JPH05320516A - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
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- JPH05320516A JPH05320516A JP12779792A JP12779792A JPH05320516A JP H05320516 A JPH05320516 A JP H05320516A JP 12779792 A JP12779792 A JP 12779792A JP 12779792 A JP12779792 A JP 12779792A JP H05320516 A JPH05320516 A JP H05320516A
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Abstract
ル基を有するイミド化合物、(B)分子内に少なくとも
2個の炭素−炭素二重結合を有するイミド化合物、およ
び(C)ヒドロシリル化触媒を含有してなる硬化性組成
物 【構成】 優れた耐熱性、耐薬品性を示すさまざまな形
状の硬化物を容易にうることができる。
Description
んでなる硬化性組成物に関する。さらに詳しくは、硬化
時に低沸点化合物の発生を伴わず、比較的低温で速やか
に硬化し、硬化後に優れた耐熱性、耐薬品性、機械的特
性を有する硬化物を与える硬化性組成物に関する。
が開発されている。その中でも比較的低温度で進行する
ヒドロシリル化反応を利用した硬化性組成物が開示され
ている(特開平1-138230号公報)。該組成物においては
硬化時に低沸点化合物の発生がほとんどなく良好な外観
を呈する硬化物がえられるが、該組成物の必須成分であ
るアルケニル基含有成分およびヒドロシリル基含有成分
はともに主鎖がポリエーテルであり、えられる硬化物は
耐熱性、耐薬品性などが充分でなく、100 ℃といった温
度でも短時間で機械的特性が大きく低下する、耐酸性、
耐溶剤性が悪いなどの欠点を有している。したがって耐
熱性、耐薬品性が要求される用途、たとえば電子部品ま
わりのコーティング剤、耐熱性接着剤などの用途には不
適である。
点化合物の発生を伴わず比較的低温で速やかに硬化し、
硬化後に耐熱性、耐薬品性、機械的強度の優れた硬化物
を与える硬化性組成物を提供することを目的とする。
について鋭意検討を重ねた結果、(A)分子中に少なく
とも2個のヒドロシリル基を有するイミド化合物、
(B)分子内に少なくとも2個の炭素−炭素二重結合を
有するイミド化合物、および(C)ヒドロシリル化触媒
を含有してなる硬化性組成物が、比較的低温でも速やか
に硬化し、硬化時に低沸点化合物の発生を伴わないため
に、硬化物の作成が容易で、硬化後に優れた耐熱性、耐
薬品性、機械的特性を有する硬化物を与えることを見出
し、本発明を完成するに至った。
のヒドロシリル基を有するイミド化合物、(B)分子内
に少なくとも2個の炭素−炭素二重結合を有するイミド
化合物、および(C)ヒドロシリル化触媒を含有してな
る硬化性組成物に関する。
基を有する化合物が炭素−炭素二重結合を有する化合物
と、触媒の存在下で反応して硬化物を生成することを利
用したもので、炭素−炭素二重結合を有する化合物中に
イミド基があるので、硬化後にとくに優れた耐熱性、耐
薬品性、機械的特性を示す硬化物を与えるものである。
しては一般式(I) :
を含有する2価の有機基、または一般式(II):
R3 はメチル基またはフェニル基を表わし、2つの
R2 、複数のR3 はそれぞれ同一であってもよく、また
異なっていてもよく、kは1〜20の正の整数を表わす)
で表わされる基、R1 は少なくとも1つのヒドロシリル
基を含む炭素数1〜20の有機基であって、2つのR1 は
同一であってもよく、また異なっていてもよい)で表わ
されるイミド化合物や、一般式(III) :
を含有する4価の有機基、R5 は炭素数1〜20個の2価
の有機基、Yは少なくとも1つのヒドロシリル基を含む
基を表わし、2つのR5 およびYはそれぞれ同一であっ
てもよく、異なっていてもよい)で表わされるイミド化
合物などがあげられる。
には炭素数が6〜30の芳香族基や、一般式(II)で表わさ
れる基が存在するので、硬化後にえられる硬化物の耐熱
性および耐薬品性が優れている。
化合物からアミノ基を除いた形の2価の基であって、そ
の具体例としてはたとえば、 4,4′- ジアミノジフェニ
ルエーテル、 3,4′- ジアミノジフェニルエーテル、
3,3′- ジアミノジフェニルエーテル、 4,4′- ジアミ
ノジフェニルスルフィド、 4,4′- ビス(4-アミノフェ
ノキシ)ビフェニル、 4,4′- ジアミノジフェニルスル
ホン、 3,3′- ジアミノジフェニルスルホン、 3,3′-
ジアミノベンゾフェノン、ビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン、ビス[4-(3-アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン、ビス[4-(2-アミノフェノキ
シ)フェニル]スルホン、1,4-ビス(4-アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、1,4-ビス(4-アミノフェニル)ベンゼン、ビス[4-
(4-アミノフェノキシ)フェニル]エーテル、 4,4′-
ジアミノジフェニルメタン、ビス(3-エチル-4- アミノ
フェニル)メタン、ビス(3-メチル-4- アミノフェニ
ル)メタン、ビス(3-クロロ-4- アミノフェニル)メタ
ン、 4,4′- ジアミノビフェニル、 4,4′- ジアミノオ
クタフルオロビフェニル、 3,3′- ジメトキシ-4,4′-
ジアミノビフェニル、 3,3′- ジメチル-4,4′- ジアミ
ノビフェニル、 3,3′- ジクロロ-4,4′- ジアミノビフ
ェニル、 2,2′,5,5′- テトラクロロ-4,4′- ジアミノ
ビフェニル、 3,3′- ジカルボキシ-4,4′- ジアミノビ
フェニル、 3,3′- ジヒドロキシ-4,4′-ジアミノビフ
ェニル、2,4-ジアミノトルエン、1,3-ジアミノベンゼ
ン、1,4-ジアミノベンゼン、 2,2′- ビス[4-(4-アミ
ノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2′- ビス[4-
(4-アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロ
パン、2,2′- ビス(4-アミノフェニル)プロパン、 2,
2′- ビス(4-アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、 2,2′- ビス(3-ヒドロキシ-4- アミノフェニル)
プロパン、 2,2′- ビス(3-ヒドロキシ-4- アミノフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン、 9,9′- ビス(4-アミ
ノフェニル)-10-ヒドロアントラセン、オルトトリジン
スルホン、1,3-ビス(3-アミノプロピル)テトラメチル
ジシロキサン、1,5-ビス(3-アミノプロピル)ヘキサメ
チルトリシロキサン、および一般式(VI):
れるアミノ末端ポリシロキサンなどのジアミンからアミ
ノ基を除いた残基などがあげられ、これらの基は単独で
含まれていてもよく2種以上含まれていてもよい。
