JPH0530498Y2 - - Google Patents

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JPH0530498Y2
JPH0530498Y2 JP2261987U JP2261987U JPH0530498Y2 JP H0530498 Y2 JPH0530498 Y2 JP H0530498Y2 JP 2261987 U JP2261987 U JP 2261987U JP 2261987 U JP2261987 U JP 2261987U JP H0530498 Y2 JPH0530498 Y2 JP H0530498Y2
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JP
Japan
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tank body
connector
pipe
mounting hole
piping
Prior art date
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JP2261987U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は樹脂製燃料タンクの配管取付構造に
関する。
従来の技術 例えば、自動車用の樹脂製燃料タンクの配管を
取付ける場合には、第4図に示すように、樹脂の
特性を生かし、タンク本体1の上壁2に凹部3を
形成し、ここにコネクタ4を溶着するようにした
ものがある。尚、5はパイプを示す。
上記、コネクタ4を溶着する場合には、コネク
タ4を回転させることによつてタンク本体1の上
壁2との間に発生する摩擦熱を利用するスピンド
ル法、あるいは、コネクタ4の溶着部分、具体的
にはコネクタ4のフランジ部4aとタンク本体1
の上壁2との各溶着面を熱板にて溶融させた後に
両者を溶着する熱板溶着法が採用される(この類
似構造は、例えば実開昭58−84493号公報に示さ
れている)。
考案が解決しようとする問題点 上記のような取付構造にあつては、第5図に示
すようにタンク本体1内に屈曲して延びる配管を
行なう場合には下端が下側に延出するコネクタ4
を取付ければ良いのであるが、上述したスピンド
ル法を採用すると偏つた力がかかりコネクタ4の
回転がスムーズになされず、溶着不良が生じ易い
点が指摘されている。また、コネクタ4の下部の
回転を許容するために、コネクタ4のタンク本体
1の凹部3の設定位置が制約され、設計上の自由
度が低くなつてしまう。
これに対して、熱板溶着法によれば、上述のよ
うな問題は生じない反面、使用される熱板6を第
6図に示すように分割タイプにせざるを得ず、生
産性が悪く、コストアツプにつながつてしまう。
そこで、この考案は、溶着不良を生ずることな
くコネクタを取付けることができると共に、タン
ク本体内に臨まされる配管形状に制約されること
がなく、かつタンク本体の底壁に当接させて使用
する配管に対しても充分対応することができる樹
脂製燃料タンクの配管取付構造を提供するもので
ある。
問題点を解決するための手段 タンク本体の上壁に形成された取付孔にタンク
本体内に臨まされるパイプが挿入され、上記取付
孔の周縁に、弾性体を介して上記パイプの上縁フ
ランジを押圧すると共にタンク本体の上記取付孔
を閉塞するコネクタが溶着されている。
作 用 タンク本体内へ挿入されるパイプは、弾性体を
介してコネクタにより確実に固定でき、かつコネ
クタの溶着作業が、従来通りの手順でなし得る。
実施例 以下、この考案の実施例を図面と共に前記従来
の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1,2図において、タンク本体1の上壁2に
は凹部3が形成され、この凹部3には取付孔7が
設けられている。
この取付孔7の周囲には、下側と上側とに2つ
の棚部8,9が形成され、下側の棚部8には、パ
イプとしての挿入パイプ10の上縁フランジとし
てのフランジ部10aが当接され、上側の棚部9
にはコネクタ4のフランジ部4aが当接されるよ
うになつている。
上記挿入パイプ10は、リブ11を周囲に備え
た筒状部材であつて、タンク本体1内から燃料を
吸い上げるため下端部をタンク本体1の底壁12
に当接させるに十分な長さに形成され、下端の周
壁には、吸込口13が設けられている。
また、挿入パイプ10の上部内壁には、後述す
るコネクタ4の下側のパイプ部4bに摺動自在に
密接するシールリング14が環状の押え部材15
によつて固定される。
一方、上記コネクタ4は、前記タンク本体1の
凹部3の整合するフランジ部4aに、直角に屈曲
するパイプ部4bが貫通形成されたものであつ
て、このパイプ部4b上部には、チユーブ16が
接続され、パイプ部4bの下部は前記挿入パイプ
10内に臨まされて前記シールリング14の内周
に密接するようになつている。
そして、上記コネクタ4のフランジ部4aと挿
入パイプ10のシールリング14の押え部材15
との間には弾性体としてのスプリング17が介装
されている。
ここで、上記コネクタ4を取付けるにあたつて
は、先づ、タンク本体1の取付孔7に挿入パイプ
10をセツトし、シールリング14を押え部材1
5を介して取付け、この押え部材15の係止部1
5aと挿入パイプ10の内壁に設けた固定部材1
0bにスプリング17を係止した後、上記コネク
タ4をスピンドル法あるいは熱板溶着法によつて
溶着固定すれば良い。尚、上記溶着作業の際には
スプリング17の反力に対抗する力を加えながら
