JP4606545B2 - メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 - Google Patents
メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4606545B2 JP4606545B2 JP2000133235A JP2000133235A JP4606545B2 JP 4606545 B2 JP4606545 B2 JP 4606545B2 JP 2000133235 A JP2000133235 A JP 2000133235A JP 2000133235 A JP2000133235 A JP 2000133235A JP 4606545 B2 JP4606545 B2 JP 4606545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- rotating
- sliding ring
- ring
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/34—Sealings between relatively-moving surfaces with slip-ring pressed against a more or less radial face on one member
- F16J15/3464—Mounting of the seal
- F16J15/3472—Means for centering or aligning the contacting faces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調装置の圧縮機の回転軸周を、メカニカルシールを用いて軸封する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CO2ガスを冷媒とする自動車用車室空調装置(カーエアコン)の圧縮機の軸封手段として用いられるメカニカルシールの典型的な従来例としては、図6に示されるようなものがある。この種のメカニカルシール200は、冷媒CO2ガス圧縮機の回転軸101にOリング202を介して軸方向移動自在に設けられ前記回転軸101と共に回転される回転側摺動環201が、前記冷媒CO2ガス圧縮機のシールハウジング102側にOリング204を介して気密的に設けられた非回転の静止側摺動環203に、スプリング205の軸方向付勢力によって密接され、両リング201,203が密接されることにより、密封摺動面200Sが形成される。
【0003】
ここで、密封摺動面200Sの外周側に達する図中右側の機内空間Aは、冷凍機油を含む冷媒CO2ガス雰囲気であり、前記密封摺動面200Sの内周側に達する大気側空間Bの大気圧との差圧Δpは、3〜13MPaの範囲で変化する。また、回転側摺動環201は自己潤滑性を有するカーボン摺動材からなるものであって、円周方向に連続した摺動突起201aで静止側摺動環203と摺接され、静止側摺動環203には前記カーボン摺動材よりも硬質のセラミックス等の摺動材が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のメカニカルシール200によれば、ヤング率の小さいカーボン摺動材からなる回転側摺動環201には、図7に誇張して示されるようなテーパ状の変形を生じる。これは、回転側摺動環201の内周のOリング202から静止側摺動環203寄りの部分に作用する半径方向の差圧Δpによって矢印fで示されるような変位力を受け、回転側摺動環201における静止側摺動環203寄りの部分が静止側摺動環203側へ倒れ込み、かつ形状・構造的に曲げ強度の小さい摺動突起201aが前記半径方向の差圧によって更に内周側へ倒れ込むからである。
【0005】
その結果、例えば回転側摺動環201がカーボン摺動材からなり、摺動突起201aの外径が20mm程度、密封摺動面200Sの半径方向幅が2mm程度のメカニカルシールを用いた場合、摺動によって摺動突起201aの外周部の摩耗量が、内周部よりも1〜3μm程度大きくなるといった偏摩耗を生じる。
【0006】
このため、機内空間Aの冷媒CO2ガス圧力の低下によって差圧Δpによる変位力fが小さくなると、密封摺動面200Sには、図8に示されるように、上記偏摩耗によって外周側(冷媒CO2ガス雰囲気側)へ開いたテーパ状の隙間gを生じる。したがって、この隙間gに圧力Δpが作用することによって、密封摺動面200Sを開かせる力OPが増大する。
【0007】
また、密封摺動面200Sには、冷媒CO2ガス中にミスト状に混在する冷凍機油の一部が介入されることによって油膜が形成され、この油膜が冷媒CO2ガスの漏洩防止に大きく貢献しているが、上述のように外周側へ開いたテーパ状の隙間gが形成されることによって密封摺動面200Sの幅が著しく小さくなると共に、そこに介在する油膜も著しく減少し、冷媒CO2ガスが漏れやすい状況となる。
【0008】
本発明は、以上のような問題に鑑みてなされたもので、その主な技術的課題とするところは、機内空間の圧力に起因する摺動環及びその摺動突起の変形と、これによる密封摺動面の偏摩耗を抑制することによって、密封摺動面の油膜切れ及びこれによる冷媒ガスの漏洩を抑制することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題は、本発明によって有効に解決することができる。
