JPH0285125A - 箱体の切断方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、段ポール箱等の箱体の上縁部を切断する箱体
の切断方法及びその装ｆｆｆに関するものであり、特許
こ切断片を出さずに、箱体の−ｈ　ｔａ部を切断し箱体
の天面を開封するのに好適な箱体の切断方法及びその装
置に関するものである。

（従来の技術） 箱体の切断方法及びその装置に関する従来の技術として
は、特開昭６３−１１２９７号公報に記載のもの等が知
られている。

上記公報１こ記載さ九ている従来の技術について説明す
ると、特開昭６３−１１２９７号公報會こは、箱体を搬
送するコンベヤと、このコンベヤの上方に配置され箱体
の上縁またはその近傍をコンベヤの搬送に伴って切断す
るカッタとを備えた箱体の切断装置が記載されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題点
を有していた。

即ち、特開昭６３−１１２９７号公報に記載されている
箱体の切断装置は、対向した一対の切断刃を箱体の天面
と側面とに対して斜めに挿入し、箱体の上縁部を斜めに
切り落としてしまうため、切り落とされた切断片を取り
除く必要がある。

従って、本発明の目的は、切断刃を箱体の天面に対して
斜めに挿入することにより、切断片を出さずに箱体の上
縁部を切断なし得る、箱体の切断方法及びその装置を提
供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、切断刃を箱体の天面に対して斜めに挿入する
ことによって上記箱体の−１：縁部を切断する箱体の切
断方法において、上記切断刃が上記上縁部の下方に位置
する側面の外側から所定の距離を有するように挿入され
ていることを特徴とする箱体の切断方法を提供すること
によって上記の目的？達成したものである。

また、本発明は、上記の箱体の切断方法を実施するため
の装置として、箱体の天面に対して斜めに配設された切
断刃と、該切断刃を上記箱体の切断線に沿って移動する
前後移動装置とを備え、上記前後移動装置によって移動
される上記切断刃によって、上記箱体の上縁部を切断す
るようになしてあることを特徴とする箱体の切断装置を
提供するものである。

尚、押えローラ部を備えることが好ましい。

（作用］ 本発明の箱体の切断装置を用いた本発明の箱体の切断方
法によれば、切断刃を箱体の天面に対して斜めに挿入す
ることによって、切断片を出さずに箱体の上縁部を切断
することができる。

（実施例） 以下、先ず、本発明の箱体の切断装置の一実施例につい
て説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図はその
側面図、第３図はその平面図、第４図はその要部詳細側
面図で、これらの図面において、（１）は箱体（Ａ）を
切断するカッタ（第１図〜第３図においてカッタ（１１
は省略されている）　、（２）はカッタ（１）を上下方
向に移動する上下移動装置、（３）はカッタ（１）を左
右方向に移動する左右移動装置、（４）はカッタｆ１）
を箱体（Ａ）の切断線（Ｃ）に沿って移動する前後移動
装置、（５）は箱体（Ａ）を左右方向に押し圧する箱体
把持装置（第３図において箱体把持装置（５）は省略さ
れている）であり、上下移動装置（２）及び左右移動装
置（３）によりカッタ（１）を箱体（Ａ）の大きさに応
じた所定の位置に移動した後、第５図に示す如く、カッ
タ（１）を箱体（Ａ）の切断線（Ｃ）に沿って移動して
、停止状態の箱体（Ａ）の上縁１１ｔｌＬ（Ｂ）を切断
し得るようになしである〇 上記実施例における各部について説明すると、第４図〜
第７図に示す如く、箱体（Ａ）の左右２箇所の上縁部（
Ｂ）を同時に切断し得るように、上記カッタｆ１）が２
組設けられており、それぞれのカッタ（１１は、本発明
の切断刃としての回転刃（１１ａ）　そ−タ（ｌｌｂ）
　　リニアベアリング（１１Ｃ）等を備えるカッタ本体
部（ｌ１）と、エアー／す／ダ（１２ａ）、ブラケット
（１２ｂ）、リニアベアリング（１２ｃ）等？備える工
・アーシリンダ部（１４と、押えローラ（１３ａ）、ス
プリング（１３ｂ）、すニアベアリング（１３ｃ）等を
備える押えローラ部（１３等で構成されており、カッタ
（１）は後述する上下移動装置（２）によって上下方向
に移動されるようになしであると共に、カッタ本体部（
ＩＩ）とエアーシリンダ部（１２とはエアー／リンダ（
１２ａ）を介して互いの距離を変更できるようになしで
ある。

