JPH0649491Y2 - リザーバタンクのキャップ構造 - Google Patents

リザーバタンクのキャップ構造

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JPH0649491Y2
JPH0649491Y2 JP1988098203U JP9820388U JPH0649491Y2 JP H0649491 Y2 JPH0649491 Y2 JP H0649491Y2 JP 1988098203 U JP1988098203 U JP 1988098203U JP 9820388 U JP9820388 U JP 9820388U JP H0649491 Y2 JPH0649491 Y2 JP H0649491Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamper
gauge
cap
gauge portion
injection port
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988098203U
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English (en)
Other versions
JPH0218772U (ja
Inventor
洋介 今井
一之 福島
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車等の車両に搭載されるクラッチリザ
ーバタンク,ブレーキフルードリザーバ等の各種リザー
バタンクにおけるキャップ構造に関するものである。
(従来の技術) 第3図は従来におけるキャップの係着構造を示すもので
ある。この例におけるキャップは金属製のキャップ本体
30の内面にゴムシール材31を貼り付けている。また、キ
ャップ本体30の内面にはゲージ部32が同軸で垂下されて
おり、その付け根部分には長方形の薄板状に形成された
クランパ33が固着されている。なお、このクランパ33は
注入口34の径より幅広に形成されているが、注入口34に
切り欠き形成された切り欠き溝(図示しない)を通して
差込み可能となっている。
しかして、キャップはゴムシール材31とクランパ33とに
よって挟着されるのであるが、タンクの注入口34の高さ
寸法(図中のH寸法)等にばら付きがあると、キャップ
の開閉の際の操作トルクにばら付きを生じる。
この問題点を解消したものが、第4図のものである。こ
の例のものは、クランパ35をゲージ部36に遊挿するとと
もに、スプリング37によって弾着するようにしたもので
ある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この例のものの場合、特にスプリング37
を必要とすることから、第3図のものに比して部品点数
が増加している。このため、コスト高と組付けの煩しさ
を招くものである。
そこで、本考案は部品点数を減らし組付けの簡素化とコ
ストの低減を図ることを目的とした。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、車両用オイル
リザーバのタンク本体の注入口に係着されるキャップで
あって、前記注入口を閉止可能に形成されたキャップの
裏面には、シールゴムを貼着するとともに、軸体状のゲ
ージ部をほぼ同軸で垂下し、さらにこのゲージ部の適当
高さ位置には板状のばね材よりなるクランパを回り止め
された状態で嵌着し、このクランパの周縁には前記注入
口の開口縁に係止可能でかつ前記シールゴムとによって
注入口の開口縁を弾性力をもって挟圧可能なばね部を水
平方向に一体に張出し形成し、 しかも、前記クランパの中心部には前記ゲージ部に挿通
可能な嵌め込み孔を形成するとともに、前記ゲージ部の
外周に食い込んでゲージ部の適当高さ位置にクランパを
保持するための複数の食い込み片と、これら食い込み片
の間において中心に向けて突出され前記ゲージ部のスリ
ットに係入されて前記クランパの回り止めをなす回り止
め片とが前記嵌め込み孔を取り囲むようにしてそれぞれ
形成されている。
(作用) 前記したように構成されるリザーバのタンクのキャップ
構造において、キャップの裏面にシールゴムが貼着され
た後、キャップ裏面のゲージ部の適当高さ位置までクラ
ンパが、その中心部の嵌め込み孔において嵌め込まれ
る。
このとき、クランパの回り止め片がゲージ部のスリット
に係入され、同クランパの食い込み片がゲージ部の外周
面に食い込むことで、前記ゲージ部の適当高さ位置にク
ランパが回り止めされて保持される。
このようにして、キャップにシールゴム及びクランパが
組付けられた状態において、クランパのばね部が注入口
の両切り欠き溝に整合されながらゲージ部が差し込まれ
た後、キャップ全体が回される。これによって、注入口
の開口縁が、シールゴムとクランパのばね部とによって
挟持される。このため、注入口の開口縁の高さにばら付
きがあっても、これをクランパのばね部が弾性的に撓み
変形することで確実に吸収することができ、操作荷重の
変動も許容できる範囲内で有効に仰制しうる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
図面において、1は自動車のパワーステアリング用オイ
ルリザーバであり、そのタンク本体2の上部中央にはキ
ャップ取付け部3が略円錐筒状に立上って形成されてお
り、ここには注入口4が同軸で開口している。なお、注
入口4には後述する両ばね部5に対応して一対の切り欠
き溝(図示しない)が切り欠き形成されている。
キャップ取付け部3の内部は規制板6によって区画され
ており、上部は区間部7となっている。この規制板6は
液面が大きく波立つのを規制する役割を果すものであ
る。また、規制板6の中心には挿入孔8が貫通して、キ
ャップ9側のゲージ部10を挿入可能としている。
キャップ9はそれぞれ合成樹脂材にて形成された上部キ
ャップ体11と下部キャップ体12とを備えてなる。この上
部キャップ体11はその外周に下向きの縁部13が垂下さ
れ、また下面には同心状に複数のリング凸部14が形成さ
れている。そして、これら各リング凸部14には縦方向に
複数条のエア抜きが設けられている。
下部キャップ体12は上部キャップ体11と合せ型する取付
部15とゲージ部10とを一体に備えてなる。すなわち、取
付部15はその中央部が凹んで断面略皿形状をなしてお
り、またその上面には上部キャップ体11の外周側の両リ