すなわち本発明に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構は、圧縮機の回転軸に形成された環状段差部の大径側外周面に回転側パッキンを介して支持されると共に機内のガス圧力によって前記環状段差部にプレスフィットされる回転側摺動環と、前記圧縮機のシールハウジング側に静止側パッキンを介して気密的かつ軸方向移動可能に固定されスプリングの軸方向付勢力によって前記回転側摺動環と密接されて密封摺動面を形成する非回転の静止側摺動環とを備え、密封対象ガスの存在する機内空間が前記密封摺動面の外周側に達するメカニカルシールであって、前記回転側摺動環が自己潤滑性摺動材からなり、前記静止側摺動環が前記自己潤滑性摺動材以上のヤング率の大きい摺動材からなり、前記回転側摺動環が円周方向に延びる摺動突起で前記静止側摺動環と摺接されるものである。この場合、前記回転側摺動環の材料である自己潤滑性摺動材としては、カーボン摺動材、PTFE摺動材又はポリイミド摺動材が好適に使用される。
【0010】
上記構成によれば、回転側摺動環は機内の高圧ガス圧力と機外の大気圧との差圧によって倒れ込み方向の変形力を受けるが、この変形力は、回転軸の環状段差部への押し付け方向に作用する前記差圧の軸方向成分による変形力で相殺されるため、前記回転側摺動環の倒れ込み変形による密封摺動面の偏摩耗の発生が抑制される。なお、静止側摺動環も同様に、前記差圧によって倒れ込み方向の変形力を受けるが、静止側摺動環には回転側摺動環に作用するような、倒れこみ変形力を相殺する変形力は生じない。しかしながら、この静止側摺動環は回転側摺動環よりもヤング率の大きい材料からなるため、倒れこみ変形力による変形量は問題にならないレベルとすることができる。
【0011】
また、本発明において付加される一層好ましい構成としては、互いに接触する回転軸の環状段差部と回転側摺動環の内径部背面との間の外周部に、回転側パッキンによる密封部より内径側に位置して軸方向隙間が形成される。このようにすることによって、回転側摺動環の倒れ込み変形と逆方向の変形力を発生するので、前記倒れ込み変形による密封摺動面の外周側の偏摩耗を一層確実に防止し得るものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構の好ましい実施の一形態を示すもので、図中の参照符号1はCO2を冷媒として用いる車室空調装置の圧縮機のシールハウジング、参照符号2はこのシールハウジング1の軸孔11の内周から前記圧縮機の内部に挿通され、エンジンのクランクシャフトからの駆動力を電磁クラッチ(図示省略)を介して与えられることにより回転して、圧縮機の内部機構を駆動させる回転軸である。前記シールハウジング1と回転軸2との間には、メカニカルシール3が装着されている。
【0013】
メカニカルシール3は、シールハウジング1側に非回転状態に装着された静止側摺動環31と、回転軸2側に装着されてこの回転軸2と一体的に回転する回転側摺動環32が、軸方向に互いに対向しており、その対向端面同士が密接した密封摺動面Sにおいて、軸封機能を奏するものである。このメカニカルシール3の軸方向両側の軸周空間のうち、図1におけるシールハウジング1の右側に存在し前記密封摺動面Sの外周側に達する空間Aが、密封対象の機内空間、前記密封摺動面Sの内周側に達する図中左側の空間Bが、機外に開放された大気側空間である。
【0014】
メカニカルシール3の構成を更に詳しく説明すると、回転側摺動環32はカーボン摺動材からなるものであって、静止側摺動環31からみて機内空間A側に配置され、回転軸2の外周面に回転側Oリング37を介して固定的に嵌着されている。回転軸2は、回転側摺動環32の装着位置に、シールハウジング1の軸孔11への挿通部側が小径となる環状段差部21,22が形成されており、回転側摺動環32は、背面が小径側の第一の環状段差部21に当接される内周径方向部321と、その外周端部から背面側へ延びて前記第一の環状段差部21の大径側外周面23に回転側Oリング37を介して担持される外周軸方向部322とを有し、前記内周径方向部321の正面には、円周方向へ連続した摺動突起323が形成されている。
【0015】
一方、静止側摺動環31はカーボン摺動材よりもヤング率の大きい硬質摺動材(例えばSiC等のセラミックス)からなるものであって、シールハウジング1の内周にその軸孔11に沿って機内側へ延在された筒状支持部12の外周面に、静止側Oリング33を介して軸方向移動自在に装着されている。また、この静止側Oリング33は、前記静止側摺動環31の背面側の内周面に形成されたパッキン装着凹部31aに収容された状態で、前記筒状支持部12の外周面との間で径方向に適当な潰し代が付与されている。前記静止側摺動環31の背面(回転側摺動環32と反対側の面)には、金属板からなるリテーナ34が当接配置され、その内径部は静止側摺動環31のパッキン装着凹部31aの背後を塞ぐように延びている。
【0016】
リテーナ34の背面側には鍔状の金属板からなるケース35が配置されており、このケース35は、筒状支持部12の基部外周面に形成された係合部12aと円周方向に係合されると共に、前記基部の後端から立ち上がるシールハウジング1の端面13に軸方向に係止されている。そして前記リテーナ34とケース35との間には、ウェーブスプリング36が軸方向に適宜圧縮された状態で介在されている。また、前記ケース35の外周部には、軸方向に延在された複数の係合爪35aが等位相間隔で形成されており、精子側摺動環31の外周面に等位相間隔で形成された係合切欠31bと軸方向相対移動自在に係合している。
【0017】
以上の構成において、シールハウジング1に、その筒状支持部12の係合部12a及びケース35を介して回り止めされた静止側摺動環31は、ウェーブスプリング36の軸方向付勢力をリテーナ34を介して与えられることにより、その先端面31cが、回転軸2と共に回転する回転側摺動環32の摺動突起323の先端面に適当な面圧で押し付けられ、これにより密封摺動面Sが形成される。回転軸2が回転している圧縮機の駆動時には、機内で高圧・高温に圧縮される冷媒CO2ガス中に冷凍機油がミスト状に混在されており、その一部は、密封摺動面Sに介入して潤滑油膜を形成し、この密封摺動面Sを良好に潤滑すると共に、大気側空間Bへの冷媒CO2ガスの通過を遮断する。
【0018】