尚、第１０図には、２ＩＩＭ〜８ＵＩの厚さの段ポール
からなる箱体（Ａ）を切断する場合に好適な回転刃（ｌ
ｌａ）の実施例を示すが、これらの実施例に限定される
ものではない。即ち、回転刃（ｌｌａ）は箱体（Ａ）の
天面（Ｄ）に対して斜めに配設されている、即ち６０’
の角度で取り付けられているが、好ましくは３０°〜１
２０°　より好ましくは４５°〜７５°の角度で取り付
けられていればよい。

また、と下方向の切り込み深さとして、５龍〜１５關の
実施例が示されているが、好ましくは２朋〜３０履層、
より好ましくは３１１１ｊ〜２０Ｕ＋であればよい。

また、左右方向の切り込み深さとして、４１の実施例が
示されているが、好ましくは１ｕ〜１０ｍｇ１より好ま
しくは３朋〜５ＩＩｊであればよい。また、第６図に示
す如く、押えローラ（１３ａ）の押し出し量は箱体（Ａ
）の上縁部（Ｂ）に対して３ｕ〜１５ｍ、好ましくは６
ｊＩＩＮ〜１０１ＩＩｊであればよい。

また、回転刃（ｌｌａ）は、丸刃のような鋭利な回転刃
を用いてもよいが、例えば、第８図に示す如くの種々の
形状の刃を用いることもできる。即ち、丸刃のような鋭
利な刃を用いると、切断面が鋭利になりすぎ、箱体（Ａ
）から物品を取り出すときに手な傷めることがあるため
、切り屑が出ない程度に切断面を荒らし手を傷めないよ
うにしである。第８図（ａ）　　　（ｂ）は周囲にスリ
ットを設けた回転刃の例であり、斜線の部分に刃を設け
であるＯまた葛第８図（ｃ）は側面に小突起を設けた回
転刃の例である。また、第９図は丸刃のような鋭利な回
転刃（ｌｌａ）によって切断された面を荒らすための回
転やすりの例であり、上記回転やすりは回転刃（ｌｌａ
）とは別に、回転刃（１１ａ）の後方に設けろ九るもの
であり、回転刃（１１ａ）の厚さより厚くすることが好
ましい。

また、押えローラ部（＋１はスプリング（１３ｂ）によ
り押えローラ（１３ａ）が箱体（Ａ）の切断される上縁
部（Ｂ）の下方に位置する側面（Ｅ）の上部な左右方向
に押し圧するようになｌ−であると共に、エアーシリン
ダ部（１乃のブラケット（１２ｂ）に取り付けられたフ
ック（１２ｅ）と、押えローラ部０１のリニアベアリン
グ（１３ｃ）に取り付けられたプレー）（１３ｄ）とが
、スプリング（１２ｆ）を介して繋がれるように構成さ
れており、エアーシリンダ部（１乃の上下移動によって
、押えｐ−ラ部（１１が上下方向に移動するようになし
である。尚、高さの低い箱体（Ａ）を切断する場合には
、カッタ本体部（１１）とエアーシリンダ部（ｌａとの
下降によって押えローラ部（１３が箱体把持装置（５）
と干渉する位置まで下降してしまうので、リニアレール
（２１ａ）の下端に停止ＦＭ（２１ｄ）を設け、押えロ
ーラ部（１３が停止板（２１ｄ）より下方には下降しな
いようになしである。即ち、カッタ本体部（１１）とエ
アーシリンダ部０４との下降によってスプリング（１２
ｆ）を介して常時押し下げらハている押えローラ部０１
が停止板（２１ｄ）に達すると、スプリング（１２ｆ）
が圧縮され、押えローラ部（１１はそれより下方には下
降しない。