ル基を含む炭素数1〜20個の2価の有機基で、好ましく
は環を構成する炭素原子にヒドロシリル基を有する基が
直接結合した構造を有する2価の有機基であり、より好
ましい具体例としては以下の構造式、
て、一般式(I) の2つのR1 は同一であってもよく、ま
た異なっていてもよい。
む基であり、式中のWは互いに同一であっても、異なっ
ていてもよい。そのような基を具体的に例示するなら
ば、
ル基、
および、炭素数が1〜10の有機基より選ばれる基であり
各々のR10は同じでも異なっていてもよい。m、nは、
正の整数で、かつ、2<m+n<50である。)、
数、nは0または正の整数で、2<m+n<50、pは正
の整数、qは0または正の整数で、かつ2≦p+q≦4
を表わす)などで示される鎖状、枝分かれ状、環状の各
種の多価ハイドロジェンシロキサンより誘導された基な
どがあげられる。
以上存在するばあいには、それらは互いに同一でも異な
ってもかまわない。前記一般式(I) で表わされるヒドロ
シリル基含有イミド化合物中に含まれるヒドロシリル基
の総数については、少なくとも、1分子中に2個あれば
よいが、2〜15個が好ましく、3〜12個がとくに好まし
い。該ヒドロシリル基の個数が2より少ないと、ヒドロ
シリル基含有イミド化合物を、ヒドロシリル化触媒の存
在下に、分子内に少なくとも2個の炭素−炭素結合を含
有する化合物と混合してヒドロシリル化反応により硬化
させるばあいに、硬化不良を起こすばあいが多い。ま
た、該ヒドロシリル基の数が15より多くなると、該イミ
ド化合物の貯蔵安定性が悪くなり、そのうえ、硬化後も
多量のヒドロシリル基が硬化物中に残存し、ボイドやク
ラックの原因となる。
〜20個の2価の有機基であり、具体例としては、たとえ
ばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基
などの直鎖状または分岐状の2価の炭化水素基、フェニ
レン基、ナフチレン基、
て、R4 は炭素数6〜30個の芳香族基を含有する4価の
有機基であって、とりわけ炭素数が6〜30個の4価の芳
香族基または2価の基を介して結合した芳香族環からな
る4価の基が、硬化後に耐熱性に優れた硬化物を与える
という点から好ましく、とくに好ましい具体例としては
ピロメリット酸、 3,3´,4,4´- ビフェニルテトラカル
ボン酸、 3,3´,4,4´-ベンゾフェノンテトラカルボン
酸、 3,3´,4,4´- ジフェニルスルホンテトラカルボン
酸、 3,3´,4,4´- ジフェニルエーテルテトラカルボン
酸、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ヘキサフル
オロプロパン、ナフタレン-1,2,5,6- テトラカルボン酸
などからカルボキシル基を除いた残基などがあげられ、
これらを単独もしくは2種以上の混合物として用いるこ
とができる。
り、具体例としてはメチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、ブチレン基、ヘキシレン基、オクチレン基、イソ
プロピレン基、イソブチレン基、フェニレン基、ナフチ
レン基、ベンジレン基、フェネチレン基などを挙げるこ
とができる。
を以下に示すが、本発明に用いられるイミド化合物はこ
れら具体例のみに限定されるものではない。
る化合物としては、
ロシリル基含有イミド化合物の製造方法としてはとくに
制限はなく、種々の方法を用いることができる。たとえ
ば、分子内にSi−Cl基をもつイミド化合物をLi
AlH4 、NaBH4 などの還元剤で処理して該化合物
中のSi−Cl基をSi−H基に還元する方法、分子
内に官能基Xをもつイミド化合物と分子内に前記官能基
と反応する官能基Zおよびヒドロシリル基を同時にもつ
化合物とを反応させる方法、炭素−炭素二重結合をも
つイミド化合物に対して、少なくとも2個のヒドロシリ
ル基をもつポリヒドロシラン化合物を選択ヒドロシリル
化することにより、反応後もヒドロシリル基を該化合物
の分子中に残存させる方法などによることができる。こ
れらのうち、原料の入手のしやすさ、反応の簡便さ、収
率のよさなどの点からの炭素−炭素二重結合をもつイ
ミド化合物とポリヒドロシラン化合物との反応による方
法がとくに好ましい。
る炭素−炭素二重結合を有するイミド化合物を製造する
には、一般式(I) の化合物のばあい(1)ジアミン成分
と環状オレフィン含有酸無水物とを有機極性溶媒中で反
応させてアミド酸の溶液をえ、ついで(a)前記アミド
酸の溶液を加熱することにより熱的にイミド化する方
法、あるいは(b)前記アミド酸の溶液に無水酢酸など
の脱水剤を作用させ、化学的にイミド化する方法、ある
いは(c)前記アミド酸の溶液を水、炭化水素のような
アミド酸に対する貧溶媒と接触させてアミド酸を沈殿と
して析出させ、これを加熱する方法、あるいは(2)ジ
イソシアネート成分と環状オレフィン含有酸無水物とを
有機極性溶媒中で反応させて直接イミド化合物をえる方
法などをあげることができる。
内に2つの環状オレフィンを含有するイミド化合物を製
造することができ、とくに制約を受けるものではない
が、製造装置や製造工程がより簡便あるいは容易である
ことや、使用する原料の入手が容易であることから、
(1)(a)の方法、すなわちジアミン成分と環状オレ
フィン含有酸無水物とを有機極性溶媒中で反応させ、つ
いで加熱してイミドをえる方法が好ましい。
(1)、(2)と類似の反応を用いることができる。
合物とポリヒドロシリル化合物とのヒドロシリル化反応
は、前記の方法によるばあい、前記でえられた炭素−
炭素二重結合を有するイミド化合物とポリヒドロシラン
化合物、たとえばジエチルシラン、フェニルシラン、ジ
フェニルシランなどのシラン類、1,1,1,3,5,7,7,7-オク
タメチルテトラシロキサン、1,1,1,3,5,7,9,9,9-ノナメ
チルペンタシロキサンなどの鎖状ハイドロジェンポリシ
ロキサン、1,3,5-トリメチルシクロトリシロキサン、1,
3,5,7-テトラメチルシクロテトラシロキサンなどの環状
ハイドロジェンポリシロキサンの化合物とをヒドロシリ
ル化触媒の存在下、炭素−炭素二重結合に対して2〜5
倍量(モル比)のポリヒドロシリル化合物を添加して行
う。
われ、必要に応じて、たとえばヘキサン、ヘプタン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素系溶媒、メ
タノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコ
ール、1,4-ブタンジオールなどのアルコール系溶媒、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、アニソールなどのエーテル
系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
ブチル、安息香酸メチル、安息香酸エチルなどのエステ
ル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレ
ン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒の
単独もしくは2種以上の混合物などの適当な有機溶媒を
用いてもよい。
は黄褐色の室温で液体または150 ℃以下の融点を示し、
メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリ
コール、1,4-ブタンジオールなどのアルコール系溶媒、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4-ジオキサ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、アニソールなどのエーテル
系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸
ブチル、安息香酸メチル、安息香酸エチルなどのエステ
ル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレ
ン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、
ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシドなどのス
ルホキシド系溶媒、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジ
エチルホルムアミドなどのホルムアミド系溶媒、N,N-ジ
メチルアセトアミド、N,N-ジエチルアセトアミドなどの
アセトアミド系溶媒、N-メチル-2- ピロリドン、N-アセ
チル-2- ピロリドン、N-ビニル-2- ピロリドンなどのピ
ロリドン系溶媒、フェノール、o-クレゾール、m-クレゾ
ール、p-クレゾール、キシレノール、ハロゲン化フェノ
ール、カテコールなどのフェノール系溶媒、あるいはピ
リジン、ヘキサメチルホスホルアミド、γ- ブチロラク
トンおよびこれら2種以上の混合物に可溶で、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの炭化水素系溶媒および水には不溶または極めて
難溶である。
ミド化合物は湿分により貯蔵中に粘度の増加やゲル化な
どを起こすばあいがある。この現象を防ぐために、イミ
ド化合物の中に、脂肪族不飽和結合を含有する化合物、
有機リン化合物、有機硫黄化合物、窒素含有化合物、ス
ズ系化合物、有機過酸化物などの貯蔵安定性改良剤を含
有させることができる。
散する限りにおいてほぼ任意に選ぶことができるが、該
ヒドロシリル基含有イミド化合物1 molに対し、10-6〜
10-1molの範囲で用いることが好ましい。10-6 mol以下
では貯蔵安定性の効果が充分には発揮されず、10-1 mol
以上では硬化を阻害するおそれがある。貯蔵安定性改良
剤は単独で用いても、また、2種以上を混合して用いて
もよい。
の炭素−炭素二重結合を有する化合物は、分子内にイミ
ド化合物を有する、前記一般式(IV)または(V) で表わさ
れる化合物が用いられる。
なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する炭素数2〜
20個の2価の有機基であって、とりわけ環を形成する2
つの炭素原子からなる炭素−炭素二重結合を有する基が
好ましく、より好ましいR7の具体例としては
ことができる。
〜30個の芳香族基を含有する4価の有機基であって、と
りわけ炭素数が6〜30個の4価の芳香族基または2価の
基を介して結合した芳香族環からなる4価の基が、のち
に耐熱性に優れた硬化物を与えるという点から好まし
く、特に好ましい具体例としてはピロメリット酸、 3,
3′,4,4′- ビフェニルテトラカルボン酸、 3,3′,4,
4′- ベンゾフェノンテトラカルボン酸、 3,3′,4,4′-
ジフェニルスルフォンテトラカルボン酸、 3,3′,4,
4′- ジフェニルエーテルテトラカルボン酸、2,2-ビス
(3,4-ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、ナフタレン-1,2,5,6- テトラカルボン酸からカルボ
ン酸基を除いた残基などがあげられ、これらを単独もし
くは2種以上の混合物として用いることができる。
り、具体的にはビニル基、アリル基、ブテニル基、ペン
テニル基、ヘキセニル基、オクテニル基、ノネニル基、
デセニル基、ウンデセニル基、イソプロペニル基、2-メ
チル-2- プロペニル基などをあげることができる。
はたとえば、ジアミン成分と環状オレフィン含有酸無水
物成分、またはテトラカルボン酸二無水物成分と炭素−
炭素二重結合含有1級アミン成分とを有機極性溶媒中で
反応させ、ついで加熱する方法によりえることができ
る。
炭素二重結合を有するイミド化合物を(B)成分とした
硬化性組成物は炭素−炭素二重結合を含有しイミド基を
含まない化合物、たとえばエーテル系化合物、エステル
系化合物、炭化水素系化合物、カーボネート系化合物な
どを(B)成分とする硬化性組成物にくらべて、えられ
る硬化物の耐熱性、耐薬品性はさらにすぐれたものとな
る。
(B)成分の割合はSi−H基が炭素−炭素二重結合に
対してモル比で0.5 〜10倍量、より好ましくは0.5 〜5
倍量となるように配合することが好ましい。0.5 倍量よ
りも少ないと硬化が充分に進行せず、良好な硬化物がえ
られない。また、10倍量より多くなると、(A)成分と
(B)成分の混合物の貯蔵安定性がわるくなり、そのう
え、硬化後も多量のヒドロシリル基が硬化物中に残存
し、ボイドやクラックの原因となりやすい。
シリル化触媒としては、白金の単体、アルミナ、シリ
カ、カーボンブラックなどの単体に固体白金を担持させ
たもの、塩化白金酸、塩化白金酸とアルコール、アルデ
ヒド、ケトンなどとの錯体、白金−オレフィン錯体(た
とえば、Pt(CH2 =CH2 )2 (PPh3 )2 、P
t(CH2 =CH2 )2 Cl2 );白金−ビニルシロキ
サン錯体(たとえば、Ptn (ViMe2 SiOSiM
e2 Vi)m 、Pt[(MeViSiO)4 ]m)、白
金−ホスフィン錯体(たとえば、Pt(PPh3 )4 、
Pt(PBu)4)、白金−ホスファイト錯体(たとえ
ば、Pt[P(OPh)3 ]4 )(式中、Meはメチル
基、Buはブチル基、Viはビニル基、Phはフェニル
基を表わし、m ,n は整数を表わす)、ジカルボニルジ
クロロ白金、また、アシュビー(Ashby )の米国特許第
3159601 号明細書および、同3159662 号明細書中に記載
された白金−炭化水素複合体、ならびに、ラモロー(La
moreaux )の米国特許第3220972 号明細書中に記載され
た白金アルコラート触媒があげられる。さらに、モディ
ック(Modic )の米国特許第3516946 号明細書中に記載
された塩化白金−オレフィン複合体も本発明において有
用である。
は、RhCl(PPh3 )3 、RhCl 3、RhAl2
O3 、RuCl3 、IrCl3 、FeCl3 、AlCl
3 、PdCl2 ・2H2 O、NiCl2 、TiCl4 な
どがあげられる。これらの触媒は単独で使用してもよ
く、また2種以上併用しても構わない。触媒活性の点か
ら、塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金ビニルシ
ロキサン錯体が好ましい。
(A)成分中のアルケニル基1mol に対して、10-1〜10
-8mol の範囲で用いられ、好ましくは10-3〜10-6mol の
範囲で用いられる。10-8mol より少ないと硬化が充分に
進行しない。また、ヒドロシリル化触媒は一般に高価で
腐食性であり、また、水素ガスが大量に発生して、硬化
物が発泡してしまうばあいがあるので10-1mol 以上用い
ない方が好ましい。
