JPH05310952A - 熱可塑性樹脂組成物の製造法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物の製造法

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JPH05310952A
JPH05310952A JP12065192A JP12065192A JPH05310952A JP H05310952 A JPH05310952 A JP H05310952A JP 12065192 A JP12065192 A JP 12065192A JP 12065192 A JP12065192 A JP 12065192A JP H05310952 A JPH05310952 A JP H05310952A
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喜代次 高木
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耕治 西田
Shigekazu Oi
重和 大井
Toshio Ito
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)ポリフェニレンエーテル
4〜95重量% (b)飽和ポリエステル
4〜95重量% (c)耐衝撃性改良材
0.5〜40重量% (d)相溶化剤
0.01〜50重量% の合計100重量%からなる樹脂100重量部と、 (e)有機溶媒
1.0重量部以上 とを溶融混練するに当り、混合機にベント口及びベント
口に真空装置を設け、各ベント口を減圧に保持すること
により、最終組成物の有機溶媒含量が1.0重量%未満
とする熱可塑性樹脂組成物の製造法。 【効果】 耐衝撃性と耐熱性のバランスが改良され、剛
性が優れた熱可塑性樹脂組成物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性と耐熱性のバ
ランスが改良され、寸法安定性及び成形品外観が優れた
熱可塑性樹脂組成物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテル(以下、PPE
と略称する)は優れた耐熱性、寸法安定性、非吸湿性及
び電気特性などを有するエンジニアリングプラスチック
スとして知られているが、溶融流動性が悪く成形加工が
困難であり、かつ耐溶剤性、耐衝撃性が劣るという欠点
がある。
【0003】一方、飽和ポリエステルは、成形加工性、
耐溶剤性及び機械的強度が優れたエンジニアリングプラ
スチックスとして、自動車部品や電気・電子機器部品の
分野などで広く使用されているが、成形収縮率及び線膨
張率が大きく、また、高温における剛性の低下が大きい
という欠点を有する。これを改良するため、ガラス繊維
などの強化剤を充填する方法が提案されているが、成形
品の外観が悪化することから、要求分野によってはその
使用が制限されるという問題を有する。
【0004】このため、PPEと飽和ポリエステルの良
好な性質を併せ持ち、望ましくない性質を相補う組成物
が得られれば、利用分野の広い優れた樹脂材料の提供が
可能となり、その工業的意義は非常に大きいものといえ
る。そこで両者の長所を損なわずに欠点を相補った成形
材料を提供する目的で、例えば、両樹脂を単純に溶融混
合した組成物が、特公昭51−21664号、特開昭4
9−50050号、同49−75662号及び同59−
159847号各公報に開示されている。
【0005】しかしながら、このような単純なブレンド
系では、PPEと飽和ポリエステルとは、本質的に相溶
性に乏しいため、この二相構造の界面の接着性は良好で
はなく、この二相は均一かつ微細な形態となり難く、射
出成形などの成形加工時にせん断応力を受けたとき、層
状剥離(デラミネーション)を生じやすく、得られた成
形品の外観が悪化したり、二相界面が欠陥部となり、寸
法精度、耐熱性、剛性等の機械的特性及び耐溶剤性等の
物理的特性が優れた組成物は得られない。
【0006】このため、両者の相溶性を改良する技術が
いくつか提案されている。例えば、分子内に(i)炭素
−炭素二重結合又は炭素−炭素三重結合及び(ii)カル
ボン酸、酸無水物、酸アミド、エポキシ基、水酸基等か
ら選ばれる一つ以上の基を同時に有する化合物を反応さ
せて得られる変性PPEを用いる方法(特開昭62−2
57958号、同63−54427号及び特表昭63−
500803号各公報等)、アルコキシシリル基変性P
PEを用いる方法(特表昭63−503392号公
