JPH05313644A - 画像メモリ - Google Patents

画像メモリ

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JPH05313644A
JPH05313644A JP4113432A JP11343292A JPH05313644A JP H05313644 A JPH05313644 A JP H05313644A JP 4113432 A JP4113432 A JP 4113432A JP 11343292 A JP11343292 A JP 11343292A JP H05313644 A JPH05313644 A JP H05313644A
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JP
Japan
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data
image
register
memory
image memory
Prior art date
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JP4113432A
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English (en)
Inventor
Hirotoshi Uehara
宏敏 上原
Takumi Hasebe
巧 長谷部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05313644A publication Critical patent/JPH05313644A/ja
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、スクロール目的のために2画面分
の表示メモリや付加的なアドレス制御回路を用いること
なく、全面スクロール処理及びウィンドウスクロール処
理を容易に実現可能とする画像メモリの提供を目的とし
ている。 【構成】 メモリセルアレイ部1の所定の連続領域を読
み出して保持すると共に、メモリセルアレイ部1の所定
の連続領域への書込みが可能なデータレジスタのシフト
機能付SAM部5と、シフト機能付SAM部5の所定の
連続領域への画像データの書き込みが可能なシリアルア
クセス制御部6を備え、SAM部がシリアルアクセス制
御部6からの画像データを入力すると共に、保持するデ
ータを左方向、もしくは右方向にシフトするようにした
構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレゼンテーションや
電子カタログなどの画像効果を多用するシステムを構成
する画像メモリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの著しい機能向上に
よって、コンピュータ上で画像を実用的に扱うことが可
能となってきている。このため、従来それぞれ用途毎に
専用装置として構築されていた各種の画像システムは、
ワークステーション(以下、WSと略記)やパーソナル
コンピュータ(以下、PCと略記)をベースにして構築
され始めている。プログラムの変更によりシステムアッ
プできる点や既に流通しているソフトウェア資産を継承
できる点などのメリットがあるためである。
【0003】この様なシステムの代表例としては、美術
館や博物館でのミュージアムシステムがある。これらの
システムでは、視覚上の効果として画像を左右または上
下の端から順に次画像に入れ替えるワイプ(次画像を前
画像に上書きしていく処理)やスクロール(前画像をず
らしつつ次画像を書き加える処理)、または次画像が次
第に浮き出て入れ代わるディゾルブなどの画像効果が多
用される。
【0004】こうしたミュージアムシステムでは、美術
館や博物館でのデータの共有化や、相互利用を推進する
ためにシステム構成に関する標準化が進められて来てい
る。画像効果についても、この標準化の中で備えるべき
効果種別が必須要件として規定されている(参考文献
『展示型ハイビジョン静止画システムの技術ガイドライ
ン』財団法人ハイビジョン開発支援センター、以下HV
Cガイドラインと略記)。
【0005】例えば、スクロール処理に関しては図8に
示すような2つの画像(A、B)による画面全体での処
理(全面スクロール)や、画面上の特定領域(ウィンド
ウ)部分での処理(ウィンドウスクロール)の実現が指
示されている。
【0006】図9に画面全体のスクロール処理の動作例
を示す。スクロール処理とは、画像91、92、93で
の画像Aの左上隅部と画像Bの右下隅部が示すように、
画像Aが時間と共に右にずれながら、画像Bに切り替わ
