JPH0625526A - 熱可塑性樹脂組成物の製造法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物の製造法

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JPH0625526A
JPH0625526A JP18102492A JP18102492A JPH0625526A JP H0625526 A JPH0625526 A JP H0625526A JP 18102492 A JP18102492 A JP 18102492A JP 18102492 A JP18102492 A JP 18102492A JP H0625526 A JPH0625526 A JP H0625526A
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melt
group
acid
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JP18102492A
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English (en)
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Kiyoji Takagi
喜代次 高木
Koji Nishida
耕治 西田
Toshio Ito
利夫 伊藤
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリフェニレンエーテル50〜95重量%、
ポリカーボネート0.1〜5重量%、及びビニル芳香族
化合物重合体ブロックと共役ジエン重合体ブロックとか
らなるブロック共重合体の水素添加物に含エポキシビニ
ル単量体をグラフト重合して得られた変性樹脂5〜50
重量%を溶融混練して中間組成物100重量%を得、次
いでこの中間組成物(A)10〜80重量%と、飽和ポ
リエステル90〜20重量%とを混練機にベント口及び
各ベント口に真空装置を設けた装置で、各ベント口を2
00mmHg以下の圧力に保持して溶融混練する熱可塑性樹
脂組成物の製造法。 【効果】 耐衝撃性と耐熱性のバランスが優れた熱可塑
性樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐衝撃性と耐熱性のバ
ランスが優れた熱可塑性樹脂組成物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンエーテル(以下「PP
E」という)は優れた耐熱性、寸法安定性、非吸湿性及
び電気特性などを有するエンジニアリングプラスチック
スとして知られているが、溶融流動性が悪く成形加工が
困難であり、かつ耐溶剤性、耐衝撃性が劣るという欠点
がある。
【0003】一方、飽和ポリエステルは、成形加工性、
耐溶剤性及び機械的強度が優れたエンジニアリングプラ
スチックスとして、自動車部品や電気・電子機器部品の
分野などで広く使用されている。しかしながら本樹脂
は、成形収縮率及び線膨張率が大きく、また、高温にお
ける剛性の低下が大きいという欠点を有する。これを改
良するため、ガラス繊維などの強化剤を充填する方法が
提案されているが成形品の外観が悪化することから、要
求分野によっては、その使用が制限されるという問題を
有する。
【0004】このため、PPEと飽和ポリエステルの良
好な性質を併せ持ち、望ましくない性質を相補う組成物
が得られれば、利用分野の広い優れた樹脂材料の提供が
可能となり、その工業的意味は非常に大きいものといえ
る。そこで両者の長所を損なわずに欠点を相補った成形
材料を提供する目的で、例えば、両樹脂を単純に溶融混
合した組成物が、特公昭51−21664号、特開昭4
9−50050号、同49−75662号及び同59−
159847号各公報等に開示されている。
【0005】しかしながら、このような単純なブレンド
系では、PPEとポリエステルとは、本質的に相溶性が
乏しいため、この二相構造の界面の接着性は良好ではな
く、この二相は均一かつ微細な形態となり難く、射出成
形などの成形加工時のせん断応力を受けたとき、層状剥
