JPH05304892A - 果汁入りチョコレート - Google Patents

果汁入りチョコレート

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Publication number
JPH05304892A
JPH05304892A JP13192692A JP13192692A JPH05304892A JP H05304892 A JPH05304892 A JP H05304892A JP 13192692 A JP13192692 A JP 13192692A JP 13192692 A JP13192692 A JP 13192692A JP H05304892 A JPH05304892 A JP H05304892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fruit juice
chocolate
powder
fruit
juice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13192692A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Haneki
貴志 羽木
Toshihiro Ito
俊宏 伊藤
Yumi Sakakura
由美 阪倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Kagaku KK
Original Assignee
Taiyo Kagaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Kagaku KK filed Critical Taiyo Kagaku KK
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Publication of JPH05304892A publication Critical patent/JPH05304892A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/30Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor
    • A23G1/32Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G1/48Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing plants or parts thereof, e.g. fruits, seeds, extracts

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 風味が良く、なめらかな食感を持つ果汁入り
チョコレートを得る。 【構成】 水溶性食物繊維を含有させた後、噴霧乾燥し
て得られる果汁粉末をチョコレートの製造時に配合する
ことにより、風味が良く、なめらかな食感を持つ果汁入
りチョコレートを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は果汁入りチョコレートに
関する。詳しくは、水溶性食物繊維を含有させた後、噴
霧乾燥法により製造された果汁粉末を配合して製造する
ことを特徴とするチョコレートに関する。
【0002】
【従来の技術】チョコレートは、その製造時に含水量の
高いものを配合すると、成形,固化できず、果汁を配合
することは困難であった。そのため、従来より、果汁分
をチョコレートに配合するときには、果実またはそのピ
ューレを凍結乾燥法やドラム乾燥法等の方法により乾燥
してから粉砕した粉末を配合している。
【0003】しかし、これらの方法で得られた粉末を配
合したチョコレートにおいては、粉末の粒が大きく油脂
成分と均一に混合し難いため、チョコレート特有のなめ
らかさがなく、ざらついた食感となるという問題があっ
た。さらに、これらの方法で得られた果実粉末は吸湿性
が高く、貯蔵安定性が悪いものであり、チョコレートの
製造においてその取扱いが困難なものであった。また、
ドラム乾燥法で得られた果実粉末は乾燥時に熱がかかる
ため、風味が損なわれたものになる。
【0004】これらの方法で得られた果実粉末の取扱い
上の問題点を解決する方法として、乾燥果実、糖漬果実
等にカカオマス等の油脂含有食品或いは油脂を加えて、
凍結粉砕する事により微粉砕物とする方法(特告昭59
−15611)があるが、この発明で使用される乾燥リ
ンゴ,デーツ,干しブドウ等の乾燥果実や糖漬果実は、
その乾燥工程で味が変化し、生と同じ水分に戻したとき
においても、生の果実とは異なる味となり、フレッシュ
感の欠けたものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の如く
取扱いが困難であり、食感の悪くなる果実粉末または、
フレッシュ感に欠ける乾燥果実粉砕物を、吸湿性が低
く、取扱いの簡便な、フレッシュ感のある果汁粉末に変
更することにより、食感、味共に良い果汁入りチョコレ
ートを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、果物の風
味を持つチョコレートについて鋭意研究した結果、チョ
コレートを製造するときに果汁に水溶性食物繊維を含有
させた後、噴霧乾燥法により製造された果汁粉末を配合
することにより、上述の課題が解決できることを見い出
し本発明を完成した。以下本発明を詳述する。
【0007】本発明の果汁粉末は、果物を搾汁して得ら
れる不溶性成分を含有しない果汁に粉末化基材を混合し
て噴霧乾燥して得られる。
【0008】本発明の果汁粉末に使用する果汁とは、ス
トロベリー,グレープ,オレンジ,アップル,レモン,
グレープフルーツ等の通常市販されている全ての果物の
果汁を指し、その製造法については特に限定するもので
はない。また、必要に応じて濃縮した形態でも良く、さ
らに各原料を任意に混合して用いても良い。なお、濃縮
果汁製造時の濃縮方法としては、風味を損ねる原因とな
る加熱や減圧を行わずに濃縮できる凍結濃縮法を用いる
ことが望ましい。
【0009】本発明の果汁粉末に使用する粉末化基材と
しては、従来より使用されているデキストリン,サイク
ロデキストリンの他に、水溶性食物繊維を粉末化基材の
5〜100 重量%使用することにより、吸湿性の少ない取
扱いの簡便な果汁粉末が得られる。
【0010】水溶性食物繊維の果汁への含有量は、果汁
粉末の安定性,流動性の点で果汁固形分の10重量%以上
となるように加えるのが望ましい。上限には特に規制は
ないが、果汁成分の含有量の低下あるいは添加に対する
効果面での改善が伴わない等の欠点が生じる。