作業を行なう必要があるが、溶着の際に固化する
までコネクタ4を加圧保持する従来の作業と変わ
らないため、そのことによつて作業の手間が増え
るということはない。
上記実施例構造によれば、挿入パイプ10とコ
ネクタ4とが別体で構成されているため、コネク
タ4の溶着作業、具体的にはスピンドル法、熱板
溶着法のいづれをも採用することができ、作業上
有利であると共にコネクタ4を確実に取付けら
れ、取付け不良等が生ずることはない。したがつ
て取付孔7の配置自由度も高まり、かつ分割タイ
プの熱板6等を使用する必要がなく設計上および
コスト上有利である。
また、樹脂製のタンク本体1は、その性質上金
属製タンク本体よりも製造バラツキが大きく、か
つタンク本体1内の圧力温度変化による変形が大
きい欠点があるが、タンク本体1が変形を起こし
底壁12が相対的に上壁2側に近接した場合に
は、スプリング17が圧縮して対応でき、かつ、
コネクタ4のパイプ部4bはシールリング14に
摺接できるためシール切れを起こすこともない。
したがつて、上記挿入パイプ10の可動ストロ
ークSはスプリング17の圧縮可能長さよりも少
なく設定され、かつタンク本体1の底壁12の上
壁2に対する移動ストロークを考慮して設定さ
れ、また、挿入パイプ10は、タンク本体1の底
壁12が最も深い位置にある場合に対応して決定
する必要がある。
これにより、挿入パイプ10は常時タンク本体
1の底壁12に当接されることとなり、その結果
は吸込口13からペーパを吸込んだりするような
ことがない。
尚、この考案は上記実施例に限られるものでは
なく、第3図に示すようにスプリングに代えて弾
性体としてのゴム材18を採用するようにしても
良い。尚、他の構成は前記実施例と同一部分に同
一符号に付して説明を省略する。
また、液面計にこの取付構造を採用すれば、タ
ンク本体の底壁12に常時液面計の下端を当接さ
せることができるため、タンク本体1の変形にか
かわらず、精度上有利な下面基準の液位測定を安
価に行なうことができる。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、コ
ネクタを確実に、かつ作業工数を増加させること
なく取付けることができるという効果がある。
また、弾性体を介してタンク本体内にパイプが
セツトされているため、タンク本体の底面にパイ
プの下端を当接配置するような場合であつてもタ
ンク本体の圧力温度による底面の上下動に対して
スムーズに対応でき、圧力、温度上昇に対して変
形し易い樹脂製タンクへの配管上極めて有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の実施例を示し、第1図
は全体断面図、第2図は第1図の分割斜視説明
図、第3図は他の実施例の部分断面図、第4,5
図は各々従来技術のタンク本体の配管状況を誇張
して示した断面図、第6図は分割タイプの熱板の
斜視図である。 1……タンク本体、4……コネクタ、7……取
付孔、10……挿入パイプ(パイプ)、17……
スプリング(弾性体)、18……ゴム材(弾性
体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンク本体の上壁に形成された取付孔にタンク
    本体内に臨まされるパイプが挿入され、上記取付
    孔の周縁に、弾性体を介して上記パイプの上縁フ
    ランジを押圧すると共にタンク本体の上記取付孔
    を閉塞するコネクタが溶着されていることを特徴
    とする樹脂製燃料タンクの配管取付構造。
JP2261987U 1987-02-18 1987-02-18 Expired - Lifetime JPH0530498Y2 (ja)

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JP2261987U JPH0530498Y2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18

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JP2261987U JPH0530498Y2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18

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JPS63129624U JPS63129624U (ja) 1988-08-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2867255B1 (fr) * 2004-03-04 2007-11-30 Inergy Automotive Systems Res Systeme de fixation de deux composants, procede de fixation au moyen de ce systeme de fixation et systeme a carburant
DE102010032931A1 (de) * 2010-07-30 2012-02-02 Kautex Textron Gmbh & Co. Kg Behälter aus thermoplastischem Kunststoff

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JPS63129624U (ja) 1988-08-24

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