JPH05313454A - 電子写真装置のプロセス制御装置 - Google Patents

電子写真装置のプロセス制御装置

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JPH05313454A
JPH05313454A JP5001384A JP138493A JPH05313454A JP H05313454 A JPH05313454 A JP H05313454A JP 5001384 A JP5001384 A JP 5001384A JP 138493 A JP138493 A JP 138493A JP H05313454 A JPH05313454 A JP H05313454A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 感光体ドラム1に作成されたトナーパッチの
濃度を光学的に検出する光学センサ16を設ける。複写
プロセスのランプ4、チャージャ7等を制御するCPU
19を設ける。複写のための複数のトナー像のそれぞれ
の間にトナーパッチを感光体ドラム1に作成し、光学セ
ンサ16による上記トナーパッチの検出結果に基づいて
上記CPU19は、ランプ4、チャージャ7等を制御し
て複写画質を安定化できるように設定されている。 【効果】 複写のジョブ効率の低下が回避されると共
に、トナーパッチから得られた制御データは、直ちに、
複写のためのトナー像形成に活用されるので、プロセス
制御の精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準トナー像の濃度に
基づいて電子写真プロセスの各部を制御することにより
安定した形成画像を得るようにした電子写真装置のプロ
セス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザープリンタ等の電子写真
装置においては、環境の変化、例えば温度変化によって
感光体表面電位が大きく変化することがある。例えば、
OPC(Organic Photoconductive Conductor) を備える
感光体は、低温環境下において、光キャリアの移動度の
温度依存性により、常温時の電位に比べて約100V程
の電位低下があり、残留電位の増加を生じる。このた
め、複写画像の白地部にトナーが移動してかぶりを誘発
する原因となる。
【0003】また、複写や印刷を繰り返すにつれてクリ
ーニングブレードによる研磨等の機械的なストレスが蓄
積し、膜べりを生じて感光層の膜厚が減少し、表面電位
が徐々に低下する傾向がある。このような表面電位の変
化が生じると、形成画像の画質に濃度低下等の大きな影
響を及ぼすことになる。
【0004】一方、現像剤は、粉体であるため湿度変化
に対し敏感である。一般的には、湿度が低いと現像剤の
電気抵抗が高くなることにより、摩擦帯電されたトナー
の電荷保持力が高くなる。この結果、トナーの帯電量が
高くなり、画質に変化を来すようになる。また、使用を
重ねていくことによる現像剤の劣化などでも、大きな画
質変化が生じる。
【0005】これに対処するため、従来の電子写真装置
では、感光体上に形成された静電潜像の抵抗値を読み取
り、その結果に応じて静電潜像の形成を制御することに
より画質安定化を図っている(例えば、特公昭61−2
9502号公報)。
【0006】また、これ以外の例では、感光体上のトナ
ー像の光学濃度を検知する手段を備えることにより画質
変化を把握し、この検出結果に応じて電子写真プロセス
を最適な画質が得られるように制御する手法を採用して
いるものがある。この手法は、例えば、トナーパッチと
呼ばれる方形(30mm×30mm程度)のトナー像を
感光体上に、異なる濃度となるように複数作成し、個々
に光学濃度を検出するというものである。
【0007】上記のトナーパッチ作成による光学濃度検
出の過程を図15のタイムチャートを参照して説明する
と、ドラム形状の感光体は、異なる位置にそれぞれ異な
るグリッド電圧−500V、−400V及び−300V
にて順に帯電される。帯電された領域にはコピーランプ
がOFFしており、露光は行われない。
【0008】このため、上記の帯電領域にはグリッド電
圧による電荷がそのまま残り、この領域を一定の現像バ
イアス電圧−200Vで現像することにより、それぞれ
濃度の異なるトナーパッチが3個作成され、光学センサ
にて各トナーパッチの濃度検出が行われ、次いで、検出
された各トナーパッチの濃度に基づいて、グリッド電
圧、現像バイアス電圧等が制御され、画質が補正される
ようになっている。
【0009】また、この制御に引き続き、感光体は、一
定のグリッド電圧−700Vにて帯電される。その後、
帯電された領域にはコピーランプが60V、65V、7
0Vの印加電圧にて感光体を露光する。次いで、上記の
帯電領域を一定の現像バイアス電圧−200Vで現像す
ることにより、それぞれ濃度の異なるトナーパッチが3
個作成され、上記同様、光学センサにて各トナーパッチ
の濃度検出が行われ、検出濃度に基づいて、コピーラン
プの印加電圧が制御されて画質が補正されるようになっ
ている。
【0010】なお、上記の6個のトナーパッチを作成
し、それらの光学濃度を検出してプロセス制御する際の
所要時間は約2秒である。したがって、トナーパッチに
よるプロセス制御は、複写動作に支障をきたさないよう
に、複写機の主電源の立ち上げ時及び複写動作の前後に
て実施している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、トナーパッチによるプロセス制御のタイミン
グは、複写機の主電源の立ち上げ時の実施のみでは、複
写動作が行われるまでに環境状況が変化、例えば、複写
機内部の温度が10〜15℃変化するので、プロセス制
御の精度の低下を招来するという問題点を有している。
【0012】また、これを防止するために、複写動作の
前で実施すると複写作業におけるジョブ効率が低下し
て、市場クレームを招来することになる。一方、複写動
作の後で実施すると複写動作が終了してからでしか画像
濃度を補正できないため、立ち上げ時の実施と同様に、
プロセス制御の精度の低下を招来する。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、ジョブ効率が劣化することなく、プロセス
