JPH05307755A - トラックアクセス装置及び方法 - Google Patents

トラックアクセス装置及び方法

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JPH05307755A
JPH05307755A JP4109985A JP10998592A JPH05307755A JP H05307755 A JPH05307755 A JP H05307755A JP 4109985 A JP4109985 A JP 4109985A JP 10998592 A JP10998592 A JP 10998592A JP H05307755 A JPH05307755 A JP H05307755A
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    • G11B7/08541Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head involving track counting to determine position

Abstract

(57)【要約】 【目的】第一の目的は、コースアクチュエータの加速及
び減速の能力を最大限に生かし、光スポットを高速かつ
正確に目標トラックに移動させることである。第二の目
的は、簡素なハードウェア構成で、光スポットの光記録
媒体に対する速度を制御することである。 【構成】本発明のトラックアクセス装置では、光スポッ
ト22の基準加速度に比例する基準駆動信号90がトラ
ックカウンタ34の内容に基づいて発生される。光スポ
ットの基準速度を示す信号92は、基準駆動信号90に
基づいて積分器40によって発生される。対物レンズ2
0のコースアクチュエータ26に対する相対位置を示す
信号82及び相対速度を示す信号84、並びに光スポッ
ト22の実際の速度と基準速度の差を示す信号94は、
コースアクチュエータ26とファインアクチュエータ2
8に供給される。基準駆動信号90はコースアクチュエ
ータ26に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の光記録
媒体のトラックに情報を記録しまたはトラックから情報
を再生する装置に関し、より詳しくは、情報を記録また
は再生するための光スポットの任意のトラックから目標
のトラックへの移動(以下トラックアクセスと略す)を
行う装置及び方法に関するものである。本明細書におい
て、記録は消去を含む概念であり、光記録媒体は光磁気
記録媒体を含む概念である。
【0002】
【従来の技術】光ディスクにおいて、情報を記録するト
ラックは、光ディスクの記録面に同心円または螺旋状に
配置されている。かかる光ディスクを用いて情報を記録
または再生する際には、対物レンズによって絞られた光
をディスク上にスポット状に照射し、所望のトラックを
トレースする。対物レンズ等の重量は大きいので、光ス
ポットの移動を高速で行うためにアクチュエータは二段
構成とし、コースアクチュエータで対物レンズしたがっ
て光スポットを大まかに移動させ、ファインアクチュエ
ータで光スポットの記録面での細かい位置制御を行う方
法が用いられている。以下、いくつかの参考文献にした
がって、従来のトラックアクセス技術を説明する。
【0003】特開昭62−51037号公報において
は、ファインアクチュエータ主導で光スポットを移動さ
せる技術が開示されている。すなわち、まず、光スポッ
トのディスクに対する相対速度が基準速度に一致するよ
うにファインアクチュエータを駆動する。次に、そのフ
ァインアクチュエータが生じさせる光スポットの偏位を
示す信号によって、コースアクチュエータを駆動し、光
スポットの偏位を補償する。従って、コースアクチュエ
ータの駆動に遅れが生じるので、コースアクチュエータ
の持つ加速及び減速の能力を最大限に利用することが困
難である。
【0004】また、加速時や減速時には、光スポットの
偏位が発生し、その大きさは加速度や減速度に比例する
ので、高速アクセス時のように急加速や急減速した時に
は大きな光スポットの偏位が発生し信頼のおけるトラッ
キングエラー信号(以下ではTESと略す)が得られな
くなる問題があった。さらに、この大きな偏位のため
に、トラックアクセス終了後に情報の記録または再生の
ために光スポットをトラックの中心に位置制御しようと
したときに、コースアクチュエータからファインアクチ
ュエータに与える大きな過渡応答が発生し、光スポット
が所望のトラックからはずれてしまうという問題もあっ
た。
【0005】特開平1−290176号公報において
は、駆動信号(基準速度信号)と光スポットの移動速度
信号の差信号をコースアクチュエータに供給し、その差
信号の高周波成分をファインアクチュエータに供給する
技術が開示されている。一般にコースアクチュエータは
ファインアクチュエータよりも重い可動部を駆動するた
めに、速い応答には追従できない。そのため、ファイン
アクチュエータに速い応答成分を供給することによっ