報)、オキサゾリン変性PPEを用いる方法(特開平2
−187453号公報)、ヒドロキシル基又はカルボキ
シル基末端停止ポリスチレンにより変性されたポリエス
テルを用いる方法(特開平2−170852号公報)オ
キシカルボン酸類を配合する方法(特開平2−1292
59号公報)等が開示されている。しかしこれらの方法
を用いてもPPEと飽和ポリエステルの両者の相溶性を
改良するためには不十分の場合が多く、また、得られた
組成物の機械的特性も未だ十分といえず、より一層の改
良が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PPEと飽
和ポリエステルとの混和性が極めて優れ、両成分が均質
で微細な混和状態を示し、これにより射出成形などの成
形加工時に、せん断応力を受けた場合の層状剥離を抑制
し、PPE分散粒子径が微細となり、得られた成形品の
外観光沢が優れ、かつ耐衝撃性、耐熱性及び剛性が優れ
た熱可塑性樹脂組成物の製造法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、PPE、飽
和ポリエステル、耐衝撃性改良材、相溶化剤を特定の比
率で配合した樹脂と、有機溶媒とを溶融混練するに当
り、最終組成物の有機溶媒含量を1.0重量%未満にす
るため、混練機にベント口及び各ベント口に真空装置を
設け、各ベント口を減圧に保持し、最終組成物の有機溶
媒含量が1.0重量%未満となるように製造した樹脂組
成物は、PPE分散粒子径が微細となり外観光沢が優
れ、かつ耐衝撃性、耐熱性及び剛性が優れた組成物とな
ることを見出し、本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明は、 (a)PPE 4〜95重量% (b)飽和ポリエステル 4〜95重量% (c)耐衝撃性改良材 0.5〜40重量% (d)相溶化剤 0.01〜50重量% の合計100重量%からなる樹脂100重量部と、 (e)有機溶媒 1.0重量部以上 とを溶融混練するに当り、混練機にベント口及び各ベン
ト口に真空装置を設け、各ベント口を減圧に保持するこ
とにより、最終組成物の有機溶媒含量が1.0重量%未
満とすることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造法
である。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。
【0011】<PPE(a)>本発明で使用するPPE
(a)は、一般式(I)
【0012】
【化1】
【0013】(式中、Q1 は各々ハロゲン原子、第一級
若しくは第二級アルキル基、アリール基、アミノアルキ
ル基、ハロアルキル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化
水素オキシ基を表し、Q2 は各々水素原子、ハロゲン原
子、第一級若しくは第二級アルキル基、アリール基、ア
ミノアルキル基、ハロアルキル基、炭化水素オキシ基又
はハロ炭化水素オキシ基を表し、mは10以上の数を表
す)
【0014】で示される構造を有する単独重合体又は共
重合体が挙げられる。Q1 及びQ2 の第一級アルキル基
の好適な例は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブ
チル、n−アミル、イソアミル、2−メチルブチル、n
−ヘキシル、2,3−ジメチルブチル、2−、3−若し
くは4−メチルペンチル又はヘプチルである。第二級ア
ルキル基の好適な例は、イソプロピル、sec −ブチル又
は1−エチルプロピルである。多くの場合、Q1 はアル
キル基又はフェニル基、特に炭素数1〜4のアルキル基
であり、Q2 は水素原子である。
【0015】好適なPPEの単独重合体としては、例え
ば、2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単
位からなるものである。好適な共重合体としては、上記
単位と2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエ
ーテル単位との組合せからなるランダム共重合体であ
る。多くの好適な単独重合体又はランダム共重合体が特
許、文献に記載されている。例えば、分子量、溶融粘度
及び/又は耐衝撃強度等の特性を改良する分子構成部分
を含むPPEも、また好適である。
【0016】ここで使用するPPE(a)は、クロロホ
