JPH05320421A - タイヤサイドウオール組成物 - Google Patents

タイヤサイドウオール組成物

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JPH05320421A
JPH05320421A JP4130540A JP13054092A JPH05320421A JP H05320421 A JPH05320421 A JP H05320421A JP 4130540 A JP4130540 A JP 4130540A JP 13054092 A JP13054092 A JP 13054092A JP H05320421 A JPH05320421 A JP H05320421A
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rubber
tin
polybutadiene
weight
composition
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JP4130540A
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English (en)
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Hajime Kondo
肇 近藤
Tadashi Shibata
唯志 柴田
Takashi Kitamura
隆 北村
Ryota Fujio
亮太 藤尾
Takatsugu Hamada
隆次 浜田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)リチウム系開始剤によるスズ変性ポリ
ブタジエンにおいて、分子量分布がMw/Mnで2.0
以下、ビニル結合含量が10〜50%、かつスズ原子含
量が50ppm以上であるポリブタジエンゴム40〜7
0重量%と、(B)天然ゴムのような他のゴム成分60
〜30重量%と(C)カーボンブラックを全ゴム成分1
00重量部に対し、10〜60重量部とを含む。 【効果】 混練り時のカーボン分散性に優れ、加硫物は
耐摩耗性、破壊強度を損なうことなく、低ロス特性を示
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスズ変性ポリブタジエン
を含む新規なタイヤサイドウオール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車の低燃費の要求から、タイ
ヤサイドウオール用ゴムとして、レジリエンスが大きく
(すなわちロスが小さく)かつ破壊強度と耐摩耗性の点
で使用に耐えるゴムが求められている。従来、シス含量
の高いポリブタジエンゴムと天然ゴムとのブレンドゴム
が用いられてきたが、混練り時のカーボン分散性が悪
く、加硫物において耐屈曲亀裂性の利点は認められるも
のの、ヒステリシスロスが比較的大きく、満足できない
面があった。タイヤサイドウオール組成物として、溶液
重合スチレン−ブタジエンゴム(SBR)スター型ポリ
マー(スズ変性ポリマーか否か不明)を20〜100重
量部と、天然ゴムまたは天然ゴム/ブタジエンゴムの8
0〜0重量部との範囲からなる組成の原料ポリマーを使
用することにより、ベアー防止、耐クラック性及び加硫
戻り性の改良を企図した例(特公平1−24173)が
知られているが、これには低ロス化の思想は全く含まれ
ていない。また、ここでは該溶液重合SBRスター型ポ
リマーのスチレン含量は20重量%以下とされている
が、一般にSBRはポリブタジエンゴムと比べてレジリ
エンスが小さく(すなわちロスが大きく)かつ耐摩耗性
が劣る。従って低ロス化をめざした組成物にSBRを使
用するのは不適当である。溶液重合SBRスター型ポリ
マーとしてスチレン0重量%の例もある(特開昭57−
187331)が、ビニル含量が50%を越え80%未
満のものに限定されており、ビニル含量が高すぎて所望
の低ロス性と耐摩耗性が期待できない。一方、中ビニル
型ジエン系重合体等からなるタイヤサイドウオール用ゴ
ム組成物(特開昭61−188201)が知られてお
り、分子鎖中にスズ化合物、イソシアナート系化合物又
はベンゾフェノン化合物を導入変性することによりヒス
テリシスロスの小さい重合体が得られるとしているが、
その効果は十分とはいえない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来から、タイヤサイ
ドウオール部材として耐摩耗性、破壊強力及びロス特性
に優れた、バランスのとれたゴム組成物が要請されてい
た。
【0004】本発明は、このような現状を考慮し、混練
り時のカーボン分散性に優れ、加硫物は耐摩耗性及び破