また、上下移動装置（２）は、リニアレール（２１ａ）
、タイミングベルト（２１ｂ）　　　リニアベアリング
（２１ｃ）等を備える一対の昇降用マスト（２０、タイ
ミングベルト（２１ｂ）を駆動するためのモータ（２）
及び駆動軸−、高さ検出器（財）等で構成されており、
エアーシリンダ部（１乃のリニアベアリング（１２ｃ）
に取り付けられたプレー）（１２ｄ）を介してタイミン
グベルト（２１ｂ）の回動によってカッタ（１）が上下
方向に移動するようになしである。尚、一方の昇降用マ
スト（２１）はリニアベアリング（２１ｃ）を介して、
後述する左右移動装置（３）のリニアレール（３１ａ）
上？左右方向に移動されるようになしである。また、他
方の昇降用マスト＋２１）は左右方向に対しては固定さ
れている。また、高さ検出器（２４は第１１図及び第１
２図に示す如く、エアーシリンダ（２４ａ）、箱体検出
プレート（２４ｃ）、プレート取りけけロッド（２４ｄ
）、ボス部材（２４ｅ）、スプ替ング（２４ｆ）、長孔
プレート（２４ｇ）等で構成され、ブラケツ）（２４ｈ
）を介してカッタ＋１）のエアーシリンダ部（１４のブ
ラケット（１２ｂ）に取り付けられており、エアー／リ
ンダ（２４ａ）のピストンロッド（２４ｂ）の先端には
ボス部材（２４ｅ）が取り付けられ、ボス部材（２４ｅ
）とブラケット　（２４ｈ）とを貫通するプレート取り
叶はロッド（２４ｄ）の下端には箱体検出プレート（２
４ｃ）が取り付けられている。また、箱体検出プレー）
（２４ｃ）とボス部材（２４ｅ）との間にはスプリング
（２４ｆ）が、プレート取り付はロッド（２４ｄ）を巻
回するように設けられており、スプリング（２，４ｆ）
によって、箱体検出プレー）（２４ｃ）は常時下方へ押
し下げられている。また、長孔プレート（２４ｇ）は箱
体検出プレート（２４ｃ）とボス部材（２４ｅ）とを連
結している。

また、左右移動装置（３）は、リニアレール（３１ａ）
等を備える幅寄せ用ベツド（３０、幅寄せ用ベツド（３
０に平行に配設されたポールねじ（２）、ポールねじ（
転）のねじ軸（３２ａ）を駆動する七−夕（１）等で構
成されており、ポールねじ（（２）のねじ軸（３２ａ）
の回転によってナツト（３２ｂ）を備えるプレート（３
４が左右方向に移動し、プレート（３４の移動を介して
、昇降用マスト（２０が左右方向に移動するようになし
である。尚、左右移動装［（３）は後述する前後移動装
置（４）の走行台車（４すの走行によって、前後方向に
移動されるようになしである。

また、前後移動装置（４）は、フレーム（６）の上面に
配設されタリニアレール（６１）上を走行する走行台車
（４υ、走行台車（４Ｉ）を駆動するモータ（４４、ラ
ック（４３ａ）　ビニオン（４３ｂ）等で構成され、走
行台車＋４＋）　ｐこはカッタ（１）、上下移動装置（
２）、左右移動装置（３）が搭載されており、上下移動
装置（２）及び左右移動装置（３）によって予め所定位
置に移動されたカッタ（１）全走行台車（４１１の走行
によって、前後方向、即ち、切断線（Ｃ）に沿った方向
（左右方向と略直交する方向）に移動するようになしで
ある。