制御の精度の向上を図り、画像形成における最適化を図
り得る電子写真装置のプロセス制御装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
子写真装置のプロセス制御装置は、上記の課題を解決す
るために、感光体に作成された基準トナー像の濃度を光
学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に基
づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の画
質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置にお
いて、画像のための複数のトナー像のそれぞれの間に基
準トナー像を作成し、濃度検出手段による複数の検出結
果が集まったときに、電子写真プロセスの各部を制御す
る情報処理手段が設けられていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項2記載の発明の電子写真装置のプロ
セス制御装置は、上記の課題を解決するために、請求項
1記載の電子写真装置のプロセス制御装置において、情
報処理手段は、画像のための複数のトナー像が作成され
ているときに、電子写真プロセスの各部を制御する場合
には、段階的に制御するように構成されていることを特
徴としている。
【0016】請求項3記載の発明の電子写真装置のプロ
セス制御装置は、上記の課題を解決するために、感光体
に作成された基準トナー像の濃度を光学的に検出する濃
度検出手段を有し、その検出結果に基づいて電子写真プ
ロセスの各部を制御して形成画像の画質を安定化させる
電子写真装置のプロセス制御装置において、電子写真装
置内部の温度を検出する内部温度検出手段が設けられる
一方、内部温度検出手段による検出温度が、前回の電子
写真プロセスの各部の制御時における検出温度に対して
設定値以上の差であれば、再度、電子写真プロセスの各
部を制御する頻度制御手段が設けられていることを特徴
としている。
【0017】請求項4記載の発明の電子写真装置のプロ
セス制御装置は、上記の課題を解決するために、感光体
に作成された基準トナー像の濃度を光学的に検出する濃
度検出手段を有し、この濃度検出手段は上記基準トナー
像の濃度の検出値を感光体基体の検出濃度で除した値を
検出結果とし、その検出結果に基づいて電子写真プロセ
スの各部を制御して形成画像の画質を安定化させる電子
写真装置のプロセス制御装置において、上記濃度検出手
段における感光体基体の濃度検出に際して、上記感光体
における露光後の明部残留電位にトナーが引かれるのを
防止するための現像バイアス電圧を基準トナー像の濃度
検出時の現像バイアス電圧に対して変更する現像電圧制
御手段が設けられていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の電子写真装置のプロセス制
御装置は、上記の課題を解決するために、感光体に作成
された基準トナー像の濃度を検出する濃度検出手段を有
し、その検出結果に基づいて電子写真プロセスを制御し
て形成画像の画質を安定化させる電子写真装置のプロセ
ス制御装置において、電子写真装置内部の温度を検出す
る内部温度検出手段が設けられる一方、内部温度検出手
段による検出温度が、前回の電子写真プロセスの制御時
における検出温度に対する差が設定値以上となると、電
子写真プロセスを制御する頻度制御手段が設けられ、さ
らに、上記設定値を上記内部温度検出手段によって検出
された検出温度に応じて変更する設定値変更手段が設け
られていることを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1の構成によれば、情報処理手段が、画
像のための複数のトナー像のそれぞれの間に基準トナー
像を作成し、濃度検出手段による複数の検出結果が集ま
ったときに、電子写真プロセスの各部を制御する。この
ため、プロセス制御が、画像形成のための各トナー像作
成時間の間を利用して行われるので、ジョブ効率の劣化
が回避される。また、基準トナー像から得られた制御デ
ータは、直ちに、画像のためのトナー像形成に活用され
るので、プロセス制御の精度が向上し、画像形成におけ
る最適化が図れる。
【0020】また、請求項2の構成によれば、情報処理
手段は、電子写真プロセスの各部を制御する場合には、
段階的に制御するように構成されているので、複数の画
像形成における大きな画質変化を防止することができ
る。したがって、プロセス制御の精度が向上する。
【0021】また、請求項3の構成によれば、頻度制御
手段は、内部温度検出手段による検出温度が、前回の電
子写真プロセスの各部の制御時における検出温度に対し
て設定値以上の差であるか否かを判断し、設定値以上の
差であれば、再度、電子写真プロセスの各部を制御する
ので、電子写真装置内部の温度変化に対応してプロセス
制御が実施できる。
【0022】このため、温度変化により感度が変化し易
い、例えば感光体の感度変化に起因する画質変化を軽減
できて大きな画質変化を防止することができ、その上、
上記のような大きな画質変化を回避するため、従来では
頻繁にプロセス制御を実行していたが、上記構成では、
より少ない頻度でプロセス制御することができる。
【0023】したがって、上記のプロセス制御に用い
る、例えばトナーパッチ法におけるトナー消費量の増大
を防止できると共に、プロセス制御の精度が向上し、画
像形成における最適化を図ることができる。
【0024】また、請求項4の構成によれば、例えば低
温環境下においては、露光後の明部残留電位が大きくな
ることがあり、その残留電位の誘発によりトナーが感光
体に付着し、これによって感光体基体の濃度検出値が高
くなりがちであるが、上記感光体基体の濃度検出に際し
て、現像電圧制御手段は、現像バイアス電圧が基準トナ
ー像の濃度検出時よりも、上記明部残留電位の部分での
トナーの誘引を防止できるように、変更、例えば増加す
るように制御する。
【0025】このため、現像バイアス電圧の変更分が感
光体の残留電位を打ち消して、トナーが感光体にほとん
ど付着しなくなった状態で感光体基体の濃度検出が可能
となる。これにより、正確な感光体基体の濃度検出値が
算出できるので、濃度検出手段の出力値が正確となり、
プロセス制御の精度が向上する。
【0026】また、請求項5の構成によれば、感光体
