JPS6217653Y2 - - Google Patents

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JPS6217653Y2
JPS6217653Y2 JP15080181U JP15080181U JPS6217653Y2 JP S6217653 Y2 JPS6217653 Y2 JP S6217653Y2 JP 15080181 U JP15080181 U JP 15080181U JP 15080181 U JP15080181 U JP 15080181U JP S6217653 Y2 JPS6217653 Y2 JP S6217653Y2
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JP
Japan
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floating
floating sheet
flange
ring
seal
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JP15080181U
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JPS5853960U (ja
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  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はメカニカルシールの改良に関するもの
で、ことに高圧用メカニカルシールのシール効果
を改善することを目的とするものである。
従来、高圧用メカニカルシールとして第1図に
示すような装置が使用されており、この種のもの
はシールリングaと気密摺接回動するフローテイ
ングシートbがフランジcの凹部に対しOリング
dを介してその外周を保持するように構成されて
いる。したがつて、フローテイングシートbはシ
ール流体eの圧力によつてフランジcの端盤側に
押し付けられるようになるが、高圧用メカニカル
シールの場合はことに上記シール流体eの内圧が
高いため、フローテイングシートbの背面とフラ
ンジcの内面は強く圧接するようになり、この結
果フローテイングシートbの背面とフランジcと
の接触面の仕上精度が悪かつたり、または運転中
に該フランジcが発熱等により変形するような場
合、この接触面の精度的不具合がフローテイング
シートbの摺動面に歪みとなつて現われ、シール
リングaとフローテイングシートb間のシール効
果が減退する問題を有していた。
本考案は上記問題に鑑みなされたもので、フロ
ーテイングシートの背面側にもシール流体の圧力
を作用させ、該流体圧力によりフローテイングシ
ートのフランジ側への押圧力を減少せしめ、接触
面の精度の影響が摺動面へ現われないようにした
ものである。
以下、本考案の一実施例を第2図にしたがつて
説明すると、図中1はハウジング2の軸孔に内挿
した回動軸であり、軸受機構(図示せず)によつ
て回動自在に枢支される。3は、上記ハウジング
2の端部軸周に対し気密的に固着されるフランジ
であり、該フランジ3の凹部3aにフローテイン
グシート4が設けられる。当該フローテイングシ
ート4は前記回動軸1に軸孔4aを遊環外挿する
とともに前端に環状の摺動突起4bを有し、かつ
後端に環状の内段部4cが形成されるもので、上
記フランジ3の凹部3aに遊嵌された後端は、該
内段部4aをフランジ3の内側に形成した環状凹
部3bに遊嵌し、後端面4dをフランジ3の内端
面に当接する。また、当該フローテイングシート
4はフランジ3に突設したノツクピン5の頭部に
対し後端に穿設した係止孔4eを遊嵌し回り止め
するとともに、内段部4cとフランジ3間にはシ
ール用のOリング7が介装されている。また、フ
ランジ3の内周前端部分に周設された凹溝3cに
はOリング6が嵌着されていて、フローテイング
シート4を支承保持している。フランジ3にはシ
ール流体溝12とメカニカルシール内腔部14を
連通する通孔12aが設けられていて、シール流
体Lがフローテイングシート4の後端面4dとフ
ランジ3間に導入されるように構成されている。
13はフラツシング孔であり、シール流体溝12
と連通している。
上記フローテイングシート4の摺動面突起4b
はコンプレツシヨンリング8の一端にVパツキン
15を介して気密的に担持したシールリング9の
摺動面9aと気密的に当接摺動するようになり、
回動軸1に外挿固着したカラー10と上記コンプ
レツシヨンリング8間に介装したコイルスプリン
グ11の弾性により、シールリング9がフローテ
イングシート4に圧接するように構成される。
上記構成のメカニカルシールはフローテイング
シート4を2個のOリング6,7によつてフラン
ジ3に気密的に支承担持しているが、該Oリング
6,7とフローテイングシート4のシール径が異
なり(D1>D2)、かつフラツシング13から送入
されるシール流体Lの一部がフローテイングシー
ト4の後端面4dとフランジ3の内端面間(矢印
A)に侵入するようになるため、該フローテイン
グ4はシール流体Lにより矢印B方向の押圧力を
受けるようになる。すなわち、シール流体Lの圧
力をPとすると、フローテイングシート4の後端
面4dに加わるB方向の押圧PBは、 PB=π/4・(D1 2−D2 2)・P で表わされる。このとき、フローテイングシート