ここで、機内空間Aの冷媒CO2ガスの圧力は、大気側空間Bにおける大気圧よりも高圧であるため、静止側Oリング33による密封部の外周側で静止側摺動環31の背面に作用する前記冷媒CO2ガスの圧力と大気圧との差圧は、密封摺動面Sにおける面圧を増大させる押し付け荷重として働く。しかし、静止側Oリング33と密封摺動面Sの径方向位置関係は、前記押し付け荷重の大部分が、回転側摺動環32の摺動突起323による密封摺動面Sの外周側で、前記静止側摺動環31の正面に軸方向に作用する差圧によって相殺されるように設定されているので、機内空間Aの冷媒CO2ガス圧力が大きく変動しても、密封摺動面Sの面圧は大きく変化することがない。また、上記したように静止側摺動環31はヤング率の大きい材料からなるため、変形量は問題にならないレベルである。
【0019】
一方、回転側摺動環32は、静止側摺動環31と密接して密封摺動面Sを形成する摺動突起323が、内周径方向部321に突設されていて、回転側Oリング37による密封部より内径側に位置しているので、図2に示されるように、密封摺動面Sの外周側で回転側摺動環32の正面に軸方向に作用する差圧Δp1の受圧面積は、回転側Oリング37による密封部の外周側で回転側摺動環32の背面に軸方向に作用する差圧Δp2の受圧面積より大きい。したがって、この回転側摺動環32は、前記受圧面積の差に由来する軸方向荷重F1によって、内周径方向部321の背面が、回転軸2における第一の環状段差部21にプレスフィットされた状態に固定される。
【0020】
また、回転側Oリング37による密封部よりも密封摺動面S側の部分で、回転側摺動環32に径方向に作用する差圧Δp3は、この回転側摺動環32に、図2に二点鎖線で示されるような静止側摺動環31側へ倒れ込ませる方向の変形力F2を生じさせる。しかし、上述した軸方向荷重F1は、このような変形力F2を相殺する方向に作用するため、回転側摺動環32のF2方向への倒れ込みが抑えられ、このため密封摺動面S(摺動突起323)の摩耗量が外周側で大きくなる偏摩耗が有効に防止される。
【0021】
次に、図3は本発明に係る他の実施の形態を示すものである。この形態においては、回転軸2における第一の環状段差部21に、回転側摺動環32の摺動突起323と対応する外径寸法の副段差部21aが形成され、これによって、回転側摺動環32の内周径方向部321の背面と前記第一の環状段差部21との間の外周部に、回転側Oリング37による密封部よりも内径側に位置する軸方向隙間Gを形成したものである。その他の部分の構成は、図1とほぼ同様である。
【0022】
図3の構成によれば、回転側摺動環32に、先の図2に示される差圧Δp1と差圧Δp2の受圧面積の差による変形力F1が作用した場合、回転側摺動環32には、副段差部21aの外径端を支点Pとして、図4に誇張して示されるような変形を生じる。そしてこの変形は、摺動突起323を外周側へ持ち上げるように作用するので、図2に二点鎖線で示されるような倒れ込みによる摺動突起323の外周側の偏摩耗を確実に防止することができる。
【0023】
なお、この構成においては、例えば変形力F1を一定とした場合、副段差部21aによる支点Pが内径側にあるほど、F1方向の変形量がより大きくなり、逆に支点Pが外周側にあるほど前記変形量がより小さくなることは自明である。したがって、軸方向隙間Gの内径(副段差部21aの外径)は、密封摺動面Sが適切な接触状態となるように、使用条件に応じて設定される。
【0024】
図5は、本発明に係る更に他の実施の形態を示すものである。この形態においては、回転側摺動環32の内周径方向部321の背面における外周部に、円周方向に連続した逃げ溝321aを形成してあり、これによって、回転軸2における第一の環状段差部21との間の外周部に、回転側Oリング37による密封部よりも内径側に位置する軸方向隙間Gが形成されるように構成したものである。その他の部分の構成は、図1とほぼ同様である。
【0025】
すなわちこの場合は、回転側摺動環32に先の図2に示される差圧Δp1と差圧Δp2の受圧面積の差による変形力F1が作用した場合、回転側摺動環32には、逃げ溝321aの内径端部を支点Pとする変形を生じ、この変形が、摺動突起323を外周側へ持ち上げるように作用するので、図3によるものと同様の効果が実現される。
【0026】
なお、上記各実施形態においては、回転側摺動環32をカーボン摺動材からなるものとしたが、他の自己潤滑性摺動材、例えばPTFEやポリイミドを用いることもできる。
【0027】
【発明の効果】
本発明に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構によれば、機内の冷媒ガス圧力が高圧になっても、回転側摺動環の倒れ込み変形による密封摺動面の外周側の偏摩耗や、これに起因する摺動負荷の増大や、冷媒ガス漏洩の増大を有効に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構の好ましい実施の一形態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図2】上記一形態による作用を示す説明図である。
【図3】本発明に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構の好ましい実施の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す要部半断面図である。
【図4】上記他の形態による作用を示す説明図である。
【図5】本発明に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構の好ましい実施の第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す要部半断面図である。