離(デラミネーション)を生じやすく、得られた成形品
の外観が悪化したり、二相界面が欠陥部となり、寸法精
度、耐熱性、剛性等の機械的特性及び耐溶剤性等の物理
的特性が優れた組成物は得られない。
【0006】このため、両者の相溶性を改良する技術が
いくつか提案されている。例えば、分子内に(i)炭素
−炭素二重結合又は炭素−炭素三重結合及び(ii)カル
ボン酸、酸無水物、酸アミド、エポキシ基、水酸基等か
ら選ばれる一つ以上の基を併せ持つ化合物を反応させて
得られる変性PPEを用いる方法(特開昭62−257
958号、同63−54427号及び特表昭63−50
803号各公報等)、アルコキシシリル基変性PPEを
用いる方法(特表昭63−503392号公報)、オキ
サゾリン変性PPEを用いる方法(特開平2−1874
53号公報)、ヒドロキシル基又はカルボキシル基末端
停止ポリスチレンにより変性されたポリエステルを用い
る方法(特開平2−170852号公報)、オキシカル
ボン酸類を配合する方法(特開平2−129259号公
報)、エポキシ化合物をビニル芳香族重合体とジエン重
合体とからなるブロック共重合体の水添加物にグラフト
重合した変性樹脂を配合する方法(特開昭63−128
068号公報)等が開示されている。しかしこれらの方
法を用いてもPPEと飽和ポリエステルの両者の相溶性
を改良するためには不十分の場合が多く、また、得られ
た組成物の機械的特性も未だ十分といえず、より一層の
改良が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PPEと飽
和ポリエステルとの混和性が極めて優れ、両成分が均質
で微細な混和状態を示し、これにより射出成形などの成
形加工時に、せん断応力を受けた場合の層状剥離を抑制
し、PPE分散粒子径が微細となり、得られた成形品の
耐衝撃性が優れ、かつ耐熱性、剛性が優れた熱可塑性樹
脂組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、PPE、ポ
リカーボネート及びPPEと相溶性がありかつポリカー
ボネートと化学反応によって結合し得る反応基を有する
変性樹脂からなる中間組成物を予めブレンドし、次いで
これに飽和ポリエステルを特定の比率で配合して溶融混
練するに当たり、混練機に設置したベント口を減圧に保
持して製造した樹脂組成物は、耐衝撃性と耐熱性のバラ
ンスが優れた組成物となることを見出し、本発明に到達
した。
【0009】すなわち、本発明は、ポリフェニレンエー
テル(a)50〜95重量%、ポリカーボネート(b)
0.1〜5重量%及びビニル芳香族化合物重合体ブロッ
クxと共役ジエン重合体ブロックyとからなるブロック
共重合体の水素添加物に、含エポキシビニル単量体をグ
ラフト重合させて得られた変性樹脂(c)5〜50重量
%を溶融混練して中間組成物(A)100重量%を得、
【0010】次いでこの中間組成物(A)10〜80重
量%と、飽和ポリエステル(B)90〜20重量%と
を、混練機にベント口及び各ベント口に真空装置を設け
た装置で、各ベント口を200mmHg以下の圧力に保持し
て溶融混練することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の
製造法である。
【0011】本組成物では、ブレンドの際に前記各成分
が化学的に相互作用を及ぼすかどうかは定かでない。し
たがって、本発明は以下に記載する他の随意の成分、前
記各成分及びこれらの反応生成物を含む組成物を包含す
る。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。 《中間組成物(A)》 <PPE(a)>本発明で使用するPPE(a)は、一
般式(I)
【0013】
【化1】
【0014】(式中、Q1 は各々ハロゲン原子、第一級
若しくは第二級アルキル基、アリール基、ハロアルキル
基、アミノアルキル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化
水素オキシ基を表し、Q2 は各々水素原子、ハロゲン原
子、第一級若しくは第二級アルキル基、アリール基、ハ
ロアルキル基、炭化水素オキシ基又はハロ炭化水素オキ
シ基を表し、mは10以上の整数を表す)
【0015】で示される構造を有する単独重合体又は共