は、低温環境下において感度が低下し、温度上昇に伴っ
て感度が向上し、また、その温度上昇に伴う感度上昇の
変化率が、温度上昇に伴って逓減するものであるから、
前記設定値変更手段によって、温度変化に伴う上記感光
体の感度変化に応じてプロセス制御を実行できる。
【0027】すなわち、低温環境下においては、温度上
昇に伴う感光体の感度変化が大きいため、設定値変更手
段によって設定値を小さくしておき、温度上昇に伴うプ
ロセス制御の頻度を大きくできる一方、温度が上昇して
常温環境下においては、温度上昇に伴う感光体の感度変
化が小さくなるので、上記設定値を大きくして、温度上
昇に伴うプロセス制御の頻度を小さくできる。
【0028】これにより、上記構成は、複写機内の温度
上昇に伴って感光体における感度の変化率が小さくなっ
ているにもかかわらず、複写機内の温度変化が所定値以
上となるとプロセス制御を実行するといった不必要なプ
ロセス制御を省くことができる。
【0029】
【実施例】
〔実施例1〕本発明のプロセス制御装置を複写機に適用
した第1の実施例について図1ないし図5に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
【0030】本実施例に係る複写機は、図3に示すよう
に、感光体である円筒状の感光体ドラム1を備えてい
る。この感光体ドラム1は、装置内でA方向に回転可能
に設けられており、例えば、ほぼ肉厚2mm、直径10
0mm、長さ340mmのアルミニウム管からなる感光
体基体としてのドラム基体の外周面に、膜厚1μmの電
荷発生層、及び膜厚34μmの電荷輸送層が順次均一に
塗布された有機半導体として構成されている。
【0031】また、感光体ドラム1の上方には、原稿M
を載置するための透明な原稿載置台2が設けられ、この
原稿載置台2と感光体ドラム1との間には、コピーラン
プ4、複数のミラー5…、及びレンズ6からなる露光光
学系3が配設されている。
【0032】上記露光光学系3は、図中一点鎖線で示す
ように、原稿載置台2を移動させることによってコピー
ランプ4からの出射光により原稿Mの光走査を行い、こ
の反射光を各ミラー5…、及びレンズ6を介して感光体
ドラム1表面に照射して露光を行うようになっている。
この露光により、後述のメインチャージャ7により一様
に帯電された感光体ドラム1表面に、原稿Mの画像パタ
ーンに応じた静電潜像が形成されるようになっている。
【0033】また、感光体ドラム1の周囲には、メイン
チャージャ7、ブランクランプ8、現像ユニット9、転
写チャージャ10、剥離チャージャ11、クリーナーユ
ニット12及び除電ランプ13等が配設されている。
【0034】メインチャージャ7は、感光体ドラム1と
の間に設けられたグリッド電極7aの印加電圧つまりグ
リッド電圧を制御することにより、感光体ドラム1の表
面を目標の電位に帯電させる帯電器である。ブランクラ
ンプ8は、帯電後の感光体ドラム1の表面の非画像領域
を露光して除電する除電器である。現像ユニット9は、
感光体ドラム1の表面に形成された潜像にトナーを付着
させてトナー像として顕像化する現像装置である。
【0035】転写チャージャ10は、感光体ドラム1表
面に形成されたトナー像を転写紙Pに転写するために感
光体ドラム1の表面に電位を与えるものである。剥離チ
ャージャ11は、トナー像が転写された転写紙Pを感光
体ドラム1から剥離するために感光体ドラム1の表面に
電位を与えるものである。クリーナーユニット12は、
感光体ドラム1表面に残留するトナーを回収する清掃装
置である。除電ランプ13は、メインチャージャ7にて
感光体ドラム1を帯電させる前に感光体ドラム1表面に
残留する電荷を除去する除電器である。
【0036】本複写機における排紙側には、定着ユニッ
ト14が配設されている。この定着ユニット14は、感
光体ドラム1から剥離されて図示しない搬送装置により
搬送されてきた転写紙Pにトナー像を加熱定着させるよ
うになっている。
【0037】さらに、本複写機には、上記複写機の電子
写真プロセスの各部を制御するためのプロセス制御部1
5が設けられている。上記プロセス制御部15は、感光
体ドラム1の外周表面の濃度検出手段としての光学セン
サ16と、原稿載置台2の始端側に設けられた標準白色
板32と、増幅器17と、A/D変換器18と、CPU
19とを備えており、上記の感光体ドラム1等により構
成される複写プロセス部を制御するようになっている。
【0038】光学センサ16は、クリーナーユニット1
2の下側近傍に配されている検出器であり、感光体ドラ
ム1表面に向けて赤外線等の光を照射し、この反射光を
フォトトランジスタ等にて受光する。このことにより、
上記光学センサ16は、感光体ドラム1表面に作成され
る基準トナー像としてのトナーパッチの光学濃度を検出
して、この検出結果を検出信号として出力するようにな
っている。
【0039】すなわち、光学センサ16は、図4の
(a)〜(c)に示すように、細長く形成されたケース
20により外形が形成されており、このケース20にお
ける外面のほぼ中央部に取付部21が突起して設けられ
ている。
【0040】この取付部21には、波長890nmの光
を出射する赤外線発光ダイオード22とフォトトランジ
スタ23とが近接して取り付けられている。また、ケー
ス20の一端側には、コネクタ状に形成された端子部2
4が設けられており、この端子部24には、電源端子2
5と、出力端子26と、GND端子27とが間隔をおい
て並設されている。
【0041】また、光学センサ16は、図3に示すよう
に、増幅器17及びA/D変換器18を介してCPU1
9に接続されており、光学センサ16の検出信号は、増
幅器17による増幅後、A/D変換器18でディジタル
化され、濃度データとしてCPU19に入力されるよう
になっている。
【0042】上記CPU19は、ランプ駆動回路28、
電源29、現像バイアス電源30、及びトナー補給駆動
装置31に接続されている。ランプ駆動回路28は、コ
ピーランプ4を点灯させるための電源回路である。
【0043】電源29は、メインチャージャ7のグリッ
ド電極7aに印加するグリッド電圧を発生する電源装置
であり、現像バイアス電源30は、現像ユニット9の現
像スリーブ9aに印加する現像バイアス電圧を発生する
電源装置である。トナー補給駆動装置31は、図示しな
いトナーホッパーから現像槽9bへのトナーの供給を行