4とシールリング9の摺接部外径をDとするとフ
ローテイングシート4に対し反矢印B方向に加わ
るシール流体Lの押圧PBは、 PB=π/4・(D1 2−D2)・P であるから、フローテイングシート4がシール流
体Lによつてフランジ3面に押圧される力Fは F=PB−PB=π/4・(D2 2−D2)・P となり、Fは内側のOリング7とフローテイング
シート4のシール径D2と、フローテイングシー
ト4とシールリング9の摺接面外径Dの差によつ
て決定し、 D2=D のときにはフローテイングシート4をシール流体
Lがフランジ3面に押圧する力Fは零となり、シ
ール流体Lの内圧Pを変動せしめてもフローテイ
ングシート4は予め調整されたコイルスプリング
11の弾性押圧により、所定の圧力でシールリン
グ9と摺接すると同時にフランジ3と後端面4d
を圧接するようになる。
したがつて、フローテイングシート4の後端面
4dはフランジ3との圧接に伴なう歪みが解消さ
れ、摺動突起4bの摺動面への悪い影響がなくな
り、シールリング9との安定したシール効果が維
持できるようになる。
以上説明したように本考案のメカニカルシール
はフローテイングシートがフランジ面に押圧され
る力を減少したため、当接面の仕上精度の影響あ
るいは発熱に伴なうフランジの当接面の歪みの影
響がフローテイングシートの摺動面側におよぶこ
とが少なくなり、安定したシール性能が確保でき
るものである。加えて本考案の構造によれば当接
面の精度を上げるための摺り合せ、および相対す
る硬質のフローテイングシートのラツプ加工とこ
れらの両面の共摺り合せ加工等の手間と労力を省
略することができる等の特徴を有し、本考案の実
用的効果には極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は従来のメカニカルシールの半截正断面図、第2
図は本考案に係るメカニカルシールの半截正断面
図である。 1……回転軸、2……ハウジング、3……フラ
ンジ、3a……凹部、4c……内段部、3b……
環状凹部、3c……凹溝、4……フローテイング
シート、4a……軸孔、4b……摺動突起、4d
……後端面、4e……係止孔、5……ノツクピ
ン、6,7……Oリング、8……コンプレツシヨ
ンリング、9……シールリング、9a……摺動
面、10……カラー、11……コイルスプリン
グ、12……シール流体溝、12a……通孔、1
3……フラツシング孔、14……メカニカルシー
ル内腔部、15……Vパツキン、L……シール流
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動軸を内挿するハウジング端に固設したフラ
    ンジ等の取付部材に、該取付部材と外周との間に
    Oリングを介装してフローテイングシートを嵌着
    し、上記回動軸側に設けたシールリングを上記フ
    ローテイングシートに適宜弾性付勢して押圧摺接
    せしめてなるメカニカルシールにおいて、上記フ
    ローテイングシートの後端面と上記取付部材との
    間にシール流体を導入し得るように構成するとと
    もに、上記フローテイングシートの後端内周に環
    状の内段部を形成し、かつ該内段部と上記取付部
    材との間にシール用のOリングを介装して、該シ
    ール用のOリングによつて上記シール流体を密封
    することを特徴とするメカニカルシール。
JP15080181U 1981-10-09 1981-10-09 メカニカルシ−ル Granted JPS5853960U (ja)

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JP15080181U JPS5853960U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 メカニカルシ−ル

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JP15080181U JPS5853960U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 メカニカルシ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS5853960U JPS5853960U (ja) 1983-04-12
JPS6217653Y2 true JPS6217653Y2 (ja) 1987-05-07

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JP15080181U Granted JPS5853960U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 メカニカルシ−ル

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JPH01179630A (ja) * 1988-01-08 1989-07-17 Koujiyouen:Kk キノコ栽培用容器

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JPS5853960U (ja) 1983-04-12

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