JP2006084691A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成条件についての制御値を変更する前後において画像濃度の差を目立たせないとともに、正確なパッチ濃度の測定を行い、正確な画像濃度の画像を形成させる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間にその制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定し、さらにその制御目標値を設定する前に今回のジョブの画像形成が終了した場合に次の画像形成のための制御値としてその制御目標値を設定する画像形成条件制御部を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、静電潜像を形成しトナーで現像して最終的に記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置に関する。
近年、情報技術の発展とともに情報を紙の上に印字する必要性もますます増加傾向にあり、プリンタを中心とする画像形成装置や、このような画像形成装置を構成する様々な要素に関する技術が広く普及している。こうした画像形成装置の多くは、感光体ドラムをはじめとする感光体にレーザ光などの光を照射して感光体上に印刷したいパターンである静電潜像を形成する露光器を備えている。この露光器の照射する露光光の光量によって静電潜像に付着するトナーの量が決まるため、この露光光の光量の制御方法が、画像濃度を適切な濃度に維持するための一つの要素となる。
環境変化や経時変化などの影響により画像濃度は変動するので、このような画像形成装置では、画像形成中に所定タイミングにてトナーパッチを作成し、トナーパッチのパッチ濃度の測定結果に応じて露光器の照射する露光光の光量を補正することにより画像濃度を適切な値に戻す制御が行われる。このような補正を行う際に一度に大きく露光光の光量を変更すると、露光光の光量の変更前に形成された画像の画像濃度と、露光光の光量の変更後に形成された画像の画像濃度との差が目立つという問題が生じる。この問題に対し、露光光の光量の補正を複数段階に分けて徐々に行うことで、露光光の光量の補正前後の画像濃度の差を目立たせない露光光の光量の制御方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−131448号公報
しかしながら、特許文献1記載の制御方法では、画像形成を行うジョブの性質やパッチ濃度の測定を行うタイミングによっては、露光光の光量の補正が遅れて濃度が適切な値からはずれた画像が形成されるという問題やパッチ濃度の測定結果が十分反映されないという問題が生じる。
この点は、露光光の光量の制御に限らず、帯電、転写、定着、トナー供給、画像データの階調に関する制御など、画像形成装置で行われる制御全般について共通する問題である。
本発明は、上記事情に鑑み、画像形成条件についての制御値を変更する前後において画像濃度の差を目立たせないとともに、正確なパッチ濃度の測定を行い、正確な画像濃度の画像を形成させる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置のうちの第一の画像形成装置は、回転する像担持体を一次帯電し露光により該像担持体に静電潜像を形成してトナーで現像し最終的に記録媒体上にトナー像を転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
トナーパッチを形成させて該トナーパッチのパッチ濃度を測定するパッチ濃度測定部と、
上記パッチ濃度測定部により得られたパッチ濃度測定値に基づいて、記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに該画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間に上記制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定する画像形成条件制御部とを備え、
上記画像形成条件制御部が、上記制御目標値を設定する前に今回のジョブの画像形成が終了した場合に次の画像形成のための制御値として上記制御目標値を設定するものであることを特徴とする。
人間の知覚では濃度の差が気にならないような互いに非類似の画像を形成する場合には、ある画像の画像形成からその画像とは非類似の画像の画像形成に移行する間に、所定の画像形成条件についての制御値の変更を行っても変更の前後に生じる画像濃度の差は深刻な問題にはならないので、このような画像形成を行う場合に特許文献1記載の制御方法を採用した場合、必要な補正が遅れることにより濃度が適切な値からはずれた画像が形成される問題の方が深刻な問題となる。本発明の第一の画像形成装置は、一つのジョブの画像形成が終了した場合に次の画像形成のための制御値として、最終的な目標値である制御目標値を設定するため、ある画像の画像形成からその画像とは非類似の画像の画像形成に移行する間に適切な画像濃度に適合した制御値を設定することになり、特許文献1の制御方法に比べて、このような非類似の画像の画像形成を正確な画像濃度で行うことができる。また、一つのジョブの画像形成が終了するまでは複数枚の画像形成を経る間に制御目標値に達するように画像形成の進行に合わせて各制御値を設定するため、従来技術と同様に、1つのジョブ内で連続する複数枚の画像間に画像濃度の差が発生することを抑えることができる。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置のうちの第二の画像形成装置は、回転する像担持体を一次帯電し露光により該像担持体に静電潜像を形成してトナーで現像し最終的に記録媒体上にトナー像を転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
トナーパッチを形成させて該トナーパッチのパッチ濃度を測定するパッチ濃度測定部と、
上記パッチ濃度測定部により得られたパッチ濃度測定値に基づいて、記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに該画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間に上記制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定する画像形成条件制御部とを備え、
上記画像形成条件制御部は、上記制御目標値を設定する前に次のトナーパッチ形成のタイミングに達した場合に、該トナーパッチ形成のための制御値として上記制御目標値を設定するものであることを特徴とする。
本発明の第二の画像形成装置は、所定の画像形成条件についての制御値が最終的な制御値の目標値である制御目標値に達する前に次のトナーパッチ形成のタイミングに達した場合には、このトナーパッチを形成するための制御値としてこの制御目標値を設定するため、所定の画像形成条件についての必要な補正を完全に行ってからパッチ濃度の測定を行うことになる。このため、このパッチ濃度の測定で把握される補正量の精度を向上させることができる。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置のうちの第三の画像形成装置は、回転する像担持体を一次帯電し露光により該像担持体に静電潜像を形成してトナーで現像し最終的に記録媒体上にトナー像を転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
トナーパッチを形成させて該トナーパッチのパッチ濃度を測定するパッチ濃度測定部と、
上記パッチ濃度測定部により得られたパッチ濃度測定値に基づいて、記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに該画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間に上記制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定する画像形成条件制御部とを備え、
上記パッチ濃度測定部は、上記画像形成条件制御部より上記制御目標値が設定された後に次のトナーパッチを形成させるものであることを特徴とする画像形成装置。
本発明の第三の画像形成装置は、所定の画像形成条件についての制御値が最終的な目標値である制御目標値に達するまでは、次のトナーパッチ形成のタイミングに達してもトナーパッチを作成しないため、必要な補正を残したまま新たなパッチ濃度測定を行うことがなく、余分なトナーを消費しない、効率的で生産性の高い画像形成ができる。
また、本発明の第一の画像形成装置、第二の画像形成装置および第三の画像形成装置のうちのいずれかの画像形成装置は、設定された光量制御値に基づく光量であって画像信号に応じて変調された光ビームで上記像担持体を露光することにより該像担持体上に静電潜像を形成する露光器を備え、
上記画像形成条件制御部が、上記露光器から発せられる光ビームの光量を制御する制御値を該露光器に設定するものであってもよい。
画像濃度を制御する手段の中でも露光光の光量の制御は、もっとも効果的な手段であり、露光光の光量を制御することによって、より正確な画像濃度の画像を形成が可能になる。
本発明の画像形成装置によれば、画像形成条件についての制御値を変更する前後において画像濃度の差を目立たせないとともに、正確なパッチ濃度の測定を行い、正確な画像濃度の画像を形成させることができる。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一および第二の画像形成装置の一実施形態である露光光の光量を制御する画像形成装置を、第一実施形態として説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置の概略構成図である。
本実施形態の画像形成装置は、中間転写ベルトを用いるタンデム構成のフルカラーの画像形成装置である。本実施形態の画像形成装置は、図中の矢印Rの方向に回転し、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、およびブラック(K)色それぞれのトナー像が形成される4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを備えている。これら4つの感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに接触して矢印A方向に循環移動する中間転写ベルト8が備えられており、この中間転写ベルト8は、経路ロール9a、9bに張架されている。感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周囲には、各感光体に一次帯電を行う帯電器2Y、2M、2C、2Kと、一次帯電後の各感光体に、画像データに基づいて変調されたレーザ露光光を照射して各感光体上に静電潜像を形成する露光装置の一種であるROS30が設けられている。このROSは、Raster Output Scannerの頭文字からとった略称である。さらに各感光体の周囲には、制御用の静電潜像として静電パッチが形成された際にその静電パッチの電位を測定する電位センサ90Y、90M、90C、90Mと、各感光体ドラム上に形成された静電潜像をそれぞれY、M、C、Kの各色トナーで現像して各感光体上にトナー像をそれぞれ形成する現像器3Y、3M、3C、3Kとが配備されている。これら現像器3Y、3M、3C、3Kに隣接して、各現像器の現像位置での電位を所定の電位にするために各現像器に現像バイアスを印加する図示しない現像バイアス印加部がそれぞれ設けられている。さらに、これら現像器3Y、3M、3C、3Kには、トナーの濃度を検出するためのトナー濃度センサ7Y、7M、7C、7Kも配備されており、これらトナー濃度センサ7Y、7M、7C、7Kの検出結果はTC制御部70に送られ、この検出結果に基づきTC制御部70は、目標トナー濃度を維持するようにディスペンスモータ8Y、8M、8K、8Yを回転させて、トナーボックス5Y、5M、5K、5Yからそれぞれの色に対応したトナーを現像器3Y、3M、3C、3Kそれぞれに供給させる。
画像形成装置に外部から画像データが入力されると、その入力された画像データはコントローラ40の画像処理部41で画像処理を受けた後、ROS30に入力される。ROS30では、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを露光する各レーザ露光光のパルス幅をそれぞれ変調するための各パルス幅変調信号が画像データに基づいて生成される。この生成されたパルス幅変調信号に基づいて、ROS30に備えられているレーザーダイオード(LD)が駆動されることにより、露光光が照射されて各感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上に静電潜像が形成される。以下ではこのような露光光による光量をLD光量と呼ぶ。このようにして各感光体ドラム上に形成された静電潜像は、それぞれ現像器3Y、3M、3C、3Kで現像されて、各感光体ドラム上にトナー像が形成される。これらのトナー橡は、転写ロール4Y、4M、4C、4Kの作用により、中間転写ベルト8上に順次重畳されるように転写される。この中間転写ベルト8に転写された画像が、図示しない二次転写ロールの作用により記録媒体に転写され、図示しない定着器の熱および圧力によりその記録媒体上に定着される。
次に、本実施形態の画像形成装置において各種の物理量の検出を行う構成要素とその検出結果に基づき制御を行う制御部について簡単に説明する。
電位センサ90Y、90M、90C、90Kで測定された各静電パッチの電位の測定結果は、帯電電圧制御部80に向けて出力され、この帯電電圧制御部では、それらの電位測定結果に基づいて帯電器2Y、2M、2C、2Kが制御される。
中間転写ベルト8上に制御用のトナー像であるトナーパッチ20が形成されると、そのトナーパッチ20のパッチ濃度が、濃度センサ10によって測定される。濃度センサ10によるパッチ濃度の測定結果は階調制御部50、TC制御部70、およびLD光量制御部60に伝達される。そのパッチ濃度の測定結果に基づいて階調制御部50は画像処理部41の制御を行い、TC制御部70はディスペンスモータ8Y、8M、8K、8Yの制御を行う。LD光量制御部60では、そのパッチ濃度の測定結果に基づいてROS30を通じてLD光量の制御が行われて画像濃度が制御される。このLD光量制御部60による制御方法の詳細については後述する。さらに濃度センサ10に並列して温度と湿度を測定する温度センサ100、湿度センサ110を備えてられており、これらのセンサの検出結果は、帯電電圧制御部80、TC制御部70、およびLD光量制御部60に伝達される。
本実施形態で示す画像形成装置では、トナーパッチ20の濃度測定を行うために用いる濃度センサ10は、受光センサと、ブラックK用の発光ダイオード2種類の発光ダイオードと、YMC用の発光ダイオードとを備えている。
図2は、本実施形態で示す画像形成装置で用いられる濃度センサの構成図である。
濃度センサ10には、発光ダイオードであるLED11とLED12、および受光センサ13とが図2に示すように配備されており、LED11がブラック用として使用され、LED12がYMC用として使用される。受光センサ13は、これらLED11とLED12の両方に対して共通に用いられる。ブラックは拡散反射を行わないので鏡面反射する方式の発光ダイオードの方が、拡散反射方式の発光ダイオードに比べて、中間転写ベルト8上のトナーパッチ20のパッチ濃度に対する感度が高く、ブラック用の発光ダイオードとしてLED11には、鏡面反射型の発光ダイオードが採用されている。カラーは、鏡面反射方式では高濃度での感度が悪く、拡散反射方式の方が感度が良い。このため、YMC用の発光ダイオードとして、LED12には拡散反射型の発光ダイオードが採用されている。これら2種類の発光ダイオード、LED11およびLED12から発光された光が受光センサ13によって検出されて、その検出された画像濃度のデータが上述のLD光量制御部60へ出力され、これらの画像濃度のデータに基づいて、LD光量制御部60でLD光量の補正が行われる。
以上が本実施形態の画像形成装置の構成についての説明である。次に、本実施形態の画像形成装置のLD光量制御部を用いた画像濃度の制御方法をフローチャートを用いて説明する。
図3は、トナーパッチのパッチ濃度に基づく、LD光量の制御方法を示すフローチャートである。
まず、STARTの時点においてトナーパッチを作成するタイミングである(ステップS1;Yes)として説明を進める。この時点でLD光量の補正が完了していなければ、すなわちこの時点より前に行われたパッチ濃度の測定結果から適切と判断されたLD光量の制御目標値にまで現時点のLD光量の制御値が達していなかった場合は、この制御目標値をLD光量の制御値として設定する(ステップS2)。
このようにトナーパッチを作成する前に、LD光量の補正を完了するようにLD光量の制御値を設定することで、必要なLD光量の補正を完全に行ってからパッチ濃度の測定が行われ、今回のパッチ濃度の測定で把握されるLD光量の補正量の精度を向上させることができる。
LD光量を変化させると図1に示す感光ドラム1Y、1M、1C、1K上それぞれの上の静電潜像の電位が変化しそれに伴い静電潜像に付着するトナー量も変化する。この際、このようなトナーの変化量を適切な変化量にするためには、LD光量を変化させるとともに図1に示す現像器3Y、3M、3C、3Kそれぞれに印加される現像バイアスもLD光量に合わせて変化させる必要があることが知られている。このため、本実施形態の画像形成装置では、このステップS2の段階において上述のLD光量の制御目標値が設定される際に、このLD光量の制御目標値と適合する現像バイアスを算出する。このようなLD光量の制御目標値と適合する現像バイアスが現像バイアスの制御目標値である。
このようにLD光量および現像バイアスの設定を行った後、トナーパッチを作成し、濃度センサ10を用いてパッチ濃度を測定する(ステップS3)。そして、このパッチ濃度の測定結果から、画像濃度を適切な値にするために必要なLD光量の制御目標値を算出する(ステップS4)。本実施形態の画像形成装置では、このステップS4の段階において上述のLD光量の制御目標値の算出とともに、LD光量の制御目標値に適合する現像バイアスの制御目標値も算出する。そして所定のページ数の画像形成を経る間にこれらLD光量および現像バイアスの制御目標値に達するように、各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値を算出する。このような各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値の算出方法としては、特許文献1記載の方法を用い、ここではその具体的な説明は省略する。
各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値の算出が終了すると、再びSTARTに戻る。この時点では、今度はトナーパッチを作成するタイミングではない(ステップS1;No)として説明を進める。トナーパッチを作成するタイミングではない場合は、ステップS4で決定した、各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値を設定して、ジョブを実行する(ステップS5)。ジョブが終了する前にトナーパッチ作成タイミングに至った場合は、ステップS6でNoが選択されて再びSTARTに戻りさらにステップS1においてYesが選択され、前述のステップS2〜ステップS4で説明した作業を再び行う。ジョブが終了すると(ステップS6;Yes)、前述のLD光量の制御目標値および現像バイアスの制御目標値を、LD光量および現像バイアスの制御値として設定する(ステップS7)。
このようにジョブが終了した場合は、LD光量の制御目標値および現像バイアスの制御目標値をLD光量および現像バイアスの制御値として設定することによって、LD光量の変更の前後に生じる画像濃度の差が問題にならないような2つのジョブの間に適切な画像濃度に適合した光量制御値を設定することになり、特許文献1の制御方法に比べて、このような非類似の画像の画像形成を正確な画像濃度で行うことができる。
[第二実施形態]
以下、本発明の第三の画像形成装置の一実施形態である露光光の光量を制御する画像形成装置を、第二実施形態として説明する。
本実施形態の画像形成装置の構成は、図1に示す第一実施形態の画像形成装置の構成と同一であり、相違点は、本実施形態の画像形成装置のLD光量制御部80によって、トナーパッチの作成そのものがその時点のLD光量の制御値に応じて制御される点である。以下ではこの相違点である制御方法について詳述し、画像装置全体の構成についての重複説明は省略する。
図4は、LD光量とともにトナーパッチ作成も制御する制御方法を示すフローチャートである。
まず、スタート時点が、トナーパッチを作成するタイミングである場合(ステップS11;Yes)として説明を進める。この時点でLD光量の補正が完了していた場合、すなわちこの時点より前に行われたパッチ濃度の測定結果から適切と判断されたLD光量の制御目標値にまで現時点のLD光量の制御値が達していた場合は、ステップS12でYesと判定され、トナーパッチの作成を行い濃度センサ10を用いてパッチ濃度を測定する(ステップS13)。そして、このパッチ濃度の測定結果から、LD光量の制御目標値およびこの制御目標値に適合する現像バイアスの制御目標値を算出する(ステップS14)。そして所定のページ数の画像形成を経る間にこれらLD光量および現像バイアスの制御目標値に達するように、各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値を算出する。このような各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値を算出方法としては、特許文献1記載の方法を用い、ここではその具体的な説明は省略する。各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値を算出後、STARTに戻り、次のトナーパッチ作成タイミングになるまで、このようにして決定した各ページでのLD光量と現像バイアスの制御値の下でジョブを実行する(ステップS15)。
トナーパッチ作成タイミングになった時、その時点においてLD光量の制御値がLD光量の制御目標値にまで達していなかった場合は、ステップS12でNoと判定され、トナーパッチの作成は行わずに、LD光量の制御値がLD光量の制御目標値に達するまで画像形成を続行する。
このように、LD光量の制御値がLD光量の制御目標値に達するまでは、トナーパッチ形成のタイミングに達してもトナーパッチを作成しないことにより、前回のパッチ濃度測定によって必要なLD光量の補正を残したまま新たなパッチ濃度測定を行うことがなく、余分なトナーを消費しない、効率的で生産性の高い画像形成ができる。
以上が本発明の画像形成装置の実施形態についての説明である。
第一実施形態および第二実施形態で説明した画像形成装置は、LD光量と現像バイアスの制御値がそれぞれの制御目標値に到達するまでのページ数を予め決めてから各ページでのLD光量と現像バイアスを決定する制御方法を採用したが、本発明の画像形成装置は、各ページでのLD光量と現像バイアスを予め決めてから、LD光量と現像バイアスの制御値がそれぞれの制御目標値に到達するまでのページ数を決める制御方法を採用してもよい。
また、第一実施形態および第二実施形態で説明した画像形成装置は、濃度センサの検出結果によりLD光量および現像バイアスの補正を行うものであるが、本発明の画像形成装置は、さらに温度センサ、湿度センサ、表面電位センサ、トナー濃度センサの検出結果をも加味してLD光量および現像バイアスの補正を行うものであってもよい。
また、第一実施形態および第二実施形態で説明した画像形成装置は、LD光量および現像バイアスについての制御方法を採用しているが、本発明の画像形成装置は、制御対象をこれらに限定せず、帯電、転写、定着、トナー供給、画像データの階調についての制御方法を採用するものであってもよい。
本実施形態の画像形成装置の概略構成図である。 本実施形態で示す画像形成装置で用いられる濃度センサの構成図である。 トナーパッチのパッチ濃度に基づく、LD光量の制御方法を示すフローチャートである。 LD光量とともにトナーパッチ作成も制御する制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体ドラム
2Y、2M、2C、2K 帯電器
3Y、3M、3C、3K 現像器
4Y、4M、4C、4K 転写ロール
5Y、5M、5K、5Y トナーボックス
7Y、7M、7C、7K トナー濃度センサ
8 中間転写ベルト
8Y、8M、8K、8Y ディスペンスモータ
9a、9b 経路ロール
10 濃度センサ
20 トナーパッチ
30 ROS
40 コントローラ
50 階調制御部
60 LD光量制御部
70 TC制御部
80 帯電電圧制御部
90Y、90M、90C、90M 電位センサ
100 温度センサ
110 湿度センサ

Claims (4)

  1. 回転する像担持体を一次帯電し露光により該像担持体に静電潜像を形成してトナーで現像し最終的に記録媒体上にトナー像を転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    トナーパッチを形成させて該トナーパッチのパッチ濃度を測定するパッチ濃度測定部と、
    前記パッチ濃度測定部により得られたパッチ濃度測定値に基づいて、記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに該画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間に前記制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定する画像形成条件制御部とを備え、
    前記画像形成条件制御部が、前記制御目標値を設定する前に今回のジョブの画像形成が終了した場合に次の画像形成のための制御値として前記制御目標値を設定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転する像担持体を一次帯電し露光により該像担持体に静電潜像を形成してトナーで現像し最終的に記録媒体上にトナー像を転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    トナーパッチを形成させて該トナーパッチのパッチ濃度を測定するパッチ濃度測定部と、
    前記パッチ濃度測定部により得られたパッチ濃度測定値に基づいて、記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに該画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間に前記制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定する画像形成条件制御部とを備え、
    前記画像形成条件制御部は、前記制御目標値を設定する前に次のトナーパッチ形成のタイミングに達した場合に、該トナーパッチ形成のための制御値として前記制御目標値を設定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 回転する像担持体を一次帯電し露光により該像担持体に静電潜像を形成してトナーで現像し最終的に記録媒体上にトナー像を転写および定着することにより該記録媒体上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    トナーパッチを形成させて該トナーパッチのパッチ濃度を測定するパッチ濃度測定部と、
    前記パッチ濃度測定部により得られたパッチ濃度測定値に基づいて、記録媒体上に形成される画像の濃度に影響を与える所定の画像形成条件について制御目標値を算出するとともに該画像形成条件について現在設定されている制御値から複数枚の画像形成を経る間に前記制御目標値に達するように順次変化する各制御値を求め、画像形成の進行に合わせて各制御値を設定する画像形成条件制御部とを備え、
    前記パッチ濃度測定部は、前記画像形成条件制御部より前記制御目標値が設定された後に次のトナーパッチを形成させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 設定された光量制御値に基づく光量であって画像信号に応じて変調された光ビームで前記像担持体を露光することにより該像担持体上に静電潜像を形成する露光器を備え、
    前記画像形成条件制御部が、前記露光器から発せられる光ビームの光量を制御する制御値を該露光器に設定するものであることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載の画像形成装置。
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