う装置である。
【0044】なお、上記現像バイアスは、上記現像スリ
ーブ9aにバイアスを印加して、感光体ドラム1の表面
における露光後の明部残留電位(約−80〜−100 V)に
トナーが引かれるのを防止するためのものである。
【0045】また、CPU19は、ランプ駆動回路2
8、電源29、現像バイアス電源30、及びトナー補給
駆動装置31に制御信号を与え、ランプ印加電圧、グリ
ッド電圧、現像バイアス電圧、及び現像槽9bへのトナ
ー供給量を最適に制御するようになっている。
【0046】すなわち、CPU19は、具体的には、ト
ナーパッチ作成用のプログラムを実行することにより、
合計6個のトナーパッチをそれぞれ作成するようになっ
ており、グリッド電極7aのグリッド電圧、コピーラン
プ4の印加電圧を各トナーパッチ毎に異ならせることに
より、感光体ドラム1の帯電電圧又は表面電位を異なら
せ、顕在化されるトナー濃度がそれぞれ異なる各トナー
パッチをそれぞれ作成するようになっている。
【0047】また、CPU19は、複写のための複数の
トナー像のそれぞれの間にトナーパッチを作成し、光学
センサ16による複数の検出結果が集まったときに、複
写プロセスの各部を制御する情報処理手段としての機能
を有している。
【0048】さらに、CPU19は、ブランクランプ8
がOFFしたとき、後述するようにトナーパッチの検出
のサンプリングのタイミングを図るために用いられる図
示しないタイマーを始動させるようになっている。
【0049】その上、CPU19は、複写中に複写プロ
セスの各部を制御する場合、得られた検出結果から、各
プロセスの制御値、例えばコピーランプ4の印加電圧が
大きく変化することがあるが、そのような時において
も、上記制御値を段階的に順次変化させるというよう
に、複写プロセスの各部を段階的に制御するようになっ
ている。なお、上記のような段階的な制御は、その変化
が予め設定された所定値を越えた場合に実行される。
【0050】上記の構成を有する複写機のプロセス制御
について、以下に説明する。本実施例では、複写動作の
間の時間を利用して各トナーパッチを作成するようにな
っている。すなわち、図1のタイムチャートに示すよう
に、感光体ドラム1における1個のトナーパッチを作成
するためのトナーパッチ作成部Pを複写画像作成部F・
Bの間の時間に形成するようになっている。
【0051】そして、トナーパッチの作成においては、
まず、1枚目の複写動作により1つの複写画像作成部F
にトナー像が形成された後、2枚目の複写動作により2
枚目の複写画像作成部Bにトナー像が形成されるまでの
間に、メインチャージャ7によりグリッド電圧を例えば
−500Vにて帯電させる。このとき、ブランクランプ
8は、グリッド電圧のONと同時にOFFされ、トナー
パッチ作成部の終端に至るまでOFFしておき、光を照
射しない。また、コピーランプ4は、最初の3個のトナ
ーパッチ作成においてはONされない。
【0052】上記の操作によって、帯電された感光体ド
ラム1のトナーパッチ作成部Pがグリッド電圧に応じた
電荷量を保持する潜像となる。
【0053】そして、これら潜像が現像ユニット9によ
り−200Vの一定現像バイアス電圧を印加しながら現
像されると、トナーパッチとしてのトナー像が得られ
る。次いで、トナーパッチの濃度の検出においては、ブ
ランクランプ8がOFFされると同時に図示しないタイ
マーが動作し、例えば50ms(ミリセカンド)後に1
個目のトナーパッチに対して光学センサ16による検出
のためのサンプリングが行われる。
【0054】また、2個目及び3個目のトナーパッチ作
成部に対しては、グリッド電圧を−400V及び−30
0Vとし、他の条件は上記と同様とすることによって、
2個目、3個目のトナーパッチが作成され、ブランクラ
ンプ8のOFFによるタイマー動作からそれぞれの所定
時間後にサンプリングが行われる。これにより、トナー
パッチにおいて、光学センサ16の出力の安定した中間
部で濃度検出を行うことができるようになっている。
【0055】そして、上記の濃度の異なる3個のトナー
パッチの検出データが集まった後に、検出された各トナ
ーパッチの濃度に基づいて、グリッド電圧、現像バイア
ス電圧等が制御され、画質が補正されるようになってい
る。
【0056】上記のグリッド電圧等による画質の補正が
終了すると、引き続いて、コピーランプ4の印加電圧制
御が行われる。コピーランプ4の印加電圧制御に際して
も、3個のトナーパッチが作成され、図2のタイムチャ
ートに示すように、複写動作の間の時間を利用して各ト
ナーパッチが作成される。
【0057】すなわち、トナーパッチの作成において
は、まず、4枚目の複写動作により複写画像作成部Fに
トナー像が形成された後、5枚目の複写動作により複写
画像作成部Bにトナー像が形成されるまでに、メインチ
ャージャ7によりグリッド電圧を例えば−700Vにて
帯電させる。
【0058】このとき、ブランクランプ8は、上記と同
様に、グリッド電圧のONと同時にOFFされ、トナー
パッチ作成部の終端に至るまでOFFを維持し、除電用
の光を照射しない。また、コピーランプ4は、印加電圧
60VにてONされ、このコピーランプ4による標準白
色板32からの反射光により感光体ドラム1が露光され
る。
【0059】上記の操作によって、帯電された感光体ド
ラム1のトナーパッチ作成部Pがグリッド電圧に応じた
電荷量からコピーランプ4の露光による電荷消去量を差
引した表面電位を保持する潜像となり、この潜像が現像
ユニット9により−200Vの一定現像バイアス電圧で
現像されると、トナーパッチとしてのトナー像が得られ
る。
【0060】次いで、トナーパッチの濃度の検出におい
ては、ブランクランプ8がOFFされると同時に図示し
ないタイマーが動作し、例えば50ms後に4個目のト
ナーパッチに対して光学センサ16による検出のために
サンプリングされる。
【0061】また、5個目及び6個目のトナーパッチ作
成部に対しては、コピーランプ4の印加電圧を65V、
70Vとし、他の条件は上記と同様にすることによっ
て、5個目、6個目の濃度の異なるトナーパッチが作成
され、ブランクランプ8のOFFによるタイマー動作か
らそれぞれの所定時間後にサンプリングが行われる。
【0062】また、画質の変更は、上記の濃度の異なる
3個のトナーパッチの検出データが集まった後に行わ
