JPH05306837A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JPH05306837A
JPH05306837A JP4112900A JP11290092A JPH05306837A JP H05306837 A JPH05306837 A JP H05306837A JP 4112900 A JP4112900 A JP 4112900A JP 11290092 A JP11290092 A JP 11290092A JP H05306837 A JPH05306837 A JP H05306837A
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Kinji Mori
錦司 森
Hirokazu Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】風呂装置に関するもので、入浴希望温度を手動
で設定する為の特別な温度設定作業を不要ならしめてそ
の操作性の向上を図るようにする。 【構成】浴槽(1) 内を追焚き又は差し湯によって昇温さ
せる際に操作するスイッチと、該昇温動作を停止させる
際に操作する昇温動作停止用のスイッチを設け、該昇温
停止用のスイッチを操作した際の浴槽(1) 内温度に近付
くように予め定めた設定温度を補正する演算回路を設
け、該演算回路の演算結果を改めて上記設定温度として
採用仕直すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風呂装置、特に、その操
作性の向上を図った風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】浴槽内が設定水位になったときに
湯張り動作を自動停止させ得るようにした自動湯張り機
能を具備する風呂装置が広く知られている。この種の従
来の風呂装置としては、例えば図5に示す如く構成され
たものがある。
【0003】浴槽(1) と追焚き用加熱器(2)はこれら両
者間を循環するように形成された追焚き回路(20)で接続
されていると共に、該追焚き回路(20)内には上記追焚き
用加熱器(2)の上流側に位置させて浴槽温監視センサ(2
1)が配設されている。又、上記追焚き用加熱器(2)の下
流側にはポンプ(P) と浴槽内水位を水圧として検知する
水位センサ(22)が配設されている。
【0004】他方、上記追焚き回路(20)に於けるポンプ
(P) と水位センサ(22)の間の流路部には給湯用加熱器
(3)から引出した給湯回路(31)が接続されていると共
に、該給湯回路(31)には湯張り弁(33)が挿入されてい
る。上記追焚き用加熱器(2)や給湯用加熱器(3)等は制
御装置(4) に配線接続されていると共に、該制御装置
(4) には湯温設定器(5),湯張りスイッチ(51),追焚き
スイッチ(52)、更に追焚き停止スイッチ(53)が接続され
ている。
【0005】このものでは、入浴しようとする希望温度
(以下、入浴希望温度という)を湯温設定器(5)に手動
で設定した後に湯張りスイッチ(51)を投入すると、湯張
り弁(33)が開弁すると共に上記設定温度の温水が給湯用
加熱器(3)で沸かされてこれが浴槽(1) に供給され、こ
れにより、湯張り動作が開始する。そして、水位センサ
(22)の検知する浴槽内水位が所定水位に達すると湯張り
弁(33)を閉じて湯張り動作が停止せしめられる。
【0006】次に、自然放熱によって浴槽(1) 内が温度
低下すると、入浴者は追焚きスイッチ(52)を投入してポ
ンプ(P) を始動させると共に追焚き用加熱器(2)を作動
させて浴槽(1) 内を入浴者にとって適温になるまで追焚
きする。しかしながら、上記従来のものでは、季節の移
り変わりによる外気温変化によって快適な入浴希望温度
が変化する為、入浴希望温度を湯温設定器(5)に手動設
定する必要があり、該操作の簡便性が未だ十分に確保さ
れていないという問題があった。
【0007】上記問題点について更に詳述する。上記従
来のものでは、入浴者の入浴希望温度を主観的・感覚的
に数値で表現してこれを湯温設定器(5)に設定する必要