る処理である。更に、前述したHVCガイドラインで
は、図9の画像91〜94のスクロール処理を所定の時
間内で、表示画面を乱さないよう垂直周波数に同期して
制御するよう規定されている。
【0007】図10は、ウィンドウにおけるスクロール
処理の動作図を示すもので、スクロール処理自体は、上
記した図9と同様の動作となる。こうした画像効果を実
現する従来のシステムでは、例えば図11に示すような
構成を備えている。
【0008】図11において、主制御手段1101は、
画像データの描画等を行うものである。主記憶手段11
02は、例えばプログラムや画像データを一時保持する
ものであり、2次記憶手段1106は、画像データ等を
記憶するものである。表示メモリ手段1103は、主制
御手段1101により描画される画像データを保持する
ものである。表示制御手段1104は、表示メモリ手段
1103の画像データを読み出してD/A変換手段11
05によりディスプレイ(図示せず)へのアナログ信号
を出力するものである。
【0009】このように構成された画像システムにおけ
る全面スクロールは、以下のように実現される。
【0010】主制御手段1101は、主記憶手段110
2上で動作するプログラムにより、2次記憶手段110
6から画像データを読み出し、表示メモリ手段1103
に描画する。ここで、表示メモリ手段1103は、図1
2に示すように2画面サイズ分の画像データを保持する
ものとする。主制御手段1101は、画像A、Bの2枚
の画像を表示メモリ手段1103に描画する。表示制御
手段1104は、表示メモリ手段1103のカラム(水
平)方向に2画面としたアドレス制御において、表示読
出しカラムアドレスを垂直同期信号毎に変化させる。
【0011】例えば、表示読出しカラムアドレスをメモ
リの左端から(図12(a))、順次右方向に変化させ
ると表示メモリ手段1103からは図12(b)の斜線
部で示す画像データを出力することができる。
【0012】一方、ウィンドウスクロール処理は、前記
したような表示アドレスの制御では画面全体の処理とな
るため対応できない。そこで、主制御手段1101によ
るスクロール領域の再描画となると考えられる。例え
ば、主制御手段1101が、ウィンドウ内の画像データ
を一旦表示メモリ手段1103より主メモリ手段110
2に読出して、スクロール処理を行う別画像データを新
たに描画して再度表示メモリ手段1103に書込むなど
で実現される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像システムの構成では、全面スクロール処理を実現す
るためには、2画面分の表示メモリ手段と、スクロール
処理に対応した表示アドレスの制御回路を必要とし、ハ
ードウェア規模が大きくなるという課題があった。
【0014】また、ウィンドウでのスクロール処理で
は、画像メモリのランダムアクセス速度や主制御手段1
101の処理速度の制約等から主制御手段1101によ
る高速描画は困難であり、前記ガイドラインで指定され
るような時間制約を伴ったスクロール処理は到底実現で
きるものではなかった。
【0015】本発明は上記の点に鑑み、画像メモリ内部
にスクロール処理を支援する手段を備えることで、スク
ロール目的のために2画面分の表示メモリや付加的なア
ドレス制御回路を用いることなく、全面スクロール処理
及びウィンドウスクロール処理を容易に実現可能とする
画像メモリの提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、画像メモリの所定の連続領域を読み出し
て保持すると共に、前記画像メモリの所定の連続領域へ
の書込みが可能なデータレジスタと、前記データレジス
タの所定の連続領域への画像データの書き込みが可能な
シリアル入力ポートを備え、前記データレジスタが前記
シリアル入力ポートからの画像データを入力すると共
に、保持するデータを左方向、もしくは右方向にシフト
する手段を備えたことを特徴としている。
【0017】本発明は、また、画像メモリの所定の連続
領域を読み出して保持すると共に、前記画像メモリの所
定の連続領域への書き込みが可能なデータレジスタと、
前記データレジスタの所定の領域への画像データの書き
込みが可能なランダムアクセスポートを備え、前記デー
タレジスタが前記ランダムアクセスポートからの画像デ
ータを入力すると共に、保持するデータを左方向、もし
くは右方向にシフトする手段を備えたことを特徴として
いる。
【0018】本発明は、更に前記データレジスタが、画
像メモリの所定の連続領域への書込みにおいて、特定デ
ータのみの書込みを可能とするレジスタデータ書込みマ
スク手段を備えたことを特徴としている。
【0019】
【作用】本発明は上記した構成により、画像メモリの所
定の連続領域のデータ、例えば1ライン(メモリセルの
