JPH05257353A - 電子写真装置のプロセス制御装置 - Google Patents

電子写真装置のプロセス制御装置

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JPH05257353A
JPH05257353A JP4052497A JP5249792A JPH05257353A JP H05257353 A JPH05257353 A JP H05257353A JP 4052497 A JP4052497 A JP 4052497A JP 5249792 A JP5249792 A JP 5249792A JP H05257353 A JPH05257353 A JP H05257353A
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JP
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toner image
mark
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toner
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JP4052497A
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English (en)
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Motoyuki Itoyama
元幸 糸山
Mitsuru Tokuyama
満 徳山
Toshiaki Ino
利昭 井野
Kunio Ohashi
邦夫 大橋
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 感光体ドラム1に形成された基準トナー像の
濃度を光学的に検出する光学センサ16を有し、その検
出結果に基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形
成画像の画質を安定化させる複写機のプロセス制御装置
において、トナーパッチの濃度検出の開始位置を定める
基準となるスタートマークとしてのトナー像をトナーパ
ッチの直前に作成するマーク作成手段を備え、このスタ
ートマークは、コピーランプ4による黒色直線の感光体
ドラム1への露光により作成されるように構成されてい
る。 【効果】 プロセス制御の精度向上等を図ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準トナー像の濃度に
基づいて電子写真プロセスの各部を制御することにより
安定した形成画像を得るようにした電子写真装置のプロ
セス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザープリンタ等の電子写真
装置においては、環境の変化によって感光体表面電位が
大きく変化する。例えば、OPC(Organic Photoconduc
tive Conductor) 感光体は、低温環境下において、光キ
ャリアの移動度の温度依存性により、常温時の電位に比
べて約100V程の電位低下がある。また、複写や印刷
を繰り返すにつれてクリーニングブレードによる研磨等
の機械的なストレスが蓄積し、膜べりが生じて感光層の
膜厚が減少し、表面電位が徐々に低下する傾向がある。
このような表面電位の変化が生じると、形成画像の画質
に濃度低下等の大きな影響を及ぼすことになる。
【0003】一方、現像剤は、粉体であるため湿度変化
に対し敏感である。一般的には、湿度が低いと現像剤の
電気抵抗が高くなることにより、摩擦帯電されたトナー
の電荷保持力が高くなる。この結果、トナーの帯電量が
高くなり、画質に変化を来すようになる。また、使用を
重ねていくことによる現像剤の劣化などでも、大きな画
質変化が生じる。
【0004】これに対処するため、従来の電子写真装置
では、感光体上に形成された静電潜像の抵抗値を読み取
り、その結果に応じて静電潜像の形成を制御することに
より画質安定化を図っている(例えば、特公昭61−2
9502号公報)。また、これ以外では、感光体上のト
ナー像の光学濃度を検知する手段を備えることにより画
質変化を把握し、この検出結果に応じて電子写真プロセ
スを最適な画質が得られるように制御する手法を採用し
ているものがある。この手法は、例えば、トナーパッチ
と呼ばれる方形(30mm×30mm程度)のトナー像
を感光体上に、異なる濃度となるように複数作成し、個
々に光学濃度を検出するというものである。
【0005】上記のトナーパッチ作成による光学濃度検
出の過程を図11のタイムチャートを参照して説明する
と、感光体ドラムは、異なる位置にそれぞれ異なるグリ
ッド電圧−450V、−350V及び−250Vにて順
に帯電される。帯電された領域にはブランクランプがO
FFして光が照射されない。また、コピーランプはOF
Fしており、露光は行われない。このため、上記の帯電
領域にはグリッド電圧による電荷がそのまま残り、この
領域を一定の現像バイアス電圧−200Vで現像するこ
とにより、それぞれ濃度の異なるトナーパッチが作成さ
れる。そして、光学センサにて各トナーパッチの濃度検
出が行われる。
【0006】ここで、トナーパッチの濃度は光学センサ
にて図12に示すように出力される。なお、感光体ドラ
ムの回転スピードは220mm/secであるため、3