がある。そして、該設定した設定温度で浴槽(1) 内に湯
張りしても該浴槽(1) 内の温度が快適な体感温度になっ
ていない場合には、追焚きスイッチ(52)を操作して浴槽
(1) を循環追焚きするか該浴槽(1) 内に水を入れて浴槽
(1) 内を昇温若しくは降温させる必要があり、その操作
が煩雑化するのである。特に、高齢者等では希望温度を
数値で表現してこれを湯温設定器(5)に手動設定する上
記作業に煩雑感を受け易い。
【0008】尚、上記従来のものでは、水圧計で形成さ
れた水位センサ(22)が検知する浴槽内水位を判断しなが
ら該浴槽(1) に湯張りするようにしたが、該浴槽(1) へ
の給湯量を計測する水量カウンタの出力を判断すること
によって湯張り動作が完了したか否かを判断するように
してもよい。そして以下においては、上記水位センサ(2
2)やこれに代わる水量カウンタ等を湯張り完了検知セン
サという。
【0009】本発明は上記の点に鑑みて成されたもの
で、入浴希望温度を手動で設定する為の特別な温度設定
作業を不要ならしめてその操作性の向上を図るようにす
ることを課題とする。 [請求項1の発明について]
【0010】
【手段】上記課題を解決する為の請求項1の発明の技術
的手段は、『浴槽(1) と追焚き用加熱器(2)を循環する
ように形成した追焚き回路(20)と、浴槽(1) 内の温度を
検知する浴槽温監視センサ(21)と、湯張り弁(33)が挿入
配設された給湯回路(31)を介して上記浴槽(1) に接続さ
れた給湯用加熱器(3)と、浴槽(1) 内の水位又は水量が
所定値に達したか否かを検知する湯張り完了検知センサ
と、給湯用加熱器(3)からの給湯温度を入浴希望温度と
して記憶する湯温設定器と、追焚き用加熱器(2)を作動
させて浴槽(1) 内を追焚きする際に操作する追焚きスイ
ッチ(52)と、該追焚き動作を停止させる際に操作する追
焚き停止スイッチ(53)と、更に、湯張りスイッチ(51)を
具備し、該湯張りスイッチ(51)を投入したときは上記湯
張り弁(33)を開弁すると共に給湯用加熱器(3)を動作さ
せて前記湯張り完了検知センサが湯張り完了信号を出す
まで上記入浴希望温度の温水で浴槽(1) に湯張りする風
呂装置において、追焚き停止スイッチ(53)を操作した際
に於ける浴槽温監視センサ(21)の検知温度に近付くよう
に入浴希望温度を補正演算する演算回路を設け、該演算
結果を新たな入浴希望温度として上記湯温設定器に設定
仕直すようにした』ことである。
【0011】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。湯温設
定器には風呂装置の設置時等に予め標準的な入浴希望温
度を記憶させておく。次に、湯張りスイッチ(51)を操作
すると、既述従来のものと同様に上記入浴希望温度の温
水が給湯用加熱器(3)で沸かされてこれが浴槽(1) に湯
張りされる。
【0012】次に、入浴中に浴槽(1) 内の温度が低く感
じた場合は、追焚きスイッチ(52)を操作する。すると、
追焚き用加熱器(2)が作動せしめられて浴槽(1) 内が追
焚きされることとなり、その後浴槽(1) 内が快適な温度
になったと感じたときに追焚き停止スイッチ(53)を操作
すると該追焚き動作が停止する。追焚き停止スイッチ(5
3)を操作すると、該操作時に於ける浴槽温監視センサ(2
1)の検知温度(浴槽内温度)に近付くように入浴希望温
度を補正するための演算を演算回路が実行する。そし
て、該演算結果が新たな入浴希望温度として湯温設定器
に設定仕直される。以後、追焚き停止スイッチ(53)の操
作によって追焚き動作を停止させる毎に、入浴希望温度
は補正演算されて、湯温設定器に設定仕直される。
【0013】従って、次回の湯張り動作時には、湯温設
定器に設定された上記補正後の入浴希望温度の温水が給
湯用加熱器(3)で加熱生成されてこれが浴槽(1) に湯張
りされる。このことから、上記技術的手段によれば、追
焚きスイッチ(52)を操作して追焚きする毎に、湯温設定
器に設定された入浴希望温度が好みの温度に近付くよう
に自動的に補正せしめられ、その補正された入浴希望温