で液状であり、かつ互いに相溶可能であるばあいには、
(A)成分、(B)成分、および(C)成分を直接混ぜ
合わせることにより組成物とすることができる。
(または)(B)成分が固体であるばあいは、(A)成
分、(B)成分、および(C)成分を適当な有機溶媒、
たとえばヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの炭化水素系溶媒、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、エチレングリコール、1,4-ブタンジ
オールなどのアルコール系溶媒、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、1,4-ジオキサン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエー
テル、アニソールなどのエーテル系溶媒、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、安息香酸メチ
ル、安息香酸エチルなどのエステル系溶媒、塩化メチレ
ン、クロロホルム、塩化エチレン、クロロベンゼンなど
のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジメチルスルホキシド、
ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド系溶媒、N,N-
ジメチルホルムアミド、N,N-ジエチルホルムアミドなど
のホルムアミド系溶媒、N,N-ジメチルアセトアミド、N,
N-ジエチルアセトアミドなどのアセトアミド系溶媒、N-
メチル-2- ピロリドン、N-アセチル-2- ピロリドン、N-
ビニル-2- ピロリドンなどのピロリドン系溶媒、フェノ
ール、o-クレゾール、m-クレゾール、p-クレゾール、キ
シレノール、ハロゲン化フェノール、カテコールなどの
フェノール系溶媒、あるいはピリジン、ヘキサメチルホ
スホルアミド、γ−ブチロラクトンなどの単独もしくは
2種以上の混合物などに溶解した溶液を組成物とするこ
とができる。
囲であればとくに制限はされないが、好ましくは(A)
成分、(b)成分、および(C)成分それぞれの濃度
(重量%)の合計が、1〜60重量%、より好ましくは1
〜50重量%、さらに好ましくは1〜40重量%になるよう
に用いるのが好ましい。
着性改良剤、物性調整剤、保存安定性改良剤、可塑剤、
充填剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、金属不活性化剤、
オゾン劣化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連鎖禁
止剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤など
の各種添加剤を適宜添加することが可能である。添加剤
の総量は硬化物の諸特性を著しく低下させない範囲なら
ばとくに制限はされないが、好ましくは前記イミド化合
物100 重量部に対して1〜300 重量部である。
上で(A)成分または(B)成分の分解温度以下の温度
範囲、好ましくは50〜350 ℃、より好ましくは50〜300
℃の温度範囲で1分〜30時間処理するのがよい。処理温
度が高すぎるばあいには硬化時に局部的な発熱や発泡が
生じ、良好な硬化物がえられにくくなるので好ましくな
い。また、組成物が有機溶剤溶液のばあいには、この組
成物の硬化前、硬化中、または硬化後の任意の段階で有
機溶媒を留去または揮発し、前記の硬化条件にいたらし
めることにより、硬化物をえることができる。
は優れた耐熱性、耐薬品性、機械的特性を有し、種々の
用途、たとえば樹脂改質剤、高温に曝され易い部位への
コーティング材などに好適に用いられる。
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
下、2,3-ジカルボキシ- ビシクロ[2.2.1 ]ヘプタ-5-
エン二無水物32.8g(0.20 mol)を、N,N-ジメチルアセ
トアミド(以下、DMAcと略す)200 mlに溶解した。
室温において 4,4′- ジアミノジフェニルエーテル20.0
g(0.10 mol)をDMAc200 mlに溶解した溶液を約30
分間かけて徐々に添加した。添加終了後20分間撹拌を続
け、アミド酸溶液をえた。
まで加熱し、さらに3時間加熱撹拌を続けた。放冷後反
応溶液を大量のメタノール中へ注ぎ込み、生成物を沈殿
させたのち濾過し、えられたイミド化合物の針状結晶を
メタノールで洗浄、室温で数時間減圧乾燥した。
サン52.2gを500 mlの4つ口フラスコに仕込み、そこに
H2 PtCl6 ・6H2 Oの10%エタノール溶液を1.02
ml加えた。この液に前記イミド化合物10gをクロロベン
ゼン1リットルに溶解させた溶液を、室温で約30分かけ
てゆっくり滴下した。滴下終了後、100 ℃で40時間反応
させた。反応後、クロロベンゼンおよび未反応の1,3,5,
7-テトラメチルシクロテトラシロキサンを留去したの
ち、室温で数時間減圧乾燥し、目的とするヒドロシリル
基を有するイミド化合物(VII) 17.2gをえた。
下、1,2,3,6-テトラヒドロフタル酸無水物30.4g(0.20
mol)を、DMAc200 mlに溶解した。室温において
4,4′- ジアミノベンゼン10.8g(0.10mol)をDMAc
200 mlに溶解した溶液を約30分間かけて徐々に添加し
た。添加終了後20分間撹拌を続け、アミド酸溶液をえ
た。
化合物をえた。
サン63.8gを500 mlの4つ口フラスコに仕込み、そこに
H2 PtCl6 ・6H2 Oの10%エタノール溶液を1.33
ml加えた。前記イミド化合物10gをクロロベンゼン500
mlに溶解させた溶液を、室温で約30分かけてゆっくり滴
下した。滴下終了後、50℃で15時間反応させた。反応
後、クロロベンゼンおよび未反応の1,3,5,7-テトラメチ
ルシクロテトラシロキサンを留去したのち、室温で数時
間減圧乾燥し、目的とするヒドロシリル基を有するイミ
ド化合物(VIII)20.7gをえた。
下、2,3-ジカルボキシ-7- オキサビシクロ[2.2.1 ]ヘ
プタ-5- エン二無水物33.2g(0.20 mol)を、DMAc
200 mlに溶解した。室温において1,3-ビス(3-アミノプ
ロピル)テトラメチルジシロキサン24.8g(0.10 mol)
をDMAc200 mlに溶解した溶液を約30分間かけて徐々
に添加した。添加終了後20分間撹拌を続け、アミド酸溶
液をえた。
化合物をえた。
3.1gを500 mlの4つ口フラスコに仕込み、そこにH2
PtCl6 ・6H2 Oの10%エタノール溶液を0.92ml加
えた。前記イミド化合物10gをクロロベンゼン500 mlに
溶解させた溶液を、室温で約30分かけてゆっくり滴下し
た。滴下終了後、50℃で15時間反応させた。反応後、ク
ロロベンゼンおよび未反応の1,3,5-トリメチルシクロト
リシロキサンをエバポレートしたのち、室温で数時間減
圧乾燥し、目的とするヒドロシリル基を有するイミド化
合物(IX)15.3gをえた。
下、ピロメリット酸二無水物26.2g(0.12 mol)を、D
MAc350 mlに溶解した。室温においてアリルアミン1
1.4g(0.20 mol)を約30分間かけて徐々に添加した。
添加終了後20分間撹拌を続け、アミド酸溶液をえた。
まで加熱し、さらに3時間加熱撹拌を続けた。放冷後反