重合体である。Q1 及びQ2 の第一級アルキル基の好適
な例は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、
n−アミル、イソアミル、2−メチルブチル、n−ヘキ
シル、2,3−ジメチルブチル、2−、3−若しくは4
−メチルペンチル又はヘプチルである。第二級アルキル
基の好適な例は、イソプロピル、sec−ブチル又は1
−エチルプロピルである。多くの場合、Q1 はアルキル
基又はアリール基、特に炭素数1〜4のアルキル基であ
り、Q2 は水素原子である。
【0016】好適なPPEの単独重合体としては、例え
ば、2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル単
位からなるものである。好適な共重合体としては、上記
単位と2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレンエ
ーテル単位との組合せからなるランダム共重合体であ
る。多くの好適な、単独重合体又はランダム共重合体
が、特許、文献に記載されている。例えば、分子量、溶
融粘度及び/又は耐衝撃強度等の特性を改良する分子構
成部分を含むPPEも、また好適である。
【0017】ここで使用するPPE(a)は、クロロホ
ルム中で測定した30℃の固有粘度が0.2〜0.8dl
/gであるものが好ましい。更に好ましくは、固有粘度が
0.2〜0.5dl/gのものであり、とりわけ好ましく
は、固有粘度が0.25〜0.4dl/gのものである。固
有粘度が0.2dl/g未満では組成物の耐衝撃性が不足
し、0.8dl/g超過では組成物の成形性と成形品外観に
難が生じる。
【0018】<ポリカーボネート(b)>本発明におい
て用いるポリカーボネート(b)としては、芳香族ポリ
カーボネート、脂肪族ポリカーボネート、脂肪族−芳香
族ポリカーボネート等が挙げられる。そのうちでも、
2,2−ビス(4−オキシフェニル)アルカン系、ビス
(4−オキシフェニル)エーテル系、ビス(4−オキシ
フェニル)スルホン、スルフィド又はスルホキサイド系
等のビスフェノール類からなる芳香族ポリカーボネート
が好ましい。また必要に応じてハロゲンで置換されたビ
スフェノール類からなるポリカーボネートをも用いるこ
とができる。なお、ポリカーボネート(b)の分子量は
重量平均分子量で好ましくは0.3万〜4万、更には
0.5万〜3万、特に好ましくは1万〜2万のものであ
る。
【0019】<変性樹脂(c)>本発明に用いる変性樹
脂(c)は、ビニル芳香族化合物重合体ブロックxと共
役ジエン重合体ブロックyとからなるブロック共重合体
の水素添加物に含エポキシビニル単量体をグラフト重合
して得られるものである。ブロック共重合体の水素添加
物は、ビニル芳香族化合物に由来する連鎖ブロックxと
共役ジエンに由来する連鎖ブロックyを各々少なくとも
一個有する構造を持つビニル芳香族化合物−共役ジエン
ブロツク共重合体のブロックyの脂肪族不飽和基が水素
化により減少したブロック共重合体である。ブロックx
及びyの配列は、綿状構造をなすもの、あるいは分岐構
造(ラジカルテレブロック)をなすものを含む。また、
これらの構造のうちの一部にビニル芳香族化合物と共役
ジエンとのランダム共重合部分に由来するランダム鎖を
含んでいてもよい。これらのうちで線状構造をなすもの
が好ましく、ジブロック構造をなすものがより好まし
い。ブロックxをなすビニル芳香族化合物は、次の一般
式(II)に示される化学構造を有するものである。
【0020】
【化2】
【0021】式中、R1 とR2 は水素原子及び炭素数1
〜6のアルキル基又はアルケニル基からなる群より選ば
れ、R3 及びR4 は各々水素原子、炭素数1〜6のアル
キル基、塩素原子及び臭素原子よりなる群より選ばれ、
5 、R6 及びR7 は水素原子、炭素数1〜6のアルキ
ル基及びアルケニル基からなる群より選ばれるか、ある
いはR6 とR7 がヒドロカルビル基と共に連結してナフ
チル基を形成することもある。
【0022】ビニル芳香族化合物(II)の例としては、
好ましくはスチレン、α−メチルスチレン、パラメチル
スチレン、ビニルトルエン又はビニルキシレンであり、
更に好ましくはスチレンである。