【0011】果汁粉末に水溶性食物繊維を含有させる方
法は噴霧乾燥法が良く、他の乾燥法として凍結乾燥後粉
砕して得る方法が考えられるが、コストが高くなるため
経済的でない。
【0012】ここでいう水溶性食物繊維とはグァーガ
ム,ローカストビーンガム,タラガムの各分解物および
プルランを指し、これらのうち1種または2種以上の混
合物が使用できる。
【0013】水溶性食物繊維の分解率の上限は食物繊維
の定義に適合する方法、即ち酵素重量法にて測定した場
合、食物繊維として定量される範中にあるものを指し、
下限については5重量%水溶液の粘度がB型粘度計25
℃,30rpm の条件で100cps以下好ましくは50 cps以下の
ものを指す。粘度が高い場合にはチョコレートを製造し
たときにその食感を悪くするするため使用しがたい。
【0014】本発明に使用する果汁粉末の果汁含有量
は、10〜90重量%、好ましくは、25〜50重量%が望まし
く、果汁含有量が少ない場合は、風味を出すためにはチ
ョコレートへの配合量が多くなりすぎ、果汁含有量が多
い場合は、得られた果汁粉末の吸湿性が高くなるため好
ましくない。
【0015】本発明に使用する果汁粉末は、噴霧乾燥に
より得られた吸湿性の低い粉末であるため、従来よりチ
ョコレートの製造時に配合されている全脂粉乳や脱脂粉
乳などと同じ取扱いをすれば良く、凍結乾燥によって得
られた果実粉末などのように特に吸湿についての管理を
必要としない。
【0016】また、本工程によれば、果汁にほとんど熱
をかけずに粉末化されるので、フレッシュ感のある果汁
粉末を得ることができる。
【0017】したがって、本発明における果汁粉末の使
用方法としては、従来のチョコレートの処方で全脂粉乳
や脱脂粉乳を果汁粉末に一部置き換えるだけで、その他
の工程等の変更はしなくても良い。
【0018】なお、基本とするチョコレートの処方は果
汁の風味のあらわれやすいホワイトチョコレートが望ま
しい。
【0019】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、これによって限定されるものではない。なお、
実施例中の%は特記しない限り重量%を示し、cps は5
%水溶液をB型粘度計にて25℃,30rpm の条件で測定し
た値を示す。
【0020】
【実施例】
実施例1 1/5濃縮ストロベリー果汁(固形分35%)100 部にグ
ァーガム分解物溶液X(固形分20%)150 部及びデキス
トリン35部を混合溶解し、常法により噴霧乾燥してスト
ロベリー果汁粉末92部(収率92%)を得た。尚、本実施
例で使用したグァーガム分解物溶液Xは次の方法で調製
した。
【0021】[グァーガム分解物溶液Xの調製]水900
部にクエン酸を加えてpHを3.0 に調整した。これにAs
perugillus属の生産するガラクトマンナナーゼ0.2 部と
グァーガム粉末100 部を添加混合して40〜45℃で24時間
酵素を作用させた。反応後90℃,15分間加熱して酵素を
失活させた。そして、濾過分離して不純物を除いて得ら
れた透明な溶液を減圧濃縮し、グァーガム分解物溶液X
(固形分20%)340 部を得た。この溶液の固形分中の水
溶性食物繊維含有量(酵素重量法による)は90%, 5%
水溶液の粘度は42 cpsであった。
【0022】実施例2 1/6濃縮グレープ果汁(固形分66%)50部にグァーガ
ム分解物溶液X(固形分20%)200 部及びデキストリン
24部を混合溶解し、常法により噴霧乾燥して混合グレー
プ果汁粉末91部(収率91%)を得た。
【0023】実施例3 実施例1及び2において得られた果汁粉末を配合して、
以下に示す処方で従来と同様の製法により果汁入りチョ
コレートを作成した。
【0024】 ストロベリー グレープ チョコレート チョコレート ストロベリー果汁粉末(実施例1) 10 − グレープ果汁粉末 (実施例2) − 8 全脂粉乳 8 8 脱脂粉乳 6 6 砂糖 45 47 ハードバター 31 31 乳化剤 0.4 0.4
【0025】得られたチョコレートを試食した結果、ス
トロベリーチョコレート,グレープチョコレートとも
に、風味,食感ともに非常によいものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明により得られた果汁粉末を含有す
るチョコレートは風味が良く、なめらかな食感である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造する工程において、果汁粉末を配合
    すること特徴とするチョコレート。
  2. 【請求項2】 使用する果汁粉末が、水溶性食物繊維を
    含有させた後、噴霧乾燥法により製造されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載のチョコレート。
  3. 【請求項3】 水溶性食物繊維がグァーガム,ローカス
    トビーンガム,タラガムの各分解物の群から選ばれた水
    溶性食物繊維の1種または2種以上を含む請求項2記載
    のチョコレート。
JP13192692A 1992-04-24 1992-04-24 果汁入りチョコレート Pending JPH05304892A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009027039A1 (en) * 2007-08-24 2009-03-05 Barry Callebaut Ag Process and confectionery product produced thereby
GB2468692A (en) * 2009-03-19 2010-09-22 Albert Zumbe Process and recipe for the manufacture of fruit chocolate
JP2012100601A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Tanizawa Kaki Kogyo Kk 食品の加工方法およびその加工システム

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WO2009027039A1 (en) * 2007-08-24 2009-03-05 Barry Callebaut Ag Process and confectionery product produced thereby
GB2468692A (en) * 2009-03-19 2010-09-22 Albert Zumbe Process and recipe for the manufacture of fruit chocolate
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