JPH0733028Y2 - 樹脂製インレットパイプ - Google Patents
樹脂製インレットパイプInfo
- Publication number
- JPH0733028Y2 JPH0733028Y2 JP1989068240U JP6824089U JPH0733028Y2 JP H0733028 Y2 JPH0733028 Y2 JP H0733028Y2 JP 1989068240 U JP1989068240 U JP 1989068240U JP 6824089 U JP6824089 U JP 6824089U JP H0733028 Y2 JPH0733028 Y2 JP H0733028Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- resin
- metal retainer
- inlet pipe
- retainer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は樹脂製インレツトパイプに係り、従来のように
樹脂製インレツトパイプ本体の先端口の注油口を補強す
るために嵌める金属リテーナーをインレツトパイプ本体
にかしめにより取付けないで、該リテーナーの外周をイ
ンサートした樹脂製リングにインレツトパイプを接合固
定する構成にしたものである。
樹脂製インレツトパイプ本体の先端口の注油口を補強す
るために嵌める金属リテーナーをインレツトパイプ本体
にかしめにより取付けないで、該リテーナーの外周をイ
ンサートした樹脂製リングにインレツトパイプを接合固
定する構成にしたものである。
（従来の技術） 燃料タンクに接合するインレツトパイプはシャシーに取
付けるため屈曲形に成形することが多く、しかも多量生
産が可能な樹脂材料により成形するものが多くなつてい
る。しかるに該インレツトパイプの燃料補給ガンを挿入
する燃料補給口は強度が低くて摩耗し易いので金属リテ
ーナーを嵌めて補強しているが、その構成は第３図に一
例を示す通りであつて、樹脂製インレツトパイプａの外
周にかしめ周縁ｂとＯリングｄの嵌込み周溝ｃを形成
し、金属リテーナーｅの内周片と同外周片ｆの間にイン
レツトパイプａを嵌め込み、金属リテーナーｅの外周片
ｆの末端を前記のかしめ周縁ｂに曲げ込んでかしめｇを
施し、Ｏリングｄをリテーナーｅの外周片ｆにより圧縮
する構造からなるものである。
付けるため屈曲形に成形することが多く、しかも多量生
産が可能な樹脂材料により成形するものが多くなつてい
る。しかるに該インレツトパイプの燃料補給ガンを挿入
する燃料補給口は強度が低くて摩耗し易いので金属リテ
ーナーを嵌めて補強しているが、その構成は第３図に一
例を示す通りであつて、樹脂製インレツトパイプａの外
周にかしめ周縁ｂとＯリングｄの嵌込み周溝ｃを形成
し、金属リテーナーｅの内周片と同外周片ｆの間にイン
レツトパイプａを嵌め込み、金属リテーナーｅの外周片
ｆの末端を前記のかしめ周縁ｂに曲げ込んでかしめｇを
施し、Ｏリングｄをリテーナーｅの外周片ｆにより圧縮
する構造からなるものである。
しかるにこの構成では金属リテーナーｅにかしめのため
の外周片ｆを成形しなければならないのでプレス成形が
しにくく高価となり、さらにリテーナーｅの外周片ｆに
よる自動車ボデイパネルｘのインレツトパイプ挿入孔ｙ
に対応するシール面ｚがかしめを施す際に変形すること
があり、精度が不確実になる等の欠点がある。
の外周片ｆを成形しなければならないのでプレス成形が
しにくく高価となり、さらにリテーナーｅの外周片ｆに
よる自動車ボデイパネルｘのインレツトパイプ挿入孔ｙ
に対応するシール面ｚがかしめを施す際に変形すること
があり、精度が不確実になる等の欠点がある。
（考案が解決しようとする問題点・考案の目的） 前記した欠点は樹脂インレツトパイプの給油口に、金属
リテーナーをかしめにより取付けることによるものであ
ることが明確になつた。本考案はこれに鑑み金属リテー
ナーを樹脂インレツトパイプにかしめることなく、該リ
テーナーをインサート手段で固定する樹脂製リングに面
溶接する構成を採用して前記した問題点を解決すること
を考案の目的とするものである。
リテーナーをかしめにより取付けることによるものであ
ることが明確になつた。本考案はこれに鑑み金属リテー
ナーを樹脂インレツトパイプにかしめることなく、該リ
テーナーをインサート手段で固定する樹脂製リングに面
溶接する構成を採用して前記した問題点を解決すること
を考案の目的とするものである。
（問題点を解決するための手段） 本考案は前記の目的に合致させたもので、金属リテーナ
ー１の頂部内面にＯリング４を装着するとともに、該金
属製リテーナー１の外周面に樹脂製リング５を嵌着し、
該樹脂製リング５の上面と前記頂部内面で前記Ｏリング
４を挟持し、前記樹脂製リング５の下面の溶接面７に樹