ロー、カラムのうちのローデータ)分の画像データを一
旦メモリ内部のデータレジスタに読出し、シリアル入力
ポート、もしくはランダムアクセスポートから次画像デ
ータを書込み、この入力データに同期してデータレジス
タが保持する画像データを左右いずれかにシフトし、再
度画像メモリの所定の連続領域(ロー)に書き込むこと
で、スクロール処理を実現できる。
【0020】また、レジスタデータの画像メモリへの書
き込みの際に、レジスタデータマスク手段によりローデ
ータのうちの特定領域の書込みを行なうことで、部分的
なウィンドウスクロールをも容易に実現できる。
【0021】上記した2つの動作において、データレジ
スタと画像メモリの所定の連続領域のデータ転送は、通
常の1アクセスサイクルで1ロー(ラインデータに相
当)のデータ処理が可能なため、表示に同期させるなど
の高速処理でも十分対応できる。
【0022】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図1、図2、図
3に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施例
における画像メモリの内部構成を示すブロック図であ
る。
【0023】図1において、メモリセルアレイ部1は、
画像データを保持するものである。ランダムポートアク
セス制御部2は、外部からのアドレスをロー(行方
向)、カラム(列方向)アドレスを切り替え、各々のデ
コードによりメモリセルアレイ部1の選択されたメモリ
セルへのデータ書き込み、またはメモリセルからのデー
タ読み出しを制御するものである。
【0024】SAM部3は、外部からのローアドレスに
より選択されたメモリセルアレイ部1のローデータ7を
読み出して保持するデータレジスタであり、シリアル出
力制御部4は外部からの読み出しクロックによりSAM
部3のデータをシリアル(順次)に出力するものであ
る。
【0025】シフト機能付SAM部5は、SAM部3と
同様に外部からのローアドレスにより選択されたメモリ
セルアレイ部1のローデータ7を読み出して保持するの
に加え(シリアルリード転送)、保持するローデータ7
を外部アドレスにより選択されたメモリセルアレイ部1
に書き込む(シリアルライト転送)ことができるように
もなっている。
【0026】シリアルアクセス制御部6は、外部からの
シリアルデータをその書き込みクロックによりシフト機
能付SAM部5に順次に入力するものである。
【0027】このように図1の実施例での画像メモリ
は、外部に対し2つのシリアルポートと1つのランダム
ポートを有するトリプルポート画像メモリの構成を採
る。
【0028】次に、図2を用いて、シフト機能付SAM
部5とシリアルアクセス制御部6のより具体的な構成を
説明する。
【0029】シフト機能付SAM部5は、メモリセルア
レイ部1に対し、ローデータを転送するためのデータ信
号線とそのローデータを保持するレジスタ501、50
2・・・50xを備え、シリアルアクセス制御部6に対
して、所定のレジスタからのデータ入力ができるように
なっている。各レジスタ501〜50xは、左右(カラ
ム)方向に隣接するものが接続制御され、外部からのシ
リアルデータクロック8に同期してSAM部データを右
シフト(例えば501のデータが502に、502のデ
ータが503になどシフト転送される)、あるいは左シ
フトできる構成を備えている。なお、シフト方向は外部
より選択できる。
【0030】また、シリアルアクセス制御部6は、外部
からのカラムアドレスにより図示するようなシフト機能
付SAM部5の任意のレジスタからデータ9を入力でき
るようになっている。
【0031】以下、本実施例のトリプルポート画像メモ
リによる全面スクロール処理について、図3を用いて動
作説明する。
【0032】図3(a)に示すように、先ず、画像メモ
リに対しシリアルリード転送を実行し、外部より与えた
ローアドレスより選択されたメモリセルアレイ部1のロ
ーデータをシフト機能付SAM部5に読み出す。このサ
イクルは、現状での一般的な画像メモリで150ns程
度で実行される。
【0033】その後、図3(b)に示すようにシリアル
アクセス制御部6により、例えばシフト機能付SAM部
5の左端より次画像の右端のデータ(x部分)を入力す
る。シフト機能付SAM部5では、データが入力される
と、図2で説明したように各レジスタのデータが入力デ
ータクロック毎にシフトされる。例えば、図3(b)で
は、シフト機能付SAM部データは右シフトされている
(y,z部分)。
【0034】シフト機能付SAM部5へのデータ入力が
終わると、シリアルライト転送サイクルを実行し、メモ
リセルアレイ部1の選択したローアドレスにシフト機能
付SAM部5のレジスタデータ(xとy)を書き込む。