応溶液を大量のメタノール中へ注ぎ込み、生成物を沈殿
させたのち濾過し、えられた針状結晶をメタノールで洗
浄、室温で数時間減圧乾燥した。
サン65.0gを500 mlの4つ口フラスコに仕込み、そこに
H2 PtCl6 ・6H2 O10%エタノール溶液を0.25ml
加えた。室温において、上でえられたイミド化合物10g
をクロロホルム200 mlに溶解させた溶液を、約30分かけ
てゆっくり滴下した。滴下終了後、50℃で15時間反応さ
せた。反応後、クロロホルムおよび未反応の1,3,5,7-テ
トラメチルシクロテトラシロキサンを留去したのち、室
温で数時間減圧乾燥し、目的とするヒドロシリル基を有
するイミド化合物(X) 23.1gをえた。
(s,24H,SiCH3 )、0.62(t,4H,SiCH
2 )、1.76(m,4H,CH2 CH2 CH2 )、3.74
(t,4H,NCH2 )、4.68(s,6H,SiH)、
8.27(s,2H,aromatic)。
下、 3,3′,4,4′- ベンゾフェノンテトラカルボン酸二
無水物32.2g(0.10 mol)を、DMAc350 mlに溶解し
た。室温においてアリルアミン11.4g(0.20 mol)を約
30分間かけて徐々に添加した。添加終了後20分間撹拌を
続け、アミド酸溶液をえた。
化合物をえた。
サン59.6gを500 mlの4つ口フラスコに仕込み、そこに
H2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液を0.25
ml加えた。室温において、上でえられたイミド化合物10
gをクロロホルム200 mlに溶解させた溶液を、約30分か
けてゆっくり滴下した。滴下終了後、50℃で15時間反応
させた。反応後、クロロホルムおよび未反応の1,3,5,7-
テトラメチルシクロテトラシロキサンをエバポレートし
たのち、室温で数時間減圧乾燥し、目的とするヒドロシ
リル基を有するイミド化合物(XI)20.8gをえた。
下、 3,3′,4,4′- ジフェニルスルホンテトラカルボン
酸二無水物35.8g(0.10 mol)を、DMAc350 mlに溶
解した。室温においてp-アミノスチレン23.8g(0.20 m
ol)をDMAc100 mlに溶解した溶液を約30分間かけて
徐々に添加した。添加終了後20分間撹拌を続け、アミド
酸溶液をえた。
化合物をえた。
2.1gを500 mlの4つ口フラスコに仕込み、そこにH2
PtCl6 ・6H2 O10%エタノール溶液を0.25ml加え
た。室温において、上でえられたイミド化合物10gをク
ロロホルム200 mlに溶解させた溶液を、約30分かけてゆ
っくり滴下した。滴下終了後、50℃で10時間反応させ
た。反応後、クロロホルムおよび未反応の1,3,5-トリメ
チルシクロトリシロキサンをエバポレートしたのち、室
温で数時間減圧乾燥し、目的とするヒドロシリル基を有
するイミド化合物(XII) 14.3gをえた。
III):
ド化合物 1.2gをクロロホルム18gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液 6.0μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
(クロロホルム不溶分の重量分率)を表1に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
IV) :
ド化合物0.94gをクロロホルム15gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液2.4 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表1に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
V):
ド化合物 1.2gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表1に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
(XIII)で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合
物 1.2gをクロロホルム15gに溶解し、そこにH2 Pt
Cl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリットル
を配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1
日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を
作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表1
に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
(XVI) :
ド化合物 2.0gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表1に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
VII):
ド化合物 1.3gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表1に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
IV) で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物
0.88gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtC
l6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットルを
配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日
間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作
成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表1に
示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
XIII) :
物0.35gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 Pt
Cl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットル
を配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1
日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を
作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表1
に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
リコール(分子量約8000)3gと、両末端に1,3,5,7-テ
トラメチルシクロテトラシロキシ基を有するポリプロピ
レングリコール(分子量約8000)1gを混合し、そこに