脂インレツトパイプ本体８の上端面９を面溶接により接
合したことを特徴とする樹脂製インレツトパイプに係る
ものである。
ー１の頂部内面にＯリング４を装着するとともに、該金
属製リテーナー１の外周面に樹脂製リング５を嵌着し、
該樹脂製リング５の上面と前記頂部内面で前記Ｏリング
４を挟持し、前記樹脂製リング５の下面の溶接面７に樹
脂インレツトパイプ本体８の上端面９を面溶接により接
合したことを特徴とする樹脂製インレツトパイプに係る
ものである。
（実施例） 添付図面の第１、２図は本考案の好適な一実施例を示
し、第１図は第１実施例の縦断面図、第２図は第２実施
例の縦断面図である。
し、第１図は第１実施例の縦断面図、第２図は第２実施
例の縦断面図である。
第１図において１は金属リテーナーであつて金属板によ
り頭部２を「へ」形断面にしてプレス成形を施し、プレ
ス成形後にねじ蓋を施こすため一周回程度のねじ溝３を
形成する。
り頭部２を「へ」形断面にしてプレス成形を施し、プレ
ス成形後にねじ蓋を施こすため一周回程度のねじ溝３を
形成する。
金属リテーナー１には、下方端から頭部２の下面にＯリ
ング４を嵌込み、該リテーナー１の外周に、インレツト
パイプ８のパイプ厚さにほぼ合致させた樹脂製リング５
を射出成形により成形してボデイパネルｘのインレツト
パイプ挿入孔ｙに対応するシール面６を成形し、下端面
を溶接面７とする。
ング４を嵌込み、該リテーナー１の外周に、インレツト
パイプ８のパイプ厚さにほぼ合致させた樹脂製リング５
を射出成形により成形してボデイパネルｘのインレツト
パイプ挿入孔ｙに対応するシール面６を成形し、下端面
を溶接面７とする。
前記の成形によりＯリング４は金属リテーナー１の頭部
下面と樹脂製リング５の上面にて挟持、圧縮され、該樹
脂製リング５にＯリング４及び金属リテーナーと共に鋳
込まれる。
下面と樹脂製リング５の上面にて挟持、圧縮され、該樹
脂製リング５にＯリング４及び金属リテーナーと共に鋳
込まれる。
このように成形した後に、別途成形した樹脂製インレツ
トパイプ本体８の上端面９を樹脂製リング５の溶接面７
に摩耗溶接などで溶接して製品とする。またシール面６
はパイプ８に構成させることもできる。
トパイプ本体８の上端面９を樹脂製リング５の溶接面７
に摩耗溶接などで溶接して製品とする。またシール面６
はパイプ８に構成させることもできる。
第２図の第２実施例は前記した樹脂金属リテーナー１に
嵌めたＯリング４の下面に、溶接面７を形成したフラン
ジ5aを設けた樹脂製リング５を嵌め、しかる後射出成形
により樹脂固定リング10を設けることによりフランジ5a
を固定させ、別途成形した樹脂製インレツトパイプ本体
８の上端面９を前記溶接面７に摩擦溶接などで溶接して
製品とする。
嵌めたＯリング４の下面に、溶接面７を形成したフラン
ジ5aを設けた樹脂製リング５を嵌め、しかる後射出成形
により樹脂固定リング10を設けることによりフランジ5a
を固定させ、別途成形した樹脂製インレツトパイプ本体
８の上端面９を前記溶接面７に摩擦溶接などで溶接して
製品とする。
その他は第１実施例と同じである。
（作用及び効果） 本考案は、金属リテーナー１の頂部内面と外周面とに樹
脂製リング５を嵌着し、そのリング５の下面の溶接面７
に樹脂インレツトパイプ本体８の上端面９を面溶接によ
り接合してなり、金属リテーナー１は頂部２を「へ」形
にしたプレス成形の容易な形状のものを使用することが
できると共に、自動車ボデイパネルｘのインレツトパイ
プ挿入孔ｙに対応するシール面６を金属リテーナー１及
びＯリング４と全く無関係な樹脂製リング５またはパイ
プ８の外面により構成するものであるから、該シール面
６をかしめ加工による変形に影響されることなく精密に
成形できる効果を持つ。
脂製リング５を嵌着し、そのリング５の下面の溶接面７
に樹脂インレツトパイプ本体８の上端面９を面溶接によ
り接合してなり、金属リテーナー１は頂部２を「へ」形
にしたプレス成形の容易な形状のものを使用することが
できると共に、自動車ボデイパネルｘのインレツトパイ
プ挿入孔ｙに対応するシール面６を金属リテーナー１及
びＯリング４と全く無関係な樹脂製リング５またはパイ
プ８の外面により構成するものであるから、該シール面
６をかしめ加工による変形に影響されることなく精密に
成形できる効果を持つ。
また、樹脂製リング５の上面と金属製リテーナー１の頂
部内面でＯリング４を挟持する構成としたので、樹脂製
リング５を金属製リテーナー１に嵌着するときＯリング
４の位置が樹脂製リング５の中心方向にずれるおそれが
ない。また、絞り加工した金属製リテーナー１の側周面
はしわを有するので、Ｏリング４との密着製が悪いが、
本願発明ではＯリング４を金属性リテーナー１の頂部内
面に装着したので、密着性が良い。従って、長期間にわ
たり金属性リテーナー１と樹脂リング５間の気密性を保