【図6】従来技術に係るメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図7】上記従来技術における偏摩耗の発生状態を示す説明図である。
【図8】上記従来技術における偏摩耗による摺動面隙間の発生状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シールハウジング
2 回転軸
21 第一の環状段差部(環状段差部)
21a 副段差部
3 メカニカルシール
31 静止側摺動環
32 回転側摺動環
321 内周径方向部
321a 逃げ溝
323 摺動突起
33 静止側Oリング(静止側パッキン)
36 ウェーブスプリング(スプリング)
37 回転側Oリング(回転側パッキン)
A 機内空間
B 大気側空間
G 軸方向隙間
S 密封摺動面
Claims (3)
- 圧縮機の回転軸に形成された環状段差部の大径側外周面に回転側パッキンを介して支持されると共に機内のガス圧力によって前記環状段差部にプレスフィットされる回転側摺動環と、
前記圧縮機のシールハウジング側に静止側パッキンを介して気密的かつ軸方向移動可能に固定されスプリングの軸方向付勢力によって前記回転側摺動環と密接されて密封摺動面を形成する非回転の静止側摺動環とを備え、
密封対象ガスの存在する機内空間が前記密封摺動面の外周側に達するメカニカルシールであって、
前記回転側摺動環が自己潤滑性摺動材からなり、
前記静止側摺動環が前記自己潤滑性摺動材以上のヤング率の大きい摺動材からなり、
前記回転側摺動環が円周方向に延びる摺動突起で前記静止側摺動環と摺接されることを特徴とするメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構。 - 請求項1の記載において、
自己潤滑性摺動材はカーボン摺動材、PTFE摺動材又はポリイミド摺動材であることを特徴とするメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構。 - 請求項1の記載において、
互いに接触する回転軸の環状段差部と回転側摺動環の内径部背面との間の外周部に、回転側パッキンによる密封部より内径側に位置して軸方向隙間が形成されたことを特徴とするメカニカルシールによる圧縮機の軸封機構。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000133235A JP4606545B2 (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 |
EP01926126A EP1193429A4 (en) | 2000-05-02 | 2001-05-02 | COMPRESSOR SHAFT SEAL MECHANISM BY MECHANICAL SEAL |
US10/019,844 US6688602B2 (en) | 2000-05-02 | 2001-05-02 | Shaft sealing mechanism of compressor with mechanical seal |
PCT/JP2001/003811 WO2001084025A1 (fr) | 2000-05-02 | 2001-05-02 | Mecanisme d'etancheite d'arbre de compresseur par joint mecanique |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000133235A JP4606545B2 (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001317637A JP2001317637A (ja) | 2001-11-16 |
JP4606545B2 true JP4606545B2 (ja) | 2011-01-05 |
Family
ID=18641767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000133235A Expired - Lifetime JP4606545B2 (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6688602B2 (ja) |
EP (1) | EP1193429A4 (ja) |
JP (1) | JP4606545B2 (ja) |
WO (1) | WO2001084025A1 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7389832B2 (en) * | 2006-05-26 | 2008-06-24 | Dyna-Drill Technologies, Inc. | Hydrostatic mechanical seal with local pressurization of seal interface |
EP2376820B1 (en) * | 2008-12-12 | 2017-10-11 | Flowserve Management Company | Pump seal |
GB0908201D0 (en) * | 2009-05-13 | 2009-06-24 | Crane John Uk Ltd | Seal assemblies |
DE102010024289A1 (de) | 2010-04-23 | 2011-10-27 | Carl Freudenberg Kg | Gleitringdichtung |
ITVI20120048A1 (it) * | 2012-02-29 | 2013-08-30 | Calpeda A Spa | Gruppo di tenuta per un fluido |
US9261095B2 (en) * | 2012-08-31 | 2016-02-16 | Cornell Pump Company | Cutter system for pump suction |