ング凸部14と嵌合するリング溝16が凹設されている。一
方、その下面にはゲージ部10が同軸で垂設されている。
ゲージ部10の下側半分はフラットなゲージ面を持つ平板
部10aが形成され、上側半分には径の異なる軸部10bが形
成されている。また、軸部10bには平坦部10aのゲージ面
と直交するようにして一対のスリット18が長さ方向に沿
って切込んである。さらに、上記凹み部分の底面には空
気孔19が貫通している。さらにまた、ゲージ部10には所
定深さの成形孔20が軸心に沿って形成され、またゲージ
部10における所定高さ位置にはリターン孔21が径方向に
沿って形成され、上記した成形孔20に連通している。
なお、22は下部キャップ体12の下面に取付けられたシー
ルゴムである。
ところで、ゲージ部10にはばね材よりなるクランパ23が
嵌着されている。クランパ23は全体として円形状に形成
されており、その中心部にはゲージ部10に挿通可能な嵌
込み孔24が形成されている。そして、この嵌込み孔24を
取囲むようにして、その周縁にはゲージ部10に対する複
数の食込み片25が切り起しによって形成されている。ま
た、食込み片25間において嵌込み孔24の孔縁からは一対
の回り止め片26が軸心に向けて対向して突出している。
そして、ゲージ部10における両スリット18に係入されて
クランパ23の回り止めの役割を果す。また、クランパ23
の周縁部において対象位置にはばね部5が張出し形成さ
れている。即ち、両ばね部5は注入口4の開口下縁に弾
接しうるように張出しており、また両側縁を下向きに折
曲げて補強が図られている。
引き続いて、上記のように形成された本例の作用と効果
を具体的に説明する。
キャップ9を装着する場合には、クランパ23の両ばね部
5を注入口4の両切り欠き溝(図示しない)に整合させ
ながらゲージ部10を差込み、挿入孔8へ挿通する。そし
て、キャップ9全体を回して注入口4の開口縁を、シー
ルゴム22と両ばね部5とによって挟むのであるが、この
場合には両ばね部5が注入口の開口縁の高さにばら付き
があっても、これを両ばね部5が撓み変形することで確
実に吸収することができ、操作荷重の変動も許容できる
範囲内で有効に抑制しうる。
タンク内の油面が振動等で波立ち、オイルが空気孔19か
ら下部キャップ体12内に流入することがある。しかし、
本例ではこのオイルを成形孔20に流下させリターン孔21
を経てタンク内に返送させる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、従来使用されてき
たスプリングの機能を、クランパのばね部にもたせるこ
とができるため、部品数を減らすことができるばかりで
なく、ゲージ部に対する組付けの際に、従来のスプリン
グを組付ける煩しさがなく、容易に組付けることができ
るとともに、スプリングを設ける場合に比して、低コス
トが実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はキャップとクランパを示す斜視図、第2図はタ
ンクへの装着状態を示す断面図、第3図は従来における
装着状態を示す断面図、第4図は他の従来の技術におけ
る装着状態の断面図である。 2……タンク本体 4……注入口 5……ばね部 9……キャップ 10……ゲージ部 22……シールゴム 23……クランパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−171201(JP,U) 実開 昭51−3413(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用オイルリザーバのタンク本体の注入
    口に係着されるキャップであって、前記注入口を閉止可
    能に形成されたキャップの裏面には、シールゴムを貼着
    するとともに、軸体状のゲージ部をほぼ同軸で垂下し、
    さらにこのゲージ部の適当高さ位置には板状のばね材よ
    りなるクランパを回り止めされた状態で嵌着し、このク
    ランパの周縁には前記注入口の開口縁に係止可能でかつ
    前記シールゴムとによって注入口の開口縁を弾性力をも
    って挟圧可能なばね部を水平方向に一体に張出し形成
    し、 しかも、前記クランパの中心部には前記ゲージ部に挿通
    可能な嵌め込み孔を形成するとともに、前記ゲージ部の
    外周に食い込んでゲージ部の適当高さ位置にクランパを
    保持するための複数の食い込み片と、これら食い込み片
    の間において中心に向けて突出され前記ゲージ部のスリ
    ットに係入されて前記クランパの回り止めをなす回り止
    め片とが前記嵌め込み孔を取り囲むようにしてそれぞれ
    形成されていることを特徴とするリザーバタンクのキャ
    ップ構造。
JP1988098203U 1988-07-25 1988-07-25 リザーバタンクのキャップ構造 Expired - Lifetime JPH0649491Y2 (ja)

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JP1988098203U JPH0649491Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 リザーバタンクのキャップ構造

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JPH0218772U JPH0218772U (ja) 1990-02-07
JPH0649491Y2 true JPH0649491Y2 (ja) 1994-12-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0544707U (ja) * 1991-11-18 1993-06-15 関東自動車工業株式会社 ハードトツプ車用ルーフウエザストリツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171201U (ja) * 1983-05-02 1984-11-15 豊田工機株式会社 リザ−バ

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JPH0218772U (ja) 1990-02-07

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