【0023】共役ジエンの例としては、好ましくは1,
3−ブタジエン又は2−メチル−1,3−ブタジエンで
ある。
【0024】ビニル芳香族化合物−共役ジエンブロック
共重合体の水素添加物におけるビニル芳香族化合物に由
来する繰返し単位の占める割合は、10〜80重量%の
範囲が好ましく、15〜60重量%の範囲がより好まし
い。
【0025】これらブロック共重合体における脂肪族鎖
部分のうち、共役ジエンに由来し、水素添加されずに残
存している不飽和結合の割合は、20%以下が好まし
く、10%以下がより好ましい。また、ビニル芳香族化
合物に由来する芳香族性不飽和結合の約25%以下が水
素添加されてもよい。
【0026】これらの水素添加ブロック共重合体は、そ
れらの分子量の目安として、25℃におけるトルエン溶
液粘度の値が30000〜10cP(濃度15重量%)の
範囲にあるものが好ましく、より好ましくは10000
〜30cPである。30000cp超過では最終組成物の成
形加工性に難点を生じ、又10cP未満では最終組成物の
機械的強度レベルが低く好ましくない。
【0027】次に、上記ブロック共重合体の水素添加物
にグラフト重合させる含エポキシビニル単量体の例とし
ては、グリシジル基と(メタ)アクリレート基とを同一
分子内に持つ化合物、グリシジルオキシ基とアクリルア
ミド基とを同一分子内に持つ化合物、脂環式エポキシ基
を有する不飽和単量体、及びブチルグリシジルマレート
等が挙げられる。好ましくは、脂環式エポキシ基と(メ
タ)アクリレート基とを同一分子内に持つ化合物、又は
グリシジルオキシ基とアクリルアミド基とを同一分子内
に持つ化合物であり、例えば、脂環式エポキシ基と(メ
タ)アクリレート基を同一分子内に持つ化合物としては
式(III )又は式(IV)の化合物
【0028】
【化3】
【0029】が挙げられ。グリシジルオキシ基とアクリ
ルアミド基とを同一分子内に持つ化合物として、一般式
(V)
【0029】
【化4】
【0030】(式中、Arはグリシジルオキシ基を少な
くとも一つ以上有する炭素数9〜25の芳香族炭化水素
基を表し、Rは水素原子又はメチル基を表す。nは1〜
4の整数である)で示される化合物が挙げられる。この
ような化合物の例としては、式(VI)
【0031】
【化5】 (式中、Rは前記と同じ)で示される化合物、式(VII
【0032】
【化6】 (式中、Rは前記と同じであり、pは1又は2である)
及び式(VIII)
【0033】
【化7】 (式中、Rは前記と同じであり、q及びrは0〜2の整
数を表し、q及びrのうち少なくとも一つは1以上であ
る)で示される化合物等が挙げられる。中でも式(VI)
で示され、式中のRが水素原子である化合物がより好ま
しい。
【0034】グラフト重合法としては、ブロック共重合
体の水素添加物と含エポキシビニル単量体とを、ラジカ
ル重合開始剤の存在下に混練押出機を用いて溶融混練し
ラジカル重合させる方法や、ブロック共重合体の水素添
加物をラジカル重合開始剤の溶解したトルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、ベンゼン等の芳香族炭化水素溶媒
中に分散させ、これに含エポキシ単量体を供給し、加熱
してラジカル重合させる方法等が用いられる。
【0035】ラジカル重合開始剤として通常のラジカル
開始剤のいずれでもよく、有機過酸化物、アゾニトリル
等を挙げることができる。
【0036】このようにして得られた重合体中、含エポ
キシビニル単量体は、0.1〜10重量%の割合でグラ
フト重合させる。
【0037】<中間組成物(A)の組成>上記した成分
(a)、(b)及び(c)は中間組成物(A)100重
量%について次のような割合で配合される。すなわち、
各成分の配合比は、
【0038】成分(a):50〜95重量%、好ましく
は60〜94重量%、とりわけ好ましくは80〜93重
量%である。成分(a)が50重量%未満では、最終組
成物の耐熱性が不満足であり、95重量%超過では最終
組成物の耐衝撃性が不満足となる。
【0039】成分(b):0.1〜5重量%、好ましく
は0.5〜3.5重量%、とりわけ好ましくは1〜3重
量%である。成分(b)が0.1重量%未満では、最終
組成物の耐衝撃性が不満足であり、3重量%超過では最