れ、コピーランプ4の印加電圧について調整されて画質
が補正されるようになっている。
【0063】一方、上述した画質の補正は、段階的に分
割して行われるようになっている。すなわち、図5に示
すように、複数枚を連続して複写する場合に、複写機内
部の温度が上昇して画像濃度が次第に明るくなり、例え
ば、露光目盛り1.5になったときに、画質の補正をす
る場合には、同図において実線で示すように、例えば、
1段階目には先ず露光目盛りが1.0になるように、そ
して2段階目に露光目盛りが0.5になるように、さら
に、3段階目に露光目盛りが0.0の露光適性値になる
ように段階的に行われる。
【0064】このように、本実施例に係る複写機は、情
報処理手段としてのCPU19が、複写のための複数の
トナー像のそれぞれの間にトナーパッチを作成し、光学
センサ16による複数の検出結果が集まったときに、複
写プロセスの各部を制御する。このため、プロセス制御
が複写のための各トナー像作成時間の間の時間を利用し
て行われるので、ジョブ効率の低下、つまりジョブ効率
の劣化が回避される。
【0065】また、トナーパッチから得られた制御デー
タは、直ちに、複写のためのトナー像形成に活用される
ので、プロセス制御の精度が向上する。
【0066】また、情報処理手段としてのCPU19
は、画像のための複数のトナー像が作成されているとき
に、電子写真プロセスの各部を制御する場合には、段階
的に制御するように構成されているので、図5の破線で
示すような、画像形成における大きな画質変化を防止す
ることができる。
【0067】したがって、上記構成は、プロセス制御の
精度が向上して画像形成における最適化が図れ、かつ、
大きな画質変化を回避して、複写機の使用者に対する違
和感を軽減できるものとなっている。
【0068】〔実施例2〕本発明の第2の実施例につい
て図3、図6及び図7に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、本実施例において、前記第1の実施例
の構成要素と同等とみなせる構成要素については、同一
の符号を付記してその説明を省略する。
【0069】本実施例におけるプロセス制御部15の制
御装置として設けられるCPU19は、ドラム基体の外
周表面の光学センサ16による濃度検出に際して、現像
バイアス電圧を、トナーパッチの濃度検出時の現像バイ
アス電圧よりも変更、例えば感光体ドラム1における露
光後の明部残留電位にトナーが誘引されることを防止で
きるように制御する現像電圧制御手段としての機能を有
している。
【0070】なお、上記ドラム基体は、感光体ドラム1
における非露光部分を現像装置9を通過させた後、トナ
ーがその表面に付着していない状態を示している。
【0071】そして、この現像電圧制御手段を設けるこ
とによって、光学センサ16におけるトナーパッチの光
学濃度検出の精度向上を目的としている。すなわち、プ
ロセス制御においては、感光体ドラム1に作成されたト
ナーパッチの濃度を検出する際、先にドラム基体の濃度
を検出するようになっている。
【0072】そして、トナーパッチの濃度の決定に際し
ては、トナーパッチの濃度の検出値をドラム基体の濃度
の検出値で除した値を光学センサ出力として求め、図6
に示すように、この光学センサ出力に対応する、室内温
度が、例えば25℃のときの画像濃度により、グリッド
電圧、現像バイアス電圧等が制御され、画質が補正され
るようになっている。
【0073】ところが、低温環境下においては、現像バ
イアス電圧を通常の−200Vにて現像した後、ドラム
基体の濃度を検出し、トナーパッチの現像も同一の現像
バイアス電圧−200Vにて行うと、光学センサ16の
検出値は、比較例1として表1に示すように、グリッド
電圧−450V、−350V及び−250Vに対して、
それぞれ0.35、0.62、1.00となる。
【0074】この検出値に基づいて図6から複写濃度を
予測すると、それぞれ、1.00、0.87、0.77
となるが、これらの値は実際の複写濃度と比較するとそ
れぞれ0.20、0.16、0.11の差を有してお
り、この予測複写濃度に基づいて複写動作のプロセス制
御がなされると、画像が正確に補正されないことにな
る。この理由は、ドラム基体の濃度を検出した際に、低
温環境下において誘発される明部残留電位により白地部
分にトナーが付着するため、素地出力結果が高い値を示
すためである。
【0075】
【表1】
【0076】ところが、本実施例においては、温度セン
サ33を用いて内部温度が所定温度以下であると、ドラ
ム基体の濃度を検出する際に、現像バイアス電圧を、通
常の−200Vから、例えば−400Vに変更、つま
り、その絶対値において増加させて、低温環境下におい
ても感光体ドラム1の白地部分に現像ユニット9におけ
るトナーが付着しない状態で素地出力を検出することが
可能である。
【0077】したがって、表2に示すように、光学セン
サ16の検出値は、グリッド電圧−450V、−350
V及び−250Vに対して、それぞれ0.70、1.0
7、1.21が得られた。この検出値に基づいて図6か
ら複写濃度を予測すると、それぞれ、0.83、0.7
5、0.67となり、これらの値は実際の複写濃度と比
較するとそれぞれ0.03、0.02、0.02の小さ
い差になっており、これら予測複写濃度に基づいて複写
動作のプロセス制御がなされると、画像が正確に補正さ
れるようになる。
【0078】
【表2】
【0079】次いで、本実施例における光学濃度検出の
過程を図7のタイムチャートを参照して説明する。ま
ず、グリッド電圧0V、ブランクランプ8をOFF、及
びコピーランプ4もOFFの状態で現像バイアスを−2
00Vよりも大きい−400Vにした後、光学センサ1
6により、ドラム基体の濃度検出が行われる。その後、
感光体ドラム1は、異なる位置にそれぞれ異なるグリッ
ド電圧−450V、−350V及び−250Vにて順に
帯電される。帯電された領域にはコピーランプがOFF
しており、露光は行われない。
【0080】このため、上記の帯電領域にはグリッド電
圧による電荷がそのまま残り、この領域を一定の現像バ
イアス電圧−200Vで現像することにより、それぞれ
濃度の異なるトナーパッチが3個作成され、光学センサ
にて各トナーパッチの濃度検出が行われ、次いで、検出
された各トナーパッチの濃度に基づいて、グリッド電
圧、現像バイアス電圧等が制御され、画質が補正される