壊強力を維持し、ロスファクターが小さく、レジリエン
スが大きい、つまりロス特性に優れたタイヤサイドウオ
ール組成物を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のタイヤサ
イドウオールは、(A)ゴム成分としてリチウム系開始
剤で重合された(1)スズ化合物で変性する前の分子量
分布がMw/Mnで2.0以下であり、(2)ビニル結
合含量が10〜50%であり、かつ(3)重合体中にス
ズ−炭素結合で結合されたスズ原子含量が50〜300
0ppmであるポリブタジエン20〜100重量%と、
(B)他のゴム成分80〜0重量%と、(C)カーボン
ブラックを全ゴム成分100重量部に対し、10〜60
重量部とを含むことを特徴とする。
【0006】本発明者らは、主として重合体の分子構造
に着目し、詳細に検討を行った結果、分子量分布、ビニ
ル結合含量及びスズ−炭素結合のスズ含量をある範囲に
限定したポリブタジエンと、必要ならば他のゴム成分と
更にカーボンブラックを組み合わせた特定のゴム組成物
の加硫物がタイヤサイドウオールに適した物性すなわち
ロスファクターが著しく小さく、レジリエンスが著しく
大きくかつ耐摩耗性及び破壊強力をも実用的なレベルに
維持できる物性を示すことを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。前記ポリ
ブタジエン(A)(請求項1の(A)で示されるポリブ
タジエンを表す)は、スズ化合物による変性を受ける前
の分子量分布Mw/Mn(Mw:重量平均分子量 M
n:数平均分子量)が2.0以下、好ましくは1.5以
下であることが必要である。本発明の組成物において、
この分子量分布の規定は組成物混練り時のカーボンの分
散性、加硫物のロス特性に大きな影響を与えるので、極
めて重要な要素である。この値が2.0を越えるとカー
ボン分散性、加硫物の低ロス性が不十分となるので好ま
しくない。また、前記ポリブタジエン(A)の重量平均
分子量は、1.5×105 〜4.0×105 であり、好
ましくは、2.0×105 〜3.5×105 である。
【0008】また、前記ポリブタジエン(A)のミクロ
構造はビニル結合含量で特定化される。この要素も分子
量分布と並んで、本発明の目的を達成する上で重要であ
る。該ビニル結合含量は10〜50%、好ましくは10
〜40%であり、10%未満ではリチウム系開始剤によ
る重合では製造困難で、また50%を越えるとカーボン
の分散性、加硫物の耐摩耗性が著しく劣り、また低ロス
性も不良で好ましくない。
【0009】前記ポリブタジエン(A)中にスズ−炭素
結合で結合されたスズ原子は50〜3000ppmであ
り、好ましくは150〜2200ppm、さらに好まし
いのは150〜500ppmである。該スズ原子は、混
練り時にポリブタジエン中のカーボンブラックの分散を
促進し、加硫物のロスファクターの減少及び耐摩耗性を
向上させる効果があるので重要である。ポリブタジエン
中のスズ−炭素結合は、スズ原子とアリール基、シクロ
アルキル基、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基
との結合状態である。中でもスズカップリングポリブタ
ジエンの構造が好適である。前記スズ原子の含有量が5
0ppm未満では混練り時のカーボンブラックの分散が
十分でなく、加硫物の低ロス化にも効果がないし、ま
た、3000ppmを越えると混練り物のまとまり及び
形状が悪化する傾向があり、好ましくない。
【0010】本発明のポリブタジエン(A)はリチウム
系開始剤を用いて、1,3−ブタジエンを重合して得ら
れるが、このリチウム系開始剤としては各種のアルキル
リチウム、アリールリチウム、アリルリチウム、ビニル
リチウム、有機スズリチウム及び有機窒素リチウム化合
物等が含まれる。
【0011】またスズ化合物で変性され、スズ−炭素結
合を有するポリブタジエン(A)の製法についてその一
例を挙げれば、炭化水素溶媒中、上記リチウム開始剤で
1,3−ブタジエンの重合を行った後、スズ化合物を添
加することによって得られる。
【0012】該スズ化合物として具体例を挙げれば、四
塩化スズ、ブチルスズトリクロライド、ジブチルスズジ
クロライド、ジオクチルスズジクロライド、トリブチル
スズクロライド、トリフェニルスズクロライド、ジフェ
ニルジブチルスズ、トリフェニルスズエトキシド、ジフ
ェニルジメチルスズ、ジトリルスズジクロライド、ジフ
ェニルスズジオクタノエート、ジフェニルスズジラウレ
ート、ジフェニルスズジステアレート、ジメチルスズジ
クロライド、テトラビニルスズ、ジブチルスズジオクタ
ノエート、ジビニルジエチルスズ、テトラベンジルス
ズ、ジブチルスズジステアレート、テトラアリルスズ、