ルム中で測定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dl
/gであるものが好ましい。更に好ましくは固有粘度が
0.2〜0.5dl/gのものであり、とりわけ好ましくは
固有粘度が0.25〜0.4dl/gのものである。固有粘
度が0.2dl/g未満では組成物の耐衝撃性が不足し、
0.8dl/gを超えるときは組成物の成形性と成形品外観
に難が生じる。
【0017】<飽和ポリエステル(b)>本発明に用い
る飽和ポリエステル(b)としては、種々のポリエステ
ルが使用可能である。
【0018】例えば、その一つとして、通常の方法に従
って、ジカルボン酸又はその低級アルキルエステル、酸
ハライド若しくは酸無水物誘導体と、グルコール又は二
価フェノールとを縮合させて製造される熱可塑性ポリエ
ステルが挙げられる。
【0019】このポリエステルを製造するのに適した脂
肪族又は芳香族ジカルボン酸の具体例としては、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ス
ベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、p,p´−ジカルボキシジフェニルスル
ホン、p−カルボキシフェノキシ酢酸、p−カルボキシ
フェノキシプロピオン酸、p−カルボキシフェノキシ酪
酸、p−カルボキシフェノキシ吉草酸、2,6−ナフタ
リンジカルボン酸又は2,7−ナフタリンジカルボン酸
等のあるいはこれらのカルボン酸の混合物が挙げられ
る。
【0020】またポリエステルの製造に適する脂肪族グ
リコールとしては、炭素数2〜12の直鎖アルキレング
リコール、例えばエチレングリコール、1,3−プロピ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,12−ドデカメチレングリコール
等が例示される。また、芳香族グリコール化合物として
は、p−キシリレングリコールが例示され、二価フェノ
ールとしては、ピロカテコール、レゾルシノール、ヒド
ロキノン又はこれらの化合物のアルキル置換誘導体が挙
げられる。他の適当なグリコールとしては、1,4−ジ
クロヘキサンジメタノールも挙げられる。
【0021】他の好ましいポリエステルとしては、ラク
トンの開環重合によるポリエステルも挙げられる。例え
ば、ポリピバロラクトン、ポリ(ε−カプロラクトン)
等である。
【0022】また、更に他の好ましいポリエステルとし
ては、溶融状態で液晶を形成するポリマー(Thermotrop
ic Liquid Crystal Polymer; TLCP)であるポリエステル
である。これらの区分に入るポリエステルとしては、イ
ーストマンコダック社のX7G、ダートコ社のザイダー
(Xydar)、住友化学社のエコノール、セラニーズ社のベ
クトラ等が代表的な商品である。
【0023】以上、挙げた飽和ポリエステル(b)の中
でも、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)、ポリナフタレンテレ
フタレート(PEN)、ポリ(1,4−シクロヘキサン
ジメチレンテレフタレート)(PCT)又は液晶性ポリ
エステル等が、本発明の熱可塑性樹脂組成物に好適な飽
和ポリエステルである。
【0024】ここで使用する飽和ポリエステル(b)
は、フェノール/1,1,2,2−テトラクロルエタン
=60/40重量%混合液中、20℃で測定した固有粘
度が0.5〜5.0dl/gの範囲が好ましい。更に好まし
くは1.0〜4.0dl/g、とりわけ好ましくは2.0〜
3.5dl/gである。固有粘度が0.5dl/g未満であると
耐衝撃性が不足し、5.0dl/g以上では成形性に難があ
る。
【0025】<耐衝撃性改良材(c)>耐衝撃改良材
(c)としては、エラストマーを用いる。このエラスト
マーの引張弾性率が高すぎると、耐衝撃改良材として、
十分機能しないので、エラストマーの引張弾性率5,0
00kg/cm2(ASTM D 882)以下が好ましく、
3,500kg/cm2以下であることがより好ましい。エラ
ストマーとしては、天然ゴム又はジエン系合成ゴム、例
えばポリブタジエン、ポリイソプレン又はかかるジエン
とビニル単量体、例えばスチレンのようなビニル芳香族
単量体との共重合体がある。
【0026】具体的には、スチレン−ブタジエン−スチ
レンの三元共重合体又はその水素化物;ポリブタジエ
ン、ポリクロロブタジエン、例えばネオプレン;イソブ
チレンとブタジエン又はイソプレンとの共重合体;ポリ
イソプレン;エチレンとプロピレンとの共重合体又はブ