終組成物の耐熱性及び耐衝撃性が不足する。
【0040】成分(c):5〜50重量%、好ましくは
6〜40重量%、とりわけ好ましくは7〜30重量%で
ある。成分(c)が5重量%未満では、最終組成物の相
溶性及び耐衝撃性が不満足であり、50重量%超過では
耐熱性、耐溶剤性及び成形品外観が不満足である。
【0041】中間組成物(A)には、上記した必須成分
(a)、(b)及び(c)の他に本発明の効果を損なわ
ない範囲で必要に応じて他の付加的成分、例えば、耐衝
撃性改良材、各種安定剤、流動性調節剤、無機又は有機
の充填剤や補強剤、難燃剤、帯電防止剤、離型剤等を添
加しても差し支えない。
【0042】耐衝撃性改良材としてはエラストマーを用
いる。このエラストマーの引張弾性率が高すぎると、耐
衝撃性改良材として十分機能しないので、エラストマー
の引張弾性率5,000kg/cm2(ASTM D 88
2)以下が好ましく、3,500kg/cm2以下であること
がより好ましい。エラストマーとしては、天然ゴム又は
ジエン系合成ゴム、例えばポリブタジエン、ポリイソプ
レン又はかかるジエンとビニル単量体、例えばスチレン
のようなビニル芳香族単量体との共重合体が挙げられ
る。
【0043】具体的には、スチレン−ブタジエン−スチ
レンの3元共重合体又はその水素化物;ポリブタジエ
ン、ポリクロロブタジエン、例えばネオブレン;イソブ
チレンとブタジエン又はイソプレンとの共重合体;ポリ
イソプレン;エチレンとプロピレンとの共重合体又はブ
タジエンとの共重合体;サイオコールゴム;他硫化ゴ
ム;アクリルゴム;ポリウレタンゴムを挙げることがで
きる。
【0044】また、これらのエラストマーにマレイン
酸、マレイン酸モノメチルエステル、無水マレイン酸、
イタコン酸、イタコン酸モノメチルエステル、無水イタ
コン酸、フマール酸等のα、β−不飽和ジカルボン酸、
又はエンド−ビシクロ[2.2.1]−5−ヘプテン−
2,3−カルボン酸若しくはこれらの誘導体等の脂環式
カルボン酸をパーオキサイド、電離放射線、紫外線等を
利用して、グラフト重合したものを使用してもよい。
【0045】耐衝撃性改良材の配合量は、上記成分
(a)、(b)及び(c)の合計100重量部に対して
0〜35重量部、好ましくは0.5〜3.5重量部、と
りわけ好ましくは1〜10重量部である。
【0046】<中間組成物(A)の製造法>中間組成物
(A)は、所定の割合に配合した上記の成分を溶融混練
して得られる。まず、各成分をすべてヘンシェルミキサ
ー、スーパーミキサー、リボンブレンダー、Vブレンダ
ー等により混合し、次いで、この混合物を一軸又は多軸
型押出機、ロール、バンバリーミキサー等を使用して、
溶融混練する。このときの溶融混練温度は通常200〜
350℃の範囲である。
【0047】また、混練の順序は、全成分を同時に混練
してもよく、予め予備混練したブレンド物を用いて混練
してもよい。更に押出機の途中から遂次、各成分を固体
又は溶融状態でフィードし混練してもよい。
【0048】中間組成物(A)は溶融状態のまま若しく
はペレット化したもの、又は更にそれを粉砕してパウダ
ー化し乾燥したものを最終組成物の製造に用いることが
できる。
【0049】《飽和ポリエステル(B)》本発明に用い
る飽和ポリエステルとしては、種々のポリエステルが使
用可能である。
【0050】例えば、その一つとして、通常の方法に従
ってジカルボン酸又はその低級アルキルエステル、酸ハ
ライド若しくは酸無水物誘導体と、グリコール又は2価
フェノールとを縮合させて製造する熱可塑性ポリエステ
ルが挙げられる。
【0051】このポリエステルを製造するのに適した脂
肪族又は芳香族ジカルボン酸の具体例としては、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ス
ベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、p,p´−ジカルボキシジフェニルスル
ホン、p−カルボキシフェノキシ酢酸、p−カルボキシ
フェノキシプロピオン酸、p−カルボキシフェノキシ酪
酸、p−カルボキシフェノキシ吉草酸、2,6−ナフタ
リンジカルボン酸又は2,7−ナフタリンジカルボン酸
等あるいはこれらのカルボン酸の混合物が挙げられる。