また、箱体把持装置（５）は、切断時の抵抗により箱体
（Ａ）が転倒したり、動いたりするのを防ぐための突起
（５１ａ）を備える一対の把持板（５１）、エアー／リ
ンダ（５′４、案内軸（５３等で構成され、一対の把持
板（５１）によって箱体（Ａ　）の側面（Ｅ）の下部？
左右方向に押し圧するようになしである。また、箱体把
持装置（５）のプラグ）ト（５４には固定ガイド（５４
ａ）が設けられている。尚、高さの高い箱体（Ａ）（例
えば、高さが３００ｆ１以上）の場合には、上記一対の
把持板（５υで箱体（Ａ）の側面（Ｅ）の下部だけを把
持すると、箱体（Ａ）が傾いた状態で把持されることも
あるために、上記−対の把持板＠０とは別の一対の把持
板（図示省略）によって、箱体（Ａ）の側面（Ｅ）・の
上部を左右方向に押し圧して把持するようになすことが
好ましい。

次に、本発明の箱体の切断装置な２台用いた箱体の切断
システムについて説明する。

第１３図は上記システムの一実施例を示す配置図で、（
α）は箱体（Ａ）の長手方向の２個の上縁部（Ｂ）を切
断するための第一の箱体の切断装置、（β）は箱体（Ａ
）の幅方向の２個の上様部（Ｂ）を切断するための第二
の箱体の切断装置、・（７）は箱体（Ａ）を撤退するだ
めの（ローラ）コンベヤ（７１）、（層、（７１、・・
・・を備える撤退コンベヤ、（８）は箱体（Ａ）を停止
するためのストツパＣｇｏ、（８ａ、（財）、・・・・
を備える箱体ストッパであり、第１３図に示す箱体の切
断装置（α）、（β）は、カッタ（１）の−度の前後移
動によって複数個の箱体（Ａ）を切断なし得るように第
１図〜第３図に示される箱体の切断装置よりカッタ（１
）の前後方向に移動できる寸法を大きくなしである。尚
、上記箱体の切断システムにおいてはカッタ（１）の−
度の前後移動によって切断される複数個の箱体（Ａ）か
らなる切断ｉｐ位？形成した後、切断単位を形成した複
数個の箱体（Ａ）を箱体把持装置（５）によって把持し
た状態で箱体（Ａ）の上縁部（Ｂ）を切断するようにな
しである。また、搬送コンベヤ（７）の上流側にはデパ
レタイザ（図示省略）が配設されている。

次に、本発明の箱体の切断方法の一実施態様を、上述の
箱体の切断装置を用いた場合の実施態様に基づいて説明
する。

本発明の箱体の切断方法の一実施態様においては、先ず
、上述のデパレタイザによってデパレタイズされた１個
または複数個の箱体（Ａ）が品種毎に纏まって長手方向
に搬送されコンベヤ（７１）を通過し、フォトスイッチ
（ＰＨＩＩ）によってカウントされながらコンベヤ（四
に搬送され、ストッパ（８４によって順次停止されると
共に、制御ＣＰＵ　（図示省略）に予め登録されている
、品種毎の一度ｅこ切断できる最大個数をフォトスイッ
チ（ＰＨＩＩ）が検出するか、或いは、切断すべき箱体
（Ａ）の数量が上記最大個数より少ないときには、切断
すべき数量を検出すると、ストッパ（８０が上昇し後続
の箱体（Ａ）を停止し、コンベヤ（７４へ箱体くＡ）の
供給が完了する。コンベヤ（（支）に揃えられた同一品
種の１個または複数個の箱体（Ａ）はストッパ（財）に
よって曲詰めされた後、コンベヤａ１へ搬送され、先頭
の箱体（Ａ）がストッパ（ハ）に到着したことを（ＰＨ
１３）が検出すると、コンベヤ（′ｒ３は停止し、第一
の箱体の切断装置（α）ノカツ＃　（１）　ニよって、
後述する如く、箱体（Ａ）の長手方向の２飼の上縁部（
Ｂ）が切断される。第一の箱体の切断装置（α）によっ
て切断さハた箱体（Ａ）はコンベヤ（７４に搬送され、
ストッパ体・拳で１１１１ずつ切す離すれてコンベヤ（
７１からコンベヤ（７→へＵ　角ｔ：　搬送され、スト
ッパ（幻で停止された後、長手方向をカットさハた箱体
（Ａ）は、更に、第二の箱体の切断装置！（β）によっ
て幅方向の２個の上縁部（Ｂ）が切断され、下流側のコ
ンベヤ（功へ搬出される。尚、上記の切断の順序は幅方
向を切ってから長手方向を切るようにしてもよい。また
、コンベヤ（７４、コンベヤ（７１はコンベヤ（７３よ
り高速とすることが好ましい。また、切断された箱体（
Ａ）の天面（Ｄ）は適宜の手段、例えば、バキエームヘ
ッドによる吸着、作業者による取り外し等によって取り
外される。