度が次回の湯張り動作時の給湯温度として使用されるこ
ととなる。
【0014】
【効果】上記発明は次の特有の効果を有する。浴槽(1)
を追焚きする毎に、湯温設定器に設定された入浴希望温
度が好みの温度に近付くように補正せしめられ、その入
浴希望温度で次回の湯張りがされるから、季節の移り変
わりによる外気温の変化に基づく体感温度の変化に対応
させるべく入浴前に入浴希望温度を手動で設定仕直す作
業が不要になりその分だけ風呂装置の操作性が向上す
る。
【0015】
【実施例】次に、請求項1〜請求項3の発明に対応する
実施例を図面に従って説明する。浴槽(1) と追焚き用加
熱器(2)及び給湯用加熱器(3)は既述従来のものと同様
に追焚き回路(20)や給湯回路(31)で浴槽(1) に接続され
ていると共に、該追焚き回路(20)や給湯回路(31)には浴
槽温監視センサ(21),ポンプ(P) ,水位センサ(22)更に
は湯張り弁(33)等が設けられている。
【0016】追焚き用加熱器(2)内を通る追焚き回路(2
0)には追焚用熱交換器(23)が挿入されていると共に、該
追焚用熱交換器(23)を加熱する追焚用バーナ(24)へのガ
ス回路には追焚用ガス弁(25)が挿入されている。又、給
湯用加熱器(3)内には給湯用熱交換器(34)が配設されて
いると共に、該給湯用熱交換器(34)から上記した給湯回
路(31)が引出されている。そして、該給湯回路(31)に於
ける前記給湯用熱交換器(34)の下流側には給湯温センサ
(32)が添設されている。
【0017】上記給湯用加熱器(3)や追焚き用加熱器
(2)の動作を制御する制御装置(4) には、浴槽(1) への
湯張りからその後の焚き上げまでの一連の動作を自動的
に行わせる際に操作する湯張りスイッチ(51)、浴槽(1)
内を強制的に追焚させる際に操作する追焚きスイッチ(5
2)及び追焚き停止スイッチ(53)、外気温を検知する外気
温センサ(55)、器具停止スイッチ(56)、更に、浴槽(1)
内を後述する入浴希望温度まで自動的に焚き上げる際に
操作する焚上げスイッチ(510) が夫々接続されている。
【0018】上記制御装置(4) にはマイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと略称する)が組込まれていると共
に、該マイコン内には図2のフローチャートに示す内容
の制御プログラムが書き込まれており、以下、本実施例
の風呂装置の動作の実際を同図のフローチャートに従っ
て説明する。 [器具設置後の最初の湯張り動作について] (a) .図示しない電源コンセントを接続すると、図面符
号(74)の工程を実行して入浴希望温度Tn を外気温に応
じて自動的に設定する作業を実行する。即ち、先ず図面
符号(741) のステップを実行して外気温センサ(55)の検
知する外気温が5℃より低い場合には入浴希望温度Tn
を「43℃」に設定する(図面符号(742)のステップ参
照)と共に、外気温センサ(55)の検知する外気温が5℃
以上15℃未満の場合は図面符号(743) 及び(744) を実
行して入浴希望温度Tn を「41℃」にセットする。
又、外気温が15℃以上の場合は図面符号(745) のステ
ップを実行して入浴希望温度Tn を「39℃」にセット
する。これにより、身体を暖める必要のある冬の寒い時
期ほど入浴希望温度Tn を高く設定できるようにしてい
る。そして、器具設置後の最初の湯張り動作(以下、初
回湯張りという)を実行するときは、後述のように、上
記外気温に応じて自動的に設定した入浴希望温度Tn を
利用して湯張り動作又は焚き上げ動作を進行させる。 (b) .次に図面符号(746) , (72)のステップを実行し、
焚上げスイッチ(510) か湯張りスイッチ(51)が操作され
るのを監視する。そして、後者の湯張りスイッチ(51)が
操作されたことが確認できると、図面符号(75)のステッ
プを実行して、図示しない点火装置を動作させて給湯用
ガスバーナ(35)を燃焼させると共に湯張り弁(33)を開弁
し、これにより、浴槽(1) に温水を供給する。又、この
温水供給時に於いては、給湯温センサ(32)の検知温度
(給湯用熱交換器(34)から流出する温水の温度)が上記
