JPH053177Y2 - - Google Patents

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JPH053177Y2
JPH053177Y2 JP11359587U JP11359587U JPH053177Y2 JP H053177 Y2 JPH053177 Y2 JP H053177Y2 JP 11359587 U JP11359587 U JP 11359587U JP 11359587 U JP11359587 U JP 11359587U JP H053177 Y2 JPH053177 Y2 JP H053177Y2
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container
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ribs
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Portable Outdoor Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、携帯用あるいは卓上用などとして
好適に用いられる金属製魔法瓶に関する。
[従来の技術] 従来より、このような金属製魔法瓶として、第
9図に示したような構造のものが多く用いられて
いる。
すなわち、、第9図は従来の金属製魔法瓶の一
例を示したものである。図中符号1は、内容物を
収容する有底円筒状の金属製内容器である。この
内容器1を覆い、かつその内容器1を空隙を隔て
て把持するように、有底円筒状の金属製外容器2
が設けられている。この内容器1および外容器2
はともに例えばステンレス鋼等の金属より構成さ
れるもので、その口部において接合一体化され、
またその間には保温性、保冷性を維持できるよう
に真空断熱空間3が形成されて、真空二重構造と
なつている。
以上のようにして構成された真空二重容器4に
は、その底部にプラスチツク製の底部材5、また
首部に口部の周囲を囲繞するプラスチツク製の口
がね6が装着され、さらに中栓7、外蓋コツプ8
等が設けられて、この考案の金属製魔法瓶9とな
る。
そして、上記真空二重容器4の上部に嵌合され
て口部および首部を構成する口がね6は、プロピ
レン等の樹脂からなり、その外形がほぼ円筒状の
もので、上記外容器2の首部円周上に全周にわた
つて形成されるリブ10に強制嵌合されている。
またこの口部および首部に相当する上記内容器1
の内側部分にはシリコーン樹脂等によりなる中栓
7が螺着されて、水漏れ防止や保温、保冷に寄与
する。さらに口部においては、上記外容器2と口
がね6との間にシリコーン樹脂等よりなるパツキ
ング11が設けられて、上記真空二重容器4と口
がね6とを密着している。
上述のように上記真空二重容器4上に固定され
た口がね6には、さらに外蓋コツプ8が螺着でき
るように、この口がね6の外側に円周方向にネジ
が形成されている。ここで、外蓋コツプ8には、
上記底部材5や口がね6と同様のポリプロピレン
などのプラスチツクが好適に使用される。
ところが、従来のこの種の金属製魔法瓶9にあ
つては、真空二重容器4に対して、その円周方向
に口がね6が回つてしまうという問題があつた。
そこで、この真空二重容器4に対する口がね6の
円周方向の回りを防止する手段として、 (1) 強制嵌合の嵌合度合をきつくする。すなわ
ち、外容器2の寸法と口がね5の寸法とを強力
近いものにしたり、口がね5の寸法を外容器2
の寸法よりむしろ少々小さくするなどして、外
容器2上のリブ10と口がね6との間に作用す
る摩擦力が大きくなるようにする。
(2) 口がね6と外容器2との接触部分に接着剤を
塗布する。例えば、リブ10形成部分などにエ
ポキシ等の接着剤を塗布して、口がね6と外容
器2とを接着する。
等の方法が提案されていた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、第9図に示したような従来の金属製
魔法瓶9においては、上述の回り防止のために作
用する力は、前述の通り、外容器2と口がね6と
の間に設けられたパツキング11による摩擦、あ
るいは口がね6を強制係合する目的で設けられた
外容器2上のリブ10との摩擦によるもののみで
あり、これでは円周方向の回りを充分に防止する
ことができない。
また(1)の方法では、リブ10と口がね6との摩