タジエンとの共重合体;サイオコールゴム;多硫化ゴ
ム;アクリルゴム;ポリウレタンゴムを挙げることがで
きる。
【0027】また、これらのエラストマーにマレイン
酸、マレイン酸モノメチルエステル、無水マレイン酸、
イタコン酸、イタコン酸モノメチルエステル、無水イタ
コン酸、フマール酸等のα,β−不飽和ジカルボン酸、
又は、エンド−ビシクロ[2.2.1]−5−ヘプテン
−2,3−カルボン酸若しくはこれらの誘導体等の脂環
式カルボン酸をパーオキサイド、電離放射線、紫外線等
を利用して、グラフト重合したものを使用してもよい。
【0028】<相溶化剤(d)>本発明で用いる『相溶
化剤』は、化学的に、例えばグラフト、ブロック化反応
により、また物理的に、例えば分散した相の界面特性を
変えたり、及び/又はその分散を高めたりすることによ
り、PPE、飽和ポリエステル又はこれら両者と相互作
用し、その結果、特に高まった耐衝撃性、伸び、及びウ
エルドライン強度によって立証されるように樹脂混合物
の相溶性を改善する多官能性で非ゴム質の化合物及び/
又はポリマーを意味している。PPE・飽和ポリエステ
ルブレンド用に適した多くの相溶化剤が前述したように
よく知られており、またPPE・飽和ポリエステル系に
ついてより多くのことが知られてくるにつれて更に別の
相溶化剤が確認されている。そのような相溶化剤はすべ
て本発明の範囲内にあると考えられる。
【0029】本発明の実施の際に使用できるいろいろな
相溶化剤の例としては以下に記載する次のものが挙げら
れる。
【0030】(イ)ヒドロキシアルキル化PPE
【0031】(ロ)同一分子内に不飽和基と極性基とを
併せ持つ化合物
【0032】ヒドロキシアルキル化PPE(イ)とは、
末端フェノール性水酸基に、変性剤によりアルコール性
水酸基を付加したPPEであって、例えば、本発明者等
の一部により発明され既に特許出願された以下の(A)
〜(E)の方法、具体的には、PPEと変性剤とを、P
PEを溶解できる有機溶媒の存在下又は非存在下で、塩
基性触媒を用いて50〜200℃の温度で反応させる方
法などにより得ることができる。
【0033】(A)PPE(I)に、式(IIIA
【0034】
【化2】
【0035】で示されるグリシドールを反応させ、一般
式(II
【0036】
【化3】
【0037】(式中、Q 、Q2 及びmは前記と同
じ。nは1〜10の数を表す)
【0038】で示されるヒドロキシアルキル化PPEを
製造する方法(特開平3−250025号公報)。
【0039】(B)PPE(I)に、一般式(IIIB
【0040】
【化4】
【0041】(式中、Xはハロゲン原子を表す)
【0042】で示されるエピハロヒドリン、例えば、エ
ピクロルヒドリンを反応させ、次に得られた末端グリシ
ジル変性PPEを加水分解し、一般式(II
【0043】
【化5】
【0044】(式中、Q 、Q2 及びmは前記と同
じ)
【0045】で示されるヒドロキシアルキル化PPEを
製造する方法(特開平3−250025号公報)。
【0046】(C)PPE(I)に、一般式(IIIC
【0047】 X−R1 −OH (IIIC
【0048】(式中、R1 は炭素数1〜10のアルキレ
ン基を表す。Xは前記と同じ)
【0049】で示されるハロゲン化アルキルアルコー
ル、例えば2−クロルエタノール又は3−クロル−1−
プロパノール等を反応させ、一般式(IIC)
【0050】
【化6】
【0051】(式中、Q1 、Q2 、m及びR1 は前記と
同じ)
【0052】で示されるヒドロキシアルキル化PPEを
製造する方法(特開平3−292326号公報)。
【0053】(D)PPE(I)に、一般式(IIID
【0054】
【化7】
【0055】(式中、R2 は水素原子又は炭素数1〜8
のアルキル基を表す)
【0056】で示されるアルキレンカーボネート、例え
ばエチレンカーボネート又はプロピレンカーボネート等
を反応させ、一般式(IID)
【0057】
【化8】
【0058】(式中、Q1 、Q2 、m及びR2 は前記と
同じ)
【0059】で示されるヒドロキシアルキル化PPEを
製造する方法(特開平3−250027号公報)。
【0060】(E)PPE(I)に、一般式(IIIE
【0061】
【化9】
【0062】(式中、R3 は水素原子又は炭素数1〜8
のアルキル基を表す)
【0063】で示されるアルキレンオキシド、例えばエ
チレンオキシド又はプロピレンオキシド等を反応させ、
一般式(IIE)
【0064】
【化10】
【0065】(式中、Q1 、Q2 、m及びR3 は前記と
同じ)