て、全体として、対物レンズがディスク面上を正確に移
動するようにしている。
【0006】しかしながら、この技術では、コースアク
チュエータの動きによって対物レンズがゆっくり揺動す
る場合に、光ビームが対物レンズの中心を通過しないと
いう問題がある。特に、軸回転摺動方式のファインアク
チュエータでは、回転軸をファインアクチュエータの重
力中心に厳密に一致させるように光学ヘッドを製作する
のは困難であるので、現実には、コースアクチュエータ
による加速によってファインアクチュエータの駆動する
対物レンズも比例して加速され、結果的にゆっくり揺動
することになる。しかし、このような動きを上記差信号
の高周波成分で補償することはできない。また、ファイ
ンアクチュエータが駆動されないときには対物レンズの
位置がばねなどで光ビームの中心になるように構成され
ていない場合には、直流成分を上記差信号に加えない限
り、光ビームが対物レンズの中心を通過するように制御
することはできない。
【0007】また、従来技術では、光スポットの光ディ
スクに対する速度を制御する場合、基準速度をROMに
記憶し、光スポットの現在位置から目標トラックまでの
距離(トラック数)によって読み出すのが一般的であ
る。そして、基準速度はトラックアクセスの最初と最後
でゼロとなり、中間で最大になるように、トラック数に
応じてきめ細かく決められる。しかしながら、多くの情
報をROMに記憶させることになるので、ROMの容量
が大きくなるという問題があった。上記何れの公報もこ
の問題に対する有効な解決策を提示していない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
第一の目的は、以上のような従来技術の問題点を克服
し、光記録媒体のトラックに情報を記録し、またはトラ
ックから情報を再生する装置において、コースアクチュ
エータの加速及び減速の能力を最大限に生かし、光スポ
ットを高速かつ正確に目標トラックに移動させることで
ある。
【0009】本発明の第二の目的は、簡素なハードウェ
ア構成で、光スポットの光記録媒体に対する速度を制御
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のトラックアクセス装置は、対物レンズを光
記録媒体の複数のトラックにわたって移動させるコース
アクチュエータと、上記コースアクチュエータに搭載さ
れ、上記対物レンズを上記コースアクチュエータに対し
てトラッキング方向に移動させるファインアクチュエー
タと、光スポットの現在位置から目標トラックまでの距
離を計算する手段と、上記対物レンズの上記コースアク
チュエータに対する偏位を示す相対位置信号及び速度を
示す相対速度信号を発生する手段と、光スポットの上記
光記録媒体に対する速度を示す信号を発生する手段と、
計算された距離に基づいて光スポットの上記光記録媒体
に対する基準加速度に比例する基準駆動信号を発生する
手段と、上記基準駆動信号に基づいて光スポットの上記
光記録媒体に対する基準速度信号を発生する手段と、上
記基準速度と上記光スポット速度の差を示す速度差信号
を発生する手段を具備する。そして、上記対物レンズの
相対位置信号及び相対速度信号、上記速度差信号、並び
に上記基準駆動信号に基づいて上記コースアクチュエー
タを駆動し、上記対物レンズの相対位置信号及び相対速
度信号並びに上記速度差信号に基づいて上記ファインア
クチュエータを駆動する。
【0011】
【作用】本発明は前述の構成により、目標のトラックに
向かって光スポットが動き始めるときに、まず基準駆動
信号がフィードフォワードされてコースアクチュエータ
が加速されるので、すばやい加速の立ち上がりになり、
高速アクセスが実現される。次に、基準速度と光スポッ
ト速度の差信号がコースアクチュエータとファインアク
チュエータの両方に印加されるので、二つのアクチュエ
ータが同時に光スポットの速度制御に寄与する。例え
ば、差信号に高周波数成分がある場合、コースアクチュ
エータは応答しないけれども、ファインアクチュエータ
が応答できるので、全体として速度制御は速い応答にな
る。また、対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号
がコースアクチュエータとファインアクチュエータの両
方に印加されるので、二つのアクチュエータが同時に対
物レンズの位置の安定化に寄与する。例えば、コースア
クチュエータの動きで、ファインアクチュエータが加速
されるような場合でも、対物レンズの位置がファインア
クチュエータの動きによって安定化される。また、ファ
インアクチュエータが基準速度に追従しようとした結果
光ビームが対物レンズの中心からずれた場合でも、コー
スアクチュエータがそのずれを補償するように動き、対
物レンズの位置を安定化することができる。高速アクセ
ス時には、加速度が大きくなるので、対物レンズの揺動
も大きくなってアクセス終了時に制御不能に陥りやすく
なるけれども、本発明によれば対物レンズの位置を安定