全面の右スクロール処理の場合、上記した処理が表示ラ
イン数分繰り返し行われる。
【0035】また、左スクロールの場合は、シリアルア
クセス制御部6によりシリアルデータをシフト機能付S
AM部5の右端から入力し、この入力クロック毎にレジ
スタデータを左にシフトするよう制御する。
【0036】以上のように、画像メモリ内のカラムサイ
ズのレジスタ(SAM)を利用して、カラム(ライン)
毎に一旦レジスタに読み出し、スクロールにより新たに
表示されるデータ部分のみを左端、あるいは右端よりレ
ジスタデータのシフトを伴いながら書込んでいくこと
で、全面スクロール処理を行うことができる。
【0037】シリアルポートへのデータ入力を行う回路
が必要となるが、これはラインバッファとデータクロッ
ク生成回路で簡単に構成でき、従来の2画面分の表示メ
モリやスクロール用の表示アドレス制御回路などは不用
となるため、小規模回路でスクロール処理を実現でき
る。
【0038】また、画像メモリにデータを入力する際、
ランダムポートと比較して高速アクセスが可能なシリア
ルポートを利用でき、更に外部よりメモリに書込むデー
タがスクロールにより追加されるデータのみとなるた
め、特に高速な描画ハードウェアを用いなくても、HV
Cガイドラインで規定される垂直同期信号に同期した全
面スクロール処理にも容易に対応することができる。
【0039】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
を図4に基づいて説明する。なお、第2の実施例におい
て、前記第1の実施例と同様の機能を有する構成部分に
ついては、同一の番号を付して説明を省略する。図4
は、第2の実施例の画像メモリの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【0040】図4において、レジスタアクセス制御部1
0は、ランダムポートからのデータ書き込みにおいて、
その書き込み制御用のラッチクロックを生成して、シフ
ト機能付SAM部5に順次に入力制御するものである。
【0041】従って、本実施例の画像メモリは、第1の
実施例で説明したようなトリプルポート画像メモリでは
なく、1つのシリアルポートとランダムポートからなる
デュアルポートの構成を採る。
【0042】また、レジスタアクセス制御部10は、シ
リアルアクセス制御部6と同様に外部からのカラムアド
レスによりシフト機能付SAM部5の任意のレジスタか
らデータを入力できるようになっている。
【0043】以下、本実施例のデュアルポート画像メモ
リによる全面スクロール処理について動作説明する。な
お、シフト機能付SAM部5の動作は、第1の実施例と
同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0044】先ず、画像メモリから与えたローアドレス
で選択されたメモリセルアレイ部1のローデータ7をシ
フト機能付SAM部5に読み出す(図3(a))。
【0045】その後、ランダムポートアクセス制御部2
から入力される画像データをレジスタアクセス制御部1
0により、例えばシフト機能付SAM部5の左端から次
画像の右端のデータ(x部分)を書き込む。この時、レ
ジスタアクセス制御部10は、書き込むデータに伴いラ
ッチクロックを生成する。シフト機能付SAM部5で
は、このクロックにより内部データをシフトさせる。
【0046】例えば、図3(b)では、シフト機能付S
AM部データは右シフト制御としている(y,z部
分)。シフト機能付SAM部5へのデータ入力が終わる
と、SAMデータのメモリセルアレイ部1への書き込み
転送サイクルを実行する。
【0047】全面のスクロール処理の場合、上記した処
理を表示ライン数分、繰り返し行うことで実現できる。
【0048】また、左スクロールの場合は、レジスタア
クセス制御部10はシフト機能付SAM部5の右端から
入力し、レジスタデータを左にシフトする。
【0049】以上のように、画像メモリ内でカラムサイ
ズのレジスタ(SAM)を利用して、カラム(ライン)
毎に一旦レジスタに読み出し、スクロールにより新たに
表示されるデータをランダムポートから左端、あるいは
右端よりレジスタシフトを伴いながら書込んでいくこと
で、外部に別のシリアルポートを備えなくとも全面スク
ロール処理を行うことができる。
【0050】また、本実施例では、スクロールデータの
入力用に特別なシリアルポート制御の回路が必要無いた
め、第1の実施例より更に小規模回路でスクロール処理
を実現できる。
【0051】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
を図5、図6、図7に基づいて説明する。図5は、本実
施例の画像メモリの内部構成を示すブロック図である。