上述の如く、デパレタイザによってデパレタイズされた
箱体（Ａ）が品種１σに複数個ずつ纏まって長手方向に
搬送さｈコンベヤ（１上で停止すると、箱体の切断装置
（α）によって箱体（Ａ）の長手方向の２１′ｉ１の上
縁部（Ｂ）が切断される。即ち、先ず箱体（Ａ）を一定
位置に固定するために、箱体把持装置（５）の一対の把
持板ｌ５１）によって箱体（Ａ）の側面（Ｅ）の下部が
左右方向に押し圧され、箱体（Ａ）が一定位置に固定さ
れる。この時、固定ガイド（５４ａ）側の把持板（５１
）は常に一定位置まで押し出され、他方の把持板（５１
）は箱体（Ａ）の大きさに応じて、箱体（Ａ）を固定ガ
イド（５４ａ）側の把持板（５１１ｔこ押し圧するまで
押し出されるようになしである。尚、把持板（５１）に
はそれぞれすｊットスイッチ（図示省略）が設けられて
おり、把持板（５１）による箱体（Ａ）の押し圧完了を
上記リミットスイッチで検出することによって、箱体（
Ａ）の一定位置への固定作業の完了が検出される。

箱体（Ａ）が一定位置に固定されると、回転刃（ｌｌａ
）を箱体（Ａ）の天面（Ｄ）に対して斜めに挿入するこ
とによって、箱体（Ａ）の上縁部（Ｂ）の切断が開始さ
れる。即ち、回転刃（１１ａ）が回転を開始し、回転刃
（ｌｌａ）が後述の如く、箱体（Ａ）の上縁部（Ｂ）の
延長線上まで上下方向及び左右方向に移動する。この時
、長手方向の２個の上縁部（Ｂ）とも切断する必要があ
る場合には、エアーシリンダ（１２ａ）　　　（１２ａ
）によってカッタ本体部（１１）、（ｌ　１）を下位置
、即ち切断位置に下げている。また、阿れかの上縁部（
Ｂ）を切断しない場合には、切断しない上縁部（Ｂ）側
のカッタ本体部（１１）はエアーシリンダ（１２ａ）に
よって上位置、即ち切断しない位置に上げている。上述
の如く、エアーンリング（１２ａ）　、（１２ａ）をそ
れぞれ独立して動作することができるので、箱体（Ａ）
の長手方向の２個の上縁部（Ｂ）を同時１こ切断したり
、何れか一方のみを切断することができる。従って、２
台の箱体め切断装置（α）　　（β）を用いることによ
って、箱体（Ａ）の４個の上縁部（Ｂ）を全て切断する
こともできるが、必要に応じて、１個の上縁部（Ｂ）の
みを切断したり、２個の上縁部（Ｂ）をＬ字状に切断し
たり、或いは３個の上縁部（Ｂ）をコ字状に切断したり
すること等ができる。尚、以下では、４個の上縁部（Ｂ
）を全て切断する場合で説明する※ また、上下方向の位置合わせは、先ず−Ｅ下移動装！（
２）によってカッタ０）を予め決められた高さから下降
させ、箱体（Ａ）の天面（Ｄ）を高さ検出器（２４で検
出することによってなされる。即ち、箱体、（Ａ）が箱
体把持装置（５）によって一定位置に固定されると、エ
アー７リング（２４ａ）がボス部材（２４ｅ）を押し下
げ（第１１図及び第１２図において実線で示す位置）、
ボス′部材（２４ｅ）に連結している箱体検出プレート
（２４ｃ）も押し下げられた状態（第１１図において二
点鎖線で示す位置）となる。そして、上下移動装置（２
）によってカッタ（１１のエア−７リング部（１乃のブ