した入浴希望温度Tn に一致することとなるようにガス
弁(36)の開度をコントロールして給湯用ガスバーナ(35)
の燃焼量を制御する。 (c) .図面符号(76)(77)のステップを実行し、湯張り完
了検知センサとしての水位センサ(22)が検知する浴槽
(1) 内水位を判断して、これが別途定められた設定水位
まで水位上昇すると、湯張り弁(33)を閉じると共に給湯
用ガスバーナ(35)を消火状態に維持して湯張り動作を停
止させる。 (d) .次に、所定の時間を必要とする上記湯張り動作中
には、浴槽(1) 内が自然放熱で若干温度低下しているこ
とから、ポンプ(P) を作動させると共に追焚用バーナ(2
4)を燃焼させて該浴槽(1) 内が上記入浴希望温度Tn に
昇温するまでこれを焚き上げる(図面符号(770) (771)
のステップ参照)。
【0019】尚、既述した図面符号(746) のステップを
実行した際に、焚上げスイッチ(510) が操作せれている
ことが確認できた場合には、該ステップから浴槽(1) 内
を入浴希望温度Tn に焚き上げる上記図面符号(770) (7
71) のステップに制御動作が移される。 (e) .さて、上記浴槽(1) 内の温度が低いと入浴者が感
じた場合(入浴者の身体が入浴水の温度を吸収したり又
該入浴水が自然に温度低下した場合)は追焚きスイッチ
(52)を投入して強制的に追焚きすればよい。追焚きスイ
ッチ(52)を投入すると該投入が図面符号(82)のステップ
を実行したときに確認されて追焚用バーナ(24)が燃焼さ
れると共にポンプ(P) が駆動せしめられ(図面符号(83)
のステップ参照)、これにより、浴槽(1) 内の追焚きが
始まる。そして、図面符号(84)のステップに示すように
入浴者が快適な温度と感じて追焚き停止スイッチ(53)が
操作されるまで上記追焚き動作を実行する。 (f) .追焚き停止スイッチ(53)が操作されると、図面符
号(85)のステップを実行し、追焚き動作停止時に浴槽温
監視センサ(21)が検知する浴槽内温度を判断して入浴希
望温度Tn を補正する演算を実行する。即ち、追焚き停
止スイッチ(53)を投入した追焚き停止時に浴槽温監視セ
ンサ(21)が検知する追焚き停止温度Toffと入浴希望温
度Tn の差に補正係数としての「5分の1」を乗じた値
を上記入浴希望温度Tn に加え、この値を新たな入浴希
望温度Tn として記憶仕直すのである。そして、この実
施例では、該入浴希望温度Tn を記憶するマイコン内の
機能部が既述した技術的手段の項に記載の湯温設定器に
対応していると共に、補正前の入浴希望温度Tn と追焚
き停止温度Toff を利用して補正後の新たな入浴希望温
度Tn を演算するマイコン内の機能部が既述技術的手段
の項に記載の演算回路に対応する。
【0020】そして、上記新たな入浴希望温度Tn の演
算が終わると、図面符号(86)のステップを実行して追焚
用バーナ(24)を消火させると共にポンプ(P) を停止さ
せ、再び、追焚きスイッチ(52)の操作を監視する図面符
号(82)のステップに制御動作が移される。このように、
上記のものによれば、追焚きスイッチ(52)を操作して浴
槽(1) 内を追焚きすると共にその後追焚き停止スイッチ
(53)を操作する毎に、該追焚き終了時の温度によって入
浴希望温度Tn が補正されることとなる。そして、図面
符号(860) において器具停止スイッチ(56)が操作された
ことが確認できると、再び焚上げスイッチ(510) の操作
を監視する図面符号(746) のステップに制御動作が移さ
れる。 [器具設置後の二回目以降の動作について] (a) .次に、器具設置後に於ける第二回目以降の湯張り
動作をさせるべく湯張りスイッチ(51)又は焚上げスイッ
チ(510) を操作すると、図面符号(746) (72)を実行し、
上記した前回に補正演算され記憶された入浴希望温度T
n の温度を利用して浴槽(1) への湯張り動作や該浴槽
(1) 内の焚き上げ動作を実行する。又、該湯張り完了後
又は焚上げ完了後は追焚きスイッチ(52)の操作によって
浴槽内を強制追焚した後に更に追焚き停止スイッチ(53)