p−トリブチルスズスチレン等のうち、一種又は二種選
んで使用できる。
【0013】重合溶媒としては、不活性の有機溶媒であ
り、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素溶媒、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−ブタン
等の脂肪族炭化水素溶媒、メチルシクロペンタン、シク
ロヘキサン等の脂環族炭化水素溶媒及びこれらの混合物
が使用できる。
【0014】重合温度は通常−20〜150℃で、好ま
しくは0〜120℃である。重合は連続方式でもバッチ
方式でも行うことができる。なお、溶媒中の単量体濃度
は、通常、5〜50重量%、好ましくは10〜35重量
%である。また、反応時間は特に制限されないが、通
常、数秒〜数時間である。重合反応は単量体を液相で触
媒に接触させて実施されるが、その圧力は普通、本質的
に液相を保持するに充分な圧力で操作することが好まし
い。また、反応系に装入される上記の全物質には、触媒
作用を妨害する物質を排除することが好ましい。
【0015】本発明の組成物におけるポリブタジエン
(A)の使用量はゴム成分の20〜100重量%であ
り、好ましくは40〜70重量%である。20重量%未
満では低ロス性の点から十分な効果は期待できない。
【0016】本発明の組成物のゴム成分として、上記特
定のポリブタジエン(A)と共に他のゴム成分(B)
(請求項1の(B)で示される他のゴム成分を表す)を
ブレンドして使用される。これらのゴム成分(B)の例
としては天然ゴム、高シス1,4−ポリイソプレンゴ
ム、高シス1,4−ポリブタジエンゴム、結合スチレン
含量10〜40重量%のスチレン−ブタジエン共重合体
ゴム(SBR)等のジエン系ゴムが挙げられ、一種又は
二種以上選んで用いられる。特に天然ゴム及び/又はS
BRが好適に用いられる。
【0017】本発明の組成物における他のゴム成分
(B)の使用量はゴム成分の80〜0重量%であり、好
ましくは60〜30重量%である。
【0018】本発明の組成物に使用されるカーボンブラ
ックは通常ゴム工業用途で使用されるFEF、GPF、
HAF、ISAF等の粒子径及びストラクチャーの異な
る各種のものが使用され、粒子径80mμ以下のものが
好適であり、ゴム成分100重量部に対し10〜60重
量部、好ましくは30〜50重量部で使用される。10
重量部未満では加硫物の耐摩耗性及び破壊強力を維持す
ることができず、60重量部を越えると低ロス性の点で
特徴が失われる。また、使用されるゴム用伸展油として
はアロマ系、ナフテン系及びパラフィン系油等の石油系
の油が使用される。あらかじめ油は上記のポリブタジエ
ン(A)中に重合後に添加しておいてもよい(すなわち
ゴムセメント)。
【0019】前記組成物を用いた加硫物はゴム成分にカ
ーボンブラック及び伸展油を加え、更に硫黄等の加硫
剤、加硫促進剤、加硫助剤及び老化防止剤等の各種ゴム
薬品を加えてロール及びバンバリー等により混練りを行
い、その配合物を加硫することによって得られる。
【0020】本発明における組成物の配合物ムーニー粘
度(ML1+4 130℃)も本発明の目的達成には重要で
あり、その値は20〜70であり、20未満では耐摩耗
性及び破壊強力が劣り、また70を越えると混練り時の
発熱が著しく、ゲルが生成する等加工性が劣るため、好
ましくない。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明の主旨を越えないかぎり本実施例に
限定されるものではない。実施例中、部及び%は特に断
らないかぎり、重量部及び重量%を意味する。
【0022】なお、実施例中の各種の測定は下記によっ
た。ポリブタジエン中のスズ原子の含有量は原子吸光分
析法により測定した。分子量の測定はゲルパーミエイシ
ョンクロマトグラフィ(GPC)により、変性剤を反応
させる前のポリマーについて数平均分子量Mn及び重量
平均分子量Mwを示した。この場合はポリスチレンを基
準とした。ポリブタジエン部分のミクロ構造は赤外法
(モレロ法:D.Morero,Chim.e.In
d.,1959,vol.41,758)によって求め
た。配合物のムーニー粘度(ML1+4 130℃)はAS
TM D 1646−61に準拠し、L型ローターを使
用して測定した。破壊強度はJIS−K6301による
引張強度で測定評価した。高温強度はJIS−K630
1に準拠し、100℃での引張強度で測定評価した。
【0023】レジリエンスはJIS−K6301に準拠
し、室温で測定評価した。低ロス性(低燃費性)の評価
基準として粘弾性測定における50℃の力学的損失係数
Tanδ(50℃Tanδ)及び50℃Tanδの歪依
存度50℃ΔTanδ(TanδMax−Tanδ0.
