JPS6319661Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6319661Y2 JPS6319661Y2 JP6702784U JP6702784U JPS6319661Y2 JP S6319661 Y2 JPS6319661 Y2 JP S6319661Y2 JP 6702784 U JP6702784 U JP 6702784U JP 6702784 U JP6702784 U JP 6702784U JP S6319661 Y2 JPS6319661 Y2 JP S6319661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- shaft
- seal
- seal ring
- housing side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 10
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はメカニカルシールの改良に関するもの
でシヤフトのコニカル偏芯に対して追従性に優
れ、安定したシール効果を発揮するとともに、正
圧・逆圧両用の高圧耐応型メカニカルシールを提
供することを目的とするものである。
でシヤフトのコニカル偏芯に対して追従性に優
れ、安定したシール効果を発揮するとともに、正
圧・逆圧両用の高圧耐応型メカニカルシールを提
供することを目的とするものである。
従来のメカニカルシールではシールリングと摺
動するフローテイングシートを支持部材に対して
背面を当接した状態で担持しており、軸芯との傾
き方向に自由度がないものであり、したがつてシ
ヤフトのコニカル偏芯に対しての追従性に乏しく
シール性能が向上しない原因となつていた。
動するフローテイングシートを支持部材に対して
背面を当接した状態で担持しており、軸芯との傾
き方向に自由度がないものであり、したがつてシ
ヤフトのコニカル偏芯に対しての追従性に乏しく
シール性能が向上しない原因となつていた。
本考案は上記欠点を一掃し、メカニカルシール
のシール性能を向上するとともに、シール部をバ
ランス型として正圧・逆圧のいずれの方向にも使
用でき、かつ高圧にも使用可能なメカニカルシー
ルを提供せんとするもので、シールリングと摺動
するフローテイングシートの外周を球面状に構成
し、支持面内で軸芯と傾斜する方向の自由度を持
つように気密的に担持するとともに、上記シール
リングを軸方向に自由度を持つように気密的に担
持し、かつフローテイングシートとシールリング
の各気密部の内径および外径を略同径に構成し、
内圧と外圧の相殺を計り均衡せしめたものであ
る。
のシール性能を向上するとともに、シール部をバ
ランス型として正圧・逆圧のいずれの方向にも使
用でき、かつ高圧にも使用可能なメカニカルシー
ルを提供せんとするもので、シールリングと摺動
するフローテイングシートの外周を球面状に構成
し、支持面内で軸芯と傾斜する方向の自由度を持
つように気密的に担持するとともに、上記シール
リングを軸方向に自由度を持つように気密的に担
持し、かつフローテイングシートとシールリング
の各気密部の内径および外径を略同径に構成し、
内圧と外圧の相殺を計り均衡せしめたものであ
る。
以下、本考案のメカニカルシールの一実施例を
図面にしたがつて説明する。１はハウジング２の
軸封部に内挿したシヤフトであり、メカニカルシ
ールによつて内部室Ａと外部室Ｂに軸封してな
る。上記シヤフト１に対して気密的に外挿固着し
たライナー３に構成した外径がＤ１の周段部３ａ
には内径支縁４ａを外挿したシールリング４が内
径がＤ２の内径段部４ｂと、該周段部３ａ間にＯ
リング５を介装して気密的に担持されるととも
に、該シールリング４の後端は上記ライナー３に
外挿固着したカラー６の外周面６ａに外挿し、ド
ライブピン１４を介してカラー６と回動連結した
練コンプレツシヨンリング７の端面とクツシヨン
リング１５を介して当接してなるもので、該コン
プレツシヨンリング７の端面に突設した係合突起
７ａをシールリング４の係合切欠４ｃと円周方向
に係合する。また該コンプレツシヨンリング７は
その内径の断面が円孤状の円孤状支面７ｂを形成
し、カラー６の外周と軸芯方向を傾斜可能に外挿
し、カラー６の外縁部６ｂとの間にコイルスプリ
ング８を弾装してクツシヨンリング１５を介して
シールリング４を後述するフローテイングシート
１０方向へ押圧弾性付勢したもので、カラー６の
端面に設けたスペーサ９とＯリング５の間にはシ
ールリング４が後退可能な隙間l2を構成してな
る。フローテイングシート１０は一端に上記シー
ルリング４の摺動面４ｄと摺接する摺動突起１０
ｅを突設し、外周がハウジング２の内径と微小な
嵌入隙間（0.2〜0.5mm程度）を有する外径の球面
状外周面１０ａを有し、内径支縁１０ｂをハウジ
ング２の端面に気密的に固着してなる端部材１１
の外径がＤ３になる筒縁部１１ａに外挿するとと
もに、内径がＤ４の内段部１０ｃと筒状部１１ａ