化することによってアクセス動作を確実に目標トラック
上で終了させることができる。
【0012】また、目標トラックまでの残りのトラック
数にしたがって一旦光スポットの基準駆動信号を発生
し、それに基づいて基準速度信号を発生するので、残り
のトラック数から直接基準速度信号を発生する場合に比
べて、ハードウェア構成が簡素になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。
【0014】図1は、本発明を、ファインアクチュエー
タがコースアクチュエータに搭載されたピギーバック式
の二段アクチュエータを備えた光ディスクドライブに適
用した第一実施例を模式的に示す。本実施例では、光記
録媒体は光ディスク10であり、モータ12によって例
えば1800r.p.m.で回転される。光ディスク10はモ
ータシャフト14を介してモータ12に取付けられる。
【0015】レーザ光源16から出力されたレーザ光
は、ハーフミラー18で反射されて光ディスク10の記
録面に向けられ、対物レンズ20によって絞られて直径
1ミクロン程度の光スポット22となって照射される。
光ディスク10の記録面で反射された光は、対物レンズ
20及びハーフミラー18を経て、TES80を発生す
るためのセンサ24に入射する。TESは、光スポット
が一本のトラックを横切るのに要する時間を周期とする
正弦波信号である。TES80を発生するためには、プ
ッシュプル法、ヘテロダイン法等の、公知の技術を用い
ることができる。
【0016】対物レンズ20は、コースアクチュエータ
26と、それに搭載されたファインアクチュエータ28
によって、光ディスク10のトラッキング方向つまり半
径方向に動かされる。レーザ光源16とハーフミラー1
8もまたコースアクチュエータ26に搭載されている。
コースアクチュエータ26は典型的にはリニアモータで
ある。ファインアクチュエータ28の機構は、バネ支持
式、軸回転摺動式等の公知のものとすることができる。
これらアクチュエータ26、28に関しては、前述の特
開平1−290176号公報に具体例が開示されている
ので、ここでは詳述しない。
【0017】対物レンズ20のコースアクチュエータ2
6に対する偏位は、レンズ位置センサ30によって検出
される。レンズ位置センサ30としては、例えば反射型
のフォトリフレクタを用いてコースアクチュエータ26
と対物レンズ20の偏位を光学的に検出し、電気信号に
変換して出力するようにしたものがある。
【0018】図1では、レンズ位置センサ30の出力す
る信号82がそのまま対物レンズの相対位置信号として
用いられる。信号82は相対速度信号発生器32に送ら
れ、ここで対物レンズ20のコースアクチュエータ26
に対する相対速度を示す信号84が発生される。この相
対速度信号発生器32の最も簡単な例は、微分器であ
る。
【0019】あるいは、Addison Wesley社によって1990
年に発行されたGene F. Franklin,J. David Powell, Mi
chael L. Workman著、Digital Control of Dynamic Sys
tems, Second Edition, pp.444-458に記されているよう
な状態推定器を使うこともできる。その場合には、レン
ズ位置センサ30の出力信号とファインアクチュエータ
28の入力信号とから、対物レンズの推定相対位置及び
推定相対速度が出力される。状態推定器のこれらの出力
信号をアクチュエータ26、28にフィードバックして
も、本発明の効果を得ることは可能である。
【0020】あるいは、例えば森北出版によって197
8年に発行された「基礎自動制御」の148頁乃至17
4頁に開示されるように、位相補償の技術を用いて、レ
ンズ位置センサ30の出力信号から、相対速度と相対位
置のそれぞれに適当な加重を付して足し合わせた結果を
直接発生させ、これをアクチュエータ26、28にフィ
ードバックさせてもよい。
【0021】再び図1を参照するに、TES80はトラ
ックカウンタ34に供給される。トラックアクセス開始
時において、トラックカウンタ34には、図示しないマ
イクロコンピュータによって、横切るべきトラックの総
数が予めセットされる。周知のように、トラックカウン
タ34は、入力されたTESのゼロレベル交差を検出
し、光スポットがトラックを一本横切るたびに、その保
持しているトラック数を一だけ減ずる。このようにし
て、光スポットの現在位置から目標トラックまでの距離
がトラック単位で計算される。
【0022】あるいは、サンプルサーボを行うための光
ディスクのように、各トラックに当該トラックの識別子
が記録されている場合には、トラックカウンタ34を、
現在トラックと目標トラックのそれぞれの識別子とから
残りのトラック数を計算し、計算結果を保持するように
構成することができる。その場合、TES80をトラッ
クカウンタ34に供給しなくてよい。
【0023】再び図1を参照するに、TES80は、光
スポット速度信号発生器36にも供給され、ここで光ス