US9845697B2 (en) * | 2015-01-19 | 2017-12-19 | United Technologies Corporation | Sliding seal |
US10260364B2 (en) | 2015-03-09 | 2019-04-16 | United Technologies Corporation | Sliding seal |
JP7118566B2 (ja) * | 2017-09-20 | 2022-08-16 | イーグル工業株式会社 | メカニカルシール |
CN109932169B (zh) * | 2019-04-08 | 2020-05-29 | 浙江大学 | 一种密封环轴线偏角可调的机械密封试验装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173574U (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-08 | ||
JPH02110762U (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-05 |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3511510A (en) * | 1964-05-25 | 1970-05-12 | Sealol | High pressure fluid seal with biasing action |
CA919210A (en) * | 1968-12-30 | 1973-01-16 | Westinghouse Electric Corporation | Controlled leakage face type shaft seal |
DE2315190B2 (de) * | 1973-03-27 | 1978-04-20 | Klein, Schanzlin & Becker Ag, 6710 Frankenthal | Hydrostatische Gleitringdichtung |
GB2080446B (en) * | 1980-07-17 | 1984-08-15 | Fenner Co Ltd J H | Annular fluid seals |
JPS60178661A (ja) | 1984-02-24 | 1985-09-12 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
JPS60178661U (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-27 | イ−グル工業株式会社 | メカニカルシ−ル |
JPS6237665A (ja) | 1985-08-09 | 1987-02-18 | 三洋電機株式会社 | 冷蔵シヨ−ケ−ス |
JPS6237573A (ja) | 1985-08-12 | 1987-02-18 | Ebara Res Co Ltd | 軸封装置 |
FI74121C (fi) * | 1986-01-22 | 1988-08-01 | Safematic Ltd Oy | Glidringstaetning. |
US4691927A (en) * | 1986-12-01 | 1987-09-08 | A. W. Chesterton Company | Temperature-compensating mechanical face seal |
US4848774A (en) * | 1987-08-31 | 1989-07-18 | Westinghouse Electric Corp. | Reactor coolant pump hydrostatic sealing assembly with externally pressurized hydraulic balance chamber |
FI882106A (fi) * | 1988-05-05 | 1989-11-06 | Safematic Ltd Oy | Anordning foer aendtaetning vid en boejningskompenserad eller -reglerad vals. |
ATE106999T1 (de) * | 1989-12-06 | 1994-06-15 | Pacific Wietz Gmbh & Co Kg | Gasgesperrte, kontaktlose dichtungsanordnung für eine welle. |
JPH04125364A (ja) * | 1990-09-18 | 1992-04-24 | Riken Corp | スターリングサイクル用軸封装置 |
JP2744856B2 (ja) * | 1991-05-22 | 1998-04-28 | 工業技術院長 | メカニカルシール用硼化チタン複合炭化珪素焼結体およびメカニカルシール |
JPH0540661A (ja) | 1991-08-02 | 1993-02-19 | Nec Corp | シミユレータ装置 |
JP2558860Y2 (ja) * | 1991-10-29 | 1998-01-14 | 株式会社タンケンシールセーコウ | メカニカルシール |
US5567132A (en) * | 1994-12-06 | 1996-10-22 | Endura Pumps International, Inc. | Seal for pump having an internal gas pump |
CH689826A5 (de) | 1995-05-10 | 1999-12-15 | Daimler Benz Ag | Fahrzeug-Klimaanlage. |