H2 PtCl6・6H2 O 10%エタノール溶液4μリ
ットルを配合して硬化性組成物を調製した。該組成物を
100 ℃に保ったオーブン内に1時間保持して硬化物を作
成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表1に
示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表1に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表2に示す。
VIII) :
ド化合物0.74gをクロロホルム18gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
(クロロホルム不溶分の重量分率)を表3に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
IX) :
ド化合物 1.0gをクロロホルム15gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液2.4 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表3に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
X):
ド化合物 1.0gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表3に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
(XX)で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物
1.1gをクロロホルム15gに溶解し、そこにH2 PtC
l6 ・6H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリットルを
配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日
間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作
成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表3に
示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
(XXI) :
ド化合物 1.2gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表3に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
VIII) で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合
物0.70gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 Pt
Cl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットル
を配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1
日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を
作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表3
に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
XII):
ド化合物 1.3gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表3に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表3に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表4に示す。
VIII) で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合
物1.06gをクロロホルム18gに溶解し、そこにH2 Pt
Cl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリットル
を配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1
日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を
作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率(クロ
ロホルム不溶分の重量分率)を表5に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
X) で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物
1.2gをクロロホルム15gに溶解し、そこにH2PtCl
6 ・6H2 O 10%エタノール溶液2.4 μリットルを配
合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間
保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成
した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表5に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物 1.2
gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtCl6
・6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリットルを配合
して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保
存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表5に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
X)で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物
1.1gをクロロホルム15gに溶解し、そこにH2PtCl
6 ・6H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリットルを配
合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間
保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成
した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表5に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
XI) で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物