ようになっている。
【0081】このように、本実施例の複写機のプロセス
制御装置は、低温環境下においては、感光体ドラム1に
おける明部残留電位が高まって、その残留電位の誘発に
よりトナーが感光体ドラム1に付着し、これによってド
ラム基体の濃度検出値が高くなりがちであるが、ドラム
基体の濃度検出に際して、現像電圧制御手段により現像
バイアス電圧が基準トナー像の濃度検出時よりも上記ト
ナーの明部への付着が防止できるように制御される。
【0082】このため、現像バイアス電圧の増加分が感
光体ドラム1の残留電位を消去して、トナーが感光体ド
ラム1にほとんど付着しなくなった状態でドラム基体の
濃度検出が行われるので、正確なドラム基体の濃度検出
値が求まる。したがって、光学センサ16の出力値が正
確となり、プロセス制御の精度が向上する。
【0083】〔実施例3〕本発明の第3の実施例につい
て図3及び図8〜図12に基づいて説明すれば、以下の
通りである。なお、本実施例において、前記第1又は第
2の実施例の構成要素と同等とみなせる構成要素につい
ては、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0084】本実施例に係る複写機では、図3に示すよ
うに、プロセス制御部15の制御装置として設けられる
CPU19は、前述した温度センサ33による検出温度
が、前回のプロセス制御時における検出温度に対して設
定値以上の差であるか否かを判断し、設定値以上の差で
あれば、再度、複写プロセスを制御する頻度制御手段と
しての機能を有している。そして、上記温度センサ33
と頻度制御手段とによって、プロセス制御のタイミング
の適性化を図ることを目的としている。
【0085】すなわち、温度センサ33によらないで、
2時間置きに複写プロセスの最適化を実施すると、比較
例1として図8に示すように、最大2の露光目盛りの変
化が生じた。この変化量は大きな値であり、コピー画像
の画質の変更幅として好ましい状態ではない。
【0086】上記の問題を解消すべく、1時間おきに複
写プロセスの最適化を実施すると、比較例2として図9
に示すように、最大1の露光目盛りの変化範囲内で、画
像が制御され、複写プロセスの最適化の精度が向上し
た。しかしその反面、7回もの複写プロセスの最適化が
行われる。この結果、1回の複写プロセスの最適化を実
施することにより1gのトナーを消費するので、トナー
の消費量が7回分、つまり7g消費されることになり、
トナー消費量が増大する。
【0087】ところが、本実施例の複写機のプロセス制
御装置では、温度センサ33による、内部温度T2が、
前回のプロセス制御時における検出温度(内部温度)T
1に対して温度差が、所定の設定値、例えば5℃以上に
なれば、頻度制御手段により複写プロセスの最適化が実
施されるようになっている。
【0088】上記の複写機のプロセス制御装置の制御動
作を図10のフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、複写機の主電源がONされると(S1)、複写機内
部の温度を検出した後、最初の複写プロセスの最適化が
行われる(S2)。その後、コピーサイクルとなり、連
続コピー状態又は待機状態となる(S3)。次いで、温
度センサ33により、複写機内部の温度が検出される。
【0089】そして、前回の複写プロセスの最適化が行
われたときの内部温度T1と今回の内部温度T2との温
度差が、所定の設定値、例えば5℃以上であるか否かが
判断される(S4)。もし、S4で前回の内部温度T1
と今回の内部温度T2との温度差が5℃以上であれば、
S2に戻って複写プロセスの最適化が行われる。また、
S4で前回の内部温度T1と今回の内部温度T2との温
度差が5℃未満であれば、S3に戻る。
【0090】このようなプロセス制御を用いて複写機を
実働させると、図11に示すように、例えば、日中6時
間における複写プロセスの最適化が、複写機の主電源O
N時の実施を含めて計4回行われ、かつ、露光目盛り
は、適正露光値から最大1の変化範囲内に収まった。
【0091】なお、複写機内部の温度は、図12に示す
ように、複写機の主電源ON時に、例えば約20℃であ
ると、連続コピーの場合には、実線で示すように、約2
時間で約40℃となり以降はほぼ定常状態となり、ま
た、放置状態においては、破線で示すように、徐々に内
部温度が増加し、約6時間後に約40℃となる。
【0092】このように、本実施例のプロセス制御にお
いては、最大1の露光目盛りの変化範囲内で画質が制御
できて、従来より画質の変化を低減できる一方、表3に
も示すように、プロセスの最適化に用いたトナー消費量
は4gとなり、従来と比べてトナー消費量の増大化を防
止できる。
【0093】
【表3】
【0094】上述したように、本実施例の複写機のプロ
セス制御装置は、複写機内部の温度を検出する温度セン
サ33が設けられる一方、頻度制御手段は、温度センサ
33による検出温度が、前回の複写プロセスの各部の制
御時における検出温度に対して設定値以上の差であるか
否かを判断し、設定値以上の差であれば、再度、複写プ
ロセスの各部を制御するので、複写機内部の温度変化に
対応してプロセス制御が実施される。
【0095】このため、少ない頻度でプロセス制御を最
適化することができ、かつ大きな画質変化を防止するこ
とができる。したがって、トナー消費量の増大を防止す
ると共に、プロセス制御の精度が向上し、画像形成にお
ける最適化を図ることができる。
【0096】なお、上記のような温度センサ33を前記
の実施例2に適用して、検出された複写機内部の温度に
応じ、例えば15℃以下であれば、トナー像が形成され
ていない感光体ドラム1であるドラム基体の濃度検出に
際して、現像電圧制御手段により現像バイアス電圧を基
準トナー像の濃度検出時よりも増加するように制御する
ことが可能となる。
【0097】これにより、低温環境下においても、ドラ
ム基体の濃度検出値が正確に検出できるから、光学セン
サ16の出力値に基づく濃度検出値がより正確となり、
プロセス制御の精度をさらに向上させることが可能とな
る。
【0098】〔実施例4〕本発明の第4の実施例につい
て図3、図13および図14に基づいて説明すれば、以
下の通りである。なお、本実施例において、前記第1の
実施例の構成要素と同等とみなせる構成要素について