ポット22の光ディスク10に対する移動速度を示す信
号86が発生される。光スポット速度信号発生機構につ
いては、特開平1−290176号公報、特開平1−1
05335号公報、特開平1−134768号公報等、
数多くの文献に開示されているので、ここでは説明を省
く。
【0024】トラックカウンタ34の内容は適当なサン
プリング間隔で読み出され、その出力信号88はROM
38に供給される。ROM38は、トラック数で指定さ
れるアドレスに記憶された、光スポット22の光ディス
ク10に対する基準加速度に比例するように定められた
基準駆動信号90を出力する。高速でアクセスする場合
には一定最大加速一定最大減速が望ましいので、基準加
速度は、トラックアクセス開始時の追従トラックつまり
スタートトラックから目標トラックまでの中間までは一
定値、そこから目標トラックまでは逆符号の一定値とす
るのが一般的である。このような基準加速度に比例する
信号90を発生するROM38は容量の小さいもので実
現可能である。
【0025】あるいは、トラックアクセス開始時に計算
されたスタートトラックと目標トラックの中間までの距
離(トラック数)を保持するレジスタと、該レジスタの
内容とトラックカウンタ34の内容を比較する比較器
と、両者の大小関係に応じて第1の数値またはこれと符
号の異なる第2の数値の何れか一方を示す信号を発生す
る回路によって、基準駆動信号発生装置を構成すること
も可能である。その場合には、基準速度発生のためにR
OMを全く使用しなくて済む。
【0026】基準駆動信号90は積分器40に供給さ
れ、光スポット22の光ディスク10に対する基準速度
を示す信号92に変換される。この積分器40は、入力
と出力の関係が、現実のコースアクチュエータ26の駆
動信号と光スポットの移動速度の関係と同じになるよう
に設計される。つまり、積分器40は、コースアクチュ
エータ26をシミュレートするモデルである。通常、積
分器40は、完全積分を実行する。損失などを考慮する
場合は、例えば伝達関数が1/(1+s)で表されるよ
うな不完全積分を実行する。
【0027】コースアクチュエータ26がリニアモータ
で、ディスクドライブ全体の傾きによって重力が一方向
に大きな外乱として加わる場合には、トラックアクセス
の向きによって積分器40のゲインを変えて適応制御す
れば、重力の影響を除去することができる。
【0028】このように、本実施例によれば、ROM3
8に記憶させるのは基準加速度に比例した数値であるこ
と、及び複雑な基準速度の生成を積分器40に委ねたこ
とから、ROM38の容量は従来技術の基準速度保持R
OMより少なくて済む。
【0029】基準速度信号92は減算器42に供給さ
れ、そこで光スポット速度信号86との差信号が発生さ
れる。減算器42の出力する速度差信号94は、増幅器
50によって増幅された後、加算器44に送られ、それ
ぞれ増幅器58、54によって増幅された相対位置信号
82、相対速度信号84と加算される。加算器44の出
力信号は加算器48に供給され、そこで基準駆動信号9
0と加算される。加算器48からの出力信号96は、コ
ースアクチュエータ26に対してその駆動信号として供
給される。減算器42の出力信号94はまた、増幅器5
2によって増幅された後、加算器46に送られ、それぞ
れ増幅器60、56によって増幅された相対位置信号8
2、相対速度信号84と加算される。加算器46からの
出力信号98は、ファインアクチュエータ28に対して
その駆動信号として供給される。増幅器50乃至60の
ゲインは、実現しようとする制御系の性能に応じて適当
に定めればよい。
【0030】以上の構成により、目標のトラックに向か
って光スポット22が動き始めるときに、まず基準駆動
信号90がフィードフォワードされてコースアクチュエ
ータ26が加速されるので、すばやい加速の立ち上がり
になり、高速アクセスが実現される。次に、基準速度信
号92と光スポット速度86を比較して得られた信号9
4がコースアクチュエータ26とファインアクチュエー
タ28の両方に加えられるので、二つのアクチュエータ
が同時に光スポット22の速度制御に寄与する。また、
対物レンズ20の相対位置信号82及び相対速度信号8
4がコースアクチュエータ26とファインアクチュエー
タ28の両方に加えられるので、二つのアクチュエータ
が同時に対物レンズ20の位置の安定化に寄与する。し
たがって、本実施例は、コースアクチュエータ26の加
速及び減速の能力を最大限に生かし、光スポット22を
高速かつ正確に目標トラックに到達させることができ
る。
【0031】次に、図2を参照して、本発明の第二実施
例を説明する。第二実施例は第一実施例に以下の要素を
加えることによって、さらに安定な制御系を構成してい
る。すなわち、基準速度信号92は積分器62によって
目標トラックまでの残りの距離の基準を示す信号100
に変換される。具体的には、積分器62は初期値として
横切るべきトラックの総数を保持し、符号を逆転させた
基準速度信号92を積分する。信号100は減算器64
に送られ、そこでトラックカウンタ34からの出力信号