間にＯリング１２を介装して気密的に、かつ端面
と端部材１１間に隙間l1を形成して軸芯が傾斜可
能になる自由度をもつて担持するもので、該フロ
ーテイングシート１０の端部に形成した係合切欠
１０ｄに対して端部材１１に突設したピン１３を
係合し、周方向の回動を阻止してなる。
図面にしたがつて説明する。１はハウジング２の
軸封部に内挿したシヤフトであり、メカニカルシ
ールによつて内部室Ａと外部室Ｂに軸封してな
る。上記シヤフト１に対して気密的に外挿固着し
たライナー３に構成した外径がＤ１の周段部３ａ
には内径支縁４ａを外挿したシールリング４が内
径がＤ２の内径段部４ｂと、該周段部３ａ間にＯ
リング５を介装して気密的に担持されるととも
に、該シールリング４の後端は上記ライナー３に
外挿固着したカラー６の外周面６ａに外挿し、ド
ライブピン１４を介してカラー６と回動連結した
練コンプレツシヨンリング７の端面とクツシヨン
リング１５を介して当接してなるもので、該コン
プレツシヨンリング７の端面に突設した係合突起
７ａをシールリング４の係合切欠４ｃと円周方向
に係合する。また該コンプレツシヨンリング７は
その内径の断面が円孤状の円孤状支面７ｂを形成
し、カラー６の外周と軸芯方向を傾斜可能に外挿
し、カラー６の外縁部６ｂとの間にコイルスプリ
ング８を弾装してクツシヨンリング１５を介して
シールリング４を後述するフローテイングシート
１０方向へ押圧弾性付勢したもので、カラー６の
端面に設けたスペーサ９とＯリング５の間にはシ
ールリング４が後退可能な隙間l2を構成してな
る。フローテイングシート１０は一端に上記シー
ルリング４の摺動面４ｄと摺接する摺動突起１０
ｅを突設し、外周がハウジング２の内径と微小な
嵌入隙間（0.2〜0.5mm程度）を有する外径の球面
状外周面１０ａを有し、内径支縁１０ｂをハウジ
ング２の端面に気密的に固着してなる端部材１１
の外径がＤ３になる筒縁部１１ａに外挿するとと
もに、内径がＤ４の内段部１０ｃと筒状部１１ａ
間にＯリング１２を介装して気密的に、かつ端面
と端部材１１間に隙間l1を形成して軸芯が傾斜可
能になる自由度をもつて担持するもので、該フロ
ーテイングシート１０の端部に形成した係合切欠
１０ｄに対して端部材１１に突設したピン１３を
係合し、周方向の回動を阻止してなる。
また上記各部の径Ｄ１，Ｄ２，Ｄ３，Ｄ４はＤ
１とＤ３が略同径に、Ｄ２とＤ４が略同径に構成
される。
１とＤ３が略同径に、Ｄ２とＤ４が略同径に構成
される。
上記構成のメカニカルシールはシールリング４
の摺動面４ｄとフローテイングシート１０の摺動
突起１０ｅを密接摺動して軸封するものである。
この軸封部においてシヤフト１がコニカル偏芯を
生じ軸芯がハウジング２に対して傾斜した場合、
シールリング４を担持するコンプレツシヨンリン
グ７がカラー６に対して円孤状支面７ｂによつて
外挿しておりカラー６の傾倒に追従しない構造に
なつており、またフローテイングシート１０も球
面状外周面１０ａによつてハウジング２の内径に
嵌入しているため、シールリング４の傾きに合わ
せて自由に傾倒することができ、シヤフト１の偏
芯と関係なくシールリング４とフローテイングシ
ート１０の密接摺動を可能にするものである。
の摺動面４ｄとフローテイングシート１０の摺動
突起１０ｅを密接摺動して軸封するものである。
この軸封部においてシヤフト１がコニカル偏芯を
生じ軸芯がハウジング２に対して傾斜した場合、
シールリング４を担持するコンプレツシヨンリン
グ７がカラー６に対して円孤状支面７ｂによつて
外挿しておりカラー６の傾倒に追従しない構造に
なつており、またフローテイングシート１０も球
面状外周面１０ａによつてハウジング２の内径に
嵌入しているため、シールリング４の傾きに合わ
せて自由に傾倒することができ、シヤフト１の偏
芯と関係なくシールリング４とフローテイングシ
ート１０の密接摺動を可能にするものである。
また本考案は上記構成のとうり各部の径Ｄ１，
Ｄ２，Ｄ３，Ｄ４が D1≒D3，D2≒D4 となるため、内圧と外圧が圧力バランスするもの
である。したがつてフローテイングシート１０と
端部材１１間に設けたＯリング１２には外圧Ｐに
よる荷重 π／400（D22−D11）・Ｐ ＝π／400（D42−D32）・Ｐ と、コイルスプリング８による荷重のみが作用す
るもので、Ｄ２とＤ１およびＤ４とＤ３の差を小
さくすることによつて高圧に対してＯリング１２
がはみ出しを生ずることのない耐圧型の軸封装置
を構成することができるものである。
Ｄ２，Ｄ３，Ｄ４が D1≒D3，D2≒D4 となるため、内圧と外圧が圧力バランスするもの
である。したがつてフローテイングシート１０と
端部材１１間に設けたＯリング１２には外圧Ｐに
よる荷重 π／400（D22−D11）・Ｐ ＝π／400（D42−D32）・Ｐ と、コイルスプリング８による荷重のみが作用す
るもので、Ｄ２とＤ１およびＤ４とＤ３の差を小
さくすることによつて高圧に対してＯリング１２
がはみ出しを生ずることのない耐圧型の軸封装置
を構成することができるものである。