を操作する毎に、上記初回湯張り動作で記載したように
入浴希望温度Tn が補正せしめられ、その入浴希望温度
Tn が次回の湯張り動作時又は焚き上げ動作時の温度と
して記憶される。このように、上記のものによれば、既
述従来のもののように入浴希望温度Tn を数値で設定す
る必要がなく、季節の移り変わりによる外気温の変化に
基づく体感温度の変化に追従して自動的に入浴希望温度
が設定されるため、その操作性が良好になる。
【0021】尚、上記実施例では、入浴希望温度Tn を
マイコンで演算する為の「Tn =Tn +(Toff −Tn
)/5」の演算式において、追焚き停止温度Toff と
入浴希望温度Tn の差に補正係数としての「5分の1」
を乗算するようにしたが、該補正係数としてこれと異な
る値を採用してもよい。尚、上記実施例では、追焚きス
イッチ(52)と追焚き停止スイッチ(53)を各別に設けた
が、一つのボタンで追焚きスイッチと追焚き停止スイッ
チの両機能を具備させるようにしてもよい。
【0022】又、上記実施例では、初回湯張り時に於け
る入浴希望温度Tn を外気温に応じて自動設定するよう
にしたが、これを例えば一律に40度等の温度に設定し
ても良い。 [請求項4の発明について]請求項4の発明は、請求項
1の発明と同一の課題を高温差し湯式の風呂装置に於い
て解決するものである。
【0023】
【手段】上記課題を解決する為の請求項4の発明の技術
的手段は、『浴槽(1) 内の温度を検知する浴槽温監視セ
ンサ(21)と、湯張り弁(33)が挿入配設された給湯回路(3
1)を介して上記浴槽(1) に接続された給湯用加熱器(3)
と、浴槽(1) 内の水位又は水量が所定値に達したか否か
を検知する湯張り完了検知センサと、給湯用加熱器(3)
からの給湯温度を入浴希望温度として記憶する湯温設定
器と、給湯用加熱器(3)を動作させて高温水を浴槽に給
湯する際に操作する差し湯スイッチ(57)と、該差し湯動
作を停止させる際に操作する差し湯停止スイッチ(58)
と、更に、湯張りスイッチ(51)を具備し、該湯張りスイ
ッチ(51)を投入したときは上記湯張り弁(33)を開弁する
と共に給湯用加熱器(3)を動作させて前記湯張り完了検
知センサが湯張り完了信号を出すまで上記入浴希望温度
の温水で浴槽(1) に湯張りするようにした風呂装置にお
いて、差し湯停止スイッチ(58)を操作した際に於ける浴
槽温監視センサ(21)の検知温度に近付くように入浴希望
温度を補正演算する演算回路を設け、該演算結果を新た
な入浴希望温度として上記湯温設定器に設定仕直すよう
にした』ことである。
【0024】
【作用・効果】上記技術的手段は次の作用効果を有す
る。浴槽(1) への湯張り後の入浴中に浴槽(1) 内の温度
が低く感じた場合は、差し湯スイッチ(57)を操作する。
すると、給湯加熱器(3)から高温(例えば80℃)の温
水が浴槽(1) に供給されて該浴槽内温度が上昇すること
となり、その後浴槽(1) 内が快適な温度になったと感じ
たときに差し湯停止スイッチ(58)を操作する。
【0025】差し湯停止スイッチ(58)を操作すると、該
操作時に於ける浴槽温監視センサ(21)の検知温度(浴槽
内温度)に近付くように入浴希望温度を補正するための
演算を演算回路が実行する。そして、該演算結果が新た
な入浴希望温度として湯温設定器に設定仕直される。以
後、差し湯停止スイッチ(58)の操作によって差し湯動作
を停止させる毎に、入浴希望温度は補正演算されて、湯
温設定器に設定仕直される。
【0026】従って、次回の湯張り動作時には、湯温設
定器に設定された上記補正後の入浴希望温度の温水が給
湯用加熱器(3)で加熱生成されてこれが浴槽(1) に湯張
りされる。このことから、上記技術的手段によれば、差
し湯スイッチ(57)を操作して差し湯動作をする毎に湯温
設定器に設定された入浴希望温度が好みの温度に近付く
ように自動的に補正せしめられ、その補正された入浴希
望温度が次回の湯張り動作時の給湯温度として使用され
ることとなる。
【0027】
【実施例】次に、請求項4の発明に対応する実施例を説
明する。図3に示すように、浴槽(1) には給湯用加熱器