ラケット　（１２ｂ）カ下降を開始することにより、ブ
ラケット（１２ｂ）に取りけけられている高さ検出器（
２４も下降する。箱体検出プレート（２４ｃ）が箱体（
Ａ）の天面（Ｄ）に接触すると、箱体検出プレー）（２
４ｃ）はその位置で止まるが、カメタ（１）及びブラケ
ット（２４ｈ）は下降を続ける。そして、ブラケット（
２４ｈ）に取り付けられたフォトスイッチ（ＰＨ１）が
箱体検出プレー）（２４ｃ）を検出した時に、上下移動
装置Ｉ！＋２１の駆動軸（２３に取り付けられているエ
フ　コ−ｆ（Ｑパルスカウントを開始する。切断される
箱体（Ａ）の上縁部（Ｂ）の形状、中法等によって例え
ば第１０図に示す如く、予め切断時の切り込み深さが設
定されているので、パルスカウントが上記の設定された
値に達するまでカッタ（１）の下降が続けられる。パル
スカウントが上記の設定された値に達すると、カッタ（
１）は適正な切り込み深さに位置したことになる。カッ
タ０）が上下方向に対して位置決めされた後、エアーン
リング（２４ａ）はボス部材（２４ｅ）を引き上げ（第
１１図及び第１２図において二点鎖線で示す位置）、切
断時に箱体検出プレー）（２４ｃ）が箱体（Ａ）と接触
しないようにする。（ＰＨ２）は切り込み深さ異常検出
用フォトスイッチ、（ＰＨ３＞はｍ体（Ａ）の接近演出
用反射型フォトスイッチで、箱体（Ａ）の天面の接近が
検出されると、上下移動装置（２）の下降速度が高速か
ら低速に切り替えられる０ また、一方のカッタ（１）は上述の下降動作と同時に、
例えば第１Ｏ図に示す如く、回転刃（ｔｉａ）が上縁部
（Ｂ）の下方に位置する側面（Ｅ）の外側から所定の距
離、即ち４　ａｍを有するように左右方向シこも移動さ
れ、一定位置に固定された箱体（Ａ）の上縁部（Ｂ）の
延長線Ｅに位置するように移動する。尚、左右方向の位
置合わせは、固定ガイド（５４ａ）側の把持板β１）の
反対側の把持板（５υに設けられているドグ（（至）を
フォトスイッチ（ＰＨ４）が検出する位置まで昇降マス
）Ｈを幅寄せしてなされる。また、７オトスイノチ（Ｐ
Ｈ５）は左右移動装置（３）の幅寄せ速度を高速から低
速Ｐこ切り替えるためのものである。

上述の如く、回転刃（ｌｌａ）が箱体（Ａ）の上縁部（
Ｂ）の延長線上に位置すると、第５図及び第６図に示す
如くカッタ＋１）は切断線（Ｃ）に沿って矢印方向に移
動して、回転刃（ｌｌａ）を箱体（Ａ）の天面（Ｄ）に
対して斜めに挿入することによって箱体（Ａ）の、上縁
部（Ｂ）＆切断する。

尚、回転刃（ｌｌａ）が切断線（Ｃ）に沿って移動する
時、押えローラ（１３ａ）がスプリング（１３ｂ）によ
って箱体（Ａ）の側面（Ｅ）の上部？押し圧することに
より、箱体（Ａ）に収納された物品を内側に寄せ、回転
刃（ｌ］、、ａ）から遠ざけるようになしであるので、
箱体（Ａ）内に収納された物品を傷めることなく、箱体
（Ａ）の上縁部（Ｂ）を切断することができる。即ち・
箱体（Ａ）の上縁部（Ｂ）は、腰が強く、押し圧されて
も内側Ｆこ寄りにくいので、箱体（Ａ）内に収納された
物品と箱体（Ａ）の側面（Ｅ）のみを内側に寄せること
かできる。