88との差信号が発生される。減算器42の出力する距
離差信号102は、加算器44、46へ、それぞれ増幅
器66、68によって増幅された後に送られ、アクチュ
エータ26、28の駆動信号96、98に加えられる。
したがって、光スポットの移動速度を制御するだけでな
く、移動距離も制御するので、さらに安定な制御が可能
になる。増幅器66、68のゲインは、実現しようとす
る制御系の性能に応じて適当に定めればよい。
【0032】次に、図3を参照して、本発明の第三実施
例を説明する。一般に、トラックアクセスを目標トラッ
ク上で確実に終了させるために、減速時のコースアクチ
ュエータの加速度の絶対値は、公称最大加速度より小さ
な値に設定される。この余裕は、コースアクチュエータ
に加わる外乱、コースアクチュエータのゲインの温度依
存性による駆動力の減少、最大加速度の個体差によるば
らつき等を考慮して決められる。例えば、コースアクチ
ュエータの最大加速度の個体差によるばらつきが5G±
10%、温度依存性による変動が±10%であるなら
ば、最悪の場合、アクチュエータの最大加速度は4Gに
なる(Gは重力加速度)。さらに外乱が0.5Gだとす
ると、加速度が最大でも3.5Gになるように基準速度
等を設定しなければならない。たとえ、ある個体がある
時点で6Gの加速度を出せたとしても、低目に設定され
た基準速度どおりに制御されるので、トラックアクセス
に要する時間は改善されない。このように、コースアク
チュエータのゲインが変動し最大加速度が小さくなりや
すいほど、トラックアクセス時間が長くなるように基準
速度等を設定せざるを得ないのが現状である。逆に言う
と、トラックアクセス時間を短縮するためには、コース
アクチュエータのゲインの個体差によるばらつきと温度
依存性による変動を小さくしなければならず、コースア
クチュエータの設計を難しいものにしていた。
【0033】そこで、第三実施例は第一実施例に平滑器
70と比較器72を加え、積分器40のゲインを比較器
72の出力信号104によって可変とすることによっ
て、コースアクチュエータ26のゲインの変動があって
も高速アクセスを可能にしている。より詳しくは、実際
にコースアクチュエータ26を駆動している信号96が
平滑器70によって供給され、これによって、外乱やコ
ースアクチュエータ26の摩擦あるいは共振等によって
生じる駆動信号96の細かな変化が除かれる。平滑器7
0は、減速時にのみ作動させてもよい。そのためには、
例えば、ROM38の出力信号の符号の変化を図示しな
い検出器によって検出し、該検出器からの出力信号によ
って平滑器70を活動化させてよい。
【0034】平滑器70の出力信号104は比較器72
に送られ、そこで基準駆動信号90と比較される。比較
器72は、二値信号106を、積分器40に対してその
ゲインを制御する信号として出力する。平滑後の駆動信
号104が基準駆動信号90より大きい場合にはコース
アクチュエータ26のゲインが積分器40のゲインより
小さくなったことを意味する。そこで、この場合には、
比較器72の出力信号106によって積分器40のゲイ
ンを下げる。逆に、平滑後の駆動信号104が基準駆動
信号90より小さい場合には、コースアクチュエータ2
6のゲインが積分器40のゲインより大きくなったこと
を意味する。そこで、この場合には、比較器72の出力
信号106によって積分器40のゲインを上げる。
【0035】あるいは、比較器72の代わりに除算器を
用い、信号90のレベルを信号104のレベルで割った
商を示す信号を、積分器40に対してそのゲイン制御信
号として出力してもよい。
【0036】積分器40のゲインをコースアクチュエー
タ26のゲインに応じて変化させることによって、個々
のコースアクチュエータが最大加速度を発揮するような
軌道(基準速度、基準トラック数)が自動的に設定され
る。したがって、コースアクチュエータ26のゲインの
温度依存性や個体差等による変動が大きく、予め設定す
る軌道に十分な余裕を持たさなければならない場合で
も、現実のコースアクチュエータ26のゲインが大きい
ときには軌道が修正され、高速アクセスが達成される。
また逆に、コースアクチュエータ26のゲインの変動が
許容されるので、その設計が容易になり、製造コストを
下げることができる。
【0037】図4は、本発明を、ファインアクチュエー
タが対物レンズではなくミラーを動かすタイプの二段ア
クチュエータを備えた光ディスクドライブに適用した第
四実施例を模式的に示す。第一実施例と同じ構成要素に
は同じ符号を付し、説明を省略する。以下、相違点を述
べる。
【0038】本実施例ではレーザ光源16から出力され
たレーザ光は、ハーフミラー400、ミラー402、4
04で反射され、対物レンズ22によってスポット状に
絞られて光ディスク10の記録面に導かれる。また、光
ディスク10の記録面で反射された光は、対物レンズ2
2、ミラー402、404、ハーフミラー400を経
て、TESを発生するためのセンサ24に入射する。対
物レンズ22は、コースアクチュエータ26に対してフ
ォーカス方向にのみ動き、トラッキング方向には動かな
い。
【0039】ミラー402は図示しない軸を中心として
揺動可能である。ファインアクチュエータ406はミラ
ー402を揺動し、これによって光スポット22の細か
な位置制御がなされる。この例ではファインアクチュエ
ータ28が生じさせるミラー402の偏位はミラーの回
転角度であり、角度センサ408によって光学的または
電気的に検出される。角度センサ408の出力信号は、
微分器410によってミラー402の角速度を示す信号
484に変換される。それぞれ適当に重み付けられた信
号482、484、94は、基準駆動信号90と足し合
わされて、コースアクチュエータ26の駆動信号496
とされる。また、それぞれ適当に重み付けられた信号4
82、484、94は、足し合わされて、ファインアク
チュエータ28の駆動信号とされる。
【0040】本実施例では、第一実施例の対物レンズの
相対位置信号82、相対速度信号84の代わりに、これ
らに対応する角度信号482、角速度信号484が二つ
のアクチュエータ26、406にフィードバックされ
る。したがって、第一実施例と同じ仕組みで、高速かつ
正確なトラックアクセスが達成される。
【0041】図4の例ではファインアクチュエータ40
6がミラー402を揺動させたが、ファインアクチュエ
ータがミラーを並進させる場合でも本発明は実施可能で
ある。
【0042】第一乃至第四実施例はすべて光記録媒体が
光ディスクであったけれども、本発明はその他の光記録
媒体、例えば光カードのトラックアクセスにも適用可能
である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コースアクチュエータの加速及び減速の能力を最大限に
生かし、光スポットを高速かつ正確に目標トラックに到
達させることができる。また、簡素なハードウェア構成
で、光スポットの光記録媒体に対する速度を制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第二実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第三実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第四実施例を示すブロック図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトラックが少なくとも一つの面に配
    置された光記録媒体の目標トラックに、情報を記録また
    は再生するための光スポットを移動させるトラックアク
    セス装置であって、(a)上記光記録媒体の面に光スポ
    ットを照射するための対物レンズを複数のトラックにわ
    たって移動させるコースアクチュエータと、(b)上記
    コースアクチュエータに搭載され、上記対物レンズを上
    記コースアクチュエータに対してトラッキング方向に移
    動させるファインアクチュエータと、(c)光スポット
    の現在位置から目標トラックまでの距離を計算する手段
    と、(d)上記対物レンズの上記コースアクチュエータ
    に対する偏位を示す相対位置信号及び速度を示す相対速
    度信号を発生する手段と、(e)光スポットの上記光記
    録媒体に対する速度を示す光スポット速度信号を発生す
    る手段と、(f)上記手段(c)によって計算された距
    離に基づいて光スポットの上記光記録媒体に対する基準
    加速度に比例する基準駆動信号を発生する手段と、
    (g)上記基準駆動信号に基づいて光スポットの上記光
    記録媒体に対する基準速度を示す基準速度信号を発生す
    る手段と、(h)上記基準速度と上記光スポット速度の
    差を示す速度差信号を発生する手段を具備し、 上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号、上記
    速度差信号、並びに上記基準駆動信号に基づいて上記コ
    ースアクチュエータを駆動し、 上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号並びに
    上記速度差信号に基づいて上記ファインアクチュエータ
    を駆動することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】上記手段(g)の入力と出力の関係は、上
    記コースアクチュエータの駆動信号と光スポットの移動
    速度の関係と同じであることを特徴とする請求項1記載
    のトラックアクセス装置。
  3. 【請求項3】(i)上記基準速度信号に基づいて目標ト
    ラックまでの基準距離を計算する手段と、(j)上記基
    準距離と上記手段(c)によって計算された距離の差を
    示す距離差信号を発生する手段を具備し、 上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号、上記
    速度差信号、並びに上記基準駆動信号に加えて、上記距
    離差信号に基づいて上記コースアクチュエータを駆動
    し、 上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号並びに
    上記速度差信号に加えて、上記距離差信号に基づいて上
    記ファインアクチュエータを駆動することを特徴とする
    請求項1又は2記載のトラックアクセス装置。
  4. 【請求項4】(k)上記コースアクチュエータの駆動信
    号を平滑化する手段を具備し、 上記手段(k)の出力信号及び上記基準駆動信号に基づ
    いて上記基準速度発生手段のゲインを制御する、ことを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のトラックア
    クセス装置。
  5. 【請求項5】複数のトラックが少なくとも一つの面に配
    置された光記録媒体の目標トラックに、情報を記録また
    は再生するための光スポットを移動させるトラックアク
    セス装置であって、(a)上記光記録媒体の面に光スポ
    ットを照射するための対物レンズを複数のトラックにわ
    たって移動させるコースアクチュエータと、(b)光源
    から上記対物レンズに光を導くためのミラーを動かすフ
    ァインアクチュエータと、(c)光スポットの現在位置
    から目標トラックまでの距離を計算する手段と、(d)
    上記ファインアクチュエータが生じさせたミラーの偏位
    を示す偏位信号及び速度を示す速度信号を発生する手段
    と、(e)光スポットの上記光記録媒体に対する速度を
    示す光スポット速度信号を発生する手段と、(f)上記
    手段(c)によって計算された距離に基づいて光スポッ
    トの上記光記録媒体に対する基準加速度に比例する基準
    駆動信号を発生する手段と、(g)上記基準駆動信号に
    基づいて光スポットの上記光記録媒体に対する基準速度
    を示す基準速度信号を発生する手段と、(h)上記基準
    速度と上記光スポット速度の差を示す速度差信号を発生
    する手段を具備し、 上記ミラーの偏位信号及び速度信号、上記速度差信号、
    並びに上記基準駆動信号に基づいて上記コースアクチュ
    エータを駆動し、 上記ミラーの偏位信号及び速度信号並びに上記速度差信
    号に基づいて上記ファインアクチュエータを駆動するこ
    とを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】(a)複数のトラックが少なくとも一つの
    記録面に配置された光ディスクと、(b)上記光ディス
    クを回転自在に支持する手段と、(c)光源と、(d)
    上記光源から出力された光を、情報を記録または再生す
    るための光スポットとして上記記録面に導く対物レンズ
    と、(e)上記対物レンズを複数のトラックにわたって
    移動させるコースアクチュエータと、(f)上記コース
    アクチュエータに搭載され、上記対物レンズを上記コー
    スアクチュエータに対してトラッキング方向に移動させ
    るファインアクチュエータと、(g)光スポットの現在
    位置から目標トラックまでの距離を計算する手段と、
    (h)上記対物レンズの上記コースアクチュエータに対
    する偏位を示す相対位置信号及び速度を示す相対速度信
    号を発生する手段と、(i)光スポットの上記ディスク
    に対する速度を示す光スポット速度信号を発生する手段
    と、(j)上記手段(g)によって計算された距離に基
    づいて光スポットの上記光ディスクに対する基準加速度
    に比例する基準駆動信号を発生する手段と、(k)上記
    基準駆動信号に基づいて光スポットの上記光ディスクに
    対する基準速度を示す基準速度信号を発生する手段と、
    (l)上記基準速度と上記光スポット速度の差を示す速
    度差信号を発生する手段を具備し、 上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号、上記
    速度差信号、並びに上記基準駆動信号に基づいて上記コ
    ースアクチュエータを駆動し、 上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号並びに
    上記速度差信号に基づいて上記ファインアクチュエータ
    を駆動することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】(a)複数のトラックが少なくとも一つの
    記録面に配置された光ディスクと、(b)上記光ディス
    クを回転自在に支持する手段と、(c)光源と、(d)
    上記光源から出力された光を反射するミラーと、(e)
    上記ミラーで反射された光を、情報を記録または再生す
    るための光スポットとして上記記録面に導く対物レンズ
    と、(f)上記対物レンズを複数のトラックにわたって
    移動させるコースアクチュエータと、(g)上記ミラー
    を動かすファインアクチュエータと、(h)光スポット
    の現在位置から目標トラックまでの距離を計算する手段
    と、(i)上記ファインアクチュエータが生じさせたミ
    ラーの偏位を示す偏位信号及び速度を示す速度信号を発
    生する手段と、(j)光スポットの上記光ディスクに対
    する速度を示す光スポット速度信号を発生する手段と、
    (k)上記手段(h)によって計算された距離に基づい
    て光スポットの上記光ディスクに対する基準加速度に比
    例する基準駆動信号を発生する手段と、(l)上記基準
    駆動信号に基づいて光スポットの上記光ディスクに対す
    る基準速度を示す基準速度信号を発生する手段と、
    (m)上記基準速度と上記光スポット速度の差を示す速
    度差信号を発生する手段を具備し、 上記ミラーの偏位信号及び速度信号、上記速度差信号、
    並びに上記基準駆動信号に基づいて上記コースアクチュ
    エータを駆動し、 上記ミラーの偏位信号及び速度信号並びに上記速度差信
    号に基づいて上記ファインアクチュエータを駆動するこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】複数のトラックが少なくとも一つの記録面
    に配置された光記録媒体の目標トラックに、情報を記録
    または再生するための光スポットを移動させるためのア
    クチュエータの制御方法であって、 上記アクチュエータは、上記記録面に光スポットを照射
    するための対物レンズを複数のトラックにわたって移動
    させるコースアクチュエータと、上記コースアクチュエ
    ータに搭載され、上記対物レンズを上記コースアクチュ
    エータに対してトラッキング方向に移動させるファイン
    アクチュエータとからなり、 上記方法は、(a)光スポットの現在位置から目標トラ
    ックまでの距離を計算し、(b)上記対物レンズの上記
    コースアクチュエータに対する偏位を示す相対位置信号
    及び速度を示す相対速度信号を発生し、(c)光スポッ
    トの上記光記録媒体に対する速度を示す光スポット速度
    信号を発生し、(d)上記ステップ(a)で計算された
    距離に基づいて光スポットの上記光記録媒体に対する基
    準加速度に比例する基準駆動信号を発生し、(e)上記
    基準駆動信号に基づいて光スポットの上記光記録媒体に
    対する基準速度を示す基準速度信号を発生し、(f)上
    記基準速度と上記光スポット速度の差を示す速度差信号
    を発生し、(g)上記対物レンズの相対位置信号及び相
    対速度信号、上記速度差信号、並びに上記基準駆動信号
    に基づいて上記コースアクチュエータを駆動し、(h)
    上記対物レンズの相対位置信号及び相対速度信号並びに
    上記速度差信号に基づいて上記ファインアクチュエータ
    を駆動するステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】複数のトラックが少なくとも一つの記録面
    に配置された光記録媒体の目標トラックに、情報を記録
    または再生するための光スポットを移動させるためのア
    クチュエータの制御方法であって、 上記アクチュエータは、上記記録面に光スポットを照射
    するための対物レンズを複数のトラックにわたって移動
    させるコースアクチュエータと、光源から上記対物レン
    ズに光を導くためのミラーを動かすファインアクチュエ
    ータとからなり、 上記方法は、(a)光スポットの現在位置から目標トラ
    ックまでの距離を計算し、(b)上記ファインアクチュ
    エータが生じさせたミラーの偏位を示す偏位信号及び速
    度を示す速度信号を発生し、(c)光スポットの上記光
    記録媒体に対する速度を示す光スポット速度信号を発生
    し、(d)上記ステップ(a)で計算された距離に基づ
    いて光スポットの上記光記録媒体に対する基準加速度に
    比例する基準駆動信号を発生し、(e)上記基準駆動信
    号に基づいて光スポットの上記光記録媒体に対する基準
    速度を示す基準速度信号を発生し、(f)上記基準速度
    と上記光スポット速度の差を示す速度差信号を発生し、
    (g)上記ミラーの偏位信号及び速度信号、上記速度差
    信号、並びに上記基準駆動信号に基づいて上記コースア
    クチュエータを駆動し、(h)上記ミラーの偏位信号及
    び速度信号並びに上記速度差信号に基づいて上記ファイ
    ンアクチュエータを駆動するステップを含むことを特徴
    とする方法。
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