1%歪)を測定した。いずれも値の小さいほうが好まし
い。耐摩耗性はピコ摩耗試験機(グッドリッチ型)を用
い、測定結果を比較例に対し指数化して示した。この値
は大きい方がよい。
【0024】〔実施例1〕攪拌機及び加熱用ジャケット
の付いた5lの耐圧反応機にあらかじめ1,3−ブタジ
エンを15%の濃度で溶解させたシクロヘキサンを20
00g注入し、次いでn−ブチルリチウム(n−BuL
i)0.15g添加して重合を開始した。重合温度は約
50℃に保ち、約2時間重合させた後、四塩化スズ(S
nCl4 )を0.16g添加し、更に約1時間ポリマー
末端の変性を行い、常法にて脱溶媒し乾燥させた。得ら
れたポリマーの分子構造(ただし、分子量はスズ変性前
の値)を表1に示した。その後表2の配合処方で混練り
してゴム組成物を作り、次いでこれを145℃で33分
間加硫を行った。得られた加硫物の物性測定を行い、そ
の結果を表3に示した。
【0025】〔実施例2〕実施例2はn−BuLiを添
加する前にテトラヒドロフラン(THF)0.35gを
添加した以外は実施例1と同様に行った。得られたポリ
マーの分子構造を表1に、その加硫物の物性測定の結果
を表3に示した。
【0026】〔実施例3〜5〕実施例3はTHFを0.
70g添加、実施例4はn−BuLiの代わりにトリn
−ブチルスズリチウム(n−Bu3 SnLi)0.70
g、THFを0.60g添加した以外はいずれも実施例
2と同様に行った。実施例5はn−BuLiを添加する
前にt−ブトキシカリウム0.015gを添加し、かつ
SnCl4 の代わりにジブチルジクロルスズ0.20g
を添加した以外は実施例1と同様に行った。得られたポ
リマーの分子構造を表1に、その加硫物の物性測定の結
果を表3に示した。
【0027】〔比較例1〜2〕比較例1及び2はn−B
uLiを添加する前に各々、1,2−ブタジエン(アレ
ーン)0.015g及び1,2−ジメトキシエタン(D
ME)0.5gを添加した以外は各々実施例2及び1と
同様に行った。得られたポリマーの分子構造を表1に、
その加硫物の物性測定の結果を表3に示した。
【0028】〔比較例3〕ポリブタジエンとしてBR0
1(日本合成ゴム(株)製、高シス1,4−ポリブタジ
エン)を用いて、表2の配合処方で混練りしてゴム組成
物を作り、次いでこれを145℃で33分間加硫を行っ
た。得られたポリマーの分子構造を表1に、その加硫物
の物性測定の結果を表3に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】表1から明らかなように、本発明の実施例
1〜5のポリマーは、いずれも分子量分布Mw/Mnは
2.0以下で、ブタジエン部のビニル結合含量は10〜
50%で、かつスズ含有量は50〜3000ppmであ
るが、比較例1〜3のポリマーは上記3つの分子構造要
素のうち、少なくとも1つが本発明の範囲を逸脱したも
のである。すなわち比較例1ではMw/Mnが2.0を
越えており、比較例2ではビニル結合含量が50%を越
えているし、比較例3はMw/Mnが2.0を越え、し
かもスズ含有量は50ppm未満である。
【0033】表3から明らかなように、比較例に比べて
実施例1〜5ではゴム組成物のカーボン分散性(50℃
ΔTanδ)は著しく向上し、加硫物は破壊強度、耐摩
耗性を損なうことなく、レジリエンスは大きく、50℃
Tanδは小さくすなわちロス特性に優れた物性を示す
ことがわかる。
【0034】これに対し、比較例ではいずれもカーボン
分散性が悪く、加硫物のロス特性も不良で、比較例2に
至っては耐摩耗性が著しく劣ることが明らかである。ま
た、実施例1及び比較例3の各組成物を用いたサイドウ
ォールを有する乗用車用タイヤの性能を検討した結果、
実施例タイヤは比較例タイヤに対し、約4%の転動抵抗
低下が認められ、すなわちロス特性に優れていることに
対応する性能を示し、かつ耐摩耗性はほぼ同等であっ
た。
【0035】
【発明の効果】本発明のタイヤサイドウオール組成物
は、上記構成としたので、混練り時のカーボン分散性に
優れ、加硫物は耐摩耗性、破壊強度を損なうことなく、
ロスファクターが小さく、レジリエンスが大きく、タイ
ヤの転動抵抗を小さくすることができるという優れた効
果を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ゴム成分としてリチウム系開始剤
    で重合された(1)スズ化合物で変性する前の分子量分
    布がMw/Mnで2.0以下であり、(2)ビニル結合
    含量が10〜50%であり、かつ(3)重合体中にスズ
    −炭素結合で結合されたスズ原子含量が50〜3000
    ppmであるポリブタジエン20〜100重量%と、
    (B)他のゴム成分80〜0重量%と、(C)カーボン
    ブラックを全ゴム成分100重量部に対し、10〜60
    重量部とを含むことを特徴とするタイヤサイドウオール
    組成物。
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