擦が大きくなるために口がね6の回りはある程度
改善されるが、一方口がね6が変形しやすいとい
う欠点があり、またさらに、外容器2や口がね6
およびリブ10の寸法精度が厳しく要求されるた
め、加工作業に手間を要するばかりでなく、不良
品増加につながるという問題も生じた。
また、(2)の方法では、接着剤を使用するために
材料費が高くなる他、接着剤塗布という製作工程
が加わるという作業面上の不都合も生じた。
この考案は上述の問題を解消し、真空二重容器
に対する口がねの回りを簡便な方法で防止できる
ような金属製魔法瓶を提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段] この考案は、真空二重容器の外容器の首部円周
上および口がねの内周上に円周に沿つて延びるリ
ブをそれぞれ形成し、このリブ同士を係合せしめ
て口がねを真空二重容器の口部および首部に嵌合
するとともに、外容器上口部を含む首部の前記リ
ブとは異なる位置に凹部または凸部を設け、この
凹部または凸部に係止する係止部を前記口がねの
内周上に設けて、相互に係合せしめることによ
り、口がねが外容器の口部を囲繞して首部と一体
化されるべく固定したことをその解決手段とす
る。
[作用] この考案の金属製魔法瓶にあつては、口がねを
強制係合するために設けられ、かつ口がねの抜け
防止のために設けられた従来からのリブの他に、
外容器上の前記リブとは異なる位置に凹部または
凸部を形成するとともに、口がねの内周上にはこ
の凹部または凸部に係止するような係止部をそれ
ぞれ形成し相互に係合、止着できるようにした構
造を有するものであるので、真空二重容器に対す
る口がねの円周方向への動きが規制され、回り防
止が可能となる。
[実施例] 以下、図面に基いてこの考案の金属製魔法瓶を
詳細に説明する。
この第1実施例に金属製魔法瓶9が第9図に示
した従来例の金属製魔法瓶と異なる点は、口がね
6を強制係合するために設けられ、かつ口がね6
の抜け防止のために設けられた従来からのリブ1
0の他に、真空二重容器4に対する口がね6の円
周方向へのまわり防止するために、外容器2上に
設けられた前記リブ10とは異なる位置に2箇
所、凹部13,13が形成されるとともに、口が
ね6の内周上にこの凹部13,13に係止するよ
うな係止部14,14がそれぞれ形成されている
ことである。
この凹部13,13は、第1図および第2図に
示すように、この金属製魔法瓶9の首部の最下方
部分すなわち肩部と接する部分の円周上に、対称
的に2箇所形成され、前記リブ10より下方に位
置するものである。また、係止部14,14は、
凹部13,13に係止する舌片状の実起物を有し
てなるもので、口がね6の内周上で前記凹部1
3,13に対応する位置すなわち口がね6の最下
方部分に2箇所形成され、凹部13,13と相互
に係合、止着できるように設けられている。
上記凹部13,13は、第3図に示すように、
外容器2をその内側に幅10〜15mm、深さ3〜5mm
程度にへこませて形成したものである。一方係止
部14,14は、第3図に示す通り、口がね6の
円周面にその半径方向内方に延びる舌片状の突起
物を形成してなるものであり、口がね6と一体成
形することにより作られている。
以上説明した凹部13,13および係止部1
4,14は、口がね6の嵌合の際、次のようにし
て、口がねの回り防止に供する。すなわち、第4
図に示したように、外容器2上のリブ10と口が
ね6内周上のリブ15との強制係合により口がね
6の軸方向への抜けが防止されると同時に、外容
器2上の凹部13,13と口がね6内周上の係止
部14,14との係合、止着によつて、真空二重
容器4に対する口がね6の円周方向への動きが規
制され、口がね6の回り防止の効果が発揮され
る。
次にこの考案の金属製魔法瓶の第2実施例を第
5図〜第8図に基いて説明する。
第5図において、第1図に示す構成要素と同一
の要素には同一符号を付し、その説明を省略す
る。この第2実施例が先に述べた第1実施例と異
なる主な点は、口がね6の回り防止のために、先
の実施例では外容器2上に凹部13,13を設け
たのに対し、実施例2においては外容器2上に凸
部17,17を設けるとともに、口がね6の内周
上にこの凸部17,17に係止する係止部18,
18を形成したことである。
この凸部17,17は、第5図および第6図に
示すように、口がね6の強制係合および抜け防止
のために外容器2の首部の最下方部分に設けられ