さらにシールリング４とフローテイングシート
１０の摺動面には逆圧Ｐが働いても π／400（D22−D12）・Ｐ ＋コイルスプリング８の荷重 が常時作用しており、密封性を損なうことはな
い。
１０の摺動面には逆圧Ｐが働いても π／400（D22−D12）・Ｐ ＋コイルスプリング８の荷重 が常時作用しており、密封性を損なうことはな
い。
以上述べたように、本考案のメカニカルシール
はコニカル偏芯や軸芯に対する直角度の狂いを吸
収し追随するもので安定したシール効果を得るこ
とができるとともにＯリングに加わる荷重を軽減
することができるので、高圧用としても使用する
ことができるものである。さらに、逆圧に対して
も押動面の押圧力が確保される構造になるため、
正圧・逆圧両用のメカニカルシールとして使用す
ることができる等の特徴を有するもので、本考案
の実用的効果はきわめて大きい。
はコニカル偏芯や軸芯に対する直角度の狂いを吸
収し追随するもので安定したシール効果を得るこ
とができるとともにＯリングに加わる荷重を軽減
することができるので、高圧用としても使用する
ことができるものである。さらに、逆圧に対して
も押動面の押圧力が確保される構造になるため、
正圧・逆圧両用のメカニカルシールとして使用す
ることができる等の特徴を有するもので、本考案
の実用的効果はきわめて大きい。
図面は本考案メカニカルシールの一実施例を示
す正断面図である。 １……シヤフト、２……ハウジング、４……シ
ールリング、５，１２……Ｏリング６……カラ
ー、７……コンプレツシヨンリング、７ｂ……円
孤状支面、８……コイルスプリング、１０……フ
ローテイングシート、１０ａ……球面状外周面。
す正断面図である。 １……シヤフト、２……ハウジング、４……シ
ールリング、５，１２……Ｏリング６……カラ
ー、７……コンプレツシヨンリング、７ｂ……円
孤状支面、８……コイルスプリング、１０……フ
ローテイングシート、１０ａ……球面状外周面。
Claims (1)
- ハウジング側に担持したフローテイングシート
とシヤフト側に担持したシールリングを摺接して
軸封するメカニカルシールにおいて、内径面をＯ
リングを介してハウジング側に対し気密的に、か
つ浮上担持するとともに球面状外周面をハウジン
グ側に内挿したフローテイングシートと、シヤフ
ト側に固着したカラーの外周に対して内径に形成
した断面が円孤状の円孤状支面を外挿してなるコ
ンプレツシヨンリングと、該コンプレツシヨンリ
ングに摺動面の他端と当接し、回動連結するとと
もに前記フローテイングシートと摺動面を密接
し、かつシヤフト側の部材外周にＯリングを介し
て気密的に浮上担持してなるシールリングと、上
記コンプレツシヨンリングをシールリング方向に
弾性押圧するコイルスプリング等の弾性部材から
なり、前記フローテイングシートとハウジング側
の気密担持構造部内外径と、シールリングとシヤ
フト側の気密担持構造部内外径が略同径となるこ
とを特徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6702784U JPS60178661U (ja) | 1984-05-10 | 1984-05-10 | メカニカルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6702784U JPS60178661U (ja) | 1984-05-10 | 1984-05-10 | メカニカルシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60178661U JPS60178661U (ja) | 1985-11-27 |
| JPS6319661Y2 true JPS6319661Y2 (ja) | 1988-06-01 |
Family
ID=30600460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6702784U Granted JPS60178661U (ja) | 1984-05-10 | 1984-05-10 | メカニカルシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60178661U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4606545B2 (ja) * | 2000-05-02 | 2011-01-05 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 |
-
1984
- 1984-05-10 JP JP6702784U patent/JPS60178661U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60178661U (ja) | 1985-11-27 |
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