0mmのトナーパッチの始端から終端まで136msの
走査時間が必要となる。また、濃度の異なる3個のトナ
ーパッチでは、パッチ間距離を考慮すると走査時間は約
500msとなる。
【0007】上記のトナーパッチのセンサ出力の平均値
は、A1部で0.6V、A2部で0.8V、A3部で
1.2Vとなっており、一定ではない。これは、A2部
では、最も安定した出力が得られるが、A1部では、電
子写真方式に特有のエッジ効果により前縁部のレベルが
低下しており、A3部では、欠けにより後縁部のレベル
が上昇しているからである。
【0008】上記のセンサ出力を複写画像の濃度と対応
させると、図13に示すように、A1部とA3部とは、
A2部に対し約±0.1の濃度差があることがわかる。
したがって、最も信頼できる検出値として採用できるの
は、A2部の45msの間に得られたデータだけであ
る。換言すれば、30mmの大きさのトナーパッチで採
用できるデータが得られるのは、トナーパッチにおける
中間部の1/3の領域からだけである。
【0009】そこで、トナーパッチの濃度検出は、図1
1に示すように、トナーパッチの走査における中間位置
にて行うように設定し、光学センサにおける濃度検出開
始のタイミングは、感光体ドラムがブランクランプと光
学センサとの間の移動するのに0.713sec 要するた
め、メインチャージャがON又はブランクランプがOF
Fすると同時にタイマーを動作させ、0.713sec 後
に検出データをサンプリングして出力するようになって
いる。そして、検出された各トナーパッチの濃度に基づ
いて、グリッド電圧、現像バイアス電圧、又はコピーラ
ンプの印加電圧等が制御され、画質が補正されるように
なっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、トナーパッチの濃度検出のタイミングは、メ
インチャージャON又はブランクランプOFFと同時に
タイマー制御により行われるが、感光体ドラムの周辺に
おけるメインチャージャ又はブランクランプと濃度セン
サとの取付位置には大きな隔たりがあるため、機械的精
度による感光体ドラムの回転速度のバラツキ等により、
光学センサにおける検出のタイミングがトナーパッチの
中間部に一致せず、トナーパッチにおける有効なデータ
が得られる領域で濃度検出を行うのが困難であるという
問題点を有している。
【0011】このような不都合を解消するには、トナー
パッチを大きく作成することが考えられるが、トナーパ
ッチを大きくすると、トナー消費量が増加するうえ、大
きくなった分だけプロセス制御の所要時間が長引くとい
う別の問題が生じ、複数のトナーパッチを作成する場合
には特に実用性に欠けることになる。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、プロセス制御のための所要時間を増大する
ことなく、高精度に基準トナー像の濃度検出を行い、画
像形成における最適化を図り得る電子写真装置のプロセ
ス制御装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の電
子写真装置のプロセス制御装置は、上記の課題を解決す
るために、感光体に作成された基準トナー像の濃度を光
学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に基
づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の画
質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置にお
いて、基準トナー像の濃度検出の開始位置を定める基準
となる検出開始基準マークとしてのトナー像を基準トナ
ー像の直前に作成するマーク作成手段を備え、この検出
開始基準マークは、画像形成用光源による基準マークと
しての例えば黒色の直線の感光体への露光により作成さ
れるように構成されていることを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明の電子写真装置のプロ
セス制御装置は、上記の課題を解決するために、請求項
1記載の電子写真装置のプロセス制御装置において、現
像バイアス電圧を制御することにより基準トナー像の濃
度を連続的に変化させる濃度制御手段を備えていること
を特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明の電子写真装置のプロ
セス制御装置は、上記の課題を解決するために、感光体
に作成された基準トナー像の濃度を光学的に検出する濃
度検出手段を有し、その検出結果に基づいて電子写真プ
ロセスの各部を制御して形成画像の画質を安定化させる
電子写真装置のプロセス制御装置において、基準トナー
像の濃度検出の開始位置を定める基準となる検出開始基
準マークとしてのトナー像を基準トナー像の直前に作成
するマーク作成手段を備え、この検出開始基準マーク
は、現像バイアス電圧を制御することにより作成される
ように構成されている一方、現像バイアス電圧を制御す
ることにより基準トナー像の濃度を連続的に変化させる
濃度制御手段を備えていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明の電子写真装置のプロ
セス制御装置は、上記の課題を解決するために、感光体
に作成された基準トナー像の濃度を光学的に検出する濃
度検出手段を有し、その検出結果に基づいて電子写真プ
ロセスの各部を制御して形成画像の画質を安定化させる