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。
【0099】本実施例における電子写真装置のプロセス
制御装置では、前記実施例3におけるCPU19は、さ
らに、頻度制御手段を作動させるか否かを設定する設定
値を、温度センサ33による検出温度に応じて変更する
設定温度変更手段としての機能を備えている。
【0100】ところで、前記の感光体ドラム1は、低温
環境下において感度が低下し、温度上昇に伴って感度が
向上し、また、その温度上昇に伴う感度上昇の変化率
が、温度上昇に伴って逓減するという特性を備えてい
る。
【0101】したがって、上記構成では、さらに、実施
例3における設定値を内部温度検出手段である温度セン
サ33による検出温度に応じて変更する設定値変更手段
が設けられているから、電子写真装置内部の温度上昇に
応じたプロセス制御を上記感光体ドラム1の感度変化に
応じて実行できるようになっている。
【0102】すなわち、低温環境下においては、温度上
昇に伴う感光体ドラム1の感度変化が大きいため、前記
設定値を小さく設定し、温度上昇に伴うプロセス制御の
実行頻度を大きくできる一方、温度が上昇して常温ある
いは40℃程度の高温環境下においては、温度上昇に伴
う感光体ドラム1の感度変化が小さくなるので、設定値
を大きくして、温度上昇に伴うプロセス制御の実行頻度
を小さくできる。
【0103】これにより、上記構成は、複写機内の温度
上昇に伴って感光体ドラム1における感度の変化率が小
さくなっているにもかかわらず、複写機内の温度変化が
所定値以上となるとプロセス制御を再度実行するといっ
た不必要なプロセス制御を省くことができる。
【0104】この結果、上記構成は、低温環境下におい
て、プロセス制御の頻度を高めて複写画質の劣化を回避
できるから、前記実施例3の構成と同様にプロセス制御
を最適化でき、その上、温度上昇後の常温や高温時にお
いて、複写画質を維持しながら、不必要なプロセス制御
を省くことができるから、上記プロセス制御のためのト
ナー消費量を低減でき、かつ、上記プロセス制御のため
の各部位の長寿命化を図ることができるものとなってい
る。
【0105】そこで、上記構成を複写機に用いて、露光
状態と経過時間(約6時間)との関係を調べた。その結
果を図14に示した。また、その際に、上記露光状態に
おける最大画質変化と、プロセス制御に消費したトナー
消費量とを調べた。その結果を、表4に示した。なお、
比較のために前記実施例3に示した比較例1および比較
例2を併記した。
【0106】
【表4】
【0107】上記構成は、図14に示すように、複写画
質を維持しながらプロセス制御の回数を低減できて、表
4に示すように、上記プロセス制御のためのトナー消費
量も軽減できるものとなっている。その上、電子写真装
置における各複写動作の間に実行されるプロセス制御の
頻度を低減できて、複写動作の待ち時間を減少できるこ
とにより、複写効率をさらに向上させることが可能であ
り、かつ、複数の複写を実行する際の総複写時間を短縮
化できる。
【0108】
【発明の効果】請求項1の発明の電子写真装置のプロセ
ス制御装置は、以上のように、画像のための複数のトナ
ー像のそれぞれの間に基準トナー像を作成し、濃度検出
手段による複数の検出結果が集まったときに、電子写真
プロセスの各部を制御する情報処理手段が設けられてい
る構成である。
【0109】これにより、プロセス制御が、画像形成の
ための各トナー像作成時間の間を利用して行われるの
で、ジョブ効率の劣化が回避される。また、基準トナー
像から得られた制御データは、直ちに、画像のためのト
ナー像形成に活用されるので、プロセス制御の精度が向
上する。
【0110】請求項2の発明の電子写真装置のプロセス
制御装置は、以上のように、請求項1の電子写真装置の
プロセス制御装置において、情報処理手段は、電子写真
プロセスの各部を制御する場合には、段階的に制御する
ように構成されている構成である。
【0111】これにより、請求項1の電子写真装置のプ
ロセス制御装置の効果に加えて、画像形成における大き
な画質変化を防止することができる。したがって、プロ
セス制御の精度が向上し、画像形成における最適化を図
ることができる。
【0112】請求項3の発明の電子写真装置のプロセス
制御装置は、以上のように、電子写真装置内部の温度を
検出する内部温度検出手段が設けられる一方、内部温度
検出手段による検出温度が、前回の電子写真プロセスの
各部の制御時における検出温度に対して設定値以上の差
であれば、再度、電子写真プロセスの各部を制御する頻
度制御手段が設けられている構成である。
【0113】これにより、電子写真装置内部の温度変化
に対応してプロセス制御が実施される。このため、少な
い頻度でプロセス制御することができ、かつ大きな画質
変化を防止することができる。したがって、トナー消費
量の増大を防止すると共に、プロセス制御の精度が向上
し、画像形成における最適化を図ることができる。
【0114】請求項4の発明の電子写真装置のプロセス
制御装置は、以上のように、濃度検出手段における感光
体基体の濃度検出に際して、感光体における露光後の明
部残留電位にトナーが引かれるのを防止するための現像
バイアス電圧を基準トナー像の濃度検出時の現像バイア
ス電圧に対して変更する現像電圧制御手段が設けられて
いる構成である。
【0115】これにより、現像バイアス電圧の変更分が
感光体の残留電位を打ち消すことができるから、トナー
が感光体にほとんど付着しなくなった状態で感光体基体
の濃度検出が他のとなる。これにより、正確な感光体基
体の濃度検出値が求まるので、濃度検出手段の出力値が
正確となり、プロセス制御の精度が向上するという効果
を奏する。
【0116】請求項5の発明の電子写真装置のプロセス
制御装置は、以上のように、さらに、上記設定値を上記
内部温度検出手段による検出温度に応じて変更する設定
値変更手段を設けた構成である。
【0117】これにより、上記構成は、請求項3に記載
の構成と同様にプロセス制御を最適化できると共に、温
度上昇後の常温時や高温環境下での不必要なプロセス制
御を省くことができるから、上記プロセス制御のための
トナー消費量を軽減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプロセス制御装置を備えた
複写機における帯電電位のためのプロセス制御を示すタ