(3)から引出した給湯回路(31)が接続されていると共
に、該給湯回路(31)には湯張り弁(33)と水位センサ(22)
更に浴槽温監視センサ(21)が上流側から順次挿入されて
いる。
【0028】そして、該給湯回路(31)における給湯用加
熱器(3)の下流側には給湯温センサ(32)が添設されてい
る。又、上記給湯用加熱器(3)等は制御装置(4) で制御
されるようになっており、該制御装置(4) には、湯張り
スイッチ(51)と差し湯スイッチ(57)と更に差し湯停止ス
イッチ(58)が接続されている。
【0029】上記制御装置(4) には図4のフローチャー
トに示す如き内容の制御プログラムが格納されたマイコ
ンが格納されており、以下、図4を引用しながら本実施
例の風呂装置の動作を説明する。 (a) .器具設置後に図示しない電源コンセントを接続す
ると、入浴希望温度Tnを「40℃」に設定する(図面
符号(90)のステップ参照)。次に、湯張りスイッチ(51)
が操作されるのを監視し、これが操作された場合には、
給湯用加熱器(3)を動作させると共に湯張り弁(33)を開
放し、給湯温センサ(32)で検知される上記入浴希望温度
Tn の温水で浴槽(1) に湯張りする(図面符号(91)(92)
のステップ参照)。 (b) .湯張り動作が完了すると、差し湯スイッチ(57)の
操作を監視し、これが操作されると、差し湯停止スイッ
チ(58)が操作されるまで浴槽(1) に給湯温センサ(32)で
検知される80度の温水を供給し、これにより、該浴槽
(1) 内温度を昇温させる(図面符号(93)〜(95)のステッ
プ参照)。 (c) .差し湯停止スイッチ(58)が操作されると、このと
きに浴槽温監視センサ(21)が検知する浴槽内温度を利用
し、既述した請求項1〜3の発明の実施例と同様に入浴
希望温度Tn を補正する演算を実行する(図面符号(96)
のステップ参照)。 (d) .爾後、図面符号(97)のステップを実行して浴槽
(1) への差し湯動作を停止させ、その後、湯張りスイッ
チ(51)の操作を監視する図面符号(91)のステップに制御
動作が移される。そして、再び湯張りスイッチ(51)が操
作されると、上記補正演算した入浴希望温度Tn に基づ
いて浴槽(1) への湯張り動作が実行せしめられる。尚、
再び湯張りスイッチ(51)が操作される前に差し湯スイッ
チ(57)が操作される場合には、その後の差し湯停止スイ
ッチ(58)が操作される毎に、差し湯停止時の浴槽内温度
によって入浴希望温度Tn が補正されることとなる。
【0030】尚、上記実施例では、互いに独立した差し
湯スイッチ(57)と差し湯停止スイッチ(58)を設けたが、
これら両スイッチの機能を単一のスイッチに兼備させる
ようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜請求項3の発明の実施例の水回路,
ガス回路及び制御回路の説明図
【図2】その制御動作を示すフローチャート
【図3】請求項4の発明の実施例の水回路,ガス回路及
び制御回路の説明図
【図4】その制御動作を示すフローチャート
【図5】従来例の説明図
【符号の説明】
(1) ・・・浴槽 (2)・・・追焚き用加熱器 (3)・・・給湯用加熱器 (5)・・・温度設定器 (21)・・・浴槽温監視センサ (31)・・・給湯回路 (33)・・・湯張り弁 (51)・・・湯張りスイッチ (52)・・・追焚きスイッチ (53)・・・追焚き停止スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(1) と追焚き用加熱器(2)を循環す
    るように形成した追焚き回路(20)と、浴槽(1) 内の温度
    を検知する浴槽温監視センサ(21)と、湯張り弁(33)が挿
    入配設された給湯回路(31)を介して上記浴槽(1) に接続
    された給湯用加熱器(3)と、浴槽(1) 内の水位又は水量
    が所定値に達したか否かを検知する湯張り完了検知セン
    サと、給湯用加熱器(3)からの給湯温度を入浴希望温度
    として記憶する湯温設定器と、追焚き用加熱器(2)を作
    動させて浴槽(1) 内を追焚きする際に操作する追焚きス
