JPH0531877Y2 - - Google Patents

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JPH0531877Y2
JPH0531877Y2 JP19978786U JP19978786U JPH0531877Y2 JP H0531877 Y2 JPH0531877 Y2 JP H0531877Y2 JP 19978786 U JP19978786 U JP 19978786U JP 19978786 U JP19978786 U JP 19978786U JP H0531877 Y2 JPH0531877 Y2 JP H0531877Y2
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JP
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speed
transmission mechanism
reaping section
main
reaping
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コンバインにおいて、機体の走行変
速に関連して刈取部の作動速度を高速および低速
の2段階に切換えるようにした変速装置に係るも
のである。
従来の技術 従来、コンバインにおいて、機体の走行速度を
無段変速する主変速機構と刈取部の作動速度を変
速する刈取部変速機構を連動させたものは、実開
昭55−162524号公報および特開昭55−131313号公
報に記載されているように、既に知られている。
考案が解決しようとする問題点 一般に、機体の走行速度を無段変速する主変速
機構と、この主変速機構による機体の走行変速に
関連して刈取部の作動速度を高速および低速の2
段階に切換える刈取部変速機構を備えてなるコン
バインにおいては、主変速機構による走行変速の
一定速度を境として、高速域と低速域で刈取部変
速機構を切換えているが、刈取部の作動速度、殊
に穀稈の梳上げ速度は機体の走行速度に密接に関
連して良好な動作範囲がある。
ところで、上記のような従来のコンバインにお
いては、主変速機構の変速レバーを操作して機体
の走行速度を高速側に変速する場合と、低速側に
変速する場合とで共に一定速度を境にしてそれぞ
れ切換えているので、走行速度を高速方向に変速
する際には、機体の走行速度がまだ所定の速度に
達しないうちに刈取部が高速状態に切換えられ、
また、走行速度を低速方向に変速する場合には機
体の走行速度が所定の低速状態に戻る前に刈取部
が低速状態に切換えられてしまう。このため、走
行変速に伴つて刈取部の作動速度が切換えられる
たびに、機体の走行速度に対応して刈取部の作動
速度が適切に変速されない状態が生じて、穀稈の
梳上げおよび刈取り動作が不円滑になり、穀稈の
収穫にも支障をきたす等の不具合がある。
本考案は、このような従来のものの問題点を解
消することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、その目的を達成するための技術的手
段を次のように構成した。
すなわち、本考案に係るコンバインにおける変
速装置は、機体の走行速度を無段変速する主変速
機構と、この主変速機構による機体の走行変速に
関連して刈取部の作動速度を高速および低速の2
段階に切換える刈取部変速機構を備えてなるコン
バインにおいて、主変速機構と刈取部変速機構と
を、主変速レバーの変速範囲の一定境を挟んで高
速方向および低速方向への操作にそれぞれ遅れて
刈取部変速機構を切換える連動機構を介して連動
させた構成としたものである。
作 用 主変速機構と刈取部変速機構は、主変速レバー
の変速範囲の一定境を挟んで高速方向および低速
方向への操作にそれぞれ遅れて刈取部変速機構が
切換えられる連動機構を介して連動されているの
で、機体の走行速度を低速から高速へ変速すると
きは高速域で、かつ高速から低速へ変速するとき
は高速域で刈取部の作動速度がそれぞれ切換えら
れる。このため、走行速度を高速方向に変速する
際には、機体の走行速度が所定の速度に達してか
ら刈取部が高速状態に切換えられ、また、走行速
度を低速方向に変速する場合には機体の走行速度
が所定の低速状態に戻つてから刈取部が低速状態
に切換えられて、機体の走行速度に関連して刈取
部の作動速度が適切に保持される。
実施例 本考案の一実施例を図面について説明する。
第1図および第2図には、それぞれコンバイン
における伝動系統の2態様が示されている。第1
図のものは、機体の走行速度にかかわらず刈取部
の作動速度が一定に保たれる構成であり、第2図
のものは機体の走行速度に連動して刈取部の作動
速度が変化する構成となつている。そして、これ
らの伝動系統には、ともに刈取部の作動速度を高
低2段階に切換える刈取部変速機構が備えられて
いる。
第1図において、1はエンジン、2はカウン
タ、3はミツシヨン、4,4は走行車輪、5は刈
取部、6は刈取部変速機構であつて、カウンタ2
とミツシヨン3間には無段変速装置からなる主変
速機構7が設けられており、刈取部5の動力はカ
ウンタ2から取込む構成となつている。第2図に
示されたものは、第1図のものに対して、刈取部
5の動力をミツシヨン3から取込む構成となつて
いる。したがつて、第1図の構成では、機体の走
行速度にかかわらず刈取部5の作動速度が一定で
あり、第2図の構成では、機体の走行速度に連動
して刈取部5の作動速度が変化するものである。
上記コンバインの伝動系統においては、主変速
機構7と刈取部変速機構6とが第3図ないし第6
図に示す構成によつて連動されている。
第3図ないし第6図において、8は前記主変速
機構7の主変速レバーであつて、この主変速レバ
ー8の前進変速操作範囲内には、主変速レバー8
と共に回動する回動体9がステー10に枢支され
ており、かつステー10には回動反転アーム11
が枢支されていて、この回動反転アーム11はス
プリング12によつて一方向に引付けられてい
る。そして、回動反転アーム11は、回動体9の
ピン13に当つて、主変速レバー8の変速範囲の
一定境を挟んで一方向および他方向に、スプリン