【0066】で示されるヒドロキシアルキル化PPEを
製造する方法(特開昭63−128021号公報)。
【0067】なお、ここで、使用する有機溶媒は、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素;クロルベ
ンゼン、ジクロルベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水
素;N−メチル−2−ピリロドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン等の複素環式化合物などである。
【0068】また、塩基性触媒としては、ナトリウムメ
トキシド、ナトリウムエトキシド等のアルコラート;水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸
化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属
炭酸塩等が挙げられる。
【0069】これらの反応に用いるPPEと変性剤の反
応量比は、PPEの末端フェノール性水酸基1モルに対
して、変性剤1〜50モルであり、塩基性触媒の使用量
は、PPE100重量部に対して、0.5〜50重量部
である。
【0070】以上の(A)〜(E)に示す方法により得
られるヒドロキシアルキル化PPE(IIA)〜(IIE)の中
で、本発明においては、反応活性及び反応性の異なるア
ルコール性水産基を2個以上有する(IIA)又は(IIB)が
好ましく、(IIA)が特に好ましい。
【0071】同一分子内に不飽和基と極性基とを併せ持
つ化合物(ロ)とは、不飽和基、すなわち炭素−炭素二
重結合又は炭素−炭素三重結合と、極性基、すなわち飽
和ポリエステル中に含まれるエステル結合又は連鎖末端
に存在するカルボキシル基若しくは水酸基と親和性又は
化学反応性を示す官能基とを、同一分子内に併せ持つ化
合物である。かかる官能基の例としては、エポキシ基、
カルボキシル基、カルボキシル基から誘導される各種の
塩若しくは酸無水物、水酸基、オキサゾリン、アミノ
基、ニトリル、エステル、イミド、酸アジド等が挙げら
れる。
【0072】具体的には、グリシジルメタクリレート、
グリシジルアクリレートなどが好ましく、より好ましく
は、同一分子内にグリシジルオキシ基と(メタ)アクリ
ルアミド基とを併せ持つ化合物、又は0.07重量%以
上のオキシラン酸素を有するエポキシ化液状ポリブタジ
エンやエチレンとグリシジルメタクリレートの2元共重
合体若しくはエチレンと共重合し得る第三成分との3元
共重合体である。
【0073】同一分子内にグリシジルオキシ基と(メ
タ)アクリルアミド基とを併せ持つ化合物は、一般式
(IV)
【0074】
【化11】
【0075】(式中、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも一つ以上有する炭素数6〜20の芳香族炭化水素
基を表し、Rは水素原子又はメチル基を表す。sは1〜
4の整数である)
【0076】で示される。このような化合物の例として
は、式(V)
【0077】
【化12】
【0078】(式中、Rは前記と同じ)
【0079】で示される化合物、式(VI)
【0080】
【化13】
【0081】(式中、Rは前記と同じであり、pは1又
は2である)
【0082】式(VII)
【0083】
【化14】
【0084】(式中、Rは前記と同じであり、q及びr
はそれぞれ0〜2の整数を表し、q及びrのうち少なく
とも一つは1以上である)
【0085】で示される化合物等が挙げられる。中でも
式(V)で示され、式中のRが水素原子である化合物が
好ましい。
【0086】エポキシ化液状ポリプタジエンは、液状ポ
リブタジエンのエチレン結合に酸素原子を付加させるこ
とによってエポキシ化したしたものであり、オキシラン
酸素量が0.07重量%以上で、分子量は500〜1
0,000の範囲のものが好ましい。
【0087】オキシラン酸素とはエチレン結合に付加し
た酸素を示し、オキシラン酸素量とは、エポキシ化液状
ポリブタジエン中に占めるオキシラン酸素の重量%であ
る。エポキシ化液状ポリブタジエンの二重結合のミクロ
構造、すなわち、ビニル基、トランス−1,4構造、シ
ス−1,4構造の比率は、いかなるものも本発明の中に
含まれる。本発明で使用するエポキシ化液状ポリブタジ
エンのオキシラン酸素量は、0.07重量%以上が好ま
しい。これを下回ると耐衝撃強度が不満足となる。
【0088】エチレンとグリシジルメタクリレートの2
元共重合体若しくはエチレンと共重合し得る第三成分と