【0052】またポリエステルの製造に適する脂肪族グ
リコールとしては、炭素数2〜12の直鎖アルキレング
リコール、例えばエチレングリコール、1,3−プロピ
レングリコール、1,4−ブチレングリコール、1,6
−ヘキシレングリコール、1,12−ドデカメチレング
リコール等が例示される。また、芳香族グリコール化合
物としては、p−キシリレングリコールが例示され、2
価フェノールとしては、ピロカテコール、レゾルシノー
ル、ヒドロキノン又はこれらの化合物のアルキル置換誘
導体が挙げられる。他の適当なグリコールとしては、
1,4−シクロヘキサンジメタノールも挙げられる。
【0053】他の好ましいポリエステルとしては、ラク
トンの開環重合によるポリエステルも挙げられる。例え
ば、ポリピバロラクトン、ポリ(ε−カプロラクトン)
等である。
【0054】また、更に他の好ましいポリエステルとし
ては、溶融状態で液晶を形成するポリマー(Thermotrop
ic Liquid Crystal Polymer;TLCP)としてのポリエステ
ルがある。これらの区分に入るポリエステルとしては、
イーストマンコダック社のX7G、ダートコ社のザイダ
ー(Xydar )、住友化学社のエコノール、セラニーズ社
のベクトラ等が代表的な製品である。
【0055】以上、挙げた飽和ポリエステル(B)の中
でも、ポリエチレンテフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)、ポリナフタレンテレフ
タレート(PEN)、ポリ(1,4−シクロヘキサンジ
メチレンテレフタレート)(PCT)又は液晶性ポリエ
ステル等が本発明の熱可塑性樹脂組成物に好適な飽和ポ
リエステルである。
【0056】ここで使用する飽和ポリエステル(B)
は、フエノール/1,1,2,2−テトラクロルエタン
=60/40重量%混合液中、20℃で測定した固有粘
度が0.5〜5.0dl/gの範囲が好ましい。更に好まし
くは1.0〜4.0dl/g、とりわけ好ましくは2.0〜
3.5dl/gである。固有粘度が0.5dl/g未満であると
耐衝撃性が不足し、5.0dl/g超過では成形性に難があ
る。
【0057】<構成成分の組成比>第二工程における中
間組成物(A)及び飽和ポリエステル(B)は以下の割
合で配合される。すなわち、最終組成物に対し、
【0058】中間組成物(A):10〜80重量%、好
ましくは15〜75重量%、特に好ましくは20〜65
重量%であり、成分(A)が10重量%未満では、耐熱
性が不満足であり、80重量%超過では耐溶剤性及び耐
衝撃性が不満足となる。
【0059】飽和ポリエステル(B):20〜90重量
%、好ましくは25〜85重量%、特に好ましくは35
〜80重量%である。成分(B)が20重量%未満で
は、耐溶剤性及び耐衝撃性が不満足であり、90重量%
超過では耐熱剛性が不足する。
【0059】<付加的成分>本発明による熱可塑性樹脂
組成物には、他の付加的成分を添加することができる。
例えば、前記の耐衝撃性改良材、飽和ポリエステルに周
知の酸化防止剤、耐候性改良剤、耐衝撃性改良材、造核
剤、難燃剤等の添加剤を;またPPE系中間組成物に周
知の酸化防止剤、耐候性改良剤、可塑剤、流動性改良剤
等を付加的成分として使用できる。また、飽和ポリエス
テルとPPE系中間組成物の相溶化助剤として、テトラ
ブチルアンモニウムブロミド、テトラブチルホスホニウ
ムブロミド等の相間移動触媒、又はチタンテトラ(2−
エチルヘキシルオキシド)、チタンテトラブトキシド等
の有機金属触媒も使用できる。更に有機・無機充填剤、
補強剤、特にガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナ
イト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等の
添加は剛性、耐熱性、寸法精度等の向上に有効である。
実用のために各種着色剤及びそれらの分散剤なども周知
のものが使用できる。
【0060】<組成物の製造及び成形法>本発明の最終
熱可塑性樹脂組成物を得るための溶融混練機としては、
ベント口を設けた溶融混練機であれば、熱可塑性樹脂に
ついて一般に実用されている混練機が適用できる。例え
ば、一軸又は多軸混練押出機等であり、ロール、バンバ