グ12の中立点を越える際に急峻に反転するよう
になつている。14は回動体9のストツパであ
る。上記回動反転アーム11には、それと一体に
回動する連動アーム15が取付けられており、こ
の連動アーム15と前記刈取部変速機構6はロツ
ド16によつて連動されている。17は後進方向
の変速回動体である。
なお、回動反転アーム11と連動アーム15と
は、第7図および第8図に示すように、一定の回
動間隙aを有するカム機構18によつて連動して
もよく、この回動間隙aは、回動反転アーム11
が回動体9に押されてスプリング12の中立点を
越えて反転するまでの動作間隙と一致させてあ
り、回動反転アーム11がスプリング12の中立
点を越えるまで刈取部変速機構6が作動しないよ
うにする誤動作防止のためのものである。
叙上のように構成された装置において、機体の
走行変速を行うため主変速レバー8を高速側また
は低速側に操作すると、その変速範囲の一定の境
を高速側または低速側に越える際に回動反転アー
ム11がそれぞれの方向に反転し、刈取部変速機
構6が2段階に切換えられるが、その2段階切換
えは、主変速機構7の上記境の変速点より遅れて
刈取部変速機構6が切換えられる。すなわち、主
変速レバー8を低速から高速に操作する際には高
速側で、かつ主変速レバー8を高速から低速に操
作する際には低速側でそれぞれ刈取部変速機構6
が切換えられるものである。
第9図には第1図に示された構成のものにおい
て、主変速機構7による機体の走行速度(V0
V9)と刈取部変速機構6の2段階変速切換えの
関係が示されている。すなわち、この構成のもの
は、走行速度を低速から高速に変速した際には変
速範囲の一定の境を越えて高速側で刈取部変速機
構6が高速段階に切換えられ、走行速度を高速か
ら低速に変速する際には上記一定の境を越えて低
速側で刈取部変速機構6が低速段階に切換えられ
る動作をするものである。また、第10図には第
2図に示された構成のものにおいて、主変速機構
7による機体の走行速度(V0〜V9)と刈取部変
速機構6の2段階変速切換えの関係が示されてい
る。すなわち、この構成のものは、走行速度を低
速から高速に変速した際には変速範囲の一定の境
を越えて高速側で刈取部変速機構6が高速段階に
切換えられ、走行速度を高速から低速に変速する
際には上記一定の境を越えて低速側で刈取部変速
機構6が高速段階に切換えられる動作をするもの
である。
このため、機体の走行速度の変速に際して、走
行速度に対して刈取部5の穀稈梳上げ速度が不適
切になることがなく、円滑に穀稈の収穫作業を行
うことができる。
考案の効果 本考案は、前記のように、機体の走行速度を無
段変速する主変速機構と、この主変速機構による
機体の走行変速に関連して刈取部の作動速度を高
速および低速の2段階に切換える刈取部変速機構
を備えてなるコンバインにおいて、主変速機構と
刈取部変速機構とを、主変速レバーの変速範囲の
一定境を挟んで高速方向および低速方向への操作
にそれぞれ遅れて刈取部変速機構を切換える連動
機構を介して連動させたから、主変速機構の変速
レバーを操作して機体の走行速度を高速側に変速
する場合と、低速側に変速する場合とでそれぞれ
刈取部変速機構を高速域および低速域で切換え
て、機体の走行速度に関連して刈取部の作動速度
を適切に保持することができるばかりでなく、殊
に、走行変速に伴つて刈取部の作動速度が切換え
られるたびに、穀稈の梳上げおよび刈取り動作が
不円滑になる虞れがなく、穀稈の収穫作業を円滑
に行うことができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図および第2図はそれぞれコンバインの伝動
系統の2態様を示す伝動系統図、第3図は変速機
構の要部側面図、第4図は同上正面図、第5図お
よび第6図はその一部のそれぞれの動作態様を示
す側面図、第7図は他の実施例を示す要部の正面
図、第8図はその一部の側面図、第9図および第
10図はそれぞれ第1図および第2図の構成のも
のの動作説明図である。 1……エンジン、2……カウンタ、3……ミツ
シヨン、4,4……走行車輪、5……刈取部、6
……刈取部変速機構、7……主変速機構、8……
主変速レバー、9……回動体、10……ステー、
11……回動反転アーム、12……スプリング、
13……ピン、14……ストツパ、15……連動
アーム、16……ロツド、17……回動体、18
……カム機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体の走行速度を無段変速する主変速機構と、
    この主変速機構による機体の走行変速に関連して
    刈取部の作動速度を高速および低速の2段階に切
    換える刈取部変速機構を備えてなるコンバインに
    おいて、主変速機構と刈取部変速機構とを、主変
    速レバーの変速範囲の一定境を挟んで高速方向お
    よび低速方向への操作にそれぞれ遅れて刈取部変
    速機構を切換える連動機構を介して連動させたこ
    とを特徴とするコンバインにおける変速装置。
JP19978786U 1986-12-30 1986-12-30 Expired - Lifetime JPH0531877Y2 (ja)

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JP19978786U JPH0531877Y2 (ja) 1986-12-30 1986-12-30

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JPS63109728U JPS63109728U (ja) 1988-07-14
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JP2508281Y2 (ja) * 1991-05-15 1996-08-21 株式会社 神崎高級工機製作所 コンバインにおける刈取部駆動装置
KR101114885B1 (ko) * 2003-12-19 2012-03-08 세이레이 고교 가부시키가이샤 콤바인

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