箱体（Ａ）の切断を完了すると、カッタ（１）は予め決
められた位置、即ち上下移動装置（２）によって−１二
端の位置、また左右移動袋ｇｔ（３）によって右端の位
置、また面後移動装置（４）によって前端の位置に戻り
、箱体把持装置（５）が箱体（Ａ）を開放すると共をこ
、コンベヤ（７１が駆動され、ストツノＣｆ＆１が下降
し、箱体（Ａ）は下流側のコンベヤ（７４、（７１、（
７１を経て、第二の箱体の切断装置（β）まで搬送され
、第一の箱体の切断装置（α）で箱体（Ａ）の長手方向
の２個の１：縁部（Ｂ）？切断したのと同様にして、箱
体（Ａ）の幅方向の２個の上縁部（Ｂ）も切断される。

４個の上縁部（Ｂ）を切断された箱体（Ａ）は第一の箱
体の切断装置（α）からコンベヤ（７４に搬出したと同
様にして、コンベヤ（７ηへ搬出される。尚、次に切断
される箱体（Ａ）も同一の箱体（Ａ）の場合には・カッ
タ（１）を予め決められた位置まで戻さず、即ち上下移
動袋［（２）によって略１５０朋上方の位置、また左右
移動装置（３）によって略５０ｓｎ右方の位置、また向
後移動装［（４）によって前端の位置に戻すのが好まし
い。

以上、本発明の箱体の切断装置の実施例及び本発明の箱
体の切断方法の実施態様について説明したが、これらに
制限されるものではない。例えば、押えローラ部（１３
を備えてなくてもよい。

また、面後移動裟詮（４）の走行台車（４１）の移動を
チェーン及び該チエ−／を駆動するモータ等によってな
してもよい。

また、移動状態の箱体（Ａ）を切断するようにしてもよ
い。

（発明の効果） 本発明の箱体の切断方法及びその装置は、上述の如く、
切断刃を箱体の天面に対して斜めに挿入するようになし
であるので、切断片を出さずに箱体の上縁部を切断する
ことができる。

そして、押えローラ部を備えることにより、箱体に収納
された物品を傷めずに、箱体の上縁部を切断することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の箱体の切断装置の一実施例を示す正面
図、第２図はその側面図、第３図はその平面図、第４図
はその要部詳細側面図、第５図はその押えローラ部近傍
の要部詳細平面図、第６図はその押えローラ部近傍の要
部詳細（１！１面図、第７図はそのカッタと上下移動装
置の要部詳細側面図、第８図（ａ）はその回転刃の一例
の正面図とその側面図、第８図（ｂ）は第８図（ａンの
Ｘ部の拡大図、第８図（Ｃ）はその回転刃の他の例の正
面図とその側面図、第９図はその回転？すりのＩＥ面図
とその側面図、第１０図はその切断時の回転刃と箱体と
の位置関係説明図、第１１図はその高さ検出器近傍の要
部詳細側面図、第１２図はその高さ検出器近傍の要部詳
細正面図、第１３図はその箱体の切断装置を２台用いた
箱体の切断システムを示ｒ配置図である。 （１）二カッタ　　　　　　（４）二面後移動装置（１
１Ｂ）：切断刃（回転刃） （１に押えローラ部 （Ａ）　： 箱 体 （Ｃ）： 切断線 （Ｅ）　： 側 面 特 許 出 願 人 代 理 人 第 （Ｂ）： 上縁部 （Ｄ）： 天 面 西部電機株式会社 島 省 四 部 図 第 図 第 図 第 １０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）切断刃を箱体の天面に対して斜めに挿入することに
   よって上記箱体の上縁部を切断する箱体の切断方法にお
   いて、上記切断刃が上記上縁部の下方に位置する側面の
   外側から所定の距離を有するように挿入されていること
   を特徴とする箱体の切断方法。 ２）箱体の天面に対して斜めに配設された切断刃と、該
   切断刃を上記箱体の切断刃に沿って移動する前後移動装
   置とを備え、上記前後移動装置によって移動される上記
   切断刃によって、上記箱体の上縁部を切断するようにな
   してあることを特徴とする箱体の切断装置。３）押えロ
   ーラ部を備える、請求項２記載の箱体の切断装置。