JPH05309889A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH05309889A
JPH05309889A JP4112715A JP11271592A JPH05309889A JP H05309889 A JPH05309889 A JP H05309889A JP 4112715 A JP4112715 A JP 4112715A JP 11271592 A JP11271592 A JP 11271592A JP H05309889 A JPH05309889 A JP H05309889A
Authority
JP
Japan
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paper
sheet
roller
divided
image forming
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Pending
Application number
JP4112715A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ikoma
公 生駒
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙収納部の占有空間が大幅に削減されると
共に、使用される単葉紙の種類も大幅に削減される給紙
装置を提供する。 【構成】 給紙カセット30bから取り出されたB4サ
イズの用紙はカッター12によって等分割され、前半の
B5サイズの用紙は中間ローラー38を経て作像部に送
られ、後半のB5サイズの用紙は搬送路T2 内で待機さ
せられ、次のコピー動作でB4サイズの用紙が選択され
た時は、B4サイズの用紙は搬送路T3 を経て作像部に
送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像形成装置
に内蔵、または付帯して設けられ、収納した単葉紙を1
枚ずつ取り出して画像形成装置に給紙する給紙装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来例に係る複写機の概略を示
す構成図である。原稿は原稿画像を走査して読み取る原
稿読取部1の図示しないコンタクトガラス、または、原
稿自動搬送装置4の原稿載置台上に載置され、コンタク
トガラスに沿って原稿面を走査するスキャナーによって
読み取られ、原稿面の反射光が作像部2の感光体ドラム
5上に導かれ、原稿画像の潜像が形成される。潜像は現
像器6によって現像され、転写チャージャー8の作用に
より、給紙部3から送られ、レジストローラー7により
タイミングが調整されて給紙された転写紙にトナー像が
転写される。トナー像は定着ローラー9によって転写紙
に焼き付けられ、コピー画像が形成された転写紙は排紙
トレイ10上に排出される。複写機の給紙装置には、例
えば、特開昭48−71239号公報や特開昭49−5
6636号公報に開示されているように、用紙の種類の
管理を少ない数で済ますことができるようにするため、
ロール状に巻回された連続紙を搬送方向に直角な方向や
平行な方向に、カッターやスリッターと呼ばれる切断機
で必要とする大きさの用紙に切断して給紙する方式が知
られている。しかしながら、この方式は用紙の補給操作
が面倒であったり、用紙の収納部に大きな空間を必要と
し、保管に際しても嵩張るので、実際には、あまり使用
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に使用されている
多数の単葉紙を収納して、それを1枚ずつ給紙する給紙
装置においては、用紙の収納部自体の占有空間は比較的
小さいものの、使用する用紙の種類が増えると全体の用
紙収納部の占有空間が大きくなり、また、それに伴って
用紙の搬送機構の占める空間も大きくなる。さらに、装
置の機構上、複写機の用紙収納部は複写機の下部に設け
られ、かつ、多段に設けられ、引き出し可能なカセット
が用いられる場合が多いが、一番下のカセットへ用紙の
補給作業する時は屈んでしなければならないため、特
に、女子事務員に不評を買っていた。本発明は従来技術
におけるかかる課題を解決しようとするものであり、用
紙収納部の占有空間が大幅に削減されると共に、使用さ
れる単葉紙の種類も大幅に削減され、用紙の補給作業に
も便利な給紙装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、単葉紙を分割する分割手段と、該分割手段
により分割された単葉紙が搬送される搬送路に並行し
て、前記分割手段により分割されない単葉紙が搬送され