電子写真装置のプロセス制御装置において、基準トナー
像の濃度検出の開始位置を定める基準となる検出開始基
準マークとしてのトナー像を基準トナー像の直前に作成
するマーク作成手段を備え、この検出開始基準マーク
は、帯電後に感光体の光除電を行う、例えばブランクラ
ンプ等の除電光源にて光照射することにより作成される
ように構成されている一方、現像バイアス電圧を制御す
ることにより基準トナー像の濃度を連続的に変化させる
濃度制御手段を備えていることを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1の構成によれば、マーク作成手段によ
り感光体における基準トナー像の直前に検出開始基準マ
ークとしてのトナー像が作成される。このため、検出開
始基準マークが濃度検出手段により検知されてから所定
時間後に基準トナー像の濃度検出を開始するようにすれ
ば、検出開始基準マークと基準トナー像との時間的間隔
が小さいので、タイマーを動作させても、感光体等の機
械的精度にほとんど影響されることなく、検出すべき領
域に対して精度良く濃度検出を行うことができる。それ
ゆえ、基準トナー像を大きくすることなく、容易に、か
つ高精度に基準トナー像の濃度検出を行うことができ
る。
【0018】また、検出開始基準マークは、画像形成用
光源による基準マークの感光体への露光により作成され
るように構成されているので、感光体を帯電させた後、
画像形成用光源を基準マークとしての例えば黒色の直線
に照射し、その反射光にて感光体を露光して開始基準マ
ークを作成することができる。このため、既存の手段に
てマーク作成手段を構成することができるので、装置の
複雑化が回避できる。
【0019】請求項2の構成によれば、現像バイアス電
圧を制御することにより基準トナー像の濃度を連続的に
変化させる濃度制御手段を備えているので、1個の基準
トナー像から複数の異なる濃度データを得ることができ
る。また、このときの濃度検出は、検出開始基準マーク
により高精度に行うことができる。それゆえ、濃度の異
なる複数の基準トナー像を作成する必要がなくなり、濃
度検出時間の短縮を図ることができる。したがって、プ
ロセス制御のための所要時間を増大することがない。
【0020】請求項3の構成によれば、マーク作成手段
による検出開始基準マークとしてのトナー像作成によっ
て、基準トナー像を大きくすることなく、高精度に基準
トナー像の濃度検出を行うことができる。また、検出開
始基準マークは、現像バイアス電圧を制御することによ
り作成されるように構成されているので、現像バイアス
電圧を低下させて現像電位を高めることにより感光体へ
のトナー付着力を増大させて検出開始基準マークを作成
することができる。このため、既存の手段にて構成する
ことができるので、装置の複雑化が回避できる。
【0021】また、濃度制御手段により現像バイアス電
圧を制御することによって基準トナー像の濃度を連続的
に変化させるので、濃度の異なる複数の基準トナー像を
作成する必要がなくなり、濃度検出時間の短縮を図るこ
とができる。また、基準トナー像の始端部の濃度変化が
大きくなり、濃度検出の開始位置を容易に検知すること
ができる。
【0022】請求項4の構成によれば、マーク作成手段
により検出開始基準マークが作成されることによって、
基準トナー像を大きくすることなく、高精度に基準トナ
ー像の濃度検出を行うことができる。
【0023】また、検出開始基準マークは、帯電後に感
光体の光除電を行う、例えばブランクランプ等の除電光
源にて光照射することにより作成されるように構成され
ているので、帯電された感光体に対しブランクランプを
OFFさせ、電荷を残留させることにより形成された潜
像を現像して検出開始基準マークを作成することができ
る。このため、既存の手段にてマーク作成手段を構成す
ることができるので、装置の複雑化が回避できる。
【0024】さらに、現像バイアス電圧を制御すること
により基準トナー像の濃度を連続的に変化させる濃度制
御手段を備えているので、濃度検出時間の短縮を図るこ
とができる。また、濃度検出の開始位置を容易に検知す
ることができる。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕本発明を複写機に適用した第1の実施例に
ついて図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通
りである。本実施例に係る複写機は、図1に示すよう
に、感光体である円筒状の感光体ドラム1を備えてい
る。この感光体ドラム1は、装置内でA方向に回転可能
に設けられており、ほぼ肉厚2mm、直径100mm、
長さ340mmのアルミニウム管からなるドラム基体の
外周面に、膜厚1μmの電荷発生層、及び膜厚34μm
の電荷輸送層が順次均一に塗布された有機半導体として
構成されている。感光体ドラム1の上方には、原稿Mを
載置するための透明な原稿載置台2が設けられ、この原
稿載置台2と感光体ドラム1との間には、画像形成用光
源としてのコピーランプ4、複数のミラー5…、及びレ
ンズ6からなる露光光学系3が配設されている。
【0026】上記露光光学系3は、図中一点鎖線で示す
ように、原稿載置台2を移動させることによってコピー
ランプ4からの出射光により原稿Mの光走査を行い、こ
の反射光を各ミラー5…、及びレンズ6を介して感光体
ドラム1表面に照射して露光を行うようになっている。
この露光により、後述のメインチャージャ7により一様
に帯電された感光体ドラム1表面に、原稿Mの画像パタ