つことができる。
部内面でＯリング４を挟持する構成としたので、樹脂製
リング５を金属製リテーナー１に嵌着するときＯリング
４の位置が樹脂製リング５の中心方向にずれるおそれが
ない。また、絞り加工した金属製リテーナー１の側周面
はしわを有するので、Ｏリング４との密着製が悪いが、
本願発明ではＯリング４を金属性リテーナー１の頂部内
面に装着したので、密着性が良い。従って、長期間にわ
たり金属性リテーナー１と樹脂リング５間の気密性を保
つことができる。
添付図面の第１、２図は本考案の好適な一実施例を示
し、第１図は第１実施例の縦断面図、第２図は第２実施
例の縦断面図である。第３図は従来例の縦断面図であ
る。 １……金属リテーナー、２……頭部、４……Ｏリング ５……樹脂製リング、６……シール面、７……溶接面 ８……インレツトパイプ本体、９……上端面、10……樹
脂固定リング ｘ……自動車ボデイパネル ｙ……インレツトパイプ挿入孔
し、第１図は第１実施例の縦断面図、第２図は第２実施
例の縦断面図である。第３図は従来例の縦断面図であ
る。 １……金属リテーナー、２……頭部、４……Ｏリング ５……樹脂製リング、６……シール面、７……溶接面 ８……インレツトパイプ本体、９……上端面、10……樹
脂固定リング ｘ……自動車ボデイパネル ｙ……インレツトパイプ挿入孔
Claims (1)
- 【請求項１】金属リテーナー１の頂部内面にＯリング４
を装着するとともに、該金属製リテーナー１の外周面に
樹脂製リング５を嵌着し、該樹脂製リング５の上面と前
記頂部内面で前記Ｏリング４を挟持し、前記樹脂製リン
グ５の下面の溶接面７に樹脂インレツトパイプ本体８の
上端面９を面溶接により接合したことを特徴とする樹脂
製インレツトパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989068240U JPH0733028Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 樹脂製インレットパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989068240U JPH0733028Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 樹脂製インレットパイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH037589U JPH037589U (ja) | 1991-01-24 |
| JPH0733028Y2 true JPH0733028Y2 (ja) | 1995-07-31 |
Family
ID=31602503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989068240U Expired - Lifetime JPH0733028Y2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 樹脂製インレットパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733028Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005003735B4 (de) * | 2005-01-26 | 2008-04-03 | Cerbomed Gmbh | Vorrichtung zur transkutanen Stimulation eines Nervs des menschlichen Körpers |
| JP6277969B2 (ja) * | 2014-05-28 | 2018-02-14 | 豊田合成株式会社 | 給油装置 |
| KR102156730B1 (ko) * | 2019-03-13 | 2020-09-16 | 고려대학교 산학협력단 | 복합 자극 장치 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2572059B2 (ja) * | 1987-03-31 | 1997-01-16 | 山川工業株式会社 | 自動車用燃料注入パイプ等における燃料注入口構造 |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1989068240U patent/JPH0733028Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH037589U (ja) | 1991-01-24 |
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