る搬送路を設けたものである。好ましくは、分割手段は
単葉紙の搬送方向に対して直角の方向に、または、平行
の方向に単葉紙を等分割し、分割された単葉紙が搬送路
の中で待機している状態で、他の大きさの単葉紙の給紙
が行われる時は、この他の大きさの単葉紙は分割された
単葉紙が中で待機していない搬送路を経て給紙されるよ
うにしたものである。
【0005】
【作用】操作部で用紙収納部に収納されている単葉紙よ
りも小さな単葉紙の給紙が指定され、用紙収納部から単
葉紙が取り出されると、分割手段は単葉紙を分割する。
特に、後者の手段にあっては、分割手段は単葉紙の搬送
方向に対して直角の方向に、または、平行の方向に等分
割する。また、後者の手段にあっては、分割された単葉
紙が搬送路の中で待機している状態で、他の大きさの単
葉紙の給紙が行われる時は、この他の大きさの単葉紙は
分割された単葉紙が中で待機していない搬送路を経て給
紙される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る複写機
の給紙部の概略を示す構成図である。本実施例における
原稿読取部、作像部等の構成は従来例と殆ど異ならない
ので図示および説明を省略する。本実施例においては給
紙部が必要とする給紙カセットの数は従来例の1/2に
なる。なお、複写機に隣接して図示しない後処理装置が
配設されており、複写機から送られた画像記録済みの用
紙が複数枚揃えられたり、綴じられたりする。図1に示
すように、本実施例においては給紙部に2つの給紙カセ
ット30a,30bを備えており、それらに収納された
用紙の一端側はそれぞれ図示しないバネに付勢される押
上板32a,32bで押し上げられ、それぞれ給紙コロ
31a,31bに当接し得るようになっている。給紙コ
ロ31aによって取り出された用紙は搬送路T1 を経
て、給紙コロ31bによって取り出された用紙は搬送路
2 または搬送路T3 を経て送出ローラー39に送ら
れ、さらに、作像部に向けて送出される。搬送路T1
は用紙を搬送する2対の給紙ローラー33対、搬送ロー
ラー34対の間にカッター11が配設されており、給紙
コロ31aによって給紙カセット30aから取り出され
た用紙を搬送方向に直角に2等分し得るようになってい
る。図2は主にカッター11および搬送ローラー34対
から成る搬送路T1 における用紙切断機構の斜視図であ
る。また、図3は搬送路T1 に沿った縦断面図である。
これらの図に示すように、搬送ローラー34と送出ロー
ラー39の間の搬送路T1 上部に反射型センサー62が
配置されており、搬送される用紙の先端および後端の通
過を検出する。搬送ローラー34対の駆動側ローラー3
4aの回転軸の一端側には駆動プーリー341が取り付
けられており、駆動モーター50の回転駆動力が無端ベ
ルト342を介して伝達される。駆動側ローラー34a
につれ回る従動側ローラー34bの他の一端側にはエン
コーダー60が取り付けられ、エンコーダー60の外周
部は装置のフレームに固定されたフォトインタラプター
から成る光センサー61の光路を遮るように遊嵌してい
る。エンコーダー60の外周部に沿って、その内側に径
方向に短いスリット601が穿設されており、スリット
601を光センサー61の検知光が通過し得るようにな
っている。また、カッター11は回転刃カッター11a
と、これに接触する固定刃カッター11bから成ってい
る。
【0007】一方、給紙コロ31b、給紙ローラー35
を経て給紙カセット30bから給紙された用紙は切替爪
44によって搬送路T2 または搬送路T3 に向けて選択
的に案内される。搬送路T2 には主にカッター12およ
び搬送ローラー37対から成る搬送路T1 における用紙
切断機構と同様の用紙切断機構が設けられている。搬送
ローラー37によって搬送された用紙、または用紙切断
機構を経ることなく搬送ローラー36によって搬送され
た用紙は共に中間ローラー38を経て送出ローラー39
に送られ、さらに、作像部に向けて送出される。
【0008】例えば、上側の給紙カセット30aにA3
サイズの用紙が、下側の給紙カセット30bにB4サイ
ズの用紙が装填された場合における実施例の動作を説明
する。図示しない操作部の用紙サイズ選択キーの押下に
より、A3サイズの用紙が選択された場合は、給紙カセ
ット30aに収納されているA3サイズの用紙が給紙コ
ロ31aによって取り出され、カッター11によって切
断されることなく、給紙ローラー33および搬送ローラ
ー34によって搬送され、送出ローラー39により作像
部に向けて送出される。また、A4サイズの用紙が選択
された場合は、給紙カセット30aに収納されているA
3サイズの用紙が給紙コロ31aによって取り出され、
給紙ローラー33によってカッター11および搬送ロー
ラー34対から成る用紙切断機構に送られて搬送方向に
直角に2等分される。分割された前半のA4サイズの用
紙が搬送ローラー34および送出ローラー39により作
像部に向けて送出され、そこで所定の作像過程が終了し
て次の用紙の受け入れ態勢が整うまで、給紙ローラー3
3は停止させられ、そこで後半のA4サイズの用紙が待
機させられる。一方、給紙カセット30bに収納されて
いるB4サイズの用紙が選択された場合は、給紙コロ3
1bによって取り出された用紙が給紙ローラー35に搬
送され、切替爪44によって搬送路T3 側に案内され、
さらに、搬送ローラー36、中間ローラー38を経て送
出ローラー39に送られる。また、B5サイズの用紙が
選択された場合は、給紙コロ31bによって取り出され
たB4サイズの用紙が給紙ローラー35に搬送され、切
替爪44によって搬送路T2 側に案内され、カッター1
2および搬送ローラー37対から成る用紙切断機構に送
られて搬送方向に直角に2等分される。分割された前半
のB5サイズの用紙が搬送ローラー37および中間ロー
ラー38を経て送出ローラー39に送られる。用紙は送
出ローラー39により作像部に向けて送出され、そこで
所定の作像処理が施される。分割された後半のB5サイ
ズの用紙は搬送ローラー37によって搬送路T2 に沿っ
て先端が中間ローラー38の手前に達するまで搬送さ
れ、作像部で前半のB5サイズの用紙に対する所定の作
像過程が終了して次の用紙の受け入れ態勢が整うまで、
そこで待機させられる。
【0009】給紙カセット30aから取り出され、カッ
ター11によって分割された後半のA4サイズの用紙が
給紙ローラー33の位置で待機させられた状態で指定さ
れたコピー作業が終了し、次のコピー作業でA3サイズ
の用紙が選択された場合は、待機させられていた後半の
A4サイズの用紙は作像部での作像過程を経ることなく
排紙トレイに排出されるので、その分の用紙が実際上、
無駄になるが、A3サイズの用紙が選択される頻度は通
常少ないから、このような状態が生じるのは極めて希で
ある。一方、給紙カセット30bに収納されているB4
サイズの用紙が選択される頻度は通常少なくないが、こ
の場合は分割された後半のB5サイズの用紙が搬送路T
2 内にあったとしても、次に取り出されたB4サイズの
用紙は切替爪44によって搬送路T3 側に案内され、中
間ローラー38を経て送出ローラー39に送られるの
で、次のコピー作業でのB4サイズの用紙の搬送に支障
が生じない。複写機から排出された用紙の大きさにバラ
ツキがあると、例えば、それらが後処理装置に送られて
綴じられた場合、見栄えの悪い製本状態になる。このよ
うな不具合の発生を防ぐため、本実施例では搬送路T1
または搬送路T2 の近傍に配設された反射型センサーに
より、搬送される用紙の先端および後端の通過を検出
し、分割された前半の用紙の大きさと、後半の用紙の大
きさが等しくなるようにカッター11,12の用紙切断
のタイミングが制御されている。即ち、搬送路T1 に沿
って搬送される用紙に関しては、分割された前半のA4
サイズの用紙の大きさが反射型センサー62が用紙を検
知している間のエンコーダー60のスリット601を通
過する光センサー61の検知光の検知パルスを計数した
計数値によって把握され、同様に計数した後半のA4サ
イズの用紙に対する検知パルスの計数値と比較されて、
次回以後のカッター11により切断された前半の用紙と
後半の用紙に対する検知パルス数が等しくなるように、
カッター11の用紙切断のタイミングが制御されてい
る。
【0010】次に、用紙の搬送方向に直角な方向だけで
なく、平行な方向にも切断して単票紙を1/4の大きさ
の用紙として供給可能な給紙機構を備えた本発明の第2
の実施例を説明する。図4および図5はそれぞれ第2の
実施例に係る複写機の一方の給紙部の給紙機構を示す構
成図および斜視図である。図において、第1の実施例と
同一または同一と見做せる個所には同一の符号を付して
ある。本実施例の給紙部の給紙機構はこれらの図に示し
た給紙カセット30aからA3サイズの用紙を取り出し
て供給するものの外に、第1の実施例と同様の給紙カセ
ット30bからB4サイズの用紙を取り出して供給する
ものを備えているが、第1の実施例のものと変わりがな
いので、図示と説明を省略する。これらの図に示すよう
に、本実施例は主に搬送ローラー22およびカッター1
3から成り、A3サイズの用紙を搬送方向に直角な方向
に切断してA4サイズの用紙にする第1の用紙切断機構
と、主に搬送ローラー23およびスリッター14から成
り、A4サイズの用紙を搬送方向に平行な方向に切断し
てA5サイズの用紙にする第2の用紙切断機構と、切断
されて搬送されたA5サイズの用紙を搬送方向に直角な
方向に移動させ、中央位置に揃える搬送位置調整機構
と、用紙の向きを搬送方向に沿って90°回転させる用
紙回転機構を備えている。
【0011】第1の用紙切断機構は第1の実施例のもの
と変わりがないので説明を省略し、まず、第2の用紙切
断機構について説明する。図8および図9はそれぞれ動
作状態にある第2の用紙切断機構の側面図および正面図
である。また、図10および図11はそれぞれ非動作状
態にある第2の用紙切断機構の側面図および正面図であ
る。これらの図に示すように、スリッター14はスリッ
ター駆動刃14aとスリッター従動刃14bから成る。
スリッター駆動刃14aは図示しない駆動機構により搬
送ローラー23と同方向に回転駆動される回転軸140
に固定されて回転可能になっている。一方、スリッター
従動刃14bは回転自在に支軸141に取り付けられて
おり、支軸141を支持する支持アーム16の一端が回
動軸19に支持されていて、図示しないソレノイドに付
勢されて回動軸19が回動することにより回動軸19の
回りに回動可能であると共に、支持アーム16の回動動
作に伴って一端が給紙部のフレーム20に固定されたス
テー18に当接することにより、支点170の回りに回
動するスリッターレリーズレバー17の他端に押圧さ
れ、スプリング15の付勢力に抗してスリッター駆動刃
14aから軸方向に離間するように移動可能に構成され
ている。操作部での操作により、A5サイズの用紙が選
択された時だけ回動軸19を回動させるソレノイドの付
勢が解除されて、第2の用紙切断機構は図8および図9
に示す動作状態となり、スリッター従動刃14bがスリ
ッター駆動刃14aと噛み合ってつれ回り、その間に搬
送されたA4サイズの用紙を搬送方向に切断する。その
他の大きさの用紙が選択された時はソレノイドが付勢さ
れて図10および図11に示す非動作状態となり、スリ
ッター駆動刃14aとスリッター従動刃14bは離間し
て搬送された用紙を切断することなく通過させる。
【0012】図6は第2の用紙切断機構により切断され
て搬送されたA5サイズの用紙を交互に送り出すと共に
搬送方向に直角な方向に移動させ、作像部での像形成の
基準となる中央位置に揃える搬送位置調整機構の斜視図
である。図に示すように、繰出コロ40は駆動モーター
52によって回転駆動される回転軸405に固定された
1対の繰出駆動コロ401と、回転軸405に回転自在
に支持され、繰出駆動コロ403に圧接してつれ回る1
対の繰出従動コロ402と、駆動モーター51によって
回転駆動される回転軸406に固定された1対の繰出駆
動コロ403と、回転軸406に回転自在に支持され、
繰出駆動コロ401に圧接してつれ回る1対の繰出従動
コロ404から成っている。シフトローラー41は繰出
コロ40によって繰り出された用紙を受け取って下流側
に搬送すると共に、搬送された用紙がA5サイズの用紙
であった場合に、後述のシフト機構により、それを挟持
して搬送方向に直角な方向に移動させ、中央位置に揃え
る搬送位置調整動作を行う。
【0013】図12は給紙カセット30a内に収納され
ていたA3サイズの用紙が第1および第2の用紙切断機
構を経て4等分割され、搬送位置調整機構によって搬送
位置が適正位置に調整されるまでの過程を示す模式図で
ある。この図を参照しながら、かかる構成を有した搬送
位置調整機構の動作を説明する。給紙コロ31aによっ
て取り出されたA3サイズの用紙P0 (a)はカッター
11により搬送方向に直角に2等分割されて2枚のA4
サイズの用紙P1 ,P2(b)とされた後、分割された
前半のA4サイズの用紙P1 はスリッター14によって
搬送方向に平行に2等分割されて2枚のA5サイズの用
紙P11,P12(c)とされる。これらのA5サイズの用
紙は搬送ローラー23によって搬送され、切替爪45に
より上側の搬送路に案内される。用紙はさらに、搬送ロ
ーラー26により送られた後、切替爪46によって搬送
路T4 側に案内され、搬送ローラー28によって繰出コ
ロ40に向けて搬送され続ける。先端が繰出コロ40に
達した時、駆動モーター51は停止状態のままで駆動モ
ーター52が回転を開始する。すると、2枚のA5サイ
ズの用紙の中、始めに搬送方向に向かって右側の用紙P
11が繰出駆動コロ401と繰出従動コロ404によって
繰り出され(d)、シフトローラー41に送られる。シ
フトローラー41は右側の用紙P11を挟持搬送しながら
搬送方向に向かって左側(矢印B)に移動することによ
って、用紙P11の搬送位置を搬送路T4 の中央位置に変
更させる(e)。右側の用紙P11が中間ローラー29を
経て作像部に送られ、次の用紙の受け入れ態勢が整う
と、駆動モーター52は停止し、駆動モーター51が回
転を開始する。これによって、左側の用紙P12繰出駆動
コロ403と繰出従動コロ402によって繰り出され、
シフトローラー41に送られる。シフトローラー41は
左側の用紙P12を挟持搬送しながら搬送方向に向かって
右側(矢印A)に移動することによって、用紙P12の搬
送位置を搬送路T4 の中央位置に変更させる(f)。
【0014】図7はシフトローラー41を搬送方向に直
角に移動させるシフトローラー移動機構を示す斜視図で
ある。図に示すように、駆動シフトローラー41aと、
従動シフトローラー41bは、その回転軸がスライダー
70に立設された支持板75a,75bに回転自在に軸
止されると共に、圧接スプリング73a,73bの付勢
力を受けて互いに圧接している。スライダー70は給紙
部のフレーム20に取り付けられたレール71に跨がる
ように脚部が嵌合し、矢印A−B方向に摺動可能になっ
ている。また、スライダー70の側部に突設されたベル
トクランプ72はシフト駆動モーター54に駆動される
スライド駆動プーリー76と、それに連れ回るスライド
従動プーリー77間に架け渡されたタイミングベルト7
4に固定されており、タイミングベルト74の移動に伴
ってスライダー70を矢印A−B方向に摺動移動させ
る。駆動シフトローラー41aを回転駆動するローラー
駆動モーター55が取り付けられた側の端部のスライダ
ー70の下面には遮光板63が突設され、給紙部のフレ
ーム20に取り付けられた光センサー64の光路を遮っ
たり、開路することにより、スライダー70のホームポ
ジションを検知し得るようになっている。
【0015】図15ないし図17は搬送位置調整機構の
制御動作を示す流れ図である。これらの図を参照しなが
ら搬送位置調整の全体の動作を説明する。まず、後述す
るシフトローラー41のホームポジションセット処理を
行った後(S−1)、繰出コロ40の位置にA5サイズ
の用紙が2枚搬送されてきているかどうかを判定し(S
−2)、その結果がNoならば、さらに繰出コロ40の
位置にA5サイズの用紙が1枚搬送されてきているかど
うかを判定する(S−3)。その結果がYesならば、
A5サイズの用紙は手前(搬送方向に向かって右側)の
用紙P11かどうかを判定し(S−4)、その結果がYe
sならば、シフト駆動モーター54を回転させてシフト
ローラー41を手前へ移動させる(S−7)。次に、駆
動シフトローラー41aを回転駆動するローラー駆動モ
ーター55を回転させてシフトローラー41の搬送動作
を開始させる(S−8)。さらに、駆動モーター52を
回転させて繰出駆動コロ401と繰出従動コロ404に
よる手前の用紙の繰出動作を開始させる。ステップS−
2の判定結果がYes、またはステップS−4の判定結
果がNoならば、ローラー駆動モーター55を回転させ
てシフトローラー41の搬送動作を開始させ(S−
5)、さらに、駆動モーター51を回転させて繰出駆動
コロ403と繰出従動コロ402による後側(左側)の
用紙P12の繰出動作を開始させる(S−6)。次に、後
側の用紙P12がシフトローラー41に挟持され終わった
かどうかを判定し(S−9)、その結果がYesなら
ば、ローラー駆動モーター55を停止させ(S−1
0)、さらに、駆動モーター51を停止させる(S−1
1)。次に、シフト駆動モーター54を回転させてシフ
トローラー41を搬送中心部へ移動させる(S−1
2)。また、手前の用紙に対するステップS−13から
ステップS−15までの動作は後側の用紙に対するステ
ップS−9からステップS−12までの動作と同様であ
る。こうして、A5サイズの用紙がシフトローラー41
の移動により搬送中心部へ移動すると、ローラー駆動モ
ーター55を回転させてシフトローラー41の搬送動作
を再開させる(S−16)。そして、用紙がシフトロー
ラー41位置から移動し終わったら(S−17でYe
s)、ローラー駆動モーター55を停止させる(S−1
8)。次に、図17の流れ図を参照してシフトローラー
41のホームポジションセット処理のサブルーチンの動
作を説明する。まず、フォトインタラプターから成る光
センサー64の検知信号がONかどうかを判定し(S−
19)、その結果がYesならば、シフト駆動モーター
54を正転(右回転)させ(S−21)、Noならば、
シフト駆動モーター54を逆転(左回転)させる(S−
20)。その後、光センサー64の検知信号がOFFに
なったら(S−22でYes)、シフト駆動モーター5
4を停止させる(S−23)。
【0016】図13および図14はそれぞれ用紙回転機
構の斜視図、およびその回転動作を示す説明図である。
なお、用紙回転機構は図4に示す送出ローラー29の後
段に設けられている。図13に示すように、用紙回転機
構はステッピングモーター右56に回転駆動される回転
軸右58に固定された回転ローラー右42a、回転軸右
58と同軸上で所定距離離間し、ステッピングモーター
左57に回転駆動される回転軸左59に固定された回転
ローラー左43a、回転軸右58および回転軸左59に
平行な支軸78に回転自在に取り付けられ、それぞれ回
転ローラー右42aおよび回転ローラー左43aに圧接
して連れ回る1対の回転従動ローラー42b,43bで
構成される。送出ローラー29から送出された用紙の向
きが図示しない操作部で指定されたコピー紙の向きに適
合している場合は、回転ローラー右42aおよび回転ロ
ーラー左43aが同方向に回転するように、それぞれス
テッピングモーター右56およびステッピングモーター
左57によって駆動され、回転従動ローラー42b,4
3b間に挟持した用紙を下流側に搬送する。一方、送出
ローラー29から送出された用紙の向きが指定されたコ
ピー紙の向きに適合していない場合は、図14に示すよ
うに、回転ローラー右42aおよび回転ローラー左43
aが逆方向に回転するように、それぞれステッピングモ
ーター右56およびステッピングモーター左57によっ
て駆動され、回転従動ローラー42b,43bとの間に
挟持した用紙を90°回転させる。用紙が90°回転し
終わると、回転ローラー右42aおよび回転ローラー左
43aが同方向に回転し、用紙を下流側に搬送する。操
作部での操作により、A4サイズの用紙が選択された時
は第1の用紙切断機構のみが付勢され、A3サイズの用
紙が2分割された前半のA4サイズの用紙が第2の用紙
切断機構により切断されること無く搬送されて、切替爪
45により上側の搬送路に案内され、さらに、切替爪4
6により搬送路T5 に案内され、下流側に搬送される。
また、A3サイズの用紙が選択された時はどの用紙切断
機構も付勢されること無く、切替爪45により搬送路T
6 に案内され、下流側に搬送される。上述の実施例にお
いては、給紙カセットから取り出される用紙は縦給紙
(長手方向が搬送方向と一致する給紙)されるような構
成となっているが、もちろん、横給紙(短手方向が搬送
方向と一致する給紙)されるような構成とすることもで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、単葉紙を分割する分割手段と、分割手段によ
り分割された単葉紙が搬送される搬送路に並行して、分
割手段により分割されない単葉紙が搬送される搬送路を
設けたので、用紙収納部に収納される単葉紙の大きさの
種類は必要とする大きさの種類の半分以下の数で済むか
ら、用紙収納部の占有空間を大幅に削減でき、用紙の補
給作業にも便利で、分割されない単葉紙が搬送される時
は、他の搬送路を使用することができるから、分割され
ない単葉紙が搬送途中で分割された単葉紙に妨げられる
ことがない。請求項2記載の発明によれば、単葉紙の搬
送方向に対して直角の方向に、または、平行の方向に単
葉紙を等分割するようにしたので、容易に用紙収納部に
収納された単葉紙の偶数分の1の大きさの単葉紙を給紙
することができる。請求項3記載の発明によれば、単葉
紙の搬送方向に対して直角の方向に単葉紙を等分割し、
下流側にあった分割された単葉紙が画像形成装置に搬送
された後、上流側にある分割された単葉紙を画像形成装
置の受け入れ態勢が整うまで待機させるようにしたの
で、分割され、横給紙された単葉紙のタイミング調整の
ための新たな機構を画像形成装置に設ける必要がない。
請求項4記載の発明によれば、単葉紙の搬送方向に対し
て平行の方向に単葉紙を等分割し、分割された一方の単
葉紙が画像形成装置に搬送された後、分割された他方の
単葉紙を画像形成装置の受け入れ態勢が整うまで待機さ
せるようにしたので、分割され、縦給紙された単葉紙の
タイミング調整のための新たな機構を画像形成装置に設
ける必要がない。請求項5記載の発明によれば、単葉紙
の搬送方向に対して直角の方向に単葉紙を回転させる回
転手段を有したので、画像形成装置に対して、縦給紙お
よび横給紙のいずれの給紙動作をも可能にすることがて
きる。請求項6記載の発明によれば、分割された単葉紙
が搬送路の中で待機している状態で、他の大きさの単葉
紙の給紙が行われる時は、この他の大きさの単葉紙は分
割された単葉紙が中で待機していない搬送路を経て給紙
されるようにしたので、分割されて搬送路の中で待機し
ている単葉紙が退避のため排出されて無駄になることが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る複写機の給紙部の
概略を示す構成図である。
【図2】給紙部の用紙切断機構の斜視図である。
【図3】用紙切断機構を有する搬送路に沿った縦断面図
である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る複写機の一方の給
紙部の給紙機構を示す構成図である。
【図5】同じく斜視図である。
【図6】搬送位置調整機構の斜視図である。
【図7】シフトローラー移動機構を示す斜視図である。
【図8】動作状態にある第2の用紙切断機構の側面図で
ある。
【図9】同じく正面図である。
【図10】非動作状態にある第2の用紙切断機構の側面
図である。
【図11】同じく正面図である。
【図12】A3サイズの用紙が4等分割され、搬送位置
が調整されるまでの過程を示す模式図である。
【図13】用紙回転機構の斜視図である。
【図14】用紙回転機構の回転動作を示す説明図であ
る。
【図15】搬送位置調整機構の制御動作を示す流れ図で
ある。
【図16】図15に続く流れ図である。
【図17】ホームポジションセット処理の流れ図であ
る。
【図18】従来例に係る複写機の概略を示す構成図であ
る。
【符号の説明】 11(a,b),12,13 カッター 14(a,b) スリッター 30a,30b 給紙カセット 31a,31b 給紙コロ 34 搬送ローラー 40 繰出コロ 41(a,b) シフトローラー 42a,43a 回転ローラー(右,左) 44,45,46 切替爪 62 反射型センサー 71 スライダー 401,403 繰出駆動コロ 402,404 繰出従動コロ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の単葉紙を収納する用紙収納部と、
    該用紙収納部に収納された単葉紙を1枚ずつ取り出して
    画像形成装置に給紙する給紙部を備えた給紙装置におい
    て、単葉紙を分割する分割手段と、該分割手段により分
    割された単葉紙が搬送される搬送路に並行して、前記分
    割手段により分割されない単葉紙が搬送される搬送路を
    設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 分割手段は単葉紙の搬送方向に対して直
    角の方向に、または、平行の方向に単葉紙を等分割する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 分割手段は単葉紙の搬送方向に対して直
    角の方向に単葉紙を等分割し、下流側にあった分割され
    た単葉紙が画像形成装置に搬送された後、上流側にある
    分割された単葉紙は前記画像形成装置の受け入れ態勢が
    整うまで待機させられるものであることを特徴とする請
    求項2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 分割手段は単葉紙の搬送方向に対して平
    行の方向に単葉紙を等分割し、分割された一方の単葉紙
    が画像形成装置に搬送された後、分割された他方の単葉
    紙は前記画像形成装置の受け入れ態勢が整うまで待機さ
    せられるものであることを特徴とする請求項2記載の給
    紙装置。
  5. 【請求項5】 単葉紙の搬送方向に対して直角の方向に
    単葉紙を回転させる回転手段を有したことを特徴とする
    請求項1記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 分割された単葉紙が搬送路の中で待機し
    ている状態で、他の大きさの単葉紙の給紙が行われる時
    は、この他の大きさの単葉紙は分割された単葉紙が中で
    待機していない搬送路を経て給紙されるものであること
    を特徴とする請求項1ないし5記載の給紙装置。
JP4112715A 1992-05-01 1992-05-01 給紙装置 Pending JPH05309889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111999A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Shinko Electric Co Ltd スリット装置及びプリンタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007111999A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Shinko Electric Co Ltd スリット装置及びプリンタ

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