リーミキサー等であってもよい。
【0061】ベント口は減圧に保持されなければならな
いため、混練機内の樹脂は、ベント口の前段部において
少なくとも一部が溶融し、減圧シールできるようにすべ
きである。また、混練機内の樹脂は、ベント口到達以前
に溶融状態で長時間保持されると耐衝撃性が低下するの
で、可能な範囲でベント口に到達する直前で溶融するの
が好ましい。ベント口に直結させる真空装置は、ベント
口の減圧度に応じてその能力を選択すれば良く、その型
式等については任意である。
【0062】ベント口は200mmHg以下の圧力に保持す
る。200mmHgより圧力が大きいときは、PPEと飽和
ポリエステルの相溶性が悪くなり(ドメイン分散粒径:
大)耐衝撃性が不満足となる。好ましくは100mmHg以
下であり、特に好ましくは50mmHg以下である。
【0063】また、混練の順序は、全成分を同時に混練
してもよく、一つの成分を先に混練押出機の前段部にお
いて溶融状態にしてから、他の成分を更に混練押出機の
途中から遂次、固体又は溶融状態でフィードし混練して
もよいが、成分(A)を予じめ溶融混練し、次いで最終
組成物とする方法が好ましい。
【0065】本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形加工法
は特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂について
一般に用いられている成形法、すなわち射出成形、中空
成形、押出成形、シート成形、熱成形、回転成形、積層
成形、プレス成形等の成形法が適用できる。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例によって、詳しく説明
する。 実施例1〜4 <中間組成物(A)の製造>使用した各成分は次のとお
りである。
【0067】成分(a)のPPE:日本ポリエーテル社
にて試作したポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニ
レンエーテル)(30℃におけるクロロホルム中で測定
した固有粘度:0.40dl/g)を用いた。
【0068】成分(b)のポリカーボネート:三菱瓦斯
化学社製のポリカーボネート(商品名:ユーピロン H
−3000)を使用した。
【0069】成分(c)の変性樹脂: (c−1)市販のビニル芳香族−共役ジエンブロック共
重合体の水素添加物[シェル化学社製のクレートンG1
651(商品名)、スチレン含量33重量%]100重
量部、含エポキシビニル単量体として鐘淵化学工業社製
のエポキシ化アクリルアミド化合物(商品名:カネカA
XE)5重量部、1,3ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼン[化薬ヌーリー社製のパーカドッ
クス14(商品名)]0.1重量部とをスーパーミキサ
ーにて充分混合攪拌し、これを日本製鋼所社製TEX4
4二軸押出機を用いて、設定温度180℃、スクリュー
回転数200rpm の混練条件下で溶融混練して組成物と
した後、ペレット化した。この変性樹脂の赤外線吸収ス
ペクトルの測定を行った結果、含エポキシ化合物のグラ
フト含量は1.5重量%であった(得られた変性樹脂を
表1では、カネカAXE変性と記す)。
【0070】(c−2)カネカAXEの代わりに、ダイ
セル化学工業社製の脂環式エポキシ基を有するメタクリ
ル酸エステル(商品名:METHB)を用いた以外は、
(c−1)と同様に実施してペレットした。このペレッ
トをアセトンで洗浄した後、減圧乾燥して変性樹脂を得
た。含エポキシ化合物のグラフト含量は、同様に測定し
て1.1重量%であった(得られた変性樹脂を表1では
METHB変性と記す)。
【0071】耐衝撃性改良材:クレートンG1651を
用いた。 上記した成分(a)〜(c)を、表1に示した配合比で
スーパーミキサーにて充分混合攪拌した。次いでこれを
日本製鋼所社製TEX44二軸押出機を用いて、設定温
度230℃、スクリュー回転数150rpm の混練条件下
で溶融混練して組成物とした後、ペレッ化した。これを
105℃で8時間熱風乾燥機にて乾燥して中間組成物を
得た。
【0072】
【表1】
【0073】<最終樹脂組成物の製造> (A)中間組成物;上記のようにして製造した中間組成