ーンに応じた静電潜像が形成されるようになっている。
【0027】また、感光体ドラム1の周囲には、メイン
チャージャ7、ブランクランプ8、現像ユニット9、転
写チャージャ10、剥離チャージャ11、クリーナーユ
ニット12及び除電ランプ13等が配設されている。
【0028】メインチャージャ7は、感光体ドラム1と
の間に設けられたグリッド電極7aの印加電圧を制御す
ることにより、感光体ドラム1の表面を目標の電位に帯
電させる帯電器である。ブランクランプ8は、帯電後の
感光体ドラム1の表面の非画像領域を除電する除電器で
ある。現像ユニット9は、感光体ドラム1の表面に形成
された潜像にトナーを付着させてトナー像として顕像化
する現像装置である。転写チャージャ10は、感光体ド
ラム1表面に形成されたトナー像を転写紙Pに転写する
ために感光体ドラム1との間に電位を与えるものであ
る。剥離チャージャ11は、トナー像が転写された転写
紙Pを感光体ドラム1から剥離するために感光体ドラム
1との間に電位を与えるものである。クリーナーユニッ
ト12は、感光体ドラム1表面に残留するトナーを回収
する清掃装置である。除電ランプ13は、メインチャー
ジャ7にて感光体ドラム1を帯電させる前に感光体ドラ
ム1表面に残留する電荷を除去する除電器である。
【0029】本複写機における排紙側には、定着ユニッ
ト14が配設されている。この定着ユニット14は、感
光体ドラム1から剥離されて図示しない搬送装置により
搬送されてきた転写紙Pにトナー像を加熱定着させるよ
うになっている。
【0030】さらに、本複写機には、プロセス制御部1
5が設けられている。上記プロセス制御部15は、後述
する基準マークとしての直線33と、濃度検出手段とし
ての光学センサ16と、増幅器17と、A/D変換器1
8と、CPU19とを備えており、上記の感光体ドラム
1等により構成される電子写真プロセス部を制御するよ
うになっている。
【0031】上記直線33は、図2に示すように、原稿
載置台2における、コピーランプ4の走査方向の始端側
に設けられた標準白色板32よりもさらに始端側に設け
られている。この直線33は幅2.2mmの黒色の直線
にて描かれており、検出開始基準マークであるスタート
マークとしてのトナー像を作成するために使用されるよ
うになっている。
【0032】光学センサ16は、クリーナーユニット1
2の下側近傍に配されている、図3に示すような検出器
であり、感光体ドラム1表面に向けて赤外線発光ダイオ
ード22から光を照射し、この反射光をフォトトランジ
スタ23にて受光するようになっている。そして、上記
スタートマークを検出したときに、検出信号を出力する
ようになっていると共に、感光体ドラム1表面に作成さ
れる基準トナー像としてのトナーパッチの光学濃度を検
出して、この検出結果を検出信号として出力するように
なっている。すなわち、光学センサ16は、図3の
(a)〜(c)に示すように、細長く形成されたケース
20により外形が形成されており、このケース20にお
ける外面のほぼ中央部に取付部21が突起して設けられ
ている。この取付部21には、波長890nmの光を出
射する赤外線発光ダイオード22とフォトトランジスタ
23とが近接して取り付けられている。また、ケース2
0の一端には、コネクタ状に形成された端子部24が設
けられており、この端子部24には、電源端子25と、
出力端子26と、GND端子27とが間隔をおいて並設
されている。
【0033】また、光学センサ16は、図1に示すよう
に、増幅器17及びA/D変換器18を介してCPU1
9に接続されており、光学センサ16の検出信号は、増
幅器17による増幅後、A/D変換器18でディジタル
化され、濃度データとしてCPU19に入力されるよう
になっている。
【0034】上記CPU19は、ランプ駆動回路28、
電源29、現像バイアス電源30、及びトナー補給駆動
装置31に接続されている。ランプ駆動回路28は、コ
ピーランプ4を点灯させるための電源回路である。電源
29は、メインチャージャ7のグリッド電極7aに印加
するグリッド電圧を発生する電源装置であり、現像バイ
アス電源30は、現像ユニット9の現像スリーブに印加
する現像バイアス電圧を発生する電源装置である。トナ
ー補給駆動装置31は、図示しないトナーホッパーから
現像槽へのトナーの供給を行う装置である。
【0035】また、CPU19は、ランプ駆動回路2
8、電源29、現像バイアス電源30、及びトナー補給
駆動装置31に制御信号を与え、ランプ印加電圧、グリ
ッド電圧、現像バイアス電圧、及び現像剤のトナー供給
量を最適に制御するようになっている。すなわち、CP
U19は、具体的には、トナーパッチ作成用のプログラ
ムを実行することにより、3個のトナーパッチを作成す
るようになっており、グリッド電圧をトナーパッチ毎に
異ならせることにより、感光体ドラム1の帯電電圧を異
ならせ、各トナーパッチの濃度をそれぞれ異ならせるよ
うになっている。また、CPU19は、感光体ドラム1
におけるトナーパッチより先に光学センサ16に読み取
られる位置に、スタートマークとしてのトナー像を作成
するようになっており、マーク作成手段としての機能を
有している。さらに、CPU19は、光学センサ16が
スタートマークを検出したときに、図示しないタイマー
を始動させるようになっている。
【0036】上記の構成を有する複写機のプロセス制御
について、以下に説明する。本実施例では、スタートマ
ークの作成のために、感光体ドラム1におけるスタート
マーク作成部を一定電位で帯電させると共に、コピーラ