イムチャートである。
【図2】上記プロセス制御装置を備えた複写機における
コピーランプのためのプロセス制御を示すタイムチャー
トである。
【図3】上記プロセス制御装置を備えた複写機を示す概
略構成図である。
【図4】上記複写機に備えられた光学センサの構成を示
すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図5】上記プロセス制御装置において、プロセス制御
が段階的に行われる状態を示す説明図である。
【図6】上記複写機における複写画像濃度(ID)と光
学センサの出力との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の他の実施例のプロセス制御装置を備え
た複写機において、現像バイアス電圧を増加させて感光
体ドラムの基体濃度を検出するプロセス制御を示すタイ
ムチャートである。
【図8】比較例としてのプロセス制御装置において、2
時間毎にプロセス制御を実施した状態を示す説明図であ
る。
【図9】比較例としてのプロセス制御装置において、1
時間毎にプロセス制御を実施した状態を示す説明図であ
る。
【図10】本発明のさらに他の実施例のプロセス制御装
置のプロセス制御を示すフローチャートである。
【図11】上記プロセス制御装置における温度センサに
基づくプロセス制御を示す説明図である。
【図12】上記プロセス制御装置を備えた複写機の内部
温度と経過時間との関係を示す特性図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例のプロセス制御装
置のプロセス制御を示すフローチャートである。
【図14】上記プロセス制御装置における温度センサに
基づくプロセス制御を示す説明図である。
【図15】従来の複写機において複数のトナーパッチを
作成するときのプロセス制御を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(感光体) 4 コピーランプ 7 メインチャージャ 8 ブランクランプ 9 現像ユニット 15 プロセス制御装置 16 光学センサ(濃度検出手段) 19 CPU(情報処理手段、現像電圧制御手段、頻度
制御手段) 28 ランプ駆動回路 30 現像バイアス電源 32 標準白色板 33 温度センサ(内部温度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 邦夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 西山 晴雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に
    基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の
    画質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置に
    おいて、 画像のための複数のトナー像のそれぞれの間に基準トナ
    ー像を作成し、濃度検出手段による複数の検出結果が集
    まったときに、電子写真プロセスの各部を制御する情報
    処理手段が設けられていることを特徴とする電子写真装
    置のプロセス制御装置。
  2. 【請求項2】上記情報処理手段は、電子写真プロセスの
    各部を制御する場合には、段階的に制御するように構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の電子写真装
    置のプロセス制御装置。
  3. 【請求項3】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に
    基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の
    画質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置に
    おいて、 電子写真装置内部の温度を検出する内部温度検出手段が
    設けられる一方、内部温度検出手段による検出温度が、
    前回の電子写真プロセスの各部の制御時における検出温
    度に対して設定値以上の差であれば、再度、電子写真プ
    ロセスの各部を制御する頻度制御手段が設けられている
    ことを特徴とする電子写真装置のプロセス制御装置。
  4. 【請求項4】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、この濃度検出手
    段は上記基準トナー像の濃度の検出値を感光体基体の検
    出濃度で除した値を検出結果とし、その検出結果に基づ
    いて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の画質
    を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置におい
    て、 上記濃度検出手段における感光体基体の濃度検出に際し
    て、上記感光体における露光後の明部残留電位にトナー
    が引かれるのを防止するための現像バイアス電圧を基準
    トナー像の濃度検出時の現像バイアス電圧に対して変更
    する現像電圧制御手段が設けられていることを特徴とす
    る電子写真装置のプロセス制御装置。
  5. 【請求項5】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に基づいて
    電子写真プロセスを制御して形成画像の画質を安定化さ
    せる電子写真装置のプロセス制御装置において、 電子写真装置内部の温度を検出する内部温度検出手段が
    設けられる一方、内部温度検出手段による検出温度が、
    前回の電子写真プロセスの制御時における検出温度に対
    する差が設定値以上となると、電子写真プロセスを制御
    する頻度制御手段が設けられ、さらに、上記設定値を上
    記内部温度検出手段によって検出された検出温度に応じ
    て変更する設定値変更手段が設けられていることを特徴
    とする電子写真装置のプロセス制御装置。
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