物を用いた。
【0074】(B)飽和ポリエステル;鐘紡社製ポリブ
チレンテレフタレート(PBT)(商品名:PBT12
8)を用いた。
【0075】相溶化助材:テトラブチルホスホニウムブ
ロミドの市販品(アルドリッチ社製)を使用した。
【0076】上記の成分(A)及び(B)を、表1に示
した配合比でスーパーミキサーにて充分混合攪拌した。
次いでこれをベント口付の日本製鋼所社製TEX44二
軸型押出機を用いて第1ホッパーより下流に設置したベ
ント口を10mmHgの圧力に保持し、設定温度210℃、
スクリュー回転数150rpm の混練条件下で溶融混練し
て組成物とした後、ペレット化した。これを105℃で
8時間熱風乾燥機にて乾燥した。
【0077】得られた熱可塑性樹脂組成物のペレットか
ら、インラインスクリュー式射出成形機(東芝機械製作
所社製IS−90B型)を用い、シリンダー温度260
℃、金型冷却温度80℃にて射出成形を行い、試験片を
作成した。
【0078】なお、射出成形に際しては、その直前まで
減圧乾燥器を用い、0.1mmHg80℃の条件で48時間
乾燥を行った。また、射出成形された試験片は、成形直
後にデシケータに入れ、23℃にて4〜6日間静置した
後、評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0079】なお、評価試験は下記の方法により測定し
た。 (1)曲げ弾性率 ISO R178−1974 Procedure 12(JI
S K 7203)に準じ、インストロン試験機を用い
て測定した。
【0080】(2)アイゾット衝撃強度 ISO R180−1969(JIS K 7110)
ノッチ付アイゾット衝撃強度に準じ、東洋精機製作所社
製アイゾット衝撃試験機を用いて測定した。
【0081】(3)熱変形温度 東洋精機製作所社製のHDTテスターを用いて、JIS
K 7207に準じて4.6kg荷重で評価した。
【0082】比較例1〜4 実施例1〜4と同じ配合成分を用い、表1のとおりの組
成比で、製造工程を変えて樹脂組成物を製造した。すな
わち比較例1では中間組成物の製造工程を省き、飽和ポ
リエステル(B)を含む全成分を、最終組成物の製造時
に配合した。比較例2〜4では中間体組成物が本発明の
中間体組成比と異なるものを用いた以外は実施例1〜4
と同様に2工程で製造し、比較例2ではポリカーボネー
ト(b)を含まない中間体組成物を用い、比較例3では
ポリカーボネート(b)を6重量部(中間組成物に対し
て13.3重量%)、すなわち中間体組成物中における
配合比が本発明の範囲を超えて添加し、比較例4では変
性樹脂を含まないものを用いた。結果を表1に示す。
【0083】
【発明の効果】上記評価試験の結果から、本発明の方法
により製造した熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性と耐熱
性のバランスが優れていることがわかり、その用途は広
く、工業的に有用な材料となりうるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 69:00 51:06) B29K 71:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンエーテル(a)50〜9
    5重量%、ポリカーボネート(b)0.1〜5重量%及
    びビニル芳香族化合物重合体ブロックxと共役ジエン重
    合体ブロックyとからなるブロック共重合体の水素添加
    物に、含エポキシビニル単量体をグラフト重合させて得
    られた変性樹脂(c)5〜50重量%を溶融混練して中
    間組成物(A)100重量%を得、 次いでこの中間組成物(A)10〜80重量%と、飽和
    ポリエステル(B)90〜20重量%とを、混練機にベ
    ント口及び各ベント口に真空装置を設けた装置で、各ベ
    ント口を200mmHg以下の圧力に保持して溶融混練する
    ことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物の製造法。
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