の3元共重合体を用いることもできる。特にグリシジル
基が1重量%以上のものが好ましい。
【0089】本発明に用いる相溶化剤(d)は、1種類
若しくは2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
【0090】<有機溶媒(e)>本発明で使用する有機
溶媒(e)は、核置換フェノール類に対しては不活性で
あればよく、特に限定されない。例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプタン、シク
ロヘキサン等の鎖状又は環状の脂肪族炭化水素;クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン、ジ
クロロメタン等のハロゲン化炭化水素;ジオキサン、ジ
エチルエーテル等のエーテル類;シクロヘキサノン、ア
セトフェノン等のケトン類;エチルアセテート、プロピ
オラクトン等のエステル類;アセトニトリル、ベンゾニ
トリル等のニトリル類;メタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、se
c −ブタノール等のアルコール類;その他ニトロベンゼ
ン、スルホラン等を挙げることができる。これらは単独
で用いるかあるいは混合物として使用してもよい。好ま
しくはPPEに対して良溶媒であって、溶媒の溶解度パ
ラメーターが7〜12の範囲にある有機溶媒であって、
更に好ましくは芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、
アルコール類であり、特に好ましいものとして、キシレ
ン、トルエン、ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン
等の有機溶媒が挙げられる。
【0091】<構成成分の組成比>以上述べた成分
(a)〜(d)の組成比は(a)、(b)、(c)及び
(d)の合計重量を100重量%として、下記のとおり
である。
【0092】成分(a):4〜95重量%、好ましくは
5〜70量%、とりわけ好ましくは10〜55重量%で
ある。成分(a)が4重量%未満では、耐熱剛性が不満
足であり、95重量%超過では耐溶剤性及び耐衝撃性が
不満足となる。
【0093】成分(b):4〜95重量%、好ましくは
30〜95重量%、とりわけ好ましくは45〜90重量
%である。成分(b)が4重量%未満では、耐溶剤性及
び耐衝撃性が不満足であり、95重量%超過では耐熱剛
性が不足する。
【0094】成分(c):0.5〜40重量%、好まし
くは3〜30重量%、とりわけ好ましくは7〜20重量
%である。成分(c)が40重量%超過では、耐熱性が
不満足である。
【0095】成分(d):0.01〜50重量%、好ま
しくは0.5〜40重量%、とりわけ好ましくは1〜3
5重量%である。成分(d)が50重量%超過では、耐
溶剤性、耐衝撃性及び外観が不満足である。
【0096】また、成分(e)の配合比は、(a)〜
(d)の合計量を100重量部として、それに外数とし
て加える量が、1.0重量部以上、好ましくは1.5〜
50重量部、とりわけ好ましくは2〜30重量部の範囲
である。最終組成物の有機溶媒含量は1.0重量%未
満、好ましくは0.8重量%以下、とりわけ好ましくは
0.5重量%以下である。成分(e)が1.0重量部未
満では、相溶性、耐衝撃性及び外観が不満足である。ま
た、最終組成物の有機溶媒含量が1.0重量%以上で
は、耐熱性及び外観が不満足である。
【0097】<付加的成分>本発明による熱可塑性樹脂
組成物には、他の付加的成分を添加することができる。
例えば、飽和ポリエステルに周知の酸化防止剤、耐候性
改良剤、造核剤、難燃剤等の添加剤を;またPPEに周
知の酸化防止剤、耐候性改良剤、可塑剤、流動性改良剤
等を付加的成分として使用できる。また飽和ポリエステ
ルとPPEの相溶化助材として、テトラブチルアンモニ
ウムブロミド、テトラブチルホスホニウムブロミド等の
相間移動触媒、又はチタンテトラ(2−エチルヘキシル
オキシド)、チタンテトラブトキシド等の有機金属触媒
も使用できる。更に有機・無機充填剤、補強剤、特にガ
ラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナイト、チタン酸
カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等の添加は、剛性、
耐熱性、寸法精度等の向上に有効である。実用のために