JP4008098B2 (ja) | 1998-04-10 | 2007-11-14 | イーグル工業株式会社 | 冷凍機コンプレッサの軸封構造 |
JP4307590B2 (ja) | 1998-05-29 | 2009-08-05 | イーグル工業株式会社 | 冷凍機コンプレッサ用軸封装置 |
US6227547B1 (en) | 1998-06-05 | 2001-05-08 | Kalsi Engineering, Inc. | High pressure rotary shaft sealing mechanism |
JP3280344B2 (ja) * | 1999-05-14 | 2002-05-13 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール |
JP3351515B2 (ja) * | 1999-09-01 | 2002-11-25 | 日本ピラー工業株式会社 | メカニカルシール |
-
2000
- 2000-05-02 JP JP2000133235A patent/JP4606545B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-05-02 EP EP01926126A patent/EP1193429A4/en not_active Withdrawn
- 2001-05-02 WO PCT/JP2001/003811 patent/WO2001084025A1/ja not_active Application Discontinuation
- 2001-05-02 US US10/019,844 patent/US6688602B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01173574U (ja) * | 1988-05-30 | 1989-12-08 | ||
JPH02110762U (ja) * | 1989-02-23 | 1990-09-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1193429A4 (en) | 2006-01-18 |
US6688602B2 (en) | 2004-02-10 |
US20030098547A1 (en) | 2003-05-29 |
JP2001317637A (ja) | 2001-11-16 |
EP1193429A1 (en) | 2002-04-03 |
WO2001084025A1 (fr) | 2001-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3514414B1 (en) | Mechanical seal | |
US4755115A (en) | Shaft seal assembly for compressor | |
JP5183938B2 (ja) | シール装置 | |
JP4684421B2 (ja) | シャフトシール | |
JP4606545B2 (ja) | メカニカルシールによる圧縮機の軸封機構 | |
JPH10281299A (ja) | メカニカルシール装置 | |
CA2513053A1 (en) | Controlled gap carbon seal | |
US5893564A (en) | Mechanical face seal assembly | |
EP1098117A1 (en) | Mechanical seal for compressor | |
EP1333204A2 (en) | Seals | |
JP2018071702A (ja) | 冷凍機コンプレッサの軸封装置 | |
EP3742027A1 (en) | Seal structure and seal to be used in same | |
JP2002122243A (ja) | 分割型シール | |
JP3305196B2 (ja) | 軸封装置 | |
JP2001004034A (ja) | Co2圧縮機用メカニカルシール | |
JP2006177500A (ja) | メカニカルシール | |
JP3903499B2 (ja) | 高圧用メカニカルシール | |
JP3686810B2 (ja) | 高圧用メカニカルシール | |
GB2621827A (en) | Scroll pump seal, scroll pump and method | |
JP4793151B2 (ja) | メカニカルシール装置及びウォーターポンプ | |
EP4317750A1 (en) | Sealing structure and sealing method | |
JP2834375B2 (ja) | 過給機の軸封装置 | |
JP2009108688A (ja) | 圧縮機の軸封装置 | |
JP2000104834A (ja) | リップ型シールによる軸封構造 | |
JP2006029502A (ja) | メカニカルシール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100303 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20100309 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100908 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101006 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4606545 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |