JPH0530690B2 - - Google Patents

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JPH0530690B2
JPH0530690B2 JP63226153A JP22615388A JPH0530690B2 JP H0530690 B2 JPH0530690 B2 JP H0530690B2 JP 63226153 A JP63226153 A JP 63226153A JP 22615388 A JP22615388 A JP 22615388A JP H0530690 B2 JPH0530690 B2 JP H0530690B2
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JP
Japan
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box
cutting
cut
cutter
box body
Prior art date
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JP63226153A
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JPH0285126A (ja
Inventor
Manabu Kobuki
Yasuro Katayama
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP22615388A priority Critical patent/JPH0285126A/ja
Publication of JPH0285126A publication Critical patent/JPH0285126A/ja
Publication of JPH0530690B2 publication Critical patent/JPH0530690B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B69/00Unpacking of articles or materials, not otherwise provided for
    • B65B69/0033Unpacking of articles or materials, not otherwise provided for by cutting

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、段ボール箱等の箱体を正確且つ確実
に切断する箱体の切断方法に関するものであり、
特に箱体の上縁部を切断し箱体の天面を開封する
のに好適な箱体の切断方法に関するものである。
(従来の技術) 箱体の切断方法に関する従来の技術としては、
特開昭63−11297号公報、実公昭52−27178号公報
に記載のもの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について
説明すると、特開昭63−11297号公報には、箱体
を搬送するコンベヤと、このコンベヤの上方に配
置され箱体の上縁またはその近傍をコンベヤの搬
送に伴つて切断するカツタとを備えた箱体の切断
装置が記載されている。
また、実公昭52−27178号公報には、梱包の両
側底部および上部を切断する底部カツタおよび上
部カツタを連設してなる梱包解体装置が記載され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来の技術は以下のよう
な問題点を有していた。
即ち、特開昭63−11297号公報に記載されてい
る箱体の切断装置、或いは実公昭52−27178号公
報に記載されている梱包解体装置は、全ての箱体
に対して同一の切り込み深さで切断するようにな
してあるため、箱体の所望の位置を正確に切断す
ることはできず、箱体に収納されている物品を傷
付けたり、箱体を切り損なつたりすることがあ
る。
従つて、本発明の目的は、箱体に応じて予め設
定された天面からの切り込み深さによつて、箱体
を切断することにより、箱体を正確且つ確実に切
断なし得る、箱体の切断方法を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、切断刃を箱体の天面に対して斜めに
挿入することによつて上記箱体の上縁部を切断す
る箱体の切断方法において、上記箱体の天面を検
出する箱体検出工程と、上記箱体に応じて予め設
定された上記天面からの切り込み深さを選択する
切り込み深さ選択工程とを備え、上記切断刃を上
記箱体検出工程によつて検出された上記天面の位
置から、上記切り込み深さ選択工程によつて選択
された上記切り込み深さだけ切り込む位置に移動
した後、上記箱体の切断線に沿つて移動して、上
記箱体を切断することを特徴とする箱体の切断方
法を提供することによつて上記の目的を達成した
ものである。
(作用) 本発明の箱体の切断方法によれば、切断刃を予
め設定された天面からの切り込み深さの位置に移
動した後、箱体の切断線に沿つて移動することに
よつて、箱体を正確且つ確実に切断するとができ
る。
(実施例) 以下、先ず、本発明の箱体の切断方法を実施す
る場合に好適な箱体の切断装置の一実施例につい
て説明する。
第1図は箱体の切断装置の一実施例を示す正面
図、第2図はその側面図、第3図はその平面図、
第4図はその要部詳細側面図で、これらの図面に
おいて、1は箱体Aを切断するカツタ(第1図〜
第3図においてカツタ1は省略されている)、2
はカツタ1を上下方向に移動する上下移動装置、
3はカツタ1を左右方向に移動する左右移動装
置、4はカツタ1を箱体Aの切断線Cに沿つて移
動する前後移動装置、5は箱体Aを左右方向に押
し圧する箱体把持装置(第3図において箱体把持
装置5は省略されている)であり、上下移動装置
2及び左右移動装置3によりカツタ1を箱体Aの
大きさに応じた所定の位置に移動した後、第5図
に示す如く、カツタ1を箱体Aの切断線Cに沿つ
て移動して、停止状態の箱体Aの上縁部Bを切断
し得るようになしてある。
上記実施例における各部について説明すると、
第4図〜第7図に示す如く、箱体Aの左右2箇所
の上縁部Bを同時に切断し得るように、上記カツ
タ1が2組設けられており、それぞれのカツタ1
は、本発明の切断刃としての回転刃11a、モー
タ11b、リニアベアリング11c等を備えるカ
ツタ本体部11と、エアーシリンダ12a、ブラ
ケツト12b、リニアベアリング12c等を備え
るエアーシリンダ部12と、押えローラ13a、
スプリング13b、リニアベアリング13c等を
備える押えローラ部13等で構成されており、カ
ツタ1は後述する上下移動装置2によつて上下方
向に移動されるようになしてあると共に、カツタ
本体部11とエアーシリンダ部12とはエアーシ
リンダ12aを介して互いの距離を変更できるよ
うになしてある。
尚、第10図には、2mm〜8mmの厚さの段ボー
ルからなる箱体Aを切断する場合に好適な回転刃
11aの実施例を示すが、これらの実施例に限定
されるものではない。即ち、回転刃11aは箱体
Aの天面Dに対して斜めに配設されている、即ち
60゜の角度で取り付けられているが、好ましくは
30゜〜120゜、より好ましくは45゜〜75゜の角度で取り
付けられていればよい。また、上下方向の切り込
み深さとして、5mm〜15mmの実施例が示されてい
るが、好ましくは2mm〜30mm、より好ましくは3
mm〜20mmであればよい。また、左右方向の切り込
み深さとして、4mmの実施例が示されているが、
好ましくは1mm〜10mm、より好ましくは3mm〜5
mmであればよい。また、第6図に示す如く、押え
ローラ13aの押し出し量は箱体Aの上縁部Bに
対して3mm〜15mm、好ましくは6mm〜10mmであれ
ばよい。
また、回転刃11aは、丸刃のような鋭利な回
転刃を用いてもよいが、例えば、第8図に示す如
くの種々の形状の刃を用いることもできる。即
ち、丸刃のような鋭利な刃を用いると、切断面が
鋭利になりすぎ、箱体Aから物品を取り出すとき
に手を傷めることがあるため、切り屑が出ない程
度に切断面に荒らし手を傷めないようにしてあ
る。第8図a,bは周囲にスリツトを設けた回転
刃の例であり、斜線の部分に刃を設けてある。ま
た、第8図cは側面に小突起を設けた回転刃の例
である。また、第9図は丸刃のような鋭利な回転
刃11aによつて切断された面を荒らすための回
転やすりの例であり、上記回転やすりは回転刃1
1aとは別に、回転刃11aの後方に設けられる
ものであり、回転刃11aの厚さより厚くするこ
とが好ましい。
また、押えローラ部13はスプリング13bに
より押えローラ13aが箱体Aの側面Eの上部を
左右方向に押し圧するようになしてあると共に、
エアーシリンダ部12のブラケツト12bに取り
付けられたフツク12eと、押えローラ部13の
リニアベアリング13cに取り付けられたプレー
ト13dとが、スプリング12fを介して繋がれ
るように構成されており、エアーシリンダ部12
の上下移動によつて、押えローラ部13が上下方
向に移動するようになしてある。尚、高さの低い
箱体Aを切断する場合には、カツタ本体部11と
エアーシリンダ部12との下降によつて押えロー
ラ部13が箱体把持装置5と干渉する位置まで下
降してしまうので、リニアレール21aの下端に
停止板21dを設け、押えローラ部13が停止板
21dより下方には下降しないようになしてあ
る。即ち、カツタ本体部11とエアーシリンダ部
12との下降によつてスプリング12fを介して
常時押し下げられている押えローラ部13が停止
板21dに達すると、スプリング12fが圧縮さ
れ、押えローラ部13はそれより下方には下降し
ない。
また、上下移動装置2は、リニアレール21
a、タイミングベルト21b、リニアベアリング
21c等を備える一対の昇降用マスト21、タイ
ミングベルト21bを駆動するためのモータ22
及び駆動軸23、高さ検出器24等で構成されて
おり、エアーシリンダ部12のリニアベアリング
12cに取り付けられたプレート12dを介して
タイミングベルト21bの回動によつてカツタ1
が上下方向に移動するようになしてある。尚、一
方の昇降用マスト21はリニアベアリング21c
を介して、後述する左右移動装置3のリニアレー
ル31a上を左右方向に移動されるようになして
ある。また、他方の昇降用マスト21は左右方向
に対しては固定されている。また、高さ検出器2
4は第11図及び第12図に示す如く、エアーシ
リンダ24a、箱体検出プレート24c、プレー
ト取り付けロツド24d、ボス部材24e、スプ
リング24f、長孔プレート24g等で構成さ
れ、ブラケツト24hを介してカツタ1のエアー
シリンダ部12のブラケツト12bに取り付けら
れており、エアーシリンダ24aのピストンロツ
ド24bの先端にはボス部材24eが取り付けら
れ、ボス部材24eとブラケツト24hとを貫通
するプレート取り付けロツド24dの下端には箱
体検出プレート24cが取り付けられている。ま
た、箱体検出プレート24cとボス部材24eと
の間にはスプリング24fが、プレート取り付け
ロツド24dを巻回するように設けられており、
スプリング24fによつて、箱体検出プレート2
4cは常時下方へ押し下げられている。また、長
孔プレート24gは箱体検出プレート24cとボ
ス部材24eとを連結している。
また、左右移動装置3は、リニアレール31a
等を備える幅寄せ用ベツド31、幅寄せ用ベツド
31に平行に配設されたボールねじ32、ボール
ねじ32のねじ軸32aを駆動するモータ33等
で構成されており、ボールねじ32のねじ軸32
aの回転によつてナツト32bを備えるプレート
34が左右方向に移動し、プレート34の移動を
介して、昇降用マスト21が左右方向に移動する
ようになしてある。尚、左右移動装置3は後述す
る前後移動装置4の走行台車41の走行によつ
て、前後方向に移動されるようになしてある。
また、前後移動装置4は、フレーム6の上面に
配設されたリニアレール61上を走行する走行台
車41、走行台車41を駆動するモータ42、ラ
ツク43a、ピニオン43b等で構成され、走行
台車41にはカツタ1、上下移動装置2、左右移
動装置3が搭載されており、上下移動装置2及び
左右移動装置3によつて予め所定位置に移動され
たカツタ1を走行台車41の走行によつて、前後
方向、即ち、切断線Cに沿つた方向(左右方向と
略直交する方向)に移動するようになしてある。
また、箱体把持装置5は、切断時の抵抗により
箱体Aが転倒したり、動いたりするのを防ぐため
の突起51aを備える一対の把持板51、エアー
シリンダ52、案内軸53等で構成され、一対の
把持板51によつて箱体Aの側面Eの下部を左右
方向に押し圧するようになしてある。また、箱体
把持装置5のブラケツト54には固定ガイド54
aが設けられている。尚、高さの高い箱体A(例
えば、高さが300mm以上)の場合には、上記一対
の把持板51で箱体Aの側面Eの下部だけを把持
すると、箱体Aが傾いた状態で把持されることも
あるために、上記一対の把持板51とは別の一対
の把持板(図示省略)によつて、箱体Aの側面E
の上部を左右方向に押し圧して把持するようにな
すことが好ましい。
次に、箱体の切断装置を2台用いた箱体の切断
システムについて説明する。
第13図は上記システムの一実施例を示す配置
図で、αは箱体Aの長手方向の2個の上縁部Bを
切断するための第一の箱体の切断装置、βは箱体
Aの幅方向の2個の上縁部Bを切断するための第
二の箱体の切断装置、7は箱体Aを搬送するため
の(ローラ)コンベヤ71,72,73、……を
備える搬送コンベヤ、8は箱体Aを停止するため
のストツパ81,82,83、……を備える箱体
ストツパであり、第13図に示す箱体の切断装置
α,βは、カツタ1の一度の前後移動によつて複
数個の箱体Aを切断なし得るように第1図〜第3
図に示される箱体の切断装置よりカツタ1の前後
方向に移動できる寸法を大きくなしてある。尚、
上記箱体の切断システムにおいてはカツタ1の一
度の前後移動によつて切断される複数個の箱体A
からなる切断単位を形成した後、切断単位を形成
した複数個の箱体Aを箱体把持装置5によつて把
持した状態で箱体Aの上縁部Bを切断するように
なしてある。また、搬送コンベヤ7の上流側には
デパレタイザ(図示省略)が配設されている。
次に、本発明の箱体の切断方法の一実施態様
を、上述の箱体の切断装置を用いた場合の実施態
様に基づいて説明する。
本発明の箱体の切断方法の一実施態様において
は、先ず、上述のデパレタイザによつてデパレタ
イズされた1個または複数個の箱体Aが品種毎に
纒まつて長手方向に搬送されコンベヤ71を通過
し、フオトスイツチPH11によつてカウントさ
れながらコンベヤ72に搬送され、ストツパ82
によつて順次停止されると共に、制御CPU(図示
省略)に予め登録されている、品種毎の一度に切
断できる最大個数をフオトスイツチPH11が検
出するか、或いは、切断すべき箱体Aの数量が上
記最大個数より少ないときには、切断すべき数量
を検出すると、ストツパ81が上昇し後続の箱体
Aを停止し、コンベヤ72へ箱体Aの供給が完了
する。コンベヤ72に揃えられた同一品種の1個
または複数個の箱体Aはストツパ82によつて前
詰めされた後、コンベヤ73へ搬送され、先頭の
箱体Aがストツパ83に到着したことをPH13
が検出すると、コンベヤ73は停止し、第一の箱
体の切断装置αのカツタ1によつて、後述する如
く、箱体Aの長手方向の2個の上縁部Bが切断さ
れる。第一の箱体の切断装置αによつて切断され
た箱体Aはコンベヤ74に搬送され、ストツパ8
4で1個ずつ切り離されてコンベヤ75からコン
ベヤ76へ直角に搬送され、ストツパ85で停止
された後、長手方向をカツトされた箱体Aは、更
に、第二の箱体の切断装置βによつて幅方向の2
個の上縁部Bが切断され、下流側のコンベヤ77
へ搬出される。尚、上記の切断の順序は幅方向を
切つてから長手方向を知るようにしてもよい。ま
た、コンベヤ74、コンベヤ75はコンベヤ73
より高速とすることが好ましい。また、切断され
た箱体Aの天面Dは適宜の手段、例えば、バキユ
ームヘツドによる吸着、作業者による取り外し等
によつて取り外される。
上述の如く、デパレタイザによつてデパレタイ
ズされた箱体Aが品種毎に複数個ずつ纒まつて長
手方向に搬送されコンベヤ73上で停止すると、
箱体の切断装置αによつて箱体Aの長手方向の2
個の上縁部Bが切断される。即ち、先ず箱体Aを
一定位置に固定するために、箱体把持装置5の一
対の把持板51によつて箱体Aの側面E下部が左
右方向に押し圧され、箱体Aが一定位置に固定さ
れる。この時、固定ガイド54a側の把持板51
は常に一定位置まで押し出され、他方の把持板5
1は箱体Aの大きさに応じて、箱体Aを固定ガイ
ド54a側の把持板51に押し圧するまで押し出
されるようになしてある。尚、把持板51にはそ
れぞれリミツトスイツチ(図示省略)が設けられ
ており、把持板51による箱体Aの押し圧完了を
上記リミツトスイツチで検出することによつて、
箱体Aの一定位置への固定作業の完了が検出され
る。
箱体Aが一定位置に固定されると、箱体Aの切
断が開始される。即ち、回転刃11aが回転を開
始し、回転刃11aが後述の如く、箱体Aの上縁
部Bの延長線上まで上下方向及び左右方向に移動
する。この時、長手方向の2個の上縁部Bとも切
断する必要がある場合には、エアーシリンダ12
a,12aによつてカツタ本体部11,11を下
位置、即ち切断位置に下げている。また、何れか
の上縁部Bを切断しない場合には、切断しない上
縁部B側のカツタ本体部11はエアーシリンダ1
2aによつて上位置、即ち切断しない位置に上げ
ている。上述の如く、エアーシリンダ12a,1
2aをそれぞれ独立して動作することができるの
で、箱体Aの長手方向の2個の上縁部Bを同時に
切断したり、何れか一方のみを切断することがで
きる。従つて、2台の箱体の切断装置α,βを用
いることによつて、箱体Aの4個の上縁部Bを全
て切断することもできるが、必要に応じて、1個
の上縁部Bのみを切断したり、2個の上縁部Bを
L字状に切断したり、或いは3個の上縁部Bをコ
字状に切断したりすること等ができる。尚、以下
では、4個の上縁部Bを全て切断する場合で説明
する。
また、上下方向の位置合わせは、先ず上下移動
装置2によつてカツタ1を予め決められた高さか
ら下降させ、箱体Aの天面Dを高さ検出器24で
検出することによつてなされる(箱体検出工程)。
即ち、箱体Aが箱体把持装置5によつて一定位置
に固定されると、エアーシリンダ24aがボス部
材24eを押し下げ(第11図及び第12図にお
いて実線で示す位置)、ボス部材24eに連結し
ている箱体検出プレート24cも押し下げられた
状態(第11図において二点鎖線で示す位置)と
なる。そして、上下移動装置2によつてカツタ1
のエアーシリンダ部12のブラケツト12bが下
降を開始することにより、ブラケツト12bに取
り付けられている高さ検出器24も下降する。箱
体検出プレート24cが箱体Aの天面Dに接触す
ると、箱体検出プレート24cはその位置で止ま
るが、カツタ1及びブラケツト24hは下降を続
ける。そして、ブラケツト24hに取り付けられ
たフオトスイツチPH1が箱体検出プレート24
cを検出した時に、上下移動装置2の駆動軸23
に取り付けられているエンコーダのパルスカウン
トを開始する。即ち、切断される箱体Aの上縁部
Bの形状、寸法等に応じて、例えば第10図に示
す如く、予め設定された天面Dからの切り込み深
さを選択するようになしてある(切り込み深さ選
択工程)ので、回転刃11aを前述の箱体検出工
程によつて検出された天面Dの位置から、パルス
カウントが上記の設定された値に達するまでカツ
タ1の下降が続けられ、上記切り込み深さ選択工
程によつて選択された上記切り込み深さだけ切り
込む位置に移動する。パルスカウントが上記の設
定された値に達すると、カツタ1の回転刃11a
は適正な切り込み深さに位置したことになる。カ
ツタ1が上下方向に対して位置決めされた後、エ
アーシリンダ24aはボス部材24eを引き上げ
(第11図及び第12図において二点鎖線で示す
位置)、切断時に箱体検出プレート24cが箱体
Aと接触しないようにする。PH2は切り込み深
さ異常検出用フオトスイツチ、PH3は箱体Aの
接近検出用反射型フオトスイツチで、箱体Aの天
面の接近が検出されると、上下移動装置2の下降
速度が高速から低速に切り替えられる。
また、一方のカツタ1は上述の下降動作と同時
に左右方向にも移動され、一定位置に固定された
箱体Aの上縁部Bの延長線上に位置するように移
動する。尚、左右方向の位置合わせは、固定ガイ
ド54a側の把持板51の反対側の把持板51に
設けられているドグ55をフオトスイツチPH4
が検出する位置まで昇降用マスト21を幅寄せし
てなされる。また、フオトスイツチPH5は左右
移動装置3の幅寄せ速度を高速から低速に切り替
えるためのものである。
上述の如く、回転刃11aが箱体Aの上縁部B
の延長線上に位置すると、第5図及び第6図にす
如くカツタ1は切断線Cに沿つて矢印方向に移動
して、箱体Aの上縁部Bを切断する。尚、回転刃
11aが切断線Cに沿つて移動する時、押えロー
ラ13aがスプリング13bによつて箱体Aの側
面Eの上部を押し圧するとにより、箱体Aに収納
された物品を内側に寄せ、回転刃11aから遠ざ
けるようになしてあるので、箱体A内に収納され
た物品を傷めることなく、箱体Aの上縁部Bを切
断することができる。即ち、箱体Aの上縁部B
は、腰が強く、押し圧されても内側に寄りにくい
ので、箱体A内に収納された物品と箱体Aの側面
Eのみを内側に寄せることができる。
箱体Aの切断を完了すると、カツタ1は予め決
められた位置、即ち上下移動装置2によつて上端
の位置、また左右移動装置3によつて右端の位
置、また前後移動装置4によつて前端の位置に戻
り、箱体把持装置5が箱体Aを開放すると共に、
コンベヤ73が駆動され、ストツパ83が下降
し、箱体Aは下流側のコンベヤ74,75,76
を経て、第二の箱体の切断装置βまで搬送され、
第一の箱体の切断装置αで箱体Aの長手方向の2
個の上縁部Bを切断したのと同様にして、箱体A
の幅方向の2個の上縁部Bも切断される。4個の
上縁部Bを切断された箱体Aは第一の箱体の切断
装置αからコンベヤ74に搬出したのと同様にし
て、コンベヤ77へ搬出される。尚、次に切断さ
れる箱体Aも同一の箱体Aの場合には、カツタ1
を予め決められた位置まで戻さず、即ち上下移動
装置2によつて略150mm上方の位置、また左右移
動装置3によつて略50mm右方の位置、また前後移
動装置4によつて前端の位置に戻すのが好まし
い。
以上、本発明の箱体の切断方法を実施する場合
に好適な箱体の切断装置の実施例及び本発明の箱
体の切断方法の実施態様について説明したが、こ
れらに制限されるものではない。例えば、移動状
態の箱体Aを切断するようにしてもよい。
また、箱体Aの天面Dを検出する高さ検出器2
4として、箱体Aの天面Dを検出する複数個のフ
オトスイツチを設け、その何れのフオトスイツチ
で天面Dを検出するかによつて、切り込み深さを
選択するようにしてもよい。
また、前後移動装置4の走行台車41の移動を
チエーン及び該チエーンを駆動するモータ等によ
つてなしてもよい。
(発明の効果) 本発明の箱体の切断方法は、上述の如く、切断
刃を予め設定された天面からの切り込み深さの位
置に移動した後、箱体の切断線に沿つて移動する
ようになしてあるので、箱体の上縁部を正確且つ
確実に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の箱体の切断方法を実施する場
合に好適な箱体の切断装置の一実施例を示す正面
図、第2図はその側面図、第3図はその平面図、
第4図はその要部詳細側面図、第5図はその押え
ローラ部近傍の要部詳細平面図、第6図はその押
えローラ部近傍の要部詳略側面図、第7図はその
カツタと上下移動装置の要部詳細側面図、第8図
aはその回転刃の一例の正面図とその側面図、第
8図bは第8図aのX部の拡大図、第8図cはそ
の回転刃の他の例の正面図とその側面図、第9図
はその回転やすりの正面図とその側面図、第10
図はその切断時の回転刃と箱体との位置関係説明
図、第11図はその高さ検出器近傍の要部詳細側
面図、第12図はその高さ検出器近傍の要部詳細
正面図、第13図はその箱体の切断装置を2台用
いた箱体の切断システムを示す配置図である。 11a……切断刃(回転刃)、A……箱体、C
……切断線、D……天面、E……側面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 切断刃を箱体の天面に対して斜めに挿入する
    ことによつて上記箱体の上縁部を切断する箱体の
    切断方法において、上記箱体の天面を検出する箱
    体検出工程と、上記箱体に応じて予め設定された
    上記天面からの切り込み深さを選択する切り込み
    深さ選択工程とを備え、上記切断刃を上記箱体検
    出工程によつて検出された上記天面の位置から、
    上記切り込み深さ選択工程によつて選択された上
    記切り込み深さだけ切り込む位置に移動した後、
    上記箱体の切断線に沿つて移動して、上記箱体を
    切断することを特徴とする箱体の切断方法。
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