAs
基板101を裏面側から薄くした後、裏面よりGaAs
基板101に選択的なドライエッチングを施し、表面側
電極102に達する基板貫通孔104を穿設する。そし
て、裏面から金属の蒸着及びめっきを施して裏面側電極
103を形成し、図3に示す構造が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】叙上のドライエッチン
グ工程には以下に述べる問題がある。
【0007】まずドライエッチング自体は、基板の貫通
が終了しても自動的に止まることはなく、放置しておく
と貫通孔側壁のオーバーエッチングが進行する。これを
防ぐためのエッチング終了の判断は目視により終点の確
認を行うという手段によっていたが、この目視による終
点確認は実施が困難であるという問題がある。前記終点
の確認は例えば、基板のドライエッチング工程でその裏
面側開口部から顕微鏡を用いて行うが、図4(c)に示
すように、貫通孔204が未達で電極との間にGaAs
が残っている場合、このエッチング残りのGaAs層1
01aからの反射光と、貫通孔が表面側電極102に到
達したときに見られる表面側電極102からの反射光と
が区別し難いため、未達のものを貫通したものと誤認し
てしまう場合である。この場合は図5に示すように、表
面側電極102と裏面側電極103との間にGaAsの
層101aが残っており、めっき後表面側電極102と
裏面側電極103とは導通しない。
【0008】又、これを防ぐためにエッチング時間を長
くし過ぎると、図6に示すように、オーバーエッチング
により貫通孔304内部の側壁101bの形状が逆テー
パになり、表面側電極102が必要以上に侵されてしま
うという不都合がある。この場合、裏面からの金属の蒸
着工程において、貫通孔側壁101bに金属が蒸着され
ないために、表面側電極102と裏面側電極103とは
導通しない。
【0009】本発明は、上記の欠点を除去するものであ
り、しかも工程を複雑にしない半導体装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板の一方の主面の一部にこの半
導体基板に穿設される貫通孔に対向する表面電極を形成
する工程と、前記半導体基板の一方の主面の前記表面電
極が形成されていない部位に、反応性イオンエッチング
に対し耐蝕性を有するとともにガス化し部材表面を被用
する耐蝕部材膜を被着したのちその露出表面を保護膜で
被覆する工程と、半導体基板の他方の主面に反応性イオ
ンエッチングにより前記表面電極および前記耐蝕部材膜
に達する貫通孔を夫々穿設する工程と、前記反応性イオ
ンエッチングをこのエッチングにより生ずる貫通孔の露
出表面が耐蝕部材膜で被覆されるまで続ける工程を含
む。
【0011】
【作用】本発明は、半導体基板裏面から表面側電極に達
する貫通孔を形成する反応性イオンエッチング工程にお
いて、同一基板内の中の表面側電極部とは別の箇所に少
なくとも一つのワックスをストッパとした貫通孔を設け
反応性イオンエッチングが基板の終端部に達すると同時
に、ガス化したワックスが反応性イオンエッチングチャ
ンバ内に充満し、ワックスが貫通孔開口部を含む基板全
面に被着することにより、基板のエッチングが抑制さ
れ、オーバーエッチングを防ぐ。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1(a)〜(c)、図2に本発明の実施
例の工程断面図を示す。
【0014】まず図1(a)に示すように、ラッピング
前の基板11(基板厚=400μm)の上面に、表面側
電極14を形成したのち、フォトレジスト12を用いて
反応性イオンエッチングのストッパ部を設けるための開
孔13(ワックス溜め)を形成する。
【0015】次に、図1(b)に示すように、基板表面
にワックス15を塗布して前記開孔13を埋めるととも
にフォトレジスト12上面を被覆したのち、石英板16
を貼り付ける。
【0016】さらに、基板を150μmの厚さまでラッ
ピングし、裏面側に貫通孔形成予定域に開口を有するフ
ォトレジストのマスクパターン17を形成したのち、裏
面側よりBCl3 系ガスを用いた反応性イオンエッチン
グを施し図1(c)の如くなる。
【0017】そして、貫通孔18が基板表面に到達する
とワックス15がスパッタリングされ、ガス化したワッ
クスが反応性イオンエッチングチャンバ内に充満し、ワ
ックス15が裏面側基板全面の貫通孔開口部に被着する
ことにより、エッチングの進行が抑制され図2の如くな
る。
【0018】この後、裏面側基板全面に被着したワック
スは、有機溶剤により簡単に除去できる。
【0019】上記工程を用いると、反応性イオンエッチ
ングの時間を基板貫通予定時間より若干長く設定してお
くことにより、貫通孔形成時におけるGaAsのエッチ
ング残りによる表面側電極102と裏面側電極103の
間の導通不良が防止される。更に、オーバーエッチング
による表面側電極102の変質なども防止され、表面側
電極102と裏面側電極103との良好な接触が確保さ
れる。
【0020】上記の例においては、裏面側から貫通孔を
形成する構造の例を示したが、表面側から貫通孔を形成
する構造のものに対しても同様に、上記例を適用するこ
とが出来る。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、工程
を複雑にすることなく、表面側電極と裏面側電極が、基
板のエッチング残りやオーバーエッチングにより、導通
されないということを無くすることができ、従って歩留
り良くMMIC等を形成する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例の製造方法
についてその一部工程を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例の製造方法についてその一部
工程を示す断面図。
【図3】従来例を説明するための断面図。
【図4】(a)〜(c)は従来例の製造方法についてそ
の工程を示す断面図。
【図5】従来の問題点を説明するための断面図。
【図6】従来の問題点を説明するための断面図。
【符号の説明】
11 半導体基板 12 フォトレジスト 13 開孔(ワックス溜め) 14 表面側電極 15 ワックス(耐蝕部材) 16 石英板 17 マスクパターン 18 貫通孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 半導体基板の一方の主面の一部にこの半
    導体基板に穿設される貫通孔に対向する表面電極を形成
    する工程と、前記半導体基板の一方の主面の前記表面電
    極が形成されていない部位に、反応性イオンエッチング
    に対し耐蝕性を有するとともにガス化し部材表面を被覆
    する耐蝕部材膜を被着したのちその露出表面を保護膜で
    被覆する工程と、半導体基板の他方の主面に反応性イオ
    ンエッチングにより前記表面電極および前記耐蝕部材膜
    に達する貫通孔を夫々穿設する工程と、前記反応性イオ
    ンエッチングをこのエッチングにより生ずる貫通孔の露
    出表面が耐蝕部材膜で被覆されるまで続ける工程を含む
    半導体装置の製造方法。
JP15007891A 1991-06-21 1991-06-21 半導体装置の製造方法 Pending JPH053215A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6280059B1 (en) 1997-10-02 2001-08-28 Hamamatsu Photonics K.K. Spotlight source apparatus
EP1234771A1 (en) 2001-02-27 2002-08-28 Shikoku Kakoki Co., Ltd. High frequency heat-sealing apparatus
CN1103630C (zh) * 1997-10-02 2003-03-26 浜松光子学株式会社 点光源装置
US7506744B2 (en) 2005-03-28 2009-03-24 Daifuku Co., Ltd. Changeover system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6280059B1 (en) 1997-10-02 2001-08-28 Hamamatsu Photonics K.K. Spotlight source apparatus
CN1103630C (zh) * 1997-10-02 2003-03-26 浜松光子学株式会社 点光源装置
EP1234771A1 (en) 2001-02-27 2002-08-28 Shikoku Kakoki Co., Ltd. High frequency heat-sealing apparatus
US7506744B2 (en) 2005-03-28 2009-03-24 Daifuku Co., Ltd. Changeover system

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