    イッチ(52)と、該追焚き動作を停止させる際に操作する
    追焚き停止スイッチ(53)と、更に、湯張りスイッチ(51)
    を具備し、該湯張りスイッチ(51)を投入したときは上記
    湯張り弁(33)を開弁すると共に給湯用加熱器(3)を動作
    させて前記湯張り完了検知センサが湯張り完了信号を出
    すまで上記入浴希望温度の温水で浴槽(1) に湯張りする
    風呂装置において、追焚き停止スイッチ(53)を操作した
    際に於ける浴槽温監視センサ(21)の検知温度に近付くよ
    うに入浴希望温度を補正演算する演算回路を設け、該演
    算結果を新たな入浴希望温度として上記湯温設定器に設
    定仕直すようにした風呂装置。
  2. 【請求項2】 湯張りスイッチ(51)を投入して湯張り動
    作が完了した後は、浴槽温監視センサ(21)の検知する浴
    槽(1) 内温度が入浴希望温度になるまで追焚き用加熱器
    (2)を動作させて浴槽(1) 内を加熱するようにした請求
    項1の風呂装置。
  3. 【請求項3】 浴槽(1) と追焚き用加熱器(2)を循環す
    るように形成した追焚き回路(20)と、浴槽(1) 内の温度
    を検知する浴槽温監視センサ(21)と、追焚き用加熱器
    (2)による浴槽加熱温度を入浴希望温度として記憶する
    湯温設定器と、追焚き用加熱器(2)を作動させて浴槽
    (1) 内を追焚きする際に操作する追焚きスイッチ(52)
    と、該追焚き動作を停止させる際に操作する追焚き停止
    スイッチ(53)と、更に、焚上げスイッチを具備し、該焚
    上げスイッチを投入したときは上記浴槽温監視センサ(2
    1)の検知する浴槽(1) 内温度を判断しながら追焚き用加
    熱器(2)を動作させて浴槽(1) 内を上記入浴希望温度ま
    で加熱するようにした風呂装置において、追焚き停止ス
    イッチ(53)を操作した際に於ける浴槽温監視センサ(21)
    の検知温度に近付くように入浴希望温度を補正演算する
    演算回路を設け、該演算結果を新たな入浴希望温度とし
    て上記湯温設定器に設定仕直すようにした風呂装置。
  4. 【請求項4】 浴槽(1) 内の温度を検知する浴槽温監視
    センサ(21)と、湯張り弁(33)が挿入配設された給湯回路
    (31)を介して上記浴槽(1) に接続された給湯用加熱器
    (3)と、浴槽(1) 内の水位又は水量が所定値に達したか
    否かを検知する湯張り完了検知センサと、給湯用加熱器
    (3)からの給湯温度を入浴希望温度として記憶する湯温
    設定器と、給湯用加熱器(3)を動作させて高温水を浴槽
    に給湯する際に操作する差し湯スイッチ(57)と、該差し
    湯動作を停止させる際に操作する差し湯停止スイッチ(5
    8)と、更に、湯張りスイッチ(51)を具備し、該湯張りス
    イッチ(51)を投入したときは上記湯張り弁(33)を開弁す
    ると共に給湯用加熱器(3)を動作させて前記湯張り完了
    検知センサが湯張り完了信号を出すまで上記入浴希望温
    度の温水で浴槽(1) に湯張りするようにした風呂装置に
    おいて、差し湯停止スイッチ(58)を操作した際に於ける
    浴槽温監視センサ(21)の検知温度に近付くように入浴希
    望温度を補正演算する演算回路を設け、該演算結果を新
    たな入浴希望温度として上記湯温設定器に設定仕直すよ
    うにした風呂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62112053U (ja) * 1985-12-27 1987-07-16
JPH024155U (ja) * 1988-06-17 1990-01-11
JP3067956U (ja) * 1997-04-11 2000-04-21 サロモン エス.エー. スノーサーフィン実施用滑走ボード

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