各種着色剤及びそれらの分散剤なども周知のものが使用
できる。
【0098】<組成物の製造及び成形法>本発明の熱可
塑性樹脂組成物を得るための溶融混練機としては、ベン
ト口を設けた溶融混練機であれば、熱可塑性樹脂につい
て一般に実用されている混練機が適用できる。例えば、
一軸又は多軸混練押出機等であり、また、ロール、バン
バリーミキサー等であってもよい。
【0099】ベント口は減圧に保持されなければならな
いため、混練機内の樹脂は、ベント口の前段部において
少なくとも一部が溶融し、減圧シールできるようにすべ
きである。また、混練機内の樹脂は、ベント口到達以前
に溶融状態で長時間保持されると耐衝撃性が低下するの
で、可能な範囲でベント口に到達する直前で溶融するの
が好ましい。ベント口に直結させる真空装置は、ベント
口の減圧度に応じてその能力を選択すればよく、その型
式等については任意である。
【0100】ベント口の減圧度は200Torr以下に保持
することが好ましく、200Torrより大きいときは、P
PEと飽和ポリエステルの相溶性が悪くなり(ドメイン
分散粒径:大)耐衝撃性が不満足となる。より好ましく
は100Torr以下であり、特に好ましくは50Torr以下
である。
【0101】また、混練の順序は、全成分を同時に混練
してもよく、あらかじめ予備混練したブレンド物を用い
て混練してもよい。更に押出機の途中のいくつかのフィ
ード口から、逐次各成分をフィードし、混練してもよ
い。また、有機溶媒は、ポンプを用いて押出機に直接添
加してもよい。
【0102】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工法
は特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂について
一般に用いられている成形法、すなわち射出成形、中空
成形、押出成形、シート成形、熱成形、回転成形、積層
成形、プレス成形等の成形法が適用できる。
【0103】
【実施例】以下、本発明を実施例によって、詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0104】実施例1〜7 使用した各成分は次のとおりである。
【0105】成分(a)のPPE: (a−1):日本ポリエーテル社にて試作したポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)
(30℃におけるクロロホルム中で測定した固有粘度:
0.30dl/g)を用いた。 (a−2):日本ポリエーテル社にて試作したポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)
(30℃におけるクロロホルム中で測定した固有粘度:
0.40dl/g)を用いた。
【0106】成分(b)の飽和ポリエステル:鐘紡社製
ポリブチレンテレフタレート(PBT)(商品名:PB
T128)を用いた。
【0107】成分(c)の耐衝撃性改良材:シェル化学
社製水素化スチレン−ブタジエンブロック共重合体(S
EBS)(商品名:クレートンG1651:スチレン含
量33重量%、及びクレートンG1652:スチレン含
量28重量%)を用いた。
【0108】成分(d)の相溶化剤:ヒドロキシアルキ
ル化PPE:固有粘度0.41dl/gのPPE500g
に、トルエン5リットルを加え、窒素雰囲気下、100
℃で撹拌して完全に溶解させた。この溶液に触媒のナト
リウムエトキシド75g をあらかじめ溶解させたエタノ
ール500mlを加えた後、グリシドール250g を滴下
した。更に、100℃で5時間撹拌を続けた。反応混合
物をメタノール25リットル中に注ぎ、生成物のヒドロ
キシアルキル化PPEを沈殿させた。生成物をろ別し
て、メタノールで2回洗浄後、80℃で減圧加熱乾燥し
た。得られたヒドロキシアルキル化PPEを用いた。
【0109】このヒドロキシアルキル化PPEはその赤
外線吸収スペクトルの3,380cm-1付近に水酸基に由
来する吸収を示した。また、末端基のフェノール性水酸
基の定量を実施したところ、74%が反応し、未反応P
PEを26%含んでいることが判明した。
【0110】なお、PPEの末端フェノール性水酸基の
反応率は、ジャーナル・オブ・アプライド・ポリマー・
サイエンス:アプライド・ポリマー・シンポジウム(Jo
urnal of Applied Polymer Science: Applied Polymer
Symposium)、34巻、(1987年)、103〜117
頁に記載の方法に準じて、反応前後の末端フェノール性