1.2gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtC
l6 ・6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリットルを
配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日
間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作
成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表5に
示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
VIII) で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合
物0.52gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 Pt
Cl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットル
を配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1
日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を
作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表5
に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
XII)で表わされる炭素−炭素二重結合含有イミド化合物
0.98gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtC
l6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットルを
配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日
間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作
成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表5に
示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
II) :
ド化合物0.41gをクロロホルム10gに溶解し、そこにH
2 PtCl6 ・6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリ
ットルを配合して熱硬化性組成物をえた。該組成物を50
℃で1日間保存し、このあと100 ℃で1時間処理して硬
化物を作成した。えられた硬化物の外観およびゲル分率
を表5に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表5に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表6に示す。
I)で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物 1.4gを
クロロホルム18gに溶解し、そこにH2 PtCl6 ・6
H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリットルを配合して
熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存
し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率(クロロホル
ム不溶分の重量分率)を表7に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
V) で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物 1.2g
をクロロホルム15gに溶解し、そこにH2 PtCl6 ・
6H2 O 10%エタノール溶液2.4 μリットルを配合し
て熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存
し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表7に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物 1.4gをク
ロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtCl 6 ・6H
2 O 10%エタノール溶液3.0 μリットルを配合して熱
硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存し、
このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成した。え
られた硬化物の外観およびゲル分率を表7に示す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
III)で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物 1.3g
をクロロホルム15gに溶解し、そこにH2 PtCl6 ・
6H2 O 10%エタノール溶液6.0 μリットルを配合し
て熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存
し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表7に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
VI) で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物 1.9g
をクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtCl6 ・
6H2 O 10%エタノール溶液3.0 μリットルを配合し
て熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存
し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表7に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
VII)で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物0.96g
をクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtCl6 ・
6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットルを配合し
て熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存