た前述のリブ10より上方に位置するもので、外
容器2の口部円周上に対称的に2箇所形成され
る。また、係止部18,18は、凸部17,17
の突起部分を挾持する2つの舌片を有してなるも
ので、口がね6の内周上の前記凸部17,17に
対応する位置に2箇所形成され、凸部17と相互
に係合、止着できるように設けられている。
上記凸部17,17は、第7図に示すように、
外容器2をその外側へ適宜ふくらませて形成され
るものである。一方係止部18,18は、第7図
に示す通り、口がね6の内周面にその半径方向内
方に延びる2つの舌片状の突起物を形成してなる
ものであり、口がね6と一体成形することにより
作られている。
またさらに、上記リブ15の形成箇所に相当す
る口がね6の外側部分には突起16が設けられ、
これと同一線上の底部材5上に設けられた同一の
突起とともに横づり式の手さげひもを係着するた
めの部材として利用される。
以上説明した凸部17,17および係止部1
8,18は、第8図に示したように、外容器2上
のリブ10と口がね6の内周上のリブ15との強
制係合の際、同時に係合、止着することができる
ので、真空二重容器4に対する口がね6の軸方向
への抜け防止とともに円周方向への動きも規制さ
れ、口がね6の回り防止の効果が発揮される。
また、この金属製魔法瓶9の側面に横づり式の
手さげひもを取り付けるなど、口がね6の嵌合の
際に位置決めを必要とする場合には、前述のよう
な回り防止用の凸部17が同時にこの位置決めの
役割も兼用する。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の金属製魔法瓶
は、真空二重容器への口がねの強制係合と軸方向
への抜け防止のための係止部材として、外容器の
首部および口がねの内周上にそれぞれ円周方向に
延びるリブを設けた他、また、外容器上首部の前
記リブとは異なる位置に凹部または凸部を設け、
この凹部または凸部に係止する係止部をそれぞれ
口がねの内周上に形成し、相互に係合、止着でき
るようにしたものであるので、この金属製魔法瓶
の真空二重容器に対する口がねの円周方向への回
りを防止する効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は、この考案の金属製魔法瓶の
第1実施例を示すものであつて、第1図は金属製
魔法瓶全体を示す部分断面図、第2図はこの金属
製魔法瓶の口部および首部を示す正面図、また第
3図は第1図の−線断面図、第4図は第3図
の−断面図である。また、第5図〜第8図
は、この考案の金属製魔法瓶の第2実施例を示す
ものであつて、第5図は金属製魔法瓶全体を示す
部分断面図、第6図はこの金属製魔法瓶の口部お
よび首部を示す正面図、また第7図は第5図の
−線断面図、第8図は第7図の−線断面図
である。さらに、第9図は一従来例の金属製魔法
瓶を示す部分断面図である。 1……内容器、2……外容器、3……真空断熱
空間、4……真空二重容器、6……口がね、10
……外容器外周上のリブ、13……凹部、14…
…係止部、15……口がね円周上のリブ、17…
…凸部、18……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製内容器と金属製外容器とをその口部で接
    合一体化し、内外容器間の空〓を真空断熱空間と
    した真空二重容器よりなる金属製魔法瓶におい
    て、前記外容器の首部円周上および口がねの内周
    上にそれぞれ円周に沿つて延びるリブを形成し、
    このリブ同士を係合せしめて口がねを真空二重容
    器の口部および首部に嵌合するとともに、外容器
    上口部を含む首部の前記リブとは異なる位置に凹
    部または凸部を設け、この凹部または凸部に係止
    する係止部を前記口がねの内周上に設けて、相互
    に係合せしめることにより、口がねが外容器の口
    部を囲繞して首部と一体化されるべく固定したこ
    とを特徴とする金属製魔法瓶。
JP11359587U 1987-07-24 1987-07-24 Expired - Lifetime JPH053177Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6419323U JPS6419323U (ja) 1989-01-31
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