水酸基を定量して計算した。
【0111】また、鐘淵化学工業社製のエポキシ化アク
リルアミド化合物(商品名:カネカAXE)を使用し
た。
【0112】相溶化助材:テトラブチルホスホニュウム
ブロミドの市販品(アルドリッチ)を使用した。また、
チタンテトラ(2−エチルヘキシルオキシド)(TO
T)の市販品(和光)を使用した。
【0113】成分(e)の有機溶媒:市販のキシレン
(試薬グレード)を使用した。
【0114】成分(e)を除く上記全成分を、表1に示
した配合比でスーパーミキサーにて十分混合撹拌した。
次いでこれを日本製鋼所社製TEX44二軸型押出機を
用いて、設定温度230℃、スクリュー回転数350rp
m の混練条件下で、成分(e)の有機溶媒を第1ニーデ
ィング部に直接ポンプを用いて添加し、そして第1ニー
ディング部より下流に設置したベント口より表1中に示
す減圧条件で溶融混練し、組成物とした後、ペレット化
した。
【0115】上記の樹脂組成物のペレットから、インラ
インスクリュー式射出成形機(東芝機械製作所社製IS
−90B型)を用い、シリンダー温度260℃、金型冷
却温度80℃にて射出成形を行い、試験片を作成した。
【0116】なお、射出成形に際しては、その直前まで
減圧乾燥器を用い、0.1Torr、80℃の条件で48時
間乾燥を行った。また、射出成形された試験片は、成形
直後にデシケータに入れ、23℃にて4〜6日間静置し
た後、評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0117】なお、各物性値と諸特性は、下記の方法に
より測定した。
【0118】(1)曲げ弾性率 ISO R178−1974 Procedure 12(JIS
K 7203)に準じ、インストロン試験機を用いて
測定した。
【0119】(2)アイゾット衝撃強度 ISO R180−1969(JIS K 7110)
ノッチ付アイゾット衝撃強度に準じ、東洋精機製作所製
アイゾット衝撃試験機を用いて測定した。
【0120】(3)熱変形温度 東京精機製作所製のHDTテスターを用いて、JIS
K 7207に準じて4.6kg荷重で評価した。
【0121】(4)最終組成物中の溶媒含量 最終組成物をn−ヘプタンを用いてソックスレー抽出を
行い、得られた抽出液をガスクロマトグラフにより定量
分析を行った。
【0122】(5)分散形態 試験片から一部を切り出し、トルエン中に室温、5秒間
浸せきし選択的にPPE粒子を溶解させた後、日立製作
所製、走査型電子顕微鏡S−2400型にて分散粒子径
を観察した。
【0123】
【表1】
【0124】比較例1 耐衝撃改良材(c)、相溶化剤(d)を配合せず、実施
例1と同様に行った。結果を表1に示す。
【0125】比較例2 相溶化剤(d)を配合せず、実施例2と同様に行った。
結果を表1に示す。
【0126】比較例3 有機溶媒(e)を配合せず、実施例3と同様に行った。
結果を表1に示す。
【0127】比較例4 ベント減圧度を開放(大気圧)させた以外は、実施例4
と同様に行った。結果を表1に示す。
【0128】
【発明の効果】上記評価試験の結果から、本発明の製造
法によれば、耐衝撃性と耐熱性のバランスが優れた熱可
塑性樹脂組成物が得られ、その用途は広く、工業的に有
用な材料を得ることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 67/02 71:12 9167−4J 21:00) 8218−4J (C08L 71/12 67:02 8933−4J 21:00) 8218−4J B29K 71:00 (72)発明者 伊藤 利夫 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリフェニレンエーテル
    4〜95重量% (b)飽和ポリエステル
    4〜95重量% (c)耐衝撃性改良材
    0.5〜40重量% (d)相溶化剤
    0.01〜50重量% の合計100重量%からなる樹脂100重量部と、 (e)有機溶媒
    1.0重量部以上 とを溶融混練するに当り、混練機にベント口及び各ベン
    ト口に真空装置を設け、各ベント口を減圧に保持するこ
    とにより、最終組成物の有機溶媒含量を1.0重量%未
    満とすることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造
    法。
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