し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表7に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
IV) で表わされる炭素−炭素二重結合含有化合物0.66g
をクロロホルム10gに溶解し、そこにH2 PtCl6 ・
6H2 O 10%エタノール溶液1.8 μリットルを配合し
て熱硬化性組成物をえた。該組成物を50℃で1日間保存
し、このあと100 ℃で1時間処理して硬化物を作成し
た。えられた硬化物の外観およびゲル分率を表7に示
す。
示差熱天秤TG−DTAを用いて、窒素気流下、TGA
測定を行なった。そこでえられた5%および10%重量損
失温度を表7に示す。また、硬化物をN,N-ジメチルホル
ムアミド、10%塩酸に室温で10日間浸漬したのちの外観
評価の結果を表8に示す。
を有し、かつ有機溶媒への溶解性に優れている。また該
イミド化合物と炭素−炭素二重結合含有化合物およびヒ
ドロシリル化触媒を含有してなる本発明の硬化性組成物
は容易に様々な形状の硬化物とすることができ、えられ
た硬化物はきわめて優れた耐熱性、耐薬品性を有してい
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 (A)分子内に少なくとも2個のヒドロ
シリル基を有するイミド化合物、 (B)分子内に少なくとも2個の炭素−炭素二重結合を
有するイミド化合物、および (C)ヒドロシリル化触媒を含有してなる硬化性組成
物。 - 【請求項2】 分子内に少なくとも2個のヒドロシリル
基を有するイミド化合物が、一般式(I) : 【化1】 (式中、R0 は炭素数6〜30個の芳香族基を有する2価
の有機基、または一般式(II): 【化2】 (R2 は炭素数1〜20個の2価の有機基、R3 はメチル
基またはフェニル基を表わし、2つのR2 、複数のR3
はそれぞれ同一であってもよく、また異なっていてもよ
く、kは1〜20の正の整数を表わす)で表わされる基、
R1 は少なくとも1つのヒドロシリル基を含む炭素数1
〜20の有機基であって、2つのR1 は同一であってもよ
く、また異なっていてもよい)で表わされるイミド化合
物、および一般式(III) : 【化3】 (式中、R4 は炭素数6〜30個の芳香族基を含有する4
価の有機基、R5 は炭素数1〜20個の2価の有機基、Y
は少なくとも1つのヒドロシリル基を含む基を表わし、
2つのR5 およびYはそれぞれ同一であってもよく、異
なっていてもよい)で表わされるイミド化合物から選ば
れた少なくとも1種のイミド化合物を含む請求項1記載
の硬化性組成物。 - 【請求項3】 分子内に少なくとも2個の炭素−炭素二
重結合を有するイミド化合物が、一般式(IV): 【化4】 (式中、R6 は炭素数6〜30個の芳香族基を有する2価
の有機基、または一般式(II): 【化5】 (R2 は炭素数1〜20個の2価の有機基、R3 はメチル
基またはフェニル基を表わし、2つのR2 、複数のR3
はそれぞれ同一であってもよく、また異なっていてもよ
く、kは1〜20の正の整数を表わす)で表わされる基、
R7 は少なくとも1つの炭素−炭素2重結合を含む炭素
数2〜20の有機基であって、2つのR7 は同一であって
もよく、また異なっていてもよい)で表わされるイミド
化合物、および一般式(V) : 【化6】 (式中、R8 は炭素数6〜30個の芳香族基を含有する4
価の有機基、R9 は炭素数2〜20個のアルケニル基を表
わし、2つのR9 は同一であってもよく、異なっていて
もよい)で表わされるイミド化合物から選ばれた少なく
とも1種のイミド化合物を含む請求項1記載の硬化性組
成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12779792A JP3232124B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12779792A JP3232124B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 硬化性組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05320516A true JPH05320516A (ja) | 1993-12-03 |
JP3232124B2 JP3232124B2 (ja) | 2001-11-26 |
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ID=14968918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12779792A Expired - Fee Related JP3232124B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3232124B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009060958A1 (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Kaneka Corporation | 環状ポリオルガノシロキサンの製造方法、硬化剤、硬化性組成物およびその硬化物 |
JP2015523917A (ja) * | 2012-04-30 | 2015-08-20 | ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company | シリコンオキシカーバイド層を含む複合材料、及び複合材料を形成する方法 |
CN105085767A (zh) * | 2015-08-25 | 2015-11-25 | 中国科学院化学研究所 | 一种聚丙烯酰亚胺类泡沫材料及其制备方法和应用 |
CN110938029A (zh) * | 2019-12-17 | 2020-03-31 | 中国工程物理研究院总体工程研究所 | 六元脂环酰亚胺类衍生物单体及其制备、应用、固化邻苯二甲腈树脂的方法 |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12779792A patent/JP3232124B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2009060958A1 (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-14 | Kaneka Corporation | 環状ポリオルガノシロキサンの製造方法、硬化剤、硬化性組成物およびその硬化物 |
US8273842B2 (en) | 2007-11-09 | 2012-09-25 | Kaneka Corporation | Process for production of cyclic polyorganosiloxane, curing agent, curable composition, and cured product of the curable composition |
JP5519290B2 (ja) * | 2007-11-09 | 2014-06-11 | 株式会社カネカ | 環状ポリオルガノシロキサンの製造方法、硬化剤、硬化性組成物およびその硬化物 |
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