本実施例では、第1の実施例、第2の実施例での全面ス
クロール処理に加えて、特定領域(ウィンドウ)でのス
クロール処理を提供するものである。
【0052】なお、本第3の実施例において、前記第1
の実施例、第2の実施例と同様の機能を有する構成部分
については、同一の番号を付して説明を省略する。
【0053】図5において、ビットマスク制御部11
は、シフト機能付SAM部5のレジスタと同数のマスク
レジスタを有し、シフト機能付SAM部5のレジスタデ
ータのメモリセルアレイ部1への書き込み転送におい
て、このマスクレジスタによりビット或は画素毎に書き
込むか否かを選択できるものである。
【0054】ビットマスク制御部11のマスクレジスタ
へのアクセスは、例えばランダムポートアクセス制御部
2から行なうものとする。
【0055】以下、本実施例の画像メモリによるウィン
ドウ内スクロール処理について図7に基づいて動作説明
する。
【0056】図7(a)に示すように、ローアドレスよ
り選択されたメモリセルアレイ部1のローデータをシフ
ト機能付SAM部5に読み出す。
【0057】その後、図7(b)に示すように、シリア
ルアクセス制御部6により、例えばシフト機能付SAM
部5の所定の位置(ウィンドウの左端)より次画像の右
端のデータを入力する。この時、シフト機能付SAM部
5は、データが入力された位置から右側のレジスタデー
タのみを入力データクロック毎に右シフトさせるものと
する。つまり、データ入力位置より左側のデータシフト
制御は行なわない。
【0058】シフト機能付SAM部5へのスクロールデ
ータ12の入力が終わると、外部よりランダムポートア
クセス制御部2を介してウィンドウ部分の書き込みを許
可するマスクデータをビットマスク制御部11に設定し
て、シフト機能付SAM部5のデータのシリアルライト
転送サイクルを実行する。
【0059】以上により、図7(b)に示すように、書
込みを許可した領域のみのローデータをメモリセルアレ
イ部2にライト転送することができる。上記した処理を
対象ウィンドウのライン数分繰り返し行うことによりウ
ィンドウスクロールを実現できる。
【0060】また、左スクロールの場合は、シリアルア
クセス制御部6によりシリアルデータをウィンドウの右
端から入力し、データを入力する位置から左側部のレジ
スタデータを対象にクロック毎に左にシフトする。
【0061】従って、本実施例ではシフト機能付SAM
部5の所定の位置からのデータシフトとビットマスク制
御部11による特定領域のみのメモリセルアレイ部2へ
の書き込みにより、第1の実施例で説明したような特徴
を生かしつつ、ウィンドウ内でのスクロール処理を実現
できる。更にこの場合、従来構成のような画像メモリの
データを外部に読み出すことなく、新規データのみを書
き込むだけでウィンドウ内スクロールが可能なため、表
示に同期させた処理でも容易に実現できる。
【0062】なお、ビットマスク制御部11へのマスク
データ設定は、シリアルポートからのデータ入力後に、
ランダムポートアクセス制御部2より行なう例を示した
が、シリアルアクセス制御部6よりシリアルデータ入力
と並列に設定するように構成してもよい。
【0063】また、ウィンドウ領域が固定であれば、最
初のラインだけでビットマスク制御部11へのマスク設
定を行って、その他のラインについてはそのマスクデー
タを保持して制御するよう構成してもよい。
【0064】また、図5ではビットマスク制御部11を
図1で示すトリプルポートに付加した例を示したが、図
6に示すようにビットマスク制御部11を図4の画像メ
モリ(デュアルポート)に備えた構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像メモリの所定の連続領域を読み出して保持すると共
に、画像メモリの所定の連続領域への書き込みが可能な
データレジスタと、前記データレジスタの所定の連続領
域への画像データの書き込みが可能なシリアル入力ポー
ト、またはランダムアクセスポートを介して、前データ
レジスタに画像データを入力すると共に、保持するデー
タを左方向、もしくは右方向にシフトする手段を備えて
いることにより、データレジスタへのデータ入力と同時
にスクロール処理に相当するデータシフト制御が行なわ
れるため、2画面分の画像メモリを持つなど、従来構成
のようなハードウェア規模の大幅な増大を招くことな
く、垂直周波数に同期したスクロール処理を容易に行な
うことができるという効果を奏する。
【0066】また、前記データレジスタの画像メモリへ
の所定の連続領域への書込み転送において、画素毎に書
き込むか否かを選択できるマスク手段を備えることによ
り、従来構成では極めて困難であった特定領域(ウィン
ドウ)内での垂直周波数に同期したスクロール処理を、
簡易なハードウェアで行なうことができるという効果を