ンプ4によって直線33を照射し、この反射光を感光体
ドラム1へ露光させている。
【0037】すなわち、図4のタイムチャートに示すよ
うに、感光体ドラム1におけるスタートマーク作成部、
つまり図2に示す直線33の始端から標準白色板32の
始端に至るまでの露光領域11mmと、1個のトナーパ
ッチを作成するためのトナーパッチ作成部とをメインチ
ャージャ7によりグリッド電圧を例えば−450Vにて
帯電させる。また、2個目及び3個目のトナーパッチ作
成部に対しては、グリッド電圧を−350V及び−25
0Vとする。次いで、スタートマーク作成部にのみコピ
ーランプ4をONして直線33から標準白色板32の始
端に至るまで露光を行う。このとき、現像バイアスはス
タートマーク作成部から3つのトナーパッチ作成部の終
端に至るまで−200Vに設定しておく。また、ブラン
クランプ8は、スタートマーク作成部から3つのトナー
パッチ作成部の終端に至るまでOFFしておき、光を照
射しない。
【0038】上記の操作によって、感光体ドラム1のス
タートマーク作成部が、グリッド電圧−450Vにて帯
電され、次いで、感光体ドラム1上にトナーパッチ作成
部が−450V、−350V及び−250Vにて帯電さ
れる。その後、露光に際して、コピーランプ4がONす
ることにより、まず、帯電された感光体ドラム1に直線
33の潜像が形成される。これにより、スタートマーク
作成部が、一定量の電荷を保持する潜像となり、トナー
パッチ作成部が、グリッド電圧に応じた電荷量を保持す
る潜像となる。
【0039】そして、これら潜像が現像ユニット9によ
り−200Vの一定現像バイアス電圧で現像されると、
それぞれのトナー像が得られる。これらトナー像は、ス
タートマーク作成部に作成されたものがスタートマーク
となり、それ以降に続くトナーパッチ作成部に作成され
たものがトナーパッチとなり、全体が44.8mm(回
転方向の長さ)の大きさになっている。上記トナーパッ
チは、トナーの付着量がグリッド電圧により制御される
ことで濃度が高濃度側から低濃度側に3段階で変化して
いる。
【0040】そして、トナーパッチの濃度の検出におい
ては、光学センサ16によりスタートマークが検出され
てからタイマーが動作し、50ms後に1個目のトナー
パッチに対して光学センサ16による検出のためのサン
プリングが行われる。また、同様に2個目、3個目のト
ナーパッチに対してもスタートマークでのタイマー動作
からそれぞれの所定時間後にサンプリングが行われる。
これにより、トナーパッチにおいて、濃度の安定した中
間部で確実に濃度検出を行うことができる。
【0041】このように、本実施例に係る複写機は、感
光体ドラム1におけるトナーパッチの直前にスタートマ
ークとしてのトナー像が作成される。このため、予めス
タートマークが光学センサ16により検知されてから所
定時間後にトナーパッチ作成部の濃度検出が開始させる
ようにしておくことにより、スタートマーク作成部とト
ナーパッチ作成部との時間的間隔が小さいので、タイマ
ーを動作させても、感光体ドラム1等の機械的精度にほ
とんど影響されることなく、検出すべき領域に対して精
度良く濃度検出を行うことができる。それゆえ、トナー
パッチを大きくすることなく、容易に、かつ高精度にト
ナーパッチの濃度検出を行うことができる。したがっ
て、トナー消費量を増大することなく、また、プロセス
制御のための所要時間を増大することなく、画像形成に
おける最適化が図れる。
【0042】また、スタートマークは、コピーランプ4
による直線33の感光体ドラム1への露光により作成さ
れるように構成されているので、感光体ドラム1を帯電
させた後、コピーランプ4を直線33に照射し、その反
射光にて感光体ドラム1を露光してスタートマークを作
成することができる。このため、既存の手段にてマーク
作成手段を構成することができるので、装置の複雑化が
回避できる。
【0043】〔実施例2〕本発明の第2の実施例につい
て図1、図5及び図6に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、本実施例において、前記第1の実施例
の構成要素と同等とみなせる構成要素については、同一
の符号を付記してその説明を省略する。
【0044】本実施例に係る複写機は、図1に示すよう
に、感光体ドラム1、画像形成用光源としてのコピーラ
ンプ4、直線33、メインチャージャ7、除電光源とし
てのブランクランプ8及び現像ユニット9等からなるプ
ロセス部を制御するプロセス制御部15を備えている。
【0045】このプロセス制御部15の制御装置として
設けられるCPU19は、トナーパッチ作成用プログラ
ムを実行することにより、トナーパッチの濃度を高濃度
から低濃度へ連続的に変化させるようになっており、濃
度制御手段としての機能を有している。
【0046】また、CPU19は、感光体ドラム1にお
けるトナーパッチ作成部より先に光学センサ16に読み
取られる位置に、スタートマークとしてのトナー像を作
成するようになっており、マーク作成手段としての機能
を有している。
【0047】本実施例では、トナーパッチの濃度を高濃
度から低濃度へ連続的に変化させるため、現像バイアス
電圧の制御を行っている。なお、スタートマークの作成
方法としては、実施例1と同様に、コピーランプ4によ
る直線33の感光体ドラム1への露光によりスタートマ
ークの作成を行うようになっている。以下、トナーパッ
チの濃度を高濃度から低濃度へ連続的に変化させる方法
について説明する。
【0048】まず、図5のタイムチャートに示すよう
に、グリッド電圧を−800V一定に制御して感光体ド
ラム1を帯電させる。次いで、コピーランプ4を例えば
60Vの印加電圧にて直線33を照射し、この反射光に
より感光体ドラム1が露光されることによって、その帯
電領域の始端部に潜像が形成され、その後コピーランプ
4がOFFされる。このとき、現像バイアス電圧は最初
は−800Vに設定されており、グリッド電圧の−80
0V印加と同時に、一旦−200Vにし、次いで、コピ
ーランプ4のOFFと同時に再び−800Vに戻され
る。
【0049】次いで、現像バイアス電圧を、所定時間経
過後に−800Vから−200Vまで直線的に減少さ
せ、−200Vに達すると同時に再び−800Vに戻さ
れ、このとき同時に、グリッド電圧もOFFされる。上
記の操作によって、スタートマークとトナーパッチのト
ナー像が作成され、トナーパッチは低濃度から高濃度へ
と連続的かつ直線的に変化したものとなる。
【0050】上記のようにして形成されたトナー像を光
学センサ16により読み取ると、図6に示すように、光
学センサ16の出力が1V付近まで低下して、スタート
マークが検知され、この検知から所定の時間後にトナー
パッチの濃度検出が開始される。このとき得られる光学
センサ16の出力は、開始から200msの間に4Vか
ら3V付近まで徐々に低下する。すなわち、光学センサ
16の出力は、連続的かつ直線的な変化としてあらわさ
れるので、1つのトナーパッチによって異なる情報が得
られる。
【0051】このように、本実施例の電子写真装置のプ
ロセス制御装置は、現像バイアス電圧を制御することに
よりトナーパッチの濃度を連続的に変化させる濃度制御
手段を備えているので、1個のトナーパッチから複数の
異なる濃度データを得ることができる。それゆえ、濃度
の異なる複数のトナーパッチを作成する必要がなくな
り、濃度検出時間の短縮を図ることができる。また、濃
度制御手段は、現像バイアス電圧を制御することにより
トナーパッチの濃度を連続的に変化させるので、特に複
写画像のかぶりレベルの検知に有効である。
【0052】ここで、比較例としてスタートマークが作
成されない場合について、説明する。以下の例は、上記
の各例と同様にグリッド電圧を−800Vとし、現像バ
イアス電圧を−200V〜−800V又は−800V〜
−200Vとしている。
【0053】スタートマークが作成されない場合におい
て、トナーパッチを高濃度側から作成するときは、現像
バイアス電圧を−200Vから−800Vまで変化させ
ることにより、光学センサ16の出力は、図7のように
あらわされる。ここで、トナーパッチの始端部における
濃度変化によって検出開始位置を検知する場合、光学セ
ンサ16の出力は、感光体ドラム1の素地を読み取った
出力(4V)からの変化が1Vと小さくエッジとしてと
らえにくい。このため、検出開始位置は、辛うじて検知
できる程度であり、その検知精度をあまり高くすること
ができない。
【0054】また、現像バイアス電圧を−200Vから
−800Vまで変化させた場合、光学センサ16の出力
は、図8に示すように、最初は殆ど変化がなく、しばら
くしてから低下する。したがって、この場合は、図7の
場合よりもさらに検出開始位置を検知することができ
ず、ランプ印加電圧とトナーパッチの濃度との対応付け
を行うことが全くできなくなる。
【0055】したがって、本実施例のように、スタート
マークを作成したことによって、トナーパッチを高濃度
側又は低濃度側のどちらから変化させても、光学センサ
16の検出開始位置を正確に把握することができ、正確
にタイマーを始動させることができる。
【0056】また、本実施例においては、スタートマー
クを作成するに際して、現像バイアス電圧を制御して作
成することが可能である。以下にこの方法について説明
する。
【0057】このときの、操作条件は、図9のタイムチ
ャートに示すように、グリッド電圧を前記同様、一定電
圧−800Vにて感光体ドラム1を帯電させる。そし
て、現像バイアス電圧は、最初−800Vに印加してお
き、グリッド電圧がONされたと同時に−200Vにす
る。この制御によって、直線33及びコピーランプ4を
使用しなくても、感光体ドラム1の帯電領域に現像ユニ
ット9から帯電電圧と現像バイアス電圧との差に対応す
るトナーが感光体ドラム1に付着し、感光体ドラム1に
スタートマークとしてのトナー像が形成される。また、
この後、現像バイアス電圧を−800Vから−200V
まで変化させることによって、トナーパッチの濃度を高
濃度から低濃度へ連続的に変化させることができる。
【0058】このように、現像バイアス電圧を低下させ
て現像電位を高める制御をすることにより感光体ドラム
1へのトナー付着力を増大させてスタートマークを作成
することができる。このため、既存の手段にて構成する
ことができるので、装置の複雑化が回避できる。
【0059】さらに、本実施例の電子写真装置のプロセ
ス制御装置においては、スタートマークを作成するに際
して、ブランクランプを制御して作成することも可能で
ある。以下にこの方法について説明する。このときの、
操作条件は、図10のタイムチャートに示すように、グ
リッド電圧を一定電圧−800VにONする。そして、
ブランクランプ8を最初は印加電圧を60Vにしてお
き、グリッド電圧のONと同時にブランクランプ8をO
FFにして、所定時間の経過後、再びONする。このよ
うに操作することによって、感光体ドラム1の電荷が残
留し、これを現像バイアス電圧−200Vにて現像する
ことにより、スタートマークとしてのトナー像が作成さ
れる。なお、この後、現像バイアス電圧を−800Vか
ら−200Vまで変化させることによって、トナーパッ
チの濃度を高濃度から低濃度へ連続的に変化させること
ができる。
【0060】このように、スタートマークは、帯電後に
感光体ドラム1の光除電を行うブランクランプ8にて光
照射することにより作成されるように構成されているの
で、帯電された感光体ドラム1に対してブランクランプ
をOFFさせ、電荷を残留させることにより形成された
潜像を現像してスタートマークを作成することができ
る。このため、既存の手段にてマーク作成手段を構成す
ることができるので、装置の複雑化が回避できる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の発明の電子写真装置のプロセ
ス制御装置は、以上のように、基準トナー像の濃度検出
の開始位置を定める基準となる検出開始基準マークとし
てのトナー像を基準トナー像の直前に作成するマーク作
成手段を備え、この検出開始基準マークは、画像形成用
光源による基準マークの感光体への露光により作成され
るように構成されている構成である。
【0062】これにより、検出開始基準マークと基準ト
ナー像との時間的間隔が小さいので、タイマーを動作さ
せても、感光体等の機械的精度にほとんど影響されるこ
となく、検出すべき領域に対して精度良く濃度検出を行
うことができる。それゆえ、基準トナー像を大きくする
ことなく、容易に、かつ高精度に基準トナー像の濃度検
出を行うことができ、画像形成における最適化が図れ
る。また、既存の手段にてマーク作成手段を構成するこ
とができるので、装置の複雑化が回避できる。
【0063】また、請求項2の発明の電子写真装置のプ
ロセス制御装置は、以上のように、請求項1の電子写真
装置のプロセス制御装置において、現像バイアス電圧を
制御することにより基準トナー像の濃度を連続的に変化
させる濃度制御手段を備えている構成である。
【0064】これにより、現像バイアス電圧を制御する
ことにより基準トナー像の濃度を連続的に変化させる濃
度制御手段を備えているので、1個の基準トナー像から
複数の異なる濃度データを得ることができる。また、こ
のときの濃度検出は検出開始基準マークにより高精度に
行うことができる。それゆえ、濃度の異なる複数の基準
トナー像を作成する必要がなくなり、濃度検出時間の短
縮を図ることができる。したがって、プロセス制御のた
めの所要時間を増大することがない。
【0065】また、請求項3の発明の電子写真装置のプ
ロセス制御装置は、以上のように、基準トナー像の濃度
検出の開始位置を定める基準となる検出開始基準マーク
としてのトナー像を基準トナー像の直前に作成するマー
ク作成手段を備え、この検出開始基準マークは、現像バ
イアス電圧を制御することにより作成されるように構成
されている一方、現像バイアス電圧を制御することによ
り基準トナー像の濃度を連続的に変化させる濃度制御手
段を備えている構成である。
【0066】これにより、マーク作成により高精度に基
準トナー像の濃度検出ができるという効果に加えて、検
出開始基準マークは、現像バイアス電圧を制御すること
により作成されるように構成されているので、現像バイ
アス電圧を低下させて現像電位を高めることにより感光
体へのトナー付着力を増大させて検出開始基準マークを
作成することができる。このため、既存の手段にて構成
することができるので、装置の複雑化が回避できる。
【0067】また、請求項4の発明の電子写真装置のプ
ロセス制御装置は、以上のように、基準トナー像の濃度
検出の開始位置を定める基準となる検出開始基準マーク
としてのトナー像を基準トナー像の直前に作成するマー
ク作成手段を備え、この検出開始基準マークは、帯電後
に感光体の光除電を行う除電光源にて光照射することに
より作成されるように構成されている一方、現像バイア
ス電圧を制御することにより基準トナー像の濃度を連続
的に変化させる濃度制御手段を備えている構成である。
【0068】これにより、マーク作成により高精度に基
準トナー像の濃度検出ができるというの効果に加えて、
検出開始基準マークは、帯電後に感光体の光除電を行
う、ブランクランプ等の除電光源にて光照射することに
より作成されるように構成されているので、帯電された
感光体に対しブランクランプをOFFさせ、電荷を残留
させることにより形成された潜像を現像して検出開始基
準マークを作成することができる。このため、既存の手
段にてマーク作成手段を構成することができるので、装
置の複雑化が回避できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプロセス制御装置を備えた
複写機の概略構成図である。
【図2】上記プロセス制御装置を備えた複写機において
原稿載置台に設けられる標準白色板と直線とを示す平面
図である。
【図3】上記複写機に設けられる光学センサの構成を示
すものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図である。
【図4】上記複写機において、トナーパッチ作成前にコ
ピーランプによりスタートマークが作成されるときのプ
ロセス制御を示すタイムチャートである。
【図5】本発明の他の実施例のプロセス制御装置を備え
た複写機において、現像バイアス電圧によりトナーパッ
チの濃度が連続して変化するように作成されるときのプ
ロセス制御を示すタイムチャートである。
【図6】上記のプロセス制御により作成されたトナーパ
ッチの濃度を読み取ったときの光学センサの出力変化を
示す特性図である。
【図7】図6の比較例であって、スタートマークを作成
せずにトナーパッチを高濃度側から作成したときの光学
センサの出力変化を示す特性図である。
【図8】図6の比較例であって、スタートマークを作成
せずにトナーパッチを低濃度側から作成したときの光学
センサの出力変化を示す特性図である。
【図9】上記のプロセス制御装置を備えた複写機におい
て、現像バイアス電圧の制御によりスタートマークが作
成されるときのプロセス制御を示すタイムチャートであ
る。
【図10】上記のプロセス制御装置を備えた複写機にお
いて、ブランクランプのON・OFF制御によりスター
トマークが作成されるときのプロセス制御を示すタイム
チャートである。
【図11】従来の複写機において複数のトナーパッチを
作成するときのプロセス制御を示すタイムチャートであ
る。
【図12】従来の複写機で作成されたトナーパッチの濃
度を読み取ったときの光学センサの出力変化を示す特性
図である。
【図13】従来の複写機における複写画像濃度(ID)
と光学センサの出力との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(感光体) 4 コピーランプ(画像形成用光源) 7 メインチャージャ 8 ブランクランプ(除電光源) 9 現像ユニット 15 プロセス制御装置 16 光学センサ(濃度検出手段) 19 CPU(マーク作成手段、濃度制御手段) 28 ランプ駆動回路 30 現像バイアス電源 32 標準白色板 33 直線(基準マーク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 邦夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に
    基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の
    画質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置に
    おいて、 基準トナー像の濃度検出の開始位置を定める基準となる
    検出開始基準マークとしてのトナー像を基準トナー像の
    直前に作成するマーク作成手段を備え、この検出開始基
    準マークは、画像形成用光源による基準マークの感光体
    への露光により作成されるように構成されていることを
    特徴とする電子写真装置のプロセス制御装置。
  2. 【請求項2】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に
    基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の
    画質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置に
    おいて、 基準トナー像の濃度検出の開始位置を定める基準となる
    検出開始基準マークとしてのトナー像を基準トナー像の
    直前に作成するマーク作成手段を備え、この検出開始基
    準マークは、画像形成用光源による基準マークの感光体
    への露光により作成されるように構成されている一方、
    現像バイアス電圧を制御することにより基準トナー像の
    濃度を連続的に変化させる濃度制御手段を備えているこ
    とを特徴とする電子写真装置のプロセス制御装置。
  3. 【請求項3】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に
    基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の
    画質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置に
    おいて、 基準トナー像の濃度検出の開始位置を定める基準となる
    検出開始基準マークとしてのトナー像を基準トナー像の
    直前に作成するマーク作成手段を備え、この検出開始基
    準マークは、現像バイアス電圧を制御することにより作
    成されるように構成されている一方、上記現像バイアス
    電圧を制御することにより基準トナー像の濃度を連続的
    に変化させる濃度制御手段を備えていることを特徴とす
    る電子写真装置のプロセス制御装置。
  4. 【請求項4】感光体に作成された基準トナー像の濃度を
    光学的に検出する濃度検出手段を有し、その検出結果に
    基づいて電子写真プロセスの各部を制御して形成画像の
    画質を安定化させる電子写真装置のプロセス制御装置に
    おいて、 基準トナー像の濃度検出の開始位置を定める基準となる
    検出開始基準マークとしてのトナー像を基準トナー像の
    直前に作成するマーク作成手段を備え、この検出開始基
    準マークは、帯電後に感光体の光除電を行う除電光源に
    て光照射することによりマーク作成を行うように構成さ
    れている一方、現像バイアス電圧を制御することにより
    基準トナー像の濃度を連続的に変化させる濃度制御手段
    を備えていることを特徴とする電子写真装置のプロセス
    制御装置。
JP4052497A 1992-03-11 1992-03-11 電子写真装置のプロセス制御装置 Pending JPH05257353A (ja)

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