も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトリプルアクセ
スポートを有して全面スクロールを支援する画像メモリ
の構成を示すブロック図
【図2】シフト機能付SAM部とシリアルアクセス制御
部の詳細構成を示すブロック図
【図3】(a)第1の実施例及び第2の実施例における
画像メモリによる全面スクロール処理の動作を示す機能
動作ブロック図 (b)次画像の右端のデータ入力時の動作を示す機能動
作ブロック図
【図4】第2の実施例におけるデュアルアクセスポート
で全面スクロールを支援する画像メモリの構成を示すブ
ロック図
【図5】第3の実施例におけるトリプルアクセスポート
とそのシリアルデータのマスク機能を備えてウィンドウ
内スクロールを支援する画像メモリの構成を示すブロッ
ク図
【図6】第3の実施例におけるデュアルアクセスポート
とそのシリアルデータのマスク機能を備えてウィンドウ
内スクロールを支援する画像メモリの構成を示すブロッ
ク図
【図7】(a)第3の実施例における画像メモリによる
ウィンドウ内スクロール処理の動作を示す機能動作ブロ
ック図 (b)次画像の右端のデータ入力時の動作を示す機能動
作ブロック図
【図8】スクロール処理の対象とする画像データA、画
像データBを示した図
【図9】全面スクロール処理を行なった場合の画面動作
イメージを示した図
【図10】ウィンドウ内スクロール処理を行なった場合
の画面動作イメージを示した図
【図11】従来のスクロール処理を行なう画像システム
の構成を示したブロック図
【図12】(a)従来の画像メモリを用いてスクロール
処理を行なった場合の表示アドレス制御を示す機能動作
ブロック図 (b)表示読出しカラムアドレスをメモリの左端から順
次右方向に変化させた状態を示す機能動作ブロック図
【符合の説明】
1 メモリセルアレイ部 2 ランダムポートアクセス制御部 3 SAM部 4 シリアル出力制御部 5 シフト機能付SAM部 501〜50x レジスタ 6 シリアルアクセス制御部 7 ローデータ(メモリセルの1行) 8 レジスタデータのシフトクロック 9 シリアル入力データ 10 レジスタアクセス制御部 11 ビットマスク制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 11/417

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像メモリの所定の連続領域を読み出し
    て保持すると共に、前記画像メモリの所定の連続領域へ
    の書込みが可能なデータレジスタと、前記データレジス
    タの所定の連続領域への画像データの書き込みが可能な
    シリアル入力ポートを備え、前記データレジスタが前記
    シリアル入力ポートからの画像データを入力すると共
    に、保持するデータを左方向、もしくは右方向にシフト
    する手段を備えたことを特徴とする画像メモリ。
  2. 【請求項2】 画像メモリの所定の連続領域を読み出し
    て保持すると共に、前記画像メモリの所定の連続領域へ
    の書込みが可能なデータレジスタと、前記データレジス
    タの所定の領域への画像データの書き込みが可能なラン
    ダムアクセスポートを備え、前記データレジスタが前記
    ランダムアクセスポートからの画像データを入力すると
    共に、保持するデータを左方向、もしくは右方向にシフ
    トする手段を備えたことを特徴とする画像メモリ。
  3. 【請求項3】 前記データレジスタが、画像メモリの所
    定の連続領域への書込みにおいて、特定データのみの書
    込みを可能とするレジスタデータ書込みマスク手段を備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像メモ
    リ。
JP4113432A 1992-05-06 1992-05-06 画像メモリ Pending JPH05313644A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4113432A JPH05313644A (ja) 1992-05-06 1992-05-06 画像メモリ

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JP4113432A JPH05313644A (ja) 1992-05-06 1992-05-06 画像メモリ

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ID=14612078

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